ヴァイオレットエヴァーガーデン第9話やってきた事は消えない

ヴァイオレットエヴァーガーデン第9話は、
少佐と砦を急襲した作戦の回想の続き。
回想自体は今まで断片的に描かれてたのと同じだった。
ヴァイオレットの腕がなくなった経緯は想像つかなかった。
砲撃のせいでなくなったと思ってたけど違った。

残兵は1人かと思ったらまだ複数いた。
信号弾を打ち上げる判断が早すぎたのかねえ……。
その後、少佐を担いだヴァイオレット自身も被弾して利き腕がもげてた。
相当の出血じゃね？と思うのだけど……。
更に手榴弾の爆風で両腕がなくなってた。
暗くて見えづらいのだけど、なんで都合良く腕だけもげるんだろうか。
砲撃で腕がなくなった方が自然。

両腕損失のせいで少佐を運べなくなり、砦から撤退が遅れ、
味方の砲撃の巻き添えになったのかと思ったら、
撤退する敵が自ら砦を攻撃したらしい。
砲撃で砦が崩れ、瓦礫の下敷きになる寸前に少佐がヴァイオレットを突き飛ばしてた。

ホッジンズは砦の廃墟に来てヴァイオレットを連れ戻した。
作戦前にギルベルトからヴァイオレットを託されてたと話してた。
「なのでドールの仕事は少佐の遺志」と暗に仄めかしていた。
でもヴァイオレットには伝わってない感じだった。

ライデンへの途上の町が和平反対派の暴動があり、制圧されたと憲兵が言ってた。
これが何の伏線かは第9話では不明。
残り3話だし、不穏な結末になりそうな気がする。

ヴァイオレットは失意のまま自室に引きこもっていた。
かつてホッジンズが言った「いつか火傷に気付く」が自分にも起きていると。
恐らくホッジンズは少年兵時代があって、
似たような経験をしたんじゃないかなという気はする。
過去の自分をヴァイオレットに重ねてる様子なんだよね。

あと、ホッジンズが少佐の死を教えた事に抗議していたカトレアにも「火傷は残っている」と指摘してた。
じゃあカトレアも元兵士なんですかね。
ホッジンズとカトレアは同じ戦争に従軍してたから、親密な感じなんですかね。
別に肉体関係があるわけではなくて。

ヴァイオレットは再び砦に戻って泣いてた。
そこで少佐の幻覚を見ていた。
夢を見てるのかなと思ったら、やはり夢だった。
少佐はいつの間にか太佐にすり替わって
「その手で人を結ぶ手紙を書くのか」と第6話と同じ台詞を言ってた。
目覚めたヴァイオレットはいきなり叫んで、
何と義手で自分の首を絞めようとしてた。
もちろんそんな方法では死ねなかった。
ここで何かを置いてたんだけど、何なのかわからなかった。
シーンの前後から言ってランプを上から見てんのかな……。
ランプを見つめてたシーンに尺を割いた意味がわからん……。
しかも2回見つめてるんだよね。

そこにエリカとカトレアからの手紙をローランド爺さんが持ってきてた。
ヴァイオレットは爺さんが夜に手紙を配達している事で、自分も配達を手伝ってた。
配達後、エリカ達の手紙を読んで泣いていた。
意外な事に、この手紙は生まれて初めて貰った手紙だったらしい。
そこには「いつまでも待っている」と書いてあり、
更にスペンサーから指名が入ったとも。
誰だっけと思ったら、スペンサーとの会話で第3話のルクリアの兄だと思い出した。
スペンサーの仕事は妹への手紙だった。
ということは今は一緒に暮らしてないね。
何となく、結婚でもしたのかなって印象だった。

スペンサーの仕事を終えて、そのまま会社へ戻ってた。
その途上、新聞記事の写真を見てハッとしていた。
誰かと思ったら第5話のシャルロッテだった。
よくわからなかったけど、孤児院を訪問してた感じの写真だった。
またオスカーが書いた新しい舞台劇のポスターを見ていた。
たぶんヴァイオレットが代筆した奴だよね。
つまり今まで自分が影響を与えてきた顧客を思い出していた。
そして花屋の菫の鉢植えを見て、少佐の言葉を思い出していた。
「ヴァイオレットの名に相応しい子になれ」と。
花言葉が関係してるかと思ったら違うっぽい。
「貞淑」とかだからね。

会社に戻って最後はホッジンズに直接「生きていいんでしょうか」と聞いてた。
ホッジンズは我が事のように感涙しつつも「君がした事は消えない」と。
しかし「ドールとしてやってきた事も消えない」と返答。
この「ドールとしてやってきた事」を帰社途上で確認していた。
なのでホッジンズの台詞はヴァイオレットが既に思ってた事だろうね。
ホッジンズはどうもかつて「火傷」のせいで、
道を誤った事でもあるのかなって印象。
ヴァイオレットはそうならずに済んだ訳だ。
最後はホッジンズが「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」とタイトル回収してたので、まるで最終話っぽい終わり方だったｗ