妖精双六虫籠遊戯は、2024年10月16日から11月6日までの期限イベ。
カズラドロップに体を小さくされた藤丸が
元の体に戻るために双六をするエピソード。
実際には双六という体でストーリーが進むだけ。
奏章IIIが10月23日にやっと終わって、限定イベを遊べるようになった。
なので1週間遅れ……。
フリクエで以下のイベントアイテムをゲット。
イベントショップでアイテム交換。
以下のイベント礼装でイベントアイテムのドロップが増えたり、攻撃アップになる。
おおきなケーキ→この世のいかなる宝石より
おおきなクッキー→まどろみのうた
おおきなキャンディー→親父の料理
自身の攻撃アップ→ウィズ・マイ・ファーザー
双六のチェックポイントに到達するとメインクエストが開放される。
メインクエをクリアで評価点が貯まる。
Contents
- プロローグ
- 第1節 パパチェック1/エプロンの親和性
- 第2節 パパチェック2/お休みの日、守られる約束
- 第3節 パパチェック3/クリーンアップ大作戦
- バトルマス:書斎に潜むナゾを解け
- 第4節 パパチェック4/熱気と蒸気の間に
- 第5節 パパチェック5/プレゼント・フォー・ミー
- バトルマス:呪われしおもちゃを救え
- 第6節 フィニッシュライン(仮)
- 第7節 小さな虫の些細な贈り物
- 第8節 2nd LAP/第一の助っ人
- 第9節 2nd LAP B/火は静かに揺らめいでいる
- 第10節 2nd LAP C/彼女は何を視るか
- バトルマス:ハジける!バブルパーティ
- 第11節 バック・トゥ・スクエア・ワン
- 第12節 3rd LAP/子らが笑む場所
- 第13節 3rd LAP B/狩人の目
- バトルマス:通路でひんやり一休み
- 第14節 ラストラップで会いましょう
- 第15節 パパチェック1/完全なる料理
- 第16節 パパチェック2/ただしい休日の過ごし方
- 第17節 パパチェック3/隠されたもの
- 第18節 パパチェック4/加虐という安堵
- バトルマス:ケルベロスちゃんを起こさないで
- 第19節 パパチェック5/夢
- 第20節 まだ見ぬ完璧なあなたへ
- エピローグ
プロローグ
藤丸、カドックがゴッフの秘密部屋にいた。
3人でボードゲームをやってた。
ゴッフは秘密厳守を命じた。
室内にオベロンがいた。
昼寝してたらしい。
ゴッフ:この妖精王は言いふらしたりするタイプではないだろうし
昼寝場所として提供するくらいなら、まあ構わんか……
藤丸はカードを拾った。
カズラドロップが描かれてた。
藤丸たちが気付くと小さくなってた。
カズラドロップが3人を潰そうと、くすくす笑った。
逃げる藤丸たちは、どこも崖で逃げ場のない空間と察した。
よく見ると巨大なボードゲームがあった。
カズラ:やっと気付いてくれましたね、マスターさん
あ、でも、ここでは別の呼び方が適切でした
では改めて……ようこそ、私の虫空間へ
カズラは隠れてたオベロンを見つけた。
藤丸がとっさにオベロンのシュラフを掴んで巻き込まれたらしい。
ゴッフはカズラと戦うようオベロンに命じた。
オベロン曰く、この世界は固有結界のようなもので、
オベロンにも誰にも勝てないらしい。
オベロン:そうだろカズラドロップ
それともムリアンと呼んでいいかな?
カズラ:それはハイサーヴァントの私の構成要素の1つですが
私そのものではありません
面識があるように言われても困ります
カズラはただしいパパレースをやるよう命じた。
双六でゴールに行けばいい。
双六はカズラの趣味らしい。
ただしチェックポイントで完璧なパパチェックが行われる。
その結果に応じて評価点がもらえる。
ゴール時点で合計値が合格点ならクリア。
カズラ:最初に渡したカードは
システムに直結した得点記録カード兼レース参加証なので
なくさないようにお願いしますね
オベロン:(あれが楔だったか
もっと早く匂いに気付いていればね……)
第1節 パパチェック1/エプロンの親和性
藤丸たちはチェックポイントに向かってた。
簡易召喚しかできなくなってた。
今はオベロンが頼り。
オベロン:ボディガードの役割なら任せたまえ
たとえドラゴンほどのネコが来ても
華麗に話をつけてみせよう
ゴッフ:(爽やかすぎる笑顔が逆に不安だ……)
第1チェックポイントで小さくなったカズラが待ってた。
見た目だけで巨人と同じだから、
オベロンは攻撃できないとカドックとひそひそ話してた。
光のゲートをくぐると、普通の1LDK空間だった。
ここでは料理チェックをするとカズラは宣言した。
この辺りはキッチンの森で、森っぽい動物がいる。
泉には水棲生物もいる。
そういう食材確保もパパの能力、と。
ゴッフは料理に自信があった。
冷蔵庫を見て外で仕入れるよう命じた。
外に出ると魔猪が襲ってきた。
オベロンがとっさに藤丸を庇った。
開幕でこちらに回避1Tがかかる
魔猪(狂)2体
巨大魔猪(狂)
ニワトリ(狂)
巨大魔猪は防御無視3T&宝具アップ1回がかかる
ゴッフの料理をカズラが採点した。
72点だった。
オベロンは壁に頭をつけて笑うのを堪えてた。
ゴッフ:そんなに堪えるくらいならいっそ
大爆笑してくれたほうがまだ気が楽だわ!
オベロン:僕はいいと思うよゴルドルフ殿
子どもの前で空ぶるのもいいパパじゃないかな!
ゴール時点で合計点が合格点でなければ
振り出しに戻るとカズラは釘を刺した。
カドックは最初からやり直せるとポジティブに受け取ってた。
概念礼装「親父の料理」
次はフリクエ3つクリア必須
ちな、イベント以外のクエストはカウントされない
第2節 パパチェック2/お休みの日、守られる約束
カドックが車を運転してた。
藤丸に免許はあるのか聞かれたカドックは
ゴッフが文句を言わない程度の運転技能はあるとごまかした。
そのゴッフは寝てた。
オベロンが膝枕してたので、藤丸は慌てて起こすよう訴えた。
ゴッフ:なんとなくだが、いい枕があった気がする
おそろしいほど深く、いい眠りだったような……
オベロン:……あ、そうか
嫌がらせは逆効果だよな、僕の場合
カドック:こういう揺れる乗り物では
科学的によく眠れるというからな
蝋燭の炎の揺らぎだって似たようなものだろうから
魔術的な話でもあるのかもしれないが
オベロン:そういう意味じゃないんだけどね
どうあれ、こんなところでも夢が見られたようで何よりだ
それでこそ人間だ
カドック:……?
次のチェックポイントはVRルームだった。
テーマはお休みの日に遊びに連れてってくれるパパ。
光の玉に触れると思い描いた空間が投影される。
すごくリアルなVR空間のような装置。
ゴッフはモナコ、ダカール、スズカを思いついた。
英才教育だとドヤった。
カドックは落ち目のゼムルプス家系で
どんな子ども時代だったかは……語るまでもないと自嘲した。
オベロンは妖精なので馴染みがないからパス。
一般的な家庭で育った藤丸が玉に触った。
遊園地が投影された。
カズラははしゃいでた。
ピエロ=メフィストがいた。
ジャグリングの見物料に1億QPを請求された。
ゴッフ:そんなの払えるわけなかろう、バカモン!
ピエロ:ピエロには優しく接していただきませんと
あ、これですか?
アンコールのチクタク爆弾マジックです
いったい何がバラバラになってしまうのか
こうご期待!イッヒヒヒ
ゴッフ:こんな猟奇的なピエロを設定する必要はあったのかね?!
藤丸:設定したつもりはないんですけど!
こちらに回避1T
QABのどれかがダウン1Tがかかる
ピエロ(術)
藤丸の評価点は81点だった。
カドック:あの喜びようで、なぜ満点じゃないのかが気になるな
約20点のマイナスはどこから生まれた?
勝手に出てきたピエロのせいか?
カズラ:得点の内訳は発表しませーん
ちなみに、この世界、そこの虫さん以外のサーヴァントは
影くらいしか喚べませんからね
私が許可するわけないんじゃないですか
オベロン:そうか、ずいぶんと怖がりなんだね
カズラ:……
というわけで、第2チェックポイントはここまでですね
オベロン:(怯え・苛め・楽しみ
何がしたいのかは見えてきたな
慈愛のアルターエゴとはよく言ったものだ
彼女の願い、狙いは可愛いものだけど
可愛いものってたいていは残酷だよね)
次は鶏系3体倒す
第1CPフリクエ「おいしい料理の練習」周回
第3節 パパチェック3/クリーンアップ大作戦
第3チェックポイントは汚部屋だった。
藤丸は刑部姫を連想した。
テーマはお掃除上手なパパ。
カドックは掃除の攻略法を知ってた。
まずは掃除の道具を作る。
掃除道具は用意されてなかった。
外の植物素材から洗剤成分を作るのも可能らしい。
カドック、ゴッフはエプロンを着けた。
オベロンはマントを着てた。
キャンプ用なので汚れてもOKらしい。
そしてカドックは小さな棒に布を巻いたゼムルプス棒を見せた。
カドック:……いや、冗談だからな
そこ、気の毒そうなツラやめろ
こちらにNP獲得量アップ&ダメージアップがかかる
汚れ(狂)モース
ホコリの被った本(術)2体
全敵、通常攻撃に中確率で被ダメージプラスを付与
攻撃を受けると敵の弱体耐性ダウン
全耐性がかかってる
カドックは特定敵にタゲ集中3T&全耐性解除をかける
その敵を倒すと、別の敵に同じデバフがつく
汚れ(狂)モース2体
隙間に潜むクモ(槍)
カズラの評価点は85点だった。
仕上げが残っているとカドックは抗議した。
無限の猶予があれば、無限にお掃除できてしまうとカズラは認めなかった。
オベロン:制限時間があるなら、最初に言っておくべきじゃない?
カズラ:確認もせずに始めたのはそちらですよ
正式に聞かれれば答えていました
※キュウベエかよw
やり直させろという目ですね
もちろん可能ですよ
ただし……それは次回のレースでの話になりますけどね
気分が悪いですが設定をリセット、と
ゴッフ:ううっ……掘った穴を一瞬で埋め戻されたような徒労感が……
カドック:パズルがリセットされたようなものだ
元の状態へのリセットは逆に活用できる要素になる
ゴッフ:あ、そう?
オベロン:……
次はアーチャー20体倒す
第3CPフリクエ周回
バトルマス:書斎に潜むナゾを解け
???(術)デーモン
鬼の本(術)
妖精の本(術)
本はどちらも無限湧き
デーモン撃破で終わり
鬼の本はHP0で鬼の知識を相手に付与
妖精の本はHP0で妖精の知識を相手に付与
デーモンは???以外に防御アップ
第4節 パパチェック4/熱気と蒸気の間に
次のチェックポイントはサウナ。
テーマは我慢強いパパだった。
藤丸たちは水着に着替えた。
カズラは藤丸たちを妙にじっと見てた。
地味すぎるとゴッフは文句を言った。
※そういう文句を言わず、我慢できるかを見てるのでは?
カズラはロウリュをすると宣言した。
水を出すと熱い蒸気になった。
ゴッフ:あちちち!近い近い!
カドック:くっ……
オベロン:あっつ!ライン越えたぞ君!?
藤丸:いきなり難度を上げてきたね
カズラ:さあさあ、パパが苦しさに耐えるところ
もっとよく見せてください!
サウナストーンを全耐性が切れて2T以内で倒せるよう
単体宝具サバを入れるのを推奨
こちらに回避1Tがかかる
サウナストーン(術)
熱気(術)イフリータ
熱蒸気(馬)ゴースト2体
サウナストーンは全耐性2Tがかかる
2T後に防御ダウンがかかってる
5Tで全耐性2Tがかかる
熱気は熱蒸気の数に応じて攻撃アップ
サウナストーンがいる間、全耐性
毎ターン全敵最大HPダウンがかかってる
熱蒸気は防御アップがかかってる
オベロンは忘れ物を思い出してサウナを出た。
ゴッフもむりと言って外に出た。
カドックはカズラが汗を搔いてないと気づいた。
ロウリュの時間に風魔法を使った。
飛ばした水はカズラにかからなかった。
周りに障壁を張ってたらしい。
カドック:熱気を感じないお前に勝てるわけがないだろう……!
カズラ:勝つとか負けるとか何の話です?
藤丸:娘より早くダウンしちゃうパパなんて、とかなんとか……
カズラ:別に私との比較ではなく
貴女たちの耐えっぷりが評価点です
私がここにいるのは……
苦しむパパたちの顔を間近で見ていたいから、ですよ?
カドック:ここでのチェックは、アイツとの勝負ですらなかった、のか
藤丸:そんな……もう……ダメ……
藤丸たちの評価点は67点だった。
2人は根性を見せたとゴッフは抗議した。
カズラは意見は受け付けないと無視した。
次はヌルヌルしている敵を30体倒す
第3CPフリクエの蠢魔でOK
第5節 パパチェック5/プレゼント・フォー・ミー
最終チェックポイントは、第1CPと同じ部屋だった。
と思いきやカズラはオモチャ売場に藤丸たちを案内した。
テーマは素敵なプレゼントをくれるパパ。
さっきの部屋はカズラの待機部屋で
藤丸たちがプレゼントを持って来るのを待ってる。
バックヤードでVRシステムで自由に素材を採れる。
今回は1人で1つのプレゼント。
最高得点がチームの得点となった。
カドック、オベロンはVRの森へ
藤丸、ゴッフはオモチャ探しとなった。
ゴッフ:まずは皆で商品倉庫を見て回ってから
VR空間でおまえたちのプレゼントを探す事にしよう
興味がない場所にアイテムでも
インスピレーションが降りていいものを見つけられるかもしれん
よくわからない理由でも偶然でもいいから
上手く行くかもと思っておいた方が
以外といい結果になるものだよ、人生においてはね
カドック:そう言われるとそんな気もしてくる
意外といいこと言うなアンタ
ゴッフ:意外は余計だよ君ィ?
サポートはNPCオベロンのみ
メイドドール(殺)オートマタ
おままごと人形(馬)巨大人形
サメぐるみ(狂)サメ
ヴィランフィギュア(弓)雀蜂
活きの良い花(術)アルラウネ
森の獣(馬)狼
花は毎ターン500HP回復
チャージプラスを使う
カドックは獣除けを贈った。
50時間程度なら森の動物に襲われない。
実用的とカズラは喜んでた。
匂いもアロマみたい、手作りなのがオンリーワンな感じがすると。
カドック:変化球が上手い具合に決まったということかな
ちなみに袋の口についてる紐は伸びるから
首から提げることでも携帯性も……
カズラ:点数は62点でーす
ここに置いておきますね
あれ、何か言いました?
カドック:……いや、何も
ゴッフはスーパーカー模型を贈った。
50点だった。
藤丸はフォウのぬいぐるみ。
カズラ:いい感じにデフォルメが利いてて
手触りはふかふかで……つぶらな目も可愛いですね
藤丸:フォウくんっていうんだよ
カルデアに戻ったら、本物が歩いたり鳴いたりするのが見れるよ
ところで、どうしてフォウくんのぬいぐるみが
あそこの玩具棚にあったのかな
カズラ:近場のものを参考にしましたからね
つまりカルデアの私的&公的データベースから
ゴッフ:道理で私好みのミニカーセレクションだったわけだ
藤丸は80点だった。
オベロンは花冠だった。
78点だった。
予想どおりすぎて拍子抜けとカズラは冷淡だった。
全ての結果はゴールでわかる。
ここからゴールまでは短めらしい。
引き延ばしはリズムが悪いから。
次はメイドドール系を8体倒す
第5CPフリクエ2周
バトルマス:呪われしおもちゃを救え
遊園地のマスコット(術)化け猫
着せ替えドール(馬)七人御佐姫
悪の下級構成員(剣)ウェアウルフ
全敵、全耐性=憑依
毎ターンチャージ2プラス=憑依
宝具アップ=憑依
化け猫は被Quick攻撃で憑依を解除
ドールは被Arts攻撃で憑依を解除
ウルフは被Buster攻撃で憑依を解除
憑依が全てなくなると即死
第6節 フィニッシュライン(仮)
藤丸たちはゴールに着いた。
カズラの評価は不合格。
合格点は500点と告げた。
つまり各CPで満点取る必要がある。
カズラは元の大きさに戻った。
藤丸たちをスタートまで戻した。
カズラ:思ったよりダメでしたね
難易度が高すぎたんでしょうか
何かお助けアイテム的なものも必要かも
甘やかすのはダメでも、成長のためには……
黒いオベロン:とはいえ、だ
このままだとラチがあかない
そろそろ盤面を弄るぜ、虫姫
少しずつ囓っていくのは羽虫の得意技だ
そうだろ?
第7節 小さな虫の些細な贈り物
黒いオベロンは藤丸の令呪を利用した。
藤丸が目覚めると細工をしたと教えた。
カズラが怒ってた。
カズラ:やってくれましたね、虫さん
私のゲームだというのに、勝手に
オベロン:君だって何かする必要がある
みたいなこと言ってたじゃないか
カズラ:自分でやるのと勝手にやられるのは違います
……まあいいでしょう
こうなれば合理的に進めるだけです
2週目からはお助けカードが導入された。
カードでサーヴァントと会話できる。
カードは藤丸たちが自分で探す。
枚数は3枚。
1つのCPで使えるのは1枚だけ。
しかも使い捨て。
BBやサクラファイブは禁止。
次は人型の敵を7体倒す
第5CPフリクエ周回
コマが進むとカードゲット
第8節 2nd LAP/第一の助っ人
藤丸たちは光の扉に入る前に作戦会議してた。
まずカードを使ってみようと決めた。
ゴッフはビーマを喚ぶのを思いついた。
カドックは掃除の助言も聞きたかった。
藤丸はエミヤを喚んだ。
エミヤは普通の召喚のように双六の知識が与えられてた。
私は生前、子どもはいなかったと困惑してた。
藤丸にとっては、子どもサーヴァントを引率するイメージだった。
彼がそういうスキルを持った達人なのは変わらないとオベロンはフォローしてた。
とりま、エミヤは森で食材確保を命じた。
こちらに回避1回1Tがかかる
ニワトリ(狂)2体
マザーニワトリ(狂)
ニワトリにタゲ集中3T
ダメージプラス3T
死亡時、マザーニワトリにガッツ12万HP付与1回がかかる
マザーニワトリはHP減少で攻撃アップ
ガッツ発動でチャージ最大&宝具アップがかかる
自身にクリ率アップ2Tを使う
ガッツを1Tで2回発動させれば、必殺技は1回で済む
エミヤのレシピはパンケーキだった。
カズラはパンケーキに食いついてた。
カズラ:ナイフを入れるのが勿体ないですけど……いただきまーす
オベロン:……
採点は92点。
足りない8点を聞いても、カズラは教えなかった。
この点数は自動システムで公平らしい。
エミヤは他の質問があるか聞いた。
カドックは料理に必要なことを聞いた。
エミヤ:食べさせる相手のことを考えることだ
藤丸:シンプルだけど、そうだね
忘れないようにしよう……
エミヤは掃除の必殺兵器を教えた。
エミヤ:このエミヤ棒があれば、細かいところのどんな汚れも……!
なに、ゼムルプス棒があるので間に合っている?
そうか……
次は超巨大を4体倒す
第1CP周回
コマが進むとカードゲット
第9節 2nd LAP B/火は静かに揺らめいでいる
道中でまたカードを手に入れた。
藤丸はカードを使った。
ジェロニモを喚んだ。
パパイメージで野外に詳しいから。
藤丸の案は野外キャンプだった。
VR空間を森に変えた。
焚き火パーティをやるので枯れ枝を拾う。
カズラも一緒に拾うのもパーティの一部。
焚き火に適した枝があるので、藤丸と一緒に拾うことになった。
NPCカズラはスタメン必須
カズラはダメージアップ
NP獲得アップ3T
弱体無効3Tがかかる
こちらに通常攻撃に防御ダウン3T
防御アップ3Tがかかる
たのしい枝拾い(イメージ)Aグリーンマン(狂)
たのしい枝拾い(イメージ)Bグリーンマン(狂)
毎ターン確率でスキル封印3Tを使う
カズラは焚き火で焼いた焼き肉食って美味しいと喜んでた。
人は自然と共に暮らすべきとジェロニモはドヤってた。
カドックはそうできなくなったのが現代と自嘲ぎみに反論した。
獣を避ける必要がなくなり、対獣魔術は衰退し、
意義を失った魔術の虚しさや僻みを感じてるだけど弁解してた。
カズラがオベロンにもたれて寝てしまった。
あとでよからぬ噂が立つとオベロンは動揺してた。
オベロン:妖精王オベロン、新しい妃候補とデート
森の中の密会、お似合いの妖精カップル
なんて誤情報を拡散されたら
お転婆な半人前魔術師、あるいは後方理解者顔の精霊が
どんな祝辞を言うかわかったもんじゃない!
藤丸:大丈夫、どちらかにしか話さないから
起こすのも可哀想だからそのままでよろしくね
ゴッフ:こんな状況だからか……故郷のダディも
私の顔をこのように見たことがあったのだろうか
などと考えてしまうな
藤丸:どんなお父さんだったんですか?
ゴッフ:ホムンクルスたちに叱られていたことからして
わりとダメなところもあったのかもしれんが
尊敬できるところもたくさんあったよ、うむ
藤丸:カドックはって聞いてもいいのかな
カドック:ん?別にいいぞ
淡々と引き継ぎマニュアルに従って
僕に魔術を教えて用が済んだらいなくなった
家での思い出とかほとんどないな……
何なら会話らしい会話もほとんどなかったぞ
ゴッフ:(よく普通に育ったなこの魔術師?!)
カドック:そういうおまえはどうなんだ
一般的な暮らしをしていたとは聞くが
藤丸:普通……としか言えないかな
ゴッフ:誰にとっても自分の父親はそういうものではあるのだろう
ゆえにだ、良い父親とか悪い父親とか
ましてや完璧な父親とかいう話は……
なかなかに難しいものだよ
ジェロニモ:完璧な父親か
もし私がそのようなものであったなら
きっとあのとき、我が子や妻をみすみす……
すまない、湿っぽくさせるつもりはなかった
カズラが目覚めた。
頭突きでオベロンを吹っ飛ばした。
カズラ:ひょっとして寝落ちした私を
優しくマスターさんパパが支えてくれたりは……
藤丸:自分は何もしてないよ、とはいっておきましょう
カズラ:違うんですか、なーんだ
……そうだったらよかったのに……
カズラは採点した。
70点だった。
カドック:今回が自然的だったからなのか
前回が文明的だったからなのか
あるいは他の要因が大きいのか?
そのあたりを検討する必要がありそうだな
ゴッフは次以降の試練のアドバイスを聞いた。
ジェロニモ曰く、このレースの設問は何かがおかしい。
本質が隠されている気がする。
それを考えるのが事態の打開につながるかもしれない。
次はヤドカリ系30体倒す
第1CP周回
コマが進むと第3CPをスキップ&カードゲット
第10節 2nd LAP C/彼女は何を視るか
黒いオベロンが第3CPの話をダイジェストで語った。
カドック主導で掃除を丁寧に行った。
89点だった。
またカードを拾ってた。
藤丸は柳生宗矩を喚んだ。
完璧な父について聞いても、ふわっとした回答だった。
つまり家族のことは話したくないらしい。
サウナのコツも聞いてた。
精神修養といえば宗矩だから。
暗転して、宗矩のアドバイスはわからなかった。
藤丸たちがサウナルームに入ると、
みんなアルカイックスマイルを浮かべてた。
カズラはぎょっとしてた。
オベロンは初めから外で待機。
こちらに防御アップ1T~3T
回避1回1Tがかかる
サウナストーン(術)要石
熱蒸気(馬)ゴースト3体
熱気(術)イフリータ
サウナストーンは全耐性&攻撃アップ2T&2T後に防御ダウンがかかる
熱気は攻撃アップ
サウナストーンがいる間は全耐性
毎ターン敵の最大HPダウンがかかる
チャージプラスを使う
熱蒸気は防御アップ&攻撃アップがかかってる
サウナストーンは即死が入る
道満の宝具の即死効果が発動すれば楽
藤丸たちの得点は75点だった。
無念無想は無理だった。
前回よりは長く耐えたとオベロンが計測してた。
宗矩はカズラが視てたのは貴殿たちだったと指摘した。
宗矩:貴殿らが何を為すかが肝要……とでもいうような
オベロン:……
次で500点は無理なので、情報集めと割り切ることになった。
次は機械系を20体倒す
第4CPフリクエ周回
バトルマス:ハジける!バブルパーティ
こちらにスキル使用後に使用したスキルのチャージを1進める3回
攻撃時、バブル1つ解除
奇数Tで、バブル=被攻撃時、バブル1つ解除&HP減少が3つかかる
バブルディーラー(狂)サメ人間4体
バブルバーテンダー(剣)大ヤドカリ3体
バブルウェイター(剣)ヤドカリ2体
第11節 バック・トゥ・スクエア・ワン
第5CPはスキップ
黒オベロンがダイジェストを語った。
藤丸は緑の生き物コンのぬいぐるみを贈った。
78点だった。
「他のサクラファイブも好きだから、カズラも好きだと思って」
その一言がなければいい線行ってたらしい。
合計が404点。
ふりだしに戻された。
オベロン:そろそろ抜け出したくなってきたもんだが……
さて、どちらの味方をしたもんかな
カズラは次のカードは2枚だけと告げた。
これはルールをこじ開けたオベロンが原因らしい。
令呪を使ったから最初は3画=3枚だった。
リセットで2枚分回復した。
次は1枚、その次は0。
カズラ:土の中で根をかじる虫の王らしい、ささやかな抵抗でした♡
オベロン:そう?
追加したときはわりと焦っているように見えたけど?
カズラ:たしかに、最初は驚きましたが
これだけ使って結果がこれでは話になりません
おかげでゲームはまだまだ終わりません♡
もしかすると永遠にね
それでは今回も完璧なパパめざして頑張ってくださいね
オベロン:……永遠に、ね
それは失言だったね、カズラドロップ
ゴッフは倒れた。
未来が見えなくなり、現実逃避し始めた。
カドック:何か明確な進捗が必要だ
そうでなくては……
藤丸:オベロン、何かありそうだね
オベロン:……どうしてそう思ったのかは、まあいいや
真面目な提案をさせてもらっていいかな?
カドック:アンタは最初から意見がありそうだった
今になって真面目になったのは
さっきのカズラドロップとのやりとりが原因か?
オベロン:それもあるけど、最初から決めてたんだ
黙って付き合うのは2度までだって
ムリアンに敬意を払ってね
それももう義理を果たした
なにより永遠に終わらないものはない
あるとしたら、それはこの世にひとつだけだ
オベロンは点数を忘れようと訴えた。
クリアすべきなのは、このレースそのもの。
彼女が何を求めているのかを知り得てない。
カズラドロップの反応を今まで以上に集めて、
最終目標をカズラの秘密を暴くことに設定して動く。
お助けカードは完璧なパパを理解する助言をくれそうな誰かがいい。
藤丸の脳裏にウィリアムテルと黄飛虎が浮かんだ。
次はゴツいロボット30体倒す
第4CPフリクエ周回
コマが進むと第1CPをスキップ&カードゲット
第12節 3rd LAP/子らが笑む場所
黒オベロンがダイジェストを語った。
第1CPは甘いシュトレンを作った。
75点だった。
前回のパンケーキは92点。
甘ければいいわけではないとわかった。
藤丸はカードで黄飛虎を喚んだ。
黄飛虎は完璧な父について聞かれ、息子たちを喚んだ。
完璧かと言われると、どうかと天禄は答えた。
連れて行ってもらいたい場所を聞かれ、
天祥は父上と一緒ならどこでもいいと答えた。
藤丸:それはとても大事なことかもね
カドック:では今回は……極端に振ってみるか
オベロン:それしかない、少なくともそれはある
という状況にしてみよう、つまり……
ゴッフはVR装置でゴーカート場を作った。
二人乗りマシンにカズラと藤丸が乗る。
カドックとゴッフも乗る。
それと勝負する。
AIのレース参加者もいる。
ゴーカート(弓)多多益善号2体
チャージ2プラスがかかる
宝具以外に耐性
宝具耐性ダウンがかかってる
レースはゴッフ組が勝った。
採点は91点だった。
カズラは今回、満足してなさそうだった。
それでもこの点数だった。
黄飛虎は去り際に完璧なパパの条件を1つ告げた。
……子を想うこと。
それがないなら完璧な父親ではない、と。
次は機械の敵を55体倒す
第4CPフリクエ周回
コマが進むと第3CPをスキップ&カードゲット
第13節 3rd LAP B/狩人の目
黒オベロンがダイジェストを語った。
第3CPの掃除はゴッフが主導した。
ゴッフパンチで不要品をどんどん破壊した。
おおざっぱに外に捨てる作戦だった。
カズラの反応は最悪だった。
ゲーム盤には手を出さないというルールを無視して、
ゴッフをすりつぶしかねないほど。
自らルール違反しそうになった。
オベロン:さすがはカルデアの所長、持ってる持ってる
おかげでだいたい彼女の秘密はわかってきた
第4CPで藤丸はウィリアムテルを喚んだ。
テル曰く、完璧な父はよく見ること。
親なら子のことを知っておくべきと。
3T耐えると終わり
熱気(術)2体
カズラドロップ(別)
熱気はHP0で敵の最大HPダウン
攻撃アップ&防御ダウン
毎ターン全敵最大HPダウンがかかる
カズラは全耐性&弱体無効&ダメージカット&宝具封印がかかる
熱気を倒すと、熱気を喚ぶ
その熱気も上記のバフがついてる
テルはカズラが熱気バリアを使う理由を藤丸たちに聞いた。
こちらを観察したいからと藤丸は答えた。
観察だけなら汗かいてもできると、
テルは違う理由を想定している様子だった。
テル:一緒に汗を流したくない特別な理由がある、みたいじゃないか?
藤丸:あるとすれば、それは……?
テル:しかしまあ、それは本筋ではないだろう
ゴッフ:この試練の核は何なのだ?
テル:それはこれを繰り返してきた
おまえさんたちに見つけてほしいところだがね
いろいろな理由と望みが混ざり合っての今、という気がするよ
自分と同じ物を求める目
自分と同じであってほしいと願う目だよ、あれは
次は人型を10体倒す
第2CPフリクエ周回
バトルマス:通路でひんやり一休み
こちらに毎ターン500HP回復がかかる
冷たい風(殺)ゴースト2体
空調機(剣)ヘルタースケルター
第14節 ラストラップで会いましょう
サウナの点数は70点だったらしい。
第5CPはスキップ。
贈り物は1つに決めた。
皇女様の精霊か何かのぬいぐるみ。
68点だった。
合計354点。
藤丸はなんとなくわかった。
藤丸:オベロンもでしょ?
そういう顔してたし
オベロン曰くカズラは夢見る子ども。
レースの目的はカズラのとっての完璧なパパになること。
カズラはそれを隠したいと思ってる。
採点基準を教えると裏側の暴露となる。
だから教えたくてもできない。
次こそ行けると藤丸は確信してた。
オベロン:これからはテストを通して
彼女が望む物を表に引っ張り出すゲームになる
でも、できる限り優しく、細やかにね
心の奥にある秘密の花は
乱暴に扱っていいものじゃないからね?
次はライダーを35体倒す
第2CPフリクエ周回
第15節 パパチェック1/完全なる料理
藤丸たちは車で移動中、方針を確認してた。
カズラ専用の答えを出す。
一般的なパパとしての答えは忘れる。
チェックポイントのカズラは藤丸たちの自信ありげな顔を訝しがってた。
ゴッフは冷蔵庫を見て卵がないと気づいた。
外で新鮮な卵を取ることになった。
こちらに回避1回1Tがかかる
ニワトリ(狂)2体
マザーニワトリ(狂)
ニワトリにタゲ集中3T
ダメージアップ3T
死亡時、マザーニワトリにガッツ付与1回がかかる
マザーニワトリにHP減少時ほど攻撃アップ
ガッツ発動時にチャージ最大&宝具アップがかかる
取れたてタマゴ(馬)
タマゴはBuster以外防御アップ
毎ターンチャージ2プラス
毎ターンHP3000回復
宝具攻撃時、自身の強化を解除がかかる
ゴッフはパンケーキを焼いた。
ただし魔術で精密に計測した真円パンケーキだった。
カズラは完璧が好き。
なので完璧な真円パンケーキがすごく好みと認めた。
さらにゴッフはおかわりを焼いた。
前の試食のとき、カズラはもっと食べたそうにしてたらしい。
システムの採点は100点。
カズラ:次はこう簡単にいきませんからね、虫さんたちー!
ごちそうさまでした
とっても美味しかったです……パパ
オベロン:考え方が合っていた証明がされたのなら
あとはウィニングランのようなものさ
次は武器を持つ敵を110体倒す
第2CPフリクエ周回
第16節 パパチェック2/ただしい休日の過ごし方
カズラ:さ、さあ、今回のパパは
私をどこにお出かけさせてくれるんですか?
藤丸:今回は……なんと……どこにも出かけません!
藤丸はVR空間を第1CPの家に変えた。
藤丸:今日はこの家でキミと一緒に双六をしたいと思います
こちらに攻撃アップ&防御アップ
回避1回1Tがかかる
1マス目(殺)
2マス目(殺)
3マス目(殺)
4マス目(殺)
5マス目(殺)
6マス目(殺)
開幕でサイコロを振ると出た目以外の敵が即死
即死が入るのでニトクリスの宝具で倒せた
カズラは双六に夢中になってた。
藤丸に近すぎて慌てて飛び離れた。
カズラ:どこにお出かけとして連れて行ってくれるかって話だったのに!
家で双六とか、インドアすぎて、もー!
藤丸:でも、楽しいよね?
カズラ:うっ、そ、それは……
採点は100点だった。
オベロン:最初から、このレース全体が双六というシステムで始まってた
それが趣味ということは、最初に彼女の口から語られていたね
カズラ:システムが可として記録した以上は
受け入れるしかありません
でも……なんでしょう
なんだか胸がむずむずします
苦しいような、熱いような、息苦しいような
外れてはいけない蓋が剥がれつつあるような
藤丸:大丈夫?
カズラ:だ、大丈夫に決まってますけど?
次はこんな変化球の解答に誤魔化されたりはしませんよ!
次は尻尾がある敵105体倒す
第1CP「運動して体力つけよう」周回
コマが移動するとカードを見つける
第17節 パパチェック3/隠されたもの
藤丸たちは掃除をカズラに見せないように決めた。
オベロンがカズラを外に連れ出した。
オベロン:そろそろかな?
うーんと……
よし、OKみたいだ
入ってもいいよ
カズラ:こんな短時間で何をしたっていうんです?
室内がピカピカ、汚れ1つなし、ホコリ1つなしになってた。
藤丸は手品でそう見えているだけと教えた。
ここから回想。
藤丸はキャスターシャルロッテを喚んだ。
シャルロッテはタワーを消す魔術の応用を教えた。
藤丸が特訓を受けて消失手品を身につけたらしい。
こちらに回避1回1Tがかかる
白い布(槍)ホムンクルス
人体切断の箱(術)聖者の扉
マジック用の鳥(馬)ワイバーン
布は通常攻撃に中確率でNPダウン
防御アップがかかる
箱は宝具攻撃に高確率で即死付与
鳥はクリ率アップ&弱体耐性ダウンがかかる
カズラ:これはキレイに見えるだけで
実質的には全然片付いてないような……
藤丸:汚いのを見るの嫌そうにしてたから
まずはそれを解消したいかなって
カズラ:チェックとして用意したこの部屋自体
ストレスの溜まるものではありましたけど
それを私に見せないというためだけに
こんな……私好みの手品を使って……?
採点は100点だった。
カズラ:この性質は私の根本
誤魔化すことはできません……
藤丸:……潔癖症なんだね
カズラの胸から光があふれた。
藤丸が持ってる得点記録カードに光が吸収された。
カードはシークレットガーデン……潔癖症という名称に変わった。
オベロン:こちらの概念的理解と君の動揺が
プログラム的な何かを自動的に開示したって感じかな?
君の大事な、秘密の花園
そっちから開示してくれたものを見て見ぬフリはできないよ?
カズラ:まさか、これからも曝いていくつもりですか
私の、乙女の秘密を?
オベロン:このレースの攻略法が君という存在を理解することなのはわかってる
なので王子としてあるまじきことだけど
こう返答するほかない
もちろんだとも!
カズラ:い……いやですー!
シャルロット:いくら王様でも王子様でも
女の子にノンデリ発言はよくないと思いますよ?
オベロン:良薬は口に苦しだよコルデー
もちろん最終的には帳尻を合わせるつもりだ
これはそのための布石だとも
次は本の敵を7体倒す
第3CPフリクエ「散らかった書斎」周回
第18節 パパチェック4/加虐という安堵
カズラは熱気バトルをけしかけようとした。
藤丸たちはサウナを拒否した。
ゴッフ:ウィリアムテルがいっていたのだ
君がここで私たちを見ている目は
同じものを求めている目だとね
オベロン:それを聞いて分かったよ
同じ性質の妖精を知っているからね
君は自分を弱いと思っていて
強いものが怖いと思っている……だろう?
君は……自分が受けている苦しみを
他人にも味合わせることでストレスを発散させて、
立場が逆転することに興奮する性質なのでは?
言い換えるなら、君と寄り添う完璧なパパは
そういった強いものであってはならないはずだ
カズラ:私と一緒に、弱いままそばにいてくれるパパ
それはなんて完璧な……で、でも、だめです
そういうのはだめです
やっぱり私の前で汗をかいて苦しんでくれないと
私は安心できないんです、もー!
採点は100点だった。
カードに加虐趣味が追加された。
オベロン:そういえば君、
バリアで熱気をガードしてたんだっけ?
加虐趣味とは関係なさそうだから
それに関してはまた別の理屈がある気がするね
カズラ:そ、そんなこと……ノーコメントに決まってます!
次は超巨大な敵を10体倒す
第3CPフリクエ「散らかった書斎」周回
バトルマス:ケルベロスちゃんを起こさないで
ケルベロス以外のザコ10体を倒すと終わり
最初に指定した攻撃対象がいなくなるとケルベロスを攻撃する
ケルベロスちゃん(馬)
ドリームイーター(馬)変異データ5体
ナイトメア(馬)変異データ5体
ケルベロスは全耐性
スタン10個
弱体無効
宝具封印
ダメージカットがかかる
全敵味方に宝具攻撃でケルベロスのスタン5つ解除
通常攻撃でケルベロスのスタン1つ解除がかかる
ケルベロスのスタンが全て解除→解除した側のキャラがランダム即死→またスタン10個がかかる
第19節 パパチェック5/夢
藤丸はカズラがプレゼントに望んでいるものを聞いた。
藤丸は本気で100%カズラに寄り添うつもり。
だから、この問いかけもプレゼントの一部になる。
カズラ:そんなの詭弁です
でもプレゼントの一部って言われたら
そうかもで……嬉しいのは本当で、もー!
採点は……途中で止まった。
カズラが強制停止したらしい。
カズラは逃げた。
オベロン:カズラドロップを追いかけよう
きっとゴールで大団円が迎えられる
……まあ、ハッピーエンドとはいかないかもだが
夢が終わるときは、鈍い痛みが伴うものだ
次は天属性の敵を100体倒す
第1CP「優しいパパ」か第4CPフリクエ
第20節 まだ見ぬ完璧なあなたへ
ゴールでカズラに追いついた。
カズラの望みを聞いた。
曰く完璧なパパに、完璧な人類になってほしい。
完璧たらんとする私を生んだ存在なのに
完璧じゃないことが我慢ならない。
そうでなくては、私が貴女たちを愛しているという矛盾を埋められない。
オベロン:君は完璧な人類というよりは
完璧なマスターを求めていたんだ
君がただのAIとしてここにいたのなら
人類全体に対する教育を始めていただろう
だが、今の君は違う
カドック:サーヴァントになってしまった、か
オベロン:だからサーヴァントとしてのカズラドロップは
本来は人類全体に向けるべき要求を
マスターという人間一人に向けるようになってしまった
君はこのレースをAIの責務として開催したと思っているかもしれない
これは夢だ
人類が本当に君を理解し
君だけの完璧な存在になってくれるという夢だ
君は全人類用の使命をもって彼女という個人を採点していた
だから採点基準がぶっ壊れていたんだよ
言い換えるなら、ひどいバグだ
カズラ:バグ……?
バグとウイルスの除去が仕事の
正常管理のためにある私のシステムに……
バグなんて、バグなんて!
カズラの胸から光があふれた。
聖杯が現れた。
オベロン:聖杯から抽出したエネルギーを無理やり止めようとした結果
システムそのものが暴れ始めている
ゴッフは聖杯回収命令を出した。
藤丸:どのみちカズラは落ち着かせなくちゃ
オベロン:その通りだ藤丸
策略を巡らし、聖杯を私物化し
自らの心の矛盾に耐え切れず自壊する
そんな結末は彼女にはふさわしくない
ムリアンへの侮辱になる
迷える子どもに道を示すのは
それこそパパの仕事のひとつだ
こちらに回避1回1Tがかかる
カズラドロップ(別)
カズラは弱体無効&ダメージカット
青ゲージブレイクでこちらのNPダウン&チャージMAXになる
紫ゲージブレイクで弱体特攻
毎ターン自身の弱体と強化を解除&敵も強化と弱体を解除
ダメージカット3回が3つつく
弱体付与率アップ2Tがかかる
赤ゲージ18万で全滅した
令呪コンティニューした
あとはヘファイスティオンの宝具で終わり
採点は100点となった。
外に出られないままだった。
カズラ曰く採点システムにバグがあった。
人類が目指すべき完璧じゃない。
私のためだけの完璧にすぎない。
藤丸:でも約束だから、出してほしい
人類として完璧でなくても
外でやらなくちゃいけないことがあるから
カズラ:やっぱり……やっぱり、人間なんて嫌いです
完璧なんてほど遠いのがわかってるはずなのに
完璧になろうとしない
……でも……好きです
見つめて笑いかけてくれるところが好きです
弱い私を守ろうとしてくれるところが好きです
静かに話を聞いてくれるところが好きです
思い出したように頑張ってしまうところが好きです
だから私は、貴女たちを心の底から愛してしまうのです……
カズラの退去が始まった。
カズラ:私というバグがあるなら、
それを消すのがバグチェッカーである私の役目です
藤丸:せっかく理解したんだから、まだキミと一緒にいたいと思う!
……オベロン!
なんとかできない?!
オベロン:できるとも
最終的には帳尻を合わせると言っただろ
ただし君たちには旨みがない
これまでの努力が無駄になる
それでいいかい?
藤丸:なんでもいいからお願い!
オベロン:では、望まれる黄昏の空を呼ぼう
夢の支配者が、その権利を放棄するなら
空っぽの夢は他の虫の寝床のされるだけ。
この夢を引き取った時点で、このゲーム全てが夢だったことになる。
カズラの理想も願いも、夢だから叶わない。
その代わり、カズラの夢は誰にも曝かれていない。
そのエゴから救われることはないが
おまえはまだ夢を見続けられる。
エピローグ
カズラがテーブルに伏せて寝てる藤丸たちを見てた。
作家の手引きでカルデアに来た。
カルデアに与する価値があるのか。
カルデアの2人を選んでテストした。
カズラ:私は何もしていません
あれは全部、夢でした
でも……夢として覚えています
……今日のところは、それでいいってことにしてあげます
この程度を合格点にしておくしかないんでしょうから
あくまで、今日のところは、ですよ
少しずつでも仕方ないので、絶対に、ぜったいに……
貴女を完璧なマスターにしますからね!
ふんだ!
聖杯
オベロンが何したのかよくわからない
時間遡行?記憶消去?

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