僕だけがいない街第8巻は5月2日発売予定だったけど、
Kindle版がフライングしてたので購入。
僕だけがいない街(8)<僕だけがいない街> (角川コミックス・エース)<僕だけがいない街> (角川コミックス・エース)
八代が捕まるのは既定路線で、対決の場所が変わってたけど、
クミを利用、本命は悟、リバイバルは起きない、
悟が八代の予想外の行動を取る、
などの要所はアニメと同じだった。
あと、最後に雪宿りに高架下でアイリと再会するのも同じ。
原作はアニメではカットされていた八代の後日談もあった。
アニメでは後日談がカットだったから煮え切らない感じが残ってた。
再びリバイバルで八代を出し抜くと思ったのだけど、リバイバルは無かった。
ストレートに八代の行動を予測していただけ。
途中でクミがいなくなった辺りで、リバイバルかなと思ったのだけど……。
リバイバルがこのマンガの特徴のひとつなので、
ラストでもリバイバルを見たかった。
八代は悟母の携帯を盗んでクミちゃんに偽のメールを送って誘導。
でもこれは悟達が読んでいるとわかってる。
八代は読んだ上でそこから自分を悟がどう出し抜くかを期待してた。
でも悟の到着が早すぎたせいか、火を付けて悟と心中しようとしていた。
ここはアニメと違ってる。
アニメは悟が自殺する振りをして屋上から転落し、八代を呆然とさせていた。
でも立って歩けないのは同じ。
原作だと、火を放った吊り橋から逃げるのと消火を兼ねて、
悟が八代にタックルして一緒に下の湖へ飛び込んでいた。
八代はどうも悟の回復具合を把握してなかったらしい。
たぶん八代を出し抜く手の一つとして、
周囲の誰にもケンヤにすらも、
本当は自力で歩けると教えてなかったのだろうと。
ケンヤと会って八代を罠にはめる作戦を話すシーンでも、
悟は松葉杖を持ったままなので。
あと、悟母がスタンプラリーをやった悟に、
「ずいぶん体力がついた」と言ってるのは、
本当は杖無しでも歩ける程に回復していた、という伏線かと。
最終的には悟と心中するつもりだったのか、
予測よりも早く追いつかれたので諦めて心中に変更したのかは不明。
悟の到着に驚いていたのだから、心中までは計画してなかった気がする。
捕まった八代が水面に映った自分の顔を見て、
頭上の蜘蛛の糸が見えなくなって乾いた顔で笑うというのもアニメと共通。
自分の命運が尽きたと悟るシーンなので、
アニメでも雨上がりの水溜まりに八代の顔が映るという改変をしてた。
悟母はやっぱり八代に気づいていた。
でも人違いの可能性を捨てきれなかったらしいので、それを悟にも言わなかった。
八代は悟とケンヤが自分の計画を察知しているとは予想してたけど、
悟母に早々にバレるとは思って無かったみたい。
なぜなら、何の言及も無いので。
悟母の妖怪っぷりを今まで何度も見てきたわけで、何らかの活躍が見たかった。
悟母は真犯人を八代だと推理していたはずなのに、
悟母が変装した八代に気づいてたのなら、自分の携帯を八代に盗まれるのは迂闊すぎる。
盗んだのは車に乗る前と考えないと、悟母がバカに見えてしまう。
でも前巻を見直して、それらしき描写は無かった。
まあ、イベントの用意で忙しかったのだし、
いくらでも自分のバッグから離れる機会はあったのかな。
でも携帯くらい、バッグに入れっぱにせず持ち歩きそうな気もする。
クミが八代の罠として悟の水筒を飲む際に間接キスを意識して顔真っ赤にしてたけど、
クミって悟が好きって設定なんですねえ。
アニメではそんな描写はなかったはず、もう覚えてないけど。
まあ好きじゃないと一緒にイベントに行こうとは思わないか。
八代はクミの恋心も把握して罠として利用したっぽい。
悟の水筒を使ったのは罪を着せる狙いだろうけど、
好きでも無い異性の水筒を女子小学生が口をつけて飲むかなと。
でもクミなら飲むだろうと。
八代逮捕以降の悟は、アニメと同様にマンガ家となっていた。
そして高架下でアイリと再会するのだけど、
原作だと病院でアイリと会ってるので、
ここで親しげに再会しても違和感は無かった。
アニメはアイリの下りをカットしてたので、
手で作ったファインダーを覗く悟に親しみを感じて近づく、
っていう風に改変したんでしょうね。
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