2024年5月末に奏章Iをクリアしたので、
続いて奏章II不可逆廃棄孔イドをやろうとすると、
オルガマリークエ1のクリア後の物語という警告が出た。
ネタバレはどうかと思ったけど、
手持ちサバではまだクリアできる気がしないので開始した。
Contents
第1節 血の旅路
誰かが(藤丸?)東京の住宅街の光景を見てた。
学園も見えた。
学生服のジャンヌ?アナスタシア?
スーツのサリエリ?
私服のロリンチ?
の姿が脳裏をよぎった。
路地裏に巌窟王が現われ、命じた。
礼装を身に着けろ。
恩讐の炎を乗り越えて今は進め。
第1節はこれで終わり。
巌窟王ってことはアヴェンジャーがテーマ?
第2節 東京/責務の呼び声 case II
藤丸たちが食堂で会議してた。
マリーアントワネット、ジャンヌ、ジャンヌオルタもいた。
フランス組=第1特異点組らしい。
伯爵の正体が誰か。
マリーは伯爵の音声に懐かしさを感じた。
英霊になりそうな伯爵は3人いるとマシュはアピールしてた。
ドラキュラ伯爵、モンテクリスト伯爵、カリオストロ伯爵。
フェルセン伯爵も候補だった。
マリーはマシュの口に指を当てて黙らせた。
マリーの愛人らしい。
カリオストロはマリーの名を騙って首飾りを売ろうとした。
当時の市民はマリーを非難した。
カリオストロは罪に問われなかった。
それでもパリから追いやられた。
とても丁寧な方だったとマリーは覚えてた。
作り物のような笑顔も。
藤丸とマシュは伯爵の印象と一致してると気づいた。
巌窟王が藤丸の影から現われた。
女の死体を使ったのは奴らしいと評した。
史実では1795年にカリオストロは獄死している。
巌窟王は1838年に出会ったと主張した。
尋常ならざる長命、または不老を得ていると。
ダヴィンチ:西暦以降の魔術師の多くは
歴史に名を残すような立場を避けるんだけど……
ジャンヌオルタ:アンタがいうかそれ
いやまあアンタはちょっと違うか
マシュ:!
ジャンヌ:ダメよオルタ
そのツッコミ、マシュさんが言おうとしていたのに……
ダヴィンチは万能の天才で、
学校に通えばすべて満点とドヤった。
ジャンヌオルタ:そういやマスター
カルデアに来る前は学生だったのよね
こういう天才児っていた?
藤丸:流石にダヴィンチちゃん級はいないね
うちは普通の学校だったから
巌窟王がカルデアの廊下を歩いてた。
吐血した血が床に落ちた。
我が炎の行き先は決まった。
俺の流儀でそれを務めてみせよう。
カドックは巌窟王に注意するよう助言してた。
アラートが鳴った。
藤丸は管制室に向かった。
召喚陣が勝手に起動して英霊が召喚された。
召喚陣には電子式、物理式、魔術式防護がある。
ロック解除にはゴッフとダヴィンチの承認と
藤丸のシステム起動が必要。
……なのに勝手に起動した。
ネモにも理由がわからなかった。
管制室にその英霊が入ってきた。
また会ったなと耀星のハサンは藤丸に挨拶した。
藤丸にその記憶はなかった。
ダヴィンチ:英霊の座には基底現実における
時間経過の概念が通用しなという説があるよね
耀星のハサン:なるほど
オレの召喚が前のめりにズレてるのか
カドック:未来の特異点でコイツと会ったってことか!
巌窟王:おまえは既に俺と出会っている……そうだな?
ハサンと巌窟王は臨戦態勢になった。
藤丸は急にめまいが起きた。
マシュ:レムレムの前兆です
バイタル維持、準備お願いします!
意識を失う藤丸の脳裏に巌窟王の声が響いた。
総じて3つ。
残る歪みすべての解除。
歪みとは人類史の特異点ではない。
危惧すべきは遺分軆=エレメンツのみ。
レイシフトが起きた。
藤丸が気づくと東京の通学路だった。
第3節 其処は、見知った街に似て
藤丸は見覚えあるような繁華街にいた。
懐かしさがあったけど、記憶は朧気だった。
通信用礼装は起動しなかった。
路地裏から声が聞こえた。
誰もいなかった。
暗がりを見つめると青い炎が形になった。
藤丸:敵性存在?!
簡易召喚!
サポートはフレンドのアルクェイドにした
燃え盛る昏き炎(狂)
全耐性?がかかってる
こちらに攻撃ダウン5Tがかかる
藤丸の影から巌窟王のような影が現われた。
影は何も喋らなかった。
藤丸:話せないなら頷いて
キミは巌窟王だよね?
影:違う
俺はお前の影だ
影は消えた。
学生服のジャンヌオルタ?が現われた。
???:……藤丸?
こんなトコに1人でいると危ないわよ
……ってか、アンタ何してるの?
藤丸たちは表通りに移動した。
藤丸:ジャンヌオルタだよね?
折田:ジャンヌってどっから出てきたのよ
……折田は合ってるけど
リカルドと姫子が捜してたわよ
暇なら行ってあげれば?
リカルドも姫子も制服着てた。
リカルド=安藤リカルド
姫子=刑部姫子
姫子は藤丸を見て記憶喪失と直感した。
今年は2015年と教えてた。
キリエさんが藤丸を捜してるらしい。
キリエちゃんとは隣家の幼なじみらしい。
藤丸は自宅を知ってるか聞いた。
リカルド:……へ?
姫子:……や、やっぱり!
ガチで記憶喪失なのでは?!
リカルド:姫子がそーいうから
ウケ取りに来てスベったんでは
姫子:それは……そう……かも……?
藤丸は自宅方面に向かった。
一つの民家を見て直感した。
玄関の前に制服の少女がいた。
キリエ:よかった、時間間に合いましたね
おかえりなさい
第4節 きみは、見知った人に似て
パラケルススと巌窟王が小宇宙の話をしてた。
人はさまざまな幻影を己の裡に抱く。
人と出会うたび、別れるたび、それらの幻影は増えていく。
時には自我=エゴやアルターエゴと交わることも。
人の心は数多の人格が生きる一世界と言える。
その内的世界を碩学、顕学は小宇宙と呼んでいた。
最後の星見、いつか少女であった者よ。
恩讐の炎、その旅路を歩む資格を持つ者よ。
お前にとって……世界の危機とは?
キリエは甘口のルゥを買っていた。
今日はカレーの日らしい。
キリエはおばさまの手伝いをするつもりだった。
玄関でロリンチが藤丸をお姉ちゃん呼びして迎えた。
藤丸が廊下を進むとロリンチが呼び止めた。
パパの書斎は入っちゃだめだよ、と。
ママ=私服の大人ダヴィンチだった。
藤丸の脳裏に手刀で胸を貫かれるダヴィンチの姿がよぎった。
藤丸は自室に入った。
こういった異常事態でマスターの対応は……と思いだそうとした。
キリエが自室に来た。
世界が真っ白になる夢を見たと訴えた。
翌日、妹&キリエと手繋ぎ登校してた。
途中で刑部とリカルドと会った。
カレーの日の話を聞いて刑部は羨ましがった。
幼なじみの手料理があるとないとじゃ青春のクオリティが違うと。
キリエ:今度はみなさんでいかがですか?
作りますよ、カレー
リカルド:い、いいの?!
いや俺は嬉しいけど
姫子:キリエちゃんの愛情手作りカレーかぁ……
推し2人の間に割り込むのはさぁ
いくらなんでも、いくらなんでもぉ……
校門にサリエリ先生がいた。
藤丸は吹き出すのを我慢した。
天塚先輩が通りかかった。
天塚=モーツァルト?
サリエリは天塚には厳しいらしい。
BL的な話?
姫子:これって、これって
でへへへぇ、これって……これってぇ……
キリエ:刑部先輩ステイ、ステイです
廊下で折田と再会した。
繁華街の路地裏に入るのはやめなさいと忠告を受けてた。
フーカ先生がホームルーム始まると呼びかけた。
勝津女という名前があるけど、折田がフーカと呼んでた。
ホームルームでフーカは転校生を紹介した。
ハサン・ハッサーバ=耀星のハサンだった。
藤丸はハサンの学校案内を頼まれたらしい。
姫子、リカルド、キリエが協力を申し出てた。
キリエは昼食の弁当も持ってきてた。
おばさまから監視するよう言われてるから、と。
監視ってマジなヤツでは?
大人ダヴィンチはこの特異点の事情を知ってそう。
ハサンは学校案内に乗り気じゃなかった。
「週番」という腕章を着けてた。
キリエ:以前の学校のものですか!
ハサン:……かもな
姫子:どうあってもテンション低い
体育館にマリー生徒会長がいた。
体育館は生徒会が借りているらしい。
藤丸たちをバスケ部と勘違いしてた。
キリエから聞いてる先輩と、藤丸に気づいて挨拶してた。
キリエが地理の先生に呼ばれた。
明日使うプロジェクターを用意してほしいと。
姫子、リカルドも手伝うことにした。
藤丸は案内は1人でも大丈夫と答えた。
ハサンは何かの気配を感じた。
青い炎が犬のような形になって現われた。
サポートはNPC耀星のハサンにした
燃え盛る昏き炎(狂)
野良犬?(馬)10体
全敵に全耐性?がかかってる
野良犬?は全体に攻撃アップ2Tを使う
昏き炎を倒すと終わり
ハサンは藤丸に炎をどう思うか聞いた。
まだわからないと藤丸は答えた。
断言できる情報がないから。
そういう態度か、そっちのやり方に付き合うとハサンは納得した。
案内はもういい、次は気をつけろと去った。
藤丸は1人で帰宅した。
見覚えのある景色。
でも故郷にあの後輩の少女、あの母、あの妹はいなかった。
終わりを告げる第1の喇叭が聞こえた。
第5節 慟哭城塞(前編)
巌窟王が現われた。
曰わく喇叭が鳴るごとに試練が訪れる。
ひび割れた男が書斎で呟いてた。
現界するは怨の騎士、慟哭城塞。
初代ブリトマート。
今のままでは2秒と保つまい。
揺らめく影が反論した。
あれは戦うことを知っている。
偽りの故郷に迎え入れようと
偽りの愛で埋め尽くそうと、
歩み続けるとも。
あれは既に……監獄にて七罪を踏破した。
ひび割れた男曰わく、ゆえにこそ来たるは7つの恩讐。
我らが魂の欠片たち、と。
※巌窟王のイベント?
ボーダーで特異点反応を計測した。
座標は医務室の藤丸のベッド。
藤丸が特異点になってる可能性があるとシオンは驚いてた。
藤丸が気づくと東京駅にいた。
ブリトマートオルタがいた。
ブリトマート:復讐者、オルタなりしブリトマートである
おまえが明日を求めるならば、抗え
サポートはフレンドのBBにした
見た目が決戦用カルデア制服に固定される
ブリトマートが宝具を撃つ?と終わり
ブリトマートオルタ(讐)
死霊騎士(剣)
妖精槍兵(槍)
全敵に全耐性がついてる
ブリトマートは防御アップ&弱体を受けない
自身に無敵2回3Tを使う
弱体無効3Tを使う
チャージプラスを使う
硬すぎて攻撃が通ってなかった。
逃げようとするとキリエが現われた。
キリエは東京駅の書店でミステリ研の資料を買ってた。
喇叭が聞こえて周りから誰もいなくなったらしい。
藤丸と裏路地に逃げ込んだ。
折田、サリエリ先生も現われた。
サリエリは銀座の楽器店にいたらしい。
折田は何をしてたか言わなかった。
サリエリが教えた。
東京駅地下のキャラクターショップで可愛いものを買おうとしてたと。
イメージというものがあると折田は赤くなってた。
2人とも喇叭の音が聞こえて、周りから人が消えるという同じ現象に遭ってた。
青い炎が現われた。
配下の騎士も喚んだ。
騎士:目標1名、非武装民間人3枚、殺戮対象と認定
折田:コイツら今、殺すとか言ったわよ!
キリエ:ひっ……
サポートはフレンドのギルガメッシュにした
燃え盛る昏き炎(狂)
死霊騎士(剣)4体
全敵に全耐性がついてる
次のサポートもフレンドのギルガメッシュにした
死霊騎士(剣)6体
全敵に全耐性がついてる
藤丸は囮になってキリエたちを逃そうとした。
サリエリには藤丸影を操って騎士を撃退したように見えた。
常識的には藤丸を置いて先生が逃げるのはありえない。
スマホの時刻は17時26分で、
懐中時計も、該当時計も17時26分で止まってた。
そういう非常事態で藤丸には対処法があるとサリエリは信じた。
キリエ、折田を連れてサリエリは逃げた。
藤丸は路地から出て騎士たちを引きつけた。
折田が急に駆け付けてきた。
折田を追ってサリエリも来た。
巌窟王が黒い炎を折田に放ったように見えた。
折田はジャンヌオルタになってた。
追いついたサリエリも、サーヴァントのサリエリになってた。
同一個体に憑依した感じらしい。
元の人物の記憶も共有してた。
……ので事態を把握した。
ジャンヌオルタは騎士を一掃した。
サリエリも慟哭外装を起動した。
サリエリ:やるぞマスター
ここまでは防戦に徹していたようだが……
藤丸:反撃開始だ!
第6節 慟哭城塞(後編)
サポートはNPCジャンヌかサリエリのみ。
このバトルでは讐にダメージアップがつく。
NPCにはさらにダメージアップがつく。
死霊騎士(剣)6体
全敵、讐以外に耐性
全耐性もついてる
サポートはNPCジャンヌオルタにした
昏き炎は讐以外に耐性がある
死霊騎士(剣)5体
燃え盛る昏き炎(狂)
全敵に全耐性がついてる
昏き炎を倒すと昏き炎が現われる
5ターン経過で?終わり
死霊騎士は数が多すぎた。
路地裏にはキリエがいる。
なので藤丸たちは動けなかった。
親玉の硬さは気になる。
でも押し通ると決めた。
サポートはNPCジャンヌオルタにした
死霊騎士(剣)2体
妖精槍兵(槍)
死霊騎士(剣)3体
ブリトマートオルタ(讐)
全敵、全耐性&讐以外に耐性
ブリトマートは防御アップ&弱体無効
Quickアップ2T&Busterアップ2T&チャージアップを使う
無敵2回3T&被スター率減少3T&チャージアップを使う
ジャンヌは伝承防御だと気づいた。
伝承どおりの特殊攻撃じゃないとほとんどダメージがない。
藤丸たちは騎士に背後を取られた。
マシュを連れて上に逃げた。
ジャンヌがマシュを、サリエリが藤丸を抱えて飛んだ。
数ブロック離れたビルの屋上にいた。
藤丸はいつの間にか魔術礼装を制服の下に着てたと気づいた。
敵の狙いは藤丸。
7つの試練という巌窟王の言葉を思い出した。
影が現われて警告した。
来るぞ。
サリエリもジャンヌも高速で飛ぶサーヴァントの魔力を感じた。
高高度からの落下……吶喊。
サリエリとジャンヌはブリトマートを受け止めて投げた。
ブリトマートオルタ:裡の怒りを炎と変えよ
あるいはお前が明日を求めるならば……
藤丸は影に呼びかけた。
影:あるいはお前が奥底より求めるならば、その手を……
藤丸は令呪を掲げて命じた。
影の向こうの何かを掴んだ。
二刀痣丸が現われた。
平景清だった。
景清:ははははは!景清が鏖殺してしんぜよう
ジャンヌ:あいつには伝承防御がある
普通に攻撃しただけじゃダメージは殆ど通らない!
景清は炎でブリトマートをはじき飛ばした。
ジャンヌも重ねて炎ではじき、ブリトマートは地上へ落ちた。
藤丸は追撃を命じた。
キリエは藤丸を止めた。
キリエ:折田先輩とサリエリ先生が特別なのは……
見ていてわかりました、でも……先輩は……
藤丸:慣れているというか、そのうん……
でも行かないと
キリエ:……わかり、ました
でも、どうかお気をつけて
無事に戻ってください!
NPCジャンヌオルタを選んだ
景清は固定出撃
ブリトマートを倒すと終わり
ブリトマートオルタ(讐)
死霊騎士(剣)
妖精槍兵(槍)
景清はExtraAttackで崩し状態1T&スタンを付与
クリ攻撃で崩し状態1Tを付与する
ガッツ1回がかかる
源氏特攻2T&クリ威力アップ2Tもかかる
1T、5T、9Tでコマンドカード不可を自分以外にかける
こちらにダメージアップ(永続)がかかる
全敵、讐以外に耐性
全敵、崩し状態で効果が消える全耐性
ブリトマートは防御アップ(永続)
弱体無効3T&クリ率アップ2T&クリ威力アップ2Tを使う
無敵2T&被スター率ダウン3Tを使う
紫ゲージブレイクで攻撃超アップ&行動回数ダウン(永続)と
攻撃時に防御強化解除がかかる
景清に復讐の怨念=怨念の数で宝具アップがかかる
サリエリ:空中で炎を受けたあれは……
ジャンヌ:あっさり吹っ飛んでたけど……ってああ、そうか!
大地の加護ってそういうこと……マスター!
藤丸:あのサーヴァントを空中へ打ち上げて!
景清がブリトマートを空中に吹っ飛ばした。
さらに宝具で鎧にヒビを入れた。
ジャンヌはヒビに宝具を放った。
ゼロ距離、ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン。
鎧は内側から爆裂した。
霊基霊核は跡形も残らなかった。
止まってた時計が動いてた。
東京駅に人が戻り始めた。
景清は霧であたりを覆った。
余人の目に、藤丸たちは見えない。
サリエリ:(7つの試練、そうマスターは言った
ならば、あと6つ
令呪を一画消費した状態で、我々はマスターを無事に帰還させられるのか……?)
第7節 夢/現実
アビゲイルと道満が夢の話をしてた。
藤丸が夢を歩いてしまう。
前にもそういうことがあったと、アビゲイルはおじ様から聞いた。
道満は自分より夢魔の類、マーリンか妹に尋ねるよう助言した。
アビゲイル:でも、おじ様が……
道満:巌窟王殿がどうされましたかな?
アビゲイル:マスターの夢の話だから
あなたにも訊いた方がいいって
私にはよく分からないのだけど
でも……あなたの匂い、匂いの欠片というのかしら
マスターの夢のどこかで嗅いだことがある気がして……
道満:……ほう、それはまた
藤丸、折田、サリエリが学校で話してた。
景清はいつの間にかいなくなってた。
巌窟王の宝具は時空も脱する。
我々の通り道として機能したとサリエリは考えてた。
あるいは特異点成立にも関与している。
藤丸は監獄塔を思い出した。
私は巌窟王のイベント未プレイ……。
突然、巌窟王=影が現われた。
霊体化して!と藤丸は訴えた。
いつの間にか消えてた。
モブ子:今そこに黒いカーテンみたいなのなかった?
ジャンヌ:気のせいじゃないかしら、あははは
ジャンヌは昨日、折田の自宅に戻って見知らぬママンと話したりしたらしい。
折田のままだと魔力消耗がほとんどない。
だから普段は折田さん。
サリエリは藤丸の自宅を見張ってたらしい。
ジャンヌ:私、折田さんに引っ張られてるわ……
家なら安全でしょって自然と思ってたかも
サリエリ、偉いわぁ
そっか……
そういえばキリエだっけ、昨日は結構なものを見ちゃった訳でしょう
ちゃんと家に帰れた?
藤丸はキリエの様子を語った。
キリエは聞きたいことがたくさんあった。
どうしてビルの屋上まで跳べるのとか、
あの鎧集団はなんだったのか、不気味な炎も。
でも藤丸を信じると決めた。
キリエを心配してくれているから。
ダヴィンチ=妹、と母が自宅前に迎えに出てた。
東京駅でガス爆発があったことになってた。
妹はキリエと藤丸の手を掴んだ。
捕まった宇宙人ふたたび!
その手が震えていると藤丸は気づいた。
つまり藤丸を心配してたんですね。
母:2人とも、1つだけ約束してくれる?
どうかもう危ないことはしないって、ね?
藤丸:……はい
翌日、藤丸たちは学校で話してた。
ここは藤丸の故郷かジャンヌは聞いた。
藤丸にはわからなかった。
記憶が不安定だったから。
でも下総に似てると感じてた。
戦力不足の話もしてた。
ジャンヌ:景清の奴がいてくれれば、ねえ
サリエリ:人理に召喚された、はぐれサーヴァントがいてもいいところだが
藤丸:そ、そうだ、ハサンくん!
ジャンヌ:そーいやいたわね、転校生!
キリエが藤丸を見てた。
折田と藤丸がいつのまにあんなに仲良く……と訝しがってた。
教室では姫子とリカルドが東京駅完全停止事件の話をしてた。
41分間、外部から連絡が取れず、
その周辺の人は記憶が抜けていた。
ハサンは昨日の藤丸を観察してたらしい。
お前に仕えるべきかまだわからない。
だから見極める、と。
フーカ先生が転校生を呼んだ。
学生服の景清だった。
景清:儂は、かげ……いや牛若、牛若だ
牛若と呼んでくれ、以後よしなに
藤丸:(大きく吹き出す)
ジャンヌ:いや、牛若じゃなくて
景清でしょうがアンタはッ?!
景清:……
ジャンヌ:黙るなァ!
第8節 転校生
フーカ先生:景清っていうのは……
景清:……まあ牛若景清だ
フーカ先生:書類だと牛若義経って書いてあるみたいだけど
景清:正しくは景清だ
ジャンヌ:(マスター、どういうことか説明しなさい)
藤丸:(あれ声が、ジャンヌオルタの声が聞こえる?)
ジャンヌ:(念話ってやつよ
まがりなりにも本契約サーヴァントなんだから
消えたって言ってたけど、いるじゃない景清!)
藤丸:(てっきりカルデアに送還されたとばかり)
ジャンヌ:(ホームルーム終わったら10分休みの間に接触かけるわよ)
昼休みになって藤丸たちは屋上にいた。
景清とは話せなかったらしい。
景清は休みになるとどっか行ってしまうから。
ハサンもいた。
ジャンヌ:アンタさ、ホームルームん時に……
見極めさせてもらう(キリッ)
とか、やってなかった?
気のせい?
ハサン:見極めている最中だ、それがどうした?
ジャンヌ:いーえー、べつに?
で、どうするの
追いかけても消えられて面倒だわ
藤丸:授業中にメモでも渡してみる?
藤丸たちは放課後の校舎裏にいた。
景清に果たし状を渡したらしい。
キリエは委員会の仕事でいなかった。
ハサンもいなかった。
サリエリ曰わく、ハサンは憑依じゃないので身元は書類偽造したらしい。
……景清が現われた。
決闘と期待してた。
藤丸は話したいと決闘を否定した。
なぜ転校生として現われたかサリエリは聞いた。
景清は儂に一本入れたら話すと、戦うことになった。
サポートはフレンドのアルクェイドにした
景清(讐)
回避3回がかかってる
クリ率アップ5Tがかかってる
紫ゲージブレイクで攻撃アップ4Tとクリアップ4Tがかかる
ガッツ1回3Tと即死耐性3Tとガッツ発動で復讐の怨念3Tをかける
復讐の怨念=宝具アップ
ジャンヌ:これで、こっちの話に付き合ってくれるのよね?
景清:うむ、それで?何が訊きたい?
……黒い影
かの影に導かれるままに儂は
この地に生きる若者に憑依したまでよ
名を牛若義経という
影めは霊基を削り魔力を随分を費やして儂を憑依させたのだ
影の云うままにこの学校とやらに転入手続きを……
ジャンヌ:て、転入の根回しまでしてるのアイツ?!
サリエリ:そこまでする理由があるということか?
ここにカルデアの戦力を集める必要がある、と
景清:かの影が儂に告げたはただ一言のみよ
すなわち、7つの試練、超えれば道は拓かれよう
キリエ:そこまでです、皆さん!
ここで喧嘩していると聞きました!
や、やめてください!
具体的には……せ、先輩を巻き込むのはやめてください!
ハサンがキリエを呼んだらしい。
サーヴァントがやり合う気配だったから。
止めた方がいいかと思った、と。
ジャンヌ:今の内にはっきり確認しとくわよ景清
アンタはカルデアの景清
マスターの戦力としての自覚はある、ってことでOK?
景清:必要があるから呼びつけたのだろうが
であれば儂は藤丸の刀だ
折れるまで使い倒せ、存分にな
藤丸:ありがとう景清
キリエ:カルデア?使い倒す?
藤丸:ちょっとした暗号だから深い意味はないんだよ?
ジャンヌ:待って、嫌な感じがする
青黒い炎が現われた。
藤丸は戦闘準備を命じた。
ハサンもサーヴァントの姿になった。
サポートはNPCジャンヌにした
燃え盛る昏き炎(狂)3体
讐以外に耐性がついてる
サリエリ:また彼女に見られてしまったな
大人であり教師である私の出番かもしれんが
おまえに任せるべきだとも考える
どうだマスター
藤丸:そうさせてください
キリエ、もし、やっぱり説明がほしいなら
キリエ:いえ、いいえ、夕べ言いましたよね先輩
わたし先輩を信じます
でも、もしも、わたしが約束を守りきれないくらい動揺した時は……
藤丸:その時は全部教える
キリエが安心できる方でいいよ
キリエ:……はい
フーカ先生が校舎の廊下を歩いてた。
青黒い炎が現われた。
フーカ先生:え、何だろう、CG……じゃないわよね
かすみ目?……え
第9節 忘れえぬもの
ジャンヌたちは新たな魔力を感じてた。
キリエがいるから念話で話してた。
炎の敵性存在よりも高い魔力だが
サーヴァントかは曖昧だった。
キリエ:どうしたんですか皆さん
突然見つめ合って……はっ
な、なるほど!
詳しいことはわかりませんが、い、いわゆる……
三角関係……
藤丸:たぶんそれは勘違いかなって
キリエ:え、ええっ……で、では一体……
景清&ハサンは2人でどこかに行こうとしてた。
曰わく直接確かめればいい、と。
藤丸はキリエに帰宅するよう勧めた。
サリエリが送ることになった。
キリエは藤丸と校内に残ろうとした。
これも詮索の範疇と気づいた。
夕食は寄せ鍋と藤丸母が言ってたのを思い出した。
キリエも手伝うらしい。
キリエ:早く帰ってきてくださいね
藤丸:すぐに帰るから待っていて
フーカ:ローマを皆殺しにしてやらないと……
ロンティニウムの連中、女子供まで……
……え?
ゆうべ飲みすぎたかな?
二日酔いなんてなったことないのに……
頭痛い……体重い……
ハサンはフーカを殺すよう訴えた。
完全なサーヴァントになったら面倒だから。
フーカはブーディカになった。
景清:憑かれたな
儂はこの手の怪異には詳しいぞ
ジャンヌ:あの霊基の感じ……
景清:儂やおまえたちと同じ霊基であろうな
藤丸:まだ霊基は成立しきってないんだよね
成立しきる前に止める
ハサン:いかにも暴走直前のそぶりだぞ
それを殺さず止めろと?
藤丸:ここがどういう特異点かわからないけど
誰かを殺しに来たわけじゃない
ブーティカ?(讐)
燃え盛る昏き炎(狂)2体
こちらにローマ特性がかかる
全敵、讐以外に耐性
ブーディカは攻撃&防御アップ
弱体無効がかかってる
紫ゲージブレイクでローマ特攻4Tがかかる
クリ威力アップ4Tもかかる
ハサンがブーディカの後ろを取った。
その動きは読まれていた。
その隙に藤丸は至近距離でガンドを撃った。
サーヴァント相手には一瞬動きが止まるだけ。
とはいえハサンが当て身をした。
ブーディカは気絶した。
藤丸はイシスの雨=状態異常回復を使った。
ブーディカは元のフーカに戻った。
フーカを保健室に寝かせることにした。
ハサンはある程度の腕は認めたと言いつつ、
引き続きカルデアを見極めると言って去った。
ひび割れた男:勝利の女王、第2の試練ならず
都市破壊者、炎を従えて疾走する戦車
揺らめく影:あれは既にかの女王を知っている
その裡にある炎と対峙しているがゆえに
おまえが策を弄そうと、あれはきっと迷うまい
第10節 昏き炎
ジャンヌは藤丸を自宅に送ってた。
本当はずっと一緒にいたい。
でも依り代の折田さんに悪い。
いきなり夜通し一緒にいたりして妙な噂が立つかもしれない。
藤丸も自分が依り代に憑依してると考えてた。
自宅周辺はサリエリがいるはず。
なのでジャンヌは途中で別れた。
藤丸が自宅に近づくと巌窟王が現われた。
でも何も言わないで消えた。
自宅に入ると、ダヴィンチ=母の死体があった。
藤丸は居間の電話で救命士を呼ぼうとした。
居間には妹の死体があった。
電話に向かうとキリエの死体があった。
受話器が外れてた。
第11節 冥獄天秤(前編)
藤丸の自宅に警察と救急車が来てた。
ジャンヌは騒ぎで駆けつけた。
サリエリも現われた。
サリエリはキリエを送ったあと、
50メートル圏内に潜伏してたらしい。
なのに殺人を防げなかった。
何の魔力も感じなかったと。
サリエリ:これが敵性存在の仕業ならば
隠蔽系の能力あるいは……
ジャンヌ:それ以上喋らないで
そうやってすらすら続けられると
うっかりここで殺しそうだわ
サリエリ:殺す?
ジャンヌ:アンタをよ
藤丸は2人を止めた。
足元から巌窟王が現われた。
何も言わずに消えた。
周囲のざわつきも消えた。
東京駅と同じだった。
ラッパの音が聞こえた。
次のサポートはNPCジャンヌにした
西新宿にニトクリスオルタが現われてた。
ひび割れた男:いかにして戦い、いかにして超えてみせるか
今のままでは2秒と保つまいよ
第2の試練は最もか弱き復讐者なれど
最も魂なく、最も心なく、最も愛なく、一個の炎なれば
揺らめく影:あれは……
いいや語るまい
あれはきっと己が旅路を続けるとも
見ているがいい
お前は見つめることしかできないのだから
ひび割れた男:ゆえにこそ来たるは7つの恩讐、7つの炎
7つの我らが魂の欠片たち
藤丸の周囲の空間が歪んだ。
気づくと新宿にいた。
ニトクリスオルタと死霊が襲ってきた。
全敵、讐以外に耐性
クヌムの土(槍)6体
イシスの涙(術)3体
トートの書(殺)
クヌムの土(槍)3体
イシスの涙(術)2体
ニトクリスオルタ(讐)
こちらに40T後に即死がかかる
ニトクリスの青ゲージブレイクで終わり
次のサポートはNPCジャンヌにした
サリエリはニトクリスにとどめを刺そうとした。
それは幻術で、本体は住友ビルの42階側面にいた。
ニトクリスは新たな死霊を喚んだ。
全敵、讐以外に耐性
クヌムの土(槍)6体
イシスの涙(術)6体
イシスの涙(術)3体
トートの書(殺)
次のサポートはNPCジャンヌにした
全敵、讐以外に耐性
クヌムの土(槍)3体
イシスの涙(術)3体
ワァフスフィンクス(術)
こちらにスター減少&スター率ダウン3Tをかける
紫ゲージブレイクで攻撃アップ2Tをかける
藤丸たちはとりま撤退した。
数が多すぎた。
新宿中央公園で作戦を立て直す。
ニトクリスオルタは純粋なアヴェンジャーとジャンヌは感じた。
藤丸が第7異聞帯で出会ったニトクリスは恩讐なき復讐者。
アヴェンジャーとバーサーカーの二重クラス。
立て続けにアヴェンジャーが現われるのをジャンヌは訝しがってた。
藤丸の黒い影が事情を知ってそうだった。
ジャンヌ:聞こえてるなら聞きなさい
前回みたいに追加戦力出すなら今出しときなさい
……おーい
藤丸:……出て来ない
サリエリ:追加戦力はなしか
景清と連絡とれないの?
第12節 冥獄天秤(後編)
次のサポートはNPCジャンヌにした
とりま物量を抜けて大将を仕留めることになった。
全敵、讐以外に耐性
クヌムの土(槍)3体
ソベクの鱗(殺)
イシスの涙(術)3体
ソベクの鱗(殺)2体
次のサポートはNPCジャンヌにした
ニトクリスは魔力消耗作戦を命じた。
3騎のうち2騎のスフィンクスにも出動を命じた。
全敵、讐以外に耐性
イシスの涙(術)5体
ワァフスフィンクス(術)
スフィンクスは紫ゲージブレイクで攻撃アップ2Tをかける
イシスの涙(術)3体
ワァフスフィンクス(術)
ソベクの鱗(殺)2体
ようやく守備戦力を割いた。
プランC=突撃。
サリエリは藤丸を抱えて壁歩きの補助。
ビル壁面のニトクリスに迫った。
次のサポートはNPCジャンヌにした
全敵、讐以外に耐性
こちらに20T後に即死がかかる
クヌムの土(槍)4体
ワァフスフィンクス(術)
ニトクリスオルタ(讐)
ニトクリスの青ゲージブレイクで無敵5回5Tがかかる
紫ゲージブレイクで終わり
ニトクリスは新手を召喚した。
プランC2=逃げるのをジャンヌは訴えた。
ニトクリス:ああ、藤丸
その顔には見覚えがあるぞ
力足りず、愛しき者を喪った愚者の顔だ
よく知っている……ああ、よく知っているとも
なぜならば、このニトクリス自身、愚者なのだから
誰より愛した兄弟がいながら
逆神どもにその尊き命を奪われて
王権と誇り、運命さえ穢されて
己が無力に叫び、咽び泣いても意味はなく
己が涙、滂沱をナイルの怒涛へと変えようとも
何を為そうとも意味はない
我が同類よ、お前は……お前は誰を死なせた
藤丸:ここで倒す
ジャンヌ:あっちは戦力が揃っている
雑魚だけじゃなくスフィンクスまで
さっき倒した2騎のスフィンクスも再生しきっている頃合いで……
藤丸:その前に倒す
ジャンヌ:いいえ、ここは引き時!
ニトクリス:残念だったな聖女もどき
いかにお前が戦上手であろうとも
主人がこうでは、その才は活かされまい
お前たちはここで終わりだ
ニトクリスが左手に魔力を溜めた。
その一薙ぎで藤丸は消える。
ハサン:目を閉じろ藤丸!
景清とハサンが現われた。
藤丸を頼むと景清はハサンに命じた。
藤丸は身じろぎした。
ハサン:暴れんな!
サポートはフレンドのカーマにした
藤丸たちはどこかの公園にいた。
ハサンは藤丸を説教してた。
ハサン:敵軍の指揮官を前にヤケになったのか
自殺するためか?
そんなに敵を殺したかったのか?
特異点や異聞帯を旅してきたんだろう
何のために?
敵の悉くを殺して回るためにか
藤丸:わたし、は……ただ……
取り戻すために……絶対に許さない
今はあいつを……!
藤丸の脳裏にダヴィンチ母と妹、キリエの死体がよぎった。
大型の魔獣=神獣が現われた。
気配遮断でハサンも気づけなかった。
スフィンクスの紫ゲージブレイクで終わり
ワァフスフィンクス(術)
クヌムの土(槍)3体
全敵に讐以外に耐性がある
藤丸はジャンヌたちに合流するようハサンに指示した。
ジャンヌ:ハサンと、マスター?!
サリエリ:後方から高魔力反応があるぞ
ジャンヌ:霊基ガリガリ削れているわよコイツ=スフィンクス!
ハサン:悪いが仕留めきれなかった
ここでやるぞ!
ニトクリスは増援を数百現界させた。
神獣はまだ3騎残ってた。
藤丸は影に呼びかけた。
令呪を使った。
影を通してニトクリスオルタ(真)が現われた。
ニトクリスオルタ(真)は一撃でスフィンクス2騎を始末した。
ニトクリス:たとえアヌビス神の加護があろうと
たとえアヌビス神の分霊重なろうと
我が完全霊基と比ぶるべくもなし
魔力さえ著しく劣っているとも
貴様は、我の、紛い物だ
藤丸:あなたの振る舞いは冷静すぎる
ニトクリスの気性はそうじゃない
アヌビス神と混ざった感じも違う
どっちが贋作か、わからないの?
サポートはNPCジャンヌオルタにした
NPCニトクリスオルタは固定出撃
ニトクリスオルタがいると「誓言」がかかる
ニトクリスオルタ(讐)
ワァフスフィンクス(術)
クヌムの土(槍)4体
ニトクリスは青ゲージブレイクで味方の数に応じて全耐性がかかる
自身に毎ターンHP回復5T&BusterとArtsアップ5Tを使う
紫ゲージブレイクで宝具攻撃で即死猶予が5T減少がかかる
5Tと9Tで増援を呼ぶ(クヌムの土3体とイシスの涙2体)
10T後に全員即死がかかる
1Tで宝具不用の誓言2Tがかかる
誓言どおりにすれば即死までのターンが伸びる
逆に誓言に破ると即死までのターンが減る
3Tで技能不用の誓言2Tがかかる
5Tと7Tで不殺の誓言2Tがかかる
藤丸の脳裏にニトクリスの言葉がよぎってた。
私は恩讐なき復讐者。
アヴェンジャーとして召喚された場合、霊基に必ず歪みが出ます。
狂化や精神汚染が顕れるでしょう。
純正のアヴェンジャーが顕れたなら、迷わず殺すことです。
女王ニトクリスが信じたであろうマスター。
死の暗がりの力を神々へ撃ち込んだ者。
そんな貴方を前にすれば贋作の私なぞ……竦んでしまうでしょうから殺せます。
ニトクリスオルタの脳裏にマシュのブラックバレルが浮かんだ。
ニトクリス:斯様なおぞましきモノに触れてまで……!
あり得てはならぬぞ藤丸!
ニトクリスオルタ(真)は宝具を放った。
さらに藤丸の影を借りてディオスクロイを召喚した。
彼らはセイバーとアヴェンジャーの二重霊基。
ディオスクロイの宝具でニトクリスオルタは消滅した。
ニトクリスオルタ(真):私は恩讐なき復讐者であるからこそ……
自らの恩讐を語ってはならないのです
さようなら、あり得ざる私
ニトクリスオルタ(真)、ディオスクロイは退去した。
誰かが藤丸に語りかけてた。
お前は味わったはずだ。
闇の快楽を。
仇の血は蕩けるほどに甘いのだと。
第13節 もしも、きみを失ったとしたら
藤丸が血の跡を歩いてた。
自分の体を引きずってた。
血の跡は炎の路となった。
誰かが語りかけてた。
襲い、奪って、昂ぶりを得る。
殺し尽くして、愉しみを得る。
その誘惑はあまりに強い。
ゆえにこの旅路には決して揺らがぬ鋼の意志が必要だ。
失ったもののために。
購いのために。
藤丸:取り戻すために?
あるいは……ただ怒りのために。
藤丸がモンテクリスト伯の夢を見てた。
家臣と女王ニトクリスの話をしてた。
家令:ブリテン島の伝説、ブーディカを思い起こさせる
従者:申し訳ありません、私はコンチェッタほどには読書が得意でなく……
伯爵:妹とおもあえは似ているが、それぞれに異なる女だとも
あれにしかできぬ事もあれば、おまえにしかできぬ事もある
ベルトゥッチョ、ニトクリスに勝利の女王と並ぶ怒りがあったか否か
私には断じられん
燃え盛る業火なく、恩讐の果てたる炎なく
ただ優しさのみで手を下す者もある
家令:スペンサーの妖精女王は?
伯爵:読んだことはないな
かのエリザベス一世を讃える叙事詩と聞くが
家令:ブリトマートもブーディカやニトクリスになり得た女傑にございます
友誼結んだ王も、最愛なる夫も、大逆者に奪われ……
しかし恩讐の炎に呑まれることなく
夫との間に生まれた子を育てたのだとか
従者:ベルトゥッチョ兄様!
その言葉、伯爵に対してあまりに……
伯爵:構わん、座れドナテッラ
ブリトマートは愛に救われたのだな?
家令:おそらくは
伯爵:ならば、我が復讐の道
優しさも愛もなきゆえに炎のまま燃え盛るまで
仇敵ダングラール、ヴィルフォール、モルセール
すべてはこの私、モンテクリスト伯が手にかける
藤丸が夢から醒めた。
内容は覚えてなかった。
モンテクリスト伯の夢を見た実感はあった。
母、妹、キリエはもういないとわかった。
ジャンヌと登校してた。
ジャンヌに何聞かれても頷くだけ。
ハサンと交渉して身辺警護する予定らしい。
サリエリはほぼ人間で完徹連夜はキツイ。
本気出したら魔力消費がキツイ。
プランC2=撤退を無視したのをジャンヌは咎めた。
ジャンヌ:ああいう無茶は二度としないで
藤丸:……信号変わったよ……行こう
昼休みでハサンは焼きそばパン、カツサンドを買ってきた。
姫子とリカルドに頼まれたらしい。
藤丸は食べる気がしなかった。
ハサン:おまえに死なれたんじゃ困る
人理を託すに値する女かどうか……
まだオレにはわからない
だから食え
あと寝ろ、ひどい顔だぞ
ここは本物の故郷で家にいたのは本物の家族か?
隣家の女もそうだ
お前にとって……失ったものは本物か?
特異点に呑まれているんじゃないか、おまえ
(あるいは旅を始める前のおまえに戻っているのかもな)
藤丸:今は……期待に応えられるかわからない
ハサン:警護はしてやるが仮契約なんざ結ばない
すべてはおまえ次第だ
帰りに天塚と会った。
藤丸をしょぼくれた顔と評した。
音楽室で最高の音楽を味わわせてあげようと絡んでた。
誰かが止めに入らないのを訝しがってた。
天塚:そうそう、キリエ君は今日は一緒じゃないのかい?
藤丸:もう、あの子は来ません
……さようなら
天塚がキリエの死、藤丸母妹の死を知らないのはなんで?
姫子やリカルドはわかってるよね。
自宅に戻った藤丸は姿見の自分に問いかけてた。
あの3人は誰かに殺された。
ニトクリスオルタが現界したのは、その後。
殺した誰かはまだどこかにいて……。
憎い相手を殺せ。
ニトクリスオルタをそうしたみたいに。
怒りのまま殺して……キモチよかった?
玄関のチャイムが鳴った。
スカサハ=叔母がいた。
叔母:その顔は私のことを見忘れたって顔だ
愛しの叔母上を忘れるとは失礼な奴め
久しぶりだ藤丸
叔母は共同生活を始めるために来たらしい。
今日から藤丸の保護者になる。
姉さんのようにはやれないが大人になるまで面倒を見る。
叔母:表情が柔らかくなったな
私が美人なせいか?
藤丸:叔母さんの顔が知り合いによく似てるから
叔母:姉さんではなくてか?
似た人間はこの世に3人いるというぞ
藤丸:人間……
叔母:人間では、ない、のか
……そうか犬だな、ハスキーあたりか?
藤丸は素直に頷いた。
叔母はカレーを作ろうとした。
カレーは失敗で肉じゃがとなった。
藤丸は自室の姿見にまた問いかけてた。
炎のように燃え盛る心のまま誰かを……殺して、殺し尽くして……。
叔母が現われた。
叔母:何か気になることがあったら話してくれ
おまえの……話したいことを話してほしい
それまでは何も言わない、私からは
藤丸:……おやすみなさい叔母さん
叔母:……ああ、おやすみ
第14節 たとえ、それが贋物だとしても
ジャンヌオルタが夢を見てた。
カルデアでマリーにカリオストロ伯爵の印象を聞いてた。
藤丸がマリーの顔色がよくないと言ってたらしい。
だからジャンヌオルタは気になった。
がらんどうの空洞のようとマリーは評した。
ジャンヌオルタが目覚めると、折田の自室で制服のまま寝てた。
サーヴァントが夢を見るはずがないので驚いてた。
肉体の性質に引っ張られてると訝しがってた。
藤丸のことを思い出した。
本物じゃなくても、家族と幼なじみが死んでる。
無神経か!私!とツッコんでた。
がらんどうなのは私の方だと自問してた。
学校へ行く藤丸をスカサハが見送ってた。
弁当を用意してなかったので、昼食代を渡してた。
藤丸がジャンヌと登校してた。
刑部とリカルドが2人を尾行してた。
その気配にジャンヌが気づいた。
藤丸は刑部たちに声をかけなかった。
校門で生徒会長マリーが挨拶してた。
教頭先生がマリーの様子を見に来た。
マリーの伯父らしい。
藤丸の脳裏に何かの記憶がよぎった。
藤丸は目眩がした。
教頭とマリーは藤丸に救急車を呼ぼうとした。
ジャンヌオルタ:あーはいはい
こんなの別に大したことないわよ
藤丸:救急車もいらないよ
マリー:わたし分かってしまったかもしれないわ
折田さんたら……藤丸さんが大好きなのね
周囲の生徒たち:折田さんってあの折田さん?!
ちょっとコワイって噂のあの折田さんが!
ジャンヌオルタ:はぁ?!
生徒会長の癖に風説を流布してるんじゃないわよ!
刑部:マリー会長と不良の折田さんが
まさかの激突っていうか何これ、何これ?
サリエリが騒ぎを聞いて現われた。
うっかりマリーを王妃呼びしてしまった。
マリー:王妃だなんて
わたしいつかどこかの王様と結婚するのかしら
天塚がウクレレ弾きながら現われた。
天塚:幼馴染みの僕を差し置いて何だい?
誰と結婚する話をしているのかな
マリー:わたし王様と結婚するかもしれないんですって
天塚:そう不思議って訳でもないな
なぜならマリアは誰より魅力的だからね
マリー:ありがとうヴォルフ
いつだってあなたはわたしを褒めてくれるわ
マリーはたまには生徒会長以外のことをしたくなった。
藤丸にデートするよう頼んでた。
教頭は藤丸には気分転換が必要かも知れないとマリーを後押しした。
マリー:そういうことでいいわ伯父様
たまの気分転換はきっと必要だもの
ジャンヌオルタ:ちょっと待てアンタいま……
そういうことでいいとか言ってなかった?
マリー:どうかしら?
天塚:……君、僕のマリアとはちょっと違うようだ
マリー:そうかしら?
あなたの幼馴染みのマリアよわたし
ね、藤丸さん
デートの予定、明日の日曜ではどうかしら?
翌朝、叔母が藤丸を起こしに来てた。
藤丸はシャワーを浴びようとした。
何かを察した叔母は学生として節度は弁えろと釘を刺してた。
ショッピングモールにジャンヌオルタ、景清が来てた。
叔母はハサンが霊体化で警護してた。
サリエリは本体の事情で学校の仕事。
マリーが制服を崩した格好で現われた。
藤丸は普段とのギャップに驚いてた。
マリー:あなたも見た目から入る口なのね……
普段は生徒会長のマリーとしてのわたしで
今日は素のわたしだもの
2人はモール内を買い食いしながら歩いてた。
内部はヨーロッパのどこかの街並みを再現してた。
マリー:あなたと来られて良かったわ
いいえ、あなたと時間を過ごせて良かった
ありがとう、もう充分
だから……本題に入りましょう
映画を予約してあるの
マリーが予約した映画は家族が殺された復讐をテーマにした映画だった。
客は多くなかった。
人払いの術式かもとジャンヌオルタは念話した。
マリー:わかるわ
あなたの気持ちが手に取るように分かる
あなたの裡に燃え上がっている炎が何を求めるかを
わたしは既に知っているの
大切な人を殺した誰かを……
殺してしまえと魂が叫ぶのよ
きっと……少しくらいは胸がスッとするはずよ
いつの間にか藤丸は唇を噛んでいた。
マリー:あなた自分の痛みには強いのね
あなたはそういうひとなのね
鈍感とは少し違うと思うけれど
わたし、ね……そういうひとキライよ
第15節 たとえ、それが だとしても
教頭がサリエリの音楽室に来てた。
サリエリの記憶では教頭が音楽室に来たことはなかった。
サリエリは教頭がサーヴァントとわかってた。
しかも憑依ではなく元からサーヴァント。
教頭は王妃の伝言を告げた。
この東京には、あなたが求めるアマデウスはいない。
憎悪を沈め、星見の従僕となりはてて
その魂は怨嗟を忘れたか!
教頭は魔物の姿になった。
サリエリは動揺してた。
藤丸&マリーは地元に戻ってた。
マリーはいつもの制服着てた。
叔母が現われた。
叔母:せっかくお台場まで行ったのだろう?
夕食くらい誘えばいいものを
我が姪は真面目だな
藤丸:叔母さん、ただいま
マリー:藤丸さんの叔母様ね
こんな素敵な大人の女性だなんて知らなかったわ
わたし飛羽野マリーです
叔母:件の生徒会長だろう
今日はあれだ、姪が世話になったようだ
藤丸:叔母さんは……どこかに行ってたの
叔母:横浜に所用があったからな
ちょうど帰ってきたところだ
おまえたちはアレだ
ファーストフードでも食べてから帰るといい
そうしてくれると私もラクができる
では私はこれで、またな
マリー:あのひとが……あなたの新しい家族なのね
藤丸:黙って
マリー:まあ怖い
そんな目をするんだ……
怖いからわたし、逃げることにするわね
藤丸はマリーを追った。
路地裏に入った。
誰もいなかった。
マリーの声:映画館で言ったこと、よく考えてみて?
それと……暗い場所にはあまり来ない方がいいわ
だって危ないものね?
路地裏に赤い粘塊が現われた。
藤丸は簡易召喚しようとした。
ハサン:こういうときは逃げるもんだろ
藤丸:叔母さんの警護は……
ハサン:景清と代わった
霊体ができるオレがお前に張り付くべきと考えた
おまえは退け、マスターってのは将師だろうが
藤丸:カルデアでは、こうだから
わたしは退かない
ジャンヌ:……ちょっとは後退しなさい!
これ、黒ってことでいいのかしらね、あのマリーもどきさん
サポートはジャンヌオルタにした
怒りの凝集(狂)9体
讐以外に耐性がある
全敵にクリ率アップ5Tをかける
自身にチャージプラスを使う
ジャンヌが藤丸の手に気づいた。
返り血を浴びてた。
ジャンヌ:カルデア式召喚だと
距離に比例して供給される魔力が増減されるらしいけど
あんまり無茶しないで
感情のまま突っ込んでいって
勝てる相手ばかりじゃないでしょう?
藤丸:(頷く)
ハサン:殺したいのか
復讐したいのか
オレは誰かを殺めるために生きた
迷いなく、信仰のために
考えず、感じず、殺戮の装置となる
復讐者はそうじゃない
己で考え、己で感じ、その上で殺す
復讐者は常に自らの魂を灼いている
敵の悉くを灼き尽くしたあとは
きっと自分自身をも灼き尽くしてしまう
おまえの魂は、おまえの旅は炎なのか?
それとも……
第16節 憎悪の炎、この胸を永遠に
出撃はNPCサリエリのみ
燃え盛る昏き炎(狂)
怒りの凝集(狂)2体
全敵、讐以外に耐性がある
宝具を撃てばギリ倒せる
藤丸が不在の間、分断を狙ったとサリエリは察した。
サリエリの依代には魔力があった。
隙あらば教頭を仕留めるつもりだった。
マリー:わたしたちの獲物はあなたなの
想いだしなさいな?
燎原の火、あなたを生み出した炎の味……
衆愚に灼かれた先生の魂の欠片と
灰色の男が混ざり込んだ異形、無辜の怪物
わたしと一緒にためしましょうよ
あの子の魂が……真っ黒な華を咲かせるかどうか!
藤丸が自宅に戻ってた。
ジャンヌの念話が聞こえた。
曰わくサリエリと連絡が取れない。
もう1時間になる。
マスターから念話できないかと。
……サリエリの声が聞こえた。
公園に来てくれ。
徒歩5分圏内に公園があった。
ハサンは叔母の警護。
藤丸の警護は景清。
ジャンヌとは公園で合流となった。
景清は歩きながら、今の我は義経の精神性を持ってると話してた。
ゆえに、まずは首を落とすところから始めようと思ってしまう。
場合によってはサリエリの首を落とすと聞いた。
藤丸はダメと答えた。
公園には誰もいなかった。
開けている分、藤丸を隠せない。
これはよろしくないと景清は警戒してた。
サリエリ:今回ばかりは、おまえの真っ直ぐな気性を恨めしく感じるぞ
だが感謝する、よく景清を連れて来てくれた
景清:その物言い……既に貴様、喇叭ナシだな?
サリエリ:……ああ、そうとも
景清は戦闘態勢になった。
景清:ブーディカもどきを思い出せ
あれのように戻るかはわからぬが、今は敵だ!
サポートはNPC景清にした
サリエリ(讐)
怒りの凝集(狂)6体
全敵に讐以外に耐性がついてる
全味方に防御ダウン3Tがかかる
サリエリは自身にArtsアップ4Tを使う
紫ゲージブレイクで攻撃アップ2Tとクリ威力アップ2Tをかける
凝集は自身にチャージプラスを使う
サリエリは逃げた。
拍子抜けと景清は残念がった。
景清の携帯にジャンヌからメッセージが来た。
携帯がない藤丸は念話でジャンヌと話した。
ジャンヌはサリエリを追う。
藤丸は休め。
サリエリは必ず藤丸を狙う。
だから迎撃の方がいい。
景清も休むよう指示した。
倒れられては困るから。
翌朝、藤丸の目の隈を見てジャンヌは驚いてた。
学校へ行くとサリエリが普通に先生をやってた。
あれではすっかり人間と景清は評した。
とりま景清がサリエリを監視することになった。
昼休み、屋上で藤丸とジャンヌ、景清がサリエリの話をしてた。
ジャンヌ:サリエリ先生としてはおかしくないわね
英霊サリエリとしちゃ大いに変なんだけど
景清、あんたの感想は?
景清:……ん、まず殺気の類は見えんな
それだけだ、つまらん
ジャンヌ:何を期待してんのアンタは……
放課後を待って直接接触を試みる、どう?
藤丸:わかった、戦おう
ジャンヌ:アンタまで……
まあ、でもそうね
今やれることはそれしかない
ブーディカと同じことをしてみましょう
つまりぶっ叩いて直す
姫子が物陰から藤丸を覗いてた。
ジャンヌ:もう昼食の時間よね!
借りてた藤丸、アンタたちに返すわ
姫子:あわわ、こっちこそお話中ごめんなさい
っていうか別にお昼の約束してた訳じゃなくて……
リカルド:約束はしてないけど、
普段は何も言わんでも一緒に食ってるぞ?
リカルドは藤丸にパンを渡した。
姫子はマリーとのデートを聞いた。
藤丸:あれはデートじゃなかったと思う
リカルド:もしかして春の生徒会選挙の相談とか?
姫子:姫子わかっちゃったかも!
友達未満、恋人未満って感じなんじゃない?!
リカルド:それはもう……ただの他人では?
景清:フフ!
リカルド:うわ笑った、笑うんすか転校生二号……
放課後、サリエリが生徒に帰宅を命じてた。
臨時の保安点検があると。
天塚は個人的な用件で校舎を空にしたがっていると絡んでた。
黙れと怒ったサリエリは、霊基再臨でアヴェンジャーの姿になった。
天塚:凄いな、SFX?、VFX?
まるでスクリーミング・マッド・ジョージだ
藤丸たちが現われた。
景清とジャンヌオルタもサーヴァントの姿になった。
藤丸:元のサリエリに戻す
ジャンヌ:ええ、おあつらえ向きに、にせアマデウス以外は生徒もいないし
遠慮なくやってやるわよサリ先!
サポートはNPCジャンヌオルタにした
サリエリ(讐)
怒りの凝集(狂)2体
全敵、讐以外に耐性
こちらに防御ダウン5Tがかかる
サリエリは自身にチャージプラス2を使う
紫ゲージブレイクでチャージMAX&攻撃アップ4Tがかかる
天塚がいなくなってた。
サリエリは天塚をアマデウス呼びして追った。
藤丸の脳裏に炎の道のビジョンが見えた。
急に目眩がした。
景清:倒れるぞ、呆けるな
ん、貴様、その目、何を見ている
藤丸:……何でもない
ジャンヌ:何かの魔術かしら
……さっさと行くわよ
アイツが偽アマデウスで本懐を遂げる前に止める
藤丸たちはサリエリの教室を調べた。
他の場所は何もなかった。
教壇の出席簿に走り書きがあった。
もはや耐え切れそうにない。
だから今は、音楽室に……。
音楽室は1階の一番奥。
藤丸は音楽室にサリエリがいると考えた。
赤い念塊が現われた。
サポートはNPC景清にした
全敵、讐以外に耐性
怒りの凝集(狂)3体
怒りの凝集(狂)
燃え盛る昏き炎(狂)2体
昏き炎はこちらに毎ターンNP減少3Tを使う
怒りの凝集(狂)
燃え盛る昏き炎(狂)5体
敵が増えて道を阻んでた。
ジャンヌが抑えるので先に行くよう命じた。
音楽室に天塚がいた。
天塚:その怒りは……炎は、君自身のものと言えるのかな?
サリエリ:我は……ゴット、リープ、モーツァルト……
貴様を……
天塚:殺す、かい?
かの楽聖アマデウスと混同してもらえるのは光栄だけれど
ソレ、先生の心からの言葉なのかい?
誰かに言わされているとか
本音はそうだけど我慢してたのに
無理やり、我慢を引き剥がされてしまったとか
そういことだったらイヤだね
この僕の命を奪おうって言うからには
最低限、君の魂を奏でてくれなきゃ!
サリエリ:ウ、ウゥ、ウウウ……
天塚:もっとちゃんと音にしたまえよ
かのアントニオ・サリエリを気取っている割には
君、ぜんぜん旋律がなっちゃいないぞ!
サリエリ:貴様ァ!
景清が間に合った。
サリエリの攻撃を弾いた。
天塚:よかった、無事に態勢を整えられたようじゃないか
それじゃあ……常人の僕としては後を任せたいところだが
景清:無論、こちらで引き受けよう
サポートはNPC景清にした
サリエリ(讐)
讐以外に耐性
チャージ2プラス&クリ率アップ5T&こちらに防御ダウン5Tを使う
紫ゲージブレイクでチャージMAXになる
赤ゲージ14万HPで全滅
霊脈石コンティニューした
あとは景清の宝具で終わり
景清は藤丸の顔色に気づいた。
景清:契約中の英霊の暴走……
よもや主!
暴走の影響を受けているな?!
藤丸の脳裏に殺せという声が何度も響いた。
景清が何か訴えてた。
何も聞こえなくなった。
天塚が現われた。
サリエリが天塚に反応した。
景清:大した度胸だ学生
そうして前に出て来てくれたお陰で
音楽教師をおびき出せるというもの
天塚は新聞を読んだらしい。
きっと君を傷つけたと藤丸に謝った。
天塚:その上で、無神経極まる言葉を言おう
君には大切な人がいるはずだろ?
想像したまえ、いや思い出してみたまえ
その子は今……どうしているんだい?
藤丸の脳裏にカルデアのマシュと見た青空がよぎった。
炎はそれ以上、藤丸を焼いたりせず、
一条の光を見出したように
ある光景が胸を満たしていた。
青い光が差して令呪が一画、回復した。
令呪越しに魔術回路が躍動した。
天塚:その子はどうしているんだい?
藤丸:空を……青い空を、あの場所で……
天塚:君はその光景を胸に秘めながら何を為す?
どこまでも追い詰めて逃がさず、許さず、殺し尽くす
それが君の望みかい?
藤丸:わたしたちは……殺す為に旅をしてきたんじゃない
天塚:……旅か
いいねえ、すごくいい
哲学的な言葉を言うんだな君は
天塚は巌窟王の話をした。
天塚:復讐の果てにダンテス氏は答えに辿り着く
それこそ人の理想、輝ける答えに違いない
ただね、それでも……
やっぱり気持ちいいんだよ、恨みを晴らすのは
する側にとってはね
ああして荒ぶっているサリエリ先生のこともね
殺したければ殺せばいい
どんな人生を選ぶのも、君の自由なんだ
あらゆる全ては遅すぎるってことはないし
早すぎるってこともない
生まれる前に決めてもいいし
死んでからだって、考え直すのもいい
そうだろ?サリエリ先生?
サリエリが正気に戻ってた。
ジャンヌも合流した。
ジャンヌ:血の塊と炎、蹴散らしてきたら
サリ先が涼しい顔で立っている……
急に冷静になって霊基戻しているし……
え、怖い……
景清:はあ、何だつまらん
急にやる気をなくしおって
楽師の霊基を泣く泣く一刀両断する用意は
この景清、いつでもあったのだがな
ジャンヌ:コイツも怖い……
天塚:愛しのサリエリ先生が正気に戻ったってことなら
僕は一足先に離れておこうかな
僕のような常人が頭を突っ込むべきじゃなさそうだ
藤丸:天塚先輩……ありがとうございました
ジャンヌ:それでサリ先、正気に戻ったなら確認するわよ
王妃がどうとか書いていたわよね?
サリエリ:生徒会長だ
私の霊基を軋ませて、ブーディカ同様に暴走させようとしたようだ
飛羽野マリー、並びに教頭
あれらが黒幕、あるいはその関係者の可能性は高い
恐らく校内に残っているぞ
連戦になるが叩くべきだろう
ひび割れた男:時は来た
第3、第4の試練が……ここに……
故にこそ……来たるは……
7つの、我らが、魂の欠片たち……
仮面の男:力を使いすぎだ
度重なるカルデアからの招き寄せによって、おまえは
もはや霊核のほとんどを失っている
是より先はオレが……否、私が始末をつける
混沌機構カリオストロ・オルタが体育館にいた。
カリオストロ:よもや対話による解決を成し遂げようとは
そろそろ主菜……第3、第4の試練を始めましょうではありませんか
我が王妃、我が運命にして象徴たる貴方が、喇叭を鳴らすのです
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