ダンジョン飯第7巻のあらすじと感想 センシのトラウマ

ダンジョン飯第7巻はセンシのトラウマ解消エピソード。

ダンジョン飯 7巻 (HARTA COMIX)
KADOKAWA / エンターブレイン (2019-04-12)

前半はアイスゴーレム討伐

かつてレッドドラゴンに遭遇した空洞に到着。
この階層まで来たのは、島主の求めで扉の紋様を写す為だったらしい。

ライオス達の荷物は食糧以外は殆ど残ってた。
イヅツミがコインをパクろうとしてチルチャックに咎められていた。
それでハーフフットは窃盗罪で片足を切られるのが由来と言い返して、口論してた。

どうもこの空洞が冷気の中心らしく、急に風邪を引いてた。
氷塊の中に魚が埋まってたので、魔法で氷を割ってた。
すると、氷塊が動き出してアイスゴーレムだったと判明。
かつてセンシが排水口に落としたアイスゴーレムの核がここへ流れ着いたらしい。
第6層の冷気はアイスゴーレムの産物っぽいけど、倒した後も冷気はそのままだった。
他にも冷気の元がいる?

ゴーレム戦はイヅツミが活躍。
チルチャックは弓で核の位置を教えただけ。
イヅツミはあっさり飛びかかって核を破壊した。

冷気でイヅツミも風邪引いたので、服を脱いで乾かしつつ温まってた。
「獣が裸になっても喜ぶ奴なんていない」と思いきや、約1名喜ぶ奴がいたw
なのでライオスだけ目隠しされてた。

料理ネタはアイスゴーレムの茶碗蒸しと、焼き魚。
ここでチルチャックがあまった鞄を修繕してイヅツミにあげてた。
たぶん、元はファリンの物。
またチルチャックが口論の原因を作ったのを素直に謝ってた。
イヅツミはそれでパーティに好意を持ったらしい。

バロメッツという羊そっくりの実を付ける植物

イヅツミは魔物(マンドレイク)を食べたくないとゴネてた。
ライオスが説得するけど、ちょうどバロメッツが生えている場所に出た。
その羊の形の実を取ろうとして、同じ実を狙ってた狼の群に囲まれてた。
狼ってか、狼型の魔物?
野生の狼が迷宮に来ても生きていけない気がする。

ライオス達は戦うけど、イヅツミは「犬は臭い」と無視して奥へ進んだ。
マルシルはイヅツミを追ったけど「得意不得意を補うのが仲間」という理屈で言うことを聞かなかった。
……そこではぐれ狼に襲われ、イヅツミは右手を骨折してしまった。
とは言え、マルシルが光魔法を使って眩惑させ、その隙にイヅツミが狼を殺した。

イヅツミ達が戻ると、狼は羊を奪って逃走済み。
ただしバロメッツの未成熟の実を回収していた。
イヅツミが戦ってれば羊の実を食べれたと思う。
初めはイヅツミが率先して羊の実を取ろうとしてたのに、なんであっさり逃亡したんだろう。

それで料理ネタはバロメッツのバロットとなった。
マルシルは「今までとは違う方向で倫理的に無理」と拒否していたw
バロットなので羊の幼体のような実を調理していた。
今度はマルシルが食いたがらなかったけど
イヅツミに「自分は逃れるつもりか」と言われて、どうやら食べたらしい。
イヅツミは普通に美味そうに食っていた。
こんなに美味いとわかれば、次は率先して戦いそうだw

中間は地上に戻ったカプルー達の話

カブルー達が地上に戻った直後なので、時間は前後している。
地上では既にエルフ達が来ていた。
どうも迷宮の変動を察知したらしい。
シュローは魔物に変わった人間が出たと報告するつもりだった。
しかしライオス達のことは伏せるつもりだった。

島主の館はエルフ達が人払いしていた。
この世界のエルフはどうもかなり高慢。
てか、何となく軍人っぽい身ごなしにも感じる。
1人ダークエルフみたいな色黒エルフがいたけど普通に話に混じってたので、
一般的なファンタジーで定番のダークエルフ差別は無いっぽい。
むしろナンバー2的なポジションにも見えた。

シュローは及び腰だったので、報告はカプルーが行った。
「魔物に変わった人間」を報告するとエルフ達はざわついた。
それでエルフは、即時上陸できるよう島主に承諾を迫った。

カプルーは元はウタヤという町に住んでいた。
ウタヤは迷宮のせいで滅んだ。
その際にエルフが迷宮を崩壊させたらしい。
とは言え、人死になどの損害も少なくなかった模様。
そこでカプルーは「迷宮の閉鎖」を提案した
迷宮に「餌」を与えてはいけない、と。

エルフのリーダー格は閉鎖案に乗った。
ただ、カプルーに腹案があるのも察していた。

カプルーはライオスが最も迷宮の深層にたどり着ける奴だと思ってたらしい。
その為の時間稼ぎが本音でしょうね。
ライオスを説得して迷宮を破壊させるのか、自分が横取りするのかはわからない。
私は横取りが本音かなと思ってるのだけど……。
とは言え、エルフの強引なやり方だと人死にが出るのが気に入らないのも事実っぽい。

カプルーの生い立ちを知ったシュローは、
「その境遇で魔物を食ったのか」と引いてたw
魔物って言ってもハーピーの卵レベルだけど……。

一方、ライオス達はハーピーの卵でエッグベネディクトを食べていた。
魂を卵に例える話もしていた。
黄身と白身の違いをセンシが説明してたけど、ファリンの魂を戻す伏線くさい。

ここでイヅツミが「気配」を感じてたので、ライオスが「幻覚じゃない」と気付いた。
ずっと悪霊のような存在がつけ回していたらしい。
悪霊は紹介したい人がいると言って、一同を黄金城の外に転移した。

黄金城の予言

転移するとそこは狂乱の魔術師に不老不死にされた人が住む異空間だった。
住人はライオス達を「外から来た」と表現していた。
この空間は魔物が大人しくなる魔法がかかっているらしい。
そのせいかイヅツミは急に大人しくなってマルシルに甘えるようになった。
まるで猫。

ライオスはミノタウロスの牝の乳搾りをやって興奮していた。
センシは魔物(マンドレイク)の完全養殖を見て興奮していた。
マルシルはなぜか色んなドレスを着せられていた。
作っても着る人がいないと懇願されてた。
チルチャックはビールを褒めて飲みまくってた。

村長のヤアドはデルガルの孫で、翼持つ剣を携えた者が狂乱の魔術師を倒す予言を語った。
正にライオスの事だった。
ライオスは「考えさせて」と返事を先延ばしにした。
チルチャックは「断れよ」と言下に否定w
ライオスは「無下にはできない」と。

センシは、出された料理に味が殆どなかったことから、
彼らが正気を保つ為に食器の手入れをし続けてきたと指摘。
本当は食事する必要がないらしい。
なので、形だけ調理してたんですかね。
または調理するのはかなり久しぶりで、焼き加減とか調味料とか、忘れてたんだろうね。
センシはまた「ライオスが以前オークの族長に言った言葉を覚えているぞ」とも。
忘れてたので第2巻を読み返すと
これからは迷宮を手に入れる事を考えながら探索する
とライオスは答えていた。
つまり、ライオスは迷宮を手に入れる意思はある。
その後、迷宮をどうするかをまだ考えてなかったのだろうね。

翌日、センシがヤアド達に料理を振る舞ってた。
食事しながら狂乱の魔術師シスルが狂った経緯を話してた。

シスルは元は道化だった。
デルガルが王位に就いたのを機に魔術を習得したらしい。
魔術の才があり、やがり国全体に不死の呪いをかけた

ライオスとしては狂乱の魔術師と交渉したいらしい。
まあ新しい王なんて本当は興味無いだろうし、ファリンが戻ればそれでいいんだよね。
狂乱の魔術師を説得できれば、ヤアド達も不死の呪いから解放されるってのは甘い見通しだろうけど。
ヤアドは「有翼の獅子」の力を借りて魔術師の力を抑える事を勧めた。

結局、ライオスは狂乱の魔術師を倒す事や、
新たな王となる事は返事しないまま黄金城を立ち去った。
入れ替わりに狂乱の魔術師が現れて「いま誰と話してた」と詰問されたけど、その後どうなったかはわからない。

人肉スープ

後半はセンシが事実上の主役で、一種の推理エピソードだった。
このエピソードが第7巻の白眉。

黄金城から迷宮に転移すると、そこはドワーフの貯水庫だった。
天井が見えない広大な空間で、多数の柱しかなかった。

そこにはグリフィンらしき足跡があった。
センシはなぜかグリフィンを恐れていた
グリフィンの襲撃にビビって一目散に逃走したせいで、逆にセンシが狙われてた。
そしてグリフィンはセンシを捕まえ、柱の上部に「早贄」にした。

マルシルは飛翔型の使い魔を作ってセンシの居場所を探した。
しかしグリフィンに見付かって撃墜された。
使い魔は自由に形状を変えられるらしい。
飛竜型の使い魔でもグリフィンのスピードに撃墜された。
最終的にはスカイフィッシュ型の使い魔を飛ばしていた。
この世界にはスカイフィッシュが存在するのではなく、
マルシルがスピードを追い求めて偶然その形状を編み出したらしい。

スカイフィッシュはとても素早く、グリフィンも補足できない程。
そしてグリフィンの翼を貫いて地上へ落とした。
後はトドメを刺すだけだった。

料理ネタはスカイフィッシュのチップス
使い魔の元は食糧なので、中身は野菜で詰まっていた。
グリフィンは料理しないのかと思ったら、
センシがグリフィン恐怖症となった過去を話した。

センシはドワーフの鉱夫の一味で、黄金城を探し当てた。
しかし城内を探索中に構造が変化し、出られなくなった。
一室を拠点に探索を続けたけど、仲間のドワーフは「大きな鳥」に襲われて1人ずつ死んでいった。

食糧は城内のオークの集落から盗んでいたけど、気付かれて取れなくなった。
飢えるようになり、仲間は2人の大人ギリンとブリガンと、「まだ36歳」のセンシが残った。
ギリンとブリガンはセンシの扱いについて口論となって隣室で争ったらしい。
ブリガンは役に立たないガキに食糧を与えていたのが気に入らなかった。
ギリンは次世代を育てるのが大人の役目と譲らなかった。
だからセンシは、若者がひもじいのを見てられない訳だ。

するとギリンが1人だけ帰って来て、ブリガンはグリフィンに襲われたと説明した。
そのグリフィンを捌いて肉を剥いできた。
そしてスープにして食ったらしい。
怯えていたセンシは隣室には行かず、ブリガンもグリフィンも死体を見てない。
残ったギリンも小便をしてくると言い、帰って来なかった。

センシが暗号の法則を解読し、城から脱出できる目処が立った。
そして勇気を出して部屋の外に出ると、ギリンが着てた装備だけが残っていた
死体は魔物が洗いざらい食ったと思われた。

その後センシはオークの群に捕まり、茸の見分け方や魔物のあしらい方を学んだ。
そして無事に地上へ戻った。

センシは自分が食ったグリフィンのスープを、人肉スープと思ってた。
生き残ったギリンが、自分を食わせる為にグリフィンの肉と偽ったのだろうと。

ライオスは事も無げに「グリフィンを食べてみるか」と勧めたw
かつて食べたスープと同じ味なら、人肉を食ったのは思い込みに過ぎない
似てない味なら「心のつかえは取れる」と。
「余計つかえるだろ」とツッコまれてたw
イヅツミすら「何なのあいつ」呼ばわりだった。

とは言え、センシはグリフィンスープを食べる事にした。
ライオスは嬉々としてグリフィンスープを料理し始めたので、お前が食べたいだけだろとツッコまれてた。

ライオスは、グリフィンがセンシ達を執拗に襲撃したのが引っかかっていた。
チルチャックはギリンの兜に残った丸い穴が気になっていた。
グリフィンの足は鈎爪なので丸い穴にはならない。
ブリガンの鈍器で殴られた跡と推理していた。
つまり、ギリンとブリガンは殺し合い、勝ったギリンがブリガンの死体を捌き、センシは人肉を食ったのだろうと。

ライオスは料理中にとある茸を発見し、ある推理を思いついたらしい。
ここからのライオスはめちゃめちゃ冴えているので、まるで別人w

グリフィンスープはかつて食べたスープと全く異なる味だった
やはりセンシが食べたのは人肉スープ。
……と思いきや、ここでライオスが推理を披露。
曰く、センシが食べたのはヒポグリフだと。

ヒポグリフは馬の蹄になっている。
兜の穴はヒポグリフに蹴られた跡と。
ただの可能性の指摘かと思いきや、ライオスは実際にヒポグリフを食べ比べると言い出した。
その秘密はチェンジリングという茸だった。

チェンジリングは生き物の形を変えてしまうらしい。
つまり、チェンジリングがヒポグリフの足をグリフィンの足に変えたと。
実際、グリフィンの肉を茸に置くとヒポグリフの肉に変わった。
そのスープは正にセンシがかつて食べたスープと同じ味だった。
なので、センシが食べたのは人肉ではなかった。
ギリンが言ってたのは本当の事で、ギリンとブリガンは殺し合いはしてなかったし、
ブリガンもギリンも死体が無くなったのは魔物のせいだった。
センシは10年くらい抱いていたトラウマが解消した。
ライオスの興味本位のグリフィン料理は、結果的にファインプレーとなった。
このマンガでこういうシリアスなネタをやるとは思わなかったな。

最後に、出発するシーンで全員が気付かずにチェンジリングに足を踏み入れていた
チルチャックもいるのに迂闊過ぎるw

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