アニメのあらすじや感想、考察日記がメインです。僻地住まいなのでアニメ視聴はたいていニコニコ動画とかのネット配信です。ラノベやマンガの感想も。あらすじや感想はネタバレへの配慮は無いので注意してください。人名や団体名などは敬称略です。いちいち複数のブログを管理するのが手間になってきたので、別の複数のブログで書いていた過去の記事を統合しました。折を見て元のブログは全て削除しました。

アニメ視聴記 あらすじと感想

風まかせ月影欄全13話の感想

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風まかせ月影蘭の全話の大まかな感想を書いてみた。
押し入れ整理で昔のVHSテープが出てきたので再視聴してみた。
風まかせ月影欄全13話VHSテープ

放送は15~16年くらい前だったかな。
元はWOWOWアニメだけど、当時は衛星放送のチャンネルに入ってたので見れた。

当時はあまり話題になっていなかったけど、
個人的に面白かったので全巻買った。
と言ってもレンタル落ちだったけど。
なので久々に全話視聴してみたら、色味が劣化してた。
風まかせ月影欄全13話VHS色味劣化
レンタル落ちだし経年劣化もあるししょうがない。
これ以上劣化する前に今の内にと、
PCにビデオデッキをつないで録画しておいた。

舞台は江戸時代で、主人公の月影蘭は宛ての無い旅を続ける女浪人。
めっちゃ腕利きで、当時流行ってた「るろうに剣心」を女に変えた感じだけど、
酒に目がない女素浪人ってキャラは珍しかった。
酒には意地汚いというか。
地面に上等酒が零れると「もったいない」と、
土に酒が吸われる前に這いつくばって酒を啜ろうとするほどw

猫鉄拳のミャオという中国人娘も登場するけど、
月影蘭はミャオにさほど興味はなく、
ミャオが一方的に好意を持ってつきまとってるだけ。
月影蘭はミャオを邪険にはしないけど、
ついてくるなら勝手にすればいい的な態度。
でも最終話で「初めて気が合った」と、
月影蘭もミャオとの旅を満更でもないという様子に変わり、
「2人の旅はまだ続くEND」になってる。

月影蘭もミャオもどういう生い立ちで武芸を身につけたのか、
また旅をするようになったのかは描かれないままだけど、
月影蘭は恋人がいたけど、親の許しが得られず、
男と一緒に逃げたかったけど、
男は逃げられず捕まったと第13話でわかる。
ミャオは天涯孤独と自分で言ってるけど、
カッコイイ決め台詞程度の意味で言ってるような軽いノリに過ぎない。
まあ敢えて明るく振る舞ってるのかも。

1話完結で月影蘭とミャオが立ち寄った宿場で何らかのトラブルに巻き込まれ、
困っている人を剣技や格闘で問題解決っていう水戸黄門的な人情話。
殺陣や格闘シーンは今見てもスピード感あってカッコイイ。
毎話ラストは、どこかへ旅路を続ける月影蘭にミャオがついてく後ろ姿という締め。
風まかせ月影欄ラストシーン


ここからは、あらすじ。

第1話「女だてらに強かった」は、主人公登場回で、飲み屋が悪徳商人に借金してる話。
月影蘭は男と喧嘩してるミャオを助けた縁でつるむようになる。
ここで抜刀しただけで相手を制するという、月影蘭の居合抜きの素早さが描かれてる。
もちろんミャオも十分強い。
その後、月影蘭は悪徳商人の用心棒に雇われ、ミャオは飲み屋(の味方の弱小ヤクザ)の方に雇われ、そうとは知らずに2人は敵対。
飲み屋の娘は好きな男が弱小ヤクザの手下で、そのヤクザが悪徳商人に出入りをかけるけど、その用心棒に月影蘭が登場。
そこで事情を察した月影蘭は飲み屋の方に味方って展開。

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第2話「酒が涙にしみていた」は、酒が禁制品となってる町の話。
そこでは悪徳商人が酒を密造・密売してる。
ただし水で薄めた粗悪な酒を高値でふっかけてる。
この町には酒職人がいて、月影蘭はその酒の味に惚れ込んで悪徳商人を成敗って展開。
ここで「地面に吸われる酒を這いつくばって啜る」というアレなシーンがあるw

第3話「いきなり母になっていた」は、捨て子を拾ったミャオの話。
ミャオは捨て子の面倒を見て情が湧いてしまう。
その捨て子は実は武家の愛人の子だった。
本妻が子を産む前に愛人が跡継ぎを残すと家督の継承に差し障りがあるので、
本妻の意を汲んだ小間使いが赤子を捨てていた。
本当は殺せと命じられていたけど、小間使いは捨てるにとどめていた。
しかし赤子が生きているとわかり、重臣らが赤子を殺そうと探していた。
実の母は死産だと思ってた赤子を探し出すけど、
赤子を殺そうとする侍に割って入って死んでしまうという、
この作品としては珍しい悲しいオチ。

第4話「知らない間に狙われた」は、謎の「宝の地図」にまつわる騒動。
とある盗賊が神社に宝の地図を隠してたら、
たまたま金困だったミャオが賽銭泥棒がてら拾ってしまう。
それでミャオ達は山賊に狙われるって話。
ミャオと月影蘭は飲み屋で豪遊するけど、ミャオが賽銭泥棒って事が発覚し、
月影蘭とミャオは飲み屋で働くハメに。
この飲み屋の娘が盗賊と付き合ってた子で、
ミャオが持ってたのが宝の地図だとわかる。
山賊は宝の地図を回収する為に飲み屋に押し入るって展開。

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第5話「脱いだら結構すごかった」は、浮世絵のモデルに見初められる話。
月影蘭とミャオは絵師と知人になるけど月影蘭にその気は無い。
と言っても、この絵師は誰にでも気軽に褒めちぎるタイプ。
一方、飲み屋でやたら号泣してる男達がいた。
漏れ伝わる話を聞くと恋人や嫁さんに逃げられたと。
月影蘭がとある娘をチンピラから助けると、その娘が「逃げられた恋人」だったとわかる。
この町には若い娘を次々に誘拐する悪徳商人がいたわけ。
商人は浮世絵のモデルを集める名目で娘を誘拐していた。
絵師はその為に利用されていただけ。
で、月影蘭が商人の店に押し入るって展開。

第6話「ホクロの位置が違ってた」は、月影蘭とミャオが町を荒らす悪党と間違われる話。
その悪党は近隣で人斬りなどを行っていた。
正体を見分ける手がかりがホクロだった。
実は顔は全然似てなかったw
ホクロも実は同じ場所にあったらしいけど、描写は無し。
月影蘭とミャオは悪党を退治して去るけど、
ホクロがバレてたら危なかったと打ち明けてお終いw

第7話「エレキでビリビリしびれてた」は、発明家のゲンカイとミャオの話。
ミャオがゲンカイに一目惚れ。
ゲンカイは思い人がいるし、ミャオに無関心。
凧で雷を集めるというベンジャミン・フランクリンと同じ事をやってた。
このゲンカイの技術を狙って悪徳商人が絡んでるのを月影蘭たちが助ける。

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第8話「この世にゃ神などいなかった」は悪徳宗教家を成敗する話。
首を痛めたミャオがたまたま宗教家の祈祷で首が治り、
「先生様」と宗教家を慕って信者になってしまうw
でも本当はインチキ祈祷だった。
宗教家はお布施を渋るようになった金持ちの信者を狙い、
お布施を払わないから罰が当たったと見せかける為にその店に放火。
真実を知った月影蘭とミャオは本拠地に乗り込むという展開。

第9話「当てにしてたら敵だった」は、ミャオの幼馴染みの話。
その幼馴染みととある宿場で再会するけど、
幼馴染みは悪党の一味の頭領をやってた。
表向きは「出島屋」という貿易商だった。
しかし実態は「夢見香」という麻薬の密売商だった。
真実を知った2人はやむなく幼馴染みと戦うって展開だけど、
結果はミャオが蔵に火を付け、ミャオに気をとられていた幼馴染みは、
麻薬中毒者の接近に気付かずに背後から刺されてしまう。
死の間際に幼馴染みはミャオに謝罪し、息を引き取る……。

第10話「南蛮娘はデカかった」は、金髪で3mくらいはある大柄な白人女性の話。
月影蘭は南蛮娘に気に入られてしまい、弟子にしてくれとつきまとわれる。
それで前半は南蛮娘から逃げ続けるエピソード。
後半はヤクザの用心棒の仕事を請け負うと、敵対勢力も南蛮娘を雇っていた。
最後は月影蘭と南蛮娘の一騎打ちだけど、
月影蘭がシリーズで一番苦戦してたのが面白い。

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第11話「仇が敵になっていた」は、仇討ちのフリをして行きずりの侍に因縁をつけて金をせしめている親子の話。
この父親をあの大塚芳忠がやってるのが意外だった。
月影蘭もターゲットにされるけど、偽の仇討ちと見抜いていた。
それで父は潮時と思う事もあったのか会心し、
自分を付け狙うとある侍達と「話し合い」に向かっていた。
この父は実はかなりの手練れで、昔とある侍に「御前試合」で勝ってしまい、
その配下の者達に「仇討ち」と称してずっと狙われていた。
月影蘭は事情を知って、父に加勢するという話。

第12話「磔られて困ってた」は、行きずりの旅の女から預かった箱のせいでミャオが「盗人」として手配されてしまう。
その中身は高級な皿で、地元の代官が盗ませたもの。
ミャオは濡れ衣を着せられ、磔になってしまう。
月影蘭はミャオを助ける為に磔の現場へって展開。
旅の女は死んでるのに手配書にはミャオの名が書かれていた。
その名は女を斬った侍しか知らない。
手配書が出回るのが早いこと。
磔の刑が執行されるのも早かったこと。
それで月影蘭は背後に代官がいると察していた。

第13話「過去にロマンス隠してた」は、月影蘭の昔の兄弟子「淳三郎」と再会する話。
月影蘭はこの兄弟子に恋していたらしい。
ただし身分違いで叶わぬ恋だったようで、月影蘭は駆け落ちを申し出たみたい。
でも兄弟子は駆け落ちの待ち合わせ場所へ来なかったと。
それ以来、月影蘭は風まかせの旅に出ていたと。
これらははっきりとは描かれず、仄めかされるだけ。
シリーズ最後なのでシリアスな話。

兄弟子は場末の宿場に恋仲の女がいて、剣術道場の指南をしていた。
この道場の師範は実は大して強くないし、兄弟子の恋仲の女を狙ってた。
それで月影蘭の目の前でこの女は「逃げようよ」と訴えていた。
その返事は「俺は一度逃げ損なった男だ」と、過去を引きずってる感じ。
月影蘭は道場破りに向かい、兄弟子を負かしてしまう。
兄弟子は面目がなくなり、道場をクビに。
それで結果的に恋仲の女と逃げざるを得ないよう、背中を押していた。

風まかせ月影蘭 巻ノ五 [DVD]

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