まどか☆マギカ 成熟という檻

まどかマギカの考察本を買ってみた。
「オフィシャル評論」だって。



タイトルの「成熟という檻」って話は最後らへんで少し触れるだけ。
本全体のテーマじゃない。

「魔法少女になること=成熟」という仮定で、
まどかが魔法少女にならないよう、ほむらがタイムループし続けているので、
まどかが成熟しようとする=檻に閉じ込められる、って解釈してる。

願い以外をすべて諦めるのが魔法少女なんだから、成熟では無いと思うけど‥。

本全体の基本テーマは、2000年以降の流行りの要素をただツギハギしただけって批判に対して、
古今の映画を引用しつつ、それら「受ける要素」が従来からどういう意味のものとして使われて来たか、
虚淵玄はちゃんとわかってて構成してる、と反論するのが目的っぽい。

取り上げられている映画は、ドラキュラとかゾンビとかJホラーとか。一部は文学や漫画も。
キネマ旬報社の本なんで、映画と絡めてるんだろうね。

考察のキーワードは「非人間的秩序」みたい。

ドラマの切断=不気味な非人間的秩序を示す=魔法少女システム
コズミックコンフリクト=神や宇宙などの「非人間的秩序」と対立=宇宙の死を避けるために感情エネルギーを奪う
友に呼びかけることで救おうとするが「非人間的秩序」がそれを阻んで失敗する=オクタヴィアに呼びかけてさやかを取り戻そうとするが失敗

非人間的秩序を示すのが、ホラー映画と似てるらしい。

それと、タイムループ=モラトリアムの寓意だけど、魔法少女として「成熟」しようとするまどかを阻止する為にタイムループするので、「屈折的」と言ってる。
自分が成熟したくないのではなく、まどかを成熟させたくないから?
魔法少女=成熟ってのはどうかなあ‥。

ほか、ゾンビ=魔女=生前の行動を繰り返す。
QB=自分の理想を良かれと思って押し付ける全体主義者。
って指摘も。

自分がわからないのは、
「平凡人まどか」があの願いを思いついた理由と、
QBがその願いを叶えた理由なんだけど、その考察は無かった‥。

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村

ショートリンク
上部へスクロール