氷菓第7話「正体見たり」は、
謎の首吊り幽霊の正体を推理するエピソード。
古典部の4人で「合宿」と称して温泉宿に泊まるのだけど、
その宿の休館7号室で首吊り幽霊を見たという怪談をきっかけに、
本当に幽霊を見たとマヤカとえるが主張する。
本題に入る前、温泉に入るシーンで、
奉太郎の股間を隠す方法がちょっと面白かった。
小さい男の子がその前を横切って見えなくしたり、
湯に浮かんだ洗面器が手前を横切るとか。
幽霊の正体をえるが知りたがり、
例によって奉太郎に馴れ馴れしく迫って、
面倒そうだった奉太郎とえるは正体を調べるのだけど、
マヤカが従姉妹の宿題を見る約束なので、
奉太郎とえるが2人きりで調べていた。
これはマヤカが2人に気を使ったようにも見えた。
手がかりは以下の通りで、
まず宿には2人の姉妹がいて、姉は自分の持ち物に名前を書きたがるタイプ。
また前日は雨が降っていた。
前日は夏祭りがあった。
夕べは妹の姿を誰も見ていない。
妹は幽霊の正体を調べている奉太郎達の事を気にしていた。
姉がお気に入りの浴衣を着て花火大会へ行く事をアピールしていた。
つまり幽霊の正体はハンガーで吊った浴衣だった。
妹は姉のお気に入りの浴衣を着たかったが、
自分の所有権をアピールする姉に気後れし、
浴衣を貸してくれと言えなかった。
妹は姉の浴衣を勝手に着て夏祭りに行き、雨に濡れてしまった。
浴衣を乾かす為に誰もいない7号室に浴衣を干した、と。
奉太郎はこの推理をえるにだけ話し、
真相を伏せるようにえるに言っていた。
初めは姉妹の悪戯かと思ってた。
前日にこの怪談をし始めたのは姉で、
悪戯の伏線として話したのかなと。
妹が「あの話をするなとお父さんに言われているのに」と姉を責めたのも、
怪談話に信憑性を持たせる芝居かと思ってたw
えるは浴衣の貸し借り出来ないのは仲が良くないと言ってたけど、
ラストシーンは姉が鼻緒が切れた妹を負ぶっているシーンだった。
仲が良くないならそんなことはしないので、
浴衣を貸してくれないとは妹の想像で、
実際に貸してくれと言ったら貸すのでしょうね。

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