前話でヴァニラ・アイスの演技は時臣っぽいと書きましたが、
冒頭の演技は、より無感情的でした。
ただし後半のイギーを蹴りまくるシーンは、急に感情的になってるのが対照的でした。
ヴァニラのこういう側面は、何となく「テメーは俺を怒らせた」とオラオラッシュする承太郎を連想するんですけど、
違いはわざと加減して痛めつけてるのか、怒りを発散してひたすら殴るかですね。
ヴァニラがポルナレフの動きの素早さに驚いてるんですが、
これはスタンドの成長だったんですね。
ニコニコ動画のコメントで気づきました。
単に情報伝達のミスがあって、
それがポルナレフ側の勝機になっているという意味かと思ってました。
ポルナレフが「館の外へは逃げない」と走りながら言ってたのを、
イギーが迷いつつ決心してポルナレフと一緒に階段を登ってたのはアニメの独自要素ですね。
ただ、原作ではイギーもとっくに戦う決心をしていたようで、迷うシーンはありません。
原作のポルナレフの台詞は、イギーの心情をも代弁している感じだったのに、
アニメの方はポルナレフに説得されて背中を押されて決心した、という印象。
館に来た頃からすでに決心していたであろう原作イギーの方がカッコイイと思うんですよね。
イギーが作った偽ディオが出現した時「騒がしい」と台詞を言ってましたが、誰が声を出したのか……。
イギーもポルナレフも声真似なんてできないはず。
イギーのスタンドの能力なんですかね。
といってもここは原作通りなんですが、原作でも違和感があったシーンなんです。
何らかの改変があるかなと思ってたんですが、無いですね。
切れたヴァニラがイギーを傷めつけるシーンで、
ポルナレフが「やめろ!」と叫ぶのがちょっと遅い気がしました。
原作では痛めつけ始めたらすぐに反応して「やめろ!」と叫んでます。
アニメだと傷めつける様子を見ている時間が長く感じました。
イギーがヴァニラに痛めつけられる最中に「覚悟」の話をしてますが、
覚悟のことを誇り高き魂と言ってるのはジョジョシリーズの共通の思想で、
やはり最初から既に覚悟していた=犬なのに高潔な人間のような精神を持っている原作イギーのほうが好感が高いです。
瀕死のイギーをチャリオッツで救出したシーンで、
「この出血」と言ってるんですが、血溜まりの描写が無くなってました。
そういう規制なんですかねこれも。
最後は追い詰められたポルナレフが消滅してるように見えるシーンで途切れてましたが、うまいところで切りますね。
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