ミステリー仕立てのファンタジーラノベで有名な「六花の勇者」がアニメ化。
ニコニコ動画で配信されたので第1話を視聴しました。
他のアニメ動画に比べて、ちょっと音量が小さく感じました。
原作持ってますが、原作では主人公アドレットが仲間に追われるシーンからなのに対して、アニメではそのプロローグはカット。
まあ物語展開の必要性は薄いですからね。
冒頭の格闘シーンは結構カメラワークとか、キャラの挙動とか力入れてましたね。
アドレットが入れられる牢の描写は原作ではディテールが無いんですが、
天井が開けて日干しにされる牢というのはアニメオリジナル。
こんな牢にしたのは、第1話はあまり物語が動かないので印象的にする為かなと想像しました。
(恐らくナッシュタニアが用意した)剣が光って複数に分裂したり、
剣が破裂して牢の天井を破壊したり、そこへ衛兵が落ちたりという展開もアニメオリジナル。
ただしナッシュタニアは「刃の聖者」で、このように刃を操る能力を持っているというのは原作の設定です。
原作では人参の皮を剥くのに刃を使うというシーンが初出なんですが、アニメの改変の方が、より一層印象的でした。
原作のアドレットも怪我はしてるんですが、具体的な描写はありません。
腕を痛めたというのもアニメオリジナル。
原作では3ヶ月、牢に入ってたんですが、アニメでは骨折してたのか添え木を当てていた腕が治るくらいの期間入っていたわけですね。
六花の紋章が手の甲に出現するのは、Fateシリーズの令呪っぽい印象でした。
案外、作者はFateシリーズ見てるんじゃないかなと思います。
とは言え、ありがちな設定ではありますが。
ニコニコ動画のコメントで背中に出たらどうすると言ってましたが、
アドレットの紋章が浮かび上がった際の描写を見ての通り、
何らかの痛みが生じるので、自覚できるでしょうね。
アニメでは端折ってましたが、アドレットは2回目に牢へ来たメイドをひと目見て、ナッシュタニアだと悟ってます。
兎の耳を付けた兜は、ナッシュタニアの王家の伝統的な装束なので、すぐにわかったわけです。
あのバニーガールみたいな兜にはそういう設定があるんですが、アニメでは端折ってましたね。
ちなみに「兎」でなくても何か動物をあしらった兜を着けるのが王家の伝統のようです。
そこでウサ耳を選ぶのがナッシュタニアの性格なわけです。
今回はアドレットとナッシュタニアが馬で駆けるシーンで終わりました。
このペース配分だと、恐らく原作1巻を12話やるんだと思います。
となると、今後の展開で魔神は出てきません。
いかにも魔神と戦うのがピークと思わせる導入なんですけどね。

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