キュゥべえの思考を想像してみた。
暁美ほむらが魔法少女なのは、僕が契約したからに違いない。
しかし僕にはその記憶がない。
記憶がないのは、何か理由があるからだ。
暁美ほむらは時間操作系の魔術を使っている。
その能力なら、暁美ほむらが過去へ戻っていることもありうる。
僕があえて時間逆行能力を与えるからには、それ相応の動機があったはずだ。
その動機は今僕が執着しているまどかに関することに違いない。
それは、まどかのエネルギーを取りそこねたからだろう。
まどかのエネルギーは、願いの内容によって大きく変動する。
また、暁美ほむらが必死にまどかの魔法少女化を阻止しようとしていることも考えて、
まどかが魔女化したエネルギーは莫大なもので、地球を破壊するほどのものとなったに違いない。
まどかのエネルギーが大きくなるような願いをするように誘導すれば、
僕のエネルギー回収ノルマは一気に達成できるんじゃないかな。
つまり、キュゥべえは暁美ほむらが体験したこと(まどかの巨大魔女化)を、薄々気づいている。

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