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攻殻機動隊 STANDALONE COMPLEX Episode1:SECTION9のあらすじと感想

投稿日:2017年6月26日 更新日:

攻殻機動隊STANDALONE COMPLEX Episode1:SECTION9の楽天とKindleで無料配信キャンペーンをやってたので読んでみました。

アニメのSACをコミカライズしたらしい。
アニメは当時第1期はリアルタイムで見たけど、内容はもう忘れたw

絵柄は少年マンガのようなアメコミのような折衷的は絵柄ですね。

攻殻機動隊としては余計な描写が多いって印象でした。

第1話から既に冗長で、草薙素子がビルの屋上に立ってテロリストを眺めてるのを2ページ半描いてる。
士郎正宗だったら1~2コマで終わりかもなあと思ったり。

荒巻が有線で内密な話をする際、
会話後にケーブルを収納するのをコマを割いて描いていたり。
普通のマンガだと当たり前の描写だけど、
こういう丁寧さは攻殻っぽくないと思ってしまう。

あと前話の引きとなったシーンを、次話冒頭でも描いてるのはちょっと……。
連載マンガではなさそうなのに、同じシーンを繰り返すのはねえ……。
アニメでもアバンで前回の何々ってのをやるのは嫌なんだよね。

格闘シーンも丁寧でわかりやすいけど、
士郎正宗なら必要最小限の描写だったろうなと。

物語の内容は、料亭の芸者ロボットが暴走して、
外務大臣など政府高官を襲撃したのが発端となり、
最終的には大臣の脳殻のすり替えに気付いて、
機密文書の国外持ち出しを阻止するという結末。

当初は荒巻の友人の軍人「久保田」が事態を収拾しようとしていた。
そこに荒巻が割って入って、捜査を引き継ぐっていう展開。

軍としては実は大臣を内偵させていた「秘書」が料亭にいるので救出したいと。

荒巻が軍の介入を制する理由はわからない。
久保田がヘマしたのは明らかなので、友人としての尻ぬぐいかな。
警察としても軍の介入を嫌がってたので、
公安9課が出てきたのは渡りに船だったっぽいけど。

光学迷彩の草薙とバトー、トグサが料亭に潜入し、
芸者ロボットの近くまで接近して待機。
ここでサブマシンガンを小脇に抱えて走るのは攻殻らしくない。
そういう訓練を受けてるはずなので。
士郎正宗の描き方なら、銃口を前に向けて上半身をブレさせずに走るはず。

バトーの発砲音を皮切りに草薙、トグサの順に3体のロボットを破壊という手筈だった。
しかしトグサは貫通弾が向かい側の人質に当たるのを躊躇し、
1発で仕留め損なってしまう。
これは草薙がすぐにフォローしてトドメを刺して事なきを得た。
トグサが失態を犯すのは攻殻の定番のシーンですね。
でもあちこちでこういうのを見ると、
草薙はトグサのどこを評価して刑事から抜擢したんだろうとw
まあ原作だとゴーストが囁いたのだろうけど。

で、芸者ロボットを破壊し、人質は救助。
外で芸者ロボットを操っていたハッカーは、
ボーマとパズが車で追うけど、途中でバトーが横槍を入れて捕獲。
…と思ったらうなじのデバイスで自ら記憶を焼いてしまう。
自殺かと思ったら生きていた。
もちろん脳障害のリスクはあったらしい。

これで暴走芸者事件は終わりだけど、まだ一ノ瀬レポートが残っていた。
これは非常事態の軍事戦術シナリオで機密文書。
外務大臣がなぜかこのレポートを手に入れようとしていたらしい。
しかし久保田が調べても怪しい所は見つからず、
通常の仕事として外務大臣を内偵していたところだった。
レポートを手に入れようとしていた以上、
大臣も怪しい事に違いはないけど、
今回の話ではむしろ被害者だった。

大臣は酔うと芸者ロボットと体を入れ替えて遊ぶ趣味があった。
これがレポートを手に入れたい勢力には隙となっていた。
この勢力の正体はわからないまま。

大臣が脳殻を入れ替える隙に芸者ロボットを操って大臣の体を乗っ取り、
大臣の脳殻はジェラルミンケースの中へ。
芸者ロボットはそのままだった。
初めは芸者ロボットの脳殻は大臣の脳殻だったのかと。
それで大臣は公安9課が殺したものと勘違いしていたw

トグサは自分が助けた大臣がジェラルミンケースを持ち去った事を思いだし、
脳殻のすり替えを主張。
つまり今の大臣は偽物の脳殻が操っていると。
すぐに荒巻もその可能性を重視して大臣の足取りを追うと、
専用機で米国へ向かう途上だった。
これもまたタイミング良すぎで臭いんだよね。

草薙達は光学迷彩で大臣とSPを囲み、レーザーサイトを向けて暗に恫喝。
その場でジェラルミンケースを開いて脳殻が入っている事を確認。
ただの外遊なら脳殻を持ち運ぶ意味はないので、
脳殻が出てきた時点で決定的。

最後に外務大臣専用機に乗れなくて残念だったなとトグサが呟くと、
なぜか偽大臣は「!」と驚いていた。
読み返しても驚く意味はわからない…。
自分の正体がバレる手がかりになるから焦ったんですかね。

最終話はトグサが脳殻すり替えに気付いた経緯を身内に説明してただけ。
また、秘書は脳をマイクロマシンに置き換え、
通常業務なら問題ない程度に回復していた。
荒巻が全て事前に用意していた資料を使って、
脳殻すり替えの件は表沙汰にはならず、
事態の後処理はスムースに運んだらしい。

巻末のおまけマンガはなぜかユンボの蘊蓄マンガだったw
一応、タチコマが解説するという体ではあるけど。

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