彼岸花の咲く夜に 第七話 感想

彼岸花の咲く夜に 第七話 ユートピア ネタバレあらすじと感想


ある女子生徒は校舎の屋上から飛び降りようとした。
天才の自分を理解できない世界と別れたいと言うその子を、毬枝は思いとどまるように説得する。
しかし、その子は聞き入れずに飛び降り自殺してしまう。
その子は彼岸花の花壇へ落ちた女子生徒の魂を食らう為に、彼岸花に唆されたのだった。
そして、次はイジメを受けて死んでしまおうと考える子を食べようと、彼岸花は毬枝を煽る。
由香里はクラス中からイジメを受けていた。
先生や親に相談しても「無視しろ」と言うだけだった。
由香里はそれを信じて無視し続けていたが、自分の心を殺す結果になるだけだった。
由香里はある日、別の学年のトイレに篭って自殺したい気持ちに駆られ始める。
そこに毬枝が現れて、自殺を思いとどまるように説得する。
そして毬枝自身が出来なかった、イジメのことを誰かに相談しろとアドバイスする。
しかし由香里はすでに相談し、「無視しろ」と言われただけだったと訴える。
自分のアドバイスが空回りだと気づいた毬枝は、イジメの主犯に狙いを定める。
尾崎という男子生徒は、下校中に家のカギを無くしたことに気づく。
鍵が無いことを両親に訴えると殴られることから、尾崎は学校に戻って鍵を探す。
それは男子トイレの個室にあった。
尾崎が個室に入ると明かりが消えてしまう。
再び明かりがついたら、いつのまにか個室のドアが閉まっていた。
そして扉の向こうに人の気配を感じる。
それは「めそめそさん」で、尾崎に自分の話を聞いて欲しいと訴える。
めそめそさんの噂を知っていた尾崎は、返事もせずに黙って耐えていた。
するとまた明かりが消えてしまい、めそめそさんが異形の化け物となって尾崎を襲った。
毬枝の魂を半分喰われた尾崎は、放心状態となった。
イジメは無くなるかと思いきや、尾崎の手下たちがイジメを継続していた。
由香里が風邪で休んだ日、イジメの首謀者たちが由香里がいないことに苛立っていた。
毬枝は女子生徒のうわさ話を聞き、元6組生徒が他のクラスでもイジメをやっていると知る。
毬詠は元6組に原因がありそうだと、ひとりで調べ始める。
ある日由香里のクラスに転校生・玲子がやって来る。
玲子は給食のカレーをこぼしてしまい、クラスの全員から恨みを買う。
その日をきっかけにイジメの対象が玲子へ移り、由香里のイジメは無くなる。
由香里は自分へのイジメが無くなり安堵する一方で、玲子のイジメがエスカレートするのを見て胸を痛める。
じきに先生までイジメに加担し始めてしまい、クラスの皆は玲子イジメで一体感を持っていた。
しかし由香里はイジメを止めるように訴える。
クラスのみんなも先生も、至福の時間を止められたせいで由香里を恨みに思う。
その日の帰り、玲子と由香里は一緒に下校する。
これからは自分が玲子を守ると誓う由香里。
しかし玲子は、そんな由香里を笑い始める。
実は玲子は学校の妖怪・スミレだった。
スミレはイジメの楽しさに気づかせる為に、わざとイジメられ役となっていた。
イジメの楽しさに目覚めた生徒達は、あとは放っておいても自然に誰かをイジメ始める。
あとはそのターゲットとなった子の魂を食らえばよいだけ。
これがスミレの狩り方だった。
スミレは由香里を喰らおうとするが、そこに毬枝が現れて由香里をかばう。
しかし毬枝はスミレに抵抗できず、妖力を使い果たして消えてしまう。
それでも由香里はスミレにイジメと戦うと宣言し、スミレは由香里に玲子と同じイジメを与えるため、翌日からいなくなる。
由香里が学校へ行くと、玲子の記憶が無くなったクラスメイトは由香里を玲子の代わりにイジメ始める。
服が臭いと服を脱がし、下着をも脱がした為に由香里は教室から逃げ出す。
それを追う男子たちから逃げるうちに、由香里は階段から落ちて額を割る重傷を負う。
由香里の療養中、社会科見学の為にクラスメイトはバスに乗る。
車内は、由香里が戻ってきたらどうやってイジメ抜くかという話題で盛り上がる。
そのときバスの前に突然、彼岸花が現れる。
驚いたバスの運転手はハンドルを切り損ね、バスは崖下へ落下。
生徒たちは全員死んでしまう。
魂を喰らいそこねたスミレは怒るが、序列第2位の彼岸花は横取りも妖怪のルールだと鼻で笑う。
自分以外のクラスメイトが死ぬことでイジメが無くなった由香里は、他のクラスへ移ることになった。
毬枝が由香里の前に現れ、何も出来なくてゴメンと謝るが、由香里は毬枝が自殺を止めてくれたことを感謝する。


一番長いエピソードだった。
全体のテーマはイジメ。
で、竜騎士07って人は相当イジメについて詳しいね。
いじめる側もイジメられる側もどちらも体験したことがありそう。
どっちの心理描写も巧みかと。
それか、よほど心理洞察がうまいんだろうねえ‥。
結局、妖怪がイジメを止めたわけで、現実的な解は無い。
由香里は、イジメが芽のうちになら止められると悟ったくらい。
あまり救いのある話ではないかと‥。
一度イジメの楽しさに気づくと、「イジメ依存症」になるって説が興味深いね。
だからイジメをやる奴は、ターゲットを変えてイジメを継続する。
これって、現実のイジメにも当てはまりそう。
劇中ではそれを「妖怪のしわざ」にしてるけどね。
全体を振り返って、第1話が一番衝撃的だった。
女子小学生をイジメからかばう代わりに性奉仕させてる担任が、
その子が反旗を翻すや否や、事の発覚を恐れてその子を絞殺、っていう導入だからね‥。
面白かったんで、冬コミの第2夜も購入する。
彼岸花が妖怪となった経緯を描いたエピソードはあるかな。読みたい。
あとは、彼岸花をもっと設定通りに「優雅」「お人形さんのように綺麗」に見えるように描いてほしいね。
うみねこのベアトリーチェは、ちゃんと優雅に見えるんだけどねえ。

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