ROUTE END第8巻すべて神様の仕業

ROUTE END第8巻も読了。
煮え切らない結末だった。

ROUTE END 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)
集英社 (2019-04-04)
売り上げランキング: 1,077

母とよく似た自殺者がきっかけ

真人が自殺偽装を思いついたのは、第2被害者の高橋和葉の首吊り死体だった。
それは和葉が母に似てたから。
じゃあ第1被害者の戸崎の自殺を偽装したのは何だったんだ……。
和葉に執着してストーキングした時点で、自殺したら偽装しようと計画していた?
でも戸崎が先に自殺したので、戸崎が第1被害者となった?
真の動機を隠す為に戸崎もやったのかなと思うのだけど……。

真人がターゲットを見つけたのはカウンセラーの江崎がきっかけ。
江崎のクリニックから出てきた患者の中に、今にも自殺しそうな人がいたらしい。
江崎は確かに第1巻からずっと何か怪しかった。

江崎の自殺教唆

その頃、春野は江崎のクリニックに行ってた。

春野は汚い物は自分が背負ったつもりだったと打ち明けた。
なのに弟が殺人者だった。
「なんで俺じゃない」と泣いてた。
これが第7巻で「弟は俺だ」と柳女に言ってた意味。
別に真人の動機を把握してはいなかった。
春野は「社長と加藤を殺してなかったら、まだ真人を愛せた」とも。

江崎は「死にたいという気持ちを抱いては終わり」と奇妙な事を言った。
春野は豹変し「お前加藤を殺しただろ」と怒った。
また「死のうなんて思ってはいけない」という言葉にも引っかかったらしい。
つまり「思うことに罪悪感を植え付けている」と。
この直感は正しかった。
私も変な事言うなと……。

江崎は春野が帰ると資料を燃やした。
それは五十嵐の弟や高橋和葉などを含む自殺に追い込んだ患者のデータだった。
春野も同じように追い込めると思ったらしい。
しかし春野の直感の方が優った。

春野は加藤が「俺たちと生きるためにカウンセリングに行った」と思っていた。
そんな加藤が家族に会いたいと自殺するはずがないと。
それで五十嵐に江崎を逮捕しろと訴えた。
五十嵐は聞き入れなかった。
しかし、ちょうど上司から江崎の自殺教唆の家宅捜索の命令が下った。

カウンセリングをしてただけと印象操作

江崎は警察の前でEND事件の被害者のカウンセリングをしていたと自分から言い出した。

和葉は1度父から性的虐待を受けてた。
ただし父は酔って覚えていなかった。
その事で性的な事に吐きそうと相談していた。

戸崎は職場イジメ。
若狭は家族に見離された。
小田は「神」(橘社長)に見捨てられる事を恐れるようになった。
西沢は離婚の原因が自分にあると自責していた。

一見、普通にカウンセリングしたようにしか見えなかった。
ついでに五十嵐の弟も診ていたとも。
五十嵐は春野の言い分に思い当たったのか、唇を噛んだ。
五十嵐も江崎が弟を自殺に追い込んだと思ったんでしょうね。
江崎は妙に飄々とした態度だし。
自分をこれ以上は追求できないだろう、と思ってるかのよう。

世間では江崎に救われた人達が抗議していた。
こうやって本当に救っておく人をたくさん用意すれば、真の悪事を隠せるんだよね。
救われた人が自発的に擁護するので。

結局証拠がなく、江崎の自殺教唆は罪に問えなかった。

生き返った橘社長

ある日、社長が川上を名乗って江崎のカウンセリングを受けた。
社長はどうも初めから江崎を殺すつもりだったらしい。
なぜなら手袋をしてたから。
つまり指紋が残らないようにしていた。
この時点では実は四つ子かと思ってた。

社長は「死んでも生き返る」と言い出した
小田も死んでも生き返ると思ってたらしい。
なら、小田も真人のように社長を殺した事があるんでしょうね。
でも生き返ったので、神様だと思い込んだろうね。

社長の生き返りは「必ず50歳の体」らしい。
また、かつて自殺した事があって、やはり生き返ったと。

社長曰く、加藤が再生する場所がアウンだった。
春野も柳女も真人も上手く行くはずだった。
しかし江崎が誤算だった。
真人の近くに自殺しそうな母にそっくりな人がいなかったら、
社長の狙い通り真人も再生したのかもね。

江崎は自殺に追い込んだ手口を語った。
共感しつつ悩みが重くなるよう仕向けたらしい。
悩みが深まると世間から孤立する。
すると江崎にますます依存する。
しかし江崎は無力と思わせる。
依存できなくなって後は死ぬ。

江崎のシーンはこれで終わり。

その頃、春野は柳女と会ってた。
「手段は選ばず」江崎を野放しにしないと主張。
柳女はアウンを春野が継いで欲しかった。
なので、アウンを私に譲れと言い出した。
春野が江崎を殺すなら、アウンの社長だと困る。
また柳女はアウンは社長と春野が作ったと思っていた。
この説得で春野は江崎を殺す計画を引っ込めたっぽい。

ちょうど川上(社長)から春野に電話がかかった。
それは江崎のクリニックの清掃依頼だった。
しかも「警察の現場検証が終わってから」と注文した。
春野も声から社長と似てると思ったらしい。

結局、江崎は行方不明となった。
カウンセリングルームには致死量の血痕と怪文書、血のメッセージがあった。
それは「ヲワッタゾ」だった。
つまり、春野に「お前が江崎を殺して刑務所に行く必要はない」と言いたかった訳だ。
とは言え、なぜ死体を残さなかったのか。
別の場所で見付かるよう仕向けても良さげ。
江崎は死んだと思わせて、実は生かして利用する為?

五十嵐は、現場の清掃はアウンは避けろと上司から釘を刺されてた。
しかし五十嵐はアウンに依頼した。
「忘れてた」という言い訳だったけど、春野の懇願を聞いたらしい。

鬼頭と七瀬は撤退した。
「川上はアレ」らしい。
「警察は死んでると思ってる奴を追うハメになる」と。
じゃあ、どこかで似たような「神様」が関与しているケースを扱ったんですかね。
「死んでると思ってる奴」とは江崎の事を言ってるように見える。
なら、江崎の死は偽装されている。

あと、五十嵐は県外への転属となった。

エピローグ

30年後が描かれていた。
雄太はジャーナリストに連絡して取材を受けていた。
中学からずっとで20年位かな。
それを出版していた。

真人は刑期を終えて出所。
しかし春野が迎えに来た時は既にいなくなっていた。
別の者が真人を車に乗せていた。
その行く先には何と社長がいた。
30年も経ってるのに50歳の姿のままだった。
てことは、生き返るのは真実?
社長の生き返りの謎は明かされないまま。

雄太は結婚する事になり、春野を招待した。
そこには五十嵐も招待されていた。
どうもこの2人はこの時に再会したらしい。
じゃあ老後になっても云々って約束を守って結婚するのかもね。

何かもう結末かと……。
打ち切りエンドっぽい強引なまとめ方って印象だった。

コメントは受け付けていません。

Trackback URL

承認制です。誤ってスパムフィルターにかかってた場合、解除して承認するのが遅れる事があります。
承認作業はブログの管理画面へログインした際についでに行うので、ログインしない時期は放置となります(^_^;)