アニメのあらすじや感想、考察日記がメインです。僻地住まいなのでアニメ視聴はたいていニコニコ動画とかのネット配信です。ラノベやマンガの感想も。あらすじや感想はネタバレへの配慮は無いので注意してください。人名や団体名などは敬称略です。いちいち複数のブログを管理するのが手間になってきたので、別の複数のブログで書いていた過去の記事を統合しました。折を見て元のブログは全て削除しました。

アニメ視聴記 あらすじと感想

FGO死想顕現界域トラオム

投稿日:2023年12月13日 更新日:

2023年4月中旬にツングースカが終わり、次にトラオムを進めた。
ミクトランを進めるか迷ったけど、
やっぱ順番にクリアした方がいいかなと。

プロローグ

ダヴィンチ:完全な人間についての考察?
なにを完全と言えるのか、そこから話し合わないと
シオン:完全な人間とは失敗をしないものである
個人が行える状況判断にミスがなければ完全と言える……ではどうです?
ダヴィンチ:ちょっとしたミス、ちょっとした見落としがあっても
優れた能力を持つならカバーして解決できる
それでは完全な選択だったとはいえない
だから完全とはミスのない状態である
平均的な能力であっても、その判断が常に最適であれば
それは完全な行動、完全な人間と言えるだろう
完全な人間に見落としはない
している時点でその人間は完全でない
そう言いたいのかいシオン
シオン:今のダヴィンチさんの言を借りれば逆説もまたありです
あるいは完全な人間すら見落としてしまう
その問題の方が完全なのだ
ダヴィンチ:それならこういうケースもあるんじゃない?
その人間はあえて問題を見落とした
問題を見落としているのが完全な判断、選択である証明だった

ブリテン異聞帯消滅から数日後。
コヤンスカヤとの和平交渉に成功した直後。
異星の神の襲撃で彷徨海を失った。
トリスメギストスIIが北極圏がもっとも安全と提案した。
ブリテンで手に入れた聖剣のエッセンスの武装化はほぼ完了した。
決戦の地は異星の神の拠点、南米。
トリスメギストスIIの未来予測、シバの近未来観測ともにエラー。
異星の神討伐手順にない障害を発見。
シバは人類史への直接攻撃と観測。
大規模特異点だった。

第1節 棺桶屋だけが友達なのさ

■は■が把握できない。
どうか最後の最後まで
人間としてあるべき姿に。
■■を■■、■■■……。

私は裏切り者なのだろう。
汎人類史を裏切り、誠実さを裏切った。
私の罪、私の業、私の責務。
それらが終わる日が終に訪れる。
このライヘンバッハと名付けられた滝の下で。

これはホームズの思考?

シオンが作戦を指示してた。
今回の特異点はアメリカ。
西暦1700年より先。
100年程度のブレがある。
魔力の波紋がひっきりなしに生じてる。
対軍宝具が乱れ撃ちされていると思うほど。
人理定礎値はERROR。

マシュ:規格外を表すEXランクではなく?
ダヴィンチ:一度もなかったケースだ
微小特異点で一番小さなものなら
Eマイナスで測定されるはずだしね
シオン:レイシフトに適合したのはホームズ氏
ズバッと真相を明かしてもらいましょう!
ホームズ:任せたまえ
真相究明こそ探偵の職務なのだから

マシュはオルテナウスのメンテで出撃不可。
もう1騎はヴラド。
レイシフトは3騎まで。
マシュは後詰めで送る予定だったので2騎送る。
他にも適合者はいた。

ヴラド:平和的話し合いにより解決した
血もあまりでなかったからな
ゴッフ:(つまり殺し合いで決めたのでは?)

もう1人。
マスターが2人いれば活動範囲が広がる。
カドックだった。
アトラス院の魔術師殺しの首輪があった。
怪しい行動を取ると魔術回路を破壊する。

藤丸:よろしく頼みます
カドック:仮にも魔術師ならうかつに手を預けるな
マスターなら令呪を持つ手がどれほど重要かわかるだろ

大令呪は外せなかった。
発動するより先に首輪で抑えられるとシオンは考えてた。

シオン:ヒエログリフ予測で抽出されたキーワードがあります
「問題なし。反乱せよ。瞼瞼」
藤丸:なんのこっちゃ?
シオン:事実として私たちの前にあるのは
この特異点は見逃してはならないもの
あの7つの特異点と同規模のもの
という2点です

レイシフト後、タイトルと誰かのモノローグ。

FGO死想顕現界域トラオム

戦争は変わらない。
どれほど時代が進み、文明が発達しようとも。
互いに殺し合うのは最終段階の交渉だ。
彼らの目的はひとつ。
汎人類史に対する叛逆である。

クリームヒルト:敵前逃亡、敵の見逃し、深追いの末戦場を混乱させた
セイバー:ライダーが戦場を混乱させたゆえ
踏みとどまれば死は目に見えてました
アーチャー:あれはただの子どもでした
ライダー:私の失策です
謹んで罰を承ります

クリームヒルトはセイバーとアーチャーを消滅させた。
曰わく、踏みとどまれば部下の無益な死はなかった。
戦場にいるのはサーヴァントで子どもはいない。
さらにクリームヒルトはライダーも殺した。
曰わく私がこういう性格だから、助かるべく神妙にした。

張角:前線はいかがでしたかな
クリームヒルト:あの男、忌々しいくらいに守勢が上手いわね
張角:それで名を馳せた英雄ですからな
クリームヒルト:そちらの成果はどうなの
張角:太平要術と傀儡の知識を総動員していますが、さすがに一朝一夕では
クリームヒルト:時間も予算もあげる、ただし成功させなさい
さもなければ、斬首するしかないわ
新規のサーヴァントは?
張角:今回は向こうの陣営に多くついたかと
クリームヒルト:王道界域は動いた?
張角:未だ動かず
偵察以外には目立った行動はありませぬな
それからもうひとつ
先ほどあなたの宿星が輝きましたぞ
この特異点に重要な変化をもたらす者、即ち……
クリームヒルト:カルデアね
斬首は当然として、生半可な罰では飽き足らないわ
市井の魔術師如きが、私たちを使い魔にするなんて
彼女らのことは何か判明するまで監視
サロメ:カルデアってなあに?
クリームヒルト:敵よ、それ以上でもそれ以下でもないわ
サロメ:もし大切な首があったら、あたしに預けてくださらないかしら
クリームヒルト:考えておきましょう
キャスター:張角様、実験準備完了しました

ヨハンナ:また英雄が命を散らしたのですね
コンスタンティノス:お嘆きなさるな、教皇よ
貴方のために命を捧げる
我々はあなたを敬愛する
重苦しいでしょうがね
ヨハンナ:はい、とても重苦しいです!
でも、これだけは一ついいでしょうか皇帝さん
悪逆も非道も残酷も冷酷も、全ては私の望みのため?
ただそうしたいからと、望んで死地にいるのではなく?
コンスタンティノス:難しい問いかけだな
もし君が望まないのであれば
私の命を捧げよう
亡国の皇帝の命、そう高くはあるまいがね
ヨハンナ:私はもう少しだけ見ていたいのです
いえ見なければならない

ヨハンナは礼拝に向かった。

セイバー:3時間前、復讐界域から中規模部隊が侵攻
トリゴニオン砦を陥落させようと動きました
アーチャー30騎による宝具一斉使用で撃退
コンスタンティノス:私の読み通りだったというわけか
セイバー:退却間際に追撃を試みた10騎が返り討ちに遭いました
コンスタンティノス:私は追撃することなく守勢を維持しろ、と伝えたはずだが
セイバー:はい、ライダー、ランサーの一部が逸脱
抜け駆けというものですな
コンスタンティノス:君が焦って抜け駆けをしたサーヴァントか
ライダー:申し訳ありません……
コンスタンティノス:反省はしているのかな
ライダー:は、はい
コンスタンティノス:慈悲が与えられると思っている?
ライダー:それは……ええと……
コンスタンティノス:いや脅して悪かった
功の抜け駆けは将としての本能
赦す、勲功の優先は君たちにあるからね
それは抜け駆けが成功していても、だ
では次
アーチャー:この2騎の喧嘩です
コンスタンティノス:サーヴァント同士の喧嘩は御法度
2騎とも罰を受けたまえ
次の戦闘では後詰めを命ずる
キャスター:最後は私です
コンスタンティノス:優等生たる君に瑕疵があるとは
アレクサンドロス大王に連なったとも言われる君が一体何を?
キャスター:それは……

コンスタンティノスはキャスターを殺した。

コンスタンティノス:我々は汎人類史を認めない。
人理を守るという枷は、消え失せた
この界域はそういう者の集まりだ
君は召喚される際に歪んだらしいね

何かのために祈る。
誰かのために祈る。
此度の祈りは己だけのもの。
己の罪が罪でなく。
己の購いが購いではなく。
なのに献身の結果だけが結実しているという矛盾。
その矛盾が彼女を苦しみに追い込んでいる。

コンスタンティノス:すまない遅くなった
ヨハンナ:では続けてあなたのために祈りましょう

その手が血に塗れようとも
その罪を少しでも肩代わりできるように
それでも私は、そうする以外に思いつかないのです

ランサー:2界域の戦闘は痛み分けというのがキャスターたちの分析です
アストルフォ:ボクたちに対して用心深いよねー
ローラン:当然だろう
全力を投じれば必ず漁夫の利が生じる
セイバー:何より、この界域には我らが偉大なるカール大帝がおられる
???:……うむ
???:復讐に走った王女も、国を守り切れなかった皇帝も
我々の敵ではない、カール大帝はそう仰っています
アストルフォ:大帝、ボクかローランが次は出張るよ
???:ローラン、汝に任せる

ローランは去った。

アストルフォ:で、どうかな?
???:本日も生き延びられました
???:旦那様もよく頑張りました
それは置きまして斥候がかなり食いついてきています
名にし負うカール大帝がまったく表に出てこない
負傷、あるいは重大な何かを抱えている
???:でもワシが張り切って出ると……
???:サクッと逝きますね
アストルフォ:要は大帝を怪しまないようなことがあればいいんでしょ
例えば4番目の勢力がやってくるとか

真っ赤なレイシフト後。
変なレイシフトと藤丸は感じてた。
カルデアのマシュも奇妙なゆらぎを検出してた。

カドック:お前暗示使えたっけ?
藤丸:暗示?
カドック:なるほど……
怪しまれることも承知の上で
正気のままガンガン話してたのか……
ダヴィンチ:彼女の礼装に、ある程度の違和感を解消する魔術が付与されてるけどね
藤丸:そうだったんだ!
カドック:ちゃんと教えてやれよ……
ホームズ:……?
カドック:ホームズ?
ホームズ:ああ済まない、すぐに行くとも

藤丸たちは近郊の街に向かった。
ダヴィンチだけは不吉な予感があった。
街は崩壊してた。
この瓦礫は魔術的なものとホームズは推理してた。
全部魔術で編み上げられたものとカドックは分析した。
キャスターの陣地作成のようなもの。

ヴラド三世:この街を作ったのがサーヴァントないし
それに近い存在として
破壊した者は誰だ
ホームズ:矢が刺さったと思しき壁の穴
剣戟の痕跡、轍の跡
サーヴァント同士の戦いだ

マシュがサーヴァント反応を確認した。
サーヴァントの一軍が街に向かってた。
さらにもう一軍現われた。
藤丸たちは土を掘って隠れた。
カドックが偽装魔術をかけた。
藤丸は魔術師の流派の話を聞いた。
カドックの対獣魔術は現代では廃れている。
獣の足跡を追う術も獣を追い払う術も
現代では代用品で事足りる。

藤丸:魔術師を辞めようとは思わなかった?
カドック:ビックリするようなこと聞いてくるな……無い
その質問、普通の魔術師に言ったら殺されてもおかしくないからな
お前の人生無意味だけど、どうして死なないの?
って言われたら怒るだろ

200騎のサーヴァントの戦いが始まった。
クリームヒルトという名前が聞こえた。
ローランの軍が双方に奇襲をかけた。
コンスタンティノス軍もクリームヒルト軍も撤退した。

ローラン:勝ち鬨をあげよ!
サバたち:おー!
ローラン:全裸最高!
サバたち:お、おー?
藤丸:何言い出してるのあの人?!
カドック:やめろ、声をあげたくなったのは僕もだがやめろ……
ローラン:ん?
……気のせいか

ローラン軍も撤退した。

第2節 若き皇帝

第1節の途中で第7章ミクトランクリアが必須な限定イベがあった。
また同様の限定イベがあるかもなので、
トラオムは中断してミクトランを先に進めることにした。

ミクトラン第10節まで進んだけど、トラロック強すぎ……。
現状詰んでるんで、トラオムを進めることにした。

藤丸たちはサーヴァント軍団の話をしてた。

ホームズ:カドック君の話を聞く限り
とある有名な戦いに参戦した騎士の1人
というような、無名の人間も召喚されているのだろう
藤丸:ホームズが念押しで確認してたのはどうして?
ホームズ:サーヴァントとはマスターが存在する英霊という括りが正しい
基本的にマスターが存在しないと
サーヴァントとしては成立できないのだよ
私としては気にかかることもある
王道界域の動きです
漁夫の利を狙い、適度なところで引き上げた
ヴラド公、これは戦術としては適切ですか?
ヴラド:適切ではあるな、ただ……
中規模部隊同士の激突、戦闘はかなり一方的
タイミング次第でまとめてたいらげることもできたはず
押していた復讐界域は、挟撃を回避する為
全力で復権界域を叩いただろう
王道界域は疲弊した復権界域を容赦なく滅ばせたはずだ
復権界域を放置して王道界域に抵抗しようとしても
敵陣に深入りしすぎていた
やはりタイミングが拙速だったな
ホームズ:拙速でないとしたら?
いくつかの可能性が考えられます
とはいえ現時点では確定できるものではありません
カドック:ああ……いわゆるアレか
藤丸:今はまだ語るべきときではない!

アサシンが奇襲してきた。
ヴラドが制した。
気配遮断で探知できなかった。


NPCヴラド(狂)は固定出撃

クラス・アサシン(殺)2体

全敵に宝具封印5ターンがかかる
回避1ターンを使う


カルデアとの通信が妨害されてた。
ので戦闘データは取れなかった。

ヴラド:先の戦闘であるが、気づいたことはあるか?
藤丸:令呪……
カドック:あいつらも令呪を充填していた
宝具を放てるくらいには魔力が補充されてた
藤丸:なら令呪を与えたのは誰?
ホームズ:少なくともただの人間ではない
魔力炉を用いた令呪の充填であればともかく
どれほど優れた魔術師でも……
カドック:キリシュタリアですら不可能だと思う
ヴラド:では奴らの令呪はどこから来た?
藤丸:とんでもなく遠くから……
ホームズ:重要な情報は1つだけ
彼らは私たちを敵と呼んだ
明白に敵対しているという事実だ

異星の神の使徒の反応が近づいてた。
リンボは滅び、村正も消滅した。
残るは言峰しかいない。

カドック:(僕の中の何かが違うと断言している
残る異星の神の使徒がアイツだけなのも事実
いや待てよ、まさか……)

若い姿のモリアーティが現われた。

モリアーティ:はじめましてホームズ君
この年齢であればこう呼ぶべきか
ホームズ先輩、なんてね
藤丸:ウソでしょう、まさか……
モリアーティ:私と出会っているのか、それは話が早い
我が名はジェームズ・モリアーディ
数学者、コンサルタント、そして
君たちのご想像通り、異星の使徒だ

第3節 汎人類史という罪

モリアーティが召喚に応じ、異星の使徒になったシーン。
私は私の為すべきことを為す、と。

異星の使徒を名乗るモリアーティに、ホームズは違和感があった。
異星の神の使徒ではなく?と。
モリアーティはカルデア通信を妨害した。
裏切り者の粛清と告げた。
それはカドックではなかった。
ホームズは全力退避を命じた。

モリアーティ:あなたが本当のホームズであれば
私が来る前に見抜けただろうに

ヴラドは宝具を放った。
モリアーティは無傷だった。

モリアーティ:私が異星の使徒として与えられた力は2つ
1つはそう大したものじゃない
だが力は使いようということだ
カドック:(宝具は間違いなく食らったはずだ
ダメージがゼロなのは……
回復したわけでもない
……元から食らってない)
ホームズ:君の力は……
モリアーティ:思い至らないだろう、ホームズ先輩?
私に関することがあなたには思い至らない
逆に私にはできる
あなたが思い描くこと、どういう行動を取るかまでね

ヴラドは動けなくなった。
内側からの強制。
動く意思そのものが阻害されてた。

モリアーティ:藤丸君、将棋は嗜むかね?
藤丸:まったく……
モリアーティ:私があのゲームを好むのは
奪い取ったコマを自分のものにできるという点だ
叛逆を開始せよ

ヴラドに何かが起きた。

ヴラド:余はこれから立場が入れ替わる
人理への叛逆者だ
……だが
余がこの世でで一番嫌いなのは他者からの強制である

ヴラドは自ら宝具で串刺しにして杭で縛り付けた。
藤丸たちは逃げた。
モリアーティの周りにサーヴァントが集ってた。

モリアーティ:君たちにはここで見たことを忘れてほしい
簡潔にいえば……死ね

第4節 逃げて、逃げて、逃げまくれ

藤丸たちはアーチャーに追われてた。
逃げた先で斥候に見つかったらしい。
森に逃げ込もうとすると、藤丸が動けなくなった。
張角が道術を放ってた。
藤丸はホームズたちに逃げるよう叫んだ。
ホームズは目眩ましを放ち、とりま逃げた。

張角:汎人類史のマスターときたか
殺すべきかもしれんが……ふむ
アーチャー:クリームヒルト様に献上しては?
私は彼女が汎人類史の味方と考えるだけで
はらわたが煮えくりかえりそうですが
張角:では運ぶが良い

ホームズはカルデアに報告してた。
マシュはオルテナウスで出撃を訴えた。
調整未完了なのでダヴィンチやムニエルは反対した。
藤丸のバイタルは無事だった。
シオン曰わくシバの観測では藤丸は3日、最長7日は観測できている。
情報を得る尋問を行うし
殺害にしても必ず手順を踏むとホームズは推測してた。
ゴッフはマシュに待機を命じ、胃薬を取りに行った。
ホームズは復権界域に行くつもりだった。
協力が得られれば藤丸救出の可能性が高まる。
その前に復権の意味を確かめる必要があった。

藤丸を連れてるサバたちが雑談してた。
ここでは真名を教えても忘れる。
すぐに死んで消えるから。

ライダー:覚える価値があるのは
界域成立以来の生き残りの3騎
張角様、クリームヒルト様、あと1騎は……まあいいか
少し前なら、ビリーザキッド、エドワードティーチ
鬼女紅葉、フランケンシュタイン
名を揚げた連中もいたが
自ら死を選んだり、あるいは戦死したり、色々だよ

ライダーは藤丸にも話しかけた。
アーチャーみたいに敵意がないと藤丸は意外に思ってた。
藤丸の出身は日本と聞いて、
ライダーは別の部隊に日本人がいたと思い出した。
張角は藤丸を占った。
出会いは凶、しかして大吉
全体的には凶の卦
逃げ場はなし
そして敵襲じゃ


張角のみ出撃

クラス・セイバー(剣)
クラス・アサシン(殺)
クラス・バーサーカー(狂)

全敵に防御ダウン&攻撃ダウンがかかる

張角にはNPアップがかかる


バトル後、アーチャーが死んでた。
復讐界域に近づくと空が赤紫になってた。
界域の支配地は空の色が変わる。
界域は街のようになってた。
商店があり、生活と交流がある。
城に着くとクリームヒルトは藤丸の処刑を命じた。
情報を聞き出すよう張角は進言した。

藤丸:どうして、その、戦争を?
クリームヒルト:気が変わったわ
処刑の準備を調えてちょうだい
娯楽として消費してあげるわ
私たちは怒ってるの
その怒りが正当と知ってる
私たちは汎人類史に叛逆する者
復讐は虚しいだけかと思う?
その虚しい平穏こそ、私が手に入れたかったもの

藤丸は牢に入れられた。
誰かに声をかけられた。
それは人理を守るサーヴァントを名乗った。
ただここではキャスターより弱くて力が出ないらしい。

第5節カウントダウン

ホームズ&カドックは復権領域の街にいた。

ホームズ:おそらく、彼らのマスターは1人だ
マスターの役割は2つある
1つは現世に存在を縛る楔、要石
カドック:藤丸がそれだな
ホームズ:もう1つ、魔力供給こそがマスターの役割だ
カドック:カルデアじゃ、召喚そのものは魔力炉か何かで補ってるんだろ
ホームズ:ゆえに魔力供給ラインは最終的に統一されている
こちらも同じだ
魔力供給が同一存在から汲み取られている
カドック:わかるのか、そういうの
ホームズ:彼らの会話や所作から判断した
それに加えて私の天与の感覚的なもの……勘だ
カドック:……おい
ホームズ:カルデアと同じシステムが組み込まれているにせよ
魔力炉のような超高出力の魔力源が必要だ
カドック:特異点の魔力源といえば聖杯だろ
だが三分割できるなんて聞かない

広場から大声が聞けた。
ホームズたちは見に行った。
コンスタンティノスが報告を受けてた。

アーチャー:第17鉄指部隊、王道界域と交戦
相手に即時撤退により犠牲者ゼロ
ランサー:第7ビートル部隊、第9炎の雨部隊
復讐界域とオルトゥール砦にて交戦
第6、第8部隊が全滅
我々の部隊も多数の犠牲者
さりながらオルトゥール砦の占拠に成功
キャスターによって砦の修復は済ませています

コンスタンティノスに気づかれた。
キャスターがホームズに呼びかけた。

???:あの方に気づかれています
どうぞ、こちらへ

セイバー:復讐界域のアサシンより重要報告です
カルデアのマスターを補足
当界域で虜囚の身
コンスタンティノス:こちらにも潜り込んだらしい
カルデアだ

ホームズ:あなたは教会に縁ある方と見ましたが
ヨハンナ:私の名はヨハンナ
カドック:ヨハンナ?!女教皇ヨハンナか?!
ホームズ:私はシャーロックホームズ
こちらがカドック・ゼムルプス
彼はサーヴァントではなくマスターです
カドック:そこまで言っていいのかよ
ホームズ:いずれ露呈することだし、信頼すべきだ
ダヴィンチ:ホームズにしてはお優しい
ゴッフ:この男、美女に弱いみたいな弱点あったのか?
カドック:アンタはこちら側のサーヴァントなのか?
ヨハンナ:本来であれば敵対する側です
ですが私は好みません
人を殺すこと、傷つけること、騙すこと、それら全て
ホームズ:付けいるようで気が進みませんが
我々には情報が必要なのです、教皇猊下
と言いましても、一から説明させるのは手間だ
私から推理を述べさせていただく
その上で誤りや補完すべき情報があれば
口を挟んでください

この特異点は3つの勢力が争っている。
復讐界域クリームヒルト
復権界域コンスタンティノス
王道界域カール
その争いは権力争い……あるいは副次的な目的を叶えるもの
この特異点が存在してはならないのは
汎人類史に叛逆しているから
3つの聖杯がそれぞれの界域にあり
互いに奪おうとしている
あなた方を束ねるマスターは、存在しているが存在していない
戦闘で令呪を発動するが姿を現わすことはない
マスターからの命令はない
だから自分たちの思うとおりに行動を開始した
勢力としてまとまったのは、思想や行動、動機が近いから
あなた方はいつ終わるのか、どうやって終わるのかも理解できぬまま
ひたすらに戦い続けている

ヨハンナ:完璧です
人理への叛逆、汎人類史を裏返す
サーヴァントにとって、あってはならない願いであり命令です
ですが私たちはそれに納得しています
時に納得いかない方も出てきますが
それでも私たちはそれに逆らえる力がない
ホームズ:もう一つ質問してもよろしいでしょうか
各界域の特徴があれば
ヨハンナ:復讐界域は復讐・憤怒・絶望
そういったものを……ええとモチ……お餅……
カドック:モチベーション?
ヨハンナ:それです!
それをアレしていると聞いています
カドック:(雑!)
ヨハンナ:ゆえにバーサーカーが多いとは言われています
復権界域はごらんの通りです
サーヴァントの数は復讐界域より少ないですが
その分まとまっていると思います
ホームズ:いいにくそうなので私の推理です
サーヴァントの質は復権界域が勝っている
ヨハンナ:は、はい、その通りです
ホームズ:王道界域はどうなのでしょう
ヨハンナ:まだ把握できておらず
サーヴァントの数も質も不明です
都市に潜入したものすら存在しません
ダヴィンチ:ホームズ
ホームズ:!
(囲まれた、脱出しよう)
カドック:(彼女か?)
ホームズ:(いや違う
彼が先手を打ったらしい)
最後に、1つだけ質問が残っていました
この界域が復権と名付けられたのは、あなたのためでしょうか
ヨハンナ:それ、は……

アサシンが現われた。
ホームズは目眩ましを放って逃げた。

ヨハンナ:お待ちなさい
先ほどの会話でカルデアの全貌は掴みました
捨て置いていい組織です
コンスタンティノス:そうか、裏切ったのではなかったのか
ヨハンナ:裏切ってなんになるというのです?
コンスタンティノス:しかしカルデアは思っていた以上に人材不足なのか
ヨハンナ:ホームズ、マスターのカドック
構成員はこの2人以外に存在しないようです
コンスタンティノス:ならカルデアへの対策は後回しでいいか


ホームズのみ出撃

カドックのスキルが使える
回避3回3ターン
全味方に必中3ターン
スキル封印1ターン&宝具封印1ターン

追跡部隊(弓)
追跡部隊(馬)
追跡部隊(殺)


カドック:逃げ切れるとは思わなかった
ホームズ:ヨハンナ猊下が配慮してくれたのだろう
彼女は私たちを想って助けてくれたのではないよ
少しでもこちらの情報を仕入れたかったのだろう
ただ、そういう思惑だけで我々に接触したわけでもなさそうだ
彼女は我々の正体を知っていた
モリアーティが暗躍しているなら、
情報は漏れていると考えていいだろう
となると、1つ不思議なことがある
ヨハンナ猊下は知的で穏健だと理解できた
そんな彼女が……私を相手に情報を引き出せると思うのか?
助けるふりをして情報を引き出そうとした
この行動そのものが奇妙と言わざるをえない
だからアレは……
カドック:情報を引き出すふりをしつつ
こちらにも情報をくれた?
ホームズ:本人は矛盾してないと思い込んでいるかもしれない
人理を守護する義務、あるいはそれ以外の感情かもしれない
カドック:これから先はどうするんだ?
ゴッフ:藤丸が戦術面における要であることに疑いはない
情報や仲間を集めて、救出作戦を練り上げる
話はそれからだ、いいね!
カドック:で、どうするホームズ
復讐界域には行かないとなると……
ホームズ:王道界域だね
おそらく唯一の安全地帯だよ

第6節 あなたの首が欲しいのかしら?

牢のサバは出ようと思えば出られるらしい。
でも力を開放すると自滅する。
藤丸は名前を聞こうとした。
そのサバは藤丸が1日水を飲んでないと気づいた。
藤丸は倒れた。

白紙化地球を誰かが走ってた。
デイビットブルーブック?
それは死ぬ前に「なぜ」を解き明かしたいと思ってた。

藤丸が目覚めた。
今見てたのをサバの夢のように感じてた。
サロメが水を持ってきた。
食事を持って来る代わりに藤丸の話を聞きたがった。
藤丸はエジソン、ジキルの話をした。
張角が現われた。
曰わく拷問のお時間。
牢のサバは代わりに拷問を受けると訴えた。
それでは面白くない。
ジジイの悪趣味に付き合ってくれんかね?と張角は答えた。
サロメが食事を持ってきた。
張角の部下を殺した。
これなら言い訳が立つと張角は去った。
暗転後、藤丸はウルクの話をしたらしい。
サロメはまた明日、食事を持って来ると約束した。
牢のサバはシートンを名乗った。

藤丸:生前に戦ったことあるの?
シートン(?):えーと、フンコロガシとか!
藤丸:それはファーブル!
シートン(?):まあ、細かいことはいいんだ!
よろしくな藤丸!

クリームヒルトはサロメを放置するよう命じた。
サロメに気に入られると、その相手がいずれヨカナーンに見えてしまう。
サロメはきっと、我慢ができない。

クリームヒルト:そんなことより、例のアレは?
張角:こちらへ、女王
クリームヒルト:いいわね、決戦までにはいける?
張角:無論
クリームヒルト:それからコレを頼むわ

張角は指示書を読んだ。
キャスターが現われた。

キャスター:これは、いや彼は
サーヴァントの枠組みから外れた……宇宙規模の技術です
あの方に代わり、あの玉座にお就きになってください
張角:おまえは劉姓のものが巴蜀に作った国に仕えていたものだったかのう
おまえは女王をどう思っている?
仕えるべき王と認めておるか?
その力は認めておるか?
キャスター:両方とも認めておりません

張角はキャスターを殺した。

張角:女王の力を認めぬのは無理よ
彼女を推し量ることもできぬ無能ということじゃからのう
お前の叛逆の意思など、とうに気づかれておる
先の指示書はお主を始末しろという命令じゃ
ここに至るまで、あらゆる足らずを知らぬままであったな
同志たちへの連絡、いざというときの脱出方法の策定
逃亡先の復権界域か王道界域への交渉
何1つとして、しておらんかったのう?
そんな叛逆に誰が手を貸すものか


ホームズのみ出撃

クラス・アサシン(殺)
クラス・アーチャー(弓)

ホームズに攻撃アップ3つかかる
敵は防御ダウン&毎ターン確率でスタンがかかる


ホームズ、アーチャーから情報を聞き出したらしい。
王道界域は天嶮の要害に術式結界が張り巡らせている。

カドック:そんなところ、僕たちで行けるのか?
ホームズ:カドック君、私からも質問だ
……ロッククライミングは好きかな?
カドック:せめて道具がほしいな
ナイフ持ってたら貸してくれ
あとは防寒対策、崖登り用にピッケルを改造して……
ゴッフ:このサバイバル術は藤丸も見習うべきだな……
カドック:こんなの小手先の技術だ
レシピ含めてあとで渡してやるよ

第7節 あなたの首なんて欲しくはないの

サロメは自分でリンゴを剥いてた。
料理サバはため息ついた。
牢屋に入ると、たくさんのサバが藤丸を囲んでた。
サロメはかぁっとなった。
何をしようとしてるのか。
私の大切な□□□□□に。

サバたちは藤丸の話を面白がってた。
バーソロミューのメカクレフェチの由来。
ヘラクレスに追いかけられたときのこと。
張角が情報収集を命じたらしい。
サバたちは適当に雑談するよう頼んだ。
いじめてるのではないと知ってサロメは安堵してた。
とりま食事することになった。
米が食えるのを藤丸は驚いてた。
極東のサバが作るよう訴えたらしい。
サロメのリンゴも食った。

藤丸:いいリンゴだね
サロメ:……むすー
ライダー:おいカルデアの、唐突だが0点だ
藤丸:なんで?!
アサシン:このリンゴ、失敗作か何かでは?
皮も芯も残ってますし、実も少ないですし
藤丸:切った人はきっと一生懸命だったんだろね

サロメは機嫌が直った。
□□□ーンと呟いた。
サバたちは仕事に戻った。
サロメも仕事があった。

藤丸:いってらっしゃい
サロメ:ええ、ええ、ありがとう、ありがとう
また、お話を聞かせてね
シートン?:にしても、あの7騎……
もしかしたらもしかするかもだ
ひとまずは体力はつけておけ
藤丸:腕立て伏せする!

カドックたちは山登りしてた。
怪鳥が襲いかかってきた。
ひとまず岩場でやりすごす。


ホームズのみ出撃

怪鳥(術)3体

怪鳥は通常攻撃にスタン付与1ターンを使う
全敵にクリ率アップ2ターンを使う

ホームズは通常攻撃に強化解除がかかる


アストルフォが魔笛を使った。
その音で怪鳥は逃げた。
カドックたちも耳が聞こえなくなった。

アストルフォ:……?
カドック:(全然聞こえん
距離近いってかなれなれしい)
ゴッフ:君は何者なのかな?
アストルフォ:アストルフォ-!
マシュ:シャルルマーニュ伝説のパラディン
月に赴いた騎士アストルフォさんですね
アストルフォ:ボクってば有名人?
うふふふひひへへへ
ゴッフ:(理性なき、で有名なんだけどね)
アストルフォ:イエーイ!ピースピース!

暗転後、ホームズたちは山を下りてた。

ホームズ:私たちは……
アストルフォ:カルデアでしょ?
さっき挨拶したんだけど、聞こえなかった?なんで?
……ボクのせいか!
我が王道界域では(よくわからないけど)皆様をお待ちしていました
カドック:(信じていいか?)
ホームズ:(私の推理が当たっていれば、まず問題はないだろう)

アストルフォは馬に乗って走り出した。
カルデアのことを既に忘れてた。

ホームズ:アストルフォはローランの理性を取り戻すため、月に向かった
その過程で自分の理性も取り戻したが
月から戻って来るとまた消えてしまった
アストルフォという英雄は、基本的に理性が存在しないのだ
全力で追いつくぞ!

2人は雄叫びを上げて走った。

ゴッフ:(すっごいレアボイス)
マリーン:思い出に残りそうなので録音しておくねー

ホームズたちは王道界域にいた。
街は牧歌的な雰囲気だった。
軍事施設は隠匿されてるとホームズは推理してた。
だからアストルフォは全力疾走した。
ここの場所が露呈しないようにしてる、と。

アストルフォ:さすが名探偵
忘れた言い訳にはならないんだけど

カール大帝の居城へ向かった。

ゴッフ:通信切断されたらホームズが交渉を
マスターを出せと言われたらカドックが代弁する
そうだ、もう一つ……

通船が途切れた。
カール大帝は人払いをした。

???:この王道界域に何用があって来訪したのか
それを伺いましょう
マスターのあなたに
カドック:ただの代役だ
ホームズと契約してるわけじゃない
カール:カルデア本来のマスターは、やはり捕縛された方なのですね
カドック:マスター藤丸の救出
その協力をお願いしたい
???:代価として、この界域への全面的な恭順を求めます
カドック:了解した、全て言うとおりに動く
ただし意見は出させてもらう
???:最低でも5つの異聞帯を攻略した星見の精鋭
皆様の奮闘を期待するには、まずはマスター藤丸の救出から
相応の犠牲が必要になりますが
では、お行きなさいミネルヴァ

フクロウ型の機械が飛び去った。

カドック:(オリュンポスの……ミネルヴァか?
異聞帯の技術がどうしてこの特異点に……)
もう救出に向かったのか?
???:復讐界域にはこちらのサーヴァントを多数潜入させています
お二人には宿をご用意させていただきます
作戦実行からこちらに戻るまで2日ほどかかるでしょう
ホームズ:最後に1つだけ質問が
側近のあなたはどなたです?
ミズ……
???:私はただの秘書役です
スペインあたりで少しばかり英雄らしい行為をしただけの、ただの秘書です

ホームズたちは去った。

???:嫌ですねー、名探偵って
カール:え?大丈夫なの?
???:たぶんかなりバレています
ミネルヴァを出したのは失敗でしたかね
カール:カルデアには借りがある
それを返してからでなければ、なーんにもならん

サロメの脳裏にヨカナーンを呼ぶ声が聞こえてた。
違う。
あの人は聖人でも英雄でもない。
凡人というカテゴリのただの1人にすぎない。
……頭痛は治まった。

麦のライスボールを藤丸に渡した。
サロメ自身も食ってみた。

サロメ:もしかして気遣ってくれたのかしら?
藤丸:?
サロメ:これ全然美味しくないわ
藤丸:結構いけると思うけど……
シートン:国によって味覚は違うもんさ
まして時代も違うしな
サロメ:あたしはこの人が美味しいと思うものを美味しいと思いたいわ
藤丸:それなら、2人が美味しいと思えるものを見つけよう
シートン:麦粥とかどうだ?
麦はたくさんあるし、失敗してもいくらでも再挑戦できるだろ
サロメ:麦粥?
シートン:確か……キュケオーンだっけか
サロメ:それ作ってみるわね

サロメは藤丸を連れて厨房へ向かった。

藤丸:いいの?
サロメ:いいのよ、あたしが決めたんだから
見張りのサーヴァントだって何も言わないでしょう?
ライダー:厨房に行くだけならまあ問題はないだろ

厨房で藤丸&サロメが麦粥作ってた。
キャスターがレシピを渡したらしい。

サロメ:料理って手間がかかるものなのね……
バーサーカー:おで、これ、くりーむひるとさまにもっていく
藤丸、がんばれ、よ
おでも、がんばる

牢に戻るとライダーたちが取り囲んだ。

ライダー:王道界域、カール大帝の命により
あなたを救出しに来た
異論はあるか?
ないって言ってくれ、頼むから
藤丸:……ない!
サロメ:……はぁ
好きにすれば
処刑や拷問なんて、この人に似合わないもの
藤丸:……10秒待って

藤丸は麦粥を一気に食べた。

サロメ:ちょ、そんな無理しなくても
藤丸:ごちそうさま!とても美味しかった!

外套で藤丸を隠してた。
斥候として復権界域に向かう設定。
狂化とか言えばごまかしも利く。
バーサーカーが時間を稼いでいた。
サロメが呼び止めた。

サロメ:あたしも行くわ
同行させてくれないなら、ここで暴れるわよ?
ライダー:よし来い!
ついてきたいなら、もうしょうがない
サロメ:じゃあついていくわ、旅の始まりなのね
セイバー:こういうときに相応しい言葉がある
これは決死行と呼ぶのだ

バーサーカーはクリームヒルトがあっさり殺してた。
陽動と察した。
地下牢を調べるよう命じた。

張角:その必要はありませぬ
あの場に捕縛されてたマスターとサーヴァント
それぞれ逃走いたしました
手引きしたのはカルデアのマスターを捕縛した斥候部隊
加えてサロメも同行していますな

クリームヒルトは追跡を命じた。

張角:(バーサーカーが陽動とすれば
稼いだ時間はゼロに等しい
さて、仕事はもう一つ)

クリームヒルトは脱走者を殺すよう全域放送してた。

クリームヒルト:手段は問わない、全て殺しなさい
そうね、マスターも殺しなさい
敵の手に渡るよりはマシでしょう
殺した者には、張角の強化礼装を贈るわ
ライダー:あんた、サーヴァント召喚できるんだよな?!
藤丸:たぶん大丈夫
ライダー:まずは前方の3騎
速攻で決めないとマズい、頼むぞ


3騎まで出撃可能
サポートはフレンドのモルガンにした
4ターン以内に撃破必須

クラス・セイバー(剣)
クラス・アーチャー(弓)
クラス・ランサー(槍)

開幕で全敵に防御アップ1回がかかる


ランサーとアーチャーが足止めしてた。
クリームヒルトが瞬殺した。
藤丸たちは門を出た。
藤丸は謝った。

サロメ:どうして謝るの?
この人たちは良いことをしたわけではないわ
あなたを無理やり逃がしたのよ
あたし頭は悪いけど
あの状況で拒絶できないことくらいわかるもの
藤丸:それでもいずれ逃げなきゃいけなかった
ライダー:この命令には俺たち雑兵が命を賭すだけの価値がある
俺はそう信じているんだよ
まさに充実した無名の墓というやつだ

キャスターは平原を沼に変える魔術で足止めをしてた。
張角がキャスターを奇襲した。

張角:お主、何もわかっておらんのう
1つ、この手の魔術は術者が死ねば解ける
なので姿を隠す隠形が最初の一手じゃ
2つ、相手にキャスターがいるなら、後出しジャンケンの勝ちに決まっておる
3つ、ワシがいるのに、こんな術で防げるはずがなかろうて

アサシンが報告した。
地下牢から脱走した。
キャスターより劣るサーヴァントだった。
攻撃用礼装を持ってた。
張角は城に戻ることにした。

クリームヒルト:そこのやる気なさげなアーチャー、張り切ってもらうわよ
???:ま、私は撃てっていわれたものを撃つだけだからな

サロメ:どうして、命がけでこの人を救うの?
ライダー:そういう命令だからだよ
あとはまあ……コイツが悪くないのに憎まれるのも気分が悪い
そういう場所から引き剥がしたいってのは当然の感情だろう?
サロメ:そんなに辛かったの?
藤丸:サロメといるときは楽しかった
サロメ:そうなの?!
よかった、うん、とても良かったわ

アサシンが奇襲した。
セイバーが宝具で一掃した。
百貌のハサンだけ残った。

サロメ:あなた、いえマスター
どうか命令してちょうだいな
敵を打ち倒すための命令を!
藤丸:お願いサロメ!

藤丸は契約した。


NPCサロメは固定出撃
他2騎出撃可能

基底のザイード(殺)3体
迅速のマクール(殺)3体
怪腕のゴズール(殺)2体
百貌のハサン(殺)

迅速は攻撃時に攻撃アップ3回
基底は攻撃時に確率でスキル封印3回
怪腕は被ダメージでHP回復3回
百貌はHPプラス10万

サロメは防御アップがかかる


百貌:どのような任務でも心動かされることはない
そう思っていたが
まさか汎人類史への叛逆とは
我々も堕ちた……もの……
サロメ:手加減してくれたみたいね、このアサシン

ライダーの戦車はもう使えなかった
歩いて行くしかなかった。
瀕死のライダーはサロメが担いだ。
サロメは前を向いた。
それはまさに聖人のよう。
ヨカナーンを探すことも、求めるこも止められない。
あのキュケオーンが決定打だった。
マスター契約まで使ったのに、もう耐えられなくなった。
その衝動が抑制できない。

アサシンとの合流地点に着いた。

アサシン:逃げろ……
ライダー:罠……!
藤丸:伏せて!

藤丸に攻撃が当たった。

サロメ:何をしてるのかしら
許さない許さない
彼女はあたしのヨカナーンなのだから


NPCサロメは固定出撃
他2騎出撃可能
5ターン以内に撃破必須

近衛騎士(剣)
近衛騎士(弓)
近衛騎士(槍)

サロメは毎ターンNP100%になる


近衛騎士:くそ……だが……ふふ……任務達成……
サロメ:やったわマスター!マスター?
藤丸:げん……かい……
ライダー:サロメ!
この森を抜ければ、王道界域まであと少しの筈だ
俺は天に向けて宝具を……使って
合図とする
もしかしたら、気づく……かも
そして、頼むから耐えてくれ
そいつは、ヨカナーンじゃ、ないんだ、から
サロメ:わかっているわ……

ライダーは宝具を放った。
サロメは急いだ。
ライダーのように毒を受けたわけではない。
出血が激しいだけだろう。
でも血止めの方法を知らなかった。
目が合ってしまった。

サロメ:ヨカナーン
お願いがあるの
あなたの、首を、ちょうだい?

藤丸は命乞いをした。
まだ生きていたい。
待っている仲間がいるから。
サロメは唖然としてた。
聖人なら気高き死を、あるいは廉潔な説論による生を。
己の魂に穢れがないよう生と死を選ぶ。

サロメ:そ、っか
あなたヨカナーンじゃなかったのね

クリームヒルト直属サバが現われた。
クリームヒルトから力を与えられた者。
サロメはその力を失ってた。

サロメ:1人で歩けるかしら?
これでお別れね
一緒に逃げられて面白かったわ

本来のマスターからの魔力供給を感じた。


NPCサロメは固定出撃
ほか1騎出撃可能

クラス・アーチャー(弓)
クラス・アサシン(殺)

サロメはガッツ永続&攻撃アップがかかる
さらにタゲ集中1ターン

手持ち1騎はスタン1ターンがかかる

2ターンで全敵チャージMAXになる


藤丸は令呪をサロメに使った。

サロメ:まだそこにいてくれたの?
藤丸:……
サロメ:マスター!
藤丸:……すぅ……
サロメ:え、寝てるの?

モリアーティの夢を見てた。
曰わく、そういう力がある。
異星の神も夢は認識できない。
この特異点は私は関係ない。
あれには復讐する資格がある。
その席を譲りたまえ。
君以外の命は仕方ない犠牲と思ってほしい。
藤丸は断った。

モリアーティ:じっくりと考えたまえ
なにしろ一世一代の裏切りだ
いや2度目になるのかな?

藤丸は目覚めた。
礼装が血を止めてた。
銃声が聞こえた。

サロメ:追っ手が来たんだと思う
早く行きましょう

アストルフォが迎えに来てた。
大きく手を振ってた。

アストルフォ:おーい!おーい!
サロメ:じゃあ、あたしはこれで戻るわ
藤丸:一緒に……来ないの?
サロメ:王道界域とは肌が合わないし
戦場で出会ったら今度は敵よ
藤丸:……そうか仕方ないね
サロメ:それじゃあさようなら
ヨカナーンじゃないありきたりの……とても素敵な方

銃声で霊核を砕かれてた。
最後まで恐ろしくも美しく頼もしい。
そんなサロメであろうとした。
2度目の狙撃は殺気で認識できた。
ほんの数日だったけれど
本当に本当に素敵な日々でした。

善住坊:ま、坊主としては念仏を唱えるが定石か
アサシン:陛下、踏み込みますか?
クリームヒルト:方角が判明しただけで十分よ
サロメが向こう側にならなかっただけ、よしとしましょう
憐れな女
あなたの抱いた感情は強者が弱者に抱く憐憫にすぎなかったのに
それを大切なものと勘違いしてしまった
誰もが持つ普遍的などうでもいい感情が
あなたにとって宝石のように貴重だったなんて

藤丸は目覚めた。
マシュが通信で呼びかけてた。
キャスターが治療魔術をかけた。
ホームズ&カドックに、藤丸はいきさつを語った。
ホームズ曰く、カール大帝はこちら側のサーヴァント。
一部の配下のサーヴァントはそれを知ってる。
だが大半はカール大帝も叛逆側と思ってる。

まずは藤丸がカール大帝に挨拶することになった。
カルデアのトップはゴッフだけど、いまは藤丸が代表だから。

アストルフォ&ローランが迎えに来た。

アストルフォ:大帝はたいていお待ちかねだ!
あはははは!
藤丸:ダジャレ?!
カドック:やめろ、ツッコむと余計に笑い出すぞ
ローラン:カール大帝に仕える12勇士の1人です
アストルフォ:いつものように全裸してろよー
ローラン:俺だって全裸になる時と場合はちゃんと選ぶよ?
アストルフォ:じゃあ今は?
ローラン:なっていいかなが7割
どちらでもいいが2割、なっちゃダメが1割
藤丸:1割しか残ってない?!

カールは部下のことを聞きたがった。
藤丸はサバたちがどうなったから話した。

ホームズ:もういいでしょう大帝
なりすましは精神的に負担がかかるのでは?
ローラン:そろそろ限界と思ってな
???:旦那様、お芝居は終わりです
シャーロックホームズがいる以上
時間の問題と思っていましたので

玉座の天蓋がはずされた。

カール:もうやっちゃうのサンチョ?!
ホームズ:つまりあなたの名はドンキホーテ!
サンチョ:そして私の名はサンチョパンサ
マシュ:確かサンチョさんは太鼓腹のおじさんと物語に書かれてたような……
サンチョ:私は物語の人物複数の要素が混じっているのです
ホームズ:愛馬ロシナンテ、空想の姫ドゥルシネーア
公爵夫人侍女アルティシドーラだろうか?
サンチョ:大正解です
マシュ:ロシナンテでもあるのですね、道理で……
サンチョ:毎日毎日、旦那様に乗り回されまして
ドンキホーテ:人聞き悪すぎない?!
サンチョ:風車
ドンキホーテ:ぎゃふん
ローラン:俺も理性を失ったときは、
アストルフォが貞節な淑女に見えたしな
アストルフォ:今でも貞節な淑女?ですがー?
ローラン:ヒポグリフの上でよだれ垂らして寝るのの
どこが淑女なのか言うてみやがれ
ホームズ:そろそろ伺うべきか
なぜカール大帝を名乗ったのか

サンチョは経緯を語った。
ドンキホーテとサンチョは特異点修正の抑止力サーヴァントだった。
叛逆側は数を頼みにそういうサバを迎撃した。
叛逆側になったサバもいた。
アストルフォとローランを誘って第3界域を名乗った。
カルデアを招いたのは限界だったから。
カール大帝の名と12勇士2人の看板でギリギリ保たせていた。
数日以内に部下たちに不審や疑念が生じるとサンチョは予測してた。
部下たちは人理への叛逆を信じて行動してた。
復讐界域に潜伏させたサバはこちら側。
でも大半のサバは違う。
彼らは叛逆せずにいられないという状態のようだった。
復讐も復権も、その本能が弱い者は優先的に始末している。

カドック:サーヴァントはマスターの人格に影響を受ける
邪悪なマスターには邪悪な怪物として
善性を持つマスターには善良な使い魔として
英霊である以上は些細な差だ
だから本能に根ざしたものとなると……
ゴッフ:よほど邪悪な存在がマスターとなっている……
例えば、ジェームズモリアーティとか
どうなのかね経営顧問?
ホームズ:……

第8節 闇夜の閑話

モリアーティが独り言を言ってた。
異星の使徒の私にとって彼の存在など無意味だ。
彼の推理力をこの特異点で発揮されると困る。
私は種を蒔いた。
彼の前で戯言を述べた。
私の位置が確かならば、あの男は私のせいで見失うだろう。

ホームズ:モリアーティに関しては、どうしても概要がつかめない
マスターではないと考えているが
結論はあるとも
この特異点、マスターに意味はない
サンチョ:つまりマスターを殺してサーヴァントを消すのは不可能と?
それができると思っていたからこそ
あなたがたをスカウトしたのですが……
ホームズは:界域の聖杯を奪取し、特異点を崩壊させる
その方法であれば可能では?
サンチョ:戦力差を考慮に入れていますか?
ホームズ:入れているとも
その上で我々は勝利する
まずは遊撃隊として行動すべきだろう
サンチョ:何騎かサーヴァントをつけます
そこそこ信頼できる者を
カドック:(兼見張り役ってとこか)

藤丸たちは自室に遮音結界を張ってた。

ゴッフ:藤丸、よく生きて戻って来た。褒めておこう
が、そもそも捕まるなという話だよ!
お前が!捕まると!色々と!心労が!
藤丸:すみませんすみませんすみません
ゴッフ:シートン(仮)はどちら様だったのかね
藤丸:最後はうやむやで……

徐福とディルムッドが現われた。
遊撃隊に加わるサーヴァント。
藤丸たちをキャスターと思い込んでた。
秘書官=サンチョがそう教えたらしい。
任務は威力偵察と破棄された砦の確保。
明日の早朝に出発する。

藤丸、徐福を知ってる感じだったけど
初登場がサマーキャンプで2020年?
トラオムが2022年だから、サマーキャンプで会ってたから?

カドックは深夜、藤丸を連れ出した。
カルデアではマシュだけが残ってた。
誰にも聞かれないよう、遮音結界を張ってた。
カルデアの者が言ってた裏切り者の話だった。
カドックはカルデアの記録を読んでた。
アーチャーの伝言の違和感もあった。
マシュはホワイダニットを推理した。
スタッフが裏切るのはありえない。
地球白紙化を手伝う理由がない。
サーヴァントも同じ。
白紙化された状態だと困る。
残りは藤丸、シオン、カドック。
カドックはカルデアの者とアーチャーの伝言のとき、カルデアにはいなかった。
藤丸もありえない。
藤丸が全てを投げ捨てると、この事件は終わる。
シオンは彷徨海消滅の件で最後まで粘ってた。
裏切るなら最善のタイミングだった。
カドックが犯人なら、こうして話すこと自体がおかしい。

藤丸:でも心当たりがあるんでしょ?
カドック:1つだけ疑念がある
マシュがライブラリ検索して答えが出てきたら
その疑念はただの笑い話になる
ダヴィンチは人理焼却以前からの協力者だ
ネモはシオンが召喚した記録があった
マシュも問題がない
マシュ:まさか……
カドック:そうだ、シャーロックホームズ
あいつはいつどこで誰に召喚された?
藤丸:出会ったのはアトラス院だけど
ロンドンの魔術協会にもいたはず
マシュ:確かにおっしゃってました
ロンドンでメッセージを残したのは自分だと
カドック:そのあとでキャメロットや新宿にいた理由は……
マシュ:無理やり現界を引き延ばし
強引なレイシフトを行っていたと
カドック:武蔵のようにか?
マシュ:弱体化を覚悟の上で2度が限度だったと
その2回で戦闘もほぼ不可能になったとのことでした
新宿以降はマスターと正式契約を結んだため
弱体化は解除されたものの、単独レイシフトは不可能になった
カドック:理屈は通ってるんだが、何かがひっかかる……
2人とも悪いが、今日話したことは忘れてくれ
記憶を封じる初歩的な魔術がある
マシュ:わたしはどうすればいいんでしょう
カドック:ボーダーのライブラリAG134458
アルパイン種のヤギの項目に
術式スクロールの場所を隠してある
日付と時間帯を刻んで使用してくれ

第9節 我らカール遊撃隊

翌朝、徐福&ディルムッドが現われた。
ディルムッドの大声に徐福は耳を塞いでた。
前衛がディルムッド、中衛がホームズ&藤丸、後衛が徐福になった。
することがないカドックも同行となった。

徐福は街で買い物してた。
使い道がないQPで支払ってるらしい。
シートンがフードを被ってた現われた。
顔は口元しか見えなかった。
当面はここでうろつくらしい。
なんとなくクーフーリン(術)に似てる?

任務は山登りからだった。
ここは超山奥だった。
休もうとすると大蛇が現われた。


サポートはNPCディルムッドにした

オロチ(槍)3体

開幕で全味方に回避2回がかかる
最大HPプラス5ターンもかかる
弱体無効5ターン1回もかかる

2ターンで全敵に呪い3ターンがかかる
3ターンで全味方にガッツ1回3ターンがかかる

オロチはこちらに宝具封印1ターンを使う


徐福は藤丸を召喚系キャスターと思ってた。

ホームズ:彼女の召喚する影の強さは私も舌を巻く
何があっても驚かない方がいい
徐福:これはこの任務、楽勝とみた……!
キャスター3騎と聞いたときは、本当どうしようと思ったけど!
わーい、楽できるー♪

令呪見ればマスターとわかるのでは?w
認識阻害魔術?

ホームズは好奇心で徐福に聞いた。
不老不死の霊薬は見つかったのかと。
どうでもよかったと答えた徐福は、
始皇帝様が召喚されると困るので秘密と念押ししてた。
クサンテンの塔はまだ王道界域で空は赤くなかった。
少し前から10騎から12騎のサバが来ていた。
ディルムッド曰わく幻霊級なので後れは取らない。
ホームズは扉の左右、その後方に1騎と推測した。
徐福が隠蔽打破魔術を使った。
アサシンが見つかった。
遮音結界で仲間を呼ぶ声はかきけされた。


クラス・アサシン(殺)3体

開幕でスキル封印1ターン&宝具封印1ターンがかかる
2ターンで呪い3ターンがかかる
自身に回避1ターンを使う

こちらは最大HPプラス5ターン&弱体無効1回5ターンがかかる
3ターンでガッツ1回3ターンがかかる


アサシンを倒しても気づかれなかった。
塔の中へ入った。
ホームズは地脈を調べるよう徐福に頼んだ。

徐福:地下に降りてみればわかるかもです
カドック:藤丸、お前ついてってやれ
ディルムッド:私もついて行きましょう
キャスターお二人では厳しいでしょうし

ホームズは頂上へ向かった。
徐福は地下にいたキャスターに拘束魔術をかけた。

徐福:術はすぐに破られると思います
急いでくださいねー
藤丸:次はもうちょっと心の準備をさせてね!


クラス・キャスター(術)2体

キャスターは宝具アップ1回がかかる
自身にチャージプラスを使う
2ターンで呪い3ターンがかかる

こちらは最大HPプラス5ターン&弱体無効1回5ターンがかかる
3ターンでガッツ1回3ターンがかかる


徐福の分析によると、吸い上げた魔力を頂上へ送っていた。
聖杯を作るのにちょっと足りないくらい。
その情報をマシュから聞いたホームズは屋上へ集まるよう頼んだ。
屋上には何もなかった。
曰わく、この塔の目的は王道界域への破壊活動。
魔力を物理攻撃力に変換し発射する。
そのための砲台がなかった。
巨大な魔力に釣り合う砲台を完成できずにいる。
復讐界域で、その手の作業を行っているサーヴァントを調べればいい。
あるいはそういう動きがあれば塔を破壊すればいい。

ディルムッドはセーフルームで馬車に乗るよう指示した。
王道界域は各地にセーフルームを用意してた。
王道に4つ、復讐に2つ、復権に1つ。
適合する鍵でないとセーフルームが爆発する。
霊体を感知しても爆発する。
ただの荒野の壊れた馬車の下に部屋があった。
ゴーレムの馬車があった。
武器も置いてあった。
誰も使わないから持っていっていいらしい。
カドックは魔術礼装を見つけた。

カドック:持って行……いややめておくか
藤丸:どうして?
カドック:(首輪が反応したら困るだろ……)

藤丸&カドックは馬車酔いした。
徐福は霊体化で無事だった。
藤丸たちは酔い止め飲んでた。
カドック、酔い止め魔術とかないの?

復讐界域が作った橋頭堡があった。
王道は激戦の末、復讐を撤退させた。
王道も被害甚大で、砦は放置するしかなかった。
密かに物資を溜めて、防備を固めてた。
廃棄された砦なので魔獣が徘徊してた。
ディルムッドは魔猪を気にしてた。
死因なので。

徐福が結界を張って魔獣が逃げられないようにした。
砦には魔猪がいた。
藤丸の選択でバトル内容が変わる。

こっちは引き受ける→フレンドからサポートを選ぶ
今の武器なら……→NPCディルムッドが出撃固定


巨大魔猪(狂)
魔猪(狂)2体

ディルムッドは猛獣特攻&猛獣耐性

巨大魔猪&魔猪はチャージプラスを使う


藤丸たちは後詰め部隊と入れ替わり、砦を出た。
帰り道でヴラド公の扱いを相談してた。
カルデアの情報では霊基は消えてない。
契約も維持されていた。
どこかへ運んで隔離したかった。
カール大帝に相談することになった。

第10節 ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャの出立

復権のコンスタンティノスが報告を聞いてた。
塔は王道界域にもあるのか、と。
なので追加調査を命じた。
推測では復讐が大規模侵攻をする頃合いだった。
この時期に現われた塔に何かあると考えるのは当然。

ヨハンナは死んだサーヴァントへの祈りを行っていた。
その帰り、ブラダマンテにカール大帝について聞いた。
カールはブラダマンテ生前の王だった。
しかし皇帝陛下の意志が正しいと感じたらしい。
ヨハンナは食事に誘った。

塔が本当はどういうものか、復権には理解できないと張角は考えてた。
サーヴァントとしては使えない。
自閉プロテクトが強いから。

クリームヒルト:カルデアがやってきたでしょう?
そして王道界域に逃げ込んだ
全てのコマが揃った
後は勝って終わらせるだけ
張角:あなたの真の願いは叶わないのでは?
クリームヒルト:……次、殺すわよ
張角:その殺意は毒ですぞ
では、ワシは最終調整に入りますぞ

クリームヒルトの願いとはジークフリートを殺すことらしい。
曰わくカルデアの侵入には期待した。
彼女らが引き連れていたのは、あの男ではなかった。
あとは汎人類史側として召喚される可能性にかけるだけ。
それも泡沫の夢。
やるべきことを粛々とこなすだけだ。

モリアーティがクリームヒルトの前に現われた。

クリームヒルト:何をしに、ここへ訪れた?
モリアーティ:目的は界域のどれかが聖杯を全て手に入れること
君たちは大いに励むといい
クリームヒルト:マスターもソレを望んでいるのかしら?
モリアーティ:難しい質問だ
これは責任の帰結だからね
唯一勝ってはいけない存在はいるが
君たちには関係なかろう
クリームヒルト:ゲームマスターになる資格があるのに
わざわざ降りてきたのね
ある意味、律儀なのかしら
やっぱり、ただの愚者なのかもね

藤丸たちはカールにヴラド救出を訴えた。
サンチョとしては軍事知識がほしかった。
サンチョの知識では勝ち筋が見えなかった。
ヴラドを治癒する何か宝具があるらしい。
ただ成功率は3割、失敗して霊基破損する確率は2割。
ギャンブルと聞いてゴッフはウンチクをたれてた。
魔術師は傲慢で自分なら勝てると思い込むのが多い。
それで身を持ち崩した魔術師は結構いる。
一度勝った魔術師は、次も大金を注いでしまう。

ムニエル:おっさんが言うと説得力あるな
勝てなかったギャンブルだったもんな……
ゴッフ:いーや、勝った!
こんな状況でも生きてるものな!

藤丸は頼んだ。
自分がヴラドだったら、そう望むから。
カドックはホームズの思考を読み取ろうとしてた。
急に背中に氷を差し込まれたような寒気がした。
カールの留守中はアストルフォたちが代役になった。
暗転後、ローブを着て街の外に出てた。
あっさり抜け出たカールは、ザル警備とツッコんでた。
山登りの途中、敵性反応があった。


ドンキホーテはスタメン必須

デスサーペント(弓)
サーペント(弓)2体

ヒュドラ(弓)

ドンキホーテは攻撃アップ&防御アップ&3ターン後にNPアップがかかる


ドンキホーテの強さにカドックは驚いてた。
ドンキホーテの物語に人間を超える力を発揮したエピソードはない。
これは王になったものへの、聖杯のバックアップだった。
ホームズはヴラドを癒す宝具に気づいた。

ホームズ:……言わぬが花、というやつかな?
サンチョ:さすが英国のジェントルマン
でもすぐにバレますけどね

狭間の街のヴラド公は自動防衛宝具を起動してた。
誰かが近づくと串刺しが発動する。
復権も復讐も近づけず、放置されてた。
とりまヴラドと戦って落ち着かせることになった。


ヴラド三世(狂)

先頭サバにタゲ集中を使う
ガッツ20万HP3回を消耗すると終わる


サンチョはドンキホーテに宝具を使うよう指示した。
宝具起動、現実回帰。
トリステ・スアベ・アロンソ・キハーノ。
ヴラドの周囲の魔力が減衰し始めた。

ホームズ:やはりそうか
あなたはヴラド公を、17世紀のスペインに回帰させた
ドンキホーテが生きた時代に
するとマスターとの契約は薄れ
存在維持の魔力供給も叶わなくなる
17世紀スペインにヴラド三世は存在しないのです
モリアーティの洗脳も夢のように消えていく
サンチョ:この宝具、重大な決定がありまして
使いすぎると私たちも消滅するのです
カドック:何言い出してんだ、いやいいから何とかしろ?!
サンチョ:はい、宝具中止!

ヴラド公は元に戻った。
叛逆の意思は治まった。
芽はないでもないが、理性で抑えつけられる。

サンチョ:めでたしめでたし、ですね
カドック:割と王道界域の危機だったんだけどな?
ドンキホーテ:それもまた冒険だとも
冒険イエーイ!
サンチョ:冒険イエーイ!
カドック:藤丸、何か言ってやれ
藤丸:冒険イエーイ!
カドック:そっちかよ!

第11節 ヴラド三世の凱旋

治ったヴラドは戦闘は不可だった。
ドンキホーテも宝具の余波でしばらくは無能。
試しにホームズに突撃してみた。
軽く頭を押さえていなされた。
ヴラドは王道界域を見物したがってた。
それから軍備を視察する。

ヴラド:その前に大事なことを忘れてた
我が真名ヴラド三世
カルデアのサーヴァント、クラスバーサーカー
ただいま帰陣した
藤丸:これからもよろしく、ヴラド公
ドンキホーテ:あれだ……あれこそが騎士と主のあるべき姿……!
サンチョ:おかえりなさいませ、旦那様
ドンキホーテ:なんか違う……

サンチョはドゥルシネーアになった。

ドゥルシネーア:ワガママいうとぶっ飛ばしますわよ
我が騎士ドンキホーテ
ドンキホーテ:うひゃう!?
申し訳ありませんでした!

街を見たヴラドは弛緩していると感じた。
厭戦気分は堕落につながる。
軍事調練は活気はあったが、もっとダメだった。
その理由はカール大帝の前で話す。
二度手間になるから。

ヴラド:復権界域、復讐界域が全面戦争
どちらかが滅亡し
残った界域も戦力が大幅に削られた
という最高の状態だったとしても
今のこの界域は間違いなく敗北するだろうさ
ローラン:俺たちはかろうじて
少数の部隊を率いるのが精一杯だ
ヴラド:軍としてまとまることができるかどうか
王道界域はそこに全てがかかっている
兵士を軍としてまとめあげるには1つしかない
調練である
明日早朝より合同訓練を開始すると告知してほしい

ドンキホーテは玉座をヴラドに譲ろうとしてた。

ヴラド:余は前線で体を張る力がない
何より汝はカール大帝を名乗った
それはもう変えられぬ
サンチョ:いざというときは、私がなんとかしますので
ドンキホーテ:……うぅ
ホームズ:(今のミズサンチョの発言は確信に満ちていた
逸話どおりならドンキホーテは安心を得るはず
しかし彼の表情は罪悪感に満ちている……)

藤丸は深夜、目が覚めてしまった。
城壁に向かうとドンキホーテとサンチョがいた。
ドンキホーテはカール大帝になった成行を語った。
汎人類史のサーヴァントとして喚ばれた。
サンチョが口を塞いで仲間になったふりをした。
復讐界域に潜り込んで、これはもうダメと。
精神が保たない。
復権界域も似たようなもの。
とにかく2界域の影響が及ばない場所へ移動した。
気づけば一緒に逃げるサーヴァントたちがいた。
サンチョが彼らの受け皿を作ろうと提案した。
ワシが役立ったのは魔獣との戦いと
界域の王になると手を挙げたことくらい。
サンチョはココアを持ってきた。

ドンキホーテ:こんなココアを飲んでいると
騎士であることを忘れそうになる……
サンチョ:あらやだ、じゃあ取り上げませんと
ドンキホーテ:やめてね?
老人の数少ない娯楽だからね?

藤丸は自室に戻った。

サンチョ:……ダメでした?
ドンキホーテ:謝るにも勇気が必要じゃ
サンチョ:カルデアがここにいる
その意味が分からないわけではないですよね
彼女らは踏破したのです
ゆえに気に病む必要はないのです

翌朝。
ヴラドは総大将を名乗った。
サーヴァントは個で活躍した英雄。
軍としての統率に納得はしない。
こちらの方が強いから好きにする。
そんな考えを持っている。
なので演習を行う。
ヴラドは籠城戦をする。
まもなく増援が到着する想定。
それまでに籠城を打破できるか。
サーヴァントたちはヴラドの挑発に乗った。
ヴラド側サーヴァントはディルムッドが選抜した。
ヴラドはキャスターに命じて仮の砦を作らせた。

ディルムッド:しかしヴラド殿
なぜ籠城戦なのですか?
ヴラド:守勢は余の得意分野でな
なによりも、これで勝てば誰も文句はいえまい
キャスター、藤丸
藤丸:は、はい
ヴラド:この砦には意図的に穴があり
最初は力押しで攻めて
それでも無理なら穴に気づくだろう
そこに意識が寄れば、攻勢は極めて単純になる
合図を送る
それまでは穴の近くで伏せて待て
藤丸:了解
ホームズ:裏門の右側に作られた通用門
馬車が乗り込めるほど大きくはないが
人が一斉に乗り込むには問題ない
接近戦を得意とするセイバー、ランサー、アサシンが来る
というのがヴラド公の推測だ
ローラン:今だ!
セイバー:しまった伏兵だ!戻れ!
ランサー:戻れと言われても……
徐福:一方的にタコ殴りするのって気持ちいい-!
やーいやーい、あんた達の作戦
底抜け脱輪とんちんかんの奇天烈大爆破♪
アサシン:最低だなそっちのキャスター
趣味の悪い人形持ってるくせに
徐福:……ぶっ殺す!

徐福が怒ったのは人形=ぐっさまのデフォルメキャラだから。


NPCホームズ、ローランは固定出撃

クラス・セイバー(剣)
クラス・ランサー(槍)
クラス・アサシン(殺)

5ターン耐えると終わり

開幕でランタゲに宝具封印がかかる
5ターンで全敵チャージMAXになる
行動不能無効1回1ターン&宝具封印無効1回1ターンがかかる


ヴラド側は圧勝だった。
誰も文句を言わなくなってた。
ドンキホーテ&サンチョも見てた。

サンチョ:軍事面はヴラド公にお任せすれば
ひとまずは及第点まで持って行けそうです
ここから先はヴラド公とも相談し
積極的に動くことになるかと

第12節 暗殺計画

サポートはフレンドの雨の魔女トネリコにした。

ヴラドは張角暗殺を訴えた。
復讐界域は盤面をひっくり返すつもりとみてた。
塔は未完成ではないと考えてた。
大砲宝具を使えるサーヴァントがいるかもしれない。
その動きの根幹は張角とヴラドはみてた。
まず復讐界域を狙う。
クリームヒルトは殺さない。
復讐が崩すると復権と戦うことになる。
近日中に動かなければならない。
暗殺は少数精鋭で行う。
復権が勘づかないよう、大規模に軍を動かす。
その混乱に復権と復讐を巻き込み、暗殺する。
藤丸は暗殺に参加する。
サーヴァント召喚が必要だから。
ホームズも申し出た。
藤丸を1人で行かせるわけにはいかないから。
カドックは留守番。
暗殺に使える術は持ってないから。
サンチョの見立てで汎人類史側のアサシンが1騎呼ばれた。
とある教団で暗殺任務を行っていたらしい。

ヨハンナは自分が幻想の存在と検証された。
なので神に祈る必要も資格もないと思ってた。
ブラダマンテも神話や伝説となってる。
でも私が私であることに疑念はなかった。

ブラダマンテ:教皇猊下もそう思っていいはずです
ヨハンナ:多くの英雄たちは自分自身の神秘や幻想とともにあるのかも
でも私は違う
私は学問によって否定された
ヨハンナという存在は地球上に一欠片も存在し得なかった
そう結論づけられたのですから
辛かった、悲しかった
ふざけるなこの野郎と襟首掴んでぶん回したかった
ブラダマンテ:我々はそれをよしとしません
これは皇帝陛下を含め、復権界域の総意です
あなたの苦悩を見過ごしてはテュルパン大司教に怒られます
汎人類史への叛逆とは別に
あなたへの敬意は変わることなしです
ヨハンナ:ありがとうブラダマンテ
どうかあなたが愛しき人とまた添い遂げられますように
それから、少し前に他のサーヴァントと揉めてなかった?
ブラダマンテ:未だにスパイを疑われています
やはり……私は信用できないでしょうか?
ヨハンナ:いいえ全く
私はあなたを心から信頼しているわ
ただ戦友と戦わせたくないなと……そう思っただけ


クラス・アサシン(殺)

お互いにガッツがかかる

アサシンは自身に回避1ターンを使う
アサシンのガッツ発動で終わる


次のサポートはフレンドのモルガンにした。

ホームズが暗殺計画を立ててた。
徐福も参加してた。
張角の道術に対抗するため。
彼女は叛逆側だが、アサシンがいれば押さえ込めるとホームズは考えてた。
張角は普段は首都にいる。
アツァガウク砦の全権を任されてる。
首都で暗殺するのは無謀。
砦への移動中も逃亡の可能性大。
砦への潜入、暗殺が推奨される。
徐福は砦の警備情報を見た。
曰わく東洋の術式なら把握できる。
奇門遁甲の術を使って築城されてる。

ホームズ:道術の守りをクリアできれば計画達成は容易かもしれない
徐福:こちとら始皇帝時代からの方士
道術関係はうろ覚えですが、なんとかなるでしょう!
藤丸:大丈夫、徐福ちゃん信じてる!
徐福:はー?なに勝手にちゃん付けしてるんですかこの野郎
……あれ、なんかしっくり来るな
いや、とりあえず様、様付けから、うやまえーうやまえー
ホームズ:道術対策にあたり、砦を偵察する必要はあるかな
徐福:現状でも対抗策は取れるかと
道術に使用する符を打ち消す符があります
みなさんによくわかる道術を叩き込んでおくのも……
早速ですが、符を作る素材を持ってきてください
紙は禁断の頁でいいとして、1つ大切なものがあった……


キングボーパルチキン(狂)


徐福:この鶏から血をたっぷりもらいましょう
鶏が大きいと大量に確保できて便利ですね
この符がどこまで通じるかは不明ですが
天命には人事を尽くすよりほかないでしょう
ホームズ:我々も張り切って任務に勤しもう
藤丸:やるぞー!
アサシン:友情団結努力……まさしく美しき勝利の方程式……
徐福:(このアサシン妙に叙情的だな)

次のサポートはフレンドのイスカンダルにした。


誰でも分かる道術入門編(術)2体

誰でも分かる道術ベテラン編(術)

誰でも分かる道術極限編(術)


徐福:知識が増えすぎて混乱してもいけませんし、この辺が潮時ですか
ホームズ:チーム単位での連携訓練もどうにかものになった
軍事調練も一段落するらしい
徐福:そろそろ出発ですね
ホームズ:では明日早朝に出発
その前に挨拶に向かうとしよう

ドン:藤丸殿が行くのはやっぱり危険では?
ゴッフ:このマスターはサーヴァント召喚の齋
距離が近くないとダメなのだ
張角を暗殺するには、こいつを向かわせねばならんのだ
ドン:藤丸殿、どうか生きてお帰りくだされ!
……今のワシ、騎士っぽくなかった?
サンチョ:とても騎士っぽかったです
ヴラド:アストルフォ、汝は復讐界域手前までマスターらを護衛せよ
アストルフォ:了解-!
ローランは別働隊ね
ローラン:とりあえず生き延びることだけ考えろよな
ん?今までずっとそうしてた?
なら助言することなど、なーんもないな!

ドンは作戦後にパーティをやるつもりだった。

ドン:よっく考えてみたら、ワシ収穫祭くらいしか知らなんだ
サンチョ:公爵様やドン・ディエゴ様のところで
結構な歓待を受けたではありませんか
まあ公爵様のところでは、めっちゃ気まずい感じでしたが……
ともかくサンチョにお任せください
ドン:ワシ、そこらへんはサッパリなのでよろしく!

藤丸は夜明け前に目覚めた。
外に出るとシートンと出会った。

藤丸:そろそろ顔見せてよ
シートン:まだ謎の人物ってことにしておこうぜ
物事にはタイミングが重要なんだ
宝くじみたいに、当たればラッキーくらいの気持ちでいてくれ
じゃがんばれよ、俺もがんばるからな!

藤丸たちは出発した。

徐福:重要なのは侵入する方角です
どんな方角から侵入されても防げる
なんて築城したら、中の人間はどうやって出て行くのか
という問題が出てくるのです
砦の中の兵士はおそらく少ないです
中の人間の挙動が方位を乱す可能性があるので
迂闊にサーヴァントを配置できない、したくない
ホームズ:しかし戦力は配置されてると我々は考えている
張角の術で何かしらを使役し、兵士の代役にしているだろう
徐福:その手の使い魔ならまあ……
行動パターンを絞ることで術式の邪魔にはならないかな……
ホームズ:本計画でキミはとても重要だ
もう一つ重要なのが……
アサシン:私ですね、名無しのアサシンです
山の翁には至りませんでしたが
我が宝具は決して劣るものではありません
この過剰な誇りが山の翁に至らなかった理由かもしれませんが
そういえば藤丸、あなたは歴代山の翁にお会いになったことがあるとか
藤丸:立派な人たちだったよ
アサシン:そのような方に大言するのは
少々羞恥、煩悶する気分ですが
どうかお任せあれ

復讐の部隊と王道の部隊が会敵してた。

手伝おう→敵サーヴァントと戦う
回避しよう→魔獣と戦う


どちらを選択してもサポートはNPCアストルフォのみ

クラス・ランサー(槍)
クラス・バーサーカー(狂)
クラス・キャスター(術)

全敵に宝具アップ1回がかかる

アストルフォは毎ターンスター獲得がかかる


ハイイロオオカミ(馬)3体

全敵に確率で毎ターンスキル封印5ターンと毒5ターンがかかる
2ターンで呪い3ターンがかかる

こちらは弱体無効1回5ターンと最大HPプラス5ターンがかかる
3ターンで回避3回とガッツ1回3ターンがかかる


アストルフォ:ボクは宝具で戻るね
あとはよろしく、任せたよ
藤丸:任された!
アストルフォ:ボクの予言は全く当たらないけど
上手くいきそうな気がするよ!
ホームズ:全く当たらないなら、上手くいかないのでは?
徐福:不安しかねえー……

第13節 暗殺実行/その後宴

王道軍は約5000騎のサバを復讐に向けて進軍させてた。
クリームヒルトは1万騎で迎え撃つよう命じた。
張角も呼んだけど連絡がつかなかった。

クリームヒルト:怠けたのか裏切ったのか、死んだのかしら

時間軸が戻ってアツァガウク砦の張角。
100騎のサバと籠もってた。
張角の武器も警備システムに組み込まれてた。
ここに籠もるのは1つ、監視のため
復讐にとっての禁忌がある。
巡回サバが気づいたなら後顧の憂いを断つ。
もう1つは叛逆。
クリームヒルトはいつまで保つかわからん。
彼女はバーサーカー。
壊れない限りは使い潰す。
しかしアレはどうしたものか。
切札か鬼札かが不明。
なので彼の調整は張角1人で作業せざるを得ない。
張角の誤算は2つあった。
優れた方士がいたこと。
世界最高の名探偵が現われたこと。

徐福は遁甲盤で進路を占ってた。
向かうべきは生、景、開。
……何かがおかしい。
こっちは死門に通じてる。
奇門遁甲に改良を加えたか!と察した。
巡回が3騎いた。
徐口舌禍符で戦ってる気配を消す。
ただし宝具は使用せず速攻で仕留める。


サポートはフレンドのモルガンにした

クラス・セイバー(剣)
クラス・ライダー(馬)
クラス・ランサー(槍)

全体に宝具封印がかかる
1ターンでアサシンが誰かを即死させる


次のサポートもフレンドのモルガンにした

ホームズの推理では地下に張角はいる。
この砦で最も安全な場所……その傍ら。

張角:まさか我が道術をくぐり抜けるとはのう……
ホームズ:過程さえ理解できれば結論は引き出せる
張角:そしてお主は……逃げたマスターか
サロメの敵討ちかね?
藤丸:挑発には乗らない
張角:感情を律しようとしてる時点で挑発に乗ったも同然
ワシの内側に入りこんでただで済むと思うかね?
ホームズ:思うとも、なぜならあなたは味方を呼ぶことはできないからだ
むしろ駆け付けてもらっては困る
それほどの何かがこの砦にはある
張角:確かにワシは味方を呼べん
ゆえに今から味方を金縛りにせねばならん
だが、貴様の推理にこれは存在したかな?
黄巾傀儡兵、これは貴様の推理にあったか?
ホームズ:共犯者か忠実な手下、どちらかがいるだろうとは推理していたとも


黄巾傀儡兵(馬)15体
張角(術)

張角を倒すと終わり

傀儡兵はタゲ集中2ターンがかかる

毎ターン、アサシンが誰かを即死させる

こちらは弱体無効2回がかかる

張角はチャージMAXになる
自身にチャージプラスを使う
傀儡兵のHPを2万減らし、張角は4万回復する


ホームズ:(想定以上の戦闘性能!
トップクラスのサーヴァントに匹敵しかねない
聖杯を有している?
英霊張角、他とは一線を画す何かがある)
なるほど理解できた
張角:何を理解したと
ホームズ:……
藤丸:(何を言ったか聞き取れなかった)

アサシンが張角を攻撃した。

張角:まさかそういうことか!
天運未だ尽きぬ?!
ワシに天運など初めから存在しなかったのだ!

張角は砂のように消えた。

藤丸:ホームズ、張角に何を言ったの?
ホームズ:大したことではないさ
もしかすると大いなる誤謬かもしれない
キミは本当にキミなのか?という質問だ
徐福:き、緊急でーす
この砦、崩壊します!
あの爺、自分が死んだら砦が崩落するよう仕組んでいたみたいですね
ホームズ:では速やかに脱出しよう
徐福:では生門から景門を……
ホームズ:それは必要ないよ
今の私には推理できる
徐福:え?わたし要らなくない?
ホームズ:ここを真っ直ぐ走れば、景門へと抜けられるはずだ
徐福:藤丸、どう思いますこれ?
藤丸:ホームズだからなぁ……
徐福:それなら全サーヴァント
クラス別ホームズで固めればいいじゃないかよ!

藤丸たちはゴーレム馬に乗り込んだ。

ホームズ:(ヴラド公は本来、彼の計画なら自分の味方になるはずだった
あれはカルデアの戦力を削ぐ行動
だがなぜ姿を現わさない
異星の使徒……その役割があるとでも?)

モリアーティ:この特異点を消すには材料を積み上げる推理ではなく
跳躍する推理が必要なのだ
今の彼には……不可能だ
我々の目的は達成可能だ
ホームズを殺害する
異星の使徒としてね

藤丸たちは王道の街へ戻った。
ヴラド側は大成功だった。
カール大帝に報告すると褒賞が与えられた。
アサシンは霊基強化の魔導具と補助礼装をもらった。

徐福:私も霊基強化素材貰おうかなー
ホームズと藤丸は?
ホームズ:我々も似たようなものかな
徐福:貰ってないならちゃんと秘書官にいいなよ
藤丸:りょ、了解

藤丸たちはカール大帝のパーティに参加してた。

ヴラド:万事において順当だったのは困ったことでもある
突発的なアクシデントへの対応がほしかった
上手くいきすぎると慢心が生じるのは世の常だ
ゴッフ:はしゃいで図に乗った魔術師ほど
危険なものはない
トゥールIV型からもキツく戒められてるからね
ドン:カルデアの御仁にもサンチョみたいな女性が?!
ゴッフ:うむ、ときに厳しく、常に厳しくの精神の持ち主が!
ドン:気が合いますな!
サンチョ:ほほー、旦那様そういうこと言いますか
そうですかそうですか

ゴッフは逃げた。

マシュ:ゴルドルフ新所長から交代のマシュキリエライトです
先輩、お疲れ様でした
カドックさんも……
カドック:僕は何もやってない
界域同士の戦争を観戦したくらいだ
二流三流サーヴァントでも宝具は別格というタイプがいるだろ
そういう連中が両軍にいるせいで、とんでもない光景を見た
藤丸:相手のマスター……
カドック:クリプターじゃないのは確かだ
マシュ:こちらでも調査してはいるのですが、
わかったことはほとんどありません
サーヴァントに令呪行使しているマスターは同一人物であることくらいです

ドンキホーテかローラン、どちらかの話を選択できる。
ローランの話を聞いてみた。
藤丸はデュランダルの話をしてた。
第3特異点と異聞帯アトランティスでデュランダルの使い手と会った。
ヘクトールとマンドリカルドの話にローランもアストルフォも食いついてた。

ローラン:すげえな
アストルフォ:超カッコイイってやつだ
ローラン:俺たちにできるかね?
アストルフォ:どうかな……
藤丸:どういうこと?
アストルフォ:その日その瞬間にそうすることができるかってこと
そういう時にやれる英雄でいたいけど
やれると断言できる勇気がないな
ヴラド:前から尋ねようと思っていたのだが
ドンキホーテがカール大帝を僭称することをなぜ賛同したのだ?
アストルフォ:カール大帝がボクたちの知ってるあいつだったとしたら
いいじゃねえか、かっこいいぜ!
の一言で王様にしちゃうと思うんだよね
ローラン:我らが王が召喚されて俺たちのことを見ても
たぶん怒らないと思うんだよな
アストルフォ:そのまま王様でいてほしいとか言い出すよ
ローラン:冒険者だったもんな我らが王……
この言い方めんどいな
ウチの王様、ウチ王でいいや
ヴラド:王を侮られるような言葉は慎んだ方がいいぞ
そのことで大帝に舐めた態度を取る無頼もいるであおるからな
とはいえ所詮は身内の話か
よい、許そう、大いに砕けた話をするがいい
ローラン:そ、そうですか
ウチ王の話なんだけど、要するに冒険者だったんだよ
大人しく王様やるようなタイプじゃない
ドン:もしカール大帝がおられるなら
ワシ、王様やめたいんだけど?!
藤丸:2人ともシャルルマーニュが好きなんだね
アストルフォ:そりゃもう!
ローラン:いろいろあったけど、あの人の臣下だったのを後悔したことは一度もない

藤丸たちは徐福&アサシンと打ち上げやってた。

徐福:張角なんだけど、あいつ死んだよね?
ホームズ:彼は完全に消滅した
ただ……張角は復活する
あるいはもう1騎存在する可能性がある
キミは本当にキミなのか?
この問いかけに張角は狼狽した
彼の自己認識は非常に曖昧になってる
徐福:あの強さは本物だったと思うけどなー
ホームズ:そう異常な強さだった
私が違和感を抱くヒントになるほどにね
アサシン:滅びたのだからどうでもいいです
何ならもう一度暗殺すればいい
藤丸:例えばここに人間がいたらどうなるかな?
バラバラにされる……とか?
徐福:なるほど四肢をバラバラにされそうになるとか……やらんわ!
召喚された先でそんな目に遭った?
え?妖精?
ホームズ:妖精そのものが危険なわけではなかったがね
むしろ人間性の極端な模倣だったよ
徐福:人間がいるからって、変なことにはならないでしょ
今は2つの界域への対抗が最優先じゃない?
ホームズ:私たちは自然と王道界域に流れ着いた形だが
復讐界域と復権界域をどう考えているのかな?
アサシン:倒すべき国家でしょうか
降伏して全てを差し出すか、全てを滅ぼすか
ホームズ:義務のようなものか
徐福:みたいなものだねー
まあ復讐とか復権とかは苦手
復讐はドロドロしてそうだし、復権はなー……
コンスタンティノスでしたっけ、あいつがいけ好かなーい
清廉潔白すぎるのは苦手なのよね
ホームズ:確かに復権界域はその目的上、
正しいことに依らなければならない
彼が求めているのは存在を許されなかった女性の復権だ
女教皇ヨハンナ
コンスタンティノスは彼女の存在を知らしめるのが目的と私は考える
彼女は教皇ゆえに存在を徹底的に調査された
そして歴史から否定された
徐福:それは気の毒ですが……
コンスタンティノスが彼女の復権を願うのはなぜなんですー?
ホームズ:ホワイダニットは不明だね
アサシン:男女の絆というやつでしょうか
徐福:わー、げすーい
それはひとまず置いといて呑もう
取り出したりますは道術の胡散臭いお薬
これを酒に入れて飲むと……ひっでえ酔っぱらいになれる!
ぐっさま!いつかまた会えますように!

徐福は1時間くらいポエムを語り続けた。
そしてとうとう寝た。

アサシン:これはお開きですかね
ホームズ:そうするとしよう
藤丸:徐福ちゃんに毛布でもかけてあげるか……
徐福:ありがとー……

第14節 全面戦争・復権界域(前編)

クリームヒルトに張角死亡との伝令が入った。

クリームヒルト:出てきなさい、張角
張角:あー……ワシ、死んどった?
クリームヒルト:記憶の引き継ぎができないのは難点よね
これ、あなたがあなた宛てに残したもの
張角:これはまた手痛い負け戦ですな
クリームヒルト:舐められるのは業腹ね
行動は復権界域に合わせます
復権界域が王道界域を攻めようとしています
軍の編成から明らかです

ヨハンナは啓示を伝えた。
王道界域と戦うならば必ず勝てる。
コンスタンティノスはブラダマンテに聞いた。
カール大帝に勝てるか、と。

ブラダマンテ:カール大帝は偽物
さもなくば力を封じられていると思います
コンスタンティノス:根拠は?
ブラダマンテ:例の軍事作戦に姿を現わさなかったことです
かの大帝はそこまで用心深くはありません
どのような状況であれ、あの方は前線に立つ存在ですから
コンスタンティノス:大帝には12勇士のアストルフォとローランがついている
仮にも12勇士が偽の主を崇め立てるのか?
ブラダマンテ:逆です、あの2騎はだからこそ偽でも主を崇め立てます
カール大帝が本当にいたとして
何者かが僭称していたとしても
そrが騎士道に沿ったものであれば
あの方は笑って許します
コンスタンティノス:(残る要素は1つ
モリアーティの情報、王道界域にはカルデアが潜伏している
復讐界域に兵を編成する余裕はないはず)
ブラダマンテ、幹部を招集せよ
王道界域に決戦を挑む
ヨハンナ:私も連れて行ってください
大丈夫です、私もサーヴァントですから
コンスタンティノス:了解した
ただし後方支援に徹してくれ

ホームズ:公式の宣戦布告とカール大帝への謁見願い
つまり戦場でお目にかかろうという意味合いだね?
サンチョ:王道界域のサーヴァントも、
この檄文については承知しています
ヴラド:次の復権界域との戦争は全面戦争になる
我々はこお天嶮の要害を捨てねばならぬ
戦場まで指定されてるからな
サンチョ:こちらに有利な戦場になるよう交渉しましょう
ヴラド:実によくできた檄文だ
カール大帝の配下という誇りを傷つけ
戦場に引きずり出すに相応しい
アストルフォ:ちょっと前からカール大帝が偽物って噂が飛び交ってる
サンチョ:アサシンたちに抑えるよう指示しました
ドン:ワシが前線に出る?
ヴラド:その姿は隠さねばならない
サンチョ:天幕で周囲を覆うつもりです
ヴラド:問題はそこに誰を据えるべきか
ドン:ワシは……戦争で戦うことができなくなっております
ヴラド:余は既に軍の総帥として顔を見せている
アストルフォとローランも言わずもがなだ

藤丸は挙手した。

ホームズ:誰がやったとしても難しいとも
加えて危険もある
カール大帝をねらうサーヴァントがいるだろうからね
だがサーヴァントに対抗する力を彼女は持っている
カドック:召喚か……
サンチョ:私どもとしては、第2案をお勧めしたいのですが
……逃げるというのはいかがでしょうか
少なくともカルデアの皆様はお逃げになった方がよろしいかと
ホームズ:状況が好転せず悪化する以外ない
この特異点は人類史に刻んではならない
7つの特異点、6つの異聞帯、平安京とツングースカ
それらに匹敵する脅威と言えるでしょう
ヴラド:復権界域の指定している、
向こう側の界域、遮蔽物なしの平原……
この場所はなるべき回避したい
ホームズ:この要求はドア・イン・ザ・フェイスの類でしょう
最初に拒否しそうな要求をふっかけて
その後で本来の、一見小さくなった要求をする交渉術さ
彼らの本命はおそらく
復権と王道の境界付近の平原
自陣に有利、敵方にやや不利
この条件を満たすアニ平原あたりではないかと

ヴラドが使者としてコンスタンティノスと会ってた。
ヴラドを害すれば復権の汚名となるという読みだった。
もっとも復讐がいなかったら話は違ってた。
ヴラドは戦場にシルミウムを指定した。
すでに書面を送ってた。
ヴラドを使者として認めた時点で交渉は終わってる。
シルミウムは復権の境目の都市。
廃棄された都市が要塞になってた。
他の都市も築城の気配があった。
コンスタンティノスは王道界域での決戦を望んでいた。
カール大帝が偽物という印象を与える為。
カール大帝が立てこもるなら偽者説が信憑性を帯びる。
それが最終的には復権勝利をもたらす。
カール大帝が攻め込んできたと噂が流れれば、復権の士気は落ちる。

コンスタンティノス:いいだろう、シルミウムでお相手する
ところで、カール大帝はご健在か?
ヴラド:いまは戦場に赴く衣装に四苦八苦していることだろうな
コンスタンティノス:……?

カドックは単独行動でアツァガウク砦に向かってた。
張角が何かを守る為に風水を張ってた。
それを調べておきたかったらしい。

マシュ:定期連絡、欠かさずお願いしますね
カドック:わかっている、首輪を作動されて死にたくはないからな
マシュ:しません、ただ心配なだけです
……どうしました?
カドック:いや、人間らしいと思ってな
感情がわかりやすくなったってことさ
ああ、藤丸に出会って変わったとか
暢気だからなアレ

藤丸はキンキラキンの鎧を着てた。
ドンも近衛騎士として金ぴか鎧を着てた。

ヴラド:似合うではないか、2人とも
藤丸:そ、そうかなぁ……?
ゴッフ:では私が真実を述べてやろう
全然似合っておらん
アストルフォ:ボクは面白いからいいぞー

ヴラドは藤丸に街を見て回るよう命じた。
この街が決戦場になるから。

藤丸はローランと一緒に街を見てた。
軍備が大量で驚いてた。
シートンが現われた。
ローランはなぜか急に離れてった。
シートンはヨハンナも来ているはずだとホームズに教えるよう助言した。
シートンが去るとローランが戻って来た。

ローラン:今の方、お知り合いですか?
藤丸:復讐界域の囚人仲間
ローラン:何となく離れた方がいいかな感があってな
上手く説明できないんだが……

まさかシートン=カール大帝?

藤丸が自室に戻ると、ホームズにヨハンナが来ることを教えた。

ホームズ:彼女の苦しみ、彼女の理念
この戦いの重要性を総合すれば
軍への積極的介入は確実だな
藤丸:ヨハンナはどうして……?
ホームズ:責任だろうね
彼女は汎人類史の叛逆側ではない
ごく普通の汎人類史のサーヴァントだ

次のサポートはNPCディルムッドのみ。

コンスタンティノスは先陣にいた。
舌戦を挑みたいのだろうとホームズは読んだ。
アストルフォの角笛とキャスターの増幅魔術で拡声した。

コンスタンティノス:もう一度問う、お目通りを!
カール:断る!
我が息子、我が娘、汝はなぜ余に叛逆する?
コンスタンティノス:姿を見せぬとは臆したか!
カール:臆したのは汝の方である
余の姿を見て安心したい
偽者だと声高に罵り、蔑むことができれば安心して戦える
だがそれは余が偽者であった場合のみ
余が本物という印があれば
汝の兵の殆どは瓦解する
コンスタンティノス:偽者という確信があっても
その全てを差し出す賭けには応じられない
ならば戦おう、勝利しあなたの正体を見定めよう

復権は城の東西に兵を分けて同時に攻める計画だった。
ホームズはそれを推理してピタリと当てた。
兵3000を1500に分けて東西から攻める、と。
ディルムッド&徐福が森林警備隊に配属されてた。

徐福:森林警備隊ってショボくないですか
ディルムッド:ではレンジャーサーヴァント部隊
徐福:それなら!
ヴラド:兵の半分が入ったところで術式を発動せよ
もしくは相手方に反応があった時点で、だ
徐福:はーい

ヴラドはローラン&アストルフォに死んではならぬと命じた。
さらに必ず討ち果たせ、と。

ローラン:こりゃ死んだら怒られるな
アストルフォ:やだなー
ヴラド公に怒られるの、シャルに怒られるよりやだ
たぶん、異次元レベルの因縁とかあるんだよ!

クラス・セイバー:この森に潜みしサーヴァント
200騎を超えてはいない
つまり半分の750騎で押しつぶせる
物量差は大抵の策を駆逐するからな!
徐福:物量差は大抵の策を駆逐する、それは正しい
なら駆逐できない策を用意する
我が道術、奇問遁甲にある幻の術式
石兵八陣、まあ私は孔明ほど上手くできませんが
それから騎士の人、訂正してあげます
200対750ではありません、50対5です
クラス・アサシン:バカな!分断されている!


大帝スキルを使える

全体NP10%アップ&宝具威力30%アップ1ターン&宝具チャージプラス1ターン

全体無敵2回2ターン&弱体無効1ターン&即死無効1ターン

全体攻撃20%アップ1ターン&スター30個

クラス・ランサー(槍)
クラス・アサシン(殺)
クラス・バーサーカー(狂)
クラス・キャスター(術)
クラス・セイバー(剣)

全敵に宝具アップ1回がかかる
さらに防御ダウン&宝具封印がかかる


次のサポートはフレンドのモルガンにした

徐福は遁甲盤で次の5体を探した。
術式がいつまで保つかはわからなかった。
ローラン隊はアーチャーの銃撃を受けてた。
アストルフォがヒポグリフでアーチャー隊に突撃した。
引き替えに自動追尾宝具を撃たれてた。

ローラン:アストルフォ、避けろ避けろ
アストルフォ:へ?わ、とと、たた?!
ぎゃー、自動追尾-!
かわっ、かわっ、かわっ……いい!
クラス・アーチャー:アストルフォ隊長、
途中で自分が何をしてたか忘れてませんか?
可愛いとかいいだしてますし
ローラン:忘れてるな……我が同僚ながら度しがたい
アストルフォ:裏側に入りこんでなかったら死んでた!
ローラン:生きてたか、もう一度行ってくれ
アストルフォ:人使い荒すぎない?!
ローラン:高機動型サーヴァントは目一杯酷使させてもらうぞ


クラス・ランサー(槍)
クラス・バーサーカー(狂)
クラス・アーチャー(弓)

全敵に宝具アップ1回がかかる

こちらにQuickアップがかかる

クラス・アーチャー(弓)2体
クラス・バーサーカー(狂)

全敵に防御アップ1回がかかる

クラス・ランサー(槍)2体
クラス・キャスター(術)

全敵に防御アップ1回がかかる


次のサポートはフレンドのモルガンにした

西門はバーサーカーの宝具を連発されてた。
ローランはアサシンに気配遮断で後方攪乱を命じた。
曰わく、そこにいると思わせるだけでいい。
ローラン自身、西門へ向かった。
アストルフォはキャスターとアサシンに頼んだ。
ローランが肩で息をしはじめたら連れ戻すようにと。
ヴラドは西門に増援を送った。
藤丸だった。


クラス・バーサーカー(狂)6体
クラス・キャスター(術)5体

開幕で全敵に防御アップ1回がかかる
毎ターン全敵に5000ダメージ&こちらは1000HP回復


次のサポートはフレンドの光コヤンにした

藤丸はランサーに何を召喚したか聞かれた。
秘密ですと答えた。
まあ宝具だろうしとランサーは納得してた。
ローランは藤丸を呼んだ。
ライダーの突撃隊から門や城壁を守るよう頼まれた。


クラス・ライダー(馬)30体

5ターン耐えると終わり

全敵に最大HPアップ
毎ターンチャージMAX&呪いがかかる

こちらはBusterアップ3ターンがかかる


ライダー隊は撤退した。
藤丸は追撃しようとした。
ゴッフが止めた。
今のお前はカール大帝と釘を刺してた。
初戦は王道の勝利だった。

第15節 全面戦争・復権界域(後編)

復権は徐福の術式を解析済みだった。
コンスタンティノスは東西北から攻めるよう命じた。
侵攻は今から2時間後。
全軍疲弊してた。
それでも力を絞り出せと頼んだ。
北の中軍はヨハンナが指揮すると申し出た。
私はただ祈ればいい。
……と聞いてコンスタンティノスは快諾した。

王道は復権の動きを感知してた。
ヴラドは当初、その可能性を考えてた。
しかし復権の攻撃は全力だった。
連戦はないと踏んでいた。

ホームズ:復讐界域は痛手を蒙ったとはいえ、未だ健在
サンチョ:復讐界域と話はつけている
と言う可能性はないでしょうか?
ホームズ:無いと断言はできません
それは公式的な外交手段ではないでしょう
裏切っても国際法が定められてる様子もなし
言えば言っただけ損です
ヴラド:連中はこちらを滅ぼすつもりでいるらしい
ドン:では!どうすればよろしいのか?!
ヴラド:知れたこと
古今東西、こちらを滅ぼすつもりの敵にどうするかなど決まってる
徹底抗戦だ、マスター行くぞ
藤丸:……うん!

ヨハンナが北を指揮してると伝令が入った。
ヴラドは極東のサバを北に向かわせた。
ヨハンナ相手では同じ宗派のサバでは何が起きるかわからなかった。

ヴラド:ホームズ、汝は大丈夫か?
ホームズ:恐らくは
かのドイル卿であればまずかもですが
私自身はそれほどでもありません

ホームズは北、ローランたち精鋭は西、藤丸は東。
術式が破られたと聞いた徐福が森を見に行って帰って来なかった。
藤丸が様子を見に行くと、清姫が炎で森を焼き払ってた。
曰わく安珍様のいない汎人類史など未練もありません。


クラス・アサシン(殺)4体
クラス・キャスター(術)4体

清姫(狂)

清姫は開幕でチャージMAX&やけど
青ゲージブレイクでBusterアップ&こちらの防御強化解除
自身の弱体解除を使う
紫ゲージブレイクで「もしかして安珍様……?」となって終わり


清姫:そちらのキャスターさん?
も、大人しく降伏していただければ……
わたくしの客将として丁重に取り扱ってもいいかなと思うのですが
藤丸:すみません、また今度!
清姫:なるほど、わたくしにもワンチャンあるということですね!
徐福:ものすごいポジティブだなー……

徐福は煙幕弾を放った。
藤丸たちは、その隙に撤退した。

北のヨハンナに王道の銃や矢は当たらなかった。
ヨハンナは開門を命じた。
門が勝手に開いた。

ヨハンナ:私これでも奇跡を担う者なので
どれほど偽者でも、そのくらいはできるのです

西門のコンスタンティノスの宝具、三重防壁は突破できなかった。
アストルフォでは1つくぐるのが現界だった。

アストルフォ:メフメト二世か比肩するサーヴァントじゃないと無理っぽい?

ホームズが西に来た。

ホームズ:開門はしましたが
扉へ向けて大量の瓦礫を投じました
ヴラド:予定どおりの行動か、よくやった
ドン:西門、圧される一方です、このままでは……
ヴラド:そうか……撤退準備
ドンキホーテ……すまぬ
汝から預かった兵、資材、全てを台無しにした形になった
ドン:ワシではここまでやれなかった
勝敗は時の運
ワシが殿を努めましょう
サンチョ:そういうわけにはいきません
例え何がどうなろうと、旦那様は救います
ヴラド:サンチョ、汝は一体……
藤丸:ヴラド公!
東門が……!
(これは通信魔術?藤丸が西門に来たのではないっぽい)

時間軸がさかのぼって少し前。
清姫が東門に現われた。
一瞬で門が焼き払われた。

クラス・アサシン:皇帝陛下より報告です
西門陥落せり、挟撃を開始せよ
清姫:いまから1500のサーヴァントであなた様を挽き潰すつもりですが
藤丸:西門は陥落してない
西門にはヴラド公が健在だ
清姫:確かに……西門が陥落したなら、もう少し騒ぎになってもいいはず……
ウソをついたのはどちらです?
皇帝陛下か、それともあなたか
復権界域はわたくしの地雷を踏みました
これにてお暇させていただきます
復権界域こそはウソのない清廉として領地
そう信じたからこそ、わたくしはここを選んだのです
クラス・アサシン:では王道界域に与すると?
清姫:そちらのキャスターさん
あなたさまは嘘をついておいでですか?
藤丸:ついてる
清姫:……そう、ですか
ではわたくしの身の置き場はどこにもありませんね

清姫は去った。
門の修復はキャスターたちが行ってた。
藤丸&徐福は時間を稼ぎに出た。


クラス・ランサー(槍)
クラス・ライダー(馬)
クラス・セイバー(剣)
クラス・キャスター(術)
クラス・アサシン(殺)
クラス・バーサーカー(狂)
クラス・アーチャー(弓)

5ターン耐えると終わり

全敵に宝具アップ1回がかかる
5ターンで全敵チャージMAX

こちらは最大HPダウン&ガッツ1回がかかる


徐福:総員撤退!
指示通り、城壁を完全に破壊して時間を稼ぐ!
藤丸:そんな指示あったの?!
徐福:あったの!

時間軸が戻って西門の藤丸が経緯を語り終えてた。

ヴラド:すまぬマスター、負け戦となった
ホームズ:(ヴラド公、ミズ・サンチョは私が抑えます
ですから一刻も早い脱出を……)
サンチョ:させません

サンチョはヴラドを拘束した。

サンチョ:復権界域に降伏します
その手土産にヴラド公をと思いまして
コンスタンティノスであれば助命嘆願を聞き届けてくれるはずです
あなたはいつお気づきに?
ホームズ:それなりに前から
あなたはドンキホーテの無事と安寧にのみ心を砕いているように見えた
ただ決断したのはつい先ほどでしょう
ドン:やめよ!サンチョ!
ワシはそんなこと望んでおらん!
サンチョ:では死にますか?
ドン:いや、それは……
ヴラド:ホームズ、マスターに合流し、責務を果たせ!
ホームズ:……承った
ヴラド:いずれにせよ、敗者として誰かが責任を果たさねばならぬ
だが……
サンチョ:カルデアのマスターには手を出すな……と?
ヴラド:そうだ
ドン:やめてくれサンチョ、やはりワシには……
ヴラド:裏切りにためらいがあるようでは信を置かれぬ
厚顔無恥くらいで丁度いい
さもなければ誰にも信を置かれないぞ
サンチョ:私たちは凡庸で、皆様と並んでいい訳がありません
ヴラド:だがドンキホーテは誰もが知る騎士だ
サンチョ:愚か者の代名詞としてでしょう、でも、いいのです
どれほど愚かでもどれほど悔やんでも、私たちは生き残る
生き残らなければならないのです

第16節 勇壮なる騎士のために王が来た

サンチョのモノローグから。
ドン&サンチョはかつてアトランティスから逃げた。
第2宝具を使って、逃亡先がこの特異点だった。
異聞帯の知識を抱えたままここを訪れた稀なサーヴァントだった。
逃げたことに後悔はなかった。
だけどカルデアはやり遂げた。
旦那様には衝撃的な出来事だった。
ドンの精神は死ぬ直前の敬虔な信徒のそれも含まれていた。
物語の最後で騎士道を否定し、
荒唐無稽な物語から身を引き、
穏やかな日常を求めた。
1つだけ計算してなかったことがあった。
大事なのは善良で、臆病でも勇敢でもないという一点。
旦那様は誰もが思ってなかったことをやろうとしていた。

ローラン:ディルムッド、他の連中を連れて撤退してれ
ディルムッド:いえ、私も……
ローラン:俺とアストルフォはいろいろと責任があるからな
アストルフォ:ディルムッドはボクたちがいない間
兵をまとめてもらいたいからね
ディルムッド:了解……ではおさらばです!
ローラン:ここで時間を稼げば
カール大帝ともども何とか引きこもれる
アストルフォ:……あれ?ねえ、あそこにいるの……
ローラン:ドンキホーテ?
それにヴラド公じゃないか
……おい待て、サンチョさんが……!

サンチョはコンスタンティノスに交渉を願い出てた。
コンスタンティノスは交渉に乗り気であった。
サンチョとドンを捕縛する手もあった。
が、ドンキホーテという名前を聞いた瞬間、その考えは失せた。
ただのくたびれた老人、憐れな田舎者
ドンキホーテの物語を知るものであれば、誰でも知ってることだ

ドン:私は遍歴騎士、ドンキホーテ・デ・ラ・マランチャ
王道界域にてカール大帝と名乗り、その意志を受け継いだもの
汎人類史のサーヴァント!
汝らを討つ為に召喚されたものなり!
コンスタンティノス11世、偉大なる皇帝よ
汝に決闘を申し込む!
我が姫、我が従者と我が友に手を出すな
私がまだ立っている間はな

ホームズが藤丸と合流した。
藤丸は徐福には事情を話そうと決めた。

ホームズ:彼女が敵対してもいいんだね?
徐福:むしろ一周回って聞きたくなくなったんですけどー?!
藤丸:ごめん!
ムニエル:緊急通信!敵部隊に間もなく遭遇する
徐福:何この通信?
ホームズ:では敵部隊に対応しつつ事情を説明するとしよう


サポートはNPCホームズのみ

クラス・ランサー(槍)2体
クラス・ライダー(馬)

全敵にスタン1ターンがかかる

こちらは弱体無効1回がかかる


徐福:汎人類史の連中だったのあんたたち?!
いや私も厳密はそうなんだけど!
藤丸:本当にごめん
徐福:……いいわ許す!
その代わり、後で一発殴らせてね
ホームズ:キミは汎人類史への怒りを有してはいないのかい?
徐福:それはやっぱりマスターからもたらされたものだし
私はそれほど影響ないかも
ゴッフ:悪いお知らせと悪いお知らせと、
それから悪いお知らせがあるのだが
ドンキホーテがだね、自分がカール大帝と名乗ってたことをバラして
汎人類史のサーヴァントであるとバラして
コンスタンティノスに一騎討ちを申し込んだ……

ドンは一方的にやられてた。

コンスタンティノス:解せないな
君はなぜ台無しにする
大人しくヴラドを引き渡し、大人しく隠棲すれば良かったのに
汎人類史のサーヴァントである以上
私は君を殺すし君の従者も殺す
ドン:サンチョには……申し訳ないと……思ってるが
ダメだ、譲ってはいけないのだ
サンチョ:お願いします皇帝陛下
私の命なら喜んで差し出します、ですから
ドン:サンチョ!その言葉は許さぬ!
なぜなら汝はサンチョにしてドゥルシネーア!
我が敬愛する姫君であるがゆえに

ドンの脳裏にアトランティスの記憶がよぎった。
一騎当千の英雄たちが目の前で蒸発した。
心が折れた。
騎士道から背を向けた。
気がつけばこの特異点にいた。

ドン:ワシは逃げた
夢の世界から逃げたのだ
そして今、現実からも……逃げようとした
逃げては……失ってしまう
ドンキホーテがどれほど愚かでも
最後まで失わなかった大切なものが泡のように消える……
人を助ける、善き人であろうとすることは
騎士以前、人間としての基本的なあり方だ
今、戦えるのがワシであるならば
ワシは戦わねばならぬ
それが皇帝陛下であろうとも!
コンスタンティノス:ッ!
……その決意には敬意を表するべきか
だが、こちらには彼女に捧げるべき正義がある
許せドンキホーテ、愚者の騎士、善良なる凡人よ

コンスタンティノスが動揺したのは
ドンの態度が自分の最後と重なったんでしょうね。

シートンが現われた。
ローブを脱いだ。
聖光の輝きが1500騎のサーヴァントの目を眩ませた。

シャルルマーニュ:現実から逃げずに立ち向かう
それは騎士として、人間として
最高にカッコイイあり方だ
だったらカール大帝を名乗ったっていいだろうさ
俺が許す、俺が許したから誰だって許せるだろう
我が名はシャルルマーニュ
あるいはカール大帝、即ちヨーロッパの父である
って訳で、ドンキホーテ
新たな任務を命じる
姫を守る為にこの場から離れよ
ドン:お断りする
シャルル:ええ~?
ドン:貴公が真にシャルルマーニュであるか
我々の味方であるか見極めなければならない!
サンチョ、お主は退が……
サンチョ:嫌です、ここにいますさもないと泣きます
ドン:あ、はい
シャルル:ならば見るがいい
我が宝具、我が宝剣、我が輝きを

シャルルは宝具を放った。

コンスタンティノス:この輝きはまさしく……
サンチョ:聖剣ジュワユーズ
ドン:つ、つまり!
サンチョ:本物の、カール大帝……シャルルマーニュ!
ヨハンナ:撤退です
私たちの勝利です
北門前のサーヴァントはほぼ掃討できました
ここで彼らと戦ってあなたを失う訳にはいきません
ホームズ:存命で何よりドンキホーテ、ミズサンチョ
形勢は逆転しているように見えるね
コンスタンティノス:……了解だ、撤退しよう
ホームズ:コンスタンティノス皇帝陛下
私からは話すことはない
それをこちらからの誠実さと受け取ってほしい
コンスタンティノス:……感謝する
総員、撤退!
ブラダマンテ:我が王……
シャルル:己が道を信じろ、そういう星の下で俺たちは戦うんだから
ブラダマンテ:ありがとうございます陛下
そして失礼します

ホームズの誠実さ?
コンスタンティノスの都合悪い何かを察した?

シャルルはカール大帝の代理で来訪した。
ヨーロッパの父としての側面はない。
面白おかしい伝説を残したシャルルマーニュ。
若き冒険者時代みたいな感じらしい。
王の側面と殺しあいの内輪もめをした。
とりあえず和解して、その側面に託された。
12勇士の連鎖召喚で聖杯から召喚されていない。
本気の力を振るえるのは頑張って2回くらい。
何もしなくても48時間くらいで退去する。

アストルフォ:王様-!何の為に来たんだよ?!
シャルル:そりゃカルデア+お前たちを助ける為だぞ
アストルフォ&ローラン:え?
シャルル:俺が大事な友達、大事な部下を見捨てる薄情者に見えたかこの野郎
ローラン:いやまあ……そんなことしないと思ったが
わざわざそんな理由で?
シャルル:カッコイイお前たちを助けるとか、最高にカッコイイだろ
まあドンキホーテのカッコよさに参っちまってな
力を発動させちまった
ドン:いま唐突に変な名前が出てこなかったか?
サンチョ:確かに仰いましたよ、ドンキホーテは最高の騎士ですと
ドン:いやそれは言ってないよね?!
サンチョ:言いました、聞こえました、ね?
シャルル:……おう!
ドン:言わせたよ!無理やり言わせちゃったよ!
ヴラド:サンチョ
余はたまに空気を読む男であるが
無かったことにする
これが一番の解決策であると思うが、どうか
危機を招いたのは余の失策である
この話は余にとって不名誉なものになりかねない
大帝よ、これでいいかな?
シャルル:大帝オーラはないんだが、ま、いいんじゃねえの?
俺の存在を信じないやつ
汎人類史だって敵対するやつ
500残れば恩の字ってとこじゃないか
それでもサンチョ・パンサ、ドン・キホーテ
俺に、俺たちについてきてくれるかい
具体的にいうとコイツに!
藤丸:え?
サンチョ:元々、私たちは汎人類史のサーヴァント
選択の余地はありません
藤丸:問題なし、一緒に戦おう
ホームズ:しかしドンキホーテが危地に陥ったなら?
サンチョ:……もちろん裏切りません
アストルフォ:眼を見て眼!
ホームズ:あなたはそれでいい
いざとなれば私が見抜くだけだ
シャルル:残存サーヴァントに声がけだ
そもそも汎人類史が消えたら死ぬだろとでも言っておけ
ホームズ:私も未だ概要をつかみかねてるのだが
なぜ彼らは叛逆する?
シャルル:叛逆なんて理由はただ1つだろ
耐え難い怒り、どうしようもない激情
サーヴァントを召喚したマスターの意志に沿っているのは
間違いなく復讐界域だろうな

第17節 皇帝は笑う

クリームヒルト:あなた、私たちのマスターについて知ってる?
ずっと観察してたけど、マスターに義理立てしている様子はないし
企んでるけど害にはならない
私たちのマスターって誰なのかしらね……
張角:一言で申し上げると、人類代表でしょうか
いずれにせよ我らは汎人類史に叛逆する
それさえ覚えていただければ問題ありませんぞ
クリームヒルト:ふぅん、まあいいわ
相手は王道界域を半壊させ撤退してくる復権界域
遠征の疲労はあるけど油断はしていないでしょう
それでも、この一撃が上だと言える?
張角:こればかりは断言できますな、はい
ただまあ、一騎が必死に庇えばもう一騎は助かるでしょう
クリームヒルト:好きよそういうの、とても無様だもの

張角は傀儡弓兵起動を命じた。
標的復権界域。
距離21.3キロ、行軍速度時速9キロを維持
黄巾傀儡兵、襲撃開始。
欺瞞魔力波発動。

張角:間近で聖剣魔弓が発動すれば
21.3キロ先のこれには気付かんでしょうな

源為朝が宝具を放った。
己が何をしているか、なぜ宝具を放とうとしてるか。
誰にこの矢を向けようとしてるのか。
それはわからない、知りたくもない。
淡々と宝具を発動した。

ヨハンナは嫌な予感がした。
ブラダマンテは総員警戒を命じた。
黄巾傀儡兵が100ほど現われた。
空が赤くなった。
付近に大きな魔力反応があった。
幻獣クラス、あるいは対軍宝具。

ヨハンナ:コンスタンティノス、防いで!

コンスタンティノスは三重防壁宝具を展開した。

ヨハンナ:あ、私かぁ

三重防壁伝説ではたった1つの門を施錠し忘れて陥落した。
その穴から自身が狙われているとヨハンナは知った。
コンスタンティノスの宝具はビザンツの伝説の具現化。
現実にあったものを再現するもの。
であるならば、それで守護されるのは現実に存在した者のみではないか。
架空の存在であるヨハンナは対象外。
その可能性がなくはない。
彼もまた自分の推論に辿り着いていた。
コンスタンティノスはヨハンナを庇った。

クリームヒルト:仕留めたわ、皇帝

コンスタンティノスが召喚された日の回想。
魂に刻まれた汎人類史への叛逆。
殺すべき女性に出会った。

ヨハンナ:ではあなたと私は敵ですね
コンスタンティノス:そのようだ猊下
ヨハンナ:あー!猊下呼ばわりはやめてください
嫌みですかこの野郎、どうせ私は夢物語ですよ!
さー、殺すなら殺しなさーい!
コンスタンティノス:待て、君は理解してるのか
自分が歴史に存在しないということを
ヨハンナ:は?そりゃまあそうですけど?
伝説にもなれず否定されたのだから歴史のくずかごにもでも行けと?
コンスタンティノス:そこまで言ってないよ?!
ヨハンナ:殺すなら抵抗しますが、無駄じゃないですかね?
だって私は否定されたから
あなたが叛逆する汎人類史に
コンスタンティノス:私は先に召喚されたクリームヒルトとは
致命的に相性が良くない
自分がサーヴァントをまとめた方がいいと思っていた
私は君の復権を約束しよう
君を汎人類史に確かに存在したと組み込んでやる
ヨハンナ:マ……まじでやるの?!
……最悪のタイミングで寝返ったりしますよ?
一応、汎人類史のサーヴァントなので
コンスタンティノス:それならばそれまでと諦めるさ
君の為なら暗君になるのも悪くない
何しろ反逆者だからな
ヨハンナ:わーかーりーまーしーたー!
くっそう、誘惑に屈した私の負け!

コンスタンティノスは玉座で目覚めた。
キャスターが治療してた。
霊核が破壊されたので無駄だった。
術式で街中のサーヴァントに語った。
復讐界域に降るか王道界域に向かうよう命じた。
ヨハンナは汎人類史のサーヴァント。
汎人類史への叛逆は全て彼女の復権の為。
俺の嘘に憤怒を感じて復讐界域に向かうならそれでいい。
この界域は私とともに滅ばす。

コンスタンティノス:ヨハンナ、君は王道界域に行け
ヨハンナ:嫌!
コンスタンティノス:ブラダマンテ、頼めるか?
汎人類史を認められない
なのに汎人類史を頼ろうとする
ブラダマンテはその矛盾を受け入れているのだろう?
あの真のシャルルマーニュが現われたときに
ブラダマンテ:……はい
コンスタンティノス:それならやるべきことは理解できるね?
ブラダマンテ:もちろんです
ヨハンナ様、失礼します
皇帝陛下、おさらばです
あなたの道にご武運あらんことを
コンスタンティノス:君もだ、シャルルマーニュ12勇士
ヨハンナ……楽しかったよ、さらばだ
ヨハンナ:バカ!私の方がもっともっと楽しかった!

多くのサーヴァント達は逃げなかった。
皇帝とともに残るのを選んだ。

クリームヒルト:降伏する猶予を与える必要はないわ
皆殺しにしなさい
無様な夢を見て無様に朽ち果てる
それが彼らの選んだ道なのですから
張角:まあ奴ら自身は欠片も無様と思っておらぬでしょうが
クリームヒルト:でしょうね
それが私には苛立たしいわ

コンスタンティノスは戦いつつ、いつの間にか荒野にいた。
ああ、ここが……外だったか。
コンスタンティノスは消えた。
復権残存兵2238騎、全滅。
王道へ転換を望んだのは542騎。
ヨハンナを慕い、ヨハンナの想いを知ったサーヴァントたち。
汎人類史の人間に問いたださねばならない。
空想の彼女についていかなる感想を持つのか。

カドックは復讐界域に入ってた。
モリアーティが現われた。
ここで会ったことは秘密にするように脅した。
カドックの首輪を解除する、あるいは作動させる、と。
首輪を作動させろとカドックは命じた。
マシュは拒否った。
カルデアの情報を狙っているとカドックは思ってた。
モリアーティ曰わく異星の使徒になった時点で
大体のことは把握しているらしい。

モリアーティ:卑屈なようで卑屈でなく
自虐的なようで自虐的でなく
獲物を狙う狼の眼だ
カドック:……
モリアーティ:おや狼に思うところがあるのかね
君の使う魔術を犬とでもからかわれたか
カドック:……気持ち悪!
一瞬でそこまで読むか普通?!
マシュ:ということは正解なんですね
そういえばベリルガットがちょくちょく
ワンワンワーンと吠えていたのは……
カドック:的確に嫌な事を思い出させるな……
マシュ:わわわ、申し訳ありません!

モリアーティは張角が気になってたらしい。
カドックとの協力体制を申し出た。
カドックは即答した。

カドック:奇問遁甲は消えていると思うけど
用心するに越したことはない
モリアーティ:張角は砦の警備にひどく拘ってた。
自分の分身ようなものを置いてまでだ
しかも自分を分身と思ってない
自分を張角と思い込ませてまでだ

警備はまだ巡回してた。
近日中に砦は修復されるとモリアーティは見てた。


モリアーティのみ出撃

クラス・アーチャー(弓)
クラス・セイバー(剣)


カドックはモリアーティに攻撃が当たらないのを訝しがってた。
攻撃は確かに届いてた。
でも損傷がない。
なんの幻霊が混ぜ込まれたのか、と。

モリアーティは扉の暗号をカンニングしたようにすぐに解いた。
6400京の組合わせから答えを当てたらしい。

カドック:あんたはここに何があるか知ってるのか?
モリアーティ:私だって知らないことはある
これはその内の一つだ
張角がクリームヒルトに黙ってたとなると
ほぼほぼ絞られるがね

魔獣の咆哮が聞こえた。

モリアーティ:なかなか迫力ある魔獣だな
カドック君どう思う?
カドック:あんたがついてきてくれて
とりあえず良かったと思うよ
まさかここまで厳重とは……


NPCモリアーティが2人出撃

守衛魔獣(殺)

魔獣は自身に回避2回を使う

モリアーティは毎ターンHP5000減少を使う


分裂してたモリアーティが戻った。
異星の使徒の力を見せたかったらしい。
奥の扉を開けると拘束されたジークフリートがいた。

モリアーティ:これで張角の狙いはわかった
ジークフリート:彼は復讐界域の副将だったな
カドック:あんたは汎人類史に反逆心を抱いているのか?
ジークフリート:ない
カドック:それじゃあ、少しコイツから離れてくれ
こいつはアンタを向こう側にする力を持っている
モリアーティ:使わないさ
それでは運命が狂うからね
カドック:現状は計算どおりって言いたいのか?
手のひらで力を転がす快感は僕も知ってるけど忠告する
それは破滅も同義だぞ

モリアーティは去った。

カドック:クリームヒルトはあんたの妻に当たるよな?
彼女と戦えるのかって話
ジークフリート:戦える
俺は英雄でありサーヴァントだ
カドック:真面目だな、すぎるほど真面目だな
マシュ:第1特異点でもジークフリートさんは生真面目でしたから
ジークフリート:では今回はユーモア溢れる感じでいってみよう
カドック:この僅かな時間の会話でわかるが
気の毒になるほど向いてないぞ

クリームヒルトはコンスタンティノスの聖杯を手に入れた。
自身の霊基を強化してた。
残る王道界域は消化試合。
張角は風に当たりに外に出た。

張角:ジークフリートが奪われたか
汎人類史め、一度調べた場所をもう一度調べに来るかのフツー

クリームヒルトは張角を呼んだ。

クリームヒルト:ジークフリートって言ったわね?
張角:聞こえてしまいましたか
クリームヒルト:読み取られることを知ってたでしょ?
張角:なので、ここにいる間はジークフリートに関して
考えないようにしておったのですが
……あの男は敵になっても味方についても問題でした
あなたという復讐界域の楔が乱れてしまってはならない
復権界域でさえ、コンスタンティノスが壊れただけで総崩れですからな
クリームヒルト:私は彼を待ってたのよ
私はこの世の誰よりも彼に復讐する権利がある

クリームヒルトの回想になった。
ジークフリートが死んだ時、私の心も死んだ。
私を何より打ちのめしたのはハーゲンの台詞だ。
背を刺して彼を討ち、戦いを終わらせる。
それが彼の提案だった。
あいつのしたことは。
俺のしたことは。
何もかも無駄になった。
貴様のせいだがな、クリームヒルト。
呆然としていた私を、誰かが罵って切りつけた。
この激情は、この憎悪は、おまえのせいか。
クリームヒルトの脳裏にジークフリートが浮かんだ。

クリームヒルト:あの男は間違いなく
私を殺そうとするのよ

第18節 女教皇、奮い立つ

藤丸は玉座にいた。
シャルルは2日後にはいなくなる。
いまから玉座慣れしろとシャルルは命じた。
これから対復権、対復讐の会議をしようとしてた。
ローランが現われて、復権が崩壊したと告げた。
驚く間もなくブラダマンテが乱入した。
曰わく王道に与するか、王道を支配するか、ぶん殴って決めたい。
ブラダマンテと5騎、ヨハンナはマスター代理。

藤丸:清姫はいる?
ブラダマンテ:いませんけど……そちらにお邪魔してません?

王道はホームズ、ローラン、アストルフォ、ドン、残りは自由枠となった。

ブラダマンテ:あれ?王は……
シャルル:しーっ
ブラダマンテ:……そういうことであれば
ヨハンナ:ブラダマンテ、今ので理解できたの?
ブラダマンテ:拠ん所なき事情があるとだけは


ホームズ、ローラン、アストルフォ、ドンは固定出撃

ブラダマンテ(槍)
クラス・セイバー(剣)
クラス・ランサー(槍)
クラス・キャスター(術)
クラス・アサシン(殺)
クラス・バーサーカー(狂)

ホームズはスター率アップ
ローランは無敵3回がかかる
2ターンでNP減少がかかる

全敵に最大HPプラス
無敵2回3ターン&弱体無効2回3ターンがかかる
3ターンで宝具アップがかかる

ブラダマンテは単体にチャージプラスを使う
紫ゲージブレイクで無敵貫通4ターンがかかる

ドンは毎ターンスター獲得がかかる


ヨハンナ:私の命はどうでもいいのです
ですが彼ら彼女らは迷い鳥になってしまいました
どうか皆を救ってください
どうぞ私を利用してください
ドン:あの百面相はどういうことなのかの?
サンチョ:ヨハンナ様は汎人類史に軽く敵意を抱いております
ですが復権界域のサーヴァントを救う方を優先したいのでしょう
ヨハンナ様は彼らの意志を汲み取って
どうだ役に立つだろーとアピールしているのです
自分が死ぬと王道・復権の連合が果たせないのは百も承知
自分は役立たずアピールして
飼い殺してくれないかなーと考えているのでは
ヨハンナ:そこのサンチョ様
人の!心理を!的確に!読まないでください!
藤丸:教皇猊下
敵意を持っていても仕方ないですけど
どうか助けてください
ヨハンナ:わかりました、私にできることがあれば
ミスターホームズ?あなたの仕業?
ホームズ:このように対応すれば
キミにとって一番の弱みを突けると私が教えた……
と言いたいのかな?それは違う
ミス藤丸は自分の意志として申し出たんだよ
女教皇ヨハンナ、キミは強いものには強い
英雄、英傑にも臆さない
汎人類史に元から反逆心があるからだ
だが弱者の嘆願には弱い
なぜならキミは教皇!
か弱き民のあまたの信徒の代弁者
ゆえにキミは弱者の嘆願を見捨てることはない
その弱者が熱心な信徒でないとしても
キミの愛がそれを許さないのだ
……違いますか誇り高き女教皇ヨハンナよ
ヨハンナ:いいわ、旗印にでも何でもなったげる
その代わり、こっちの界域の皆を囮に使うとかは無し無しで!
シャルル:シャルルマーニュが確約する
そんな姑息な真似は絶対にしないと
ブラダマンテ:これでも兵数は1005騎
復讐界域は12000騎と推測されています
英霊級の割合も私たちより高いかと
ヴラド:兵数10倍を覆すには策がなければな
シャルル:やることは、ほぼほぼ1つしかない
ヴラド:精鋭による突貫で、クリームヒルトの首級をあげる
他のサーヴァントには殿を努めてもらい追撃を防ぐ
シャルル:最前線に俺、アストルフォ、ローラン、
ホームズ、ブラダマンテ、ディルムッド
ここら辺を投入する感じか
ドン:ワシもワシも是非最前線で!
シャルル:貴公には中陣を担ってもらう
最精鋭といえども……1騎生き残ればいい方だろうさ
そのときが来たら、貴公が次の先陣だ
サンチョ:うぅ……旦那様……
ドン:さすがにこれは参陣せねばサーヴァントとしてダメだと思うぞ

カドックが戻って来た

アストルフォ:カドック、誰かみつけたの?
カドック:ああ、入ってきてくれ
ジークフリート:我が名はジークフリート
王道界域および復権界域連合に参陣する
アストルフォ:マジか-!

カドックはホームズにモリアーティとの会話を教えた。
カルデアの通信ログは破壊されてた。
モリアーティの推理はできなかった。

ホームズ:彼が異星の使徒であることが原因か
どうあっても私では勝てないかもしれない

藤丸はシャルルに城壁に呼ばれた。
曰わく俺だけが話し合うことができる。
シャルルは藤丸を物陰に隠れさせた。
ヨハンナが現われた。
俺は幻想に寄った存在でヨハンナと似たようなもの。
あんたを偽者と嘲る奴は汎人類史にそうはいない。
望まれたから伝説が残った。
誰にも望まれてないなら伝説は泡のように消える。

ヨハンナ:コンスタンティノスもそう言ってました
君が歴史に残っていることにこそ、意味があると
どうしてあなたは耐えられるの?
自分の人生が無意味な空想と理解しても
シャルル:俺がここにいると信じてくれた人のため、剣を振るうからかな
ヨハンナ:私は……汎人類史に怒りを抱いて叛逆に手を貸したのよ
シャルル:それを罪と感じてること自体
やっぱりあんたはこっち側なんだよ
ヨハンナ:コンスタンティノスはこうなることを予見してたのかしら
シャルル:予見はしてないと思う、ただ……
あんたがどっちを選んでもいいと思っていたのかなとは考えてる
ヨハンナ:どうしてそこまで……
シャルル:それを言うのは野暮ってもんだろ
それはまあブラダマンテに聞いておけ
汎人類史に怒りを覚えているやつなんて結構いるもんだ
そして「それでも」と言える奴が召喚に応じてるんだろう
ここから退去するまでに「それでも」と言えるか考えて欲しい
ヨハンナ:わかりました、考えて……みます

藤丸は物陰から出てきた。

シャルル:悪かったな隠れさせて
藤丸:私がいると本音がでなかったかも
それでもと言ってくれるよう頑張りたい

ヨハンナと入れ替わりにジークフリートが現われた。
シャルルは空気読んで去った。
ジークフリートは頼みがあった。
藤丸はカルデア通信を切った。
頼みを聞いた藤丸は絶句した。

ヨハンナはブラダマンテにコンスタンティノスの話を聞いた。

ブラダマンテ:相思相愛だったからだと思うんですが
ヨハンナ:あれ?……え?
ブラダマンテ:ウッソでしょ、まさかマジで気付いてなかったんですかっ
ヨハンナ:友情とか、親愛とか、家族愛とか?
あと同情とか……
ブラダマンテ:そういうの全部ひっくるめて
好きだったんだと思いますよ
恋愛経験ゼロですか
ヨハンナ:ガッツリあったらしいんですけど、忘れてしまいました
そもそもが偽者ですし私
つまり、記憶にない私の元彼(?)は
顔もわからない二次元の男……
ブラダマンテ:やめましょう
そういうアレは際限なく闇が吹き出てくるからやめましょう
皇帝陛下は好きな方の幸福を願うことができるひと
ヨハンナがこの戦いを振り返った時
その胸に幸福があるなら
それこそが皇帝陛下にとっての最大の報酬になるはずです
ヨハンナ:それは難しいかもしれない
だってあの人が死んだのはやっぱり……悲しいことですから
ブラダマンテ:幸福があったからこそ、
失うことは悲しいのではないでしょうか
ヨハンナ:そう……そうよね
ありがとうブラダマンテ

ホームズ:私が目の前にいるのに
何の用心もなく手がかりを与える?
それはそれで別の疑念が生じてしまう
それこそが彼の狙いかもしれない
モリアーティ、キミは私の何を知っている?

モリアーティ:この戦いはどちらが勝利するか
この際だ、カルデアが望ましいと言ってしまおう
ホームズを打倒するという正当な動機が生まれるからな

第19節 騎士たちは華やかに、あるいは誰にも知られずに

マシュのオルタナウスは間に合わなかった。
シールダーがいないと痛手とカドックは愚痴った。
藤丸はカドックの足を踏んで肘打ちした。
アーチャー対策はジークフリートの宝具で耐える。
そしてアーチャーが撃ってきたら、アストルフォがぶっ倒す。
サンチョは聖杯を藤丸に託した。
ドン、徐福は中陣。
ディルムッドは殿。
出陣!と藤丸は号令を出した。

クリームヒルトは全面戦争を命じた。
王道の人数はたった1005騎。
死兵とクリームヒルトは評した。
狂った兵士には狂った兵士しか戦えない。
臆したら相手がつけあがる。
為朝は最前線のサーヴァントを片っ端から射殺するよう命じた。


サポートはフレンドのモルガンにした

クラス・アサシン(殺)
クラス・バーサーカー(狂)
クラス・セイバー(剣)2体
クラス・ライダー(馬)2体
クラス・アーチャー(弓)2体
クラス・キャスター(術)2体
クラス・ランサー(槍)2体

7ターン以内に10騎倒せないとゲームオーバー

全敵にクリ率アップ1回がかかる


藤丸は活性アンプルを打ってた。
カドックは藤丸を抱えて走った。
余裕あるサーヴァントはいなかったから。
伝令が入った。
新たな魔獣が投入された。
殿が追いつかれて戦闘になってた。


サポートはフレンドのモルガンにした

クラス・セイバー(剣)
クラス・ランサー(槍)
クラス・アーチャー(弓)2体
クラス・アサシン(殺)
クラス・ライダー(馬)
クラス・キャスター(術)
呪毒蟲(殺)5体

全敵サーヴァントにクリ率アップ1回がかかる
呪毒蟲は毎ターン確率でスタン1回3ターン&呪い3ターンを使う

7ターン以内に10体倒せないとゲームオーバー


殿のディルムッドの元にアサシンも残ってた。
曰わくハサン・サッバーハに届かなかった未熟者。
しかし死は恐れぬと。

先陣が復讐界域の門に近づいてた。
復讐は為朝を起動した。
為朝宝具を放つと、ジークフリートが直感した。
ヨハンナやブラダマンテ、復権のサーヴァントの証言。
それらからホームズは矢が飛んでくる方向を推理してた。
先陣の全員がジークフリートから離れた。
宝具を放とうとするジークフリートに
復讐のサーヴァントが阻止に向かった。
為朝の矢は周囲一帯を吹き飛ばす。
それでも小さな軍が滅べば勝利となる。
藤丸はサーヴァントを召喚した。
ジークフリートから伝えられた範囲の境目に。


サポートはフレンドのモルガンにした

クラス・アーチャー(弓)
クラス・キャスター(術)2体
クラス・バーサーカー(狂)
クラス・ライダー(馬)2体
クラス・ランサー(槍)2愛
クラス・アサシン(殺)2体
クラス・セイバー(剣)2体

6ターン以内に10体倒せないとゲームオーバー


為朝の矢はジークフリートの宝具で相殺した。
ジークフリートは無傷だった。
為朝を起動したキャスターは動揺してた。
それが誰なのか知らされてなかったから。

次のサポートはフレンドのモルガンにした。

為朝は矢をはずされた技量に驚いてた。
剣で矢を防いでも魔力が彼を消し飛ばす。
軽症と呼ぶのもおこがましい傷しかない。

為朝:軌道修正、再演算開始
キャスター:おい、勝手に……?!
矢を撃つのはこちらで指示する!停止だ、停止しろ!
緊急停止システム起動せよ
アサシン:システム拒否、エラー!
キャスター:じゃあ何か?!鎮西八郎源為朝はもう……
アサシン:はい、自力での射撃が可能です
キャスター:魔力をカットして、直ちに……

為朝はキャスターを殺した。
仮称:竜に向けて宝具を狙った。
矢を3本に増やした。
塔の魔力供給制御も解除した。

アストルフォ:捉えた!
アストルフォ、離脱します!
カルデアのマスター、我が王、12勇士の同胞よ、さらば!
シャルル:頼むぞアストルフォ、肝心なときにドジるなよ絶対!
ローラン:なにかもう祈るしかないぞ、不安だけど
ブラダマンテ:アホなこと考えないで集中してね!
アストルフォ:今から死地に赴く仲間にかける言葉じゃあないな!
藤丸:アストルフォ、頑張って!
ジークフリート:光った!
目標15.8キロ、塔最上階


6ターン以内に10体倒さないとゲームオーバー

クラス・アーチャー(弓)
クラス・バーサーカー(狂)
クラス・キャスター(術)2体
クラス・ライダー(馬)2体
クラス・ランサー(槍)2体
クラス・アサシン(殺)2体
クラス・セイバー(剣)2体


ジークフリートは2射は相殺した。
1射は間に合わない。
矢は直撃した。
彼の宝具は肉体のダメージを削減すると為朝は察した。
獣が飛んできた。
迎撃した。
矢は魔獣をそのまま通過した。
為朝の解析は終わった。
どの程度透過可能かはわからない。
だが永劫ではない。
もしそうなら、こちらに向けて飛びつつ透過し続ければいい。
そうしないのは制限があるからだ。
一斉射撃の内、3本がアストルフォに刺さった。
次元移動を繰り返し、為朝に肉薄した。
透過しなかった矢がヒポグリフに刺さった。
アストルフォは馬上から離脱した。
為朝は再装填した。
アストルフォはランスを手にしていた。

アストルフォの回想が挟まった。

ホームズ:あの塔の機構はサーヴァントを固定砲台に仕立て上げるシロモノだ
おそらく彼ないし彼女は動けず
両脚からの供給が途切れれば死ぬ
シャルル:じゃあアストルフォ、お前あれ使えるんじゃね?
アストルフォ:あれ?
シャルル:宝具のランスだよ
決まりだ、謎のアーチャーの攻撃を防ぐのはジークフリート
攻撃はアストルフォ

ヨハンナ:あの弓兵を討つのがあなたなのでしょうか?
……あの弓兵は仕事を果たしただけです
それはそれとして、好きだった人を殺されて
もう滅茶苦茶ムカついてるので!
どうか仇を討ってください!
服祝とか、ご入り用ですか?!
アストルフォ:貰えるものは何でも貰いまーす!

心臓を貫かれてもアストルフォは不敵に笑った。
トラップ・オブ・アルガリアを放った。
ほんの少し、アストルフォは死なないでいられた。
奇跡はそれだけで十分。
あとはパラディンの務めを果たすだけ。
ランスが為朝の魔力供給を断った。

為朝:演算不可能、供給停止
兵器として生きたなら、兵器として死ぬべきか
汝は鎮西八郎源為朝を討ったのだ
大いに誇り、大いに語れ
アストルフォ:だけど今回はちょっとずるをしたからな
次、正々堂々と戦って倒したら、誇らせてもらおう
為朝:次は私が勝つ
アストルフォ:やれるもんならやってみなー!

2人は消えた。

藤丸たちは正門まで100メートルに到達してた。
門はAランク宝具5発に耐えると測定結果が出た。
しかも反射術式で生半可な宝具では跳ね返る。
なので応報門と呼ばれてた。
俺の出番もここまでとローランは理解した。

ローラン:おさらばですマスター
汎人類史について大正解だ
あんたたちは面白かった!
ドンキホーテのじい様にも伝えてくれ
あと通信で登場する可憐な少女にも
ブラダマンテ:短かったけど、久しぶりに共闘できた光栄でした
ローラン:ありがとよ!
あと、短いのは敵に回ってたせいだからね!

復権は門前30メートルで停止。
術式を複数重ねよと張角は命じた。

張角:力ではなく更なる概念で開くならば、
あっさり開くかもしれんぞ

デュランダルの柄に聖人の遺物が収められていた。
応報門に剣を掲げた。
弓の一斉射撃がローランに刺さった。

藤丸:ローランは無敵なはずじゃ?
シャルル:それじゃあ門を開けない
だからあいつは捨てたんだ
いや捧げたんだろうさ、奇跡に、その全てを

奇跡にはまだ足りなかった。
全てを捧げるとローランは念じた。

ローラン:何だ……あと俺に捧げられるものは……
でもまさかこれか?
俺の記憶と記録全てを捧げる!
他者の記録と記憶も全て!
この門が開き、誰が死んだのか、永遠に理解されなくともよい
ここで誰と共に戦えたのか、その歓喜すらも捧げよう
シャルル:よし!門が開き始めたぞ
なんで門が開いたかわからないが、急ごう
張角:門を開いたのは誰だ?!
裏切り者か?!おのれ……

門は閉じた。
そこにはなにもない、
誰が門を開いたのか、
覚えておくマスターも
カルデアも、敵も味方も。
それでいいと    は思い、消えた。

なんかデウスエクスマキナっぽい。
Sランク宝具で破った方がまだいいような。
どっちにせよ御都合主義的だけど。
マギレコのQBとういの契約にも似てる。
いろは以外、ういの記憶がなくなったやつ。
奇跡を叶えた主体はこの特異点の真のマスター?

第20節 されど、復讐には届かず

カルデアの通信は途切れた。
ここからは二手に分かれる。
ジークフリート、ブラダマンテ、ドンキホーテ、サンチョ
ヨハンナ、ホームズ、藤丸、カドック。
あとはそれ以外が門を守る。
藤丸たちは突撃。
シャルルは吐血した。
藤丸が代わりに言った。
総員、突撃!と。
教皇が宣言した。
さがれ、さもなくば伏せよ。
300騎の大半のサーヴァントが重圧で動けなくなった。
異教のサーヴァントには効かなかった。


サポートはフレンドのモルガンにした

6ターン以内に全て撃破しないとゲームオーバー

クラス・セイバー(剣)3体
クラス・アーチャー(弓)2体
クラス・ランサー(槍)

アーチャー、ランサーは宝具封印&スキル封印がかかる


シャルルは残敵をジュワユーズで薙ぎ払った。

藤丸:大丈夫?
シャルル:玉座に着くまではどうとでもなるさ

クリームヒルト:あなたがジークフリートを封印していたのは
心底腹が立つけれど
ま、いいわ、全然いいの
この界域は、この復讐は、あれのためのもの
あなたなりの目的があったようだけど
それは果たせるのかしら
張角:この戦いに勝てば無論
カール大帝の聖杯、それを手に入れればワシの……
否マスターの勝利です

張角が藤丸たちの前に現われた。
ジークフリート、シャルル、藤丸、カドックが先へ。
残りが張角を抑えた。

ホームズ:本特異点最強の道術使いとして、
敬意を以て対峙させていただく
張角:それはそれで気持ちがええものじゃ
では殺すか

王城の藤丸たちはバーサーカーに阻まれてた。

カドック:召喚だ藤丸
藤丸:何とか……!

藤丸は倒れかけた。

カドック:しっかりしろ!
藤丸:ごめん、まだ行ける!
カドック:召喚は2騎までにしろよ!


サポートはNPCジークフリートのみ
3騎まで出撃可能

5ターン以内に10体撃破できないとゲームオーバー

クラス・バーサーカー(狂)
クラス・セイバー(剣)
クラス・キャスター(術)2体
クラス・アサシン(殺)3体
クラス・ランサー(槍)2体
クラス・ライダー(殺)
クラス・アーチャー(弓)

バーサーカー、ランサー、アーチャーは毎ターンチャージプラスがかかってる


藤丸の背後にアサシンが現われた。
カドックが庇った。
カドックの脳裏に今までのクリプターの記憶がよぎった。
藤丸は敵でもあったが、嫌いでもあったが
オフェリアがペペロンチーノが全てを捧げてつないだ命であり
自分よりもよっぽど可能性に満ちている。
ここが良いゴール地点だろう。

???:もちろん、そんなこと許さないのだけど

アナスタシア?がアサシンを凍結させた。

???:頼まれたんだもの
カドックを守ってあげてと
それが私の、アナスタシアの、ヴィイのお願い

ただの精霊の残滓。
アナスタシアの命で助力しているにすぎない。
守られる自分が、本来は劣等感に襲われるはずが
なぜか妙に誇らしかった。

カドック:活性アンプルを僕にも寄こせ
ヴィイの力が少し残ってる
少しはお前をフォロー可能ってことだ


サポートはNPCジークフリートのみ

5ターン以内に10体倒さないとゲームオーバー

ゴーレム(狂)3体
呪毒蟲(殺)3体
クラス・キャスター(術)
クラス・アーチャー(弓)
クラス・ランサー(槍)
クラス・バーサーカー(狂)
クラス・セイバー(剣)

キャスターは毎ターンチャージプラスがかかってる
開幕でクリ率アップ1回もかかる
毎ターン全敵クリ率ダウン1ターンもかかる
こちらは毎ターンクリ率アップ1ターンがかかる

蟲は毎ターン確率でスタン1回3ターン&呪い3ターンを使う


清姫が現われた。
藤丸に聞いた。
この特異点を滅ぼすつもりですかと。

藤丸:その通りだよ
清姫:嘘つきの汎人類史に手を貸すのは願い下げですが
嘘をつかないあなたに手を貸すのは問題ないでしょう
カドック:なんでそこまで?
清姫:はて、なぜでしょう?
あなたがそうやって立ち上がれるならば
わたくしは十分に幸福みたいですわ
カドック:大変そうだな、お前……
藤丸:そうかな?
カドック:自覚持て自覚!

シャルルも清姫に加勢した。
ジークフリートと藤丸、カドックは玉座に向かった。

張角は道術を唱えてた。

ホームズ:(本来は神仙に守護を要請するものだが
自分自身を神に近しいものとしたか!)
ミス・ブラダマンテ、防御に専念したまえ!

ヨハンナがブラダマンテにバリアを張った。

張角:ぬしが女教皇か
お主、それで本当にいいのかのう?
汎人類史に反骨心を抱いていたのではないか?
ヨハンナ:それについては、棚上です
それよりもっと大事な人を奪われたのですから

クリームヒルト直属、英霊級サーヴァントが現われた。
誰かが狙撃して消滅させた。
善住坊だった。
曰わく、こんな好機見逃すはずがない。
最初から、この特異点、消滅させる側だったと。

張角は善住坊に道術を放った。
そのまま食らって善住坊は倒れた。

張角:(反撃はなし、罠はなし、呪詛返しもなし
ワシの油断を誘う為だけに死んだ?!)

ドンキホーテが宝具を放った。
……と思いきや、ブラダマンテが宝具を放った。
それはただの目眩ましだった。
ドンキホーテは第2宝具を放った。
張角の力は抜けた。
その隙にブラダマンテがトドメを刺した。
張角は砂のように消えた。
この張角も分身?

玉座にクリームヒルトがいた。

クリームヒルト:あなたは私の愛を裏切った
私はあなたの仇を取るために全てを賭けたのに
あなたは最初から命を投げ捨てていた
許さない、許さない、許さない……!
カドック:(聖杯のせいでトップサーヴァントに格上げされている
恐らくスペックはジークフリート以上か……)
クリームヒルト:あなたの聖剣と私の魔剣
どちらが強いかは明白じゃないかしら
ジークフリート:互いに本物のバルムンク
相手にとって不足はない
クリームヒルト:相手が自分よりどれ程強いか
そんなのも見抜けないなら
あなたは英雄じゃなく
愚者の方が相応しいわねぇ?!


NPCジークフリートはスタメン必須

クリームヒルト(狂)

全耐性
攻撃アップ
最大HPアップ
毎ターン、クリ率ダウン1ターンがかかる
必中1ターンを使う
タゲ集中1ターンを使う
自身にタゲ集中を使う
防御ダウン2ターン&スター率ダウン3ターンを使う
青ゲージブレイクで終わり
宝具は左端のサバが狙われる?

こちらは毎ターン、クリ率アップ1ターンがかかる

ジークフリートは被ダメージ減少&生贄不可&永久睡眠不可がかかる

なぎき、モルガン、バニヤン、サロメ、エリセを出した
ジークフリート1人残ってギリギリ削りきれた


剣術も技術もあったものではない。
だが有り余る魔力が、憎悪が、それを覆す。
ジークフリートの倍以上の速度で
倍以上の剣撃を打ち込み、倍以上の力で押し込んでくる。

カドック:お前の魔眼をジークフリートに移せるか?
ヴィイ:できるけど?
カドック:頼む
ヴィイ:使い潰されるー
カドック:頼む!
ヴィイ:冗談よマスターのマスター
では早速やるわ
クリームヒルト:(いま、からりと何かが変わった……
魔眼……)
対象を拘束する継投じゃ無いのは確かね
あなたを強化している訳でもない
過去を視たところでどうにもならない
となると未来か……弱点を突くもの
私だってあなたの弱点を知ってる
これで公平よね
ジークフリート:君にとっては不公平だろうな
クリームヒルト:善人ぶるのはやめて
ずっと不愉快きわまりないわ
ジークフリート:そうかでは、悪辣に行こう
すまないが加減も容赦もしない
クリームヒルト:今まで加減してくれてたの?
ジークフリート:いや全く
だた、殺すつもりでやってたかといえば答えは違う


NPCジークフリートはスタメン必須

クリームヒルト(狂)

全耐性
攻撃アップ
最大HPアップ
毎ターンチャージプラスがかかってる&自身に呪い付与
青ゲージブレイクでジークフリートに呪い10ターン8個が付与
NP減少&防御ダウン2ターン&スター率ダウン3ターンを使う
宝具を使うターンでタゲ集中を使う
紫ゲージブレイクでチャージMAXになる
毎ターンチャージMAXもかかる
ジークフリート特攻もかかる

こちらにバーサーカー特攻がかかる

ジークフリートは被ダメージ減少&生贄不可&永久睡眠不可がかかる
毎ターンNPアップ&宝具攻撃時に最大HPを増やす

なぎこ、モルガン、バニヤン、サロメ、アヴィケブロンを出した
赤ゲージHP16万で全滅
令呪コンティニューして宝具3連で終わり


ジークフリートはクリームヒルトの聖杯を剥がした。
2つの聖杯を藤丸が回収した。

カドック:勝負あった……な
藤丸:そろそろかな……
ジークフリート:マスター、いや藤丸
クリームヒルトの魔剣はもう振るわれることはない
聖杯が供給していた魔力も今の戦闘であらかた吹き飛んだ
約定どおりの状況だ、許してほしい
藤丸:わかった、今までありがとう
ジークフリート:我が愚かな願いを叶えてくれて感謝する
これでやっと君のために戦えるというものだ
クリームヒルト:……は、い?
ダメよ、認められない、そんなの……!
ジークフリート:俺は君を勘違いしていたが
君だって俺を勘違いしている
愛した者のために戦うことは
それほど不自然なことではあるまいよ
クリームヒルト:もちろん私はまだ戦えます
あなたという戦力がいるなら
より強く戦えるというものです
ジークフリート:やはり君は諦めない人だった
クリームヒルト:私の魅力、諦めないことだけ?
ジークフリート:他人に惚気るほど、俺は自分を認めてない
他の男がいるから惚気たくない
クリームヒルト:あなたまさか、他人に私を盗られると思っていたの?
ジークフリート:そうだが
カドック:絶句していたら、夫婦漫才が始まってるんだが
クリームヒルト:夫婦=めおとじゃないわよ!……夫婦=ふうふね!

なんて言ってるけど、実のところ全くの見せかけだ
今から行うことは離別の儀式なのです。
私、こんな幸福な終わり方していいはずないのに。


サポートはフレンドのAUOにした。

ジークフリート(剣)
クリームヒルト(狂)


クリームヒルト:本当にいいのかしら
私……酷い女なのに……
ジークフリート:君が酷い振る舞いをしたとしても
君が酷い結末を迎える義務はない
クリームヒルト:いえ十分に酷い結末よ
だって私、後悔してる
私の狂った復讐も、この状況も、何もかも……!
ジークフリート:ならそれが俺と君の罰であり購いだ
俺は君と共に死ねるなら後悔はない
クリームヒルト:なら手を握って、離さないで
落ちて泡のように消えるまで、どうかどうか……

2人は消えた。

カドック:終わったか?
藤丸:まだだよ
マシュ8:復讐界域のサーヴァントはほぼ消滅しています
一部は残ったまま降伏を選んでいますが……
速やかに退去という形になると思います
ゴッフ:……特異点消滅の気配がないね?

藤丸は清姫と会ってた。

藤丸:復讐界域は終わったよ
清姫:3つの聖杯が集まり、叛逆するサーヴァントたちも消えて行く
疎ましいとすら感じていた、あの醜く身勝手な争いと
それに興じていた者たちが
消えてしまっただけで、こんなに寂しくなるなんて
わたくしもこれで失礼します
ああ、最後に……
わたくしあなたが安珍様だと思うのです
藤丸:違うんじゃないかな……
清姫:いいですよ、わたくしはそう確信していますから

清姫も消えた。
藤丸たちはホームズたちと合流した。

ホームズ:聖杯を手に入れたにもかかわらず
特異点が崩壊しないということは
やはり、彼か……

モリアーティがカルデア通信に割り込んだ。

モリアーティ:ブラダマンテにヨハンナ、久しぶりだね
君たちは元より汎人類史側
特異点の熱に当てられてそうなったにすぎない
ヨハンナ:では、あなたは熱にあてられていないと?
モリアーティ:もちろん
誰が三界域を統一するにせよ
それは必要な儀式以上の何物でもない
ホームズ:儀式か……
ヨハンナ:でもやはり、あなたはそうなのね
熱に当てられていない、たぶんそれは違うわ
ドン:これは一体……この男は……!
モリアーティ:偉大なるホラ吹き男じゃないか
いいともいいとも、君たちは問題ない
どの道保ちそうにないだろう?
ドン:我らの役割はこれで終わりか
モリアーティ:君たちの奮戦によって
特異点が解消されることはない
つまり全くの無意味だったのだが、どう思うかね?
ドン:そも戦いとは無意味なもの
人生とはほぼ無意味なもの
ワシは騎士になるという夢に囚われ
騎士として尽力した
騎士になる夢に囚われたのに
山賊に堕落するわけにはいかぬじゃろ
それにこの戦いには意味があった
なぜなら彼女らが生きているからだ
では一足先におさらばです皆々様
サンチョ:さようなら皆様
モリアーティ様も
こちら、ささやかですがお詫びの贈り物です
この特異点解消の最後まで、斥候を果たしてくれるでしょう

ドン&サンチョはミネルヴァを残して消えた。
モリアーティはホームズに戦いを要求した。
場所は三界域の中央、ライヘンバッハの滝。

ゴッフ:遂に出てきたか
しかしこの特異点での役割はなんだったのだ
ヨハンナ:彼にとって私たちはどうでもいい存在だったのでは?
彼が求めていたのはカルデアと、宿敵と決着を付けることだったのでしょう
ブラダマンテ:私とヨハンナ様、ここまでのようです
ヨハンナ:コンスタンティノスという皇帝が実在したなら
素敵だと思います、汎人類史
シャルルマーニュの問いに今なら答えられる
私はそれでもと言えます
それでも……願いに応じるのだと
だから、みんな……頑張れ!

ヨハンナたちも消えた。

ヴラド:余はまだ霊基破損が修復できず
モリアーティとの決戦では足を引っ張るだけだ
マスターの魔力負担を考えると
カルデアに退去した方がよさそうだ

ヴラドはシャルルに残った魔力を託した。

シャルル:もらっても戦える時間が1分増えるかどうかだぞ
ヴラド:それだけあれば貴公には十分だ
そうだろう?

ヴラドは退去した。
藤丸たちが門を出ると徐福がいた。
と思いきや呪符による幻影だった。
メモ書きがあった。

これを読んでいるということは
私は戦死したか勝ったけど退去したとか?
私からとっておきの情報だ。
私が思うにマスターはサーヴァントでそれぞれ違っている
私を引き当てたマスターを道術で占ったところ
優しく、人を恨まず、人を憎まず
どうして?、だけどやはり許せず
そんな風に思いながら召喚したと卦にあった。
別のサーヴァントを占うと
殺す、許せない、人類をここまで殺して許せない、どうして?
そんな風に出ていて、そのサーヴァントは
王道から復讐へと抜け出した
私たちの叛逆、反発心の差はマスターの差異じゃないかって。
マスターは召喚されたサーヴァントの数だけ……
もしかするともっともっといたのかもしれない。

ホームズ:その可能性は……だが、しかし……
シャルル:歩きながら考えようぜ
俺の方は時間がないからな
ライヘンバッハの滝に到着、即消滅まで有り得るぞ

藤丸たちはライヘンバッハの滝に向かってた。

ホームズ:ところでカドック君
私を疑ってるね?
カドック:どこでわかった?
ホームズ:比較的、キミが思うより早く、かな
それで、私の疑いは晴れたかい?
カドック:どうかな?
でも結局のところはただのきのせいだったのかもな
あんたが手を抜いて戦っていたようには見えないし
ホームズ:まあ余力はいつでも残していたがね
カドック:モリアーティがいるからだろ?
ここにいるモリアーティと
新宿で出会ったモリアーティ
何か違いはあるのか?
ホームズ:老いたモリアーティは悪であることを弄んでいた
善悪を超越したどこかに辿り着こうとしていた
ここで遭遇したモリアーティはその逆
彼は悪になろうとしている
だがいずれ羽化するに違いない
私が受けた印象はそんなところだ
私以外にもモリアーティに詳しい人間がいる
ミス藤丸、どうだい?
藤丸:あの若いモリアーティは
わたしに関心がない気がする
カドック:老人のモリアーティは?
藤丸:マスターとしてコンビ組んだから
あれほど冷淡ではなかったと思う
カドック:異星の使徒としての力が
性格に影響を与えているってことは?
ホームズ:可能性はあるが……
ミスター村正は神霊二柱を宿していた
にもかかわらず人格の混乱は見受けられなかった
リンボは材料不足だ
あの混沌の人格は生来の可能性もある
モリアーティは老若で性格にさほどの違いは見られない
とはいえカドック君から聞いた力は驚異的なものだ
全ての攻撃が効果がない、か
無敵と呼称される存在はいくつかあるが……
藤丸:アキレウスやヴリトラみたいな?
ホームズ:そのとおり
一定の条件で攻撃を無効化するタイプ
その場合、組み込まれた神霊を把握すれば
弱点がつかめるだろう

第21節 ある名探偵の死

藤丸たちはライヘンバッハの滝の橋にいた。
モリアーティが待ってた。

ホームズ:私とモリアーティ、1対1で戦わせてほしい
そうしなければならない、そんな気がする
藤丸:……戻って来て
ホームズ:無論だとも
モリアーティ:こんにちは先輩
ホームズ:謎がある……
決して解けない謎……
それは欠けているものがあるからだ
そう思っていたが、欠落しているのは私なのかな
キミと戦うことでその欠落は埋められることになるだろう

ホームズは先制攻撃をした。
空振りではない。
攻撃が攻撃として成立していない。
……やはりあれか。

モリアーティ:あなたは最期まで理解できなかったらしい
私の目の前に立った時点であなたの敗北なのだ


ホームズのみ出撃

モリアーティ(秤)

2ターンで強制敗北


ホームズはどこかの部屋で目覚めた。

モリアーティ:あなたに1つ答えてほしい謎がありまして
正解を教えてほしいのです
あなたを召喚して使役しようとしたマスターは誰なのかな?

問いかけのたびに私は私の中で辻褄を合わせてた
だが、そのごまかしはもうできない
私自身の謎を考察し、理解してしまったのだから。

バベッジの回想が挟まってた。

バベッジ:人理焼却が解決後、必ずその後に来るものがある
人理焼却はなぜ2016年からなのか
はじめから2017年から先はなかったのだ
キミにこの謎を解き明かしてほしい
人理焼却はなぜ起きたのか
特異点は何に起因するのかを

土地の力で呼ばれた英霊が、マスターもなしに異なる土地に移動する?
できなくもない。
それが名探偵の力だ。
だがロマニ・アーキマンがこの事実を聞いていれば
違う可能性を考慮したはずだ。
ホームズには召還者が……マスターがいるのではないかと。
魔術王の企みを阻止し、カルデアに協力者として加わる密偵。
そんな目的を与えるものは異星の神をおいて他にない。
私はいわば一騎目の異星の神の使徒だった。
私は自ら記憶を封印した。
カルデアの信頼を得るためか、異星の神から逃れるためか。
どちらであるかは召還時の記録を閉ざした私にはわからない。
だが考察はできる。
召喚された私は異星の神に従った。
交渉の末、異星の神に応じたはずだ。
シャーロック・ホームズはどんな理由であれば異星の神に従うだろうか。
特異点、汎人類史、異聞帯、空想樹
星の形、宙の形、神の形。
天体は観測不能となり、地表には多くの銀河がそびえ立った。
この惑星は宇宙から切り離されたようなもの。
……なるほど、その理由であれば私は従うであろう。
私は自らの記録を、記憶を消した。
異星の神の使徒であると思い出してしまえば
その性質上、異星の神に協力するしかないからだ。
私は私の信条を裏切るため、不細工なカバーストーリーを作った。
カルデアの人々に好まれる、善に寄った推理をする私を作ったのだ。

ホームズは右半身がなくなってた。

ホームズ:私は異星の神の使徒だ
与えられた役割は□□□□□□□□□□□

モリアーティの狙いを理解した。
それはカルデアだ。
彼はその目的を皆に開示するだろう。
だから私は彼がどのような力を得ているか伝えるだけでよい。

ホームズ:ミス藤丸、モリアーティの力は
北欧神話のノルニル=運命の三女神だ

ホームズは滝に身を投げた。
致命傷というより、真実を知ったがゆえの消滅だろうか。
異星の神の使徒であったが
その真実から目を逸らしてマスターを裏切り続けた。
その一方でカルデアを裏切っていたと言われても否めない。
私の目的は□□□□□□□□□□□であるがゆえに
ならばタイミングとしては最善だ。
シオンのことばが脳裏をよぎった。

シオン:なにしろホームズ氏が見落としているほどの問題ですから
※これはツングースカのラストの台詞

シャーロック・ホームズが無視していること自体が問題だった。
あれはそういう警告だったのだ。
あなたの気配りを察することができなかった。
……とても楽しかったのだ、この日々が。
だが最悪を選ばず最善を選べた。
見下ろすモリアーティに微笑みかけている。
彼はなぜ?と問いかける表情。
我々=カルデアが勝つからさ。

モリアーティ:勝った……勝った……はずだ……
あの会心の笑みは何だ……

老モリアーティが語りかけた。
キミは完璧に間違えた。
キミはホームズと1VS1で勝利した。
だが、まだやるべきことが残っているだろう?

モリアーティ:これで私の目的の1つが果たされた
残るはカルデアの奪取
ゴッフ:我々が仲間を倒されて怒っているとは思わないのかね?
ふざけるなという話だよ君ィ
モリアーティ:私は君たちには尋ねていないのだ
カドック・ゼムルプス、私の提案はどう思うかな?
カドック:僕にお前のマスターになれってことか?
モリアーティ:君の方がより努力家で勤勉で情熱家だ
より皮肉屋でもあるがね
カドック:二度も三度も裏切るなんてまっぴらごめんだ
モリアーティ:ああそうか、そこから食い違っているのだな
君はカルデアを裏切る必要はない
私が裏切るのだから
カドック:異星の使徒であることを放棄するって?
モリアーティ:私は異星の神と契約したのではなく
神の持つ機構と契約したのだ
私を召喚し、力を与えたのは異星の神だが
従う義務はない
そういう運命を断ち切ったからね
カドック:……運命の三女神!
モリアーティ:即ちウルズ、ヴェルザンディ、スクルド
糸を切ることで運命を断ち
糸を繋ぐことで運命を紡ぐ
カドック:どんな攻撃でも死なない運命に繋ぎ直していたんだな
モリアーティ:元より私はホームズを倒す為に使徒となった身
終われば契約を切るつもりだったから
それなら違うマスターが望ましい
カドック:それには条件が2つある
1つ、藤丸と戦って勝て
自分が優れていることを見せろ
2つ、結果にガタガタ文句を言うな
モリアーティ:魔力が漏れ出している
数分も戦えまい
シャルル:数分もあれば決着がつくさ
藤丸:じゃあもう一騎呼ぶ
来て、わたしの……ファーストサーヴァント!

マシュがレイシフトした。

シャルル:円卓の騎士って聞いてたが
12勇士を13勇士にしてもいいくらいだ
やろうぜマシュ
マシュ:はい光栄です、シャルルマーニュさん
モリアーティ:(消化試合のようなもの
とはいえ力量差を見せつけるべきか)

マシュの攻撃が運命の糸を切った。

モリアーティ:運命の糸が……切れかけている……
マッシュ:あなたはホームズさんを倒したことで
運命を終わらせてしまったのです
ホームズさんもまた、あなたにとって運命のライバルに他ならないのですから


サポートはNPCシャルルのみ

モリアーティ(秤)

マシュは???付与

シャルルは悪特攻&悪に防御アップ
攻撃時にスター獲得
HP回復量ダウンがかかる

モリアーティは毎ターンHP回復&ブレイクでチャージ0になる
強化解除耐性アップ&ブレイク時にチャージ0になる
スター率減少&ブレイク時にチャージー0になる
ダメージダウン3ターン&被ダメージアップ3ターンがかかる
自身に回避2回3ターン&必中3ターンを使う
緑ゲージブレイクで確率で回避3ターンがかかる
Quick耐性ダウンもかかる
チャージプラスもかかる
ランタゲに防御ダウン1ターン&ダメージプラス1ターンを使う
攻撃ダウン1ターン&宝具ダウン1ターンを使う
自身にチャージMAXを使う
青ゲージブレイクでArts耐性ダウンがかかる
クリ率アップ2ターン&クリ威力アップ2ターンもかかる
防御ダウン1ターン&ダメージプラス1ターンもかかる

エリセ(讐)、巌窟王、サロメ、モルガンを入れた
赤ゲージブレイクで全滅
霊脈石コンティニューをした
あとは宝具連射で終わり


老モリアーティ:君の敗因は何だと思う?
モリアーティ:ホームズだ
彼を殺さずカルデアとまとめて倒すべきだった
老モリ:その答えは半分にも満たない
モリアーティ:藤丸を舐めていたからか
老モリ:彼女の実力を君は正確に読み取っていたとも
モリアーティ:シャルルマーニュ?
マシュ・キリエライト?
老モリ:もう1人いるじゃないか
君にとって重要人物がさ
モリアーティ:カドック・ゼムルプス?
しかし彼は何もしてない

カドックの脇にいた精霊をモリアーティは思い出した。

老モリ:運命の糸を見せて断ち切らせていたのは彼だよ
覚えておきたまえ伊達男
一種の死を回避するのは難しいが
ゆっくりと迫り来る死を回避するのは簡単だ
傲慢さを捨てればいいのさ

ヴィイ:ここまでね、私には一片の力もないわ
カドック:最後に1つだけ
ありがとう、君のお陰で僕はここにいる
ヴィイ:どうしたしまして
私のマスターのマスター

ヴィイは消えた。

マシュ:霊基半壊による著しい魔力減少
武具損壊による宝具封印状態
あなたの敗北です
モリアーティ:さて、あとは惨めに死ぬだけだが
ここで1つ提案をしたい
……助けてくれないか?
ゴッフ:経営顧問たるホームズを殺害しておいて
見逃されるとでも思っているのかね?
モリアーティ:あの殺人は正当防衛と思わないのかな?
マシュ:せ、正当防衛?!……あ
ホームズさんとモリアーティ教授はライヘンバッハの滝で共に転落し
双方死亡とされたのですが、ホームズさんはしばらく後に復帰しました
一方、モリアーティ教授は完全に死亡したと示唆されています
モリアーティ:私は殺された、そして私は殺した
これで1対1、フェアというものでは!
ま、安心したまえ
そこのシャルルマーニュと一緒だ
私はこの特異点から出ることもなく死ぬ
この特異点はそれだけじゃない
君たちの今後を左右する重要なものがある
そこに案内できるのは私だけだ
マシュ:わたしはモリアーティの提案に賛成します
もしホームズさんがいたなら、そうすると思います
ゴッフ:藤丸はどうかな?
藤丸:構いません
1回だけお返しさせてくれるなら
モリアーティ:ああ、体罰、懲罰か、構わんよ

藤丸はモリアーティを殴った

藤丸:あいたたた……
モリアーティ:人を殴り慣れてないね君は
では仮契約だが……
カドック:契約する気はない、わかってるだろ
モリアーティ:ではしょうがない、君と契約しよう

藤丸はモリアーティと魔力パスをつないだ。

シャルル:邪悪の権化たるあんたに託すのは業腹だが……
あんたがそういう約束をきっちり果たす奴と確信して言う
俺たちのマスターを頼むぞ、わかったな?
モリアーティ:……ああわかったとも
シャルル:マスター、そういうわけで俺もお別れだ
藤丸:本当に本当にありがとう!
シャルル:よせよせ、俺はカッコイイを追求し、アンタはかっこよかった
カール大帝も電子の海で喜んでいるだろうさ
いや……いきなりマシュを妻に迎えたいとか言い出しそうだな……
あー大丈夫、人の女に手を出すタイプじゃない……はずだ
藤丸:不安しかないよ?!
シャルル:ま、とにかく何かあったら呼んでくれ
……やっぱり少しだけ湿っぽくなる
この雰囲気だけは苦手だな……

シャルルは消えた。

モリアーティ:私が案内する場所は王道界域の奥深く
ネバダ州と呼ばれる場所だ
あの有能なサンチョですら気付かなかった
とある空白の地域

第22節 そして、あなたたちは応報を見る

モリアーティがゴーレム馬車を操縦してた。
ミネルヴァは周囲を警戒してた。
藤丸はペペロンチーノの言葉を思い出した。
曰わく、いつかカドック、藤丸、ぺぺでAチームを名乗りましょ。

カドック:藤丸がAチームを名乗るのはまだまだ先だ
マシュ:わたしとしてはAチームを名乗るのに賛成したいところですが……
カドック:ならAマイナスチーム
マシュ:マイナスはイメージ的に良くないので、もう一声いかがでしょう
カドック:Aダッシュ
……ところで、僕は付き合いが短いから、そんなものかで済むけど
2人はどうなんだ?
ゴッフ:指揮に差し支える質問はやめなさいよカドック
カドック:今の内に言っといた方がいいと思ったんだが……
マシュ:私がレイシフトした直後、
霊基反応の消滅が確認できたそうです
でも何事もなかったように帰還してくるんじゃないか……
いまはそういう気分なんです
ライヘンバッハの滝に消えた名探偵は
読者の前に戻って来たのですから
藤丸:確かに!

夜になり、藤丸たちはキャンプしてた。
ミネルヴァは動かなくなった。

マシュ:ぺぺさんにもいてほしかったですね
カドック:あいつほど空気読むのが上手いヤツ
魔術師ではそうはいなかったし
気難しい芥もあいつに頼まれると仕方ないって雰囲気だったしな
……あいつ虞美人だったのか……
藤丸:意外だった?
カドック:ルームメイトが宇宙人だったみたいなインパクトだ
物静かで謎の多い魔術師と思っていた自分が
一周回って愚かしく感じるな……
マシュ:コヤンスカヤによれば
彼女はマリスビー所長がスカウトしたそうです
カドック:僕も芥には先々代所長とコネがあるように思っていたが
その推理だけは間違いなかったか
マシュ:キリシュタリアさんの計画についてはどう思われましたか?
カドック:隣でぼんやりしてるコイツと同じくらいだよ
つまりサッパリ知らなかったってことだ
順当に行けば計画は実現していただろう
意外だったとも思ってる
キリシュタリアはいずれ新しい科を手に入れるか
ロードの座を継承していたかもしれない
魔術師としての栄達は十分すぎてお釣りが来る
なのにあいつはそれと真逆のような計画を実行しようとした
魔術師としての才能や技術より
その精神性が僕には信じられない
ゴッフ:クリプター・デイビット
やつにはどんな印象を受けた?
カドック:話が通じているかと思えば
言語そのものからして通じていない時もあった
そういう意味ではホームズに近いよ
何の関係もない何の段階も踏まず
こっちのほしい回答を口にする
断絶しているのに連続している
そえがデイビット・ゼム・ヴォイドだ

藤丸はオフェリアのことも聞いた。

カドック:変わらなかったのがデイビットなら
変わったのはオフェリアだった
オフェリアは……いややめておこう
今となっては語るべきでない話だった
あいつの変わった理由なんて、な
黙秘権を行使する
首輪が動作しても喋らないぞ
ダヴィンチ:首輪の機能ならとっくに停止させたよ
カドック:言っていいのかそれ……
ま、少し気楽になった
誰かのうっかりで作動されたらと思うと
気が気でなかったからな
藤丸:もうそろそろ寝ようか
マシュ:そうですね、明日も早いですし
カドック:火は絶やさずにおくぞ
藤丸:……ところで話は変わるんだけど
ゴッフ:寝なさい!

藤丸たちは荒野に着いた。

モリアーティ:では声をそろえて合い言葉を言おう
古今東西、閉じた扉を開く言葉は決まっているだろう?
カドック:言う必要あるのか?
モリアーティ:言わないと私ががっかりしてすねる
マシュ:大いにがっかりしてすねてください
モリアーティ:では、せ・え・の
藤丸:開けゴマ!
カドック:いうのか、いってしまうのか
モリアーティがビックリして言ってなかったぞ今
マシュ:台無しです!
モリアーティ:す、すまん……では
開けゴマ

地面が開いて階段が現われた。

モリアーティ:転ぶとどこまでも転んでいくから気をつけたまえ
概算で地下10階というあたりだ
バンカーバスターのような地中貫通弾を警戒したのだろう
ゴッフ:それ現代の軍用兵器だよね
関係あるの?
モリアーティ:大いにある、では進もう

階段を降りきると張角がいた。
……と思いきや死体だった。

モリアーティ:尸解仙と呼ばれる領域の存在なんだとか
死体である以上マスターから魔力供給は果たされていない
やむなく張角は自分の分身を生み
分身である自覚を忘れさせることにした
分身の自覚を持つと自己が喪失し、消滅の危機に陥るからね
本体が存在し続ける限り、分身を生み出して蘇るのだ
分身はこの特異点を元に戻しただろう
再び召喚されたサーヴァントを招き入れ
対立を煽り、界域戦争を引き起こす
全てマスターのためにね
だがもう終わりだ
彼は分身を作る代償に本体をシステム化してしまった
自己防衛も自己新かもできないただの……置物だ

モリアーティは張角を殺した。

モリアーティ:この特異点を作ったのはマスターだが
育てたのは張角と言っていい
この先はカルデア通信は不可能となるだろう
ダヴィンチ:通信が切れそうだ、3人とも用心してほしい
ゴッフ:カドック・ゼムルプス
無念ながら……貴様だけが頼りだ
カドック:それはよーく理解している
藤丸:そ、そうかな?
ゴッフ:そ・う・な・の!

扉の先は宇宙の廊下だった。

モリアーティ:私が見せなければならないものは、この先にある
進むとしよう、この特異点の始まりの場所へ
カドック:でもここはまるで……
いや、何でもない
モリあーディ:この先に特異点のマスターがいる
彼の行動は汎人類史への報復、復讐だった
彼はそうしなければならない立場だった
張角はその願望を叶えるため
極大の特異点を作りあげたのさ
2017年、アメリカのネバダ州、エリア51を起点としてね

最後の扉を開けると手術室だった。

モリアーティ:私も消滅するが……最後に紹介しよう
100年前に落ちてきたとされる生命体
100年間この場所であらゆる実験に晒され、人類への憎しみを募らせたもの
被験体Eだ

証明完了が証明不能となって終わり。

FGO死想顕現界域トラオム 証明不能

聖杯3個
概念礼装「燈る祈りを胸に掲げて」

2023年のクリスマス限定イベをやりたくて、無理して進めた……。
カドックが登場するらしいと聞いて遊びたかった。
ハイペースで進めたので、めっちゃしんどかった……。
マスター=被験体Eなのは驚いた。
ミクトランも進めてたから、ラストがミクトランにつながってるのも驚いた。
被験体Eは死体と思ってたけど、死体はマスターになれないはず。
てことは、血管だけ残っても実は生きていた?
デイビットブルーブックはどうしたんだろうか。
名前が同じなので気になるけど、デイビット・ゼム・ヴォイド=ブルーブック?
徐福の言うサーヴァントは全てマスターが違う説はなんだったの?
ホームズが異星の神の使徒ってのは先にミクトランで知ってたけど
ミクトランで知ったときは驚いた。
裏切りを示唆していたカルデアの者はホームズ疑ってたっけ?

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村

ショートリンク

-FateStayNightシリーズの感想, FGO原作ゲームの感想と攻略

Copyright© アニメ視聴記 あらすじと感想 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.