氷菓第19話「心当たりある者は」感想

氷菓第19話「心当たりある者は」は、
久々のアームチェアディテクティブで、
校内放送の文章から偽札犯の推理をする短編エピソード。
9マイルは遠すぎるに似てて、シリーズで一番面白かったかもw

部室での奉太郎とえるの会話劇に終始してた。

冒頭は部室のシーンで、えるが関谷純の葬式は滞りなく済んだと話していた。
7年以上失踪していると死亡扱いになるんだっけ。
そういう導入だったので、
関谷純の行方不明の理由を奉太郎が推理するのかと思ってた。

えるが奉太郎の推理力を信頼している事を、奉太郎はウザがっていた。
ここで「俺が頼りにならない事を証明してやる」と謎の自信を漲らせていたw

放課後に急に行われた校内放送による生徒の呼び出しが推理のネタ。
それは「10月31日に駅前のコウブン堂で買い物をした心当たりのある者は、
至急、職員室の柴崎の元まで来なさい」
という放送だった。

この単文と放送の状況から、以下の推測を語っていた。

この放送は1度のみだった。それは当人が焦っていたから。
通常の校内放送は復唱する。
つまり焦るような事態が起きていた。

この日は11月1日なので10月31日の事を「昨日」と表現するのが自然なはず。
しかし日付を指定しているのは、手元のメモか何かを参照していたから。
と言うことは、柴崎はメモを誰かから受け取っていた。

生徒の呼び出しは生徒指導の先生がやるのに、
今回は職員室の柴崎なので異例。
これはまだ上層部しか事態を把握していない内に
急遽呼び出すべき事情があったから。

呼び出しは生徒が残ってない可能性が高い放課後に行われた。
これも急遽呼び出すべき事情があったという証拠。

生徒を特定できているのなら、その名前を言うはず。
心当たりのある者という言い方なのでまだ特定できてない。

良い事で呼び出すなら、その理由を言うのが自然。
ボカしているのは何かの悪事に関わっているから。

店側が悪事を把握してるなら、それを行った生徒も覚えているはず。
しかし生徒を特定できてないのは、
店側は悪事に気づいてなかったから。

ただの万引き程度なら放送を聞いても自首するわけがなく、
逆にまだ自分が犯人だとはバレてないと察して名乗り出ない。

にも関わらず放送が行われたのは、
放送すれば名乗り出る可能性が高いから。
これは当該生徒が贖罪意識を持っている場合に当てはまる。
店側が生徒を特定できず、かつ悪事を把握できたのは、
生徒が事実を打ち明ける匿名の手紙を差し出したから。

その手紙はコウブン堂が警察に知らせる程の内容だった。
だから上層部のみ把握している段階で、
放課後にも関わらず緊急呼び出しを試した。

コウブン堂は文房具屋で、学校への教材の卸も行っている校区内の店。
主要客は学校の生徒。
それで警察は匿名手紙の送り主を生徒の誰かだと推測した。

万引き程度の犯罪で急遽呼び出そうとしたり、
警察が学校へ来ることは不自然なので、それ以上の犯罪だった。

奉太郎は最近見た壁新聞の新聞記事を思い出し、
それは偽札の利用だったと推理。
これは冒頭に壁新聞を見る描写があって、伏線だった。

ここまでの推理を聞いて興奮したえるは、
なぜか奉太郎にキスするかのように急接近w
今までも同じシーンがあったけど、
今回は異性として意識してるように照れていた。

犯人が偽札を手に入れた経緯は、上の立場の者に押しつけられた。
もし偶発的に手に入れたのなら、当人が警察に持ち込めばいい。
罪悪感を持ちつつ偽札を使ったのは、
警察に事情を話せないような入手経緯だったから。
偽札を使ったのは1万円を取り戻したかったから。
つまり、犯人は貸した金の返済として偽札を掴まされた。

全ての推理を終えて、奉太郎とえるは、
自分達がなぜ推理ゲームを始めたのかわからなくなってたw
それでえるは、当初の理由を推理しようと言い出していた。
奉太郎は拒否したけど、えるとしては推理をネタにして、
奉太郎と2人で過ごしたかったように見える。

推理の真偽は翌日の朝刊で明らかになってた。
それは通貨偽造罪で暴力団員が逮捕されたと報じていた。
奉太郎のリアクションからは、やっぱりと思ってた様子。

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