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アニメ視聴記 あらすじと感想

LUPIN the Third 峰不二子という女の感想

投稿日:2015年8月15日 更新日:

ニコ生でルパンの30年ぶりのテレビシリーズを記念して「峰不二子という女」の一挙配信をやってたので視聴。

ニコニコアニメスペシャル「LUPIN the Third -峰不二子という女-」全13話一挙放送

面白かったけど、13話で6時間はちょっと長いかな……。
2時間くらいの劇場版として、まとめる事もできたんじゃないかと。
まあ、その場合は不二子との出会いのエピソードが無くなるけど。

作画は劇画調で、全裸率高いし、塗れ場も仄めかす程度の描写はあるし、15禁くらいの印象ですねえ。
OPのモノローグから言って、峰不二子は盗みに性的快楽を感じるタイプって印象。

時期はルパンが峰不二子と出会った頃。
次元も五右衛門もまだルパンの仲間になってない時期。
ルパンと銭形は既に知り合い。

声優は、ルパンの栗貫と次元の小林清志以外は刷新。
不二子は沢城みゆき、銭形は山寺宏一、五右衛門は浪川大輔。
五右衛門はこのシリーズでは完全に道化役だったのが面白かったw

物語内容は、ある伯爵から「不二子を盗む」という依頼を受けたルパンが、
不二子を追う過程で、不二子が少女時代に洗脳されて泥棒をやるようになったという情報をつかむ。
そして、不二子の生い立ちを調べる為にとある教団に潜入しようとしてたって話。
ただしこれは後半で明かされる話で、前半ではそういう裏事情はまったく出てきません。

この不二子の洗脳のエピソードを取り上げて、2時間くらいにまとめたらと……。
というのも、前半は1話完結で13話のオムニバスシリーズかなと思ったら、
後半で峰不二子の生い立ちの謎へシフトする連続した話になっていくので、
前半のエピソードは要るのかなという気はするので……。

ルパンと不二子の出会い、次元と不二子の出会い、五右衛門と不二子の出会いの話は面白かったけど。
あと銭形と不二子に肉体関係があって、代わりに不二子の罪を見逃すような悪徳刑事という設定に変わってます。
原作でそういう設定かもしれないんですが、原作を知らないのでわかりません。

後半になると不二子の少女時代のトラウマを思わせる回想シーンが出てくるので、
不二子が泥棒稼業をやるようになったのはトラウマが原因だったかのような印象を受けるんですが、それは洗脳による偽の記憶。
洗脳は不二子がその教団の財宝目当てで潜入した際にかけられたもので、
実は不二子は元から泥棒だったし「セックス遊び」も普通にしてたと。
まあトラウマ説だと面白くないですからねえ……。
個人的には、不二子はただの犯罪的サイコパスだろうと思ってます。
ある種の犯罪的サイコパスは「人間として魅力的」なわけで。

不二子を洗脳してたのは、教団=製薬会社に仕えていた科学者の娘で、洗脳実験の犠牲となって口も利けない寝たきりになってた人物。
不二子のトラウマ記憶は、この娘の記憶が不二子に植え付けられただけ。
娘は寝たきりになった自分の代わりに、自分が生きたかった人生を謳歌する人物を操って、その姿を録画した映像を見て自己慰撫していたという歪んだ人物。
この娘の眼球の動きから思考を読み取るという技術で、娘は教団の配下の者に指示を出していた。
ルパンは事の真相にたどり着いて、寝たきりの娘は教団の設備から離れると長くは生きられないと知ってて、娘を教団から強奪。
娘は口も利けないまま、自己投影していた不二子が自由に浜辺で水遊びをする姿を見ながら息を引き取るという、ちょっとダークな終わり方でした。
不二子は自分を操っていた娘に自分の姿を見せつけることで、復讐を果たしているかのよう。
ルパンはこの娘をどうも「一思いに殺すつもり」だったような台詞を言ってましたし。

余談ですが、アスキーアート職人がエピソードの合間にキャラのアスキーアートを流してたのも面白かったw

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