声優に死す 後悔しない声優の目指し方 関智一
声優 声の職人 森川智之
一度きりの大泉の話 萩尾望都
再生(仮) 緒方恵美

涼宮ハルヒの憂鬱第1巻 無意識的超能力で世界を上書きできる女子高生

もう古いラノベだけど、超人気ラノベなので取り上げておこうと思う。

無意識に世界を別の姿に書き換えられる超能力を持った女子高生が「涼宮ハルヒ」。
作中世界をこのまま維持したい未来人や超能力者、
そして涼宮ハルヒの能力に興味を持つ宇宙人たちが普通のクラスメートになりすまし、
涼宮ハルヒが今の世界に飽きないように、彼女のわがままにとことん付きあおうとするという内容。

主人公の周囲のできごとが世界を大きく変えることに直結する、というセカイ系の典型。
当時は、なぜベタなセカイ系が売れたんだと不思議に思う人が多かったと記憶してます。
それは、ラノベを知らない世代がアニメを見て原作にも食いついたからだと言われていました。

初めはベタな学園物のようで、中盤からはただの部員と思ってたキャラが宇宙人やら未来人を名乗りはじめて急展開。
アニメ版はこの辺から評価が変わったように記憶してます。

憂鬱のラストは、この世界に飽き始めたハルヒの興味を繋ぎ止めるべく、
準主役のキョンがハルヒと深夜の校舎でキスをすると、シーンが飛んで夢から覚める。
キョンは夢かと気を取り直して学校へ行くけど、
教室には夢の中でキョンがハルヒにポニーテールが好きだと言った通りに、ポニーテール姿になったハルヒがいた、というシーンで終わる。

もちろんキョンが見た夢は夢でなく実話で、
キョンに言われた通りにハルヒがポニーテールにしていることが、
読者にはツンデレに見えてニヤリとするわけw
もちろん夢か現実かは、作中でははっきりとした説明はないのだけど、そう解釈するのが妥当なわけで。

ちなみにタイトルの「涼宮ハルヒの憂鬱」は一種のミスリードで、ある意味ネタバレにもなってます

作中でハルヒは自分が望む面白い事が起きなくて苛立ってるんですが、
それがタイトルの「憂鬱」なんだろうと読者は思い込んで読み進んでしまいます。
しかし実際にはハルヒはずっと「退屈」と何回も言ってるだけ。
「憂鬱」という言葉はラストまで1回も言ってません。
じゃあなにが憂鬱なのかというと、それはラストで「昨日悪夢を見た」から。
憂鬱そうにキョンに顔を向けずに窓の外を見続ける割りには、
その悪夢でキョンが言った通りにハルヒはポニーテールに変えてます。
こっちがハルヒの本音で憂鬱そうなフリをしてるだけ。
なので実はハルヒは作中で一度も憂鬱になってません。

コメントは受け付けていません。

Trackback URL

承認制です。誤ってスパムフィルターにかかってた場合、解除して承認するのが遅れる事があります。
承認作業はブログの管理画面へログインした際についでに行うので、ログインしない時期は放置となります(^_^;)