進撃の巨人Before the fall第10巻も読んだので感想と考察。
第10巻はシャルルが主人公だった。
前巻の引きのグロリアに工場都市にいたとバレそうだった件は、
シャルルが初対面だとしらばっくれて終わり。
如何にも悪い展開となりそうな引きだったのにw
シャヴィはシャルルの反応から、キュクロ生存に希望を見出したと察してた。
しかしシャルルが立体機動装置改良の為に、
アンヘルを探すと決意した事まではわかってなかった。
その手がかりとしてアンヘルが打った短剣の依頼主「ハンス」を探そうとしていた。
シャヴィはボッテリングという許嫁候補をシャルルにあてがってたけど、
ボッテリングは不良貴族に脅されてシャルルを強姦する手助けをしてた。
しかしシャルルはキュクロから教わった護身術で不良貴族を撃退。
そんなシーンは無かったはずと思ったら、
巻末にそういうおまけマンガを足してた。
シャルルはグロリアの知人だと言って憲兵団に逃げ込んで、
そのまま憲兵団内でハンスを探してアンヘルの情報を聞き出していた。
こういう展開にする為に強姦未遂や護身術を入れたわけだ。
でも単に憲兵団本部の前で馬車を停めて会いに行ったという展開でも良さそう。
ボッテリングはシャヴィの腹心リクスナーが見繕ったらしく、
リクスナーがシャヴィに平身低頭している場面があった。
敢えて強姦未遂という事にしたのだろうし、
リクスナーの謝罪場面も意味があるのだろうし、
恐らくリクスナーはシャヴィを裏切ってる。
後半2/3くらいはシャルルが地下へ単身潜入するエピソードで、
男装をして女だとバレないようにしてるのだけど、
ハンスの知人の娼婦はあっさり見抜いていた。
となると、他のゴロツキにも実はバレていた気はする。
シャルルのような貴族の女が娼館に来て女を買う事は多いようなので、
貴族のお忍びだと勘違いされてたのかもね。
シャルルは一度はアンヘルに会って立体機動の改良を申し入れるけど、
なぜかアンヘルは怒って立ち去った。
シャルルが「アンヘルの志を継いで巨人と戦う」と言ったのが気に障ったらしい。
飲んだくれてたので何かトラウマでもありそうな気配だった。
でも自分の工房に戻ったら、熱心に何かを打ってたんだよね。
シャルルは巨人と戦うと娼婦やその仲間のチンピラに話して驚かれていた。
ってことは、この連中は巨人を目撃した事があるわけかな。
巨人が人を食ってるシーンが脳裏に浮かんでたようだし。
アンヘルはシャルルに打ってみろと刃を作らせていた。
シャルルは未熟ならがらも刃を作り、
「スジはいい」と褒められていた。
最後1/3はアンヘルとリリーナ、ハルキモの回想で、
黒金竹と固化したガス塊を発見してそれを活かして立体機動装置を作るエピソード。
ハルキモは黒金竹で刃を作ってた。
いくらアンヘルが天才でも、黒金竹とガス塊だけでそんな装置を思いつくかな……。
強度のあるワイヤーとその巻き取り装置、
ガスを入れる密閉容器、
巨人の体に食らいつくフック、
手元のレバー操作でフックを射出する装置、
これらを一気に発明してるんだよね。
それとも、似たようなデバイスは既に壁内に存在してたのかな。
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