2024年5月末に奏章Iをクリアしたので、
続いて奏章II不可逆廃棄孔イドをやろうとすると、
オルガマリークエ1のクリア後の物語という警告が出た。
ネタバレはどうかと思ったけど、
手持ちサバではまだクリアできる気がしないので開始した。
Contents
- 第1節 血の旅路
- 第2節 東京/責務の呼び声 case II
- 第3節 其処は、見知った街に似て
- 第4節 きみは、見知った人に似て
- 第5節 慟哭城塞(前編)
- 第6節 慟哭城塞(後編)
- 第7節 夢/現実
- 第8節 転校生
- 第9節 忘れえぬもの
- 第10節 昏き炎
- 第11節 冥獄天秤(前編)
- 第12節 冥獄天秤(後編)
- 第13節 もしも、きみを失ったとしたら
- 第14節 たとえ、それが贋物だとしても
- 第15節 たとえ、それが だとしても
- 第16節 憎悪の炎、この胸を永遠に
- 第17節 絶望王権・混沌機構
- 第18節 此処は再びの監獄なれば
- 第19節 死嵐大王・殲滅幼獣
- 第20節 さよならは言わずに
- 第21節 伯爵
- 第22節 決戦/決別
- 第23節 帰還
- 第24節 不可逆廃棄孔イド
- 第25節 決戦/最終使徒カリオストロ
- 第26節 そしてキミは、旅の果てへ
- appendix
第1節 血の旅路
誰かが(藤丸?)東京の住宅街の光景を見てた。
学園も見えた。
学生服のジャンヌ?アナスタシア?
スーツのサリエリ?
私服のロリンチ?
の姿が脳裏をよぎった。
路地裏に巌窟王が現われ、命じた。
礼装を身に着けろ。
恩讐の炎を乗り越えて今は進め。
第1節はこれで終わり。
巌窟王ってことはアヴェンジャーがテーマ?
第2節 東京/責務の呼び声 case II
藤丸たちが食堂で会議してた。
マリーアントワネット、ジャンヌ、ジャンヌオルタもいた。
フランス組=第1特異点組らしい。
伯爵の正体が誰か。
マリーは伯爵の音声に懐かしさを感じた。
英霊になりそうな伯爵は3人いるとマシュはアピールしてた。
ドラキュラ伯爵、モンテクリスト伯爵、カリオストロ伯爵。
フェルセン伯爵も候補だった。
マリーはマシュの口に指を当てて黙らせた。
マリーの愛人らしい。
カリオストロはマリーの名を騙って首飾りを売ろうとした。
当時の市民はマリーを非難した。
カリオストロは罪に問われなかった。
それでもパリから追いやられた。
とても丁寧な方だったとマリーは覚えてた。
作り物のような笑顔も。
藤丸とマシュは伯爵の印象と一致してると気づいた。
巌窟王が藤丸の影から現われた。
女の死体を使ったのは奴らしいと評した。
史実では1795年にカリオストロは獄死している。
巌窟王は1838年に出会ったと主張した。
尋常ならざる長命、または不老を得ていると。
ダヴィンチ:西暦以降の魔術師の多くは
歴史に名を残すような立場を避けるんだけど……
ジャンヌオルタ:アンタがいうかそれ
いやまあアンタはちょっと違うか
マシュ:!
ジャンヌ:ダメよオルタ
そのツッコミ、マシュさんが言おうとしていたのに……
ダヴィンチは万能の天才で、
学校に通えばすべて満点とドヤった。
ジャンヌオルタ:そういやマスター
カルデアに来る前は学生だったのよね
こういう天才児っていた?
藤丸:流石にダヴィンチちゃん級はいないね
うちは普通の学校だったから
巌窟王がカルデアの廊下を歩いてた。
吐血した血が床に落ちた。
我が炎の行き先は決まった。
俺の流儀でそれを務めてみせよう。
カドックは巌窟王に注意するよう助言してた。
アラートが鳴った。
藤丸は管制室に向かった。
召喚陣が勝手に起動して英霊が召喚された。
召喚陣には電子式、物理式、魔術式防護がある。
ロック解除にはゴッフとダヴィンチの承認と
藤丸のシステム起動が必要。
……なのに勝手に起動した。
ネモにも理由がわからなかった。
管制室にその英霊が入ってきた。
また会ったなと耀星のハサンは藤丸に挨拶した。
藤丸にその記憶はなかった。
ダヴィンチ:英霊の座には基底現実における
時間経過の概念が通用しなという説があるよね
耀星のハサン:なるほど
オレの召喚が前のめりにズレてるのか
カドック:未来の特異点でコイツと会ったってことか!
巌窟王:おまえは既に俺と出会っている……そうだな?
ハサンと巌窟王は臨戦態勢になった。
藤丸は急にめまいが起きた。
マシュ:レムレムの前兆です
バイタル維持、準備お願いします!
意識を失う藤丸の脳裏に巌窟王の声が響いた。
総じて3つ。
残る歪みすべての解除。
歪みとは人類史の特異点ではない。
危惧すべきは遺分軆=エレメンツのみ。
レイシフトが起きた。
藤丸が気づくと東京の通学路だった。
第3節 其処は、見知った街に似て
藤丸は見覚えあるような繁華街にいた。
懐かしさがあったけど、記憶は朧気だった。
通信用礼装は起動しなかった。
路地裏から声が聞こえた。
誰もいなかった。
暗がりを見つめると青い炎が形になった。
藤丸:敵性存在?!
簡易召喚!
サポートはフレンドのアルクェイドにした
燃え盛る昏き炎(狂)
全耐性?がかかってる
こちらに攻撃ダウン5Tがかかる
藤丸の影から巌窟王のような影が現われた。
影は何も喋らなかった。
藤丸:話せないなら頷いて
キミは巌窟王だよね?
影:違う
俺はお前の影だ
影は消えた。
学生服のジャンヌオルタ?が現われた。
???:……藤丸?
こんなトコに1人でいると危ないわよ
……ってか、アンタ何してるの?
藤丸たちは表通りに移動した。
藤丸:ジャンヌオルタだよね?
折田:ジャンヌってどっから出てきたのよ
……折田は合ってるけど
リカルドと姫子が捜してたわよ
暇なら行ってあげれば?
リカルドも姫子も制服着てた。
リカルド=安藤リカルド
姫子=刑部姫子
姫子は藤丸を見て記憶喪失と直感した。
今年は2015年と教えてた。
キリエさんが藤丸を捜してるらしい。
キリエちゃんとは隣家の幼なじみらしい。
藤丸は自宅を知ってるか聞いた。
リカルド:……へ?
姫子:……や、やっぱり!
ガチで記憶喪失なのでは?!
リカルド:姫子がそーいうから
ウケ取りに来てスベったんでは
姫子:それは……そう……かも……?
藤丸は自宅方面に向かった。
一つの民家を見て直感した。
玄関の前に制服の少女がいた。
キリエ:よかった、時間間に合いましたね
おかえりなさい
第4節 きみは、見知った人に似て
パラケルススと巌窟王が小宇宙の話をしてた。
人はさまざまな幻影を己の裡に抱く。
人と出会うたび、別れるたび、それらの幻影は増えていく。
時には自我=エゴやアルターエゴと交わることも。
人の心は数多の人格が生きる一世界と言える。
その内的世界を碩学、顕学は小宇宙と呼んでいた。
最後の星見、いつか少女であった者よ。
恩讐の炎、その旅路を歩む資格を持つ者よ。
お前にとって……世界の危機とは?
キリエは甘口のルゥを買っていた。
今日はカレーの日らしい。
キリエはおばさまの手伝いをするつもりだった。
玄関でロリンチが藤丸をお姉ちゃん呼びして迎えた。
藤丸が廊下を進むとロリンチが呼び止めた。
パパの書斎は入っちゃだめだよ、と。
ママ=私服の大人ダヴィンチだった。
藤丸の脳裏に手刀で胸を貫かれるダヴィンチの姿がよぎった。
藤丸は自室に入った。
こういった異常事態でマスターの対応は……と思いだそうとした。
キリエが自室に来た。
世界が真っ白になる夢を見たと訴えた。
翌日、妹&キリエと手繋ぎ登校してた。
途中で刑部とリカルドと会った。
カレーの日の話を聞いて刑部は羨ましがった。
幼なじみの手料理があるとないとじゃ青春のクオリティが違うと。
キリエ:今度はみなさんでいかがですか?
作りますよ、カレー
リカルド:い、いいの?!
いや俺は嬉しいけど
姫子:キリエちゃんの愛情手作りカレーかぁ……
推し2人の間に割り込むのはさぁ
いくらなんでも、いくらなんでもぉ……
校門にサリエリ先生がいた。
藤丸は吹き出すのを我慢した。
天塚先輩が通りかかった。
天塚=モーツァルト?
サリエリは天塚には厳しいらしい。
BL的な話?
姫子:これって、これって
でへへへぇ、これって……これってぇ……
キリエ:刑部先輩ステイ、ステイです
廊下で折田と再会した。
繁華街の路地裏に入るのはやめなさいと忠告を受けてた。
フーカ先生がホームルーム始まると呼びかけた。
勝津女という名前があるけど、折田がフーカと呼んでた。
ホームルームでフーカは転校生を紹介した。
ハサン・ハッサーバ=耀星のハサンだった。
藤丸はハサンの学校案内を頼まれたらしい。
姫子、リカルド、キリエが協力を申し出てた。
キリエは昼食の弁当も持ってきてた。
おばさまから監視するよう言われてるから、と。
監視ってマジなヤツでは?
大人ダヴィンチはこの特異点の事情を知ってそう。
ハサンは学校案内に乗り気じゃなかった。
「週番」という腕章を着けてた。
キリエ:以前の学校のものですか!
ハサン:……かもな
姫子:どうあってもテンション低い
体育館にマリー生徒会長がいた。
体育館は生徒会が借りているらしい。
藤丸たちをバスケ部と勘違いしてた。
キリエから聞いてる先輩と、藤丸に気づいて挨拶してた。
キリエが地理の先生に呼ばれた。
明日使うプロジェクターを用意してほしいと。
姫子、リカルドも手伝うことにした。
藤丸は案内は1人でも大丈夫と答えた。
ハサンは何かの気配を感じた。
青い炎が犬のような形になって現われた。
サポートはNPC耀星のハサンにした
燃え盛る昏き炎(狂)
野良犬?(馬)10体
全敵に全耐性?がかかってる
野良犬?は全体に攻撃アップ2Tを使う
昏き炎を倒すと終わり
ハサンは藤丸に炎をどう思うか聞いた。
まだわからないと藤丸は答えた。
断言できる情報がないから。
そういう態度か、そっちのやり方に付き合うとハサンは納得した。
案内はもういい、次は気をつけろと去った。
藤丸は1人で帰宅した。
見覚えのある景色。
でも故郷にあの後輩の少女、あの母、あの妹はいなかった。
終わりを告げる第1の喇叭が聞こえた。
第5節 慟哭城塞(前編)
巌窟王が現われた。
曰わく喇叭が鳴るごとに試練が訪れる。
ひび割れた男が書斎で呟いてた。
現界するは怨の騎士、慟哭城塞。
初代ブリトマート。
今のままでは2秒と保つまい。
揺らめく影が反論した。
あれは戦うことを知っている。
偽りの故郷に迎え入れようと
偽りの愛で埋め尽くそうと、
歩み続けるとも。
あれは既に……監獄にて七罪を踏破した。
ひび割れた男曰わく、ゆえにこそ来たるは7つの恩讐。
我らが魂の欠片たち、と。
※巌窟王のイベント?
ボーダーで特異点反応を計測した。
座標は医務室の藤丸のベッド。
藤丸が特異点になってる可能性があるとシオンは驚いてた。
藤丸が気づくと東京駅にいた。
ブリトマートオルタがいた。
ブリトマート:復讐者、オルタなりしブリトマートである
おまえが明日を求めるならば、抗え
サポートはフレンドのBBにした
見た目が決戦用カルデア制服に固定される
ブリトマートが宝具を撃つ?と終わり
ブリトマートオルタ(讐)
死霊騎士(剣)
妖精槍兵(槍)
全敵に全耐性がついてる
ブリトマートは防御アップ&弱体を受けない
自身に無敵2回3Tを使う
弱体無効3Tを使う
チャージプラスを使う
硬すぎて攻撃が通ってなかった。
逃げようとするとキリエが現われた。
キリエは東京駅の書店でミステリ研の資料を買ってた。
喇叭が聞こえて周りから誰もいなくなったらしい。
藤丸と裏路地に逃げ込んだ。
折田、サリエリ先生も現われた。
サリエリは銀座の楽器店にいたらしい。
折田は何をしてたか言わなかった。
サリエリが教えた。
東京駅地下のキャラクターショップで可愛いものを買おうとしてたと。
イメージというものがあると折田は赤くなってた。
2人とも喇叭の音が聞こえて、周りから人が消えるという同じ現象に遭ってた。
青い炎が現われた。
配下の騎士も喚んだ。
騎士:目標1名、非武装民間人3枚、殺戮対象と認定
折田:コイツら今、殺すとか言ったわよ!
キリエ:ひっ……
サポートはフレンドのギルガメッシュにした
燃え盛る昏き炎(狂)
死霊騎士(剣)4体
全敵に全耐性がついてる
次のサポートもフレンドのギルガメッシュにした
死霊騎士(剣)6体
全敵に全耐性がついてる
藤丸は囮になってキリエたちを逃そうとした。
サリエリには藤丸影を操って騎士を撃退したように見えた。
常識的には藤丸を置いて先生が逃げるのはありえない。
スマホの時刻は17時26分で、
懐中時計も、該当時計も17時26分で止まってた。
そういう非常事態で藤丸には対処法があるとサリエリは信じた。
キリエ、折田を連れてサリエリは逃げた。
藤丸は路地から出て騎士たちを引きつけた。
折田が急に駆け付けてきた。
折田を追ってサリエリも来た。
巌窟王が黒い炎を折田に放ったように見えた。
折田はジャンヌオルタになってた。
追いついたサリエリも、サーヴァントのサリエリになってた。
同一個体に憑依した感じらしい。
元の人物の記憶も共有してた。
……ので事態を把握した。
ジャンヌオルタは騎士を一掃した。
サリエリも慟哭外装を起動した。
サリエリ:やるぞマスター
ここまでは防戦に徹していたようだが……
藤丸:反撃開始だ!
第6節 慟哭城塞(後編)
サポートはNPCジャンヌかサリエリのみ。
このバトルでは讐にダメージアップがつく。
NPCにはさらにダメージアップがつく。
死霊騎士(剣)6体
全敵、讐以外に耐性
全耐性もついてる
サポートはNPCジャンヌオルタにした
昏き炎は讐以外に耐性がある
死霊騎士(剣)5体
燃え盛る昏き炎(狂)
全敵に全耐性がついてる
昏き炎を倒すと昏き炎が現われる
5ターン経過で?終わり
死霊騎士は数が多すぎた。
路地裏にはキリエがいる。
なので藤丸たちは動けなかった。
親玉の硬さは気になる。
でも押し通ると決めた。
サポートはNPCジャンヌオルタにした
死霊騎士(剣)2体
妖精槍兵(槍)
死霊騎士(剣)3体
ブリトマートオルタ(讐)
全敵、全耐性&讐以外に耐性
ブリトマートは防御アップ&弱体無効
Quickアップ2T&Busterアップ2T&チャージアップを使う
無敵2回3T&被スター率減少3T&チャージアップを使う
ジャンヌは伝承防御だと気づいた。
伝承どおりの特殊攻撃じゃないとほとんどダメージがない。
藤丸たちは騎士に背後を取られた。
マシュを連れて上に逃げた。
ジャンヌがマシュを、サリエリが藤丸を抱えて飛んだ。
数ブロック離れたビルの屋上にいた。
藤丸はいつの間にか魔術礼装を制服の下に着てたと気づいた。
敵の狙いは藤丸。
7つの試練という巌窟王の言葉を思い出した。
影が現われて警告した。
来るぞ。
サリエリもジャンヌも高速で飛ぶサーヴァントの魔力を感じた。
高高度からの落下……吶喊。
サリエリとジャンヌはブリトマートを受け止めて投げた。
ブリトマートオルタ:裡の怒りを炎と変えよ
あるいはお前が明日を求めるならば……
藤丸は影に呼びかけた。
影:あるいはお前が奥底より求めるならば、その手を……
藤丸は令呪を掲げて命じた。
影の向こうの何かを掴んだ。
二刀痣丸が現われた。
平景清だった。
景清:ははははは!景清が鏖殺してしんぜよう
ジャンヌ:あいつには伝承防御がある
普通に攻撃しただけじゃダメージは殆ど通らない!
景清は炎でブリトマートをはじき飛ばした。
ジャンヌも重ねて炎ではじき、ブリトマートは地上へ落ちた。
藤丸は追撃を命じた。
キリエは藤丸を止めた。
キリエ:折田先輩とサリエリ先生が特別なのは……
見ていてわかりました、でも……先輩は……
藤丸:慣れているというか、そのうん……
でも行かないと
キリエ:……わかり、ました
でも、どうかお気をつけて
無事に戻ってください!
NPCジャンヌオルタを選んだ
景清は固定出撃
ブリトマートを倒すと終わり
ブリトマートオルタ(讐)
死霊騎士(剣)
妖精槍兵(槍)
景清はExtraAttackで崩し状態1T&スタンを付与
クリ攻撃で崩し状態1Tを付与する
ガッツ1回がかかる
源氏特攻2T&クリ威力アップ2Tもかかる
1T、5T、9Tでコマンドカード不可を自分以外にかける
こちらにダメージアップ(永続)がかかる
全敵、讐以外に耐性
全敵、崩し状態で効果が消える全耐性
ブリトマートは防御アップ(永続)
弱体無効3T&クリ率アップ2T&クリ威力アップ2Tを使う
無敵2T&被スター率ダウン3Tを使う
紫ゲージブレイクで攻撃超アップ&行動回数ダウン(永続)と
攻撃時に防御強化解除がかかる
景清に復讐の怨念=怨念の数で宝具アップがかかる
サリエリ:空中で炎を受けたあれは……
ジャンヌ:あっさり吹っ飛んでたけど……ってああ、そうか!
大地の加護ってそういうこと……マスター!
藤丸:あのサーヴァントを空中へ打ち上げて!
景清がブリトマートを空中に吹っ飛ばした。
さらに宝具で鎧にヒビを入れた。
ジャンヌはヒビに宝具を放った。
ゼロ距離、ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン。
鎧は内側から爆裂した。
霊基霊核は跡形も残らなかった。
止まってた時計が動いてた。
東京駅に人が戻り始めた。
景清は霧であたりを覆った。
余人の目に、藤丸たちは見えない。
サリエリ:(7つの試練、そうマスターは言った
ならば、あと6つ
令呪を一画消費した状態で、我々はマスターを無事に帰還させられるのか……?)
第7節 夢/現実
アビゲイルと道満が夢の話をしてた。
藤丸が夢を歩いてしまう。
前にもそういうことがあったと、アビゲイルはおじ様から聞いた。
道満は自分より夢魔の類、マーリンか妹に尋ねるよう助言した。
アビゲイル:でも、おじ様が……
道満:巌窟王殿がどうされましたかな?
アビゲイル:マスターの夢の話だから
あなたにも訊いた方がいいって
私にはよく分からないのだけど
でも……あなたの匂い、匂いの欠片というのかしら
マスターの夢のどこかで嗅いだことがある気がして……
道満:……ほう、それはまた
藤丸、折田、サリエリが学校で話してた。
景清はいつの間にかいなくなってた。
巌窟王の宝具は時空も脱する。
我々の通り道として機能したとサリエリは考えてた。
あるいは特異点成立にも関与している。
藤丸は監獄塔を思い出した。
私は巌窟王のイベント未プレイ……。
突然、巌窟王=影が現われた。
霊体化して!と藤丸は訴えた。
いつの間にか消えてた。
モブ子:今そこに黒いカーテンみたいなのなかった?
ジャンヌ:気のせいじゃないかしら、あははは
ジャンヌは昨日、折田の自宅に戻って見知らぬママンと話したりしたらしい。
折田のままだと魔力消耗がほとんどない。
だから普段は折田さん。
サリエリは藤丸の自宅を見張ってたらしい。
ジャンヌ:私、折田さんに引っ張られてるわ……
家なら安全でしょって自然と思ってたかも
サリエリ、偉いわぁ
そっか……
そういえばキリエだっけ、昨日は結構なものを見ちゃった訳でしょう
ちゃんと家に帰れた?
藤丸はキリエの様子を語った。
キリエは聞きたいことがたくさんあった。
どうしてビルの屋上まで跳べるのとか、
あの鎧集団はなんだったのか、不気味な炎も。
でも藤丸を信じると決めた。
キリエを心配してくれているから。
ダヴィンチ=妹、と母が自宅前に迎えに出てた。
東京駅でガス爆発があったことになってた。
妹はキリエと藤丸の手を掴んだ。
捕まった宇宙人ふたたび!
その手が震えていると藤丸は気づいた。
つまり藤丸を心配してたんですね。
母:2人とも、1つだけ約束してくれる?
どうかもう危ないことはしないって、ね?
藤丸:……はい
翌日、藤丸たちは学校で話してた。
ここは藤丸の故郷かジャンヌは聞いた。
藤丸にはわからなかった。
記憶が不安定だったから。
でも下総に似てると感じてた。
戦力不足の話もしてた。
ジャンヌ:景清の奴がいてくれれば、ねえ
サリエリ:人理に召喚された、はぐれサーヴァントがいてもいいところだが
藤丸:そ、そうだ、ハサンくん!
ジャンヌ:そーいやいたわね、転校生!
キリエが藤丸を見てた。
折田と藤丸がいつのまにあんなに仲良く……と訝しがってた。
教室では姫子とリカルドが東京駅完全停止事件の話をしてた。
41分間、外部から連絡が取れず、
その周辺の人は記憶が抜けていた。
ハサンは昨日の藤丸を観察してたらしい。
お前に仕えるべきかまだわからない。
だから見極める、と。
フーカ先生が転校生を呼んだ。
学生服の景清だった。
景清:儂は、かげ……いや牛若、牛若だ
牛若と呼んでくれ、以後よしなに
藤丸:(大きく吹き出す)
ジャンヌ:いや、牛若じゃなくて
景清でしょうがアンタはッ?!
景清:……
ジャンヌ:黙るなァ!
第8節 転校生
フーカ先生:景清っていうのは……
景清:……まあ牛若景清だ
フーカ先生:書類だと牛若義経って書いてあるみたいだけど
景清:正しくは景清だ
ジャンヌ:(マスター、どういうことか説明しなさい)
藤丸:(あれ声が、ジャンヌオルタの声が聞こえる?)
ジャンヌ:(念話ってやつよ
まがりなりにも本契約サーヴァントなんだから
消えたって言ってたけど、いるじゃない景清!)
藤丸:(てっきりカルデアに送還されたとばかり)
ジャンヌ:(ホームルーム終わったら10分休みの間に接触かけるわよ)
昼休みになって藤丸たちは屋上にいた。
景清とは話せなかったらしい。
景清は休みになるとどっか行ってしまうから。
ハサンもいた。
ジャンヌ:アンタさ、ホームルームん時に……
見極めさせてもらう(キリッ)
とか、やってなかった?
気のせい?
ハサン:見極めている最中だ、それがどうした?
ジャンヌ:いーえー、べつに?
で、どうするの
追いかけても消えられて面倒だわ
藤丸:授業中にメモでも渡してみる?
藤丸たちは放課後の校舎裏にいた。
景清に果たし状を渡したらしい。
キリエは委員会の仕事でいなかった。
ハサンもいなかった。
サリエリ曰わく、ハサンは憑依じゃないので身元は書類偽造したらしい。
……景清が現われた。
決闘と期待してた。
藤丸は話したいと決闘を否定した。
なぜ転校生として現われたかサリエリは聞いた。
景清は儂に一本入れたら話すと、戦うことになった。
サポートはフレンドのアルクェイドにした
景清(讐)
回避3回がかかってる
クリ率アップ5Tがかかってる
紫ゲージブレイクで攻撃アップ4Tとクリアップ4Tがかかる
ガッツ1回3Tと即死耐性3Tとガッツ発動で復讐の怨念3Tをかける
復讐の怨念=宝具アップ
ジャンヌ:これで、こっちの話に付き合ってくれるのよね?
景清:うむ、それで?何が訊きたい?
……黒い影
かの影に導かれるままに儂は
この地に生きる若者に憑依したまでよ
名を牛若義経という
影めは霊基を削り魔力を随分を費やして儂を憑依させたのだ
影の云うままにこの学校とやらに転入手続きを……
ジャンヌ:て、転入の根回しまでしてるのアイツ?!
サリエリ:そこまでする理由があるということか?
ここにカルデアの戦力を集める必要がある、と
景清:かの影が儂に告げたはただ一言のみよ
すなわち、7つの試練、超えれば道は拓かれよう
キリエ:そこまでです、皆さん!
ここで喧嘩していると聞きました!
や、やめてください!
具体的には……せ、先輩を巻き込むのはやめてください!
ハサンがキリエを呼んだらしい。
サーヴァントがやり合う気配だったから。
止めた方がいいかと思った、と。
ジャンヌ:今の内にはっきり確認しとくわよ景清
アンタはカルデアの景清
マスターの戦力としての自覚はある、ってことでOK?
景清:必要があるから呼びつけたのだろうが
であれば儂は藤丸の刀だ
折れるまで使い倒せ、存分にな
藤丸:ありがとう景清
キリエ:カルデア?使い倒す?
藤丸:ちょっとした暗号だから深い意味はないんだよ?
ジャンヌ:待って、嫌な感じがする
青黒い炎が現われた。
藤丸は戦闘準備を命じた。
ハサンもサーヴァントの姿になった。
サポートはNPCジャンヌにした
燃え盛る昏き炎(狂)3体
讐以外に耐性がついてる
サリエリ:また彼女に見られてしまったな
大人であり教師である私の出番かもしれんが
おまえに任せるべきだとも考える
どうだマスター
藤丸:そうさせてください
キリエ、もし、やっぱり説明がほしいなら
キリエ:いえ、いいえ、夕べ言いましたよね先輩
わたし先輩を信じます
でも、もしも、わたしが約束を守りきれないくらい動揺した時は……
藤丸:その時は全部教える
キリエが安心できる方でいいよ
キリエ:……はい
フーカ先生が校舎の廊下を歩いてた。
青黒い炎が現われた。
フーカ先生:え、何だろう、CG……じゃないわよね
かすみ目?……え
第9節 忘れえぬもの
ジャンヌたちは新たな魔力を感じてた。
キリエがいるから念話で話してた。
炎の敵性存在よりも高い魔力だが
サーヴァントかは曖昧だった。
キリエ:どうしたんですか皆さん
突然見つめ合って……はっ
な、なるほど!
詳しいことはわかりませんが、い、いわゆる……
三角関係……
藤丸:たぶんそれは勘違いかなって
キリエ:え、ええっ……で、では一体……
景清&ハサンは2人でどこかに行こうとしてた。
曰わく直接確かめればいい、と。
藤丸はキリエに帰宅するよう勧めた。
サリエリが送ることになった。
キリエは藤丸と校内に残ろうとした。
これも詮索の範疇と気づいた。
夕食は寄せ鍋と藤丸母が言ってたのを思い出した。
キリエも手伝うらしい。
キリエ:早く帰ってきてくださいね
藤丸:すぐに帰るから待っていて
フーカ:ローマを皆殺しにしてやらないと……
ロンティニウムの連中、女子供まで……
……え?
ゆうべ飲みすぎたかな?
二日酔いなんてなったことないのに……
頭痛い……体重い……
ハサンはフーカを殺すよう訴えた。
完全なサーヴァントになったら面倒だから。
フーカはブーディカになった。
景清:憑かれたな
儂はこの手の怪異には詳しいぞ
ジャンヌ:あの霊基の感じ……
景清:儂やおまえたちと同じ霊基であろうな
藤丸:まだ霊基は成立しきってないんだよね
成立しきる前に止める
ハサン:いかにも暴走直前のそぶりだぞ
それを殺さず止めろと?
藤丸:ここがどういう特異点かわからないけど
誰かを殺しに来たわけじゃない
ブーティカ?(讐)
燃え盛る昏き炎(狂)2体
こちらにローマ特性がかかる
全敵、讐以外に耐性
ブーディカは攻撃&防御アップ
弱体無効がかかってる
紫ゲージブレイクでローマ特攻4Tがかかる
クリ威力アップ4Tもかかる
ハサンがブーディカの後ろを取った。
その動きは読まれていた。
その隙に藤丸は至近距離でガンドを撃った。
サーヴァント相手には一瞬動きが止まるだけ。
とはいえハサンが当て身をした。
ブーディカは気絶した。
藤丸はイシスの雨=状態異常回復を使った。
ブーディカは元のフーカに戻った。
フーカを保健室に寝かせることにした。
ハサンはある程度の腕は認めたと言いつつ、
引き続きカルデアを見極めると言って去った。
ひび割れた男:勝利の女王、第2の試練ならず
都市破壊者、炎を従えて疾走する戦車
揺らめく影:あれは既にかの女王を知っている
その裡にある炎と対峙しているがゆえに
おまえが策を弄そうと、あれはきっと迷うまい
第10節 昏き炎
ジャンヌは藤丸を自宅に送ってた。
本当はずっと一緒にいたい。
でも依り代の折田さんに悪い。
いきなり夜通し一緒にいたりして妙な噂が立つかもしれない。
藤丸も自分が依り代に憑依してると考えてた。
自宅周辺はサリエリがいるはず。
なのでジャンヌは途中で別れた。
藤丸が自宅に近づくと巌窟王が現われた。
でも何も言わないで消えた。
自宅に入ると、ダヴィンチ=母の死体があった。
藤丸は居間の電話で救命士を呼ぼうとした。
居間には妹の死体があった。
電話に向かうとキリエの死体があった。
受話器が外れてた。
第11節 冥獄天秤(前編)
藤丸の自宅に警察と救急車が来てた。
ジャンヌは騒ぎで駆けつけた。
サリエリも現われた。
サリエリはキリエを送ったあと、
50メートル圏内に潜伏してたらしい。
なのに殺人を防げなかった。
何の魔力も感じなかったと。
サリエリ:これが敵性存在の仕業ならば
隠蔽系の能力あるいは……
ジャンヌ:それ以上喋らないで
そうやってすらすら続けられると
うっかりここで殺しそうだわ
サリエリ:殺す?
ジャンヌ:アンタをよ
藤丸は2人を止めた。
足元から巌窟王が現われた。
何も言わずに消えた。
周囲のざわつきも消えた。
東京駅と同じだった。
ラッパの音が聞こえた。
次のサポートはNPCジャンヌにした
西新宿にニトクリスオルタが現われてた。
ひび割れた男:いかにして戦い、いかにして超えてみせるか
今のままでは2秒と保つまいよ
第2の試練は最もか弱き復讐者なれど
最も魂なく、最も心なく、最も愛なく、一個の炎なれば
揺らめく影:あれは……
いいや語るまい
あれはきっと己が旅路を続けるとも
見ているがいい
お前は見つめることしかできないのだから
ひび割れた男:ゆえにこそ来たるは7つの恩讐、7つの炎
7つの我らが魂の欠片たち
藤丸の周囲の空間が歪んだ。
気づくと新宿にいた。
ニトクリスオルタと死霊が襲ってきた。
全敵、讐以外に耐性
クヌムの土(槍)6体
イシスの涙(術)3体
トートの書(殺)
クヌムの土(槍)3体
イシスの涙(術)2体
ニトクリスオルタ(讐)
こちらに40T後に即死がかかる
ニトクリスの青ゲージブレイクで終わり
次のサポートはNPCジャンヌにした
サリエリはニトクリスにとどめを刺そうとした。
それは幻術で、本体は住友ビルの42階側面にいた。
ニトクリスは新たな死霊を喚んだ。
全敵、讐以外に耐性
クヌムの土(槍)6体
イシスの涙(術)6体
イシスの涙(術)3体
トートの書(殺)
次のサポートはNPCジャンヌにした
全敵、讐以外に耐性
クヌムの土(槍)3体
イシスの涙(術)3体
ワァフスフィンクス(術)
こちらにスター減少&スター率ダウン3Tをかける
紫ゲージブレイクで攻撃アップ2Tをかける
藤丸たちはとりま撤退した。
数が多すぎた。
新宿中央公園で作戦を立て直す。
ニトクリスオルタは純粋なアヴェンジャーとジャンヌは感じた。
藤丸が第7異聞帯で出会ったニトクリスは恩讐なき復讐者。
アヴェンジャーとバーサーカーの二重クラス。
立て続けにアヴェンジャーが現われるのをジャンヌは訝しがってた。
藤丸の黒い影が事情を知ってそうだった。
ジャンヌ:聞こえてるなら聞きなさい
前回みたいに追加戦力出すなら今出しときなさい
……おーい
藤丸:……出て来ない
サリエリ:追加戦力はなしか
景清と連絡とれないの?
第12節 冥獄天秤(後編)
次のサポートはNPCジャンヌにした
とりま物量を抜けて大将を仕留めることになった。
全敵、讐以外に耐性
クヌムの土(槍)3体
ソベクの鱗(殺)
イシスの涙(術)3体
ソベクの鱗(殺)2体
次のサポートはNPCジャンヌにした
ニトクリスは魔力消耗作戦を命じた。
3騎のうち2騎のスフィンクスにも出動を命じた。
全敵、讐以外に耐性
イシスの涙(術)5体
ワァフスフィンクス(術)
スフィンクスは紫ゲージブレイクで攻撃アップ2Tをかける
イシスの涙(術)3体
ワァフスフィンクス(術)
ソベクの鱗(殺)2体
ようやく守備戦力を割いた。
プランC=突撃。
サリエリは藤丸を抱えて壁歩きの補助。
ビル壁面のニトクリスに迫った。
次のサポートはNPCジャンヌにした
全敵、讐以外に耐性
こちらに20T後に即死がかかる
クヌムの土(槍)4体
ワァフスフィンクス(術)
ニトクリスオルタ(讐)
ニトクリスの青ゲージブレイクで無敵5回5Tがかかる
紫ゲージブレイクで終わり
ニトクリスは新手を召喚した。
プランC2=逃げるのをジャンヌは訴えた。
ニトクリス:ああ、藤丸
その顔には見覚えがあるぞ
力足りず、愛しき者を喪った愚者の顔だ
よく知っている……ああ、よく知っているとも
なぜならば、このニトクリス自身、愚者なのだから
誰より愛した兄弟がいながら
逆神どもにその尊き命を奪われて
王権と誇り、運命さえ穢されて
己が無力に叫び、咽び泣いても意味はなく
己が涙、滂沱をナイルの怒涛へと変えようとも
何を為そうとも意味はない
我が同類よ、お前は……お前は誰を死なせた
藤丸:ここで倒す
ジャンヌ:あっちは戦力が揃っている
雑魚だけじゃなくスフィンクスまで
さっき倒した2騎のスフィンクスも再生しきっている頃合いで……
藤丸:その前に倒す
ジャンヌ:いいえ、ここは引き時!
ニトクリス:残念だったな聖女もどき
いかにお前が戦上手であろうとも
主人がこうでは、その才は活かされまい
お前たちはここで終わりだ
ニトクリスが左手に魔力を溜めた。
その一薙ぎで藤丸は消える。
ハサン:目を閉じろ藤丸!
景清とハサンが現われた。
藤丸を頼むと景清はハサンに命じた。
藤丸は身じろぎした。
ハサン:暴れんな!
サポートはフレンドのカーマにした
藤丸たちはどこかの公園にいた。
ハサンは藤丸を説教してた。
ハサン:敵軍の指揮官を前にヤケになったのか
自殺するためか?
そんなに敵を殺したかったのか?
特異点や異聞帯を旅してきたんだろう
何のために?
敵の悉くを殺して回るためにか
藤丸:わたし、は……ただ……
取り戻すために……絶対に許さない
今はあいつを……!
藤丸の脳裏にダヴィンチ母と妹、キリエの死体がよぎった。
大型の魔獣=神獣が現われた。
気配遮断でハサンも気づけなかった。
スフィンクスの紫ゲージブレイクで終わり
ワァフスフィンクス(術)
クヌムの土(槍)3体
全敵に讐以外に耐性がある
藤丸はジャンヌたちに合流するようハサンに指示した。
ジャンヌ:ハサンと、マスター?!
サリエリ:後方から高魔力反応があるぞ
ジャンヌ:霊基ガリガリ削れているわよコイツ=スフィンクス!
ハサン:悪いが仕留めきれなかった
ここでやるぞ!
ニトクリスは増援を数百現界させた。
神獣はまだ3騎残ってた。
藤丸は影に呼びかけた。
令呪を使った。
影を通してニトクリスオルタ(真)が現われた。
ニトクリスオルタ(真)は一撃でスフィンクス2騎を始末した。
ニトクリス:たとえアヌビス神の加護があろうと
たとえアヌビス神の分霊重なろうと
我が完全霊基と比ぶるべくもなし
魔力さえ著しく劣っているとも
貴様は、我の、紛い物だ
藤丸:あなたの振る舞いは冷静すぎる
ニトクリスの気性はそうじゃない
アヌビス神と混ざった感じも違う
どっちが贋作か、わからないの?
サポートはNPCジャンヌオルタにした
NPCニトクリスオルタは固定出撃
ニトクリスオルタがいると「誓言」がかかる
ニトクリスオルタ(讐)
ワァフスフィンクス(術)
クヌムの土(槍)4体
ニトクリスは青ゲージブレイクで味方の数に応じて全耐性がかかる
自身に毎ターンHP回復5T&BusterとArtsアップ5Tを使う
紫ゲージブレイクで宝具攻撃で即死猶予が5T減少がかかる
5Tと9Tで増援を呼ぶ(クヌムの土3体とイシスの涙2体)
10T後に全員即死がかかる
1Tで宝具不用の誓言2Tがかかる
誓言どおりにすれば即死までのターンが伸びる
逆に誓言に破ると即死までのターンが減る
3Tで技能不用の誓言2Tがかかる
5Tと7Tで不殺の誓言2Tがかかる
藤丸の脳裏にニトクリスの言葉がよぎってた。
私は恩讐なき復讐者。
アヴェンジャーとして召喚された場合、霊基に必ず歪みが出ます。
狂化や精神汚染が顕れるでしょう。
純正のアヴェンジャーが顕れたなら、迷わず殺すことです。
女王ニトクリスが信じたであろうマスター。
死の暗がりの力を神々へ撃ち込んだ者。
そんな貴方を前にすれば贋作の私なぞ……竦んでしまうでしょうから殺せます。
ニトクリスオルタの脳裏にマシュのブラックバレルが浮かんだ。
ニトクリス:斯様なおぞましきモノに触れてまで……!
あり得てはならぬぞ藤丸!
ニトクリスオルタ(真)は宝具を放った。
さらに藤丸の影を借りてディオスクロイを召喚した。
彼らはセイバーとアヴェンジャーの二重霊基。
ディオスクロイの宝具でニトクリスオルタは消滅した。
ニトクリスオルタ(真):私は恩讐なき復讐者であるからこそ……
自らの恩讐を語ってはならないのです
さようなら、あり得ざる私
ニトクリスオルタ(真)、ディオスクロイは退去した。
誰かが藤丸に語りかけてた。
お前は味わったはずだ。
闇の快楽を。
仇の血は蕩けるほどに甘いのだと。
第13節 もしも、きみを失ったとしたら
藤丸が血の跡を歩いてた。
自分の体を引きずってた。
血の跡は炎の路となった。
誰かが語りかけてた。
襲い、奪って、昂ぶりを得る。
殺し尽くして、愉しみを得る。
その誘惑はあまりに強い。
ゆえにこの旅路には決して揺らがぬ鋼の意志が必要だ。
失ったもののために。
購いのために。
藤丸:取り戻すために?
あるいは……ただ怒りのために。
藤丸がモンテクリスト伯の夢を見てた。
家臣と女王ニトクリスの話をしてた。
家令:ブリテン島の伝説、ブーディカを思い起こさせる
従者:申し訳ありません、私はコンチェッタほどには読書が得意でなく……
伯爵:妹とおもあえは似ているが、それぞれに異なる女だとも
あれにしかできぬ事もあれば、おまえにしかできぬ事もある
ベルトゥッチョ、ニトクリスに勝利の女王と並ぶ怒りがあったか否か
私には断じられん
燃え盛る業火なく、恩讐の果てたる炎なく
ただ優しさのみで手を下す者もある
家令:スペンサーの妖精女王は?
伯爵:読んだことはないな
かのエリザベス一世を讃える叙事詩と聞くが
家令:ブリトマートもブーディカやニトクリスになり得た女傑にございます
友誼結んだ王も、最愛なる夫も、大逆者に奪われ……
しかし恩讐の炎に呑まれることなく
夫との間に生まれた子を育てたのだとか
従者:ベルトゥッチョ兄様!
その言葉、伯爵に対してあまりに……
伯爵:構わん、座れドナテッラ
ブリトマートは愛に救われたのだな?
家令:おそらくは
伯爵:ならば、我が復讐の道
優しさも愛もなきゆえに炎のまま燃え盛るまで
仇敵ダングラール、ヴィルフォール、モルセール
すべてはこの私、モンテクリスト伯が手にかける
藤丸が夢から醒めた。
内容は覚えてなかった。
モンテクリスト伯の夢を見た実感はあった。
母、妹、キリエはもういないとわかった。
ジャンヌと登校してた。
ジャンヌに何聞かれても頷くだけ。
ハサンと交渉して身辺警護する予定らしい。
サリエリはほぼ人間で完徹連夜はキツイ。
本気出したら魔力消費がキツイ。
プランC2=撤退を無視したのをジャンヌは咎めた。
ジャンヌ:ああいう無茶は二度としないで
藤丸:……信号変わったよ……行こう
昼休みでハサンは焼きそばパン、カツサンドを買ってきた。
姫子とリカルドに頼まれたらしい。
藤丸は食べる気がしなかった。
ハサン:おまえに死なれたんじゃ困る
人理を託すに値する女かどうか……
まだオレにはわからない
だから食え
あと寝ろ、ひどい顔だぞ
ここは本物の故郷で家にいたのは本物の家族か?
隣家の女もそうだ
お前にとって……失ったものは本物か?
特異点に呑まれているんじゃないか、おまえ
(あるいは旅を始める前のおまえに戻っているのかもな)
藤丸:今は……期待に応えられるかわからない
ハサン:警護はしてやるが仮契約なんざ結ばない
すべてはおまえ次第だ
帰りに天塚と会った。
藤丸をしょぼくれた顔と評した。
音楽室で最高の音楽を味わわせてあげようと絡んでた。
誰かが止めに入らないのを訝しがってた。
天塚:そうそう、キリエ君は今日は一緒じゃないのかい?
藤丸:もう、あの子は来ません
……さようなら
天塚がキリエの死、藤丸母妹の死を知らないのはなんで?
姫子やリカルドはわかってるよね。
自宅に戻った藤丸は姿見の自分に問いかけてた。
あの3人は誰かに殺された。
ニトクリスオルタが現界したのは、その後。
殺した誰かはまだどこかにいて……。
憎い相手を殺せ。
ニトクリスオルタをそうしたみたいに。
怒りのまま殺して……キモチよかった?
玄関のチャイムが鳴った。
スカサハ=叔母がいた。
叔母:その顔は私のことを見忘れたって顔だ
愛しの叔母上を忘れるとは失礼な奴め
久しぶりだ藤丸
叔母は共同生活を始めるために来たらしい。
今日から藤丸の保護者になる。
姉さんのようにはやれないが大人になるまで面倒を見る。
叔母:表情が柔らかくなったな
私が美人なせいか?
藤丸:叔母さんの顔が知り合いによく似てるから
叔母:姉さんではなくてか?
似た人間はこの世に3人いるというぞ
藤丸:人間……
叔母:人間では、ない、のか
……そうか犬だな、ハスキーあたりか?
藤丸は素直に頷いた。
叔母はカレーを作ろうとした。
カレーは失敗で肉じゃがとなった。
藤丸は自室の姿見にまた問いかけてた。
炎のように燃え盛る心のまま誰かを……殺して、殺し尽くして……。
叔母が現われた。
叔母:何か気になることがあったら話してくれ
おまえの……話したいことを話してほしい
それまでは何も言わない、私からは
藤丸:……おやすみなさい叔母さん
叔母:……ああ、おやすみ
第14節 たとえ、それが贋物だとしても
ジャンヌオルタが夢を見てた。
カルデアでマリーにカリオストロ伯爵の印象を聞いてた。
藤丸がマリーの顔色がよくないと言ってたらしい。
だからジャンヌオルタは気になった。
がらんどうの空洞のようとマリーは評した。
ジャンヌオルタが目覚めると、折田の自室で制服のまま寝てた。
サーヴァントが夢を見るはずがないので驚いてた。
肉体の性質に引っ張られてると訝しがってた。
藤丸のことを思い出した。
本物じゃなくても、家族と幼なじみが死んでる。
無神経か!私!とツッコんでた。
がらんどうなのは私の方だと自問してた。
学校へ行く藤丸をスカサハが見送ってた。
弁当を用意してなかったので、昼食代を渡してた。
藤丸がジャンヌと登校してた。
刑部とリカルドが2人を尾行してた。
その気配にジャンヌが気づいた。
藤丸は刑部たちに声をかけなかった。
校門で生徒会長マリーが挨拶してた。
教頭先生がマリーの様子を見に来た。
マリーの伯父らしい。
藤丸の脳裏に何かの記憶がよぎった。
藤丸は目眩がした。
教頭とマリーは藤丸に救急車を呼ぼうとした。
ジャンヌオルタ:あーはいはい
こんなの別に大したことないわよ
藤丸:救急車もいらないよ
マリー:わたし分かってしまったかもしれないわ
折田さんたら……藤丸さんが大好きなのね
周囲の生徒たち:折田さんってあの折田さん?!
ちょっとコワイって噂のあの折田さんが!
ジャンヌオルタ:はぁ?!
生徒会長の癖に風説を流布してるんじゃないわよ!
刑部:マリー会長と不良の折田さんが
まさかの激突っていうか何これ、何これ?
サリエリが騒ぎを聞いて現われた。
うっかりマリーを王妃呼びしてしまった。
マリー:王妃だなんて
わたしいつかどこかの王様と結婚するのかしら
天塚がウクレレ弾きながら現われた。
天塚:幼馴染みの僕を差し置いて何だい?
誰と結婚する話をしているのかな
マリー:わたし王様と結婚するかもしれないんですって
天塚:そう不思議って訳でもないな
なぜならマリアは誰より魅力的だからね
マリー:ありがとうヴォルフ
いつだってあなたはわたしを褒めてくれるわ
マリーはたまには生徒会長以外のことをしたくなった。
藤丸にデートするよう頼んでた。
教頭は藤丸には気分転換が必要かも知れないとマリーを後押しした。
マリー:そういうことでいいわ伯父様
たまの気分転換はきっと必要だもの
ジャンヌオルタ:ちょっと待てアンタいま……
そういうことでいいとか言ってなかった?
マリー:どうかしら?
天塚:……君、僕のマリアとはちょっと違うようだ
マリー:そうかしら?
あなたの幼馴染みのマリアよわたし
ね、藤丸さん
デートの予定、明日の日曜ではどうかしら?
翌朝、叔母が藤丸を起こしに来てた。
藤丸はシャワーを浴びようとした。
何かを察した叔母は学生として節度は弁えろと釘を刺してた。
ショッピングモールにジャンヌオルタ、景清が来てた。
叔母はハサンが霊体化で警護してた。
サリエリは本体の事情で学校の仕事。
マリーが制服を崩した格好で現われた。
藤丸は普段とのギャップに驚いてた。
マリー:あなたも見た目から入る口なのね……
普段は生徒会長のマリーとしてのわたしで
今日は素のわたしだもの
2人はモール内を買い食いしながら歩いてた。
内部はヨーロッパのどこかの街並みを再現してた。
マリー:あなたと来られて良かったわ
いいえ、あなたと時間を過ごせて良かった
ありがとう、もう充分
だから……本題に入りましょう
映画を予約してあるの
マリーが予約した映画は家族が殺された復讐をテーマにした映画だった。
客は多くなかった。
人払いの術式かもとジャンヌオルタは念話した。
マリー:わかるわ
あなたの気持ちが手に取るように分かる
あなたの裡に燃え上がっている炎が何を求めるかを
わたしは既に知っているの
大切な人を殺した誰かを……
殺してしまえと魂が叫ぶのよ
きっと……少しくらいは胸がスッとするはずよ
いつの間にか藤丸は唇を噛んでいた。
マリー:あなた自分の痛みには強いのね
あなたはそういうひとなのね
鈍感とは少し違うと思うけれど
わたし、ね……そういうひとキライよ
第15節 たとえ、それが だとしても
教頭がサリエリの音楽室に来てた。
サリエリの記憶では教頭が音楽室に来たことはなかった。
サリエリは教頭がサーヴァントとわかってた。
しかも憑依ではなく元からサーヴァント。
教頭は王妃の伝言を告げた。
この東京には、あなたが求めるアマデウスはいない。
憎悪を沈め、星見の従僕となりはてて
その魂は怨嗟を忘れたか!
教頭は魔物の姿になった。
サリエリは動揺してた。
藤丸&マリーは地元に戻ってた。
マリーはいつもの制服着てた。
叔母が現われた。
叔母:せっかくお台場まで行ったのだろう?
夕食くらい誘えばいいものを
我が姪は真面目だな
藤丸:叔母さん、ただいま
マリー:藤丸さんの叔母様ね
こんな素敵な大人の女性だなんて知らなかったわ
わたし飛羽野マリーです
叔母:件の生徒会長だろう
今日はあれだ、姪が世話になったようだ
藤丸:叔母さんは……どこかに行ってたの
叔母:横浜に所用があったからな
ちょうど帰ってきたところだ
おまえたちはアレだ
ファーストフードでも食べてから帰るといい
そうしてくれると私もラクができる
では私はこれで、またな
マリー:あのひとが……あなたの新しい家族なのね
藤丸:黙って
マリー:まあ怖い
そんな目をするんだ……
怖いからわたし、逃げることにするわね
藤丸はマリーを追った。
路地裏に入った。
誰もいなかった。
マリーの声:映画館で言ったこと、よく考えてみて?
それと……暗い場所にはあまり来ない方がいいわ
だって危ないものね?
路地裏に赤い粘塊が現われた。
藤丸は簡易召喚しようとした。
ハサン:こういうときは逃げるもんだろ
藤丸:叔母さんの警護は……
ハサン:景清と代わった
霊体ができるオレがお前に張り付くべきと考えた
おまえは退け、マスターってのは将師だろうが
藤丸:カルデアでは、こうだから
わたしは退かない
ジャンヌ:……ちょっとは後退しなさい!
これ、黒ってことでいいのかしらね、あのマリーもどきさん
サポートはジャンヌオルタにした
怒りの凝集(狂)9体
讐以外に耐性がある
全敵にクリ率アップ5Tをかける
自身にチャージプラスを使う
ジャンヌが藤丸の手に気づいた。
返り血を浴びてた。
ジャンヌ:カルデア式召喚だと
距離に比例して供給される魔力が増減されるらしいけど
あんまり無茶しないで
感情のまま突っ込んでいって
勝てる相手ばかりじゃないでしょう?
藤丸:(頷く)
ハサン:殺したいのか
復讐したいのか
オレは誰かを殺めるために生きた
迷いなく、信仰のために
考えず、感じず、殺戮の装置となる
復讐者はそうじゃない
己で考え、己で感じ、その上で殺す
復讐者は常に自らの魂を灼いている
敵の悉くを灼き尽くしたあとは
きっと自分自身をも灼き尽くしてしまう
おまえの魂は、おまえの旅は炎なのか?
それとも……
第16節 憎悪の炎、この胸を永遠に
出撃はNPCサリエリのみ
燃え盛る昏き炎(狂)
怒りの凝集(狂)2体
全敵、讐以外に耐性がある
宝具を撃てばギリ倒せる
藤丸が不在の間、分断を狙ったとサリエリは察した。
サリエリの依代には魔力があった。
隙あらば教頭を仕留めるつもりだった。
マリー:わたしたちの獲物はあなたなの
想いだしなさいな?
燎原の火、あなたを生み出した炎の味……
衆愚に灼かれた先生の魂の欠片と
灰色の男が混ざり込んだ異形、無辜の怪物
わたしと一緒にためしましょうよ
あの子の魂が……真っ黒な華を咲かせるかどうか!
藤丸が自宅に戻ってた。
ジャンヌの念話が聞こえた。
曰わくサリエリと連絡が取れない。
もう1時間になる。
マスターから念話できないかと。
……サリエリの声が聞こえた。
公園に来てくれ。
徒歩5分圏内に公園があった。
ハサンは叔母の警護。
藤丸の警護は景清。
ジャンヌとは公園で合流となった。
景清は歩きながら、今の我は義経の精神性を持ってると話してた。
ゆえに、まずは首を落とすところから始めようと思ってしまう。
場合によってはサリエリの首を落とすと聞いた。
藤丸はダメと答えた。
公園には誰もいなかった。
開けている分、藤丸を隠せない。
これはよろしくないと景清は警戒してた。
サリエリ:今回ばかりは、おまえの真っ直ぐな気性を恨めしく感じるぞ
だが感謝する、よく景清を連れて来てくれた
景清:その物言い……既に貴様、喇叭ナシだな?
サリエリ:……ああ、そうとも
景清は戦闘態勢になった。
景清:ブーディカもどきを思い出せ
あれのように戻るかはわからぬが、今は敵だ!
サポートはNPC景清にした
サリエリ(讐)
怒りの凝集(狂)6体
全敵に讐以外に耐性がついてる
全味方に防御ダウン3Tがかかる
サリエリは自身にArtsアップ4Tを使う
紫ゲージブレイクで攻撃アップ2Tとクリ威力アップ2Tをかける
凝集は自身にチャージプラスを使う
サリエリは逃げた。
拍子抜けと景清は残念がった。
景清の携帯にジャンヌからメッセージが来た。
携帯がない藤丸は念話でジャンヌと話した。
ジャンヌはサリエリを追う。
藤丸は休め。
サリエリは必ず藤丸を狙う。
だから迎撃の方がいい。
景清も休むよう指示した。
倒れられては困るから。
翌朝、藤丸の目の隈を見てジャンヌは驚いてた。
学校へ行くとサリエリが普通に先生をやってた。
あれではすっかり人間と景清は評した。
とりま景清がサリエリを監視することになった。
昼休み、屋上で藤丸とジャンヌ、景清がサリエリの話をしてた。
ジャンヌ:サリエリ先生としてはおかしくないわね
英霊サリエリとしちゃ大いに変なんだけど
景清、あんたの感想は?
景清:……ん、まず殺気の類は見えんな
それだけだ、つまらん
ジャンヌ:何を期待してんのアンタは……
放課後を待って直接接触を試みる、どう?
藤丸:わかった、戦おう
ジャンヌ:アンタまで……
まあ、でもそうね
今やれることはそれしかない
ブーディカと同じことをしてみましょう
つまりぶっ叩いて直す
姫子が物陰から藤丸を覗いてた。
ジャンヌ:もう昼食の時間よね!
借りてた藤丸、アンタたちに返すわ
姫子:あわわ、こっちこそお話中ごめんなさい
っていうか別にお昼の約束してた訳じゃなくて……
リカルド:約束はしてないけど、
普段は何も言わんでも一緒に食ってるぞ?
リカルドは藤丸にパンを渡した。
姫子はマリーとのデートを聞いた。
藤丸:あれはデートじゃなかったと思う
リカルド:もしかして春の生徒会選挙の相談とか?
姫子:姫子わかっちゃったかも!
友達未満、恋人未満って感じなんじゃない?!
リカルド:それはもう……ただの他人では?
景清:フフ!
リカルド:うわ笑った、笑うんすか転校生二号……
放課後、サリエリが生徒に帰宅を命じてた。
臨時の保安点検があると。
天塚は個人的な用件で校舎を空にしたがっていると絡んでた。
黙れと怒ったサリエリは、霊基再臨でアヴェンジャーの姿になった。
天塚:凄いな、SFX?、VFX?
まるでスクリーミング・マッド・ジョージだ
藤丸たちが現われた。
景清とジャンヌオルタもサーヴァントの姿になった。
藤丸:元のサリエリに戻す
ジャンヌ:ええ、おあつらえ向きに、にせアマデウス以外は生徒もいないし
遠慮なくやってやるわよサリ先!
サポートはNPCジャンヌオルタにした
サリエリ(讐)
怒りの凝集(狂)2体
全敵、讐以外に耐性
こちらに防御ダウン5Tがかかる
サリエリは自身にチャージプラス2を使う
紫ゲージブレイクでチャージMAX&攻撃アップ4Tがかかる
天塚がいなくなってた。
サリエリは天塚をアマデウス呼びして追った。
藤丸の脳裏に炎の道のビジョンが見えた。
急に目眩がした。
景清:倒れるぞ、呆けるな
ん、貴様、その目、何を見ている
藤丸:……何でもない
ジャンヌ:何かの魔術かしら
……さっさと行くわよ
アイツが偽アマデウスで本懐を遂げる前に止める
藤丸たちはサリエリの教室を調べた。
他の場所は何もなかった。
教壇の出席簿に走り書きがあった。
もはや耐え切れそうにない。
だから今は、音楽室に……。
音楽室は1階の一番奥。
藤丸は音楽室にサリエリがいると考えた。
赤い念塊が現われた。
サポートはNPC景清にした
全敵、讐以外に耐性
怒りの凝集(狂)3体
怒りの凝集(狂)
燃え盛る昏き炎(狂)2体
昏き炎はこちらに毎ターンNP減少3Tを使う
怒りの凝集(狂)
燃え盛る昏き炎(狂)5体
敵が増えて道を阻んでた。
ジャンヌが抑えるので先に行くよう命じた。
音楽室に天塚がいた。
天塚:その怒りは……炎は、君自身のものと言えるのかな?
サリエリ:我は……ゴット、リープ、モーツァルト……
貴様を……
天塚:殺す、かい?
かの楽聖アマデウスと混同してもらえるのは光栄だけれど
ソレ、先生の心からの言葉なのかい?
誰かに言わされているとか
本音はそうだけど我慢してたのに
無理やり、我慢を引き剥がされてしまったとか
そういことだったらイヤだね
この僕の命を奪おうって言うからには
最低限、君の魂を奏でてくれなきゃ!
サリエリ:ウ、ウゥ、ウウウ……
天塚:もっとちゃんと音にしたまえよ
かのアントニオ・サリエリを気取っている割には
君、ぜんぜん旋律がなっちゃいないぞ!
サリエリ:貴様ァ!
景清が間に合った。
サリエリの攻撃を弾いた。
天塚:よかった、無事に態勢を整えられたようじゃないか
それじゃあ……常人の僕としては後を任せたいところだが
景清:無論、こちらで引き受けよう
サポートはNPC景清にした
サリエリ(讐)
讐以外に耐性
チャージ2プラス&クリ率アップ5T&こちらに防御ダウン5Tを使う
紫ゲージブレイクでチャージMAXになる
赤ゲージ14万HPで全滅
霊脈石コンティニューした
あとは景清の宝具で終わり
景清は藤丸の顔色に気づいた。
景清:契約中の英霊の暴走……
よもや主!
暴走の影響を受けているな?!
藤丸の脳裏に殺せという声が何度も響いた。
景清が何か訴えてた。
何も聞こえなくなった。
天塚が現われた。
サリエリが天塚に反応した。
景清:大した度胸だ学生
そうして前に出て来てくれたお陰で
音楽教師をおびき出せるというもの
天塚は新聞を読んだらしい。
きっと君を傷つけたと藤丸に謝った。
天塚:その上で、無神経極まる言葉を言おう
君には大切な人がいるはずだろ?
想像したまえ、いや思い出してみたまえ
その子は今……どうしているんだい?
藤丸の脳裏にカルデアのマシュと見た青空がよぎった。
炎はそれ以上、藤丸を焼いたりせず、
一条の光を見出したように
ある光景が胸を満たしていた。
青い光が差して令呪が一画、回復した。
令呪越しに魔術回路が躍動した。
天塚:その子はどうしているんだい?
藤丸:空を……青い空を、あの場所で……
天塚:君はその光景を胸に秘めながら何を為す?
どこまでも追い詰めて逃がさず、許さず、殺し尽くす
それが君の望みかい?
藤丸:わたしたちは……殺す為に旅をしてきたんじゃない
天塚:……旅か
いいねえ、すごくいい
哲学的な言葉を言うんだな君は
天塚は巌窟王の話をした。
天塚:復讐の果てにダンテス氏は答えに辿り着く
それこそ人の理想、輝ける答えに違いない
ただね、それでも……
やっぱり気持ちいいんだよ、恨みを晴らすのは
する側にとってはね
ああして荒ぶっているサリエリ先生のこともね
殺したければ殺せばいい
どんな人生を選ぶのも、君の自由なんだ
あらゆる全ては遅すぎるってことはないし
早すぎるってこともない
生まれる前に決めてもいいし
死んでからだって、考え直すのもいい
そうだろ?サリエリ先生?
サリエリが正気に戻ってた。
ジャンヌも合流した。
ジャンヌ:血の塊と炎、蹴散らしてきたら
サリ先が涼しい顔で立っている……
急に冷静になって霊基戻しているし……
え、怖い……
景清:はあ、何だつまらん
急にやる気をなくしおって
楽師の霊基を泣く泣く一刀両断する用意は
この景清、いつでもあったのだがな
ジャンヌ:コイツも怖い……
天塚:愛しのサリエリ先生が正気に戻ったってことなら
僕は一足先に離れておこうかな
僕のような常人が頭を突っ込むべきじゃなさそうだ
藤丸:天塚先輩……ありがとうございました
ジャンヌ:それでサリ先、正気に戻ったなら確認するわよ
王妃がどうとか書いていたわよね?
サリエリ:生徒会長だ
私の霊基を軋ませて、ブーディカ同様に暴走させようとしたようだ
飛羽野マリー、並びに教頭
あれらが黒幕、あるいはその関係者の可能性は高い
恐らく校内に残っているぞ
連戦になるが叩くべきだろう
ひび割れた男:時は来た
第3、第4の試練が……ここに……
故にこそ……来たるは……
7つの、我らが、魂の欠片たち……
仮面の男:力を使いすぎだ
度重なるカルデアからの招き寄せによって、おまえは
もはや霊核のほとんどを失っている
是より先はオレが……否、私が始末をつける
混沌機構カリオストロ・オルタが体育館にいた。
カリオストロ:よもや対話による解決を成し遂げようとは
そろそろ主菜……第3、第4の試練を始めましょうではありませんか
我が王妃、我が運命にして象徴たる貴方が、喇叭を鳴らすのです
第17節 絶望王権・混沌機構
第4の試練絶望王権マリーオルタが現われた。
マリーは憑依体ではないサーヴァント。
最初からいない子。
カリオストロのスキルで生徒会長という嘘を信じさせた。
ジャンヌ:噂のクソ伯爵が一緒に来るとか
流石に思ってなかったっての
藤丸:ひとつだけ教えて
3人を殺したのはキミ?
マリー:……違うわ
教えてあげたいけど、私の口から言うことはできないの
マリーは臓物の魔物を呼んだ。
サポートはNPCジャンヌオルタにした
全敵、讐以外に耐性
こちらは讐への弱体&ダメージアップがかかる
怒りの凝集(狂)3体
怒りの凝集(狂)2体
消えざる炎(狂)
断頭の鋼(剣)
マリーアントワネットオルタ(讐)
怒りの凝集(狂)2体
マリーの呪い付与は解除不可
紫ゲージブレイクでこちらに呪い3つ付与
全体呪い付与を使う
回避3回3Tを使う
バトル後、黒い影の魔力供給が弱まる
ジャンヌたちは影の魔力が鈍いと気づいた。
マリーは体育館に来るよう誘った。
景清はマリーの首を刎ねた。
と思いきや、それは幻術のマリーだった。
ジャンヌ:喇叭も鳴ってるし本物の試練でいいのよね?
サリエリ:前回は特殊な移動を行っていた
マスターの足元から顕れる黒い影によって、だ
藤丸は足元を見た。
影は無反応だった。
サリエリ:(いよいよ彼の魔力が尽きかけている
そう見るべきだろうな)
校舎を抜けようとするとザコ魔物に囲まれた。
サポートはNPCジャンヌオルタにした
全敵、讐以外に耐性
こちらは与えるダメージアップ
断頭の鋼(剣)
消えざる炎(狂)2体
断頭の鋼(剣)
消えざる炎(狂)
怒りの凝集(狂)
断頭の鋼(剣)
怒りの凝集(狂)2体
次のサポートはNPCジャンヌオルタにした
景清は窓を割って藤丸を連れて飛び出た。
敵も同じ考えで、追って来る音が聞こえた。
ジャンヌ:ジャイアント臓物かアイアン鎧のどっちかしら
景清:臓物だな
サリエリ:臓物だろう
藤丸:……赤い方かな
ジャンヌ:全員一致とか賭けにならないわね、これ
全敵、讐以外に耐性
こちらは与えるダメージアップ
消えざる炎(狂)2体
断頭の鋼(剣)
消えざる炎(狂)
断頭の鋼(剣)2体
溢れ出る怒りの凝集(狂)
溢れ出る怒りは自身にクリ率アップ3Tを使う
紫ゲージブレイクで何かを自身にかける
※NO EFFECTって表示で不明だった
体育館にカリオストロオルタとマリーアントワネットオルタが待ってた。
マリー:心あるものよ聞け
我はお前を殺す鮮血である
拒むのならば刃を取れ
戦え、殺せ、裡の怒りを炎と変えよ
藤丸の脳裏にマシュたちの死体がよぎった。
マリー:憎いでしょう?
許せないでしょう?
我慢しないでいいのよ
あなたには……いいえ、わたしたちには
そうするだけの権利があるのだから
藤丸:……悪いけど
大切なものを思い出したから
きっと、わたしは炎にならない
マリー:へえ、そうなの……カリオストロ!
カリオストロはジャンヌ、景清を幻炎で拘束した。
カリオストロ:万全の魔力を以て霊基を維持している2騎には
しばらく大人しくしていただきましょう
サリエリ殿はまあ……暴走の折にずいぶんと魔力を消耗していますし?
貴方の敵ではありますまい、我が王妃殿下マリーアントワネット
マリー:……はあ、あなたのそういう詰めの甘いところ、嫌いよ
でもいいわ、初めから決めていたもの
……舞台の幕はこの手で引くと
炎、あなたにも芽生えていたでしょう?
種火は元からあるのだから
簡単に燃え上がるものと思っていたけれど
あなたはこっちには来ない
そう決めたのよね?
なら証明しなさいな
あるいは……何もかも諦めてここで眠りなさい!
サポートはフレンドの頼光にした
先にカリオストロを倒す必要がある
カリオストロオルタ(讐)
マリーアントワネットオルタ(讐)
怒りの凝集(狂)
こちらはダメージアップがかかる
攻撃アップを攻撃ダウンに変える3回もかかる
マリーもカリオストロも讐以外に耐性
マリーは解除不可呪いを使う
攻撃アップを攻撃ダウンに変える3回もかかる
カリオストロがいると紫ゲージブレイクで怒りの凝集になる
怒りの凝集を倒すとマリーアントワネットに戻る
カリオストロがいないと、紫ゲージブレイクで呪い状態の敵の宝具でチャージプラス2Tがかかる
さらにこちらに呪い4個がかかる
怒りの凝集はチャージプラスを使う
カリオストロは幻炎の敵に極低確率で回避がかかってる
青ゲージブレイクで被攻撃時に幻炎付与&チャージを減らす3回5Tがかかる
幻炎=法具ダウン&毎ターンHPダウン4T
さらにこちらにスキル封印2T&1T後に全味方攻撃アップがかかる
紫ゲージブレイクでこちらに幻炎状態でスタン1Tがかかる
サリエリ:(残る令呪は1画
試練の残りは複数
令呪を失った状態では、残る3つの試練には耐えられまい……ゆえに!)
なんとしても、ここは我らで砕く!
サリエリはカリオストロを攻撃した。
ジャンヌたちの幻炎が解けた。
ジャンヌとサリエリはマリーに宝具を放った。
それは幻術のマリーだった。
カリオストロは2人をまた幻炎で拘束した。
マリーが藤丸に近づいた。
藤丸は黒い影に手を伸ばした。
マリー:駄目よ……残念でした
マリーの胸から刃が突き出た。
カリオストロが背後から刺した。
藤丸:(ごめんなさい、あなた
わたしは彼が誰かを知ってるのに、あなたには……)
カリオストロ:第3の試練?
いいえ、いいえ、私はそんなものではない
私こそは……稀代の大詐術師プリテンダーカリオストロであるのです
マリー:プリテンダー?
あなた……それじゃあ、最初から……わたしを……
カリオストロ:最初からこうするつもりでしたよ、王妃
アヴェンジャーとしての現界はあくまで偽り
我こそは天性のプリテンダー
異星の使途としての振舞すらも嘘偽り
人理漂白を成し遂げた異星の神
その配下たる数多の使途どもを前にこのわたくしは
同胞として振舞い続けておりました
ですがしかし、我が真の正体こそは
希望がために送り出された人理のサーヴァント
貴方たちのカルデアの、最後の味方として
最大最高の裏切りの好機を図っていたのです
マリー:おのれ……き、さま……
この、わたしを、一度ならずも謀るなどと……
カリオストロ:はい
カリオストロはマリーにとどめを刺した。
マリーは消滅した。
ジャンヌ:倒すつもりの相手だったけど、アンタのやり方は……
結構、かなり、ムカつくわ
景清:味方と言いたいのなら、まずはこの忌まわしき炎を解け
カリオストロ:おっと、これは失礼をば
……さて、私が正体を明かしたからには
貴方たちを捕らえた黒幕も動き出すでしょう
まずは……そう最大限の謝意を貴方に
特にエレメンツの鋳造について
誠に申し訳なく思っております……
だが、だがしかしです
かの巨大機構の目をくらませるには
こうするより他になかった……
ゆえに今一度こう言いましょう
私は貴方の味方です
どうかこの私めに貴方を救わせていただきたい
人理復活を阻まんとする悪辣なる我が大敵の魔手から
藤丸:それは誰
ここに私を呼び寄せて、7つの試練を課して
3人を殺したのは……
巌窟王:私だ
ジャンヌ:その言い方だとおかしいでしょうが
それじゃまるでさ……アンタが……3人のことを……
藤丸:巌窟王?
巌窟王:おまえとこうして会うのは
ずいぶんと久しぶりだ藤丸
第18節 此処は再びの監獄なれば
景清:カリオストロは云ったぞ
7つの試練を以て主の精神を魂を削り
人理の復活を阻まんとする大敵と
そして主が続けた
さて大敵とは何者か
主を東京に呼び寄せ、試練を課して、あの3人を殺したものは誰かとな
そこで顕われたのが……奴だ
ならば何を迷うことがある、主、オルタ、サリエリ
怨敵を前にしながら……舌なめずりする暇なぞあるものかよ!
景清は巌窟王に切りかかった。
巌窟王はそれをかわした。
巌窟王:第4の試練までの踏破を言祝ぎ
最終3試練の幕開けを伝えるつもりだったが
さすがに私の考えが甘かった
藤丸:私?
巌窟王:いまお前たちが対峙すべきは私ではない
我が第7の試練場は此処ではなく……
しかして最終3試練が幕開けたる第5第6は
我が獄の全域を舞台とするだろう
藤丸は巌窟王を問いただした。
キミが殺したの?それにその姿は?と。
巌窟王は答えなかった。
ジャンヌ:質問に答えなさいって言ってんの
聞こえない?
黙るな!
アンタがやったのかって話でしょうが!
巌窟王:……ああ
ジャンヌ:ああ、じゃ、ない、わよ!
誰の!どの発言への!ああ、なのよ?!
サリエリ:オルタ!そこまでだ、景清も納刀しろ
マスターから攻撃の指示は出ていない
ヤツも積極的な攻撃行動には移らない
……マスター、判断はお前にゆだねる
藤丸は再び問いただした。
巌窟王:最後の時が近いということだ
残る試練、我が身を含めて総じて3つ
旅路の果て、南極へ至らんとするなら
全力でかかるがいい
オレは絶望の入り口でお前を待つ
巌窟王は霊体化で逃げた。
サリエリ:カルデアに登録された巌窟王、
その霊基とは明らかに性能が異なっている
外観の違いや戦闘スタイルの変化は些細なものだ
注目すべきは規格外の隠密能力だろう
……彼はいつどうやってステージの上に?
出現時の彼は確かに実体化状態だった
カリオストロ:この東京は奴の庭
であればこそに不可解なる出現でありましょう
ジャンヌ:微笑むんじゃないわよ
そもそも味方ヅラでスッといるな
藤丸:カリオストロ、第3の試練っていうのは……
カリオストロ:嘘偽りです
私が入り込んだことで第3の試練は事実上、消滅しています
強いて言えば、英霊ブーディカと……
サリエリ:私か
カリオストロ:はい、2度の半試練で
第3の試練は成されたとカウントされているようです
藤丸:エレメンツのこともあるから
完全に信用はできない
当面、あなたのことは警戒させてもらう
……景清
景清:承知
何かあれば首を落とす、それでいいな?
藤丸:お互いになるべくそうならない方向で
ジャンヌ:とりあえず整理させてもらっていい?
巌窟王、何なの?
藤丸:訊いてみよう
藤丸は足元の影に呼びかけた。
巌窟王の影が現れた。
サリエリ:魔力が随分と薄い
仮面の彼は魔力を感じさせない存在だったが
こちらは見るからに魔力を減じている、理由は明白だ
第1にブリトマートオルタとの戦闘で我ら2騎を呼び寄せたこと
第2に、我ら3騎に恒常的に魔力強化を施したこと
ジャンヌ:このヘロヘロ巌窟王と……さっきの仮面巌窟王は……
別人……別霊基ってこと?
藤丸:そうかもしれないけど、違うかもしれない
ジャンヌ:どういうこと?
景清:言葉の通りだろう
何にせよ主には心当たりがあるようだ
藤丸は巌窟王の影の経緯を語った。
ジャンヌ:マスターの精神の底の底?
そんなトコにアイツがもう1人いたってこと?!
カルデアの霊基とは別に、もう1人!
サリエリ:監獄等の一件だな
記録は見たことがある
特異点は解消され、カルデアの敵対者の巌窟王は消滅した
ジャンヌ:実際には消滅してなくて……霊基の残骸……
的なモノがマスターの中にいた……
寄生みたいな感じでしょそれ
サリエリ:免疫細胞あたりが正しい表現だろう
人理の旅で遭遇していく脅威、隔意、恐怖
精神の底に積もるそれらの残滓
悪性情報を灰燼に帰さしめる、ある種の濾過装置
ジャンヌ:ンな話、初耳だったうえに……
天草とあっちのジャンヌは何となく知ってたかもって話!
何なのアイツ、さんざん同じアヴェンジャーのよしみみたいなツラして
肝心要の話してなかったんじゃない!
景清:かわいいところがあるではないかオルタめ
友(?)の秘密は知っておきたかったと考えるのは奇妙なことではないぞ
ジャンヌ:と、友じゃないわよ……
マジでやめなさい、トンと引くから
いい加減、適当なことを言ってるよ燃やすわよ
サリエリ:さっきの彼は監獄塔の巌窟王の残滓かもしれない
そうマスターは言いたいわけだな
ジャンヌ:ねえアンタ、イエスノーくらいはできるんじゃないの
いけすかない仮面の巌窟王は監獄塔のヤツなの?
言葉じゃなくてもいいわよ
たとえばそうね、頷くとか首を振るとか
影は頷いたようにも首を振ったようにも見えた。
ジャンヌ:仮面のアイツと同じような
ノーリアクションと思い込んでたけど
出てきたからには協力の意思があるってことなの?
サリエリ:そういうことなら尋ねたいこともあるぞ
イエスノー式で質問を用意していけば
いずれ仮面の巌窟王の目的や居場所まで……
影は消えた。
サリエリ:駄目か
残りの魔力量が減った様子だった
何度も呼び出せるものではないな
カリオストロ:おっと些かまずいですね
試練は終えているというのに、人の気配が戻らない
試練場が更新されているようだ
……お覚悟を、次が来ます
景清:2つ鳴ったか?
ジャンヌ:いいわよ上等じゃない
爆速で片づけてやるわよ
第19節 死嵐大王・殲滅幼獣
お台場ゆりかもめ青梅駅大観覧車周辺に
死嵐大王テオドリックオルタ、
殲滅幼獣ラ・ベート・デュ・ジュヴォーダンが現れた。
藤丸たちは巌窟王の転移術で大観覧車に現れた。
カリオストロ:あれこそは嵐の具現にして死の軍勢
伝説の嵐の王を成す魂のうち一騎
地上を去りし、かつての東ゴート王にして、いつか大地に戻り来るもの
ベルンの英雄騎士ディートリヒ、その伝説の源となりしモノ
加えて、あの巨大な乗騎
南フランスを恐怖に陥れしジュヴォーダンの幼獣
実に厄介ですよあれは
サリエリ:あの巨大人馬について、戦闘能力を把握していると?
カリオストロ:フランスはジュヴォーダン地方、1838年
知られざる幼獣退治の一幕が人類史の陰にあった
いわば第2の幼獣事件
大地に顕われたかの大王と幼獣を調伏せしめたものこそ
巌窟王モンテクリスト伯爵
藤丸の脳裏に幼獣を倒さんとする巌窟王の記憶がよぎった。
伯爵:かのモルセールを罠にかけ陥れ苦しめるのは
復讐の神たる、このオレでなくてはなるまいよ
70年前の幼獣、何するものぞ
我が復讐を阻まんとするものすべてすべて
我が手で焼き尽くしてやるまでのこと
雷が落ちた。
雷は鳥になった。
景清:アレはこちらを見ているぞ
主、構えよ!
藤丸は簡易召喚に姿勢を取った。
ジャンヌ:どう見ても鳥よね
ワイルドハントってそんなんいたかしら
サリエリ:文字通りの嵐の化身にして死と絶望の運命
戦争や疾病など大量死の予兆とは言うが
あれはどうにも……
景清:無駄口を叩く暇はないぞ、来る!
サポートはNPCジャンヌにした
雷の翼(弓)
こちらにダメージアップが2個かかる
雷の翼は讐以外に耐性
攻撃アップがかかってる
1Tで、こちらの攻撃時に回避1T&確率でスタン2Tを使う
青ゲージブレイクで終わり
カリオストロ:あれなるは大嵐を彩る大雷電、稲妻の化身
雷の翼、紛うことなき精霊種
サリエリ:精霊種と言ったな、神霊の亜種という認識だが合っているか?
カリオストロ:はい、詳細は時計塔の皆様に委ねますが、今のところは概ねはそれで
アメリカ大陸北部地域では、サンダーバードとして伝えられるものですが
まあ真の祖霊……サンダーバードには程遠い
あれは憤怒によって歪められ
嵐の王の配下として呼ばれたものにすぎません
ジャンヌ:言い切るわね、なんでンなもんわかるのよ
カリオストロ:第3の試練を偽っていた頃に
仮面の彼にはいろいろと聞いていますので……
ジャンヌ:だったら!先に!全部ウタっときなさいよ!
サポートはNPCジャンヌにした
雷の翼(弓)
こちらはダメージアップが2つかかる
雷の翼は讐以外に耐性
攻撃アップがかかってる
1Tで回避1T&確率でスタン2Tを使う
紫ゲージブレイクで終わり
サリエリ:(我らアヴェンジャー3騎、圧倒的なまでに……空中戦に不慣れ!)
景清:観覧車を使う、駆けろ!
サリエリ:何だ……?
いやそうか、そういうことか!
マスター、礼装でオルタの強化を頼む
鳥は藤丸を狙い急降下しようとしてた。
光の矢が翼を貫いて、人の形に戻った。
ハサン:動きは止めた、仕留めろ!
景清:応!二刀痣丸をご覧あれ!
チッ、浅いか、仕上げは任せるぞオルタ
オルタ:オッケー了解
燃えなさい、鳥!
サポートはNPC景清にした
雷の翼は消滅した。
ハサン:よくオレに合わせたな、驚いたぞ
景清:紫電の速さで迫る気配があったゆえ
そこに合わせたまでのこと
ジャンヌ:次は大将に仕掛けていくわよ
サリエリ:精霊種を破壊されて尚、動く様子なし、か
自己の戦闘能力によほどの信頼があるのか?
あるいは防御型宝具の持ち主
カリオストロ:見えざる嵐があれを守護しています
ジャンヌ:にしても転校生
タイミング、ジャストで駆けつけてくれたけど
どういう理由?
藤丸:叔母さんのことは
ハサン:ああ、突然消えた
隣家の人間たちもだ
ここへ駆けつけるまでの間、人間の姿は1人も見かけなかったぞ
サリエリ:試練の際には同様の事態が起きている
だが、そこまで広範囲となると……
景清:此度の戦場は東京のおよそ全土が含まれる、といったあたりであろうよ
カリオストロ:カルデアのマスター、どうかお気をつけて
これなる圧力こそは見えざる嵐
耐性なき生身の精神では長くは保ちません
藤丸:この礼装ならたぶん大丈夫
ある程度なら耐えられる……!
ワイルドハント(讐)
こちらにダメージアップ2個かかる
毎ターン精神異常耐性ダウン1T&スター率ダウン1Tがかかる
藤丸のマスタースキルに2Tの遅延がかかる
必ず全体攻撃をする
讐以外に耐性
宝具不可
行動不能・精神異常無効
クリティカル時、防御アップ
追加攻撃3回
緑ゲージの間は何も行動しない
緑ゲージブレイクで宝具不可が解除&攻撃し始める
さらに防御アップ2Tをかける
青ゲージブレイクで終わり
サポートはNPC景清にした
藤丸は鼻血を出してた。
ジャンヌ:マスター!
藤丸:大、丈夫、まだ、いける
ジャンヌ:自分の顔見なさい、めっちゃ鼻血出てるから!
藤丸:大丈夫、倒れる前に倒しきる
ジャンヌ:強がるところじゃないわよ
いいから今は退いて!
景清:些か遅かったぞ
よもや2匹目があるとは笑わせる
雷鳥が現れた。
全敵、讐以外に耐性&攻撃アップ
嵐の群狼(馬)6体
こちらはダメージアップが2個かかる
精神異常耐性ダウン1T&スター率ダウン1Tがかかる
雷の翼(弓)
雷鳥は開幕で回避1T&低確率で全体スタン1Tをかける
こちらに毎ターン精神異常耐性ダウン1T&スター率ダウン1Tがかかる
自身に回避1Tを使う
被ダメージで相手に帯電=低確率で全体スタン付与3T&クリ率アップ2Tを使う
サポートはNPC景清にした
全敵、讐以外に耐性&攻撃アップ
嵐の群狼(馬)6体
こちらはダメージアップが2個かかる
毎ターン精神異常耐性ダウン1T&スター率ダウン1Tがかかる
雷の翼(弓)2体
雷鳥は開幕で回避1T&低確率で全体スタン1Tをかける
こちらに毎ターン精神異常耐性ダウン1T&スター率ダウン1Tがかかる
自身に回避1Tを使う
被ダメージで相手に帯電=低確率で全体スタン付与3T&クリ率アップ2Tを使う
5羽目の雷鳥が現れた。
とりま藤丸たちは撤退した。
背景がマリーと行ったショッピングモールで相談してた。
次々に眷属を召喚されると打つ手がない。
令呪は温存したい。
カリオストロは対都市宝具を使うと提案した。
これで眷属を仕留め、ワイルドハントとの決戦をする。
藤丸は拒否った。
この街には住人がいるから、と。
カリオストロ:ではどこまで犠牲を受け入れるのか
少なくともこれまでに7つは受け入れている
ジャンヌ:アンタ、喧嘩売るつもりなら買うわよ
カリオストロ:私は彼女と話しています
ジャンヌ:だからこっちはキレてんのよ
藤丸は令呪を使うと答えた。
ジャンヌは藤丸を止めた。
曰く私が秘策ぐらいひねりだす。
ジャンヌ:私とマスターを奴に接近させて……手段は問わない
残り試練3つのうち2つ、ここで仕留めきってやろうじゃないの
サリエリは重奏形態となった。
通常の霊基では雷電に耐え切れないらしい。
景清はその心意気に魂を震わせた。
景清:儂に怨の一文字以外を味わわせるとは
なんとも気分がよいものだ
NPC景清、ハサン、サリエリのみ出撃
嵐の群狼(馬)6体
群狼に讐以外に耐性
攻撃アップ
宝具ダウン&毎ターンHPダウン5Tがかかる
毎ターンこちらに精神異常耐性ダウン1T
スター率ダウン1Tがかかる
雷の翼(弓)
讐以外に耐性
攻撃アップ
回避1T
宝具ダウン&毎ターンHPダウン5Tがかかる
自身に被攻撃時に敵に帯電付与3Tを使う
こちらに帯電=毎ターン低確率でスタン1Tがかかる
※7月下旬で期限イベの奏章IIIが始まったので奏章IIはここで中断した。
※奏章IIIとBBドバイ&カズラの期限イベが終わったんで11月1日に再開。
テオドリックオルタ:嵐に巻かれる旅人よ
恨め、焼き尽くせ
憤怒を温習の炎と変えて
お前は、現実という名の運命さえ、超えて
怒りのまま、たちはだからすべてを殺せ!
藤丸:あなたを倒してわたしは進む
それでも、そんな風にはならない!
ジャンヌオルタは藤丸の影に手を突っ込んだ。
ジャンヌ:要は魔力で引っ張ってきてるんでしょう
それなら、さァ!くれてやるわよ!
影からヘシアンロボとゴルゴンが現れた。
2人は雷鳥を宝具で吹っ飛ばした。
カリオストロ:自らの霊基を薪としてくべていますね?
一歩間違えば霊核を危うくする暴挙と言える
もうひとつ、不確定きわまる……
カルデアのマスターからもたらされる、妙に効率的な魔力供給は……
サポートはNPCジャンヌオルタのみ
ゴルゴン、ヘシアンは出撃固定
ゴルゴンとヘシアンは妖獣狩りを付与できる
妖獣狩り状態だと追加攻撃を封印できる
こちらにダメージアップがかかる
ゴルゴン&ヘシアンは最大HPアップ&ダメージアップ
通常攻撃に防御ダウン&低確率で妖獣狩りを付与
宝具攻撃で妖獣狩りを付与
ジャンヌオルタはダメージアップ&HP低下で攻撃アップ&HP2000減少がかかる
ワイルドハント(讐)
讐以外に耐性
行動不能・精神異常無効
クリ攻撃で防御アップ
殲滅妖獣=追加攻撃3回状態
緑ゲージブレイクでクリ率アップT回を使う
青ゲージブレイクでプレイヤーターン後にチャージMAX&宝具アップ1T
ターン経過後にチャージが0になる1Tがかかる
紫ゲージブレイクで毎ターン、クリ率アップ2Tがかかる
赤ゲージHP56万で全滅
霊脈石コンティニューした
あとは3連宝具で終わり
ヘシアンとゴルゴンは退去した。
ジャンヌオルタ:もうダメ動きたくないコーラ飲みたい!
アイツ、毎回こんなキツイことしてるとか、バカじゃないの?
藤丸:さすがに今回だけにしてほしい
次はやらせないよ
ジャンヌオルタ:ええ、やらない
二回もやったら霊核ごと吹っ飛ぶ気がするし
マスター泣かせちゃいそうだし
でも、これであれよ?
令呪一画残したままで挑める
第20節 さよならは言わずに
藤丸が自宅で目覚めるとハサンを呼んだ。
叔母さんを守るよう頼んだ。
ハサン:気付いているか?
おまえ、眠っているときはいつも……いや、いい
たぶん俺の言うことじゃない
叔母さんはフレンチトーストを焼いてた。
幼い頃は甘くて苦手だったらしい。
今は疲れて帰って泥のように眠り、
目を覚まして食べると染み渡るらしい。
叔母:今朝はずいぶんと精悍な顔つきをしているな?
あんなに小さかった姪っ子が
そうか、おまえ……こんなに大きくなっていたんだな
……フレンチトーストは食べていけ、いいな?
藤丸は折田と登校してた。
折田の勘では明日までに最後の喇叭が鳴ると感じてた。
校門で姫子とリカルドが藤丸に声をかけづらいと迷ってた。
通りかかりの天塚は友を憂うこころのままでいいと助言してた。
天塚:たとえ僕たちが誰かの投げかけた影……
泡沫の夢幻にすぎないのだとしても
彼女にとっては目に映る全てが現実だ
姫子たちは藤丸に挨拶してた。
藤丸の顔色がよくなったと気づいた。
進路希望の話をしてた。
折田の依り代の記憶では調理関係の専門学校が第一希望らしい。
でもそれは姫子たちには内緒。
藤丸は行かなきゃ行けない場所があると曖昧に答えた。
そのあとはちゃんと考えると答えてた。
校舎に入ると景清やフーカ先生も合流した。
藤丸はいつも一緒だったキリエがいないと感じてた。
教頭が現れて藤丸にスマホを渡した。
待ち受けに藤丸の写真が写ってた。
ハサンが藤丸の自宅の父の書斎を開けた。
ハサン:おかしな話だ
妻と娘が死んでなお、顔を出す気配はないと来る
それでいて誰も疑問に思わない
たいした芸当だ
ああいや違うな、顔なら既に出していたか?
よう、久しぶり……巌窟王
ジャンヌが放課後にゴミの始末をしてた。
仮面の巌窟王が現れた。
景清、サリエリには会ったと巌窟王は曖昧に語った。
ジャンヌは2人がやられたと訝しがってた。
巌窟王:おまえで最後だ、
おまえたちに……オレは真実のすべてを伝える用意がある
藤丸が帰宅すると自室に封筒が置いてあった。
ハサンがひらがなで書いてたメモによると、サリエリの手紙だった。
サリエリと景清がここを去ると書いてあった。
ジャンヌは景清と会ってた。
景清:儂は判断した
サリエリもだ
是ばかりはどうにも……ああくそ、口惜しいことこの上ない!
……この景清が戦に挑まぬとは
ではな……まったく堪ったものではない
ジャンヌは藤丸に電話をかけた。
マリーとデートしたお台場に来るよう命じた。
明日、学校をサボれと。
お台場で待ち合わせしてた。
藤丸はサリエリと景清の事情を聞いた。
ジャンヌは本当は事情を知ってる。
でもちゃんと返事はできないらしい。
ジャンヌはマリーのように楽しいだけのデートをしようと誘った。
ジャンヌ:(……私ちゃんとやれてる?
ちゃんと、デートを楽しむ女の子っぽい?
ちゃんと、現代の女の子をやれてる?
あなたとこうしていること
きっと、私は……
一緒にジェラートを食べるのも
一緒にコスメを見て回るのも
特異点でちみどろになって戦うのも
あなたのはにかむ顔を見つめるのも
きっと……私、何もかもぜんぶ好きだと思う)
ジャンヌは新宿のときのように一緒に踊るよう頼んでた。
ジャンヌ:……はあ、シンデレラってさ
めっちゃ強い女の話だと思ってたわ
ついさっきまで
王子様と舞踏会で踊って
その後にはゲットして
……でも、舞踏会の夜は期限付きだったのよね
実際やってみるとキツいわ
どんなに楽しくても終わりがあるってわかってしまうから
ごめん、マスター
私もここまで、ここから先、アナタの力にはなれない
藤丸:訊いてもいいかな、なぜ?
ジャンヌ:強いて言うと霊基のせいかしら
違うかな、魂?
藤丸:……それは、キミたちがアヴェンジャーだから?
ジャンヌ:へえ、わかるんだ?
藤丸:サリエリの手紙を読んだ、景清の伝言を聞いた、
今はキミと話をしてる
全員、アヴェンジャーだから
ジャンヌ:私たちはアイツの言葉を聞いたの、聞いてしまった
だから……
藤丸:わたしと、一緒に行けない?
ジャンヌ:……ごめん
別れの言葉はなかった。
最後の喇叭が鳴った。
第21節 伯爵
藤丸は3時間、お台場から東京駅に歩いて戻った。
電車が動いてなかったから。
ハサンが出迎えた。
ハサン:この奇妙な特異点において
アヴェンジャーは何らかの役割を持っている
少なくともオレはそう考える
まあ……どうせ最後の試練なんだ
そういうのは全部、黒幕に……これから会いに行く奴に直接訊けばいい
藤丸たちは自宅に戻った。
カリオストロが待ってた。
ハサンに藤丸をここへ連れてくるよう頼んだらしい。
藤丸は書斎と察した。
英霊にも効く認識阻害。
サリエリが気づけなかったのは、
書斎の遮断能力が家全体に及んでいたから。
ハサンは仮契約を要求した。
藤丸はどうにか踏ん張っている。
神霊にも怯まない。
だからとりあえずは及第点らしい。
ハサン:やっと十全に戦えるぜ
攻撃全振りの規格外どもほどじゃないが
せいぜい役には立ってやるとも
機会は多くなさそうだが
藤丸たちは螺旋階段を降りた。
暗黒螺旋階段=コリマソン・ノワールとカリオストロは名付けた。
毒炎が現れた。
NPCハサン、カリオストロを選択可能
讐は出撃不可
こちらにNPアップがかかる
全敵、讐以外に耐性
燃え盛る昏き炎(狂)3体
燃え盛る昏き炎(狂)2体
燃え盛る業炎(狂)
燃え盛る昏き炎(狂)
燃え盛る業炎(狂)2体
3グループ目は、こちらにNP50ダウン
攻撃ダウン5T&防御ダウン5Tをつかう
毎ターンNPダウン5Tを使う
カリオストロはいきなり藤丸に迫った。
ハサンがその刃を弾いた。
カリオストロ:こちらは贋物です、残念でした!
刃が藤丸の胸を貫いていた。
礼装の防御効果は効いてなかった。
カリオストロ:私は違います、違うのです
第一に、巌窟王によって導かれた試練の一端ではなく
第二に、人理の英霊でもなく
私こそは異星の使徒!
されどアルターエゴに我が業、魂収まらず
これ以外の霊基を持ち得ぬ、
……我こそは天性のプリテンダーなれば!
二度の裏切りもご覧の通り!
これで三人目ですか
奴のよすがを手にかけるのはァ!
なぜ私が、巌窟王と嵐の王の因縁を知っていたか
なぜ、かの嵐の王が試練に組み込まれたか
私です!私ですとも!
我が手で愛する者を殺してやった
我が同胞を若き従者を食い殺してやった
我こそは……人理の敵ならず、異星の敵ならず
巌窟王の大敵こそ、この私!
カルデアのマスター、唯一残った巌窟王の未練
かの巨大機構に尚も抗い続ける魂
条件が!揃いすぎているのですよ貴方は
私に殺されるための条件が揃いすぎている!
藤丸はまだ死んでなかった。
足下の影に手を伸ばした。
ハサン:ここで死にたくなければ
自分が今やれることをやれ、藤丸!
傷を癒やせるのは一度だけだ!
藤丸は影からマリーアントワネットオルタを引っ張り出した。
マリー:王家の敵が!よくぞ……私を謀ってくれたものね
カリオストロ伯爵……あなたには死の舞踏をご覧に入れるわ
讐は出撃不可
NPCマリーオルタは固定出撃
サポートにNPCハサンを選択可能
こちらにNP50アップ&ダメージアップがかかる
マリーオルタは宝具アップ&回避無視
攻撃時NPアップ
被攻撃時NPアップがかかる
カリオストロ(演)
マリーオルタ以外、こちらに毎ターンHPダウン&宝具ダウン5Tがかかる
カリオストロはクリ威力アップ2T
Artsアップ2T
通常攻撃時に、強化成功率ダウンを付与2Tを使う
紫ゲージブレイクで回避7回
回避状態の間、クリ率アップがかかる
マリーは宝具でカリオストロの首をはねた。
カリオストロはすぐに再生した。
藤丸:首が落ちても蘇る?!
それは英霊剣豪の……
ハサンが宝具を放った。
カリオストロの霊核は砕けた。
カリオストロ:年若くして暗殺教団の長に上り詰めた実力……
侮るべきでは、なかった……
次の機会があれば、教訓とさせていただく
ハサン:次もいずれもない
おまえ、ずっとそのつもりだろ
カリオストロ:我が刃には呪詛を塗布してあります
英霊ならざる人間であれば時を経ずに死に至る
ですので私の……
ハサン:一度だけの使い切りって条件じゃあるが
オレが預かった回復宝具は呪詛も術式も解除できる
カリオストロ:……なんとも、はや、フフ
やはり私だけでは彼には勝てませんね……
カリオストロは消えた。
マリー:やっと消えたのね
藤丸:あなたは何故……
マリー:あなたの足下、影の中にずっといたのよ
退去寸前で伯爵に助けてもらった形ね
ああ、カリオストロ伯爵の方じゃあなくて……
藤丸:わかるよ
マリー:第3と第4の試練は真に超克された
あなたは最後の試練へと進みなさいな
……じゃあ、さよなら
マリーは消えた。
ハサンも退去が始まった。
ハサン:霊核まで砕き尽くすには
限界駆動のその先まで加速するしかなかった
退去しきる前に伝えておくぞ
ハサン曰く藤丸が助かったのは仮面の巌窟王の宝具のおかげだった。
ハサンが叔母の警護についた直後、
書斎から仮面の巌窟王が現れた。
ハサンに宝具を預けた。
藤丸が殺されかけたら使え、と。
真名解放も魔力消費も遠隔でやってるんだろう。
ハサン:仮面の巌窟王は、昔、監獄塔におまえを閉じ込めたやつだっけ?
で、おまえの足下に影に入る方がカルデアの巌窟王
おまえ、どっちかがどっちでいいのか?
藤丸:それは……
ハサン:いや、いい、今のナシ
人理の英霊サマとしちゃ、情報を確保した状態で仮面野郎の真意ってのを……
藤丸:見極める必要があった、そうだよね
わかってる、責めたりしないよ、ハサン
ハサン:まあいい、それがおまえなら、そのままいけばいい
面倒くさい仮面野郎に、物申してやれ、オレの分までな
第22節 決戦/決別
藤丸一人で螺旋階段を降りてた。
足下から巌窟王の影が現れた。
藤丸:キミは……カルデアの巌窟王?監獄塔の巌窟王?
それとも、どちらでもあって、どちらでもない……
今まで助けてくれてありがとう
これから先は一人で行くよ
影は周囲に溶けるように消えた。
影と入れ替わるように青い炎が現れた。
讐は出撃不可
開幕でこちらにNP50アップがかかる
全敵、讐以外に耐性
燃え盛る昏き炎(狂)3体
燃え盛る昏き炎(狂)2体
昏き残影(讐)丑御前
残影は魔性特攻
昏き残影(讐)ブリトマート
昏き残影(讐)景清
ブリトマートは全耐性
景清はガッツ1000HPがかかってる
讐は出撃不可
開幕でこちらにNP50アップがかかる
全敵、讐以外に耐性
燃え盛る昏き炎(狂)2体
昏き残影(讐)ブーディカ
ブーディカはローマ特攻がかかってる
昏き残影(讐)ニトクリスオルタ第二段階
昏き残影(讐)ニトクリスオルタ第三段階
昏き残影(讐)ディオスクロイ
毎ターンチャージプラス
攻撃時、悪特性に低確率で即死
無敵貫通がかかってる
讐は出撃不可
開幕でこちらにダメージアップがかかる
全敵、讐以外に耐性
昏き残影(讐)マリーオルタ
昏き残影(讐)ゴルゴン
昏き残影(讐)ヘシアンロボ
マリーは回避3回がかかる
ゴルゴンは最大HPアップがかかる
ロボはダメージアップがかかる
昏き残影(讐)テオドリックオルタ
テオドリックは行動回数1追加&宝具封印がかかる
讐は出撃不可
開幕でこちらにダメージアップがかかる
全敵、讐以外に耐性
昏き残影(讐)ジャンヌオルタ
昏き残影(讐)サリエリ
ジャンヌはクリ率アップがかかる
サリエリはクリ威力アップがかかる
藤丸は仮面の巌窟王に出会った。
藤丸:キミには質問したい事がある
どうあっても答えてもらう
巌窟王:断ると言えば、どうする?
藤丸:無理やりにでも答えてもらう
巌窟王:そうかそうしろ
我は、天に許されざる復讐の炎そのもの
我はお前を殺す業火である
心せよ、藤丸
讐は出撃不可
緑ゲージブレイクで終わり
開幕でこちらにダメージアップがかかる
こちらにダメージアップ
復讐の業火=毎ターンHPダウン&防御強化成功率ダウン&攻撃アップがかかる
巌窟王モンテクリスト(讐)
讐以外に耐性
復讐の業火状態の相手に耐性
復讐の業火特攻
攻撃時に、復讐の業火付与
弱体無効
復讐の業火に対してクラス相性が防御優位になる
攻撃アップ2T&攻撃時にやけど付与2T&毒無効3T&弱体無効3回3Tを使う
藤丸:いいかげんにして、巌窟王
まずは、その仮面を外して、私の目を見て話して
巌窟王:決戦の前に対話を試みるのはおまえらしい
巌窟王は仮面を外した。
左目が崩れかけていた。
霊基が砕けつつあるそこには、無明の闇がある。
藤丸:エドモンダンテス
巌窟王:カルデアの巌窟王エドモンダンテスはいない
オレが……この私が全ての魔力を吸い上げた
藤丸:なぜ、私を殺さないの?
全部、わざとだよね?
すべての試練を同時に差し向ければ、すぐ終わる
なぜ試練を私に?
なぜキミはこの東京を作ったの?
試練をクリアしたら、この東京はどうなるの?
消える……?
巌窟王:全てはお前の中にあり続けるとも
ここはどこまでもお前自身なのだから
藤丸:キリエと、お母さんと、妹は……
巌窟王:……ある意味では構成要素は残る
気付いているだろう?
藤丸:はっきり言って
巌窟王:お前の母が如きモノも
お前の妹が如きモノも
お前の隣にあって微笑むモノもすべて
私が殺した、二度と蘇ることはない
ここは藤丸の中に作られた巌窟王の固有結界。
第二の監獄塔。
亜種固有結界・疑似東京監獄。
規定現実ならぬ贋物の世界……。
藤丸:たとえ贋物だったしても、いきているよ
生きていたよ
巌窟王:ここがお前の中であったとしても
殺されたものは二度と、蘇ることはない
藤丸:だからこそ尋ねたい
……なぜ?
なぜ、キリエたちを殺したの?
巌窟王:復讐……その力と意味を教えんがため
オレがこの手で三人を殺した
ここから巌窟王の回想。
書斎から出た巌窟王を母と妹は珍しいと喜んでた。
燃える剣で2人を殺した。
消灯した家にキリエが現れた。
母は逃げるよう訴えた。
母:あの子のこと……おねがい……
キリエは手当てしようとした。
おじさま=巌窟王が妹の死体のそばにいた。
巌窟王:私が手にかけた
キリエ:なぜ……ですか……おじ、さま……?
巌窟王:藤丸だ……あれが歩む為だ
全ての責務を果たさぬ限り
人理の壁はあれが果てへ至ることを許さない
あるいは人理の壁なかりせば
我らの炎、決戦の地にて待つモノを……
……否、否、否!
それではまるで意味がない!
キリエ:こんなことが先輩の為になるはずがありません!
巌窟王:ああ、認めよう、キリエ、我が娘
……きっと、お前が正しい
※キリエは固有結界の先輩のことを言ってる。
巌窟王はカルデアの藤丸のことを言ってる?
先輩=藤丸の為にならないと認めた?
であれば、奏章II全体が無意味になるのでは?
巌窟王:今こそ尋ねる、藤丸
……怒りのままに振るった力はどうだった?
怨敵の仲間とおぼしき異霊ニトクリスを討ち果たして見せたとき
お前は恍惚を感じたか?
……復讐とはすなわち、
およそ不可能を可能とする激烈なる行動の源であり
およそ難攻不落といえる敵を撃滅せしめる力であり
地獄に属しながら天上の甘美をさえ思わせる、最強の刃である
……復讐、お前にはどんな味だった?
藤丸:そんなことのために、そんなものを味わう必要はなかった!
知らなくても戦える!
最後の最後まで……きっと……!
巌窟王:いいや、お前には分かるはずだ
……決戦の地へと至るお前の魂が
復讐者となり得る炎を秘めていることを
藤丸:……!
※つまり藤丸の生い立ちに復讐心を持って当然の何かがある?
巌窟王:おまえの故郷、家族、知古、あらゆる命……
お前の過去に属する全ては悉く!
白紙化という手段で皆殺しにされている!
たとえ天上におわす御方が許さぬとしても
復讐の神たるオレたちが許そう
お前の復讐を、お前の憎悪を
藤丸:……そうなのかもと思っていたよ
何かを伝えようとしている
そのために、キミはこうしたんだって
でも、どんな理由があっても、殺す必要はなかった
巌窟王:おまえであれば……そう口にすると思っていたさ
犠牲なき成功こそが美しい
だが、だ、藤丸
我が血塗られた手によって……お前は知った
復讐の意味を、無慈悲にして燃え盛る暴力の行使を
仇の血の甘さ、闇の快楽を
ゆえに問う……巌窟王エドモン・ダンテスが……
否、否、否!
殺人者、巌窟王モンテ・クリストが問う!
……南極、決戦の地へと至ったとき
貴様は果たして何を成す!
藤丸の脳裏に第1部ラストのマシュと一緒に見た
南極の晴れ上がった光景がよぎった。
藤丸:南極で私は……戦う
いま生きているものとして私は戦うんだ
殺す為じゃない、私は進むよ、カルデアへ
その先に何があっても、この想いは変わらない
巌窟王:信じていたとも!
おまえという女はそちらを選ぶのだと
ならば見せてみろ!
お前の魂のあり方を!
我らの炎を用いずに……この理不尽なる運命にあらがって見せるがいい
讐は出撃不可
こちらにダメージアップがかかる
復讐の業火=毎ターンHPダウン&防御強化成功率ダウン&攻撃アップがかかる
味方の攻撃時、マスタースキルのチャージを1進める
クリ攻撃時にマスタースキル1のチャージを確率で1進める
宝具使用時、マスタースキル2のチャージを2進める
スキル使用時、マスタースキル3のチャージを1進める
マスタースキル1使用で復讐の業火1つ解除
マスタースキル2で復讐の業火1つ解除&復讐の業火無効1Tが付与
マスタースキル3だと復讐の業火3つ解除
1Tでガッツ1回&讐特攻(復讐の業火で無効)になる
巌窟王モンテ・クリスト(讐)
讐以外に耐性
復讐の業火状態の相手に耐性
復讐の業火特攻
攻撃時に、復讐の業火付与
弱体無効
緑ゲージブレイクで次の敵ターンで復讐の業火の総数に応じてスキルを使用する
防御強化解除を使う
青ゲージブレイクで次の敵ターンで復讐の業火の総数に応じてスキルを使用する
攻撃時に、復讐の業火付与4Tがかかる(1回攻撃で2つ付与になる)
攻撃時やけど付与2T&毒無効3T&弱体無効3回3Tを使う
紫ゲージブレイクでこちらに復讐の業火プラス2
次の敵ターンで復讐の業火の総数に応じてスキルを使用する
攻撃時に、復讐の業火付与4Tがかかる(1回攻撃で2つ付与になる)
ガッツ1回HP全快(32万HP)がかかる
クリ率アップ2T&クリダメージアップ2Tを使う
赤ゲージブレイク直後に全滅
霊脈石コンティニューした
35Tでやっと勝てた
藤丸の足下から光が昇った。
レイシフトが始まった。
藤丸:待って巌窟王
まだちゃんと話せてない!
巌窟王:目覚めのときだ
その胸のくすぶる火と共に
炎はここに捨ててゆけ
第23節 帰還
藤丸はボーダーの医務室で目覚めた。
マシュがいた。
藤丸は目を覆った。
マシュはナースを呼んだ。
マシュ:もしも強い痛みであるなら、鎮静剤を……
藤丸:私は大丈夫、どこも痛くないから
マシュは大丈夫?
どこも体に、痛いところはない?
マシュ:……はい
大丈夫です先輩
どこも怪我をしたりはしていません
おかえりなさい、先輩
……おかえりなさい
藤丸は司令室に呼ばれてた。
シオン:まさか精神の内部とは
マスターの魔力消耗は著しく
令呪三画を使い切った状態に陥っていた
本特異点、相当の激戦地だったと予想できます
それにやはり……特筆すべきは……
ダヴィンチ:人理定礎値が変動していることだね
これはBマイナス、いやBまで行くかもだ
シオン:こうなると三度目も覚悟しておくべきかと
ムニエル:まあ所長への報告は後でいいだろ
だいたいおまえ、まだ患者衣にスリッパじゃないか
まずバイトルの再チェックと……
ボーダー機関部で令呪の充填か?
そのあたりが終わったら、今日はさっさとメシ食って寝ちまうといい
藤丸はダヴィンチを見た。
ムニエル:一時期はちょっとフラフラしてたが
最近はそこそこ安定しているみたいだぜ
令呪の充填を終えた藤丸は食堂に向かった。
英霊がみんないなかった。
ボーダーの魔力消費を抑える為。
エミヤたちが料理を冷凍しておいてた。
A~D定食、スペシャル定食AB。
藤丸はマシュを食事に誘った。
食事を終えて自室に戻ると、ベッドで寝てた。
巌窟王の夢を見てた。
復讐を阻む嵐の王、韃靼山嶺に座した欺瞞の王子。
全て灼き尽くした。
巌窟王を呼ぶ声がした。
捨てておしまいになるのですか……愛を。
愛ゆえに我が身は、恩讐の果てに……炎のすべてを捨て去った。
藤丸が目覚めると、巌窟王が捨てた想いの欠片、エデが現れた。
レイシフトしたときから、実はずっと藤丸のそばにいたらしい。
エデは、かの炎に打ち勝ち、何を願うか聞いた。
アヴェンジャーに会いたいと藤丸は答えた。
ナイチンゲールが藤丸の部屋に入ってきた。
話し声が聞こえたから。
ボーダーからアヴェンジャーの気配がしなくなったとナイチンは告げた。
ナイチン:船に乗る以上、いつか降りることは避けられない
ですから……お別れは済ませましたか?
藤丸:まだ、何も済ませてない
……さっきも訊かれたんだ
背中を押されたんだと思う
だから後を追いかける
道満と天草がマスターに秘策を授ける話をしてた。
藤丸の自室前の廊下?
悪性情報の残骸に効くらしい。
アビゲイルにも手伝いを頼んでた。
第24節 不可逆廃棄孔イド
巌窟王モンテ・クリストが藤丸の精神にある廃棄孔を下ってた。
青い炎が現れた。
NPC巌窟王のみ出撃
恩讐の残火(狂)大
恩讐の残火(狂)小2体
復讐の業火特攻
攻撃時に復讐の業火付与
弱体無効&復讐の業火に防御優位
巌窟王が2人いた。
1人は藤丸の影に潜んでた弱ってる方。
どちらも巌窟王の未練と決意。
ジャンヌオルタが現れた。
ジャンヌ:遅いのよバカ
景清がヘシアンの首を探し始めるわ
サリエリが演奏始めるわ……
ニトクリスも唄い始めるわ
ゴルゴーンがイライラし始めるわ……
大変だったのよこっちは!
アンタの言い出した待ち合わせよ、さっさと教えなさい
……これからどこへ行くって?
巌窟王:藤丸の精神、その奥底
廃棄孔に用向きがある
ジャンヌ:オーディールコール絡みの
試練ってのは全部終わったんでしょう?
巌窟王:ゆえに残ったのは野暮用のみだ
サリエリ:そこの黒い影はどうするつもりだ
もはや何をするだけの魔力も残ってはいまい
巌窟王:案ずることはない、すぐに済ませる
モンテクリストと黒い影は融合した。
NPC巌窟王、ジャンヌオルタ、ニトクリスオルタのみ出撃
恩讐の残火(狂)小3体
恩讐の残火(狂)大
恩讐の残火(狂)小2体
恩讐の残火(狂)大2体
恩讐の残火(狂)小
ジャンヌ:試練どうこうの前から、かしら
カルデアのアンタ結構フラフラしてたし
血ィ吐いたりしてたでしょ、廊下で何回か
霊基も霊核もガタガタなんだとばかり
巌窟王:カルデアの俺の魔力を奪い
オレは疑似東京の構築を始めていたからな
むろん、両者の決意に基づく行為ではある
……本来、俺が地上に現界するはずはなかった
きっかけはただの気まぐれだ
世界を焼却せし魔神王の炎を見極めんがため
一度限りの現界を果たした
……そこで出逢った
ジャンヌ:は、何に会ったって?
巌窟王:おまえと同じだ、出逢ってしまった
ジャンヌ:だから何によ
巌窟王:運命に
ジャンヌ:あ、あ、アンタ……
そういうことよく素面で言えるわね……
巌窟王:おまえとて同じだろう
おまえたちもだ、あれに何らかの輝きを見た、違うか?
景清:己が奥底に妙なモノを飼っている女
と確かに目を引いたな、ふむ
それにかなりの物好きだ
この景清の魂にわざわざ触れるなど
平家ならぬものとしてはなかなかだ
さほどの源氏でもないしな
……貴方も相当の難物であったと聞きますよ、ジャンヌオルタどの
ジャンヌ:……ノーコメント
あといきなり義経モードになるな
それを言うならそこの蛇女でしょ
牛若丸、ボコボコにしてたって話じゃない
ゴルゴン:ノーコメント
……だが、そうだな
あのマスターは愚かな変わり者だが
とことんまでも愚かを極めてはいるようだ
ニトクリスオルタ:あの契約者はなかなかの愚か者です
不遜ではあれ不敬にはならない
ぎりぎりを歩いてくるのが小憎らしく
それでいて不思議と愛らしい
……この言葉、彼女には内緒にするように
景清:おまえたちはどうだ?
英霊ならざりし幻霊、あまた合わさる者どもよ
ヘシアン:(親指を立てる)
サリエリ:狼王はいくらか不満があるようだが
それでこそ、ではあるな
それぞれ程度の差はあれど、彼女のあり方に何かを見いだした
ゆえに我らはここにいる
巌窟王:だが……それも遂には終わる
決戦の地は近い、選択のとき来たれり
あれのなかに眠る火種が燃え盛り
我らと同じく復讐者と化し、炎の道に燃え尽きるか
あるいは……
サリエリ:生者の道を征くか?
巌窟王:ゆえにこそだ、あれは炎のすべてを捨てねばならない
ジャンヌ:そうだとしても、私は好きになれません、あのやり方
巌窟王:ん
ジャンヌ:キリエよ、妹にママンまで
あの東京にいた連中は、魂のない人形じゃないでしょう?
サリエリ:カルデアの記録に曰く
複数の魂を内包し、非物質の現実として稼働させうる精神の世界
当時のドクターは、こう結論づけたようだが
白紙化地球でどれだけの魂を用意できる?
おまえの自由になるリソースは、常に自身の霊基のみであったと見るべきだ
であれば、疑似東京監獄
彼の地に生きる人々に魂があるとするならば
あるいはやはり……
巌窟王:……余計な事を考える暇があるならば
せいぜい周囲に気を配れ、行くぞ
巌窟王たちは廃棄孔の底に着いた。
白亜の大巨柱があった。
藤丸が乗り越えた絶望、悪夢、敵の未練、怨み、想い。
その残滓が積み重なり、解け合い、喰い合い、歪みきって獲得したかたち。
ジャンヌ:魔神柱?!
巌窟王:あれこそは絶望の残滓
殆どすべてを我が炎が灼き尽くした
逃れていた残滓も灼くはずではあった
……育っている
精神の奥底へと積み重なっていく、消えるべき断片
あふれんばかりの餌を得て
いまや悪意の凝集と化すばかり
ジャンヌ:コイツに餌をやった奴がいるの?
巌窟王:己が身を悪性情報と化して
藤丸の精神、魂に忍び寄り、生命までをも奪わんとして蠢動し続けるもの
おぞましき嘲笑者、その正体こそは……
カリオストロ:……はい、私です
第25節 決戦/最終使徒カリオストロ
カリオストロが顔だけ柱に融合してた。
藤丸たちが倒したのは分体らしい。
悪性情報カリオストロが本体と名乗った。
サリエリ:(悪性情報、確かにそう聞こえたな
巌窟王も同様の単語を口にした
ならば、このカリオストロという男の霊基……)
カリオストロ:カルデアのマスターが炎に呑まれるさま
最前線で見物できなかったのは残念でしたが
まったく手ぬるい手ぬるい
どうせなら試練などではなく
処刑を期待していたのですがね?
巌窟王:処刑は貴様にこそくれてやる
疑似東京、真の名を不可逆廃棄孔
ここは確かに試練の場だが……
同時に別の意味をも併せ持っている
ここは初めから、最後の悪性情報を炙り出し、おびき寄せ
完膚なきまでに魂まで灼き尽くす為の……
貴様を狩るための監獄だ、カリオストロ
NPC巌窟王、ジャンヌオルタ、ニトクリスオルタのみ出撃
3T経過で終了
こちらはダメージアップ
宝具封印がかかる
最終使徒カリオストロ絶望伯(演)
被攻撃時、HP回復&HP回復量アップがかかる
行動不能無効
クリ率アップ1Tがかかる
攻撃アップ効果を攻撃ダウンに変化3回を使う
プレイヤーターン終了時、チャージMAX1Tを使う
サバたちは藤丸からの魔力供給が絶えていた。
カリオストロの宝具は秩序の破壊。
秩序と法則を書き換え、改竄し、ねじ曲げる。
魔緑の流れを集約し、無限の再生力を得て、敵の力を封じることも、自由自在。
巌窟王:(我が霊基霊核のすべてを燃やし尽くそうと
やつは必ず我が恩讐の彼方へと連れて行くとも
だが……ふむ、確かにな
英霊のみでは些かばかり……)
火が足りぬか……
藤丸:何が足りないって?
巌窟王:……悪いな
この期に及んで我が無力、おまえの火を借りねばならんとは
藤丸:火ならいつでも貸すよ、共犯者
藤丸は自分でレムレムしたらしい。
道満、カーマ、パラケルスス、ジェロニモ
天草、マーリン、アビゲイル、エデも協力してた。
カリオストロ:疑似天体運行と同一化した我が霊基
今や人体の小宇宙そのものである
我が無限にも等しき魔力
よもや削りきれるとは思わないことです
巌窟王:最終使徒カリオストロ
嘲笑する虚無、自我なき空洞、虚無の道化
果てなきがらんどうの愚者よ
貴様の絶望を以て、南極行の餞としてくれよう
サポートはNPC巌窟王、ジャンヌオルタ、景清
ゴルゴン、ロボ、サリエリを選択可能
こちらにダメージアップがかかる
最終使徒カリオストロ絶望伯(演)
被攻撃時、HP回復&HP回復量アップがかかる→1Tで無効化
行動不能無効→1Tで無効化
クリ率アップ1Tがかかる
緑ゲージブレイクで全耐性2T
プレイヤーターン終了時、チャージMAX1Tを使う
こちらに攻撃アップを攻撃ダウンに変化3回がかかる
攻撃アップ1T&星の力特攻1Tを使う
青ゲージブレイクで終わり
カリオストロ:再生が追いつかぬ?!
そ、そうか……
真の……この小宇宙の所有者であれば
我が無限に並びうる?!
自己の魔術回路を完全掌握する芸当など
未熟なカルデアのマスターなぞに出来るわけが……
藤丸:今はすごく調子がいいんだよ!
巌窟王は自分の足下の影に手を入れた。
巌窟王モンテ・クリストが現れた。
サポートはNPC巌窟王、ジャンヌオルタ、景清
ゴルゴン、ロボ、サリエリを選択可能
こちらにダメージアップ
毎ターンNPアップがかかる
巌窟王は演特攻
弱体無効がかかる
最終使徒カリオストロ絶望伯(演)
紫ゲージブレイクでガッツ1回
クラス相性不利?1回がかかる
プレイヤーターン終了時、チャージMAX1Tを使う
カリオストロ:自らの精神の奥底と知りながら戦場とする
その覚悟、実に……お見事です……
ならばその覚悟、かの巨大機構の御前にて示されるとよい
まァもっとも……我が見出した後に起動せしエレメンツ
そのすべてを砕ければの話では……
ジャンヌオルタ:もういいわよね?いいとみなすわ
さっさと燃えなさい
藤丸:手紙や伝言なんかじゃ納得できない
あんな別れ方で……さよなら、なんて納得できないよ
巌窟王:おまえの望む旅の終わりは
我らのもたらす血と炎で迎えられはしない
真に心からの望みが血と炎に彩られた旅路であるならば……
ともに我らは南極へ赴こう
だが、おまえは望むまい?
おまえは心の赴くままに、おまえはおまえ自身として
……ただ、救う為にこそ道をゆけ
藤丸は首を横に振った。
また横に振った。
ジャンヌオルタ:ど、どうするのよ
全然説得できてないじゃない、何なのよ
景清:わがままを言い出した遮那王に似た顔をしている
ニトクリスオルタ:こういうモードに入ってしまうと
我が契約者はなかなかですよ
本当に……南極へ我らと行くと言い出しかねない
巌窟王:ならば我らの影を霊基グラフに残す
霊基の影だ
これ以上は無理だと分かるな?
ジャンヌオルタ:私はさ、結構な規格外だから?
地上なんかどうだっていいの
燃え尽きようが、白紙になろうが構わない、どうでもいいのです
でも……アンタは違うじゃない
……帰りたい場所も
……会いたい人たちも
……そういうモノぜんぶ、ひとつだって捨てられない
巌窟王:恩讐を越えて、我らを超えておまえは征くがよい
藤丸はうなずいた。
無言で、強く。
巌窟王:お互いに……長い旅だったな、共犯者
第26節 そしてキミは、旅の果てへ
ネモナース:そろそろ帰ってくる頃でしょうか
ナイチンゲール:何のことでしょう
ネモナース:マスターの精神が廃棄孔へ一時的にという
ナイチンゲール:オカルトの話ですか?
個人の趣味嗜好とは思いますが
医療従事者としては多少控えるべきかと
……ん
いま、ミスターの……
コーヒーが置いてあった。
ネモナース:先ほどまではありませんでした……よね?
ナイチンゲール:声もかけずに置いていったようですね
不可解で不躾な人
アマデウス:僕のマリア、ごらん
そこのテーブルに面白いモノをみつけたんだ
何かの引換券かな?
マリー:厨房の皆さんにお願いができるチケットよ
しかも、とっても特別なチョコレートケーキなの
前に、サリエリ先生がお話しされていて……
ジャンヌ:何も言わずに行かれたら
私はさめざめと泣いてしまうところでした
ジャンヌオルタ:そんなタマじゃないでしょ、アンタ
まあ、ただの挨拶よ
小さい方には適当に言っといて
あと……もう1人の方はアンタが殴っておきなさいよ
じゃあ、行くわ
ジャンヌ:ええ、さよなら
……まるで妹のような、もう1人の私
彼女に伝言はありますか?
ジャンヌオルタ:……やめとく
そういうのガラじゃないわ
それに……夢の時間は終わり
アイツは進まなきゃ
じゃあね……負けんじゃないわよ
極星のトーチ
聖杯
概念礼装「彼方の日々」
アヴェンジャーのクラススコアが追加
アヴェンジャーたちがカルデアを去ったのは何で?
人理定礎値を上げるため?
ジャンヌたちが最後の戦いに参加しなかったのは何だったの?
これも人理定礎値のため?
霊基グラフに「影」を残すのは人理定礎と関係ないのはなぜ?
奏章Iのアルターエゴたちはカルデアを去ってないよね?
アヴェンジャーとの違いがわからない。
疑似東京を作る魔力の元は聖杯だろうけど、
巌窟王はどこで聖杯を手に入れた?
藤丸の精神の廃棄孔とは何だったの?
なぜ藤丸に廃棄孔が備わっているの?
カリオストロはいつから廃棄孔の柱と融合してたの?
appendix
奏章IIクリア後、3時間経過するとappendixが現れるらしい。
私は翌日ログインして告知が出て気づいた。
鬼一が道満を問い詰めてた。
カリオストロが道満のような口調だったから、おまえの式神では?と。
道満は悪性情報に抗体情報としてマスターの魂に術式を仕込んだと弁解した。
鬼一:昔取った杵柄と云ったな道満?
己がキャスターリンボと白状したも同然だろう
道満:断じて拙僧、そのようなことは申してはおりませぬぞ?
なぎこが話に割って入った。
なぎこ:マンボちゃんじゃん
今度は一体なにやらかしたのさ
ほれ、怒らないから言ってみ~?
道満:蜜柑を手に拙僧に、にじり寄るのはおやめなされ!
刑部がマンドリにレイドの助っ人を頼んでた。
ボーダー内イントラネットで巴とバトってるらしい。
ブーディカが話を聞いて、シミュレータで訓練しようと強引に誘ってた。
藤丸は、刑部のゲームを遊んで見ようとマシュを誘った。
アビゲイルは巌窟王の気配を感じた。
アビゲイル:巌窟王のおじさま?
そこにいらっしゃるの?
巌窟王:ただの残響だ、我が霊基は影のみ残して去った
アビゲイル:マスターの深いところはどうするの?
巌窟王:じきに旅は終わる
廃棄孔が溢れはすまい
だが、そうだな、おまえに鍵は預けておく
アビゲイル:きっと、悲しむわ
いいえ、もう悲しんでしまっているかも
巌窟王:元より……人理を正す戦いには、7つの席しか用意されん
あるいは1席の例外ならばあり得ようが
後はおまえに任せよう
いつか旧き地獄の門が開くときもあるだろうが
どうあれ、最後の始末はおまえがつけろ、アビゲイル
アビゲイル:……ええ、さようなら、おじさま
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