進撃の巨人DVD第1巻初回限定版の特典として進撃の巨人第0巻という短編マンガがある。
中古だけど千円台だったので買ってみた。
内容は60ページほどの短編。
進撃の巨人の前身となるエピソード。
主人公「ムラクモ」が実は巨人だったという設定が既に存在してる。
他にも本編に出たアイディアが既にここで描かれていた。
舞台は環境保護団体が生んだ巨人から守る為に巨木で街を覆っているという設定。
巨人の行動は環境保護が優先するので大木を倒せない。
街を取り囲む壁っていう設定も既にあったんですね。
ムラクモはその街の駐屯兵の1人。
ツバキっていうムラクモを師匠と慕っている女の子も。
ムラクモもツバキも両親を巨人に殺されてる。
ツバキはミカサとはだいぶ違う。
強いて言えばサシャに近い。
でも主人公とヒロインどちらも両親がいないって設定は同じ。
まあ本編ではアルミンも両親がいないけど。
ムラクモは巨人に襲撃された街の唯一の生存者だった。
それでムラクモこそが実は巨人だと噂されていた。
つまり巨人が生存者のふりをしていると。
それでムラクモは駐屯兵団に囲まれて武装解除を命じられる。
ムラクモはその兵団の1人をいきなり斬殺。
理由は巨人に食われたはずの父親と同じ姿だったから。
事実、その兵士は死なずに巨人化した。
他の兵士も巨人となった。
巨人は大木の壁のせいで外部から街を破壊できないので、
人の姿で内部に潜入して内側から破壊していた。
ムラクモは巨人に捕まって食われてしまう。
と思いきや、巨人の腹の中でムラクモも巨人となってた。
これもアルミンを助けたエレンが巨人に食われて腹の中で巨人化したのと同じ。
ムラクモの巨人化した姿はエレンが巨人化した姿に似てる。
ムラクモのように純粋な心を持つ人は植物を区別がつかない。
なので巨人に食われると自身も巨人化するエラーを起こすという設定だった。
これも巨人を食うとその能力を奪えるという設定の原型とも言える。
ムラクモは他の巨人と戦って全て撃退。
巨人の弱点は腕の付け根の核で、核を破壊すると巨人は死ぬ。
これは本編ではうなじになってるけど、弱点部位があるって設定は共通。
そしてムラクモは最後の巨人と相打ちとなって死亡。
エピローグとしてムラクモがツバキに命じていた訓練を続ける。
街の住人はムラクモを英雄として墓を建てた。
何となく、エレンもこういう末路かなと思ってしまった。

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