ヴァイオレットエヴァーガーデン第10話は、
幼い娘の為に50年分の手紙を残した母親の話だった。
今回もヴァイオレットは脇役。
アバンはヴァイオレットがとある屋敷にやって来た。
民家には母クラーラと娘アンしかいない様子だった。
父は戦争で死んだらしい。
クラーラの義父母もいたけど来客を口実に追い返していた。
初めは両親かと思ったけど、配役では単に「親戚」なので違う。
クラーラは手紙を「遠くにいる人」に出すとアンに教えていた。
アンはヴァイオレットを「良くない物」と感じていたけど、なかなかの直感力。
というのも、クラーラはどうも病弱で余命僅かだったらしい。
この辺ではそこまで弱ってるとは思わなかった。
仕事までの待ち時間、ヴァイオレットはアンとままごとをさせられてたw
アンはヴァイオレットにつっけんどんに接していたけど、
ヴァイオレットはアンが顧客の娘なので辛抱してたのかと思ったら、
母娘の事情をわかってたから同情してたんでしょうね。
クラーラはアンが自分の手紙の内容を聞けないようにテラスから隔離してた。
7日間も時間をかけて毎日代筆していた。
アンも誰宛の手紙なのか知りたがってた。
アンはクラーラの病気を知ってて、しかも余命僅かだと察してたらしい。
それで手紙よりも少しでも自分といてと泣いて訴えてた。
それでもクラーラは手紙を書こうとしていたので、不可解だった。
アンは母を泣かせたと後悔してヴァイオレットに八つ当たりしていた。
ヴァイオレットはそれを受け止め、
アンは優しい子だし、母も誰も悪くないと返答。
この慰めの言葉もまた母の死が避けられない宿命と言ってるに等しいので、
アンとしてはとうとう「お母さん……」と吐き出すように泣いてた。
EDの配役を見ると諸星すみれという18歳の声優だった。
18歳とはさすがに予想外のうまさ。
少なくとも20後半くらいかなと。
でも2006年から12年やってんだね。
芸歴を考えたら、上手いのも納得。
最後で手紙の相手はアンだったと判明。
クラーラがいつ死んだのかはわからない。
8歳の誕生日にアンに届いた描写から始まるので、7歳頃だろうね。
で、毎年手紙が1通届いていたらしい。
EDに被せてダイジェスト的に描かれていた。
一瞬、時系列がわからなくなったけど、これらは未来のアンの姿だった。
アンは母の死後も1人で屋敷で育ったらしい。
といっても、メイドもいたようで、それなりの資産家だけど。
50通もの代筆をして50年毎年手紙を届けられる程の金があるのだし。
クラーラがなぜ義父母とアンを一緒に生活させなかったのか不可解。
この義父母は悪い義父母なのかねえ……。
例えば財産を横領するような感じの。
そうじゃなきゃ一緒にいた方がいいだろうに。
でも母の死後、アンの法的立場はどうなったんだろう。
遺言があればメイドが後見人になれるんだろうか。
ヴァイオレットは帰社後に、残されたアンを案じて号泣していた。
他のドール達は呆気にとられてた。
ヴァイオレットが人前で号泣するのはこれが初めてだっけ。
どうもヴァイオレットは少佐を亡くした自分とアンを重ねてたらしい。
だから号泣する程に肩入れしてたわけだ。
初見では号泣の意味がわからず、他の感想ブログを読んで理解できた。

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