ROUTE END第7巻は真人の自供から「自殺死体を他殺に見せかけていた」と判明。
その動機は「自殺より他殺の方が遺族は苦しまないから」と。
どうも母が自殺したのが本当はショックだったらしい。
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第8巻が発売してると気付いて、第7巻は何ヶ月前だっけと感想を読み直そうとしたら、感想を書いてないと気付いた。
2月にKindle版を買って読了してたのだけど忘れていた。
なので感想は2回目に読んだもので、初見の感想じゃないです。
夢にできなかった
真人は「隠さなきゃ」と山奥で殺した死体を処理しようとした。
そこには新しい同一人物(たぶん社長)がいた。
あたかも不死身のように見せてたけど、
本当は真人が殺した死体を木陰に隠してただけ。
その後、真人は春野が好きだった泰藤葵とつきあい始めた。
葵は今の真人の妻。
真人はどうも春野といい感じの葵を敢えて狙って落としたぽい。
これも兄がどう反応するか試してるような気がする。
また、真人は「泣きおばさん」に唾を吐いていた。
つまり人がいないとこではこういう奴だったと。
それから時系列不明だけど、葵とセックスしていた。
結婚後かもしれない。
首を噛んでたり足を噛んでた。
この性癖が何を意味するかはわからない。
春野は真相に気付いたのか
で、現実に戻って五十嵐視点。
警察側は真人が初めに殺したのは三つ子と判断。
真人が目撃したのも三つ子と。
それで、裏付けを取るために若狭に話を聞いてた。
若狭は春野もヤバイと煽る週刊誌を見て心配していた。
春野は自宅でショックを受けて頭を抱えてた。
春野視点だと弟は「まとも」だった。
しかし春野は柳女に土下座していた。
なぜなら「弟は俺」だから。
この心境の変化は全く理解しがたい。
真人がやった事の真相がわかったとでも解釈するしかない……。
その後、春野は裏山の神社にいた。
なぜか五十嵐も神社に寄った。
春野は死にたいと言い出した。
しかし「好きな女性を悲しませる事はしない」と事実上の告白をした。
五十嵐は春野にキスしたものの「私は刑事なので」と涙ながらに拒否った。
「お互いに老後まで気持ちが変わらなければおつきあいしてください」と答えて去った。
現実でも警官は犯罪者の一族とは親族になれないんだっけ。
五十嵐はここで去ったのだから、春野を支える気はないね。
葵と春野父は自殺を考えていた
一方、葵は両親から離婚届を出すよう説得。
マンションはとっくに解約したらしい。
犯罪者の家族を支援する団体は、すぐに引っ越して名前を変えた方がいいと提案していた。
病院内に不審者が来て、葵をいきなり殴ってた。
「クソの遺伝子残しやがって」と更に顔面を足蹴にした。
もちろん不審者は捕まったけど、被害者の遺族なのかよくわからない。
ただの義憤男にも見える。
葵が退院しても世間の攻撃は止まなかった。
その頃、春野の父は首吊り自殺しようとして、できなかった。
葵も自殺すれば真人を傷つけられるかなと自殺念慮がわいていたけど、雄太の寝顔を見て思いとどまった。
後半は、被害者の生前がダイジェストで描かれていた
描かれていたのは
第1被害者の戸崎悟、
第2被害者の高橋和葉、
第4被害者の小田慎太郎(白骨死体が床下から見付かった家の主)。
小田は社長を「神様」と呼び、白骨死体を太平洋に捨てると聞いて泣いてた。
自分が見捨てられたと感じてたらしい。
自殺より殺された方が哀しくない
それから五十嵐が真人を取り調べてた。
曰く、ターゲットは誰でも良かった。
ENDの文字は自己顕示。
橘社長が三つ子と聞いて内心驚いてた。
てか、合点がいったという感じかな。
更に鬼頭が最後の被害者西沢久美のおかしな点を指摘。
それはクローゼットに首吊り用のロープがかかっていた事だった。
これが真人が捕まった時の鬼頭達が「どういうことだ」と訝しんでいた点だった。
ロープは切断されてたけど西沢の皮膚片があり、DNAが一致。
真人は自分の手で首を絞めたとうっかり自供していた。
つまり、真人は自殺死体を他殺に見せかけていた。
この事実は公表された。
自殺死体を偽装してたとは意外だった。
理由は「自殺よりも他殺の方が悲しくない」と。
てことは、春野は真人の動機に気付いたんでしょうね。
だから「弟は俺だ」と。
春野も自殺より他殺の方が哀しくないと思うタイプだろうなと。

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