ヒストリエ第1巻 エウメネスの少年時代

寄生獣で有名な岩明均が連載中のマンガ「ヒストリエ」第1巻を読んでみた。

ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC)
エウネメスという古代ギリシア圏にいた実在の人物をネタに、創作を加えた物語だそうで、第1巻はエウネメスの子供時代の話。

冒頭は青年エウネメスがカルディアという故郷に帰るエピソードで、道中でペルシアにスパイ容疑で追われるアリストテレスと出会っている。
カルディアはマケドニア軍に包囲されていたけど、様子がおかしいことに気づいたエウネメスは、機転を利かせてカルディアに入ることに成功する。
この2つのエピソードで、エウネメスが如何に頭がいいかを描いている。

冒頭ではアリストテレスをかばうヘルミアスの娘の体を切り刻んでるシーンとか、エウネメスに夢に登場するスキタイ人の女が男を次々に斬殺するシーンとか、部下の息子を切り刻んでその部下に食べさせたメディアの王アステュアゲスのエピソードとか、人体切断シーンが所々出ている。
寄生獣もそういうグロがウリのひとつだったわけで、ヒストリエもそういう要素を入れている。
もしかしたら作者の嗜好かもね。

あと、有名な「ばっかじゃねーの」も第1巻で早くも描かれてる。
メディアの王が臣下の忠誠を試すべく、その息子を殺して肉を食べさせたエピソードを、少年時代のエウメネスが書物で読んだ話として友達に聞かせてる。

第1巻ラストは、学校で上級生に狙われたエウネメス達が拳闘の教授のふりをしていじめを受けるというシーンの途中で終わってる。
あまり引きが良くないけど、コミックス化したときの配慮とかはどうでもいいのだろうね。
エウネメスは拳闘の様子を見て、夢に出てたスキタイ人の女の戦い方をオーバラップさせている。
エウネメスが戦うのは次巻になってるけど、恐らく夢の女の動きを応用して上級生達に逆襲するのだろうと思う。

ヒストリエの感想を書く前に調べたけど、この少年時代の辺りは全部創作らしい。
本当の素性はよくわかっていない。
のちに仕えたマケドニアの将軍たちから、ペンで王に仕えているだけと嘲笑されていたそうなので、実際には運動神経はなさそう。

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