第6巻はアンヘル(ホルヘ)の回想と、後半1/3くらいはキュクロが立体機動装置の訓練をしているシーンで終わり。
前も書いたけど、進撃の巨人本編と比べると物語の展開が遅い……。
今回も本編に比べて戦闘シーンが細かいし、無駄なカットも多々あるし。
私は戦闘にはそれほど興味ないので……。
進撃の巨人 Before the fall(6) (シリウスKC)
アンヘルの回想は、調査兵団がいかに巨人にボロ負けして食われたかって話。
このシーンで巨人から逃げる際にホルヘが煙弾を撃ってるんで、
煙弾自体はこの時代から存在していたらしい。
追われるアンヘルを逃がすため、ある団員が捨身の自爆特攻をして、偶然に巨人の首を爆破。
すると巨人が蒸気になって消滅し、そのおかげで弱点を発見できたと。
で、弱点を突くためにアンヘルが立体機動装置を発明したという経緯。
ただしこの時点の装置は垂直にしか移動できない。
この装置を横にも移動できるよう改良に協力したのがキュクロってことらしい。
この巻ではそこまでの描写はまだないけど、ラスト付近でその新型装置を使って訓練することを語ってる。
装置開発後にアンヘル自身が巨人のうなじを切って殺してたけど、
アンヘルは戦いの最中に「失踪」。
自分の意志で失踪するのは意味不明だし、単に巨人に食われたんじゃ……。
後半ではシャルルの兄シャビィが当主の座を継いで、イノセンシオ家を復興してる。
また、シャヴィはなぜか訓練兵の訓練過程を端折って、いきなり憲兵団に入ってる。
成績トップとか言ってるけど、コネ入団としか思えない。
今のところ、シャビィがどんな実力を持ってるのか描写が無い。
巻末に「ある新兵の初陣」と「工房で待つ女」という短編が載ってたけど、
新兵の方はザマーという男が初陣でビビってたというだけの話。
正直、ザマーって誰?って感じw
工房の方はシャルルの話で、キュクロが立体機動装置を使いこなせるかどうかを工房長がシャルルに尋ねてるだけ。
息抜きエピソードってわけでも無いし、
物語のミッシングパーツってわけでも無いし、何の意図があるエピソードなのか謎。