2023年6月の限定イベが第7章クリアが前提だった。
第6章はもう終わってる。
中編と後編のあらすじはまだ。
第6.5章トラオムに入ったけど、終わってない。
まあ6.5章は限定イベの前提じゃなくクリアは不要なので、
先に第7章をやっておくことにした。
今後も第7章クリアが前提な限定イベがあると困るから……。
順番に進めたいんだけどね、しょうがない。
Contents
OP
藤丸とカドック、マシュがエリア51にいた。
デビッド・ブルーブックの死体があった。
死体は人体の形の血管だけ残っていた。
これがこの特異点にいたマスターらしい。
エリア51って特異点だったの?
モリアーティは被験体Eと呼んでいた。
6.5章トラオムの話?
どういう経緯でここへ来たのか不明。
藤丸は異星の神の巫女を見た。
何かまずい!
藤丸は逃げようとした。
死体に触ると砂のように崩れた。
藤丸としてはせめて外に出したかったらしい。
特異点の物質結合がほどけていた。
オルテナウスのスライダーモードで、
マシュが2人を抱えて脱出した。
暗転後、司令室のゴッフが出迎えた。
トラオムは消滅し、ホームズは帰還できなかった。
ボーダーは北米上空にいた。
次の第7異聞帯アマゾンに向かうのは48時間後。
計算通りとシオンはドヤった。
ホームズが異星の神の使徒であると確信してたらしい
理由は2つ
1つは第6特異点アトラス院での報告
トライヘルメスに一介の英霊がアクセスすれば情報過多で霊基が破裂する
もう1つは異星の神の目的の考察を止めたこと
真実を明かす探偵が偽っていた
カルデアの為、考察を進めてはならない
自分の正体に行き着いたホームズ氏は
自ら滝に落ちることで敵になるのを阻止した
なぜ使徒になるのを承諾したのかは、ちょ~っと見えてこない
自身の真相がわかるまえに退場するしかなかった
ホームズ氏の目的はカルデアに協力する為
彼はカルデアによる異聞帯攻略を助ける異星の神の使徒だった
ヤングなモリアーティが使徒に選ばれ
ホームズ氏は粛清対象になった
異星の神の命令は、A地点までは協力しB地点からは協力してはならない
というものだったからではないかと
A地点は第5異聞帯、B地点はその後
あるいは「A地点を越えたら内部から崩壊させろ」
ホームズ氏はカルデアの経営顧問であることを選んだのです
ネモ:異星の神に反旗を翻すなら
生きたままで帰ってくるべきじゃないの?
シオン:それが異星の神に迫るヒントなんです
自分は生きている限り異星の神に従ってしまうだろう
そう理解したから退場せざるを得なかった
そこにはサーヴァント契約とは別のどうしようもない性癖みたいな……
ダヴィンチが被験体Eのデータ解析でモリアーティの映像を見つけた。
モリアーティ:私は世界を救いたかった
藤丸には重荷だ
私の方がうまく世界を救える
被験体Eは地球の生命体ではない
100年もの間、隠蔽され検査され実験され続けた生き物の残骸だ
その断末魔の叫びが同胞の異星の神を呼んだと思われるが
そこから先は考察できなかった
必要な数値が欠けていたからね
トリスメギストスIIであれば、その先の答えに辿り着けるだろう
Uオルガマリーは霊基強化を目論んでいる
ORT=オルトと呼ばれる宇宙生物との融合が目的だ
ゴッフとカドックはORTを知ってた。
ORTとは魔術世界の怪談。
南米に飛来した生物で、近づくと殺される。
16世紀、冠位魔術師が6人の色位の魔術師と南米に乗り込んだ。
戻って来たのは1人だけ=時計塔12君主の1人アステア。
次の紀を待て、
我々が絶滅した後、
新たな進化を経た生命に望みを託す。
そう残しながら、彼は生きながら水晶になった。
時計塔はこの怪物をORTという名称であると発表。
南米のある地帯は人類が入ってはいけない魔境として知れ渡った。
カルデアのデータベースにもあった。
ORTは硬く、柔らかく、熱く、冷たい外皮を持ち
体内では核融合反応でエネルギー生成を行い
触れた物質を水晶に変換する蜘蛛型宇宙生物。
シオン:もう十分に性能があるのに、なぜ余分なおかわりを?
カルデアの戦力をLV50としたら
異星の神はLV1000相当です
なのにORTと融合してLV10000になりたい、と?
トリスメギストスIIの予測ではその規模の危険は発生していません。
異星の神はORT発見に手間取っている。
異星の神を見つけ出し、ORTと融合する前に撃破しましょう。
第1節 死の国へ
ハベトロットが作った新たな魔術礼装を貰ってた。
対異星の神攻略用。
ダヴィンチの見立てではマシュの能力は向上している。
でもブラックバレル使用は制限するよう釘を刺してた。
特に生命距離弾は禁止。
マシュにも藤丸にも運命力に負荷が掛かるから。
基本運用でも都市部では禁止。
範囲が広いので一般に被害が出るから。
デミサーヴァントは生きているのに英霊に近づく存在。
今以上の力を求めるならマシュはデミではなくなる。
聖剣兵装=人理を弾丸とする主砲、人理定理未来証明。
トリスメギストスIIの億を超えるシミュレーションは99.9%の成功率。
被験体Eの解析をシオンが語った。
シオン:手術室の文明レベルは我々と同じ
被験体Eは未知の生命体
トリスメギストスIIに該当データなし
抜き取られた大量の血痕が検出
こちらは人類のもの
藤丸:血痕ということは殺人事件があった?
シオン:自傷行為でなければ殺人事件があったことは推測できます
マシュ:手術中のミスということはありませんか?
シオン:その可能性も半分ですね
普通、手術台から1メートル離れた床に血は飛び散ったりしませんが
トリスメギストスIIは4騎のサバを推奨。
1騎はニトクリスだった。
藤丸:メジェド様のなかのひと!
ニトクリス:メジェド様になかのひと……、
否、なかのファラオなどいません!
ネモ:その反応、顔見知り?
キミは第6特異点でマシュと藤丸が出会った
ニトクリスの記憶を持っているのかい?
ニトクリス:カルデアの霊基グラフからの召喚であれば
経験の引き継ぎも起こりえるのでしょう
マシュ:以前お会いしたニトクリスさんと違うところがあるような……
ニトクリス:霊基の姿が違うのですよ
この私は初めからフルパワー
単独行動の機能も付加されているのです
藤丸:じゃあ自由に動けるんだ
ニトクリス:そこを喜ぶのですね貴方は
呆れるというか気が抜けるというか
マスターからの魔力供給は必須でなく
カルデアにも縛られていない
ですがすべきことはわかっています
汎人類史のためカルデアの勝利のため
最後まであなた達の力になりましょう
カドック:お前達にとってそれほど信頼できるサーヴァントなんだな
ダヴィンチ:南米では徒歩で探索する場面も多いと予想される
小回りが利いて集団戦にも対応できて
熱病や穢れに強い魔術の使い手が必要なんだ
ハベトロット:ようはボディガードってわけか
ボクはハベトロット
マシュの盾に宿った守護妖精みたいなものなんだわ
ニトクリス:バステト神の眷属ですね?
よろしくお願いします
ハベトロット:(バステト神ってなに?)
ゴッフ:今度こそ、ツングースカではできなかった
サーヴァント大量投入作戦ができそうだ
空想樹など速攻で伐採してしまおうじゃないか
いや、南米に空想樹の反応はなかったのだった
シオン:南米異聞帯に空想樹のエネルギー反応はありません
とはいえ空想樹に該当するものはどこかにあるはずです
ダヴィンチ:どっちにしろ、UオルガマリーがORTと融合する前に止めなくてはならない
嵐の壁を越えると火山地帯の荒野だった。
地表はパンゲアに似ていた。
ダヴィンチ:これじゃあどんな生命も存在できない
こんなの大絶滅の後としか……
そうか大絶滅!この状況はもしかして……
オルガマリー:自分達からやって来るとはバカなの?
地球を統べる者として密入国など許すものか
冠位サーヴァントといったか?
決戦魔術とやら7騎を始末してきたところだ
そうだチャンスをくれてやる
貴様たちの言う白兵戦とやらを味わってやろう
サポートはフレンドのモルガンにした。
マシュはスタメン必須。
Uオルガマリー
オルガは敵を倒すとチャージ最大になる
敵を倒すと宝具威力ダウン
弱体無効
こちらにヤケド付与&自身にチャージ増加を使う
チャージ減少&無敵貫通2ターンを使う
ピンクゲージブレイクで毎ターンチャージプラス
宝具封印1ターンを使う
黄色ゲージHP21万で全滅
霊脈石コンティニューを使い、宝具ぶっぱで削りきった
黄色ゲージブレイクでバトル終わり
オルガマリーは重力球を出した。
マシュは宝具で重力球を弾き返した。
オルガマリーは艦首にまで吹き飛んだ。
逆噴射と同時に聖剣を展開。
聖剣は地球内核からエネルギーを吸っているらしい。
だからボーダーの魔力は消費しない。
レイプルーフをオルガに放っても、
むしろエネルギーを吸ってパワーアップした。
シオン:(発射の直前、主砲の出力は想定値を大きく下回っていましたね。
……ということは……)
ゴッフ:なぜ耐えきったかわかってないが
あの納得いかない顔、私にはわかる
本気の八つ当たりが来るぞ
彷徨海を潰した、あの重力圏が!
大規模地殻変動が起きた。
超高温熱源がボーダーに迫った。
人理定礎値はマイナス。
熱源は異聞帯からやってきた。
内部気圧2000億、温度1600万度
密度は水の160倍……どう見ても太陽。
藤丸たちに格納庫に急ぐようネモは命じた。
オルガマリー:あの地底世界にこんなものはどこにも……
植物と鉱物の融合体だと?!
この私が出力で劣るというのか……!
巨大な人型のエネルギー体がボーダー甲板のオルガマリーを殴った。
カドック:ネモが格納庫へ行けと言ったのは
シャドウボーダーに乗れってことだ
墜落の危険があるとネモは判断した
そうだろ藤丸!
藤丸:……うん、そうだよ
ネモマリーン:僕たちそういう担当じゃないんですけどぉ
物資運搬と清掃と報告が本業だよ~!
ボーダーが折れた。
割れ目から藤丸とマリーンが落ちた。
ネモは残った魔力でサバを3騎召喚した。
ここでタイトル。
マシュの宝具&スキル強化
第2節 黄金樹海
藤丸が気づくと霧の世界だった。
焚き火と金髪男がいた。
男:ここに来たのならお仲間だ
挨拶は握手で十分だ
藤丸:……握手はちょっと
男:傷一つない戦士の手、とやらを見たかったんだが
ボーダーが落下してるのが見えた。
男:近代兵器はいい
面倒で醜悪でなにより高価だ
それを扱うお前には悪印象しかない
あの兵器に相応しい戦いをしてきたか?
戦う目的、戦場に向かう気迫
それらはよく繕っていると認めるが
戦いの方針は気に入らない
死人の出ない戦い?なんだそりゃ
今まで身内に死人が出なかったのは
お前達の戦いが善きものだったからじゃない
運が良かっただけだ
そして運は必ず平均化する
手始めはあの空飛ぶ船だ
中の人間はひとりも生き残らない
あの中に戦士はいない
死した後、ここに来ることもない
……ということは俺は、お前を戦士として認めてるということか?
……青の考えは分からんな
いつもの紛れというやつだろう
藤丸:助けにいかなくちゃ!
男:あれは地上=黙するイルウィカトルから落ちている最中だ
死んでいるお前とは世界が違う
それでも辿り着きたいと?無駄と知りながら?
藤丸:はい、無駄であってもです
男:ますます悪印象しかないが
ここで会った以上、導きはしなくてはならない
武器と交換なら道を教えないでもない
藤丸:武器は持っていません
でも自分にとって武器と言えるのは……
藤丸は令呪を差し出した。
男:まるごと、とは恐れ入る
目を疑う愚かな判断、目を奪う決断力だ
火から離れろ、あっちに上げてやる
この武器にはお前の命以上の価値があり
今の決断はそれ以上の価値があった
生者に戻す程度では値が合わん
男は骸骨の砂糖菓子=カラベラ・デ・アスカルをくれた。
藤丸はいきなり落とし穴に落ちた。
気づくと洞窟で、側にマリーンがいた。
マリーンは藤丸に抱き付いて、一緒にボーダーから落ちたらしい。
意識のないオルガマリーもいた。
藤丸:オルガマリー所長?!
オルガマリー:何者だ貴様ら!
ここを我が居城と知ってのことか!
いや知らぬのだろう
知っていれば入ってくるはずもない
そして停止状態の私に襲われた様子がないということは……
無害な原生生物のようだな!
私こそ、この惑星を統べにやって来た高次生命!
その名も……
藤丸:オルガマリー所長だよね?
オルガマリー:なぜ知っている?
というか、私誰?
なんでこんな場所で話してるのよ?
マリーン:もしかしてこれって
藤丸:記憶喪失だ!
藤丸:Uさんは宇宙からやってきた宇宙人で
自分の名前と目的は把握してるけど
何かの事故で命を失うほどの傷を負って
他のことは何一つ覚えてないでOK?
オルガマリー:やってきたというより、転移してきただけど
この時空で活動するために「この器」を作ったの
それで貴方の方は?
そっちの小間使いユニットも
マリーン:マリーン4号でーす
殺さないでええ!
藤丸:藤丸です、殺さないでええ
オルガマリー:藤丸って音を聞いたら
なぜかぶん殴りたくなった、理解不能ね
こうして出会った以上はトモダチよ
藤丸、マリーン、あなた達を異星間親善大使に任命します
私はこの惑星を統べる為にきたので
困っている知性体は見過ごしません
じゃ一緒に外に出ましょう
マリーン:大変なことになっちゃった
いうこと聞かないと殺されるよね?!
藤丸:そういうことにはならないかもよ?
外は密林だった。
見た事ある風景と感じて、オルガマリーは訝しがってた。
オルガマリー:これなら私の機能は正常に戻ります
……戻るはずよ、きっと元の私に
それよりあなたそんな心構えでやっていけるの?
向こうから物騒な波長の生物が来てる
藤丸は令呪でサバを召喚しようとした。
オルガマリー:何いまの?何も起きないけど
藤丸:令呪がない……
敵がマリーンを襲った。
オルガマリーが庇った。
マリーン:ありがとーかっこーちょっと好きー
オルガマリー:す、好き?!かっこいい?!
ではサービスしてやろう
この程度であれば私の敵ではない
オルガマリーのみ出撃。
以降はカルデア決戦礼装固定(見た目のみ)。
???(弓)3体
オルガマリーは睡眠無効
夢のおわりに選択されない
宝具は使えない
Buster→全体攻撃
Arts→単体攻撃
Quick→単体攻撃
Ex→全体攻撃
藤丸&マリーンはオルガマリーの強さに驚いてた。
オルガマリー:あの程度の障害、レポートの誤字と同じ
見つけ次第指一本で修正します
マリーン:よくある、かつたまに見逃すってことだね
喩えが庶民的!
オルガマリー:そ、そう?
(地球に来る前の学習教材が悪かったのかしら)
藤丸たちは移動しながら話した。
オルガマリー:あの程度の敵性生物、何人いようと同じだけど
あなたたちは撃たれれば傷を負う生態ですものね
マリーン:心配してくれてありがとー
じゃあ見回り任されます
オルガマリー:今の話で見回り?
私の後ろに隠れる、ではなく?
藤丸:できることを自由にやりたいんだよ
オルガマリー:ふーん……宇宙的につまらない話
マリーン:あっちに大きな植物が見えるけど
たぶん食べ物だよー
早く行こーきっと美味しいよ
オルガマリー:な?!
あなた私に赤い波長を放ってたのに
赤は警戒、あるいは恐怖
なぜいきなり対話の青になっているの
藤丸ははじめから友好、喜びの黄だったけど
マリーン:おっかないけど怖くないってわかったからねー
今の地球大統領なら支持しちゃう
オルガマリー:あの程度の救助活動で、支持者になる、だと?
地球の民衆、ちょろすぎ?
藤丸:(本当にあの時みたい)
藤丸の脳裏に冬木のオルガマリーの姿がよぎった。
新たな敵が現われた。
マリーン:戻って来ると思ったんだ!
でもUがいるなら安心
今度は話し合いしてみる?
うまくすれば支持者が増えるかも
オルガマリー:私の事が理解できたようね、子ども!
私は原生生物を殲滅しに来たのではない
惑星からの悲鳴を聞いたものとして
星を管理する為に来た、降臨者だ
どれほど獰猛で凶暴で見境ないものでも、まず対話から入っ……
オルガマリー:宇宙的にこれは無理!
オルガマリーのみ出撃。
恐竜(狂)2体
恐竜は無敵4回がかかっている
オルガマリーは恐竜が苦手だった。
藤丸たちは撤退しようとした。
令呪は使えなくなってた。
カルデアの者:初遭遇とはいえ、無知性化したディノス数匹も撃退できないとは
6つの異聞帯を切除して増長したか?
マリーン:誰?知ってる人?
藤丸:ロマニ・アーキマン
……を名乗る誰かだよ
ロマニ:その通りだ、真実を語っている
これからは堂々とその名を使おう
藤丸:その名は相応しい人に名乗ってほしい
ロマニ:なぜサーヴァントを喚ばない?
令呪が刻印ごと消えている……
呆れたな、マスターとしての機能を質に入れるとは
藤丸:マシュに会ってはいかないんですか?
ロマニ:ここから南、大きな角のような岩山に行け
そこの洞窟にマシュがいる
お前を助けようとボーダーから落ちた結果だ
人類が7つの異聞帯を切除できたなら
お前達を敵と認めよう
そうはならないと予想してるが
相手はあのデイビット・ゼム・ヴォイドだ
お前達にORT撃破は不可能だろう
ロマニは去った。
マリーン:記録でしか知らないからさ
どんな顔すればいいかわかんなかった
オルガマリー:あれ生物?波長はないし
私を完全に無視していたけど
藤丸:あのひとはオルガマリーを知っていたようだけど
オルガマリー:は?そんなわけないでしょう
私の名前口にしなかったし
遠くに見える岩山に行けといってたけど
マリーン:早く合流してチームカルデア再結成さ!
オルガマリー:チーム……カルデア?
洞窟にはテペウという恐竜人類=ディノスがいた。
ハベトロット、マシュが帰って来た。
地下水の水汲みをやってたらしい。
オルガマリーを見て動揺してた。
記憶障害と知ってマシュは謝ってた。
ハベトロット:マシュは悪くない!
だってソイツ異星の……
マシュ&マリーンはハベにゃんの口を塞いだ。
オルガマリー:イセイノ、なに?
マシュ:お名前と目的しか思い出せないということですね
先輩とマリーンさんを助けていただき、まことに感謝です
オルガマリー:そうよ感謝しなさい
私がいなければソイツら今ごろ……
しぶとく生き残っていたかも
テペウは汎人類史を知ってた。
ここミクトランが異聞帯=剪定世界であることも。
あの方=カルデアの者?から聞いていたらしい。
テペウはカルデアを客人と考えてた。
この世界を消す為に来たのは知ってる。
世界は滅びるもの。
どのような要因であれ、関心は持たない。
あなた達が死亡すればあなた方の世界は消える。
人類としてあなたたちを応援します、と。
オルガマリーはテペウの声にイラついてた。
周波数が違うのに会話になっている、と。
テペウ曰わくそれはマィヤ=この世界そのものが認知補正をしてるから。
以前クリプターがやって来た。
マィヤは言語を解析し、対話できるよう調律した。
世界全域に自動翻訳がかかっているようなもの。
ミクトランは広大な竪穴円筒世界。
下方向は1000キロメートル以上。
この世界の外側はマントルになる。
9つの層に分かれている。
ミクトランの名はオセロトルのリーダー、イスカリが広めた。
藤丸の脳裏にジャガーマンがよぎった。
オセロトルの単語に覚えがあった。
マシュ曰わくナワトル語のジャガーを意味する言葉。
アステカ神話の豹頭の戦士、戦神テスカトリポカの分身とも
密林に住む恐ろしい精霊ともいわれている。
ディノスを狩り、第5層に都市を築いている。
多くのディノスが死んだ。
または毒で知性を失った。
今ではディノスは残り少ない。
オセロトルは藤丸たちに似ている。
ディノスの肉を剥ぎ、骨を加工し、心臓を宝物として流通させている。
マィヤの目を盗み、巧みに行っている。
……と聞いて藤丸とマシュはボーダーとの合流を決めた。
オセロトルの話が本当ならボーダーのみんなが危ない。
ハベにゃん曰わくボーダーは南に300キロくらい落ちた。
でも藤丸が召喚すればオセロトルを迎撃できると楽観視してた。
藤丸は召喚できないことを教えた。
オルガマリー:???
テペウ:あれはチチェン・イツァーの向こうに落ちました
ここからだと赤の冥界=トラトラウキを越える必要がある
あなた達は止めても行かれるのでしょう?
ならガイドが必要です
改めて自己紹介を
私はテペウ、星詠みのテペウ
黄金樹海ミクトランを案内します
第3節 第一冥界トラトラウキ
テペウが冥界線の話をしてた。
ミクトランの異常地帯で次元の歪みが強くマィヤの恩恵が届かない場所。
かつては無知性ディノスが彷徨う場所で
テスカトリポカが来てからは完全なる死を迎えるために
踏破しなくてはならない試練の場となった。
試練を乗り越えたという認識がない限り
冥界線は踏破困難な魔境となる。
テペウ自身は第3冥界までは越えていた。
マシュ:第1冥界には巨大イグアナがいると仰ってましたが
もしやソチナトルという名前では?
テペウ:汎人類史にも同様の異界が?
マシュ:ミクトランという名称はアステカ神話の地下冥界なのです
神々の世界である13層の天上世界
人間の住む地上世界
地下9層の地下冥界をミクトランと言います
戦いによる死ではなく自然死した人間は
9層からなるミクトランを下り
最下層チコナワロヤンにて己が人生と向き合い、魂を自然に還す
こちらのミクトランには神々への信仰は生まれなかったとのことですが
自然との調和を重要視する点において
ルーツは同じものと推測できます
テペウ:では、そちらでもソチナトルは存在したのですね?
マシュ:はい、地下第1層イツクイントラン
大河アパノワカルウィア川で
死者は無毛種の犬の助けでソチナトルに食べられないよう
川を渡らねばならないと言われています
テペウ:イヌ?とは?
マリーン:かっこいい動物!
あとで絵に描いてあげるね!
テペウ:ありがとうマリーン、ですがおそらく
こういった動物ではないでしょうか?
マリーン:なんでわかるの?!しかもスケッチ上手!
マシュ:さすがの想像力……いえ考察力です
オルガマリー:汎人類史の人間は地上に住んでいたのに
ディノス達は地下に住んでいる……
それはなぜ?
テペウ:私たちの地上世界は生物の住める環境ではなくなったからでしょう
遙か以前、地表は宇宙から飛来した隕石で焼き尽くされた
我々は地下に逃れ、ミクトランで繁殖したのです
今も燃えている地上に帰らず、地底人類として
オルガマリー:隕石の衝突で地表全土が炎上しても
数万年で回復するでしょ?
この惑星、そこまでやる気なかったワケ?
そんな事より……ORTって知らない?
マシュ:私たちの目的の1つがORTなのです
カルデアはこれを誰よりも早く発見する為、南米異聞帯にやってきました
でも今は……
藤丸:もう見つける必要はないというか……
オルガマリー:ストームボーダーが最優先だものね
あと地球白紙化を解決するとか、うんうん
マシュ:UオルガマリーさんはORTを探してはいないのですか?
オルガマリー:記憶に残っていた単語だから聞いてみただけよ?
探していた……ような気はする
どうでも良かった気もする……か?
藤丸たちは川に着いた。
テペウ:私が踏破したのとは別物です
広大な河ではありましたが、これほどのものでは……
オルガマリー:滝底から何か上がってくる!
巨大イグアナってやつでしょう
マシュと私で片付けます
ハベニャは非戦闘員の護衛!
ハベにゃん:(ハベニャ?!)
マシュ、オルガマリーのみ出撃
冥界イグアナ(狂)6体
巨大イグアナ(狂)
巨大イグアナは人特攻
チャージプラスを使う
ハベにゃん:確かにボクが前に出る必要はなかったみたい
でもちょっと過保護かもだ
藤丸は一人前のマスターだ
距離さえ取ればめっちゃ的確に身を守るし
戦況だって見据えられる
オルガマリー:ふーん、一人前とか、ご立派なこと
でも今のは藤丸を気遣ってのことではないわ
あなたとマシュを気遣ってのことよ
あなた実体化するときはマシュの盾のエネルギー使ってるでしょ
それ充電できるのはストームボーダーだけなんでしょ?
なら温存できるところは温存なさい
マシュが孤立したときはあなたがマシュのサポートするの、いいわねハベニャ
ハベにゃん:ならお言葉通りにマシュがピンチの時はボクがフォローするよ
マシュ:この河を泳ぐ、あるいは筏での踏破は不可能です
いかがいたしましょうマスター
藤丸:空を飛べる英霊を召喚できれば……
マシュ:現在マスターは召喚不能状態ですので……
オルガマリー:見た目に惑わされないことね
神話的アプローチなら冥界に馴染みのあるサーヴァントじゃないと
マシュ:そのとおりです所長
さすがはカルデアの……あ
オルガマリー:カルデアの?なに?
マシュ:カルデアの頼れるおばあさまとか、そういうのです
オルガマリー:おばあさまぁ?
キングプロテア:いまカルデアと言いましたか?
でも聞き間違いだったら怖いです
きっといじめられます、だから
……だからその前に潰しちゃいますね?
マシュ、ハベにゃんのみ出撃
キングプロテア(分)
無限増殖で最大HPアップ&宝具耐性アップを使う
3ターン経過で終わり
キングプロテア:カルデアのマスターですよ?
わたしのこと、知ってますか?
藤丸:もちろん
キングプロテア:よかった!やっぱり藤丸さんですね
オルガマリー:なに普通に話してるの?!
味方だったりするの?!
マシュ:わたしも驚いてますが、プロテアさんから敵性反応はありません
マスターはご存じのようですし……
マリーン:わかった!ボーダーで召喚してたサーヴァント
ニトクリスのほか、あと3騎予定されてたでしょ
プロテア、その1騎なんじゃない?
キングプロテア:そうですよマリーンさん
カルデアお助けサーヴァント4人衆のひとりです
気づいたらこの河にいて、
不安で動けなくなっていたところに皆さんの声が聞こえて……
勇気を出して立ち上がってよかったです
オルガマリー:貴様どのような英霊なのだ?
アルターエゴなどというクラス、汎人類史にはないはずだが
キングプロテア:わたしは複数の女神とお母様の人格を組み合わせたサーヴァントです
エッセンスとなった女神は複数の大地母神ですが
そのほかに神獣アイラーヴァタと
……あれ?何か混ざってる?
なんだろう、これ……
マシュ:インド神話の乳海攪拌で生まれたアイラーヴァタですか?
キングプロテア:はい!神々の衰退で地上は死の世界になりました
それに困った神々は世界を蘇らせる為
神々の敵対者アスラたちと組み、
世界復興の儀式に挑みました
それが乳海攪拌
神々は世界の全てを乳海に投入し、
不老不死の霊薬アムリタを作り出しました
その途中で生まれたのが白い象アイラーヴァタ
乳海を泳ぐ優雅な象さんなのです
テペウ:見方を変えればそれは冥界でのできごとでしょうか?
マシュ:プロテアさんは死の海をも渡る特性をお持ちです
マリーン:プロテアに運んでもらえばいいんだ!
プロテアは藤丸たちを手のひらに乗せられるほど大きくなった。
藤丸たちを乗せて河を渡った。
オルガマリーは空を飛んだ。
曰わく得体の知れないサーヴァントの手の上になど乗れるか。
プロテアの背中から血が流れた。
見えない何かがいた。
プロテアはみんなを岸に下ろした。
プロテアは川に沈んだ。
カマソッソが現われた。
カマソッソ:あまりにも無様
阻むべき者が道を空ける、即ち裏切り
ならば殺すほかあるまい
冥界にて死するほかあるまい
藤丸:おまえがプロテアを……!
カマソッソ:オマエたちも気になるか
いいだろう、くれてやる
テスカトリポカと違い、カマソッソは気前がいい
くははは!不味い不味い
やはり質が重要か
オレは学んだぞ、カルデアの神官よ
サーヴァントの血は不味い
好奇心から口にすべきでないとな
マシュ:マヤ神話の冥界に棲む、人の血を吸う蝙蝠の神……!
カマソッソ:オレは神話の生き物、オマエたちの同類だ
オマエ、クリプタートやらの同類だろう?
藤丸:デイビット・ゼム・ヴォイドのこと?
カマソッソ:ヤツとオマエは敵同士だ
本来であればオマエの首を斬りその血を味わうのだが
怒りを噛みしめるその顔は面白い
オレに怒りを向けた猿には、この死に方が相応しい
出でよ黒きソチナトル、戒めの令呪に応えよ
オマエたちの始末は番人に任せよう
藤丸:(今のはわたしの令呪……?!)
マシュ:下方40メートル、崖の下から何か来ます
仮面を着けたキングプロテアだった。
マリーン:あれぜったい操られてるやつ!
ハベにゃん:倒すか逃げるか、どっちにしても
でかい一撃を食らわせるしかないんだわ
ブラックバレル、デッドカウンターなしで使って!
マシュ、ハベにゃん、オルガマリーのみ出撃。
キングプロテア(分)
ハベにゃんはガッツ3回
宝具攻撃でスタン付与
毎ターンHP減少2ターンがかかる
ブラックバレルを2発撃つと終わり
藤丸たちは密林に逃げ込んだ。
マリーン:プロテア、見境なしで地面を叩いてる!
テペウ:カマソッソは彼女をソチナトルと呼びました
彼女が冥界の番人なら河から離れられず
密林の中には追って来られません
我々にはあと少しの運があればいい
オルガマリー:なら楽勝だな
私の運は銀河級だ
当たり99%、外れ1%のくじ引きなら
確実に1%を引けるのだ!ふははは!
藤丸:それって悪……
オルガマリー:ん?なんか暗くない?
暗転後、オルガマリーは生きてた。
藤丸:さすが大統領、なんでもなかったぜ
オルガマリー:あなた、安全になってから戻って来たわね
地面に埋没している私の観察、楽しかったかしら?
ハベにゃん:プロテアどうしようもないのかな……
河だってあんな禍々しくなっちゃってさ
オルガマリー:あれはプロテアから流れている血よ
隙を見て空から干渉してみたけど
傷もつかなければ塞げもしなかった
苦痛の声もあげなかったし、痛覚ないのかしらね
マシュ:声をあげられない状態ではないでしょうか……
藤丸:カマソッソを捕まえて元に戻そう
オルガマリー:できたら私がやってます
あのキモチ悪いの半径50キロメートル以内にいないのよ
テペウ:これでは第1冥界を越えるのは不可能です
プロテアを排除しない限りは
オルガマリー:それはプロテアを殺すということ?
テペウ:選択の1つです、とはいえそれは困難だと先ほど証明されました
今の我々では無力化できない
見つからないよう隠れて進むか
このまま待ち続けるか
プロテアは流血し続けていると言いましたね、U
ではいずれ絶命します
マリーン:プロテア可哀想だよ~
助けてあげようよ~
マッシュ:何者かがこちらにやってきます
言峰=ラスプーチンだった。
藤丸:どうして私たちの前に?
マシュ:我々の妨害に来たとしか考えられません
言峰:今回は違う目的で動いている
それが叶うなら君たちとは敵対しない
そして目的は果たされた
こんなところにいたのですね、お嬢さま
私と共に地球統括府、グレートマジェスティックハウスに戻りましょう
オルガマリー:え?知らんし、誰こいつ?
言峰:あなたの忠実な執事、ラスプーチンです
オルガマリー:?????
言峰:ははははは
失礼、お嬢さまの器の大きさに感心し、つい笑いがこぼれてしまいました
私の名など覚えていなくとも結構
この先も神父だけで十分です
重要なのは私はあなたの僕であり味方なのです
オルガマリー:オマエの言葉に嘘はない事はわかる
これほど濃い……黒に近い青は他にない
本当にオマエは私の僕のようだな
マシュ:聡明なオルガマリーさんを容易く懐柔するなんて
何を企んでいるのですか、言峰神父
言峰:予想外の事態という点では私も変わらなくてね
行方不明のお嬢さまを捜しに来てみれば
お嬢さまにはおかしな友人ができていた
すぐに君たちと縁を切り、ご自分の立場を思い出してほしいのだが
オルガマリー:はあ?
あなた私を言葉だけの大統領にするつもり?
私はカルデアという組織に協力すると言ったの
少なくともストームボーダーに到着するま離れるつもりはないわ
言峰:なるほど、ではお嬢さまがカルデアに協力すると言っている間は
私も君たちに協力しよう
とはいえ、私はこの通り非力な神父だ、戦闘には参加できないがね
藤丸:そんなミエミエの……
言峰:嘘ではないとも
私は一介の神父だ
その方が君たちにも都合がいいのではないかな?
藤丸:彼女がどうしてこなったのか、知ってるの?
言峰:この惑星で敵なしのお嬢さまが
記憶を失うほどの事態など、私には想像もできんよ
私からも質問をしていいかな
あまり関心はないが同じ職場だったのでね
リンボの最後はどうだったかな?
藤丸は正論、正論、また正論を語った。
言峰:よし聞かなかったことにしよう
冥界の番人、ソチナトルになってしまった彼女を攻略するのだろう?
あのサーヴァントは悪霊に取り憑かれている
あの仮面だ
メキシコでは髑髏=カラベラと言ったかな
強力な神霊の力を感じた
あの仮面を外せば正気に戻るだろう
元の状態に戻るかの保証はできないがね
テペウ:冥界の番人になった者は
冥界から出る事は敵わない
それが汎人類史の神によって生まれた、新しい決まりですか?
言峰:そう決めた神がいるのでしょう
しかしこれはチャンスでもある
汎人類史の神話で上書きされた冥界線は
異聞帯ではなくなっている
マシュ君、人理定礎は計れるかな?
マシュ:これは……人理定礎値が変動している……?
言峰:編纂事象でもあり剪定事象でもあるということだよ
ここではカルデアと縁を結んだ英霊を
魔力の許す限り何騎でも召喚できる
とはいえ一人の魔術師では数騎が限界だ
逆にストームボーダーのエンジンなら
百騎単位のサーヴァント召喚が可能だろう
ツングースカで君たちが行おうとしたように
マシュ:そんなことまでご存じなのですか?
言峰:なにツングースカについては鎌かけだよ
最終的にはそういう作戦を取ると思ってね
テペウ:藤丸はミクトランに来てから英霊を喚べなくなっています
言峰:そのようですな、令呪を失っている
藤丸、君は令呪をどこで手放したのかな
藤丸:よく思い出せないけど……不思議な場所で……
言峰:霧に包まれた世界と戻るための取引
君は令呪を担保に九死に一生を得た
その令呪をカマソッソが持っている
キングプロテアをオルタ化させたのも納得だ
彼女はどこかの時空で君と契約したサーヴァントだったのだろう
マシュ:ではプロテアさんはマスターの令呪と信じてあんな姿に?
言峰:そうでなければ魂とも言える霊核を差し出しはしないだろう
いま重要なのはそこではないよ
藤丸は生き返る為に令呪を差し出したということだ
だがここは冥界線、生者の世界ではない
テペウ:なるほど冥界にいる時点で
生き返りと令呪を引き替えにした契約は成立しない
ハベにゃん:そっか第1冥界に入ってから
どうせダメって召喚しようとしなかったもんな
試してみたら?藤丸
言峰:召喚可能と気づいたのなら、あとは作戦だ
使役するサーヴァントさえ間違わなければ
ソチナトル攻略は容易いだろう
藤丸:……プロテアを自由にする手段にはならない
言峰:私が提案したのはソチナトル攻略であって
キングプロテア撃破ではないよ
君たちがソチナトルの動きをを封じられるのなら、私の出番だ
仮面に張り付き、霊基と結びついた腫瘍の切除を行う
サポートはフレンドのオベロンにした。
こちらに女神属性がいると幼児退行を1回だけ封印できる
ヘファイスティオン、サロメ、バニヤン
キャストリア、エウリュアレで打開した。
キングプロテア・ソチナトル(分)
開幕で巨獣攪拌=スタメン&控えをシャッフル
こちらは毎ターン3000HP減少2ターンがかかる
Uオルガマリーの雷=HP増加がすべて消える
幼児退行=10ターン後に女神変生でバトル開始時点の状態に戻る
赤き乳海=毎ターン1万HP回復2ターン
カラベラの仮面=スタン1ターン&防御アップ2ターン
青ゲージブレイクで、またシャッフル
さらにこちら全体50NP減少
紫ゲージブレイクでスキル封印1ターン&NP減少
マシュが言峰を打ち上げた。
言峰は仮面を破壊した。
まだ仮面のみでも動いてた。
仮面だけならオルガマリーでも戦える。
サポートはNPCオルガマリーのみ。
マシュはスタメン必須。
ヘファイスティオン、サロメ、アタランテオルタ、九紋竜エリザを入れた。
髑髏の仮面(分)
攻撃アップ&毎ターンチャージプラスがかかってる
藤丸の令呪が一画戻った。
キングプロテアはオルタ化してた。
キングプロテア?:巨人が人間に敗れるなんて
しかも召喚者なんて思い上がった人間に
神話の末裔として許せない
許せないけど、私、助けられたのですものね
せっかくのオルタ化だけど戻ります
あとは好きにすればいい
次に会ったら覚えてなさい、マスター
キングプロテア:は?!いま何か言ってましたかわたし?!
仮面を外していただいたところまでは、ちゃんと意識があったんですけど
最後のあたり、おかしくありませんでしたか?
強気というか、偉そうというか、悪い子……というか……
藤丸:おかえりプロテア
キングプロテア:はい、ただいま戻りました
怪獣として退治されちゃうと諦めてたけど
皆さんは見捨てず戦ってくれました
とても、とても嬉しいです
第4節 黄金都市にて
マリーンはテペウの羽の下で涼んでた。
2人を父と子のようとマシュは評した。
オルガマリーはテペウを90歳くらいと推察した。
マシュ:そんなご高齢の方に今までたいへん無茶なルートを通らせてしまいました
テペウ:辛いことはありませんでした
ディノスは死期を迎えるまで身体機能は衰えないのです
それより良かったのですか?
プロテアとあっさり別れてしまって
藤丸たちはプロテアと別れてた。
プロテアは冥界線から離れられない。
プロテアが活動できてたのは、冥界の番人になったから。
カマソッソが番人になるよう勧誘したらしい。
冥界からプロテアを出すには再召喚が必要。
プロテアは神霊なので、再召喚自体が難しい。
召喚できても「このプロテア」と再会できる可能性は絶無。
プロテア:少なくとも第一冥界ではマスターなしで現界を続けられます
なので、ここで皆さんを待ってますね
もう一度戻って来ることがあったら
そのときは力いっぱい暴れちゃいます
アルターエゴ、キングプロテアは、何があっても藤丸さんのサーヴァントです
藤丸:ストームボーダーに行けば解決策はあるはず
神父:ところで、ボーダーとの通信はできてるのかな
マシュ:48時間前を最後に途絶えています
通信装置の故障とのことです
神父:心配するならボーダーを優先するべきでは?
ここは汎人類史と敵対する異聞帯、ミクトランだ
藤丸:急ごう、マシュ
神父:では気を引き締めたところで戦闘準備を
上空から大量の肉食い虫だ
サポートはマシュ、ハベにゃん、オルガマリーから選択。
3体のみ出撃可能。
肉食い虫(馬)3体
肉食い虫はスタン1ターンを使う
肉食い虫(馬)6体
異常変種(殺)2体
異常変種は肉食い虫を呼ぶ
バトル後、夜になってた。
虫に気づかなかったマリーンは謝ってた。
マシュのオルテナウスでも感知しなかった。
夜になるとコアトル=大蛇、シバクトリ=大鰐が現われる。
無知性ディノスもいる。
ここで休息となった。
マシュ:虫の嫌う周波数が特定できました
虫除け結界はバッチリです
敵性生物の接近もオルテナウスが感知できます
テペウ:虫の嫌う音で追い払う……
素晴らしい、習性に訴える迎撃とは
オルガマリー:汎人類史をあまり評価しないことよ、テペウ
クリーンなエネルギー革命……核融合が安定してできるようになったら
名誉宇宙ヒト型生命と認めてあげてもいいけどね
マシュ:Uさんは、なぜ地球大統領なのでしょう?
藤丸:私も聞きたい、Youはなぜ大統領に?
オルガマリー:私はこの惑星の悲鳴を聞いて虚空の星よりやってきました
私が行うべきは知性体の育成、その指導です
あなたたちを監督する者であり
あなたたちの代表であり
あなたたちの成果を喜ぶ者
そういうものに、この私はなりたかった……気がします
そのためには……ないと
すべてを白紙に戻して、より愚かな人類たちを……
藤丸:愚かな人類の面倒を看るくらいなら……
オルガマリー:宇宙にはもっといい知性体がいるだろうって?
基本、知性体って愚かなものでしょ?
私たちが間違いを犯すから、宇宙は更新されるのよ
(なーんて偉そうに言ったけど
いつになったら私の体、言うこと聞くようになるのかしら
人理出力器官4%に低下、情報処理機能、メイン完全に損壊
これじゃ大統領どころか、事務官にもなれやしない
そもそも、私いったいなんなわけ?)
藤丸たちは大草原にいた。
テペウは何か提案しようとしたけど、間に合わなかった。
ディノス:堂々と平原を越えてきたかオセロトル!
無知性化したディノスを連れて来たところで我々の目は欺けない
恐竜王より平原を越えようとする者は
ディノスであっても攻撃せよと布令は出ている
サポートは手持ちのハベにゃんにした。
3体のみ出撃可能。
全員、無敵貫通礼装をセットした。
闘士ディノス(狂)2体
闘士ディノス(狂)
無敵9回&毎ターンチャージMAX&宝具ダメージアップがかかってる
2ターンで増援を呼ぶ
3ターン経過で終わり
次々にディノスが集まってた。
藤丸は撤退を命じた。
ハベにゃん:もしかしてあれ関所?!通れないじゃん!
テペウ:そのようです、等間隔で闘士ディノスが配置されてました
隠れる場所のない平原では彼らの目をかいくぐるのは不可能です
藤丸:なにか手はないんですか?
テペウ:道順を変えましょう
チチェンイツァに行くことをお勧めします
狂竜王に通行許可をいただくしかありません
神父:早朝に遠くに見えた遺跡かな?
テペウ:ディノスのただ1つの集合住居にしてミクトランの太陽を守る聖地
太陽の教え、ククルカンのおわす場所です
藤丸たちはチチェンイツァにいた。
神父の偽装魔術でディノスに変身してた。
ディノスサイズの街なので、すべてが巨大だった。
ハベにゃんは階段にも登れず、観光できずに残念がった。
トカゲへの偽装を嫌ったオルガマリーは森に残った。
マリーンもオルガマリーを1人にしたくないと残った。
街の人口は元は2000人くらい。
ミクトラン中から集まっても2400人しかいなかった。
クリプター=オセロトルの虐殺でディノスは絶滅する。
雌が優先的に狩られたらしい。
ここには貨幣はない。
出店の商品は自由に持って行けばいい。
人間は人間同士争うが、ディノスは争わない。
それは強い肉体と穏やかな精神性を持つので、何の不足もないから。
ディノスには奪うという考えがない。
奥のピラミッドが王の祭壇だった。
空に伸びている鉱石のように見える植物は太陽遍歴。
ミクトランの太陽はここから昇り、第9層まで移動して戻って来る。
テペウは元はここの神官だった。
ツテがあるので王と謁見もできる。
グウブ:どの牙下げて戻って来たテペウ!
誰がお前のような異常思考者を太陽遍歴の間まで通したのか
後ろの若いディノスは、弟子の自慢に来たのか、忌々しい
テペウ:神官グウブ、元気そうでなりよりです
恐竜王にお目通り願いたいのですが、よろしいですか?
グウブ:王はオセロトルどもの対応で忙しい!
チチェンイツァはお前のような意気地なしのいる場所ではない
神父:あのグウブというディノスとあまり良好な関係ではないようですが
テペウ:ことあるごとに暗殺闘士を仕向けてきたグウブが
神官長にまで出世していたとは
いやはや、おめでとうを言い忘れましたね
ハベにゃん:正攻法で王にあるのは無理だね
マシュ:どうにか協力者を見つけ、違うルートで王にお会いするのです
藤丸:そのためには情報収集だね
オルガマリー&マリーンが街に来てた。
オルガマリーは素のままだった。
マリーンはオルガマリーの側にいれば付属生物と思われるので平気。
まずはテペウの自宅に向かった。
庭が荒れ放題で魔獣までいた。
藤丸たちが討伐することになった。
サポートはフレンドのモルガンにした。
3人まで出撃可能。
密林毒蛇(槍)2体
密林熱蛇(槍)2体
庭で遊びし獣(馬)狼2体
ザ・ボス(狂)キメラ
庭に住みつきし獣(槍)バジリスク2体
掃除が終わり、テペウは汎人類史のチチェンイツァを知りたがった。
チチェンイツァはユカタン半島にあったマヤ文明の都市。
マヤ文明は紀元前1600年から後900年まで続いた。
前1600年から後250年を先古典期。
後250年から後900年までを古典期。
後900年から16世紀前半までを後古典期。
それぞれの期で滅亡と繁栄があった。
チチェンイツァは後古典期にイツァ人が作った。
チチェンイツァで信仰された神がククルカン、風と水の神。
アステカ神話のケツァルコアトルと同じ神。
汎人類史のマヤ文明は都市国家マヤパンから取られた。
古典期には60から70の国家が乱立。
それぞれの都市国家の王は同盟を結んでいた。
彼らの兵器は槍、弓、黒曜石の剣マカナで銃器は生まれてなかった。
馬に乗って戦う騎兵の概念もなかった。
大陸から渡ってきた人間たちによって、
マヤ文明を受け継いだアステカ王国は16世紀前半に滅亡。
スペインから派遣されたエルナン・コルテスは、
少数の仲間とアステカ王国首都テノチティトランを占拠。
アステカ王モテクソマ2世は、この動乱の中で死亡。
アステカはスペイン領となり、メキシコという名前に変わる。
アステカには悪神テスカトリポカに敗れ、
姿を消した善神ケツァルコアトルが
東北の彼方より戻り、アステカの栄光を約束するという伝説があった。
ケツァルコアトルは白い肌に黒ひげの姿とされ、
エルナン・コルテスはその特徴と同じだった。
モテクソマ2世はケツァルコアトルの再来として城に迎え入れた。
エルナン・コルテスは周辺の敵対部族を味方にした。
アステカは日に50以上の生け贄を雨の神トラロック、部族神ウィツィロポチトリに捧げた。
生け贄は周辺部族から奴隷として確保した。
アステカの滅亡はエルナン・コルテスの力だけでなく、周辺部族の叛乱もあったから。
モテクソマ2世はアステカを終わらせた王と呼ばれている。
征服者を神の再来と迎えた責任を追及され、
テノチティトランの住人に石を投げられて死んだ。
ただし、王殺しを避けたい、そういうことにしたい、スペインの主張とも見られている。
テペウ:外の世界からやってきた征服者
銃器による制圧、殺戮
ここ最近のミクトランと同じです
クリプターデイビットの行いは、エルナン・コルテスの再現なのですね
我々ディノスに神という概念はありませんでした
神はデイビットが現われてからミクトランに伝わったもの
太陽の教え=ククルカンも、神と呼ばれるようになりました
今では神という概念の方がしっくりくるのです
次は汎人類史の神、テスカトリポカやケツァルコアトルを知りたいのですが
夜も更けてきました
今夜はここまでにしましょう
神父:その前に質問が
貴方たちディノスは、このチチェンイツァに合ってない
この生活様式は汎人類史の人類に即したものです
この都市は誰が築いたものですか?
テペウ:チチェンイツァをお造りになったのはククルカンです
ミクトラン運営のため、この都市を築いたと伝わっています
第5節 チチェンイツァの生活(I)
翌朝。
マリーンも寝てたらしい。
英霊ネモ本人ではないので、霊体化すると実体に戻れない。
眠れると魔力消費を抑えられるし、ちょっと回復もできる。
マリーンはどんな怪我をしても、ノーチラスの他のマリーンとバトンタッチで元通り。
常勤12人、総員24人。
今は総員19人、アトランティスで4人、ブリテンで1人……。
オルガマリー&神父は会議を始めた。
オルガは映像を空中に投影する能力が回復してた。
玉座へのルートは祭壇前の階段のみ。
階段は闘士が守っている。
恐竜王の私室のような建物に恐竜王と思しき人物は確認されてない。
なので祭壇を強行突破しても謁見できる可能性は低い。
映像の1つは闘技場=サッカの祭祀場。
球を手以外の部位で跳ね飛ばし、
ネットを張った輪の中に通した方が勝ちという儀式。
サッカーじゃーん!と藤丸はツッコんだ。
有力なサッカ選手と知り合い、チームに入れてもらい、儀式に参加する。
街に出てサッカ選手を探す。
儀式は明日だから今日中が期限。
今回の偽装魔術はディノスに見えるのはディノスだけという仕様になった。
これならディノス嫌いのオルガマリーも同行できる。
藤丸たちは平日の祭祀場でデスローリングというチームに会ってた。
デイノニクス11兄弟だった。
藤丸たちがテペウの援軍と察した。
11兄弟:そう簡単にマスターの助けは受けない!
マスターが去った後、200もの敗北を喫していたとしてもだ
オマエたちがどれほど動けるか直々に確かめてやる!
サポートはフレンドのキングプロテアを入れた。
手持ちから4体出撃可能。
マシュはスタメン必須。
デイノニクス11兄弟(殺)7体
兄弟Aは回避無視がかかる
兄弟Cは攻撃を受けると相手と自身を退場させる
HP0でも相手と自身を退場させるので
ワンパンで倒しても倒したサバが退場となってしまう
さらに退場時に全体に回避無視1ターンを使う
兄弟BとEは1ターン後に味方を強化して退場する
兄弟Gは登場時に無敵1ターン
ターン終了で無敵付与3ターン
タゲ集中がかかる
自身に毎ターン2000HP回復2ターンを使う
藤丸たちは補欠チームと認められた。
11兄弟:これで初戦敗退はなくなった
マシュ:ずいぶん目標が低いようですが……
優勝候補ともいえる名門チームですよね?
11兄弟:(全員目をそらす)
マシュ:みなさんオフェンスばかりで
ディフェンダーがいらっしゃらないようでしたが……
11兄弟:ちょっとカカオ中毒でDFが寝込んでいるというか
そんなことよりカカオ豆の話をしない?
うまいんだあれ、食べすぎると毒になるけどな
藤丸:だ……だめだこのチーム
マシュがスパルタ特訓やってた。
マシュ:かつてわたしを鍛えてくれたレオニダス王の名にかけて
みなさんを一流のスパルタンに仕上げます
藤丸:マシュにスイッチが入った
11兄弟七男:大平原の向こうに行きたいんだって?
そりゃ優勝するしかねえわな
神官グウブがいる限り、恐竜王には会えやしねえ
おれたちゃサッカさえできれば文句はないが
チチェンイツァから離れるディノスもいる
マスターテペウも勝手にしてるだろ?
マスターがいた頃はオレたちの監督をしてくれてな
フォーメーションっていうの?
それで毎回勝ち続けたもんさ
フォーメーションは一度限りだ
二度目は対応される
マスターテペウは毎回、相手にあったフォーメーションを考案してくれた
それを失ったオレたちは弱小チームに戻ったんだよ
11兄弟六男:パイセンたち、サッカに出るならアレが必要じゃねえの
サッカにはひとりにつき一個、太陽に捧げる球が必要なんだ
アレばかりは新品じゃねえとククルカンに嫌われる
藤丸たちはテペウと合流した。
Uとラスプーチンはいなかった。
テペウ&マリーンは南米ノーチラスを結成してた。
儀式参加にマイボールが必要とテペウは思い出した。
樹海は危険なのでマリーンはチームの指導。
藤丸たちは西の森の粘り樹に向かった。
粘り樹を探しているとオセロトルが現われた。
3騎のみ出撃。
ハベにゃん、マシュは出撃固定。
残り1人はドラコーにした。
オセロトル(剣)2体
オセロトル(弓)
バトル後、近くで銃声がした。
人間の少年がオセロトルを銃殺するのを藤丸たちは見た。
???:なぜ仮面をつけてない
貌を隠すのがおまえたちのルールだろうが
そんなナリでうろつくな
ディノスに殺されるぞ
おまえたちは銃を向けなかった
だから見逃す
ただし追って来たら殺す
時間を無駄にするなよ
ミクトランの猶予は残り少ない
藤丸たちはテペウと合流した。
藤丸:人間の少年がいました
テペウ:何かの見間違いではないでしょうか
ペヨトルでも噛んでしまったとか
あなた達の頭ほどのおおきさで産毛が生えた植物です
噛むと幻覚を見るので神官達が愛用します
ともあれ戻りましょう
人数分のボールを作らないといけませんので
その夜、Uとラスプーチンも戻って晩飯食ってた。
テペウは夜通しで人数分のボール作り。
後片付けはマシュとマリーン。
他は寝た。
……と思いきや藤丸は風を浴びに屋上へ出た。
オルガマリーは起きてた。
Uはストームボーダーを見てた。
樹海の中に鋼鉄の箱があるくらいは見えるらしい。
オルガマリー:あなたの仲間って何人いるの?
藤丸:管制室に5人、他部署に7人だよ
オルガマリー:なら安心なさい、全員無事よ
……ふん、あからさまにホッとして
顔も色もわかりやすいヤツ
部屋に戻って無様に気絶してなさいよ
藤丸:気絶じゃなくて寝てるんだよ
オルガマリー:意識がない、思考してない、動いてない
つまり気絶でしょ?
藤丸:夜、眠らない?
オルガマリー:そうよ悪い?
藤丸:(じゃあ今まではひとりで……)
オルガマリー:なんだその色は、気持ち悪い!
私を貴様と同じモノ扱いするな
私は宇宙から来た非人類、それを忘れないで
藤丸:よし、どうにかして眠ってみよう!
オルガマリー:私の話ちゃんと聞いてた?!
でも確かに試していないのにできないというのはよくありませんね
いいだろう、やってやる
一過性の意識消失などたやすい
私に不可能はないことを証明してやろう
この章のサッカのくだり、ギャグ時空な限定イベみたいな雰囲気っすね……。
第6節 燃えろ炎のストライカー
出撃はオルガマリーのみ。
グランドセイバー(剣)キャストリア
グランドランサー(槍)ロムルス
グランドアーチャー(弓)オリオン
グランドライダー(馬)太公望
グランドキャスター(術)マーリン
グランドアサシン(殺)山の翁
グランドバーサーカー(狂)不明
オリオンはガッツ1回3ターン&攻撃アップ2ターン&クリ率アップ1ターンを使う
太公望はチャージプラス2を使う
マーリンは全体チャージプラス&攻撃アップ2ターンを使う
オルガマリーはグランドサーヴァントを全て倒した夢を見てた。
曰わく、これで人類は統括価値はないと判明した。
ストームボーダーとやらは接収すると決めた。
翌朝、藤丸たちは試合のトーナメント表を見てた。
テペウの南米ノーチラスは端っこ。
デスローリングとは決勝で当たるかもと。
オルガマリーが駆け込んできた。
オルガマリー:やっぱり私は人類の敵だったようね
グランドサーヴァントっていうの?
ソイツらを全滅させたのよ!夢で!
マシュ:夢というのでしたら、確かに、はい
藤丸:ええー、ほんとにぃ~?
オルガマリー:コ、コイツ……!
オルガマリーは涙目で反論した。
地球でいちばんだったの、私!と。
試合前、デイノニクス兄弟は自信満々だった。
藤丸から教わったムービングフットボール
サイドアタック、リトリートがあれば負けることないと。
チームTAIGAのリーダー、グレートデスクローが現われた。
曰わく、この爪で全員ベンチ送りにしてやる。
藤丸:1回戦は楽勝みたいだよ
兄弟たち:オレたちもそんな気がしてきたっす
実際、1回戦は快勝だった。
マリーンたちのチームも勝ち上がってた。
オルガマリーが現われた。
チーム・コワスギ11を結成してた。
マシュ:相手が地球大統領だとしても
サッカの儀式は最後の1秒までわかりません
オルガマリー:いいだろう、フェアプレイ祭りにしてやる
サポートはフレンドのモルガンにした。
マシュ&ハベにゃんはスタメン必須。
残り2枠は自由枠。
バニヤン、サロメを入れた。
コワスギイレブン(狂)2体
Uオルガマリー(?)
オルガマリーは生け贄、夢のおわりの対象外
青ゲージブレイクで全体に攻撃時に相手のNPを減らす2ターンがかかる
オルガマリー自身はダメージカットがかかる
また言峰がランダムにHP0で敵全スタン1回3ターン&タゲ集中2ターンを使う
紫ゲージブレイクで敵全にチャージプラスがかかる
オルガマリーとコワスギイレブン1体は撤退する
残ったコワスギイレブンはガッツが消える
コワスギイレブンはガッツが永続
自身に毎ターンHP回復を使う
負けたオルガマリーは藤丸のチームに入った。
言峰:私は藤丸のチームに入れてもらえと提言したのですが……
オルガマリー:マイチーム組んだの
貴様からの進言だったんですけど?
そっちのチームに移籍するわ
11兄弟七男:そりゃ助かる
何人かケガしちまったし
決勝で動けるか心配だったんだ
藤丸:何か必要なものある?
11兄弟七男:大通りで塗り草と氷袋をもらってきてくれ
藤丸が売店に向かうとすご流暢な英語が聞こえた。
デイビット:ああ、変装か
よくできているが効果時間に難がありそうだ
夜になる前にアジトに戻った方がいい
藤丸:どうしてここに?!
デイビット:旅の準備をしてるだけだ
切り傷用の血止めの草と、赤瓜と同じモノを津
蜜蜂蘭、頑丈な蔓のロープ、蝙蝠除けのハッカ香、あるだけの酸化皮膜を
デイビットは品物を藤丸に押しつけた。
藤丸:意味がわからないんだけど!
デイビット:特に話すことはないはずだが
ここで殺し合う理由もない
質問に応じる時間はない
藤丸:じゃあひとつだけ、クリプターについて聞きたい
あなたの仲間たちの気持ちを
デイビット:カドックの成果は今のところ順当だ
オフェリアは無駄死に
芥は当然の死だろう
ペペロンチーノは過去を肴に野垂れ死に
ベリルはひとり勝ち組だな
キリシュタリアは計画自体が失敗だった
原初からそのつもりだったが……
オレひとりでカルデアを無に帰そう
藤丸たちは不戦勝で優勝した。
テペウが南米ノーチラスを棄権させてた。
どちらが勝っても同じだから。
それを聞いたマリーンは1人で祭祀場を去った。
オルガマリーは怒った。
オルガマリー:マリーン、あんなに楽しみにしてたじゃない!
テペウ:それは全体の目的達成の向けての充実感というもので
個々の感情は特に重要では……
オルガマリー:能書きはいいからマリーンに謝ってきなさい!
一刻も早く、私のプラズマより速く!
テペウはマリーンが逃げ出した理由がわからないままマリーンに追いついた。
マリーン:ひとりになりたいのにどうして来ちゃうの~
泣いてるところ見られたくないじゃーん!
バカバカバカ!テペウのバカ!
テペウ:藤丸とマシュガ決勝にあがり、我々があがった時点で
代わりに優勝する意味はなくなった
自分の努力が無益になったのが悲しいのですか?
はじめからチームを組むべきじゃなかったと?
マリーン:テペウと一緒に戦いたかったんだよ~
あんなに真剣に練習してたじゃんか!
本番でもテペウの笑う顔が見たかったんだよ~
結果だけでいいとかズルだよ
過程も楽しい方がいいに決まってるじゃん!
テペウ:(これが汎人類史のヒト
そこまで自己の認識を主体に置ける生命が文明を築くことに危機感を覚える
汎人類史は理由や理屈にそぐわない間違いを犯す文明だ)
藤丸たちは恐竜王に謁見した。
大平原を越えさせて欲しいと頼んだ。
恐竜王:おまえらディノスじゃないな?
その変装は汎人類史の魔術か
グウヴ:オセロトル!
メヒコシティの猿どもではないか!
闘士ワクチャン!祭事場での暴力を許可する
オルガマリー、マシュはスタメン必須。
手持ち2枠出撃可能。
ヒロインXとぐっさまを入れた。
概念礼装は無敵貫通にした。
闘士ワクチャン(馬)
無敵
防御アップ
攻撃を受けると攻撃ダウンがかかってる
毎ターンHP2000回復2ターンを使う
ダメージカット3ターンを使う
緑ゲージブレイクで終わり(HP44万)
ワクチャンは戦意喪失した。
オルガマリーに求婚した。
花を渡そうとしてた。
ワクチャン:この戦いが終わったら結婚してくれねえか!
オルガマリー:?
ワクチャン:?じゃなくて
結婚、わかる?オレとあんたで夫婦に
オルガマリー:あ、なるほど、スペースデブリ?
ワクチャン:ちげえよ!ワクチャンだよ!
かっこいいわりに頭の悪い女なのかぁ?!
オルガマリー:あ”””?
恐竜王はワクチャンを面白がった。
神輿の垂れ幕から出た。
森で出会った金髪の少年だった。
恐竜王:その者たちはオセロトルにあらず
ディノスに害をなすものではない
観客たちは鎮まった。
恐竜王:ん?昨日、密林ででくわしたヤツらだったか
そうか、おまえたちがカルデアだったか
となる空飛び岩の落下地点に行きたいんだな?
その程度なら許してやる
仲間を助けに行くってのはまっとうな理由だ
ヴクブ:このまま見逃すなどミクトランの王にあるまじき行いかと
恐竜王:まあな、お前の言い分もわかるぜ
おい、お前、藤丸
ポケットに入ってるものを出せ
藤丸は骸骨の砂糖菓子=カラベラ・デ・アスカルを見せた。
恐竜王:ほらな、やっぱり試練の途中だよ
アイツらしい時間の使い方で、ほんと面倒くさい
弁えろヴクブ、あいつはオレの客だ
それともオレに逆らうか?
チチェンイツァを取り戻したいなら、いつでもオレの寝首をかけ
場所を変えるぞ
ここじゃディノスたちの耳もある
ディノスの王でなく異聞帯の王として話を聞いてやる
俺の名はテスカトリポカ、戦神テスカトリポカ
汎人類史の中南米を統べる神様だ
恐竜王:この異聞帯に何をしに来た?
藤丸:……
オルガマリー:空想樹の切除とORTの発見
私はそれに協力すると決めた宇宙人
恐竜王:なぜカルデアに手を貸す
弱みでも握られたか?
オルガマリー:はあ?!私に弱点などない
私は地球を統べる為に来たが、地球が白紙化しては甲斐がない
だから協力することにした
弱みを握るなど、人質を取るような真似をこの女がするものか
恐竜王:その目的が気に入ったってことか
星詠みのテペウ、隠居した男がなぜ戻って来た?
おまえはこいつらの事情を聞いてるか?
テペウ:はい私なりに考察を続けているところです
恐竜王:ならオレからお前に言うべき事はない
藤丸:本当に異聞帯の王なんですか?
恐竜王:正確には異聞帯の王の代理だ
殺されたくなければ自分の代わりにチチェンイツァを治めろ
1年前に脅迫されてな
オマエたちにチチェンイツァに用はないと確認した
もう行っていいぞ、時間を無駄にするなよ
マシュ:恐竜王はテスカトリポカ神なのですよね
汎人類史に協力していただくことはできないのでしょうか?
恐竜王:俺は汎人類史とかどうでもい
猿の味方なんてばからしい
恐竜の方がかっこいいじゃんか
どのみちおまえたちにこの異聞帯は消せない
長居してもここには「何も」ないぜ
仲間との合流は期待するな
戦艦でよその国に入っちまった
どんな理由があろうとそれは戦争だ
オセロトルは領地に入った敵は皆殺しだ
船が不時着して5日目
俺がオセロトルなら1日目で始末は済ませているだろうよ
断章(I)
ボーダー墜落直後の時間軸。
ネモは自身の体を凍結してた。
シオン曰わく霊基は砕けてる。
体だけ凍結させたので、ネモが生んだボーダーも消えてない。
類感魔術らしい。
そこに金髪男の商人が現われた。
ボーダーを売れと。
ムニエルは売り物じゃないと拒否った。
商人はいきなり銃を撃った。
ムニエルの心臓に当たった。
さらに撃ってムニエルの頭に当たった。
いつの間にか包囲されてた。
ダヴィンチ:(シバの未来観測にこんな状況はなかったのに?!)
イスカリ:包囲は完了しています
神よ、ご命令を
商人:戦え、オセロトルの王として、1年の成果を見せろ
ニトクリス:カドック・ゼムルプス!
いま戦えるのはだれか、承知していますね!
カドック:わかってる、やるぞニトクリス
ニトクリスのみ出撃。
カドックのスキルが使える
回避3回3ターン
味方全体に必中3ターン
敵単体スキル封印1ターン&宝具封印1ターン
オセロトル(剣)5体
オセロトル(弓)6体
イスカリ(讐)
イスカリは全耐性&即死耐性
攻撃を受けると次ターンでHP全快
攻撃を受けると対象のNP獲得量ダウンがかかってる
3ターンでゴッフがNP100%をかける
オセロトル全滅で終わり
イスカリ:覚えておけ、僕の名はイスカリ
やがてテスカトリポカ神になるオセロトルの王だ
ニトクリス:私はエジプトの女王にして天空神の化身
人間の王風情に倒せるものではありません
トラロック:なら……神の化身風情であるあなたは
神そのものである私に敵うのか
雨の神トラロックという神霊サーヴァントが現われた。
トラロック:じゃ死んで
どうせ大したことのない女王だったんでしょ
いきなりニトクリスがやられた。
トラロック:その傷じゃ回復もできないでしょ
せいぜい苦しんで死になさい
商人:心臓は取らないのか
ならオレがいただ……
トラロック:兄様、必要以上に他の神話の血に触れるのはどうかと
商人:いまオレに意見をしたのか?
都市神にすぎないオマエが?
オレに召喚されたサーヴァントであるオマエが?
トラロック:私と違い、兄様の体は人間のもの
あまり無茶をされては……
テスカトリポカ:そうだった、以前インドの死人を味わったあとは
調子が悪かったんだ
テスカトリポカはトラロックを撃った。
イスカリ:テスカトリポカ神?!
なぜトラロック神に銃弾を?!
御身の大切な妹ではありませんか
テスカトリポカ:妹であれ例外はない
王の行いを止めるモノは
よき助言であろうと命を捧げねばならない
王は善悪を超越した存在でなくてはならない
肝に銘じておけイスカリ
王のまま神になるのならな
トラロックは放っておけ、その程度で傷つく玉じゃない
イスカリ:船の中にいる人間どもはどうしますか?
テスカトリポカ:この船をモノにするにはエンジニアが必要だ
そこの3人と、船の親基のサーヴァント……ああ倒れているそいつか
その4人は連れて行く、他は殺せ
第7節 銃、戦争、死別
藤丸たちはワクチャンの背に乗り、第2冥界前の樹海を目指してた。
ラスプーチンは自力で時速60kmで走ってた。
オルガマリー:(生体反応10……20……
たしかに鉄の塊と人のカタチは見えるけど
カルデアの人間は12人と藤丸は言った
数が合わない
それにこの死体の数……
生命活動が止まってからの時間経過は……)
密林の中にボーダーが見えた
私ひとりなら目的地に転移できる距離になった
先行するが、いいか?
マシュ:は、はい、是非お願い……
藤丸:ひとりでは行かせられない
(説明もなしで新所長に会わせられない)
オルガマリー:いちおう警告はしたからね
ボーダーの周囲にゴッフたちの死体が散らばってた。
オセロトルが襲ってきた。
サポートはフレンドのエレシュキガルを入れた
マシュはスタメン必須
手持ち3体まで出撃可能
オセロトル(弓)3体
いつの間にかマリーンが人質に取られてた。
藤丸:(今のは囮……!)
マリーン:ごめーん捕まっちゃった~!
イスカリ:黙れ、次に口を開いたら殺す
オマエはあの女を苦しめる道具だ、いつ壊してもいい
オマエの名はなんという、マスター
憐れな汎人類史が残す最後の記録として
ミクトランの歴史に刻んでやろう
藤丸:おまえに教えるものは何もない
イスカリ:それはとても、とてもとても
最ッ高に嬉しいな!
僕も貴様らの名など知りたくもない
テスカトリポカ神は語った
命を奪い合う戦士には敬意を表しろと
だが僕の世界を滅ぼしに来た汎人類史の獣どもに
ミクトランを我が物顔で徘徊するディノスどもに
払う敬意などあるものか
一瞬でもサーヴァントを召喚すればコイツを殺す
召喚せずに我々に殺されるならコイツは解放する
結果は同じだ、ただオマエらの苦痛が変わる
マシュはスタメン必須
手持ち3体まで出撃可能
オセロトル(弓)3体
イスカリ(讐)
イスカリは全耐性&即死耐性
攻撃を受けると次ターンでHP全快
攻撃を受けると対象のNP獲得量ダウンがかかってる
オセロトル全滅、またはイスカリ紫ゲージブレイクで終わる
マリーン:あ、あはは、またやっちゃった!
最後まで迷惑かけてごめんね~
いつものことだから気にしないで!
ボクのことはキャプテンに伝えなくていいからね~
オルガマリーの回想になった。
マリーンと2人きりでコテージ作ってた時間軸。
マリーンが24人いる話をしてた。
長い航海中、何人減ってもいいように24人いる。
だれが消えても仕事は回る。
性格には誤差が出る。
このマリーンはいちばん泣き虫。
オルガマリー:コピーと聞いて安心したわ
キャプテンネモがいる限り復活できるのだもの
マリーン:うんそうだね、だから弱くてもいいんだボク
たとえ消えても他のマリーンがいる限り
みんなはボクを忘れないだろうしね
オルガマリー:(今の彩り……嘘の……)
次から戦いになったらテペウの陰に隠れれば?
私はけっこう好きだから戦うの
マリーン:そっか、地球を救う仲間になったんだもんね~
改めて何度も守ってくれてありがとう大統領
ボクでよければ応援するよ
オルガマリー:当然よ、一生恩に着なさい
清き一票よろしく
でもそんなに私を信用していいの?
自分の名前しかわからない生物なのよ?
マリーン:?だからだよ、自分の名前しかわからないのに
ボクを助けてくれたじゃん
U、怖いしすぐキレるし口も悪いけど
責任感すごくある人だと思う
自分だけ苦労するのはイヤだけど
できること、やるべきことから逃げ出さない
ボクそういうひと好き、かっこいい
だから一緒にいてくれて嬉しいんだ~
Uのそういうとこ、見習っちゃう
成長できないボクたちだけどね
オルガマリー:……そう、なら、できる範囲で頑張れば?
マリーン:この先、お荷物になっちゃうかもだけど
みんなの足は引っ張らないから
その時は応援してねオルガマリー
イスカリ:さっきとは段違いの殺気じゃないか
それは怒りか?だとしたら筋が違う
藤丸:なにが、違う
イスカリ:仲間の死で悲しみ怒ることがだ
我らの死は当然のことだ
すべての生命は等価だからこそ殺すことが許されている
言峰:では君たちは仲間の死を悼まないのかね?
イスカリ:当然だ、同胞を思う気持ちがあるなら戦争はできない
それは敵も同じと考え、命を奪うことはできなくなる
だが実際はどうだ、おぞましい汎人類史の人間よ
想像力を持ちながら殺し合う
命を尊びながら奪い取る
この矛盾をなんとする
善悪の基準以前にオマエたちには欠陥がある
言峰:ではそういう君たちは?
愛も憎しみも知らない、文字通りのジャガーの戦士だと?
イスカリ:そうだ、オセロトルは汎人類史の獣とは違う
我らが感情を捧げる相手はテスカトリポカ神のみ
敵が何人死のうが同胞が何人死のうが
怒り悲しむ業は神が背負ってくださるもの
マシュ:だからといってあなたは……
オルガマリー:能書きはそれだけか、人間
では死ね、望みどおり神の手で殺してやる
オルガマリーは何かを放った。
電撃?
イスカリたちは全滅した。
イスカリ:ありえない、テスカトリポリ神に選ばれた
僕の体が崩れるなんて……!
オルガマリー:それで、マリーンはすぐに戻るのよね
マシュ:はい、ネモさんさえ健在ならマリーンさんも蘇ると聞いています
オルガマリー:そう……マリーンはあなたたちにそう言ったの
なら惜しむ必要はないな
またすぐ会えるんだから
(覚えていてもらうことより悲しませない未来を選ぶ
……ほんと弱いなんてとんでもない
さよなら泣き虫のマリーン)
ゴッフとマリーンが現われた。
ゴッフたちの死体は魔術的なカモフラージュだった。
格納庫にこもってたらしい。
落雷の音を聞いてマリーンが偵察に出た。
戦いの跡はゴッフたちを救ったサーヴァントのもの。
コヤンスカヤだった。
ここでその回想になった。
ゴッフ:我々はカルデア、貴様たちと敵対するものではない
我々の目的はORTと呼ばれる生命体の調査にある
平和的な話し合いを望む!
イスカリ:同胞を殺され、仲間を連れ去られ
なお僕たちと交渉をする、か
オマエは生命の扱いを知っている
僕と同じくリーダーに相応しい
ゴッフ:(だーれが貴様と同じか!
一刻も早くムニエルを治療室に運ぶ為だ)
では銃を下ろせ
我々はこの通り武装してない
イスカリ:だが外から来た金髪の異邦人だ
ミクトランを知る前に死ね
コヤンが現われてオセロトルを一掃した。
煙幕弾を投げて、その隙にゴッフたちは格納庫へ逃げた。
ゴッフ:彼女はかつてフィニスカルデアを攻撃し
ノウムカルデアとも敵対関係にあった
ツングースカでのビースト討伐は成功し
ビーストIVの幼体とは停戦を迎えた
そんな魔性の美女がなぜ我々を助けたのかは永遠の謎だが……
コヤン:取るに足りない小さなものであれ
助けられた恩は返す
そんな獣の矜持からサーヴァントになって金銭を巻き上げに来たというのに……
恩を倍返ししてマウントを取りたい
という誇りを信じていただけないなんて……
ハベにゃん:でも理由はともかく方法は?
何を目印にして顕現したいんだい?
コヤン:それはもちろん……
ゴッフの胸が赤く光った。
コヤンのカルデア襲撃で床に投げた口紅だった。
あのあと、拾ってたらしい。
ゴッフ:例え罠でも貰った時の喜びはプライスレス
手に取れば思い出すかなモテモテ期
そんな気持ちを君たちも理解する日がきっと来る!
胡散臭いサーヴァントだが、どうか信用してやってほしい
藤丸:あの……こちらも……
言峰:色々あって藤丸とは冒険を共にすることになってね
今後ともよろしく
ゴッフ:どどどどんな罠にかかれば、
この男と一緒に冒険する気になるのかな?!
言峰:ははははは、この程度で藤丸君の理性を疑われるのは感心しませんな
なぜなら……
ゴッフ:Uオルガマリーだとおおお?!
暗転後、藤丸たちはオルガマリーが記憶喪失と教えた。
ダヴィンチ、シオン、カドック、ネモは連れ去られた。
残っているのはゴッフを入れてスタッフ9名
ネモシリーズがマリーン11名、
ナース、ベーカリー、プロフェッサー、エンジンの計15名
コヤンとニトクリス、計26名だった。
藤丸:オルガマリー、ちょっと
オルガマリー:私が言い当てた人数と違うって言いたいの?
ちゃんと12種でしょ
マシュ:ネモシリーズの皆さんをひとりと捉えていたのでは?
オルガマリー:もちろんだ
いくつに分裂していようと霊基とやらは同じだったからな
……今はそう捉えないが
それより藤丸、マシュ、話が違う
あの男はなんだ、なぜ私に叛意を示す
ゴッフ:我々は宇宙人の手など借りん
そもそもボーダーがこうなったのは誰のせいだと……
オルガマリー:私たちの艦を破壊したのは誰だというの!
仕返ししてあげるから教えなさい!
ゴッフ:(本気で言ってるぞあれは?!)
言峰:ここはひとつ彼らの信頼を得る善意を示されては?
オルガマリー:私がいるだけで信頼に値する現象の筈だが……
善意とは具体的にはなんだ?
言峰:ひとり治療が必要なスタッフがいるのではないですかな?
ゴッフ:あの男を救えるのか?!
言峰:診てみないとなんとも言えませんが
主の御心のあらんことを
藤丸:……治療?
マッシュ:負傷した方がいらっしゃったのですか?
ゴッフ:う、うむ、ひとりね
たいした傷ではない、両名は知らずともよい
言峰神父!その手腕を見せてもらおうではないか!
言峰:……
ゴッフ:なぜ動かないのかね?!
言峰:私はお嬢さまのお言葉なければ働けません
ゴッフ:いいだろう!
Uオルガマリーを協力者と認める!
そこの外道神父に命令をしてくれ!
オルガマリー:?
執事、なんでもいいから助けちゃって
言峰:この身に宿った精霊の一柱
かつて人間に不死を持ちかけた暗夜の使い
月のバールーの力をお見せしましょう
言峰の治療はムダだった。
と思いきやムニエルは蘇生した。
ムニエル:なんだこのラスプーチンの霊媒治療!
痛すぎて死ぬかと思ったわ
つーか死んでたわ俺
痛すぎて跳ね起きるのは蘇生って言わないよな
藤丸&マシュはムニエルに抱きついて喜んだ。
なぜ蘇生?
5日も経ってるのに?
ヘッドショット=脳みそ破壊でしょ。
藤丸のように商人と取引した?
渡したのはムニエルの魔術回路とか?
藤丸は令呪だったけど。
てかゴッフたち主要キャラ死亡とか、
進撃の巨人みたいな展開で感心してたのに。
ムニエルは藤丸やマシュが気に病むのは凹むらしい。
それは藤丸とマシュを元の場所に帰すのがスタッフ共通の目的だったから。
初めはDrロマンの口癖。
そのうち全員の目的になった。
この2人だけはと思っていたから挫けずに済んだ。
時計塔の派閥を越えて冗談言い合える仲になったのは、その誇りがあるから。
ゴッフは次の目的を命じた。
藤丸、マシュ、ハベにゃん、オルガマリー、言峰、コヤン。
以上の7名は拉致されたカルデア職員を救出する。
目的地はメヒコシティ。
他のスタッフはボーダーの修理。
ワクチャンがボーダーの護衛をする。
曰わくアンタらの仲間を見殺しにしたのがムカついてな……と。
オセロトルを追い払うだけならワクチャン1人で十分。
ニトクリスはまだ起き上がるのがやっとだった。
コヤン:ところでフォウさんはどこに?
懲りずにボーダーに棲み着いていると思ったのですが
ゴッフ:キリエライトと一緒にいたのではないのか?
マシュ:いえ、こちらには……私もてっきりボーダーにいらっしゃるものと
コヤン:(あの獣……ORTには関わらない方針ですか
あわしょくばリソースをいただく算段でしたが
私の気配を察してサボりやがりましたわね)
フォウさんでしたら地上でタンブルウィードでも追っかけているでしょう
第7異聞帯をさくっと切除すれば、また図々しく戻って来るかと♡
テペウは霊基を補強する薬と術式を教わってた。
ネモを見つけたら使う。
マリーン:気をつけてねテペウ
キャプテンをよろしく~
テペウ:魔術の扱いは理解しました
キャプテンネモの救出に尽力します
オルガマリー:浮かない彩(かお)ね
メヒコシティに向かうのは反対?
テペウ:同胞を助けに向かうのは理に適ったことです
オルガマリー:それじゃなぜ?
テペウ:ここにいるマリーンたちは「彼」と変わらない
マリーンという存在は連続している
なのに、とても悲しいのです
もうあのマリーンに攻撃されることは永遠にないのですね
藤丸:テペウ、オルガマリー、こっちにいたんだ
テペウ:及ばずながら案内役として私も同行します
オルガマリーはどうしますか?
あなたの当初の目的は果たされました
オルガマリー:あのゴルドルフとかいう人間は妙に癇に障るけど……
藤丸:お願い大統領!
オルガマリー:そうよね!私の力が必要なのは明白だものね
私という大災害が生意気なオセロトルの都市を
めちゃくちゃに蹂躙してあげましょう
異星の神の巫女がこの様子を見てた……という引き。
第8節 第2冥界イスタウキ
テペウ曰わく、第2冥界は特に害のない山道。
風が強く足を滑らせて転ぶと黒曜石で切り傷を負う。
……と思いきや黒曜石の断崖絶壁が乱立してた。
風速は最大20mもの暴風。
コヤンは自分だけコートを着込んでた。
テペウ:こんなときにトウガラシ水があれば……
マシュ:香辛料のトウガラシですか?
テペウ:蜂蜜と草を混ぜたものです、蜂蜜蘭ともいわれています
発熱作用があり、太陽が休止する寒期などに用いられます
デイビットから貰ったものを藤丸は思い出した。
荷物から蜂蜜蘭を取り出した。
テペウ、マシュ、言峰、藤丸が飲んだ。
オルガマリー:おい、藤丸
藤丸:ごめん4つしかなくて……半分飲む?
オルガマリー:はあ?!い、いや、いい
私は寒くないからひとりで摂取なさい
テペウ:汎人類史にもこういった冥界があるのですか?
マシュ:汎人類史のミクトランのおける第3層イツテペトルかと
黒曜石で満ちた山道で、死者は切り裂かれながら進むことになります
生きていたころの全ての飾りをはぎ、骨だけを残すとされています
テペウ:それでは誰も次の層には行けないのでは?
言峰:冥界の試練を受けるのは死者です
彼らは骨になっても動く
苦しみを耐えきった魂だからこそ、救われる資格がある
日本の民間伝承にある地獄のように
この風景は針の山のようだ
終わりなき刑罰の場……実に恐ろしい
藤丸:終わりのない……?
カマソッソ:死者を救わず死者を罰する
いかにも是より地獄である
前とは顔ぶれが違うな?
残念だ、あの子どもの血は味わっていなかった
オレは汎人類史は好きだ
ディノスより猿の血がオレの舌には合っている
コヤンが苛立っていた。
コヤン:あの方が報告にあった
藤丸様の令呪を使う敵性生物でございますね?
では早々に片付けるといたしましょう
話し合うと頭の痛くなるタイプのようですから
カマソッソ:オマエの顔を思い出したぞ
クリプターを外に運んだ女だ
オセロトルに兵器を卸した悪魔のウサギ
まさにマリンチェ
アステカに毒を盛り、メキシコを生んだ悪女よ
ハベにゃん:オセロトルの武器の出処が
知りたくもない経由で判明したんだわ!
藤丸:(なんか納得した!)
コヤン:確かに銃器を提供したのはこのわたくし
ですが、それはお試しの1ヶ月だけ
なのになんですか、あの金髪ロン毛!
「だいたいわかった、あとはこちらで製造する」
ノウハウだけ掠め取って!
これほど商売敵に怒りを覚えたことはありませんわ
カマソッソ:無駄話が過ぎた
今は殺戮を味わうときだ
英霊どもを喚べカルデアの神官
手持ち5騎まで出撃
マシュ、ハベにゃん、オルガマリー、フレンドのどれかをスタメン必須
オルガマリーを入れた
バニヤン、タマキャ、清姫、ハベにゃん(絆目的)にした
チャイム・ハの囚人(弓)2体
チャイム・ハの囚人(槍)
囚人はガッツ1回3ターンがかかってる
チャイム・ハの囚人(剣)3体
チャイム・ハの囚人(弓)
チャイム・ハの囚人(槍)2体
悪神カマソッソ(殺)
紫ゲージブレイクで攻撃時HP吸収がかかる
残りHP5万で全滅
聖晶石コンティニューした
ハベにゃんを他のバーサーカーにしとけば削り切れたはず
カマソッソはベニエンマを喚んだ。
山が動いて空からベニエンマが降りてきた。
オルガマリー:なにあいつ!
背筋にゾッと寒気が走るんですけど!
紅閻魔オルタ:弁明は聞かぬ、ただ舌を出せ
カルデアとは異聞の破壊者
さぞ多くの命を踏みつけたのであろう
我が剣の切れ味は貴様たちの良心によって変動する
善人ほど佳く斃れ、悪人ほど惨く死ぬ
我が沙汰は死者をも殺す
いざ……尋常に法廷へ!
オルガマリー、コヤンは出撃固定
手持ち4騎出撃可能
朱瑞鳥紅閻魔(剣)
開幕でこちら全体に強化無効5回がかかる
紅閻魔は中確率で即死付与がかかってる
青ゲージブレイクでこちら全体に強化無効(永続)がかかる
回避1ターンを使う
オルガマリーは即死時にガッツがかかってる
3ターン経過で終わり
紅閻魔はオルガマリーを即死させた。
と思いきやオルガマリーは再起動した。
オルガマリー:舐めるな、脳波が止まったくらいで即死する私ではない
でも次は自信がないと言っておきます!
紅閻魔:貴様らの罪状はあらかた理解した
刑罰、一垓年だ
鳴いて喜べ、チュチュン
紅閻魔は飛び去った。
コヤン:そんな……私の紅ちゃんが……
あんな姿になるなんてあんまりですー!
もうツングースカに帰ります-!
藤丸:コヤンスカヤのじゃないよ
テペウ:やはりカルデアのサーヴァントですか?
マシュ:ボーダーで召喚された4騎のおひとりかと
オルガマリー:放置して進みましょう
たぶんあいつ、自分から襲いかかってこないから
言峰:今回の限ってはなぜか、お嬢さまの判断が100%正しいでしょう
オルガマリー:なぜとか言ったか?
言峰:山脈を刀身として振るう……発想、スケールにおいて
今のお嬢さまでは100%負けています
リベンジをするのであれば、メヒコシティの同胞を助けた後にすべきです
ハベにゃん:そうかもね
プロテアと違って苦しんでいる様子もなかったし
コヤン:絶賛、心が張り裂けて呼吸困難な私がいるのですが!
紅ちゃんが……社会の全てを信じられない目をした
健康発育不良少女に育ってしまうなんてぇえ!
言峰:ではテペウ氏、案内を頼めますか
テペウ:いくつか動物達の巣を横切るので襲われる可能性がありますが
皆さんであれば問題ありません
手持ち6騎出撃可能
マシュ、ハベにゃん、オルガマリーのどれかはスタメン必須
獄卒(馬)大鬼
小間使い(狂)小鬼5体
獄卒(狂)大鬼
小間使い(狂)小鬼5体
獄卒長(狂)大鬼
小間使い(狂)小鬼5体
山越えから1日後。
登山回数6回。
藤丸たちは無限ループしてた。
オルガ曰わく空間が閉じて出口がない。
言峰:紅閻魔は新しい冥界の番人だ
それに応じて異界のルールも変わった
第2冥界は日本の民間伝承にある地獄になっている
藤丸:刑期を終えるまで出られない試練……!
オルガマリー:あのサーヴァント、去り際に言ってたわね、刑罰1ガイ年とか
ガイって数字にすると何桁だっけ?
言峰:一十百千万億兆京垓の垓でございます
オルガマリー:そんなの私でも寿命を迎えるんですけど?!
言峰:これはもう脱獄するしか手はないですな
紅閻魔が消えれば元の冥界線に戻るだろう
こうなっては攻略するほかない
藤丸:コヤンスカヤは意見しないの?
コヤン:攻略するというなら、手加減なしでサポートさせていただきます
藤丸:攻略するといっても勝ち目が薄い
言峰:ここは日本の地獄、罪人は殺されても蘇る
お嬢さまがガッツで復帰したのも、その特性があったからでしょう
殺されてもサーヴァントは蘇る
あとは苦痛にどれだけ耐えられるかという話だ
藤丸:そもそも元に戻したい
オルガマリー:優秀な人材はきっちり確保しないとね
マシュ:わたしもマスターの意見に賛成です
テペウ:キングプロテアと同じですね
言峰神父が活躍します
言峰:それは難しい
キングプロテアは仮面という幹部があった
しかし紅閻魔には変化の元がない
私には治療できないのです
コヤン:では私から提案を
あの姿は強制的に成長した姿でしょう
くいっと一発、若返らせちゃえばいいんじゃないかな☆
冥界は過去も未来も含めた因果収束空間
魔力のある限りサーヴァントは喚び放題です
藤丸:若返りの逸話を持つ英霊を召喚できれば……!
マシュはデータベースを検索した。
若返りの宝具を持つ英霊はいなかった。
フィンマックールが英霊の座から語りかけてきた。
マックール:若返りの宝具を持つ英霊はレアだが
その手の薬を秘蔵している英霊はいる
そういうのを集めるのが好きな、君たちと縁のある英雄が
マシュ:召喚サークルの向こうから連絡とは
さすが冥界、英霊の座出張室です
言峰:(冥界……死後の世界は人間情報の坩堝にして終着
そんなものをテスカトリポカはなぜ設置した……)
オルガマリー:心当たりある?
藤丸:えー、ちょっと思いつかないなー
AUO:いるであろう、ウルク至高の王!
人類最強にして最高の財宝持ちが!
藤丸:お、お久しぶりです!
マシュ:そうでした、秘薬といえばこの方です
またお会いできて嬉し……
あ、いえ、また、ではないのですね
第7特異点のことは本来のギルガメッシュ王には刻まれていないこと
申し訳ありません、失礼なことを言ってしまいました
AUO:いま必要なのは若返りの薬だな?
それならば我が持っている
召喚者の魔力が三流ゆえ、そちらに出向くことはできんが
霊薬程度であれば喚べるであろうよ
概念礼装「若返りの霊薬」を受け取った。
言峰:おお、なんと気前の良い
私の知る王とは別人のようだ
AUO:ははは藤丸、今の内にそやつの首を刎ねておけ
言峰:しかしギルガメッシュ王
伝説においてあなたは深淵にて目的の薬を手に入れた
王国に帰る途中、霊草を蛇に掠め取られた
あなたは若返りの霊薬を手に入れられなかったと記憶しておりますが?
AUO:我は失敗をなかったことにする男
もう一度霊草を取りに行き、宝物庫に収めたわ
藤丸:そういえば前に……どこかでそんな話を……
藤丸の脳裏にBBの話がよぎった。
「なーんてことを、マイルームで先輩にドヤ顔で言ってたんです、あの王様!」
マシュ:ところで先輩が三流とは、いかがな基準によるものでしょうか!
AUO:魔力、触媒、運命力だ
特に今は運命力が足りん、どこかで落としたか?
まあ確かに三流は斜に見過ぎた
二流程度には成長したな、カルデアの
藤丸:うん!
てことは、第7特異点の記憶はあるのでは?
霊薬はコヤンが使う。
藤丸たちは紅閻魔の隙を作る。
コヤン:紅閻魔様にこの霊薬を飲ませ
一途で純真で騙されやすい紅閻魔ちゃんを人類の手に取り戻すのです!
オルガマリー:山が動き出した……来るわよよ藤丸!
即死耐性を持つサーヴァントで応戦なさい!
いなければ私がなんとかします!
手持ち5騎出撃可能
オルガマリーかハベにゃんはスタメン必須
???=山の翁
朱瑞鳥紅閻魔(剣)
紅閻魔は攻撃時に中確率で即死がかかってる
青ゲージブレイクでチャージMAX→宝具ぶっぱ(あんま強くない)
防御無視もかかる
回避1ターンを使う
クリ攻撃時に低確率で宝具封印2ターンを使う
紫ゲージブレイクで悪耐性&混沌耐性がかかる
オルガマリーは即死でガッツがかかってる
山の翁は自身がフィールドにいると全味方に即死耐性アップ
ターン終了時にスキルチャージプラス
なぎこ、エウリュアレ、ヘファイスティオン、テルを入れた
12ターンで倒した
即死食らったのは、なぎこ、オルガマリーだけだった
運が良かった
コヤンは紅閻魔を挑発した。
最短最速の雀の居合がこの体たらく、と。
斬撃を4回放った紅閻魔に向けてバイクで特攻した。
そして霊薬を飲ませた。
紅閻魔:へ……ヘンタイでちー?!
おまえ様がカルデアのマスターでちね?
これからは遠慮なく、紅とお呼びください
藤丸:閻魔亭ではお世話になりました
紅閻魔:や、やっぱり閻魔亭を訪れたことがおありでちたか
どの時代の、どんな閻魔亭に来られたのでちか?
マシュ:ある年のお正月に
紅女将が雀の都市さんたちと切り盛りしていたころです
とても良くしていただきました
紅閻魔:おまえ様がたにそう言ってもらえるのは、なんだか嬉しいでち
それはそれとして、あちきの脚にすがりついてくる
この物の怪はどうにかならないのでしょうか
コヤン:嘘ですよね紅ちゃ~ん!?
私を覚えていらっしゃらないなんて~!
紅閻魔:おまえ様とそっくりな巫女狐は知っていまちゅが
おまえ様には何も感じ入るところはありまちぇんよ
オルガマリー:それより藤丸、令呪は戻ったの?
ちょうど藤丸の手に令呪が戻った。
言峰:これで残るは一画
順当に考えれば第3冥界の番人が持っているだろう
紅閻魔:皆ちゃん、どうぞ先に進んでくだちゃいませ
次の戦いこそ閻魔の奥伝をお見せちまちょう
藤丸:次、というと?
紅閻魔:オルタ化こそ解いたものの、紅は冥界の番人でち
おまえ様は必ず、この冥界線で大きな戦いを迎えるでちょう
その時に備えて紅はここで修行していまちゅ
鍛えてくれるお方もいまちゅからね
簡易霊衣「NFFバニー」開放権
第9節 失われた水の都
いきなりバトル
コヤンは出撃固定
手持ち4体出撃可能
マシュ、オルガマリー、ハベにゃん、フレンドのどれかはスタメン必須
オセロトル(狂)5体
開幕でランタゲにタゲ集中1ターンがかかる
悪魔のトチトリ(弓)多多益善号
クリ率アップ1回4ターン&防御アップ3回5ターンを使う
青ゲージブレイクでターン経過後に攻撃アップ1ターンを使う
紫ゲージブレイクで毎ターン2500HP回復、ガッツ1回1万HPがかかる
調教されたディノス(狂)
オセロトル(剣)
ディノスにタゲ集中3ターン&攻撃アップ3ターンがかかる
無敵4回がかかる
藤丸たちはメヒコシティに着いた。
冒頭のバトルの意味は謎……。
ウルクと同じくらい賑わってると藤丸は感じた。
大通りに3万人、人口は10万人。
生き抜こうというエネルギーに溢れているとオルガマリーは好感。
コヤン曰わく、ここには戦士職しかいない。
女子どもは街の外の集落にいる。
この都市はテスカトリポカが与えた。
双子の神殿と、その中央に生け贄の祭壇がある。
生きたまま心臓を引き抜くらしい。
片方はウィツィポチトリ=軍神を祀っている。
もう片方はトラロックを祀っている。
ウィツィポチトリは炎の蛇=シウ・コアトルを持ち、
太陽を動かす活力として多くの生け贄を求めた。
シウ・コアトルとはケツァルコアトルで、
武器として酷使することでケツァルコアトルの敵対者と伝わっている。
言峰の魔術で藤丸たちはオセロトルに見えてる。
でもオセロトルの言葉は翻訳不能だった。
コヤン:変装術はテスカトリポカには通じません
見つかれば問答無用でDIE!ですので
藤丸:デイビットは?
コヤン:デイビット氏はメヒコシティには寄りつきません
私がこちらに顔を出したときは
樹海で遺跡調査ばかり行っていました
連れ去られた4人の居場所を探す。
オルガマリーとテペウは街の外で待機。
テペウは大きすぎるし、オルガマリーは角が邪魔。
オルガマリー:しっかり街の様子を見てきなさい、藤丸、マシュ!
オセロトルと戦うなら、彼らの文化、思想、生態を知るのは義務です
無知を盾にする卑怯者にはならないように!
あなたたちは私の特別な秘書官ですから
藤丸&マシュは大通り。
コヤンは路地裏、
言峰は神殿の周りを調べる。
大通りは活気がありすぎると藤丸たちは感じてた。
露店でもめてる緑髪の女がいた。
髪飾りとガラガラ蛇10匹との交換を拒否られてた。
露店曰わく儀式は明日だから。
その女クアウトリは汎人類史の言語を使ってた。
……ので藤丸は声をかけた。
クアウトリ曰わく、おしゃれなので汎人類史の言語を覚えた。
なぜ汎人類史の言語で露店と話してたのかは謎……。
その露天商は汎人類史の言語を使えないのに。
藤丸:どこかで会ったことはありませんか?
クアウトリ:もしかしたら樹海ですれ違っていたのかも
それとも、私によく似た誰かと旅をしたことがありました?
露天商は甘い物との交換ならよいと告げた。
藤丸は髑髏=カラベラを渡した。
そして髪飾りをクアウトリにあげた。
クアウトリ:え?私に?理由を訊いても?
藤丸:どうせもらいものだし、あなたに似た人にはもう出会えないから、代わりに
クアウトリ:そう、そのように考えるのですね、あなたたちは
お礼に少しだけ役に立つ話、返しますね
征服者カルデアが使われるのは明日です
彼らは特別な血を持っているので生け贄に選ばれました
助けるのなら急いで準備を
知恵を働かせるのがあなたたちの特徴でしょう、汎人類史の藤丸さん?
藤丸たちはクアウトリを見失った。
オルガマリーたちと合流した。
テペウ:彼らはなぜ生け贄を?
汎人類史にもその事実はあったのですか?
言峰:その疑問はオセロトルを知る糸口と言えます
ひいては人質救出において重要なキーとなる
中米の人々は大型の家畜を飼わず
荷台を使わず、動物に乗らなかった
それらを作る知識があったにも拘わらずだ
一方、天文学には異常な関心を持った
その精度は古代文明でも最高水準だった
彼らは宇宙にとても強い関心と敬意、
そして恐れを持っていた……なぜか?
彼らの祖先は宙から来るものに脅かされた被害者だった
彼らは宇宙からの異物で世界が滅びた記憶を中南米の地から読み取った
アステカ神話では世界は5回滅ぶ
5回目は「現在」だがね
テペウ:何度も起きてるなら対策を立てるでしょう
その対策が生け贄なのですか?
言峰:アステカ文明では52年に一度、世界が滅びると信じられた
人々は家にこもり、恐怖の中で太陽の復活を願い
アステカの神官たちは生け贄から生きたまま心臓を引き抜き、祭壇に捧げる
そうして太陽は次の52年世界を存続させる
生け贄の儀式は世界を新生させる願いなのです
テペウ:信じられません
ここにいる汎人類史の皆さんは、とても穏やかで理性的です
そんな狂信を……いえ
太陽は人間と関係なく運営されるものという事実を、誰も訴えなかったのですか?
言峰:アステカ世界において、それは真実だったのです
とはいえ、私は魔術的には真実だったと考えますが
生け贄の儀式を否定したことでアステカは滅びた
彼らの神話は世界は、滅亡してしまったのだから
アステカの神々で唯一「生け贄精度」に反対したのがケツァルコアトルだ
テスカトリポカは推進派
16世紀に南米に上陸し、
地上最高峰の水上都市テノチティトランを見たスペイン人は驚愕した
生け贄をよしとするテスカトリポカは悪神であり
生け贄を否定するケツァルコアトルは善神として認知された
当時のモテクソマ2世はなぜエルナン・コルテスを招き入れたのか
エルナン・コルテスはケツァルコアトル神だ
そんな話が伝わったからというが、これは少しおかしい
テノチティトランで祀られた神はトラロックとウィツィポチトリ
生け贄の儀式を拒んだケツァルコアトルを王は歓迎するだろうか
彼はアステカ帝国は他の部族に滅ぼされると考え
スペイン人たちの文化を取り入れようと考えたのかもしれない
そのためには生け贄文化を破壊する必要がある
王は毒と知りながら征服者を招き入れ
予想外の要因で騙し合いに敗北した
エルナン・コルテスはマリンチェと会っていた
かつて、とある都市の貴族の娘であり
敵対部族に売られ、奴隷に身をやつしていた才女
教育を受けていたマリンチェにとって
スペイン人の言葉を理解するのは容易かった
彼女はエルナン・コルテスに言葉を教え、文化を教え
アステカ帝国の弱みを調査し、報告した
アステカ帝国を滅ぼしたのはマリンチェと
アステカ帝国に辛酸を舐めさせられていた周囲の部族たちの連合軍だ
まあ、その部族たちもスペイン人たちに滅ぼされたのだが
神話の時代から続く再生の儀式
神秘という未明の闇に光を向けた
そのとき、彼らの太陽は滅びたのです
そこで質問ですテペウ氏
このミクトランにおいて、太陽が消えたことはありますか
テペウ:はい、あります
遙か昔に一度だけ、マィヤは翳り太陽は失われたと
ディノスでは恐怖の夜と伝わっています
言峰:ではオセロトルの儀式にも正当性はある
彼らは本気でアステカ文明を蘇らせた
生け贄の儀式を止めることは困難でしょう
儀式の隙を突いて人質を救出、そのまま脱出となるだろう
ところで、その恐怖の夜について詳しい方はいらっしゃいますか
テペウ:神官たちに口伝でのみ伝わっていることです
知りうるのはククルカンと、天文台の……
いえ、なんでも
チチェンイツァの玉座、太陽遍歴なら詳しい記述が残っているかもしれません
言峰:では本題に入ろう
捕虜が投獄されているのはトラロックの神殿、その地下だ
その周りにはオセロトルがこれでもかというほどに配置されてた
コヤン:どおりで悠長に生け贄の話を
既に見つけていたのですね
その顔では結論も出ているのではありませんか?
言峰:汎人類史のアステカの生け贄の儀式……トシウモルビリアでは
全ての民は儀式の成功を祈るために戦いを止め、地に伏せたという
オセロトルたちも外にいる戦士はみな儀式に参加するだろう
つまり……
藤丸:儀式の直前に潜入して助け出す!
言峰:潜入経路などは、そこの敏腕バニーがしてくれるだろう
コヤン:いいでしょう、潜入経路の確保は私にお任せください
夜、トラロックがイスカリに忠告してた。
ひとりで行動するのを王の自覚がなく不用心と。
聖域には王と神、生贄しか入れないとイスカリは弁解した。
トラロックは汎人類史の格好をしてた。
これは兄様=テスカトリポカに合わせてるらしい。
汎人類史のミクトランでは生贄がただの奴隷だったのをイスカリは怒ってた。
曰わく毎日戦士でない心臓を抜き取って美しい街を血で濡らした。
ここでは生贄は神を蘇らせるに足る器官だけ抜き取る。
カルデアの魔術師と人造人間の心臓はディノスより希少。
真なるテスカトリポカ神の復活に相応しい。
トラロックは最下層がどんな場所か聞いてるか尋ねた。
イスカリ曰わく汎人類史を滅ぼす兵器が眠っている。
1年前、テスカトリポカ神は最下層より第5層に上がり、武器を授けた。
それは1年後に最下層へ戻り、兵器を手に入れ、汎人類史を滅ぼす為。
このメヒコシティが人類の次を継ぐ。
イスカリ:カルデアの生き残りに骨があるなら
儀式の妨害に現われるでしょう
魔術師であれば生贄の資格がある
祭壇で首を断ち、その心臓を御身トラロック神とテスカトリポカ神に捧げます
トラロック:一度敗れておいて?
稲妻を受けて黒焦げで河に流れていたのを拾い上げたのは私です
オマエは汎人類史を甘く見ているのかいないのか
イスカリ:見くびっています
ですが軽視している訳ではありません
ヤツらは同胞の死に取り乱す未熟者です
戦士として、あの感情は理解できない
同胞の死を覚悟してないなど、これほど憎らしいと感じたのは初めてです
ヤツらの文明は評価するに値しません
トラロック:そう、評価しないのに憎しみは捨てられないのね
イスカリ:トラロック神?
トラロック:独り言よ
でも聞こえてたら、よく意味を考えなさい
イスカリ:その、お待ちくださいトラロック神
その……テスカトリポカ神に撃たれた額はご無事でしょうか?
もし痛むなら、すぐに薬を取り寄せますが
トラロック:言ったでしょう、私は頑丈だと
その気遣い、テスカトリポカとして減点だけど
兄様には黙っていてあげますね
シオンとカドックは牢にいた。
通信は遮断されていた。
電波を遮断する宇宙船にいるようとシオンは評した。
牢にデイビットが現われた。
デイビット:おまえたちの艦を見学に行ったのは、サーヴァントの独断だ
とはいえ、オレがいても同じ行動を取っただろう
捕虜にはせず始末する、の違いはあるが
シオン:はじめまして、私はカルデアの協力者シオン・エルトナム・ソカリスです
デイビット:オレはデイビットだけでいい
おまえの名前を顔は覚えた
まさに殺すべき相手だ
次に同席することがあれば真っ先に手を伸ばそう、約束する
カドック:次って、今は殺さないのか?
デイビット:おまえたちを捕らえたのはテスカトリポカだ
ヤツにはヤツの思想、目的がある
まあ先を越されたとも言えるか
カドック:じゃあ今殺さないのはテスカトリポカが怖いから、でいいのか?
デイビット:ああ、大したサーヴァントだよ
地球外生命に支配されてたこのミクトランに
わずか1年で汎人類史のルールを定着させた
ヤツが神殿を召喚し、オセロトルを育て
都市を築かせ、都市の王を選んだ
オレはテスカトリポカの召還者にすぎない
カルデアが異聞帯と戦うのであれば
倒すべき敵はオレでなくテスカトリポカとなるだろう
シオン:ではデイビット氏は、この異聞帯に関心を持ってないのですか?
異聞帯を切除されても構わないと?
デイビット:いま切除されるのは問題だな
10日後であれば邪魔はしない
シオン:ではそれまでのカルデアが空想樹を切除できれば
あなたの目的はご破算ということですね?
デイビット:おまえたちに可能であれば
オレ個人としてはどちらでもいいんだが
ヴォーダイムが最後までやり遂げた以上は
こちらもオーダーは果たす
カドック:最後でベリルに裏切られて死んだだろう
デイビット:結果の話じゃない、意思の話だ
あの瀕死の体を動かしていたのは
そうしなければならないという意思だけだ
それは最後まで失われなかった
無念はあっても後悔はない
カドック:……まあ、そうかもな
デイビット:質問だカドック、なぜ自分のサーヴァントを連れてない?
カドック:サーヴァント召喚なんてカルデアから許可は得られないし、自分からも求めない
デイビット:そうじゃない、あるものをなぜ使わない
おまえにはまだ大令呪が残っている
術者の魔術回路を増幅する起爆装置
大令呪を発動すればクリプターは死亡する
なにしろ爆縮だからな
もしクリプターがレイシフト先で失敗した場合
地域ごと消滅させてオーダーを完遂させる
マリスビーが用意した保険だ
オフェリアは死亡寸前だったのが幸いした
大令呪が起動する前に術者が死んだからだ
カドック:ここで大令呪を使って僕ごとお前を殺せばいいと言いたいのか?
デイビット:オフェリアの話をしただろう
使った後に自死すれば爆縮はしない
カドック:それだけか?!
なにしに来たんだ、おまえ!
デイビット:敵戦力の確認だよ
いまおまえたちを殺せない以上、最低限のやるべきことだ
デイビットは去った。
シオン:カドック氏、よくアレとチーム組めてましたね?
世界にぽっかり空いた孔と話していたようなものですよ?
カドック:でもアイツあれで面倒見がいいし、空気読めるんだよ
誰にとっても必要なことしか言わないヤツなんだ
シオン、頼みがある
シオン:大令呪の用途は黙っていてくれ、でしょう?
口裏は合わせましょう
私だって空気くらいは読めますので
藤丸は寝られなかった。
オルガマリーは藤丸に何かを用意してた。
オルガマリー:チャンネルオープン
番組名、プレジデント:アース!
私の脳内空間で地獄を見るがいい!
サポートはフレンドのドラコーにした
鈴鹿御前(剣)
エミヤオルタ(弓)
李書文(槍)
メイヴ(馬)
カーミラ(殺)
メフィストフェレス(術)
クーフーリンオルタ(狂)
にっくきサーヴァント(秤)トラロック
トラロックは毎ターン全体スタンをかける
浮遊してるサーヴァントはスタンしない
トラロック戦は3ターン経過で終わる
藤丸:KU SO GEEE!
オルガマリー:そ、そんなはずはない
一日かけてバランス調整したんだから
藤丸:それはそれとして、今のもしかして……
オルガマリー:最後の敵は神霊トラロックを再現したものよ
明日戦う可能性が高いでしょ
だから事前に練習させてあげたの
つねに浮遊しているサーヴァントか
激流に強いサーヴァントか……
どちらにせよアナタなら勝てるはず
藤丸:……ありがとう大統領
テペウが起きてた。
マシュは聞耳を立ててた。
オルガマリー:どいつもこいつも眠れないというのなら
全員まとめてシミュレーション空間に送ってやる!
藤丸:もう無理ゲーはこりごりだ!
第10節 ORTの日
藤丸たちは作戦を確認してた。
すでに大通りのオセロトルたちは熱狂してた。
コヤン曰わく生贄が運ばれるまで2時間ある。
前回の儀式を見物したらしい。
テペウ&オルガマリーも来てた。
言峰の変装魔術なら、
頭をぶつけたり、角で壁を引っかかないならバレない。
テペウ:ディノスを解体し、臓器を様々な用途に使うとは聞いてました
なのでディノスの心臓を儀式に用いるのは嫌悪感はありません、ですが……
同じヒト型の汎人類史の人類まで生贄にするのは理解しかねます
それは殺人です
同じ種を自らの益のために反映のために殺す
あきらかに間違えている
今までオセロトルに関心はなかったのですが
初めて驚きと恐怖を覚えました
ただ何が恐ろしいのか自分でも分からないのですが
コヤンの案内で神殿内には簡単に入れた。
言峰は拷問で牢屋の情報を聞き出そうとした。
コヤンは言峰を制してプロの潜入工作を見せた。
見張りのオセロトルはあっさり情報を漏らした。
オルガ&マシュ:どうやって?!
コヤン:熟練の手練手管で骨抜きに♡
オセロトルと言えど男性ですので♡
拳で殴る、ロケットを撃つ、臓腑を抉る
といった交渉手段しかない神父様では
こうはいきませんでしょう?
テペウ:藤丸、言峰神父がわなわなと手を強く握りしめてますが、一体?
藤丸:(異星の神の使徒との関係ってこうなのかな?)
コヤン:(バナナとトウモロコシで買収したのですが、企業秘密ということで)
生贄2名は夜の内に祭壇に移動済みです
地下牢には残り2名
生贄には魔術師とホムンクルスが選ばれた
カドック様とダヴィンチ様でしょう
地下牢にはカドックとネモがいた。
藤丸:あれ?連れて行かれたのは魔術師だって……
カドック:優れた魔術師、な
僕よりシオンの方が優れているだろ
魔術回路の量は僕の方が上だが
アトラスの偉いさんの家系だろ
六源とかいう特殊な器官でも持ってるんだ、きっと
テペウはプロフェッサーの霊薬をネモに投与した。
ネモは目覚めた。
カドック:(今の魔術、とんでもない精度だぞ?!
ひとりでサーヴァントを召喚したようなもんだ!)
藤丸:(使い方を聞いただけとは言えない空気……)
ネモ:キミは?異聞帯の住人か?
テペウ:…………
ネモ:薬を投与してくれたのはキミだと思うのだけど……
テペウ:いえ、なんでもないのです
ただ失われたものに、貴方が似てただけで
はじめまして、私はテペウ
南米異聞帯、地底世界ミクトランの人類です
詳しい話は藤丸とマシュに
私は通路で見張りをしています
ネモ:現在置かれている状況は把握している
僕も作戦に参加する
シオン、ダヴィンチ両名はなんとしても生還させる!
カドックはオルガマリーを見て驚いてた。
オルガはカドックの顔色が悪いのを気にしてた。
カドック:ほっといてくれ
対獣魔術を使うヤツはこんな感じになるんだよ
オルガ:獣は人間より強大なもの
常に気を張らねばならないから目が疲れる
つまり小心者というコトだな
その細かさ、私と気が合いそうだ!
カドック:(ここまでの異常事態は予想していなかったぞ?!
ラスプーチンにコヤンスカヤ、Uオルガマリーまで!
どんな経緯を辿ればこんなバカみたいなパーティになる!)
藤丸:(カドックがいるのだってわりと……)
カドック:(とにかく、所長に関しては知らんフリをしていればいいんだな?
異聞帯で知り合ったヤツ、って方針だろ)
カドックは作戦を語った。
藤丸たちが祭壇に乗り込む。
暴れている隙にラスプーチンとコヤンがダヴィンチ、シオンを救出する。
イスカリはオセロトルに演説してた。
曰わく汎人類史の心臓は聖なる火をともす。
太陽は稀なる血で躍動する。
我らの願いは成就されるだろう。
藤丸たちは祭壇へ現われた。
イスカリ:やはり来たな汎人類史の女
心臓は間に合ってるが、オマエたちの首には価値がある
今度は油断しない
僕はオセロトルの王、1年生きたテスカトリポカ
二度と征服者には負けはしない
サポートはフレンドのモルガンにした
アーラシュ、孔明、なぎこを入れた
煙の戦士(剣)
空の戦士(弓)
イスカリ(讐)
煙の戦士はスモークデコイ(剣)を呼ぶ
デコイはタゲ集中がついてる
空の戦士はQuickとArtsに耐性
イスカリは全耐性
被攻撃時に次ターンでHP全快
被宝具攻撃時に対象のNP獲得ダウン
紫ゲージブレイクで攻撃時に強化を1つ解除&人特攻がかかる
アーラシュの宝具でデコイと空を撃破し
イスカリをモルガン&孔明のBusterで追撃
なぎこの宝具とモルガンBusterArtsでイスカリ紫ゲージブレイク
モルガン宝具とモルガンBuster&なぎこArtsで削った
なぎこ宝具でイスカリ撃破
詰んだからトラオム進めてたけど、
2900万DL記念ミッションのため、何とかイスカリ打開した。
トラオムはメインクエスト扱いじゃなかったので、
ミッション達成できなかった。
イスカリは儀式を進めるよう命じた。
コヤンたちがすでにダヴィンチとシオンを救出ずみだった。
テスカトリポカがいきなり現われた。
カドック:気配も魔力もなかったぞ、いつの間に現われた?!
テスカトリポカ:西洋風に言うと神は遍在する、だっけ?
そういうものだと思ってくれ
藤丸:(以前、どこかで……)
テスカトリポカ:手放したのか
他人にくれてやるとは、ますます気質がわからん
試練を受けないなら、ここで殺せるってもんだ
イスカリ:まだ戦いは終わってません、ヤツらを殺すのは僕の……
テスカトリポカ:オマエの役目は何だ
敵を殺すことか?オセロトルを率いることか?
イスカリ:生き延びる事です、全能なるテスカトリポカ
テスカトリポカ:なら今どうするべきか分かるな?
さて、仕切り直しだ
異聞帯を消しに来たんだろう?
藤丸:撤退だ!
テスカトリポカ:予想外の上客までいるじゃないか
あの状態で生きていたとは驚きだ
神を名乗るだけはある
オルガ:神ってなにを……
それよりアイツは……アイツは……
私、わたし……
今はそんなことより!
アイツよ!私を殺したヤツ!
やっつけて藤丸
テスカトリポカはトラロックを呼んだ。
カドック:トラロック対策は立ててあるんだろ?!
藤丸:とにかく浮いてるサーヴァント!
マシュはスタメン必須
オルガ、ネモ、他のサポート、いずれか1騎も必須
トラロック(秤)
毎ターン全味方にスタン
ネモがいるとスタン無効
トラロックは毎ターン3万HP回復
サポートはNPCネモ
巌窟王、サロメを出してやっと打開できた
何回もやり直した……
マシュ+アウトレイジ
巌窟王+カレイドスコープ
サロメ+魔導元帥
全滅が早くなるよう5騎目は入れなかった
そしてゾンビアタックした
マシュ自身にタゲ集中をかける
礼装のスキルとマシュのスキルを使い2ターンで退場
巌窟王は自身のNP増加から宝具
その後はなるべく巌窟王のカードを選ぶ
サロメが出たらマスタースキルでNP増加して宝具
あとは全滅するまでサロメを選ぶ
6ターンで12万HPまで削って霊脈石を使った
マシュ→ネモ→宝具連発で紫ゲージブレイク
赤ゲージ28万HPまで削り、11ターンで霊脈石コンティニューした
8万HPまで削り、20ターンでレイ脈石
21ターンで削りきって終わり
マシュ:ニトクリスさんの雪辱を果たしました
トラロック:河の氾濫なんてあの子には通じなかった
あの娘が負けたのは別の要因
トラロックは霊基が変わった。
ウィツィロポチトリになった。
スタメンにマシュ、ハベにゃん、オルガマリー、
ネモ、フレンドのいずれか1騎が必須
フレンドの伊吹(狂)を入れた
武蔵、巌窟王、グレイを入れた
全員、無敵貫通スキルか宝具
ウィツィポチトリ(狂)
ターン終了時に無敵3回1ターンを付与
防御アップ&行動不能不可
宝具アップ1ターン
毎ターン、チャージMAXになる
青ゲージブレイクで終わり
宝具ぶっぱ後に全滅までカードを選ぶだけ
同一サバ3枚だとEXアタックは攻撃が入る
20万HPまで削って霊脈石を使った
あとは宝具ぶっぱで青ゲージブレイク
テスカトリポカが現われた。
ダヴィンチたちは神父が逃がした。
テスカトリポカ:ここに2人分の心臓がある
質は落ちるが汎人類史の人間のものだ
オルガ:なんだあの黒い煙は、なぜ攻撃があたらない?!
藤丸:ダメ元で戦うしかないか……?!
ククルカン:汎人類史からのお客様同士の戦いには
関わらないようにしていましたが
そちらの彼女はウォッチ対象なので
ちょっと肩入れしちゃいますね
私はククルカン、風と水とついでに太陽の神ククルカン
このミクトランの創造主
南米異聞帯の王様デース
藤丸:どことなく誰かに似ていマース
ククルカンはウィツィポチトリをワンパンで倒した。
ウィツィポチトリの宝具は効かなかったっぽい。
テスカトリポカをも倒すつもりだった。
ククルカン:あの人間を放置してはミクトランが滅びる
そうなる前に抹殺しにきたのです
藤丸:ちょっと待って、サーヴァントじゃないの?!
テスカトリポカ:オレは自分の依り代に乗り移った疑似サーヴァントだ
神霊を召喚するのは難しいからな
この体は今の時代に沿ったテスカトリポカとしてデザインしたものだ
カドック:人間の体ならサーヴァントとは戦えない
今がチャンスだ藤丸
テスカトリポカをやるぞ
ククルカン:そっかー、残念だけど、皆さんがその気なら譲りますね!
デビットは令呪を使った。
テスカトリポカ:我が臓腑2つを代償に蝕の太陽を呼び起こす
ミクトランがいきなり崩壊した。
ネモ:幻覚だ
たった数秒でこれだけの破壊活動は行えない
テスカトリポカ:これは幻ではない
これは紛れもなく戦争の匂いだ
そう思ったな?英霊ネモ
オマエだけが近代の戦闘を経験している
真っ先に幻ではないと認めながら
未熟者のために幻であると否定した
確かにオマエは船長に相応しい
殺すのが惜しくなる程度にはな
ネモは消滅した。
カドック:ありえない!どんな宝具だろうと
これだけの範囲に及ぶ破壊を一瞬で行うのは不可能だ
テスカトリポカ:少しばかり先の未来と現在を入れ替えただけだ
未来に起きる事なら順番を入れ替えられる
この光景は何日か後のミクトランだ
いつもどおりの光景だ
そうだろう、ククルカン?
オマエたちにも見せてやろう
クリプター、デイビッド・ゼム・ヴォイド
異星の神も予想しなかった、料理人の腕前をな
ソレは人類史ではまだ目覚めない怪物
もっとも完成されたこの異聞帯でのみ生き続けた星食らい
ソレは惑星状に巣を広げて、この天体にトドメを刺す
デイビット:ORTによって、この星は終わりを迎える
オレは異星の神に与していない
自分の意思と判断でここにいる
カドック:異星の神側じゃないから、敵ではないって言いたいのか?!
デイビット:どう捉えてもオレは人類の敵だ
異星の神とは違う
デイビットは落ちていった。
マシュ:シバの最大限の危険観測です
致死的運命、接近
来ます……ORTです
フレンドの道満を入れた
マシュはスタメン必須
ORT(降)
スタンが入る
全体攻撃のみ
白ゲージブレイクで1000万HPになる
宝具で全滅するとオルガが反撃して終わり
オルガ:いつもの判断力はどうしたの?!
捕まってた2人は執事とコヤンが確保して逃げ出してるんだから
私たちも撤退よ!
藤丸:ショックが大きすぎて……
カドック:アンタのおかげで目が覚めた
怒ってばかりじゃないんだな、オルガマリー
オルガ:オマエも個体名を覚えられない人間か?
それとも頭文字を抜かすのが流行なのか?
ORTはストームボーダーを狙ってた。
ボーダーとの通信は不可。
時空連続体に断層があった。
ボーダーは現在のままでこちらは未来だったから。
ククルカン:あれ、大切なものなんですか?
藤丸:わたしたちの家!
ククルカン:なるほど!それは守らなくてはいけませんね
ククルカンはひとっ飛びでボーダーに向かった。
ゴッフに中に入ってベルトを締めるよう命じた。
ゴッフ:君は何を言ってるのだね?
ワクチャン:あれククルカン様?
なんかヤバいんスか?
ククルカン:うん、すっごいヤバい
なので皆さんに……するって言ってもらえる?
ワクチャンはゴッフを咥えてボーダーに入った。
ククルカンはボーダーを持ち上げて運んだ。
気づくとORTは消えた。
藤丸たちの周囲も戻った。
時間制限のある入れ替えだった。
カドック:時間が経ってさっきの未来になったら、おまえは消えるのか?
ネモ:先ほどの現象はORTが現われたら、という未来の前借りだ
このまま10日が経っても僕には何の影響もない
オセロトルたちが藤丸たちを銃撃し始めた。
ボーダーに逃げることになった。
ネモ:マシュが先頭、その後に藤丸
その後にカドック、その後に僕がハシゴを降りる
キミはハシゴを使う必要がないようだね
降りるまで空中で援護してくれるかい、大統領
オルガ:もちろん、そのつもりだったがな!
いい判断だ、気に入ったぞキャプテン君
これでミクトラン前編は終わり。
2023年6月下旬から始めて、5ヶ月かかった。
途中、限定イベで時間を取られたのもある。
正味だと3ヶ月くらいかな。
基本、1日1クエスト進行なので。
それ以上はなかなか時間を割けない。
Uオルガが味方になる展開は驚いた。
デイビットが異星の神は人類の敵ではないと仄めかしてますね。
まあ白紙化=人類のために歴史を糾す=敵ではないみたいな意味だろうけど。
神が記憶喪失になったのは、器=体がオルガマリーだから?
大統領を名乗るのは、初めは統治したかったから?
それが叶わず、神を名乗るようになった?
デイビット・ブルーブックは誰かが殺したけど、
その犯人はストーリーに関わるのかどうか……。
クリプターのデイビットと同名なのは伏線?
血管だけ残ってたのも伏線?
意図的に血管だけ残す殺し方をしたんだよね?
6.5章をクリアすればわかる?
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