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アニメ視聴記 あらすじと感想

新アニメ版キノの旅第7話「歴史のある国」は腐敗した警察国家だった

投稿日:2017年11月26日 更新日:

新アニメ版キノの旅第7話「歴史のある国」は、キノの師匠の回想だった。
今回はキノがエルメスに昔話を聞かせるという体だった。
どうも旧アニメ版ではやらなかったエピソードを採用してるっぽいですね。

アバンはキノが師匠の背後を取って銃を向けると
師匠はいつの間にかいなくなり、
逆にキノが銃を向けられていたというシーン。
師匠は初老の女だった。
これはキノの訓練の一貫として行っていたらしい。

本編はかつて師匠が若い男を弟子として旅していた話で、セピア色になってた。
とある警察国家に入国したら弟子が違法薬物所持で逮捕されていた。
師匠は始めは見捨てて出国するつもりだったのか、
そのフリをしてたのかはわからないけど、
結局は国に戻って弟子を脱獄させた。
男の持ち物には暗殺用の毒やらパースエイダーやらがあった。
弟子になる前はそういう稼業をやってたんでしょうね。

そのまま出国するのかと思ったら、わざと時計塔に立てこもって暴れていた。
コメントでも言ってたけど、ボニーとクライドっぽい話だった。

牢屋で再会すると男は「来ると思ってた」と平然と返答。
となると、その前の面会シーンで号泣してたのは演技。
そこで金貨434枚もしたと訴えていたのはカバンの暗証番号だったし。
コメントでは「警察が男の有り金を没収した」と聞いて師匠が怒ったと言ってたけど、
私は最初から報復するつもりだったんじゃないかなと思う。
この時の目つきは確かに報復を密かに決意したキノの表情に似てたけどね。

時計塔はこの国では全ての労働者を管理していた。
それで時計塔が動かないと国の経済が成り立たず、
政府は徐々に折れて出国するよう懇願するに至った。
始めは居丈高だったのに最後は下手に出てたw

この国には師匠達が持ってたパースエイダーに匹敵する銃器は存在しない様子で、
それはスナイパーライフル同然の威力があって、
師匠達は一方的に警官達を狙撃しまくってた。
ただし1人も殺さず、膝や脛を撃ってたらしい。
殺さないとは言え、障害が残るレベル。
それで警官達は自分も障害者になりたくないので、師匠達を恐れるようになった様子。

ラストはキノがその国に到着したエピソード。
そこにはかつて2人の「勇者」を祀った石碑があった。
これがキノの師匠と弟子の事。
石碑の由来を説明していた爺さんの足もまた膝を痛めていた。
「膝に矢を撃たれてな」とSkyrimのネタの弾幕が流れていたw
つまり、かつて師匠達に足を撃たれた警官って事。

石碑には「腐敗した政府を師匠達が糾した」と語られていた。
これが「歴史のある国」という副題の意味。
これくらいしか石碑は無さそうで、
たぶん師匠達が来る前の歴史は闇に葬ったんでしょうね。
恐らく歴史が後世に伝わると都合が悪い連中が、そのまま権力を維持する為。
爺さんの説明も「師匠達(勇者)が去った後に政府上層部は改心した」と言ってたので。

となると、どうも国民は警察の不正を知ってて我慢してたっぽい。
なので、時計塔に立て籠もる師匠の物資の買い漁りに暗に協力的だったんでしょうね。
師匠が何をする気なのか薄々わかってたはず。
立て籠もりのTV放送もあって、警官隊の動きが丸わかりだったけど、
これも師匠達を暗に支援するのが狙いでしょうね。
別にTV局がマヌケという話ではないと思う。

国を去る際にエルメスが「師匠がまた来たらどうする」と話すと、
なぜかキノは急に狼狽して後ろを振り返っていた。
よほどトラウマになる経験があったらしいね。
恐らくキノの師匠ならエルメスの軽口を本当に実行する性格なのかもねえ。

アンケートは「とても良かった」が91.3%で、「まあまあ良かった」が5.2%だった。
新アニメ版キノの旅第7話アンケート
計96.5%が「良かった」。
どのエピソードも安定して高いねえ。
特に今回は師匠のエピソードだったのもあるだろうけど。

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