ヒストリエ第3巻 1タラントンの奴隷

ヒストリエ第3巻を読了したので、その感想です。

ヒストリエ(3) (アフタヌーンKC)
カルディア所有の奴隷となったエウメネスに買い手が現れて、1タラントンの値がつく。
貨幣価値がさっぱり想像つかないけど、エウメネスを含めて交渉中のキャラが全員驚いているので、破格の値らしい。
このあとのシーンでこの買い手がエウメネスに、キャビアを日持ちさせてアテネにもマケドニアにも売りたいと訴えているので、エウメネスの頭の良さを高く買ったのだろうね。
ここまでは奴隷として生きていくエウメネスを描くのだろうと思ってたな。
港でエウメネスを見送りに来た女の子は、エウメネスが彫った木のペンダントを着けていたけど、船が去ってからそのペンダントを海に捨てようとしている。
これは本人の本心から見送りに来たのでなく、回りの男友達に言われてしかたなく来たのだろうね。
表情もちょっと困惑顔だし。
最後にヒエロニュモス家のカロンという奴隷が、エウメネスの母が死ぬきっかけとなったのは、自分がエウメネスを人質にとったから、という回想が描かれている。
それでエウメネスを気にかけていたわけだ。
奴隷として買い手の住む街に航路で連れられるけど、途中で奴隷の反乱が起きて、買い手は死ぬ。
この巻でも斬殺シーンがある。
斬殺途中の描写はないけど、死体の目が繰り抜かれていたり、というグロ描写はある。
どうもこの買い手は、奴隷のチンポか玉を切断する趣味があったらしい。
はっきりとした描写はないけど、奴隷たちのセリフからそう言える。
奴隷たちが反乱を起こしたのは、たぶん玉を切られた恨みから。
玉を切って無ければ、この買い手も安泰だったかもねえ。
この世界では奴隷を従わせるなんて、普通のことだったろうし。
船は操船の術を知らない奴隷達が操り、荒波を超えられずに沈没。
エウメネスは運良く近隣の海岸に流れ着いて、ボアの村に引き取られて新しい生活を始めている。
これから身一つで生きていくのに剣技が必要だと、その村の剣技を学んでいる。
このへんも多分創作。
実際の歴史書には「マケドニア王にペンで仕えている」と嘲笑されていたらしいので、剣術なんかはダメだったはず。
でもこのマンガでは、エウメネスが村でもっとも剣技に長けている男の次に上手いとなっている。
後半のエピソードで、村を保護している近隣の都市への貢物が野盗に襲われてる。
この貢物を免除してもらうのと、野盗対策を訴える為に、村人と一緒にエウメネスが陳情に向かってる。
その帰りに、野盗が実は都市の近くの山奥で軍事教練をしている都市の兵士たちだったと判明する。
そして、エウメネスと仲の良い村人サテュラが都市の権力者の許嫁と初対面しているシーンで終わってる。
次巻では恐らく、都市の兵士と村人が戦うのだろうね。
サテュラが結婚を拒否し、怒った権力者が村を襲撃するのかねえ。

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