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アニメ視聴記 あらすじと感想

氷菓第9話「古丘廃村殺人事件」感想

投稿日:2016年7月27日 更新日:

氷菓第9話「古丘廃村殺人事件」は、
未完の自主製作映画の犯人探しパート。
前後編かと思ったら結末はまだで、中編だった。
中城、羽場、沢木口の3人の探偵役候補からそれぞれの推理を聞くだけの話。

えるが持ってきた、きついウィスキーボンボンは何の意味があったんだろう……。
える以外は味のきつさに1個だけ食べて終わり。
えるだけは何個も食べて、酔ってダウンしていた。
急性アルコール中毒はさすがに無いだろうけど。


探偵役候補の3人から聞いた推理の手がかりは以下の通り。

脚本を書いた本郷は体が弱く、
学校を休みがちで、倒れた後の容態もよろしくない。

本郷から誰が犯人か聞いてない。

本郷は鴻巣に「がんばれ」と言っていた。

海藤の死に様(腕の切断)は小道具班のアドリブだった。
本郷は血糊を少ししか指示してなかった。

現場は部屋の奥に荷物が積まれて通行不可となっていた。
本郷は下見に行ったので、その現場の状況を把握していた。

窓の外には夏草が生えていたので、
犯人が窓から逃げた場合、夏草が踏まれて痕が残る。
しかし本郷が下見に行ったのは夏草が生える前なので、
夏草を知らなかった可能性があり、
窓を犯人の逃走経路と想定していたかもしれない(中城)。
窓から出入りする場合、人に見られるリスクが高すぎるので、
犯人が逃走経路に選ぶ可能性は低い(奉太郎の推理)。

本郷のメモに既存の探偵小説の作品名に変った印が付いていた。
使えそうなネタをピックアップしていただけ(奉太郎)。

海藤が現場の探索(その鍵)を選んだのは偶然。

事務室には誰にも気づかれずに入れない。
マスターキーを事務室に戻すには、誰かに気づかれる。
つまり犯人はマスターキーを使っていない。

現場の廊下も誰にも気づかれずに入れない。

本郷は小道具班に丈夫なロープ(ザイル)を用意させていた。

鴻巣は登山部だった。
鴻巣がザイルで上階から降りて窓を開けて侵入した(羽場)。

実際の映像では窓の立て付けが悪く、ザイルで吊られた状態で窓の開け閉めは不可能(奉太郎)。

本郷が脚本担当になったのは他薦。
ミステリを題材にしたのも多数決。

本郷は怪人が次々に殺人を繰り返す、ホラー映画を作るつもりだった(沢木口)。

本郷が後半でホラー展開を考えていたのなら、
血糊を少ししか用意しないはずがない(奉太郎)。


以上の手がかりから言えるのは、
窓もダメで部屋の奥の廊下は荷物が積まれていたのだから、
残る可能性は、本当は密室じゃ無かった説かと。
扉に鍵がかかっているとアピールしたのは勝田なので、勝田が犯人。

殺害方法は小道具班の暴走で、本郷の意図とは異なるはず。
指示していた血糊が少量なら、外傷による出血多量では無い。
かと言って、毒殺なら血は不要のはず。
少量の血が出る殺す方法として、
少量の出血を伴う程度の力で頭を殴り、
気絶後に絞殺した可能性が高い。
丈夫なロープを用意させたのも、絞殺臭い。
絞殺だと痕が残るけど、映画では死体の検死をやってない。

ラストシーンは入須が奉太郎を待ち伏せていて、
一緒に茶をしようと誘うカットだった。
入須の狙いは、奉太郎がどこまで真相に勘づいたのか探る為に見える。
つまり、本当は犯人を推理させたいのでは無く、何か別の目的がありそう。
やっぱり、未完の脚本の辻褄合わせを、
奉太郎にやらせるのが狙いじゃないかな……。
入須の送信メールの相手が本郷なら、本郷に犯人を直接聞けばいいわけで。
本郷の容態が良くないのはフェイク。

または、ここまでの奉太郎達のリアクションを盗撮して、
それを含めて映画の完成となる計画とか?

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