ツイッターで「このマンガがスゴイ2017」に吉田豪が1位として取り上げていたとバズってたので、読んでみた。
内容は精神分裂病(統合失調症)になった息子と両親の話と、
人を利用する事に長けている中年男と、
同様に統失による被害妄想に囚われた娘を自宅に監禁する母の話の前半部のみ。
どうも全部実話らしい。
元はノンフィクション。
何かホラーマンガ感覚で読んだ。
まあ、統失関係で検索すればこういう粗暴さとか被害妄想とか、割と目にする話なんだよね。
最初の息子の方は、フルチンで庭でバットの素振りをしてたので吹いたw
自分の飼い猫をバットで撲殺した事もあるらしい。
主人公の「押川」は発症者を「繋ぐ」仕事をしてる。
それは精神病院に入院させるよう説得する事。
端折って書いてるのかもしれないけど、押川のヤクザっぽい雰囲気に発症者は大して抵抗もせずに従うみたい。
でも突然背後から殴られてもいるので、報復されないとわかったらヤるのかもねえ。
フルチン男は入院させて症状が和らいだと思っても、
バイト先で突然暴力沙汰を起こしたりしてる。
そして結局は病院へ逆戻り。
両親は息子を押川に押しつけて逃亡。
といっても、何もできないだろうけど……。
次の、人を平気で利用する男は、どうも父のDVが原因ではある。
でも、元から昆虫を殺してニヤニヤと笑うタイプだったらしい。
遺伝的なサイコパスとしか思えない。
もちろん父も同様。
その上、アルコール依存症で余計に生来の異常性が増した感じ。
押川はそんな男すら健康を取り戻して欲しいと願っているらしいけど、
これについては両親同様に死んだ方がいいとしか思えないんだよね。
両親の世代は団塊の世代で、その世代は皆婚世代なのでしょうがないけど、
母はなんでこんな男と結婚したのだろうと思ってしまう。
最後は、これも子供の頃から妹を虐めるという異常性があった娘の話。
これも遺伝的なサイコパスとしか思えないんだよね。
母は明らかに統失を発症している娘をそのまま自宅に置いていた。
父は病死してる。
母に溺愛された姉ってケースなんだろうか。
自宅に向かうと、ドアはガムテープで封印されていた。
外見的には生活感がない感じ。
もしかしたら中で母も姉も死んでるかも、という引きだった。
弁護士の息子と人を平気で利用する男は、どっちも治ってない。
入院させ、大人しく生活させるのが関の山って感じ。
治癒率1%らしい。
子供を殺してくださいという親たち第2巻
「子どもを殺してくださいという親たち」第2巻を買ったのはだいぶ前だけど、感想を書くのを忘れてた。
hontoだったかな、クーポン消費の為に買った。
もちろん続きが気になってはいたので。
第2巻は引きこもりの姉の続きで、ドアのガムテープで封印された自宅に押し入っていた。
妹はかつて母から大学に行って逃げろと言われてたらしい。
それで妹は母だけは助けたいと。
家の中はゴミ屋敷になっていた。
ガスも電気もとっくに止められていた。
その様子を見ても妹は平然としていたらしい。
予想の範疇って事なんですかね……。
妹は「母が心配」と言いつつも実家に入ろうとしなかったと言ってる。
惨状を予想していたから実家に入らなかったと。
と思ったら、どうも違うらしい。
押川は、妹は母と連絡が取れていたらあのまま放置していただろうと言ってる。
救出された母は、姉など初めからいなかったかのような態度になっていた。
つまり、問題を受け止めずに知らんふりをする性格って事かな。
引きこもりを生む家族は、そんな傾向があるらしい。
姉は精神病の兆候が現れていたのに、母はどこにも相談せずに家庭内に隠した。
一方、引きこもりを生まない家庭は隠さずに初期対応するタイプなんだろうね。
後半は「親を許さない子ども達」というエピソードで、
これも引きこもりがテーマ。
父は野球観戦が趣味で、一緒に子供も母も連れて来てるのに、家族の事はそっちのけで野球に熱中するタイプ。
息子は今まで母にだけ当たってきたけど、父にも当たるようになったので、父は押川に相談するようになった。
つまり、自分にさえ危害が及ばなければOKっていう、自己中タイプ。
このケースも、そもそもなんでこんな男と結婚したんだろうって思うんだよね。
釣った魚には餌をやらない的なパターンだろうけど、
それでも交際中に「あれ?」って思うような、おかしな言動なり行動なりがあったはずだと思うので。
一応、息子は通院治療はしていたらしい。
でも主治医は入院は認めないと。
押川目線だと入院の必要があると判断していた。
なので、主治医を変えることを提案。
息子は学歴は高く弁の立つタイプなので、新しい主治医は警察や保健所の同意を要求してた。
それは後で不当入院と訴えられた時の予防線の為らしい。
こんな及び腰で大丈夫かと思ったら、やはり1ヶ月程度で退院を許していた。
院内では大人しくしていたらしいけど、時折粗暴な面を見せてはいた。
にも関わらず退院を許可していたのはたぶん、面倒な患者だってのが本音じゃないかな……。
それで次の病院に入院となったのだけど、そこは本当に患者と向き合ってくれる医者だと押川は思ったらしい。
経緯は端折られているけど、6年後には周囲から信頼される性格に変わっていた。
押川も言ってるけど、精神病院と一口に言ってもピンキリなんだろうね。
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