アニメのあらすじや感想、考察日記がメインです。僻地住まいなのでアニメ視聴はたいていニコニコ動画とかのネット配信です。ラノベやマンガの感想も。あらすじや感想はネタバレへの配慮は無いので注意してください。人名や団体名などは敬称略です。いちいち複数のブログを管理するのが手間になってきたので、別の複数のブログで書いていた過去の記事を統合しました。折を見て元のブログは全て削除しました。

アニメ視聴記 あらすじと感想

BLAME全巻の感想

投稿日:2017年2月4日 更新日:

BLAME全巻を読了したんで感想。
楽天koboやhontoのクーポン利用で時間をかけて少しずつ読んでた。

シドニアの騎士が面白かったので同じ作者の有名作って事で読んでみた。
かなり作風が違ってた。

「1回読んだだけではわからない」という評判はその通りだった。
感想は自分が物語世界を理解する目的も交えての物で、
間違っていたり、憶測以上の物はありません。

世界観はだいぶ後から断片的にわかるけど、
太陽系サイズの巨大構造物が舞台。
と言っても、構造物と別の構造物が広大な空間内でパイプを介して繋がり、
全体で太陽系サイズになってるだけ。

他人の頭部にケーブルをつなげて記憶を読み取る攻殻機動隊的な技術もある。
というか、攻殻よりも遙か遠未来らしい。

巨大構造物は「建設者」と呼ばれるロボットが暴走し、
3000年かけて自動的に作り上げ、まだ無節操に作り続けているという設定。

主人公・霧亥(キリイ)は「ネット端末遺伝子」を探してるけど、
これは最後まで見つからずじまいだった。

ネット端末遺伝子とはネットスフィアにアクセスできる認証鍵のようなもの。
人類はネット端末遺伝子を持たないのか、遺伝子が汚染されてしまい、
ネットスフィアから排除されている。

ネットスフィアとは情報空間の事。
巨大構造物の方は「基底現実」と呼ばれている。

霧亥は孤独な旅を続けている設定で、
殆どしゃべらず、1巻辺りの台詞はせいぜい10個くらい。
この為、無言で話が進むシーンが多い。

作中舞台は「メガストラクチャー」と呼ばれ、
管理者である「セーフガード」が人間を抹殺してる
それはネット端末遺伝子を持たない「異物」だから。
ただし「統治者」は人間との接触を望んでる
人間がネット端末遺伝子を持てば、
ネットスフィアに認められて「異物」ではなくなる。
セーフガードは元はネットスフィアを保護する組織だったけど、
今では統治者の管理外の存在となって暴走してる

アクションシーンはしばしば意味がわかりづらかった。
キャラの位置関係とかコマの前後のつながりとか。
キャラが突然首を切られてたりするので。

BLAME第1巻の感想

BLAME第1巻は、霧亥が少年を連れてるけど、怪しげな男に嗅ぎつけられ、
短銃のような「重力子放射線射出装置」で男を殺すシーンから始まる。

その後は「珪素生物」に少年を奪われてしまう。
少年は遺伝子が汚染されてない(らしい)。
珪素生物はメガストラクチャーが今のままカオスであって欲しいので、
ネット端末遺伝子を持つ可能性がある人間を「汚染」し、カオスの解消を阻止していた。

霧亥は、統治局に使役する元セーフガードだった。
というかセーフガードの前身組織の者で、既に数百年~数千年も旅をしてるっぽい。
どうやら統治局からの命でネット端末遺伝子を探しに旅に出たらしいけど、
その事を霧亥本人も既に覚えておらず、
その経緯は全く描かれず、断片的な描写から推測できるだけ。
普通の人間ではないので、戦いで負傷しても驚異的な回復力をみせる。

これらはだいぶ後でわかる設定で、第1巻の範囲では何もわからない。
霧亥が少年を奪還し、女性に少年を渡すだけ。
ただし少年は既に遺伝子が汚染されていた。
この少年にネット端末遺伝子があったかは定かで無い。

霧亥はセーフガードらしき子供のような人間と出会うけど、
そこに近くの住人が現れていきなり子供を射殺。
霧亥は「ただの人間」と判断されて殺されなかったけど、
霧亥もセーフガードだと疑う奴が霧亥の持ち物を勝手に投げ捨ててた。
そして重力子放射線射出装置をも取り上げようとしたら、
死んだと思われた子供が生きていて、次々に人間を殺害。
セーフガードは霧亥を仲間と認識しているようで、霧亥を無視して上層へ去った。

以上がLog4だけど、次のLog5では上層にいた人間達が抹殺されてた。
抹殺の描写はなく、事後に構造物が破壊され死体だらけの階層を霧亥が目撃っていう描き方。
画像左がLog4のラストカットで、右がLog5の同じ場所。
Blame第1巻Log4とLog5の比較
霧亥はそこで瀕死の人間を助けて、上層の仲間の集落に向かう。
この瀕死の人間は集落に着く手前で既に死んでいた。

中間は珪素生物の胎児工場をそれと知らずに爆破。
次に珪素生物と偶然遭遇し、戦いになる。
霧亥は言わなくてもいいのに「お前らの胎児を生産してる場所を壊した」と言ってしまう。
挑発が狙いとしか思えないけど、霧亥の表情は冷静で、世間話でもしてるよう。
戦いは急にその場が崩壊し、逃げる霧亥は足を滑らせ、
下水管のような物から建物の外に出てしまう。
この崩壊の理由も何もわからないまま。
霧亥の重力子放射線射出装置の発射に呼応して崩壊したように見える。

後半は「ヤキ」という女性の治療者だと霧亥が勘違いされる話。
ヤキはたぶん既に死んでたけど、相棒の男は生きている体で話していた。
でも実は死んでると初めから気付いてたらしい。

ここでは霧亥が誰かから貰った端末で、建設者を停止させるシーンがある。
でもこの端末はここにしか登場せず、
以降は霧亥が建設者に関わる事すら無い。

BLAME第2巻の感想

BLAME第2巻は、塊都の生電社のシボという科学者がヒロインとして登場。
以降は離れる事もあるけど、基本は霧亥と一緒に旅をする。

ここで普通に人が生活してる集落に着いてる。
霧亥が実は子どもに見えるくらいに小さいとわかる。
珪素生物が大きいのかと思ってたら違った。

「原人」という言葉も登場するけど、ここ以降は全く登場しないので、
原人とは何のことか分からずじまい。

乾人(かんど)という人種も登場する。
額に第3の眼がある。
霧亥は乾人の子どもを助けるけど、
乾人は霧亥を威嚇し、立ち去る。
その後、荷運びの乗り物に同乗していると、乾人の襲撃を受けて霧亥は応戦。
でも乾人は積み荷の誘拐された乾人を助けようとしてただけ。
それらは生電社が行っている臓器移植用だったらしい。
霧亥は目的地に着いてその事を知り、
辺りの物を重力子放射線射出装置でぶっ壊すのだけど、
衛兵のような者がその軌道を反発する力で反らしてた。

霧亥はミイラ化しても生きている女・シボを発見し、生電社の「頭取」を始末。
ここで衛兵が霧亥に放ったビームを重力子放射線射出装置の反発力で反らす描写がある。
と言うことは、衛兵のビームも重力子放射線射出装置と同じ物のはず。

霧亥は生電社にネット端末遺伝子があると思ってた様子だけど、
シボはここには無いと断言。
実はかつてシボは、ネット端末遺伝子を合成した事がある。
その回想でネットスフィアにアクセスしてるけど、
直後にセーフガードに逆探知のような事をされて、
実験室は破壊されシボも死んだらしい。
ネットスフィアで起った事は現実の肉体にもフィードバックするように見えた。
例えば腕を切断されると現実の腕も切断される。
ただしバックアップデータからシボは再生された。

シボはメガストラクチャーの境界を重力子放射線射出装置で破壊し、
メガストラクチャーの外へ行けば端末遺伝子があると主張。
これは嘘かなと思ったけど、その後ずっと霧亥と旅をするので本当にそう思っていたはず。
ここで統治局から「代理構成体」が送られ、
統治局も人間とコンタクトを取りたがってるとわかる。
最終的に人類はネットスフィアにアクセスするのかなと思ってたら、
第10巻で打ち切りエンドのようにぶつ切りで終わってしまう。

ラストはセーフガードに追われつつ、
重力子放射線射出装置でメガストラクチャーに穴を開けて、脱出するシーンで引き。

BLAME第3巻の感想

BLAME第3巻は、シボがいたメガストラクチャーの上層のメガストラクチャーの話。

新しい層に着くとセーフガードが襲撃。
しかもセーフガードは霧亥のとそっくりな形状の重力子放射線射出装置を放ってた。
これが霧亥がセーフガードと関係がある伏線の1つ。

この層には統治局が直接干渉できるらしく、統治局の者がいた。
中央の円筒型の領域に人間が住んでいて、
「誰かが端末遺伝子を持っているはずだ」と。
しかしこれは当てが外れる。
誰も端末遺伝子なんか持ってなかった。

シーンは飛んで統治局が言ってた円筒型の構造体の手前の話となり、
統治局が言ってた座標は実際の位置とはズレていた模様。
そこでサナカンという女性と出会うのだけど、
正体は実はセーフガードだった。

円筒型の領域は東亜重工が作ったらしい。
この東亜重工は作中に何度も登場するし、
シドニアの騎士にも東亜重工が登場する。
一種のスターシステムらしいけど、
同じ世界観の遠未来か太古の話かもしれない。

統治局が言う集落の人間とは植民者だったらしい。
シドニアと世界観が同じなら、遙か太古の時代にこの宙域に来た人類の末裔かもね。
長い間、円筒型の構造体から離れてすごし、誰も植民の意味を知る者はいなかった。
となると、円筒型の構造体は宇宙船かもしれない。
内部には重力制御装置があるようで、
重力の方向が変化してたけど、
これも宇宙船内の重力制御を連想させる。

霧亥は網膜に写る表示の意味がわかるようになってた。
この表示は霧亥の台詞だけ第1巻からあった。
意味がわかったのは冒頭で襲撃されたセーフガードから、
微小構成体を注入されたのが原因。

セーフガードはどうも霧亥を故障したセーフガードと思ったらしい。
それで微小構成体を注入し、故障を直そうとした。
でも動かなくなった霧亥を蹴っ飛ばして下層へ落としたので、
修理が失敗したと判断したのかもね。
このセーフガードは霧亥の重力子放射線射出装置を奪わず放置していた。
セーフガードにとってはザラに存在する銃っぽい。
それに、発射の際に強力なリコイルが発生するので、
セーフガードじゃないと撃てないのかもね。
だから、銃が誰かに拾われてもどうせ使えないから放置したのかも。

このセーフガードは他と違い、自我がある様子だった。
衣装が黒づくめで、霧亥もサナカンも黒づくめで共通。
サナカンは上位セーフガードと判明するけど、
たぶん霧亥を直したのも上位セーフガード。

霧亥がサナカンを見ると網膜に「セーフガード」と表示されていた。
サナカンは霧亥が機能を回復したと察し、周囲の人間を殺し、
あるいはセーフガードに変化させて使役してた。
つまりセーフガードは元は人間の可能性が高い。
でもただの物質から生まれる事もあるようで、人間の体を材料として使っただけかも。

サナカンは人間にやられて一時撤退するけど、
大型のセーフガード「大嚢王」の重力子放射線射出装置で消去しようとする。
この大嚢王は冒頭で登場した上位セーフガードの乗り物のようなもの。
外観がH.R.ギーガーのエイリアンに似てる。

シボは近くにいた建設者を操って大嚢王に抵抗。
でも霧亥の脳とリンクして建設者を操る言語を転送した際に、
シボの脳が不調になっており、途中で気絶してしまう。

サナカンは霧亥を「登録から外した」と言う。
霧亥が元はセーフガードだった事を示唆してる。

第3巻はここで引き。

BLAME第4巻の感想

BLAME第4巻は、東亜重工の円筒内を探索するエピソード。

前巻で気絶したシボはネットスフィアの予備電子界に偶然アクセスしていた。
そこで統治局の者と遭遇。

電子界は現実世界と時間の進み方が異なり
シボは現実世界では数ナノ秒で死ぬという状況。
シボは統治局の者から聞いてセーフガードの大嚢王を暴走させる。
しかし電子界にもセーフガードが出現し、
統治局とシボは殺されてしまう。

統治局は霧亥を「セーフガード以前の密使」と呼んでいた
その当時はセーフガードは無かったので、
統治局の管理から逃れて暴走し、人間を抹殺してもいない。
そんな時代になぜ霧亥が密使として送られたのか。
これも明かされないまま終わる。

霧亥は「大嚢王」を重力子放射線射出装置のリミッターを解除して撃とうとするけど、
リミッター解除はできなかった。
その直前のシーンで重力子放射線射出装置に何か衝撃があったので、
セーフガードが何かしたらしい。
しかし手近なセーフガードの脳にアクセスし、リミッターを解除。
大嚢王は重力子放射線で上半身を失って墜落。

人間達は多数の死者を出しつつも円筒型の構造体へ逃げ込んでいた。
死んだと思われたシボは、サナカンの体を乗っ取っていた
これもサナカンに何か衝撃が加わる描写がある。

霧亥とシボの意識のサナカンは東亜重工に入ろうとするけど、
セーフガードが何かをして、その入口は閉じてしまう。
霧亥はなぜか上部に別の入口があると察して、2人は円筒の上部へ。
例の周囲の物を自動分析する目かな。
上部に近づくほど、サナカンの意識が強くなり、
シボはサナカンの意識に戻ってしまう。
しかし霧亥がサナカンを東亜重工内へ投げ込むと、サナカンの意識は消滅
東亜重工内はセーフガードを拒絶するシステムがあるらしい。
サナカンの意識が消え、シボの意識が残ったのは、一種の洗脳システムかな。

東亜重工内には電基漁師(人間)が着てたスーツと酷似したスーツがあった。
漁師は元は東亜重工の植民だったから、似てるスーツがあるのは当然。

2人は内部で珪素生物と遭遇し、やられかける。
珪素生物は霧亥の事を「上代からの恨み」と言ってた。
これも最後まで明かされてない。
そこに東亜重工のAIメンサーヴと護衛が現れて、霧亥達をテレポート
テレポートしたのは正確にはメンサーヴではない。
メンサーヴは霧亥達をセーフガードの使者と勘違いしていた。

霧亥達は妖精のような生き物と遭遇。
東亜重工は13の空洞を管理していて、今いるのは第8空洞と知る。
故障したエレベータで第7空洞を目指すけど、なぜかエレベータは崩壊。

BLAME第5巻の感想

BLAME第5巻は、10年後の東亜重工に霧亥が転移される話。

第8空洞に戻った霧亥達は珪素生物の脳をスキャンして、
珪素生物が基底現実をカオスのままにしたい事や、
ネット端末遺伝子を消す為に手当たり次第に人間を殺しているとわかる。

霧亥達は珪素生物に追い詰められたメンサーヴを助けるけど、
霧亥はメンサーヴのテレポートの巻き添えになる。
そこは元の世界の10年後の世界の第4空洞で、
時空が不安定で時々刻々と空間の繋がりがデタラメに変化していた。

また霧亥は異世界のシボと遭遇。
異世界のシボはこの世界に迷い込んでいた。
異世界のシボと霧亥は居住区へ向かい、霧亥宛てのメッセージを読む。
するとホログラフのシボのような物が浮かび上がって、
重力炉の座標を示して消えた。

シボは10年後に霧亥が第4空洞に現れると知ってたらしい。
そして霧亥と合流し、重力炉を重力子放射線射出装置で破壊。
重力炉が起こしていた不安定な時空は一時的に元に戻り、
霧亥とシボは第4空洞から脱出。
異世界のシボは脱出が間に合わずに行方不明。
恐らく第4空洞に取り残されてる。
と思ったら、異世界のシボも転移していた。
ただし死体となって。

脱出した霧亥達はなぜか10年前にメンサーヴと会った時間に戻ってた
メンサーヴは霧亥が転移したのを珪素生物に問われ、
「何の事だ?」と困惑していた。
第4巻でメンサーヴが霧亥を転移させたと思ったのは、
実は未来の東亜重工の重力炉が原因っぽい。
ただし明確な説明や描写は無い。

東亜重工は一方的に統治局との契約を破棄
その結果、統治局は東亜重工に干渉できるようになった。
同時にセーフガードも東亜重工内に潜入可能となり、
内部の人間を殺し始めた。

東亜重工の中央AIは東亜重工を丸ごとどこかへ転移させようとしていた。
転移技術は未完成で、東亜重工を丸ごと転送などできるはずはなく、
霧亥とシボは中央AIを止めに向かう。
しかしシボは迎撃装置に撃たれて下界へ落ちてしまう。

BLAME第6巻の感想

BLAME第6巻は、東亜重工の転移が失敗に終わる話。

霧亥単独でAIの元に向かうと、珪素生物とメンサーヴが対峙していた。
一方、シボは異世界のシボの死体を偶然発見し、体を奪った
そのせいで支配していたサナカンが意識を取り戻し、戦いとなる。
結果は乱入した珪素生物のせいで、2人とも地面に叩きつけられてしまう。

サナカンは上空の中央AIに向けて重力子放射線射出装置を発射。
その発射を察知した霧亥も下向きに重力子放射線射出装置を発射。
霧亥の重力子放射線はサナカンに直撃。
サナカンのはAIに直撃。
その爆発でメンサーヴの護衛「セウ」の仮面が外れるけど、
まるで霧亥のような顔だった。

東亜重工の転移は失敗に終わり、転移先の物質と衝突し、次々に瓦解
住民も消失し、ネット端末遺伝子の有無は分からずじまい。
メンサーヴは霧亥とシボにセウの遺伝情報を提供。
霧亥とシボはその遺伝情報解析の為にデバイスを探す旅に出る。

霧亥達はメガストラクチャーの外殻に着き、
セーフガードのようなロボットの案内でエレベータに乗る。
そこで救難信号を受信し、発信源の傍に科学施設がある事で、発信源に向かう。
その移動時間は最低でも800時間はかかる距離だった。

BLAME第7巻の感想

BLAME第7巻は、2244096時間後の話。
なぜ800時間じゃなかったのか謎。

ドモチェフスキーというアンドロイドのような男が登場。
ドモチェフスキーは珪素生物に襲われ、頭部に棒が刺さって行動停止。
この襲撃者はスチフという名でダフィネルの部下。
ダフィネルらは人間の遺伝情報を利用してネットスフィアに接続しようとしてた。
ドモチェフスキーはダフィネルに人間の遺伝情報を使わせない為に、
臨時のセーフガードとして生み出されていた。
機能停止したドモチェフスキーは駆動系が連れ去って逃走。

霧亥達は虫の襲撃を受け、シボは虫と体組織が融合して体が麻痺
シボを担いで進む霧亥の元に珪素生物が現れるけど、
重力子放射線射出装置であえなく消滅。
更にそこにドモチェフスキーが立ち塞がり、
ドモチェフスキーが撃った銃のエネルギーが霧亥を襲う。
ドモチェフスキーは霧亥をセーフガードから登録削除された個体で、危険と判断していた。

霧亥が気付くとエレベータの中だった。
案内役が言うには非公式メガストラクチャーの外に向かってると。
霧亥は案内役を殺し、エレベータを飛び降りて元の場所へ向かう。

シボはドモチェフスキーに治療を受け、融合してた虫は除去。
シボは重力子放射線射出装置とセウの遺伝子カプセルを取り返し、
ドモチェフスキーの元から脱走。
しかしシボはドモチェフスキーに追いつかれてしまう。
そこにダフィネルの遠隔走査があり、シボの存在に気付かれる。

シボ達は霧亥と合流すべくエレベータへ。
そこにプセルという女の珪素生物が襲撃し、カプセルを奪われてしまう。
シボ達はエレベータに乗り込み難を逃れる。
ドモチェフスキーはカプセルが奪われたと気付いてない様子だった。

BLAME第8巻の感想

BLAME第8巻は、ダフィネルを殺すまでの顛末。
ダフィネルのネットスフィア接続は失敗に終わる。

霧亥は珪素生物のスチフを殺していた
更にプセルと戦っていた所に、シボとドモチェフスキーも合流。
プセルはスティックからエネルギー波を出して攻撃。
霧亥はクラックの向こう側からこちら側へ瞬間移動し、プセルの背後から銃撃。
更にドモチェフスキーの銃撃を受けて死にそうになったプセルは、
全身が霧のようになって逃走。
プセルはどうも普通の珪素生物は異なるように見えるけど、これも何も説明や描写はない。

その後、霧亥達は珪素生物の大量の群れに襲われる。
霧亥は遠隔視で造換塔の位置を把握し、重力子放射線射出装置で破壊。
全ての珪素生物は機能停止し、元の物質に戻る。
この珪素生物は簡易転送体と呼ばれていた
第7巻でシボの体組織と融合した虫と似ていた。

ダフィネルはセウの遺伝情報でネットスフィアに接続
統治局は接続を遅延させる処置しかできなかった。
この辺の描写は川を渡ろうとするダフィネルに、
統治局が川幅を広げるという描き方だった。
基底現実での通信速度を遅らせるという対応だったけど、
ダフィネルはその意味に気付いてなかった。

霧亥達はダフィネルの元に向かうけど、
復活したプセルが霧亥に突進して霧亥は機能停止。
ドモチェフスキーはプセルと戦って相打ち。
プセルは下層へ転落。
あと少しで接続完了というタイミングでドモチェフスキーがダフィネルを殺す。
しかしダフィネルの死の間際にシボがダフィネルの接続を利用し、
レベル9のセーフガードのデータを盗んでいた。
「どうしてもネットスフィアを見たくて」と言ってた。

基底現実ではシボがレベル9のセーフガードに変異
そしてドモチェフスキーを斬首し、意識を取り戻した霧亥はシボを撃つ。
シボはレーザーのような物を霧亥に撃つけど、
それを食らっても霧亥には何も起きなかった。
下層に落下していたプセルがシボを撃ち、霧亥はプセルにとどめ。
その隙にシボは自爆攻撃のような爆発を起こす。
周囲の構造体は広範囲に破壊され、
霧亥は溶岩に包まれて絶命したように見える。
シボは夢遊病者のように彷徨い、その後をサナカンのような者が追ってた。

BLAME第9巻の感想

BLAME第9巻は、霧亥がシボを追いつつも端末遺伝子を探す旅を続ける話。

霧亥は岩塊に埋まってた肉体が再生。
再生中に過去の記憶が一部描かれていた。
それは女の子と犬の映像と、3人のセーフガードらしき人影。
この再生には127460時間58分21秒かかったらしい。

それから重力子放射線射出装置を拾い、なぜかデタラメに乱射。
その際、右腕がもげていたけど、すぐに回復。
その後、手近な端末に接続してエネルギーをを充填していた。

サナカンは統治局の代理構成体となってた。
単に体が似てるだけかもしれないと思ったけど、第10巻でサナカンだとわかる。

シボは建設者に匿われてた。
建設者なのに自我があり、サナカンに嘘をついてシボを隠そうとした。
サナカンは珪素生物に気付いて襲撃をかけるけど逃がしてしまう。
珪素生物はシボを殺そうとしていた。
その銃弾に当たると物質が水膨れするように破裂する。
ギリでサナカンが間に合って救出。
ここで統治局を名乗ってたけど、珪素生物は無視してた。

サナカンはシボの腹の球体を大事なものだと教えてたけど、
そこに珪素生物の狙撃があってサナカンは死亡。
建設者はシボを庇うけど、同様に狙撃される。
珪素生物がシボを奪おうとすると、
蘇生したサナカンが重力子放射線射出装置で迎撃。
更に狙撃者も迎撃していた。

これらは建設者の記憶映像を霧亥が読み取ったもの。
建設者は映像を伝えると機能停止した。

霧亥は建設者の集落に遭遇。
そこは人間がどうやら建設者を作り替えていたらしい。
その人間は既に死んでいた。
ネット端末遺伝子も持ってなかった。
ここで瀕死のセーフガードのような男と出会い、
人格保存パックを受け取ってる。
でも当初は男を無視しようとしたらしい。
どうして気が変わったのかは描かれてない。

霧亥は球状の空間に辿り着く。
空間は直径14万3千キロで、木星の直径と同じ。
元は木星が存在してた領域かもしれない。
この空間を観測していた珪素生物がいたけど、
霧亥は珪素生物という理由で射殺。
無害っぽい人物に見えたけど容赦ないね。

BLAME第10巻の感想

BLAME第10巻は、霧亥がシボと再会し、その球体を譲り受ける結末。

霧亥は球状空間の中央塔に向かい、番人を始末。
番人は謎の信号を霧亥に送って動きを停止させたけど、
殺される直前で霧亥が重力子放射線射出装置を撃って逆襲。
この番人は後述の描写から言って、上位セーフガードかもしれない。

一方、サナカンはシボと旅を続け、珪素生物の迎撃で死亡。
珪素生物は騎士のような姿で、重力子放射線射出装置のビームを曲げていた。
シボは珪素生物に奪われてしまう。
統治局は方針を変更したが、蘇生したサナカンはシボを奪還すると主張し、再び基底現実へ戻った。

霧亥が持ってた人格パックの男は「シボが珪素生物に奪われた」と言いだす。
この情報はセーフガードに伝わったとサナカンの上司が言ってた。
この男がセーフガードの通信を傍受してるのか、
正式なセーフガードなのかは不明。
当人は「勝手に言葉が出てくる」と言ってる。
また、シボの球体で都市を救う方法を発見したと言ってた。
都市を救おうとしてるのは統治局なので、
統治局がこの男の意識というか人格保存デバイスを乗っ取ったように見える。

サナカンは単騎で珪素生物の拠点を襲撃。
前回は反射された重力子放射線射出装置も難なく貫通。
珪素生物を殲滅してシボを奪還。
ここで球体を指して「私たちの子は無事」と言ってた。
そこになぜかセーフガードが現れ、
サナカンの重力子放射線射出装置を破壊。
サナカンの上司がセーフガードの登録も無くなると言ってたけど、そのせいなのか。
でも、このセーフガードはなぜか球体を食おうとしていた
暴走個体なのかもしれない。
シボはともかくサナカンは人間ではないはずなので、
セーフガードに襲われる理由がない。

そこに霧亥の重力子放射線射出装置が直撃。
セーフガードはそれでも死なず、どうも霧亥やサナカンよりも上位らしく、
霧亥の肉体をコントロールして動けなくしてた。
サナカンの左手がかろうじて動き、手首を射出。
手首は霧亥とシボを守るようなバリアになり、
セーフガードの光の攻撃から守ってた。
そして霧亥は重力子放射線射出装置をセーフガードの体に至近距離で直撃させ、
セーフガードは顔だけを残して消滅。

サナカンは今度死んだら本当に消えると言われてたので、消滅したはず。
サナカンのバックアップはもう無いと上司が言ってた。
サナカンの戦いは霧亥が蘇生する12万時間続いてたので、
その間に何度も死んだらしい。
死の間際に「球体を感染の無い場所へ届けるよう」遺言を霧亥に残していた。
感染の無い場所とは「最後のメガストラクチャー」の更に向こう側らしい。
この球体はサナカンとシボの遺伝子で作ったらしい。

シボは人格データが一時保存される電子界にいて、
そこの主らしき存在に自分の事を尋ねていた。
このシボはバックアップから再生されたらしい、最も古いデータのシボ。
シボはここへ来る前に球体を持った霧亥を目撃していた。
主は大昔に起きた都市の汚染を厄災と言ってた

霧亥はずっと旅を続けていた。
霧亥を追う人影がいて、それはつるっぱげの霧亥に似ていた。
この人物も重力子放射線射出装置に似てる銃を持ってた。
霧亥は頭部を撃たれて絶命したけど、
カウンターで追ってた人物も上半身消失。

霧亥の死体は下水のような流れに乗って海か湖へ着いた。
そこは感染の無い場所だったようで、
球体はそこで成長したらしいけど、描写はなし。
前回霧亥が死んだ時は、復活まで12万時間かかってたので、
今回も同じくらいかかってるはず。

最後のページは、霧亥が子どもを連れて重力子放射線射出装置を撃つシーンで終わり。
この子は第1巻冒頭の子だという説もあるらしい。
でもガスマスクのような物を被ってるので、顔はわからない。
この子がネット端末遺伝子を持ってるのなら、ネットスフィアは回復済みのはず。
よって、霧亥が基底現実を旅する必要も無いはず。
ネットスフィアにアクセスできる装置が必要で、
そこへ子どもを連れて行こうとしているのかもしれない。

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