彼方のアストラ第11話「CONFESSION」右腕

彼方のアストラ第11話「CONFESSION」は、シャルスが生い立ちを語るエピソード。
想像よりも丁寧に描かれていた。
そのせいで尺が足りるのかなとも思った。

王に命を捧げる事は素晴らしい

シャルスは王のクローンとして育った生い立ちを語った。

シャルスは幼い頃から自分は王のクローンと知ってた。
将来的に王に肉体を捧げるのが使命と思って育ったらしい。
ただし、その事を知るのは王と王女と側近のみ。
周囲の者には、シャルスは側近の子と偽っていた。

そしてゲノム管理法が施行され、シャルスに使命が下った。
王はワームホール装置で地球に転移する事を知ってた
つまり、王家の者は歴史の真実を知っていた。
シャルスも本当は知ってるんだよね。

シャルスは王に命を捧げるのは素晴らしい事だと主張。
なので、クローン密造を密告せずに使命を全うしようとした。
ポリーナも、旧時代には命をなげうって使命を果たす人がいたと、シャルスの言を暗に肯定。
世界大戦の映像に911ってツッコまれてたけど、本放送は9月11日だったんだよね。
まあ、ポリーナ自身も人類移住という大義の為に、
危険な候補惑星探査に赴いたタイプなので……。
と言っても、何も知らないクローンを殺そうとしたシャルスとは違うのだけど。

全部演技だったって言うのか

カナタはシャルスに「全部、演技だったっていうのか」と迫った。
「お前は俺達を本当の仲間だと思っている」とも指摘。
そうじゃなきゃ、前話で「仲間と協力してここまで来れた事に感動」しないんだよね。
「あんなに楽しそうにしてたのも演技だと?」とか
「嘘の表情かどうかぐらい、わかるっつんだよ」とも指摘し、シャルスを追い込んだ。

シャルスは心が折れかけてたけど「僕に仲間はいない」と叫んで否定し、カナタを突き放した。
まるでかつてのウルガーみたいな事を言ってた。

そこでカナタは、2回も球体を消して暗殺を中断した理由を聞いた。
シャルス曰く、それはアリエスの為だった。

セイラのクローン

シャルスは抹殺を止めて、アリエスをアストラに連れ帰る方針に変えた。
それは映像記憶とオッドアイから、シャルスはアリエスが王女セイラのクローンだと確信していたから。
だから、前話でアリエスの記憶だけでは証拠不十分なのに刺客と認めたんだよね。

王女セイラは、父王が勝手に作った自分のクローンを逃がした。
代理出産したのは、アリエスの母エマだった。
セイラはエマとクローンの赤子を逃がす際に、自分の名Seiraを逆さに読んでAriesと名付けた。
これはOPでAriesの文字が反転して、仄めかしていたんだよね。
そして、エマと赤子は飛行機で逃げた。
原作だと車に乗ってるけど、これはアニメの改変の方が説得力あるかな。
ヴィクシア王政地区は塀で囲まれている訳で……。

ここで原作のセイラは「エマもいずれは消される運命だった」と内心で思ってる。
アリエスとシャルスは同時期に生まれてる。
つまり、シャルスの代理母は既に消されてるんでしょうね。

暗殺

その後、キャンプの1年前にセイラは崖から突き落とされて死んだ
暗殺者視点のカットが入ってたのはオリ要素。
しかし、それは事故として処理された
ただの「付き人」の証言など信用されなかった。
王ヴィクシスはシャルスを牢獄に幽閉した
そして、キャンプの1週間前に幽閉から解き放たれた。
キャンプに参加してクローンを宇宙に捨てる使命の為だった。
この設定はどうなんだろうって気はする。
1年も幽閉されたら衰弱するはずだからね。
1年の幽閉による衰弱から、たったの1週間で回復するはずがないし。

ここまで聞いてたアリエスは母との思い出が脳裏をよぎり、急に「お母さん」と泣き出した。
誕生日に髪飾りをもらった事を思いだしていた。
原作だと反重力シューズをもらってる。
この世界では子供達の間に反重力シューズが流行してるんで、アリエスも欲しがってた。
たぶん、自分もまた母か誰かの器として育てられていたのかも、という不安があった。
シャルスの話から、むしろエマはセイラの意志を継いでアリエスを護っていたとわかる。
なので、安心して泣きじゃくったんでしょうね。

シャルス曰く、アリエスがB5班に入ったのは、王位継承権を持つ者を暗殺するのが狙いらしい。
その事に気付いたシャルスは、アリエスは死なせないと決意したらしい。
しかしそれは「王の下に連れ帰り、王女セイラとしての復活」の為だった。

もうどうしようもないんだ

カナタはいきなりワームホール装置を握りつぶした。
アリエスはセイラじゃねえと。
そして、王は関係ないと。
セイラの死を悲しんだのも、アリエスの事を喜んだのもお前自身だと叫んだ。
アリエスを連れ帰ってもシャルスは捨てられる運命だと指摘。
しかし、シャルスは帰還後にまた宇宙に転移して死ぬと頑なだった。

なのでカナタはシャルスを殴った。
「友達なら本音を言え」と怒ってた。
狭い城から出たシャルスは、誰よりも世界を見て回る事を喜んでいたと指摘。
話術サイドとツッコまれてたw

カナタが「一緒に帰ろう」と説得すると、
ウルガーも呼応して「一緒に帰るぞ」と訴えた。
ウルガーは「仲間なんていない」と言ってたシャルスに、かつての自分を重ねてるんだよね。
ザックは帰還すればクローンの人権は保護され、作った側が罰せられると訴えた。

それでもシャルスは「変われない」と拒否。
しかし、ユンファやキトリーは変われると訴えた。
「仲間と出会って、どう生きるかで変われる」と。
ウルガーも変わったし、「オイラはオイラだ」と言ってたルカも変わってんだよね。

しかしシャルスは「もうどうしようもないんだ」と答えた。
原作のシャルスは追い込まれて憔悴してる感じで、アニメだと単に泣き顔って感じ。
これは原作の方がいいと思う。

アルティメット・ダイブボム

シャルスは「装置は左腕のスーツに隠していた」と言い出した。
そして「右腕にもある」と、もう1つの装置を取り出し、球体を出した。
しかし、球体はシャルスの方へ向かった。
つまり、シャルスは自分だけ死ぬつもりだった

カナタは球体に向かって走り出した。
反重力シューズを履いていたカナタは球体を飛び越した。
そして「アルティメット・ダイブボム」でシャルスを蹴り飛ばした。
序盤のギャグシーンをここでシャルスを助けるシーンに再利用するのが面白い。

球体は止まらず、カナタは思わず右腕を前に出して止めようとした。
そのせいでカナタの右腕はワームホールに呑まれた
なんで手を伸ばしたとツッコまれてた。
シャルスは装置を止めたけど、右腕は既に地球上空に転移していた。
ここでシャルスの判断が遅れたのは、ギリギリまでカナタと一緒に死のうと思ってたのかもね。

ここはまあ、カナタの右腕を失わせる為のシーンなんだよね。
シャルスに「俺の右腕になれ」と言う為の。
普通に考えて、シャルスに装置を止めろと訴えるでしょ。
必死だったとは言え、球体に向かって右手を出して「来るんじゃねえ」ってのは変だなあと……。

カナタは右腕の切断面から大量出血した。
原作だと切断面とかも描かれてるけど、アニメだと見えない構図だった。
カナタのスーツを調整して止血するのはオリ要素。
原作だと紐で傷口を縛ってるだけ。
「すまない」と詫びるシャルスにカナタは
将来自分の宇宙船を手に入れた時には「俺の右腕になれ」と命じた。
かつてシャルスは、カナタが船長になったら右腕になると話してた。
ミギーってツッコまれてた。
再生技術はないのかとツッコまれてたけど、クローンがあるくらいなので、人体の部位をクローンニングして移植する技術くらいありそうなんだよね。

最後はカナタをシャルスが支えて歩くカットで引きとなった。
これは原作も同じ引き。
このカット見て、何か泣いた。
原作読んだ時はそうでもなかったのだけど、声優の演技込みだと引き込まれるね。

惑星を発つあたりまで進まないと尺が足りんような……と思って調べたら、最終話は1時間らしい。
じゃあ全然足りますね。
残りは原作最終巻1/3くらい。

EDはカナタと崖から落ちた教師、ウルガーと兄貴、シャルスとセイラ、アストラ号の一同のポートレートだった。

EDの歌詞がシャルスの事って指摘があったけど、どうなんだろ。

アンケートは「とても」が91.2%「まあまあ」が3.8%、計が「良かった」だった。
彼方のアストラ第11話アンケート
個人的には低い。
95~96%行くかと思ってた。

“彼方のアストラ第11話「CONFESSION」右腕” への1件のコメント

  1. 彼方のアストラ BS11(9/11)#11

    第11話 CONFESSION シャルスは国王、ノア・ヴィックスのクローンとして誕生した。若返りのために生み出されたことを使命として知っていた。外にも出られず暮らしていた。ゲノム管理法…

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