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マンガ版FateZero第9巻あらすじと感想

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マンガ版FateZero第9巻は、ランサー(ケイネス)の脱落から綺礼の裏切りまで。

冒頭はランサーVSセイバーの続き。

ケイネスはランサーが片手を自ら封じているセイバーにすら押されているので、
ランサーがセイバーよりも弱いと痛感。
ここで戦闘を続けているランサーに、
「ソラウ救出を優先すべき」と内心苛立ってるけど、
直前に「蹴散らしてやれ」と自分で命じた事を忘れてるw
まあ、ランサーなら極短時間で簡単に勝てると思い込んでたんだろうけどね。
これはケイネスの采配ミスなのに、そういう自覚が無い。

その上、切嗣のセルフギアススクロールの契約で、
令呪を使ってランサーに自決を命じてしまう。
その内容は、条件が満たされると切嗣はケイネスとソラウを殺せなくなるというもの。
ソラウを人質に取られて焦っていたとはいえ、
文言の穴は無いかと探してた割りに、
切嗣以外の者による殺害の可能性を考慮してない。
ケイネスはランサーを愚鈍と評してるけど、
ケイネス自身が最も愚鈍なんだよね。

ランサーは聖杯に呪いあれと死の間際に捨て台詞を吐くけど、
第3回の聖杯戦争の時に既に呪われてるw
このカットはマンガだとかなり力を入れてて、
いかにも慟哭の叫びって感じの描き方で迫力があった。

切嗣がタバコに火を付けるや舞弥がケイネスとソラウを狙撃。
ソラウは顔面損壊が描かれていたけど、露骨ではない。
ケイネスの首をセイバーが刎ねるのは、はっきりと描かれてる。
しかも第43話なんかケイネスの生首のドアップだしw

原作のセイバーは、切嗣の殺し方を目前にして、
内心で切嗣を切るしかないと思ってるけど、
アニメでもマンガ版でもこの心情は描かれてなかった。
その後、ランサーの呪詛とケイネス達の死体を見て、
切嗣への憐憫の情を起こしてるけど、
未だにつながりがわからないんだよね……。

悪を憎んで悪を為すなら後に残るのも悪だけ、
という終わらぬ連鎖を終わらせるのが聖杯だと言い残して切嗣は去る。
この時、原作セイバーは切嗣こそ聖杯を手にするに相応しいと認める。
アニメでもマンガ版でもそういう心情は描かれてない。
ただし後にアイリにそういう事を語ってるので、
察しがいい人なら、この辺でそう判断したのだなとわかるでしょうね。

中間は雁夜が「桜の純血を最初に吸った虫」を呑まされるエピソード。
ラーンスロットが雁夜の魔力を吸い上げるシーンが数ページ。
アニメではカットされてたラーンスロットの呪詛が描かれてた。
雁夜の肉体はもうゾンビ同然で、ウジがたかる死体のよう。
アニメでは蠢くウジは描かれてなかったはず。
最後に雁夜のイッてる表情のドアップだけど、
涙と鼻水とよだれを垂れ流し放題という、ある種グロ。

それから衰弱したイリヤが土蔵で目覚めるけど、
イリヤを元気づけようとセイバー老化が止まった肉体の話をしてしまい、
イリヤの沈んだ表情を見て慌てて口を閉じるというセイバーのレアなシーン。
話の途中でワゴンカーが到着するカットがあって、
たぶんこれは舞弥が戻って来たシーン。
アニメでも原作でもこれは描かれてない。

セイバーに新しい乗り物を持ってきたと告げると、
うっきうきで土蔵から出てバイクを見に行ってたw
アニメではそんなウキウキではなかったし、
台詞は原作と同じだけど、マンガ版はちょっとギャグシーンに近いw

自分を憐れまないであろう舞弥にやがて聖杯に還る宿命を語るアイリは、
舞弥を戦友のように思ってそうな表情をしてた。
はにかみ含みで幼馴染みに2人だけの秘密を打ち明けるような感じにも見える。

一方、時臣は凜に会って当主の座を受け継がせる事を語ってた。
この時点で遺言も既に書き終わってるはず。
凜の名前通り凜とした表情を見て、
遠坂の魔術を継承する覚悟が既にある事を察し、
後顧の憂いを払って戦う覚悟を決めてる。
でも綺礼に背中から刺されるというマヌケな死に方なんだよねえ……。

アイリと時臣の休戦協定シーンは、特に追加シーンなどは無い。
強いて言うとギルガメッシュがセイバーを凝視して、
セイバーが不快な顔をするカットがある。
アニメにはなかったはず。

綺礼が聖杯戦争から除外されると決定し、
時臣を裏切ってギルガメッシュと組む算段をするシーンも、
特に追加シーンなどは無い。
原作ではあまりに白々しくて綺礼は失笑してる。
アニメでもマンガでもこの失笑は描かれてないw

最後は大聖杯が切嗣が「この世の全ての悪を引き受けてもいい」
とセイバーに話した言葉を聞いているシーン。
それで「自分は呼ばれている」と勘違いしてる。
原作でも説明は無いけど、小聖杯に6つ目のサーヴァントが入って聖杯が完成し、
その中身が切嗣と綺礼に降り注いだ際に(異空間に呑まれた)、
切嗣に聖杯の奇跡の実態を見せたのは、これが遠因のはず。

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