第5巻も読了。
まず、原作でも卒業式をやってました。
あんなわざわざ大真面目に儀式をやるもんだから「泣かせよう」というアニメの改変かなと思ってたのだけど。
ユキが読む答辞の原稿は白紙で、アドリブでしゃべってたんですね。
気になったのでアニメも見返すと、やっぱり白紙でよく見てなかったw
仰げば尊しを歌ったのも、原作も同じでした。
と言う事は意味があってこのシーンを入れたはずで、
アニメも見直すに、歌詞の「我が師の恩」をメグ姉に被せるのが狙いみたいですね。
アニメのユキはメグ姉の死の記憶を思い出してたけど、
原作ではメグ姉がまだ生きている体で妄想会話を続けたまま、学校から脱出。
脱出後の展開はアニメとは違って、避難先でもメグ姉妄想が続きそうな雰囲気。
それと、ユキの帽子は被ったままで脱出してます。
アニメだと太郎丸と一緒に埋めたので、帽子が無いまま脱出。
真逆に改変したということは、この帽子は差ほど重要なアイテムではないんでしょうね。
第4巻ラストで出たヘリコプターと特殊部隊らしき人物は、なぜか校庭に墜落して死亡。
この人物は、ゾンビ化を防ぐ効果があるっぽい注射器を自分で握りつぶしてたけど、もしかしたらゾンビ感染してたのかも。
注射器を握りつぶしたのは、ゾンビ発症で力加減ができなかったからかと。
となると、ゾンビパンデミックは空気感染も有り得るということに……。
ユキ達が空気感染しないのは、例えば学校給食に免疫となる薬を混ぜて、
抗体ができたからとも考えられますね。
ユキ達の学校に誰も救助隊が来ないのは、普通の人は近づいただけで感染してしまうからと考えると辻褄が合うし。
第4巻でユキが発案してた学園祭とラジオ放送をやるという企画は、
ヘリ墜落で校庭が炎上し、火の粉が割れた窓から侵入して、
校内もある程度は焼けてしまったので、全て中止。
これが原作でユキ達が学校を脱出せざるを得なくなる理由で、
アニメではゾンビ襲撃のせいで施設が破壊されたと改変。
アニメではゾンビ襲撃のあとでなぜか校庭がガラガラに空いてたけど、
原作では火災の巻き添えでゾンビも燃えたからいなくなったと。
どっちかと言えば、原作の方が納得ですねえ。
それと、ヘリの生存者を救出しにクルミとみー君が校庭へ行ったきり帰って来れなくなり、ユーリが発狂寸前に追い詰められてました。
第3巻で「ユーリはユキと共依存」とみー君が指摘してたけど、クルミと連絡がつかなくなるとテンパって精神不安が起きるんだから、最も依存してるのはクルミでしょうね。
クルミに対しての依存は一方的なもので、共依存ではないだろうけど。
ユキはそんな様子のユーリを見て、自分が先頭になってユーリと一緒に火災から避難。
その際に「避難訓練」という体で校内放送を流し、
連絡の取れないクルミ達に避難したことを教えるってアイディアをユキが発案。
物語の序盤でクルミが「ユキは必要な時に必要な事を言い出す」
という主旨のことを言ってたけど、この避難訓練は正にその通り。
ユキはどうやって入試に受かったのかなと思ってたけど、
今のユキはゾンビパンデミックのせいで精神退行したわけだし、
こういう状況で適切な対応を思いつくんだから、地頭は良いんでしょうね。
火災で校庭に取り残されたクルミが、出会ったゾンビを一撃でスコップで斬首してるけど、
いくらなんでもスコップを研いでもそこまでの切れ味にはならんだろと……。
火災後にユキが教室の掃除をしてると、虫の息の這いずりゾンビを見つけて、
最初はクラスメイトに話す感じで対応してるけど、
急に怖くなってゾンビをモップで殴りつけて逃げてますw
この時、クラスメイトの記憶が戻ってるようなカットがあって、
どうもこのゾンビが元は誰だったのかを察しているように見えますね。
火災後にクルミが特殊部隊が持っていたアタッシュケースからハンドガンを見つけてるけど、
みー君はゾンビを狙ってもよほど正確に射撃しないと当たらないので無意味と指摘。
じゃあなぜハンドガンを持ってたのかというと、
もしかしたら生存者を始末しに来たのかもと匂わせる会話になってました。
で、ハンドガンはみー君が校庭に放り投げて捨ててますw
みー君はユーリの精神状態も察してるっぽいし、
ハンドガンを持ってたらユーリが発作的に使う可能性もあるし、捨てるのは正解かも。
実際、ゾンビに噛まれたクルミを包丁で刺殺しようとしてたわけで。
あと、学校から去る時に校庭を歩いていたゾンビ女子生徒を見たみー君のリアクションは、原作でも意味ありげでした。
やっぱりこの女子生徒がケイだったんじゃないかと……。
第5巻は巻末のおまけは無し。
ネタ切れですかね。

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