アニメのあらすじや感想、考察日記がメインです。僻地住まいなのでアニメ視聴はたいていニコニコ動画とかのネット配信です。ラノベやマンガの感想も。あらすじや感想はネタバレへの配慮は無いので注意してください。人名や団体名などは敬称略です。いちいち複数のブログを管理するのが手間になってきたので、別の複数のブログで書いていた過去の記事を統合しました。折を見て元のブログは全て削除しました。

アニメ視聴記 あらすじと感想

アニメ僕だけがいない街第12話「宝物」感想

投稿日:2016年3月25日 更新日:

僕だけがいない街第12話「宝物」は八代VS悟の結末。
期待してたよりは、あっさりな終わり方だった。

冒頭で前話の雛月との再会シーンがあったけど、
悟が記憶を取り戻したのは、雛月の赤ちゃんが泣いたのがきっかけだったみたい。
原作だときっかけはアイリで、アニメは雛月と改変してる。
雛月との再会シーン自体は前話にもあったけど、記憶の下りは省かれていた。
前話を見直したけど、悟が急に疲れたような様子になったのが思い出した時。

前半は、記憶を取り戻したことをケンヤやヒロミと話している回想シーンだった。
前話で記憶を取り戻したシーンを描かず、西園を挑発したのは、引きを作る為だった。

それから西園は15年前の事件について自白。
ここで悟は携帯電話を通話状態にして、誰かに聞かせていたらしいけど、
西園はそれを予見して電話を取り上げていた。
しかし悟にとっては、電話がバレることも予想済みっぽい雰囲気だった。
もしかしてICレコーダーを隠し持ってるのかなと思ったけど、何の描写も無かった。
西園がクミに筋弛緩剤を盛って、それを悟の仕業に見せかけることすら読んでいた感じ。
これは読んでたと言うよりも、ケンヤやヒロミが見張ってたのかもねえ。
これも前話を見直すと、クミの病室に置きっ放しにした電話と西園が取り上げたのは同じ電話に見えた。
つまり、西園がクミの病室に放置した悟の電話を回収し、悟のポケットに隠し持ってたことになる。

西園は悟に言われた「お前の未来を知ってるぞ」という言葉の真意を知りたく、悟を生かしていたらしい。
これが第10話の伏線回収。
しかし、西園がクミを殺そうとしていることを悟は読めなかったと思い込んで、未来を知ってるとは嘘だったと判断していた。
悟はそんな西園の深層心理を読んで、西園の唯一の理解者だと訴えてたけど、
原作も同じ展開かは未読なのでわからない。

悟が屋上から飛び降りようとすると、西園は自分を助けるとすら読んでた感じ。
西園はその際に、なぜ悟が不自然に後ろ向きに落ちようとしたのか気づいてなかった。
それは地上のエアークッションに背中から着地する為なのだけど。
悟を失いたくない西園にとっては、悟の行動は予想外でテンパってたのかもしれない。

悟が西園を罠にはめるような展開を期待してたけど、
悟が自ら屋上から飛び降りようとしたのと、
クミに筋弛緩剤を盛ろうとした件での殺人未遂の容疑者というだけで、あっさりした結末だった。
あと、OPに出てた「西園に銃で狙われる青年悟」ってカットはただのイメージ映像にすぎなかった。
ああいう展開かと思ってたのだけど。

西園が若い頃にやっていたはずの数々の殺人については、既に時効が成立してるらしいし、
例え西園がそれを自白したとしても、罪には問われないはず。
この辺はどうも煮え切らないけど、証拠なんて残ってないだろうし、しょうがないのかな。

悟が西園に「本当の先生を知ってるのは僕だけ」と告げた際に、
西園の心境としては、意識不明の悟に髭剃りまでやってたことすら悟は見透かしているかのように感じたようにも見える。
そうじゃないと、八代時代に悟の介護をしてた回想を入れる意味がなさ過ぎるので。

西園が水面に写った自分の頭上の蜘蛛の糸が切れたのを見たのは、
自分の命運が尽きたことを悟ったって意味なんですかね。
これを入れる為に雨が降ってたことにしたのでしょうね。

ラストシーンでは、なぜかアイリと橋の下で再会してた。
原作だと第7巻時点でアイリを巻き込まない為に去ってるので、
これはアニメのオリ要素かなって印象。
なぜ初対面のアイリが悟に親しそうに話しかけるのかは謎。
アイリは元々そういう性格なのかな。
悟がカメラマンみたいに両手でファインダーを作ってたので、親近感を持ったんですかね。

悟の足下を青い蝶が飛んでたのはリバイバルの兆候にも見えたけど、
リバイバルはもう起きなくなってたのと、
その蝶を追ってアイリの姿に気づいたので、
運命が変わる象徴みたいな意味なんですかね。

そう言えば、悟の声は棒読み感が無くなってた。
やっぱり棒読みはそういう演技だったのでしょうね。
無気力的な青年という感じで。

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村

ショートリンク

-アニメ僕だけがいない街 感想, 僕だけがいない街 感想と考察

Copyright© アニメ視聴記 あらすじと感想 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.