うららとナイショと送別会は2022年6月27日から7月11日までの限定イベ。
うららがフォークロアのスパイとバレた時期らしい。
プロミストブラッドから抜けると決めるものの、
紅晴はうららの送別会をやろうとしてた。
イベントバトルで思い出メッセージを手に入れ、限定ショップでアイテムと交換。
有愛うららがパーティにいると、最大強化。
BATTLE1は、うららが病院で目覚めた。
さくやを守りたかったと悔いてた。
どのへんのエピソードか知らんけど、
さくや死ぬのかと驚いた……。
本編はまだ第4章なんだよね。
うららがスパイとわかっても静観してた。
……と紅晴が語る記憶がうららの脳裏をよぎってた。
紅晴から着信があった。
送別会をやる。
うららの正体は他の子には明かしてない。
幹部だけで送り出す。
うららは命がけで仲間を守ろうとした。
そのお礼も兼ねて、お別れくらいさせてほしい。
うららは断った。
結菜の気持ちは嬉しい。
でもプロミストブラッドを抜けると決めた。そもそも部外者。
これ以上関わるのはおかしい。
残念だわ。
じゃあ元気でねと紅晴は電話を切った。
かごめが検査から戻ってきてた。
うららが取り込み中で待ってた。
もう終わったとうららは答えた。
もう終わったことなんよ……と自問してた。
BATTLE2は、かごめがうららの取材をしてた。
かごめの傷はまだ入院しないとダメ。
フォークロアに戻ると、うららは教えた。
結菜以外には正体を明かしてない。
明かすつもりもない。
でも結菜は幹部に教えてるから、あんま意味ないでしょ……。
かごめはうららに取材を申し込んでた。
湯国で大道芸人コンビやってた。
実家の面白エピソードも話せると、うららは勘違いして答えた。
どうしてプロミストブラッドに潜入したのか、かごめは聞きたかった。
かごめの取材は魔法少女だから、面白エピソードは関係ないとうららは気付いた。
潜入はラビの指示。
神浜の争いを見守るため。
教授に頼まれたラビは那由多を守る。
旭は時女一族なので時女へ。
サーシャは性格や戦い方からネオマギウス。
注意しないと争いの前に消滅するかもとラビは警告してた。
うららはプロミストブラッド。
運動神経いいから成長が早い。
順応性が高く誰からも好かれやすい。
うららは系列校に転籍する。
二木が近く、寮もある。
ラビの予想は合ってたとかごめは思い出した。
うららは頑張り屋さんですごく成長してるとみんな褒めてたらしい。
でもグループに馴染めず悩みはあった。
BATTLE3は、うららの回想。
樹里がマンガ買ってこいとパシってた。
間違えて違う巻を買ってた。
もっと重要な任務こなして役立つと意気込んでた。
樹里さまの頼みは重要じゃないのかと難癖つけてた。
さくやは年下にあたるなと樹里を説教してた。
そのうち重要な任務も任されると、さくやはうららを励ました。
ひかるも私用でメンバーこき使う樹里にクレーム付けてた。
らんかはコンビニ行ってきてとひかるをパシらせた。
買い出しあるからついでに行くっすとひかるは応じた。
グループメンバーだからよくしてもらった。
でもうららはスパイでみんなを騙してたと悔いてた。
BATTLE4は、うららの退院日が決まった。
プロブラのみんなに退院日は言わない。
もう抜けるので関係ないから。
寂しくなるから本音をいわないのかなとかごめは察した。
退院後はラビのとこに戻る。
結菜が見舞に来た日に別れは済ませたつもり。
ちょうどラビが見舞に来てた。
プロブラはユニオンに協力する路線になった。
一部は反発してるとうららは教えた。
うららの学校がバレてないなら、
内部の騒ぎに乗じて、こっそり抜けられるとラビは助言した。
内偵がバレたのは構わない。
紅晴は気付いてたけど何もしないから様子を見てた。
であれば問題なく二木を後にしてもらえる。
本当に抜けられる?とラビは訝しがった。
結菜の許可は貰ってるとうららは答えた。
それはプロブラの問題。
うららなりのけじめを付けてからで構わないとラビは答えた。
けじめって何とうららはキョトンとしてた。
まずは気付くとこから始めてもいい。
時間はあるからとラビはうららを気遣った。
BATTLE5は、うららが退院した。
メンバーと鉢合わせにならないよう注意してた。
神浜へ向かう途中、モブ魔法少女と会ってしまった。
竜ケ崎の連中と会う為、真っ昼間から集まってた。
竜ケ崎は結菜の決定に反発してた。
結菜は忙しい。
代わりに虎屋町が応じる。
うららはケンカはよくないと諫めようとした。
竜ケ崎のモブ子曰わく、虎屋町とはずっと対立してた。
神浜に恨みを晴らす為に団結してただけ。
ユニオンに協力する結菜には反吐が出ると言い放った。
プロブラが分裂すると神浜の状況も変わると、うららは焦ってた。
これを止めるのがケジメと考えて、ケンカを止めようとした。
そこまででいいわよと結菜とひかるが現われた。
退院を言わなかったのを、うららは謝ってた。
これは二木の問題。
うららは行っていいと結菜はテレパシーで指示した。
うららはその場を去った。
寂しいけどもうプロブラのメンバーじゃない。
とはいえ、ケジメをつけるのはどうすればいいと困惑してた。
BATTLE6は、うららが神浜に戻ってた。
ケジメがわからないまま駅に着いた。
電車に乗ったら二度と二木に戻らない。
それがケジメと思ってた。
お世話になったんよと、うららは呟いた。
うららは降りる駅を間違えた。
神浜市立大付属校の陸上大会をやってた。
うららはさくやを思い出した。
さくやは大会の為に後輩を指導して、会合に遅れた。
あんた神浜に潜入に来たってわかってる?とらんかはツッコんだ。
回想後、あんなに優しかった人を守れなかったとうららは悔いてた。
大会を見ていくことにした。
さくやの後輩は1位になってた。
南津涼子が体の痛みを青葉ちかにぼやいてた。
曰わくアイツの残したもんを見届けたかった。
BATTLE7は、南津涼子と青葉ちかも来てた。
チーム総合でも神浜市立大付属が優勝してた。
さくやが遅くまで練習に付き合ってくれたお陰と盛り上がってた。
さくやはきっと見つかると希望を持ってた。
表向きは行方不明扱い?
涼子のせいで、さくやさんは……とうららは怒ってた。
さくやを庇った傷がまだ痛んでた。
さくやのやつ、スパイのくせに足跡残して、本末転倒と涼子はぼやいてた。
青葉はさくやとの関係を聞いた。
親友と涼子は答えた。
と思いきや、やっぱ今のナシと否定してた。
スパイなのに陸上部で目立って、
あたしにも後輩にも熱いもん残した。
何してんだか……と涼子は呆れつつも悔いてた。
きっと嘘のつけない優しい人と青葉は評した。
後輩の勇姿を見せてあげたかったと青葉は笑った。
あたしが浄土へ行ったら、残さず報告すると涼子は軽口叩いてた。
さくらの想いは残ってると、うららは喜んでた。
表彰式の賞状授与を見て、うららはまたさくやを思い出した。
結菜の家に預けてる賞状を1つもらってほしいと頼まれた。
結菜やひかるは知った仲すぎて恥ずかしい。
もらうのは構わないとうららは約束した。
私の事を誰かに覚えてほしいとさくやは語ってた。
いまさら思い出しても受け取れない。
さよならんよ……とうららは呟いた。
BATTLE8は、ラビ達と再会してた。
教授と那由多はすでに帰ってた。
今後の事を話すからいいとラビは答えた。
それはうららのこと。
うららはケジメがわかってなかった。
プロブラ三姉妹に別れは言えなかった。
もめ事が起きたから。
旭は本家に正体を明かして別れを告げた。
サーシャもひめなに正体を明かして別れを伝えた。
うららは正体がバレたのが気まずくて、お別れはできてない。
別れを告げてもやもやする気持ちを解消するのがケジメとうららは気付いた。
答えを出せるのはうららだけとラビは突き放した。
プロブラのモブ子からメッセージが来た。
結菜と樹里が決闘する。
本気でやりあったら、どちらもただでは済まない。
魔法少女が命を落とすのはいや。
でもみんなと顔を合せないと決めた。
プロブラのみんなへの心残りを解消するのがケジメなら、
もう一度だけ二木へ行ってくるんよとうららは決めた。
BATTLE9は、いろはが二木に来てた。
二木駅でうららと遭遇してた。
いろはは道を聞いた。
うららは地図アプリ使ってと逃げた。
結菜と樹里の決闘はカタコンベで行われるはず。
もう始まってると気配で気付いた。
復讐をやめる理由にならないと樹里は怒ってた。
うらら遅かったねとアオも見てた。
このままじゃどっちが死ぬかもとうららは訴えた。
それも仕方ないとアオは冷めてた。
結菜が勝てばユニオンと手を組む。
樹里が勝てばユニオンと戦うと静観してた。
戦争を続けても魔法少女は救われないとうららは訴えた。
復讐のための戦争に意味がないのはわかってる。
だから私が二木を変える。
アオの様子がおかしいとうららは気付いた。
樹里と結菜は殺気を感じた。
もう1つの反応、いろはも現われた。
みなさんいると思わなくて……と謝った。
殺気=アオだよね。
2人ともまとめて殺そうとした?
BATTLE10は、うららがケジメの意味を理解した。
決着つくと思ったのにとアオは残念がってた。
誰の命も失われなかった。
いろはには感謝しかないんよとうららは諫めた。
疲れたからいろはの見送りにはいかない。
ユニオンのリーダーがみんなの戦意を削いだ。
アオはトゲある言い方してた。
いろはのせいで台無し。
私が両成敗して、恩を売ろうと思ってたと。
一瞬、アオから殺気を感じたとうららは訝しがってた。
分裂したのがまとまった。
結果オーライかもねとアオは軽口叩いてた。
そうなんよ、喜んでほしいんよとうららは嬉しがった。
スパイがどうして喜ぶのとアオはツッコんだ。
これ以上巻き込まれないうちに逃げた方がいいと助言してた。
でも二木のみんなが心配とうららは答えた。
もしかして野次馬?とアオは疑った。
本当に心配なだけとうららは否定した。
傍観者の立場なら余計なお世話とアオは突き放して帰った。
うちには拘る理由がある。
それが何かわからないとうららは自問してた。
さくやの記憶がよぎった。
うちの心残りはさくやさんのことなんよ。
それならさくやさんの形見を受け取らないと……。
その前にみんなの思い出ともお別れして、結菜さんの家に行く。
それがうちのケジメなんよ。
BATTLE11は、河川敷を見てた。
二木に馴染めるかうららは不安だった。
さくやは悩みを話すよう持ちかけた。
なんだ、そんなことかとさくやは安堵してた。
うららの頭を撫でた。
真剣に悩んでるのに子供扱いとうららは怒った。
とりあえず50メートルダッシュ20本やろ!
悩みを吹き飛ばすのは運動!
さくやは強引にうららと走った。
むちゃくちゃだったんよ。
1本走って次の場所にいくんよ。
次はさくやお気に入りのラーメン屋の回想。
たまに連れて来てくれた。
こんな美味しいラーメン屋初めて来たし感動したんよとうららは喜んでた。
頑張った時はご褒美にこのお店に来てるとさくやは教えた。
頑張った甲斐があれば人生楽しくなる。
うららは魔法少女だから無理と諦めてる気がしてさ。
あんまり気落ちしないでがんばろ?
……ありがとうなんよとうららはお礼を言った。
あんな風に励ましてもらえて嬉しかった。
会いたいんよ、さくやさん……。
BATTLE12は、コンビニの思い出を回想してた。
ひかると一緒に買い出ししてた。
毎日樹里のお使いばかりとうららは凹んでた。
今日は結菜のお使いもあると、ひかるは喜んでた。
なんで嬉しそうなん?とうららは驚いてた。
ひかるは結菜に夢中とさくやが教えた。
普通の子と思ったら、ひかるさんも少し変なんよ……。
さくやはアイスをおごった。
ザリザリくんアイスを食べると当たりが出た。
いいことあったじゃんとさくやもひかるも喜んでた。
ゲーセンでアオとゲームやってた。
今日はお使いじゃない任務と思ってたのにとうららはぼやいた。
私の相手が不満?とアオは聞いた。
だって全然勝てないんよ、つまらないんよとうららは訴えた。
もしかしてゲームをやったことない?とアオは聞いた。
ゲーセンで遊ぶのは3回目くらいなんよ。
実家が貧乏だったからとうららは答えた。
今日は私がおごるからいっぱい遊んでいきなとアオは同情してた。
図書館で樹里にドヤされてた。
マンガ借りてこいって言ったの、樹里さんなんよとうららは答えた。
フツーそういうときはレンタルショップいくだろと樹里は呆れてた。
でも図書館ならタダで借りられるんよ。
歴史の偉人の本とか勉強になるものが多いんよとうららはマイペースで答えた。
意外とマジメチャン?とらんかは困惑してた。
なんよ!とうららは答えた。
勉強なんかしたくねーっつーのと樹里は怒った。
いいからショップいくぞ!
レンタルショップいくの初めてなんよとうららは喜んでた。
普段はネットでマンガ借りてんの?とらんかは驚いてた。
そんなことできるんのん?とうららは驚いた。
んなことも知らねえのか。
じゃ樹里様が教えてやるよ。
こんなに思い出があるなんて思わなかったんよ……。
さくやさんが形見を残さなかったら、
こんな風に二木を見て回ることもなかったんよ……。
気付くと夜だった。
結菜さんの家で形見を受けとるんよ。
BATTLE13は、結菜と遭遇してた。
結菜の家の近くまで来てた。
でも形見のことをどう言えばいいか迷ってた。
結菜が形見を知らなかったら、変に勘ぐられそうと悩んでた。
そこに結菜が通りかかった。
こんな時間にどうしたのお……。
また夕飯、食べていく?
あ、いただくんよとうららは食いついた。
じゃなくて!
うち結菜さんに用が……。
(形見を受け取りたいなんて、切り出せない)
ひかるも現われた。
うららの送別会の件、お菓子買い足していいすか?
ひかるさん、うちの送別会って……。
バレてしまっては仕方がないわねえ……。
結菜がひかるをかばった。
送別会は断ったのに……。
それでも開いてあげたくて、こっそり準備してたのよお……。
ひかるたちも事情は聞いてるから、幹部だけで送り出すっすよ。
うららは思わず微笑んだ。
喜んでくれて嬉しいわあ……と結菜も笑った。
でも送迎会なんかしてる場合じゃないはずなんよ。
カタコンベので団結できそうだけど、
全部が解決したわけじゃないんよ。
うららは気にしなくていいのよお……と結菜は気遣ってた。
内偵してたうちが気にすることじゃないんよ……。
あなたには笑顔で離れてほしいから……。
でもやっぱり悪いんよ。
じゃあ送別会の内容はうららが決めてちょうだい。
ちょうどこれから決めるところだったしね。
さっきまでいろいろあって、動けなかったっすとひかるも認めた。
送別会なんてやってる場合じゃないんよ。
なんでこんな、のほほんとしてるんよ?!
うららは困惑してた。
BATTLE14は、らんかも現われた。
うららの送別会の買い出しに、ひかるが呼び出した。
送別会は秘密にしてたはずでしょ?
らんかは訝しがってた。
さっきひかるがバラしちゃったんすよ……。
そういうことなら、主役にも買い出しに付き合ってもらいましょ。
らんかは乗り気になってた。
どうしてなんよ?!とうららはツッコんだ。
らんか、樹里は一緒じゃないのお?
ひかるは結菜の言葉を受けて、樹里に電話をかけた。
アオの件ならお前に任せるよ。
樹里は電話を切った。
なんかマンガでも読んでたんじゃない?とらんかはツッコんだ。
早く行かないとお店がしまるわあ。
こうなったら4人でいくっすとひかるは決めた。
余計な物をカゴに入れないでとひかるはらんかをツッコんだ。
いーじゃん、どうせ100円なんだし。
うららの送別会に使う物を買いに来たんすよ?
送り出してくれる気持ちだけで嬉しいんよ。
うららもこう言ってるし、少しはいいでしょ。
ダメっす。
もういい、あたし帰る。
何イライラしてるんすか?!
三女も次女も勝手だから、あたしも勝手にやるわ。
結菜さんからも何とかいってほしいっす。
結菜は生徒会からの連絡で、学校の資料を取りに行くことになった。
うちの車で学校行って、届けてくるわあ。
あたしも帰るからとらんかも帰ろうとした。
このまま解散したら明日は絶対ぐだぐだになるとうららは案じてた。
結菜さんたちの気持ちを無駄にしてしまう。
このまま見てらんないんよ。
送別会の主役はうちだけど、フォローさせてもらうんよ!
BATTLE15は、うららが買い出しの指示をしてた。
なんとか集められたんよ。
たった15分で飾り付けの材料がそろったっす。
うららってこういうのやり慣れてんの?
らんかは不思議がった。
地元にいた頃は大道芸人コンビ組んでて、
その延長でイベントや番組のMCもやってたから、
ちょっとしたイベントなら何が必要か大体わかるんよ。
つまり芸能人ってこと?
らんかは驚いてた。
らんかの驚き方、みかげに似てる……。
なんで教えてくれなかったんすか?
地元限定での活動だったし、
駆け出しのうちに辞めたから、話すほどじゃないんよ。
食べ物と飲み物は買わなくてよかったの?
忘れてたんよとうららは答えた。
今夜は飾り付け優先で、明日の朝コンビニに買いに行くっすとひかるは決めた。
明日買う物をメモしておくんよ。
箱に入ってるお菓子、500mlのペットボトルジュース。
何で箱なの?
秘密なんよ。
ジュースも紙パックか2Lペットボトルがお得っすよ。
それも秘密なんよ、ニパッ。
ひぐらしの梨花かよ?wとツッコまずにはいられない。
ケーキと結菜さんのアイスも追加してほしいっす。
ホールケーキにするなら、予約した方がよくない?
前にスタッフさんが、急な予約にも対応してくれるお店があるって言ってた。
うららは思い出した。
そのお店は二木にもあった。
ネット予約できて明日の受け取りもできるんよ。
予約票は画面のスクショを保存。
買い物メモは2人にも共有しとくんよ。
明日は結菜さんの家に集合して、買いに来るっすよ。
翌朝、結菜の家に集合してた。
らんかは樹里の家に寄ってからあとで合流。
こんなに手伝わせるなんて悪かったわあ。
結菜は謝ってた。
あ、結菜さん……。
(さくやさんの形見を受け取りたくて)
今日も私は手伝えないの……。
生徒会の仕事が終わったら戻って来るから。
夕方に樹里たちも呼んで送別会を始めましょう。
あ、うん、わかったんよ。
うららとひかるは、予約したケーキを受け取ろうとしてた。
うららはスマホを結菜の家に忘れてた。
BATTLE16は、送別会がモブ子にもバレた。
ここはらんかさんにスマホを取ってきてもらうっす。
その間にうちらは買い物を進めるんね?
ひかるはらんかにメッセージを送った。
ひかるたちは買い物に専念するっす!
ホントにいた。
モブ子が店に集まってた。
メッセージ見たわよ。
うららの送別会、今日やるんでしょ。
ひかるがメッセージを間違ってグループチャットに送っていた。
引っ越しちゃうってこと?とモブ子は聞いた。
二木には来られなくなるんよ……とうららは嘘でない範囲で答えた。
どうして教えてくれなかったの?
こんな大変なときだし、集まってもらうのも気が引けたんよ。
水くさいわね、うらら。
私達を気遣うより、慣れない土地に行く自分を気遣いなさい。
ケーキ以外に何買うの?
私達も手伝う。
あと送別会にも参加するからね。
あ、そうだひかる、ちょっといい?
なんすか?
うちのためにみんな優しすぎるんよ……。
こうなった以上は、送別会を盛り上げて楽しんで帰ってもらうんよ!
BATTLE17は、送別会をやってた。
結菜が謝ってた。
送別会のこと、黙っててごめんなさい。
みんなが疲れてるなかで、負担をかけたくなかったの。
でも今は集まってもらってよかったと思ってるわあ。
可愛い仲間をみんなで送り出せるんだから。
アオさんはこないのん?とうららは聞いた。
今日は都合が悪いみたい……と結菜は答えた。
全員そろわなくてごめんなさいねと謝った。
樹里はなぜか元気がなかった。
なんだか樹里も本調子じゃないみたいだし……と結菜は気にしてた。
気にしてないんよ。
送別会を開いてもらえただけでうちは嬉しいから。
そう……本当にいい子ねと結菜は微笑んだ。
みんなーうららに注目っすとひかるがアピールした。
大道芸なんよ。
前に住んでた町で大道芸コンビ組んでたんよ。
今日は大道芸で楽しんでいってほしいんよ。
お菓子の箱3つでジャグリングしてた。
すごいっす、大道芸みたいっすとひかるは驚いてた。
話し聞いてた?とらんかはツッコんだ。
500mlペットボトルを回してた。
器用なんてレベルじゃない、プロじゃんとモブ子も驚いてた。
ネットに動画上がってるし、マジで有名人?
中国コマ=ディアボロも披露した。
ウチは特に大道芸が得意だったんよ。
魔法でもないのに何でコマが回ってんだと樹里は驚いてた。
糸で回してんのよとらんかは教えた。
主役のうららからみんなへ一言、お願いできるかしらあ?
うららが思ってることなら、何でも構わないわあ。
みんな本当にありがとうなんよ。
うちみたいな新入りのために集まってくれるなんて。
(うちが内偵してたこと、隠したままでごめんなさいよ)
(結菜さんたちの気遣いを無にできないから、秘密にさせてもらうけど)
最後に1つだけ、やりたいことがあるんよ。
さくやさんの形見を受け取りに来たんよ。
BATTLE18は、さくやの形見を受け取ってた。
うちが受け取るべきじゃないと思ったけど、
さくやさんの願いを叶えてあげたくて……。
生前さくやから託されていたってこと?と結菜は聞いた。
結菜さんの家に預けてある賞状を形見として受け取ってほしいと言われたんよ。
どうしてうららさんに託したんっすかねとひかるは訝しがった。
うちも聞いたんだけど、
結菜さんやひかるさんには恥ずかしくて頼めないって。
未練がましいとこを見せたくなかったんでしょとらんかは冷たかった。
ま、らしいけどなと樹里は納得してた。
結菜が持ってきた箱の中に丸筒がいっぱいあった。
賞状をもらう度に保管してたらしい。
そんな大切なものをうちがもらっていいのん?
こうしてさくやを思い出したり覚えていることが、さくやは嬉しいと思うわあ。
さくやが同じことを言ってたのをうららは思い出した。
結菜さんはさくやさんを誰よりわかってたのもとうららは納得した。
さくやさんのこと、忘れるわけないんよ。
らんかが丸筒を開けた。
どんな賞状か気になってさ。
こうやってあいつを思い出してやらなきゃ、
形見として残した意味がないじゃん。
せっかくだからうららのも見てあげてと結菜は勧めた。
二木市民陸上大会中学女子100m優勝という賞状だった。
憧れの先輩に勝って気まずかったらしいけど、
先輩たちがさくやの優勝を喜んでくれたらしくてねえ。
こんな先輩になろうと思えるきっかけになったそうよおと結菜は教えた。
それならさくやさんも素敵な先輩になれてたんよ。
丸筒にはまだ手紙が入ってた。
「うららへ」という宛名だった。
BATTLE19は、さくやの手紙を読んでた。
あのアオハル陸上部、やっぱり仕込んでたわねとらんかは合点してた。
うららは手紙を読んだ。
グループに馴染めなくて、1人でどこかへ行ってしまうかもと思うときがある。
だから悩みを聞いて相談に乗って、うららが安心できる存在になりたかった。
私がいなくなったら、うららがどこかへ行って誰も気づけないかもしれない。
そうなる前に結菜と話す機会を作りたかった。
それで賞状をうららに託した。
あとは私に丸投げってわけねえと結菜は軽口叩いた。
さくやに信頼されてたみたいでうれしいわあ。
(うちもこんなに気遣ってもらえてたなんて……)
最後までお節介なやつとらんかは貶した。
自分だけがうららを気にしてたみたいな書き方してさ……。
結菜さんもひかるも、みんなうららのことは気にかけてたじゃない。
え……(うちのこと本当に仲間として?)
もう1枚便箋が入ってるみたいねえ。
うららはちゃんと役割果たせてるし、
グループにも馴染んでるよ。
うららのおかげで空気も和んだし、
どんな任務にも全力でこなすうららに、みんな感化されてた。
君の居場所はここにある。
結菜とみんなをよろしくね。
ごめんなんよ、さくやさん……。
(うちのいるべき場所は他にあるから出ていくんよ。
でもありがとうなんよ……。
さくやさんのおかげで、きちんとお別れできるんよ)
さくやさんずるいっすとひかるは不服だった。
そうねえ、さくやに先に言われてしまったわあ……と結菜も認めた。
どういうことなんよ?とうららは困惑した。
これを受け取ってほしいっす。
みんなからの寄せ書きっすと、ひかるは色紙を渡した。
送別会はさっき知ったから急いで作ったのよとモブ子が教えた。
プロブラにいてくれてありがとう、うらら。
ガキにしてはよく食らいついてたよと樹里は褒めた。
頑張ってたと思う、お疲れとらんかもねぎらった。
プロブラに潜入して、いつ正体がバレるか不安だった。
結菜さんが力や恐怖でみんなを従えてるように見えて怖かったんよ。
でも、そうじゃなかった。
二木の皆はお互いを気遣ってるし、ちゃんと信頼で結ばれてたんよ。
うち……いつの間にかこんなにみんなを好きになってたんよ。
ありがとう……お世話になったんよ。
BATTLE20は、フォークロアに報告してた。
いい表情になったとラビは評した。
ちゃんとけじめをつけてきたんよ。
あなたに二木を任せたのは正解だった。
ラビさんすごいんよ。
先が見えているだけじゃなく、
たまにしか会えてなかったうちの気持ちにも気付いてたし。
みんな気付いてたと思うとラビは答えた。
うららは顔に出るからわかりやすいでありますと旭も認めた。
そういうとこが可愛いんですけどねとサーシャはからかった。
でも二木に共感して戻って来ないと不安だった。
それは大丈夫なんよとうららは答えた。
魔法少女のみんなが優しくて居心地よくても、
湯国で経験したことを考えれば、
その幸せも永遠じゃないとわかるから……。
3人とも各グループの内偵を務めてくれた。
本当にご苦労様。
これからは私たちと教授と那由多で、神浜の行く末を見守る。
魔法少女は救われないという結論が出れば、
彼女たちも私達同じ諦念へ行き着く。
いずれは1つになれる。
うち寂しくないんよとうららは答えた。
えらいえらいとラビは頭を撫でた。
子どもじゃないんよとうららは嫌がった。
魔法少女は救われない。
それでも救いはあると思いたい。
全部を諦めてしまいたくない。
ここ以外にできた、うちがいていい場所。
そこを守るみんなに希望がないなんて嫌なんよ……。
この先の争いに、みんなが幸せになれる未来が訪れますように。
メモリア「最後は笑ってさようなら」
灰色革命のうららはアホの子と思っただけ。
このイベントで、うららの好感度が爆上がりしたw
あとプロブラの好感度も上がった。
中間の樹里VS結菜が不発になった描写がないのは煮え切らない。
いろはが何かしたんだろうけど……。
それに樹里が結菜と殺し合いまで行って、
送別会は大人しいのもよくわからない。
いろはがした何かで樹里の心が折れたの?
それともうららの前では休戦と決めたとか?
さくやが形見を残した理由がわからない。
自分が死ぬ予感があったの?
プロブラはみんな似たような形見を残してる?

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