原作シドニアの騎士全15巻の感想

シドニアの騎士の原作マンガを全巻読んだので、感想。
1巻ずつ感想を分けるのは面倒なので、全巻分をまとめた。

アニメ化されたのは第1巻~第5巻までで、
感想はアニメ化されてない部分を主に。
それ以降はあらすじを交えて。

アニメ版を再視聴した分を更に追加。

シドニアの騎士第1巻

シドニアの騎士第1巻は谷風が衛人操縦士に配属されるエピソードから始まり、
赤井班がガウナ討伐に出撃するまで。

谷風が脱穀機に落ちる際に、足下の穴に気付かず落っこちてる。
アニメだと足下のパイプに気付かずずっこけて落ちてる。

クナトと星白が黒服を着て居住塔基底部にいたのは葬式かな。
そこで谷風が米泥棒と聞いて、クナトがワンパンしてるw
アニメだと病院から脱走したので捕まえてくれと言われ、
非武装主義者のデモを見てたクナトがワンパン。

アニメだと気絶した谷風を運んだのは星白。
原作では星白は関わってない。

谷風と訓練兵寮で再会した星白が、谷風を泥棒と思って隠れるように促してた。
星白が谷風に好意的な理由は不明。

谷風が初出撃するシーンで、たぶんお漏らししてるw
1人だけ「排尿中」って表示。

原作の小林は遅れて司令室にやって来て、
訓練生が出撃した理由をわかってない。
アニメだと初めから資源採掘だとわかってる様子。

アニメだと初ガウナ遭遇時に谷風機が吹っ飛ばされてたけど、
原作だとその場で倒れただけ。

帰艦したイザナと谷風がガウナのことを訓練生に聞かれるシーンは無かった。
アニメで追加した意味はわからない……。

アニメのディテールは覚えてないけど、
イザナの足にゲロをかけて谷風が気絶してたシーンがあった。
アニメではこんな汚いシーンは無かったはずw
※再視聴したらあったので、記憶違いだった。

出撃前の赤井が谷風とイザナを避暑地のビーチに招いてた。
アニメだと海水層でポッドに乗ってたはず。
そこでガウナ排敵に出撃するという話をするのはアニメと同じ。
ビーチの桟橋でずっこけた谷風と、海に飛び込もうとしたイザナがぶつかって、
谷風の顔面とイザナの股間が……っていうギャグシーンがあったw

シドニアの騎士第2巻

シドニアの騎士第2巻は赤井班全滅から星白死亡、惑星を破壊してガウナを燻り出すまで。

冒頭で赤井の首が切断されてた。
アニメではこういうグロ描写は無かったはず。

赤井は赤い機体、青木は蒼い機体、緑川は緑の機体、百瀬は桃色の機体になってた。
これはアニメでは無かった要素。

赤井班全滅は10ページくらいで、
味方を助けようとして次々にやられてあっさり全滅。
アニメでもこんなに早かったかはさすがに覚えてない。
※アニメだと5分くらい時間をかけて、全滅のプロセスを丁寧に描写してた。

逃げるシドニアにガウナが百瀬の衛人を投げつけるシーンがあった。
アニメではカットされてたはず。
目的不明。
推力5で加速したシドニアの外壁にぶつける「遠投力」があると見せる為?

イザナ達が加速後の船内の負傷者を助けてるけど、
なぜか谷風は魚を助けようとしていたw
これもアニメでは無かったはず。

ガウナをヘイグス干渉爆発を利用して撃破するシーンで、谷風機の左腕が欠損してた。
その後、帰還したツグモリを見て整備兵が「右腕なら予備があった」と話してる。
それで左腕だけ18式のを装着しようと話合ってる。

帰還後の谷風が資料映像を見るシーンで、地球が真っ二つに割れていた。
この状態からどうやって数百機もの脱出船(播種船)を建造したのか謎すぎ……。

初登場時の緑川ユハタが長い髪だった。
アニメだと最初からショート。

緑川ユハタが谷風に会う為に就任式会場に潜入した当日、
ユハタは谷風と2人きりになろうとしてる。
ユハタが谷風に好意を持つ描写は無いので、
何かの害意があって谷風に接近したようにも見える。
アニメでは赤井と初めて話したシーンでユハタとも出会い、
初対面時に戦闘の映像記録をハッキングして谷風に憧れたと自分で説明してるし、
それから時間経過があって海中浮遊層で2人きりになろうとしてるので、
明らかに好意があるとわかるし、金元寿子の演技もそういう感じだった。

星白が死んで直後に谷風が目覚めるシーンは原作通りだった。
アニメの尺の都合でカットしたのではなかった。

星白の死に落ち込む谷風のシーンは1ページで終わり。
アニメだと数分くらいの尺で数日経過って描き方だったはず。

シドニアの騎士第3巻

シドニアの騎士第3巻は星白に擬態したガウナとの戦いから、
斉藤ヒロキが自分のクローンを盗んで行方不明となるエピソードまで。

星白戦後に、小衆合船という巨大ガウナが出現してる。
これもアニメでカットされた要素。

谷風が衛人に乗るのと引き替えとして、
「全ての戦闘に参加する」という条件があることを、
クナトの知人のような口調の誰かが話すシーンがある。
この口調はメイドの海蘊ではない。
語尾に「~わ」「~よね」が付いてるので女の可能性が高い。
これまでの登場人物に当てはまりそうなのは、ユハタ。
ユハタならハッキングで機密情報を入手できるだろうし。
でも最後まで正体不明なまま。

イザナが谷風を元気づけるのとより親しくなる動機で、谷風を自宅に呼んでる。
これもアニメでは無かったエピソード。
そして料理の為に魚を釣って、イザナが針を谷風の唇に引っかけてる。
しかしその傷は数時間後にはもう治ってる。
怪我の治りが早いとイザナもユハタも不思議がってる。

ユハタがイザナの自宅近くの旅館に谷風とイザナを招待し、3人で混浴に入るシーンも。
ここで男湯、女湯の他に「中湯」という中性体用の風呂が登場してるけど、
イザナは普通に混浴に入ってたw
そこで緊急出動が入り、谷風は思わず全裸のまま立ち上がって、
2人にチンコを見られてしまってるw

後半でミサイルの形状のガウナが接近するエピソードがあった。
これはアニメ化でカットされてた。
これは爆発するエナという新しいエナだけど、
新しい情報はそれくらいで、伏線もないので、カットしたんでしょうね。

100年ほど前にカビを発見したエピソード描かれていた。
アニメでは台詞で簡単に語られただけ。
ララァが既に熊のスーツ姿になってる。
カビは斉藤ヒロキ達の調査隊が見つけたらしい。
この頃の小林艦長は一隊員に過ぎない。

シドニアの騎士第4巻

シドニアの騎士第4巻は2回目の星白戦から、

副官の任を解かれ前線に復帰した勢威が、
ヘイグス干渉爆発を利用してエナを剥がしてる。
そこを谷風がカビザシでトドメという展開。
アニメでは無かったシーンのはず。
谷風は勢威をすごいと褒めるけど、
勢威は「何を言ってる。お前がやった事だぞ」と返答してる。

イザナが初陣としてシドニアの守備隊に就くけど、
負傷衛人に偽装した紅スズメがシドニアに接近し、シドニアの外装を破壊してる。
これもアニメでは無かった。

また、迎撃しようとしたイザナの砲弾が不発。
なぜか戦って無かったのに残弾がゼロ。

負傷したイザナが船内に戻ろうとすると、
そこでも紅スズメがイザナの衛人に偽装してた。
そしてイザナは紅スズメの攻撃を食らって手足切断。

谷風が紅スズメに突進かまして
「正確に重心を突く事で、一時的に動きを止める」
という斉藤ヒロキの技を繰り出してる。

これら一連のシーンもアニメ化ではカット。
こっちはミサイルに比べて面白いシーンなので、尺の問題かなあと。

最後は重力館という宿にイザナ、ユハタ、谷風が泊まるエピソード。
これはアニメにもあったけど、イザナの右手と左足が機械になってるのが違う。

小林艦長がお忍びで宿の女将に扮してるけど、
これが艦長の唯一の楽しみだと落合が説明してる。
これはアニメでは無かった台詞で、
アニメはあくまでも小林艦長に似てる女将としかわからなかった。

ユハタが「シドニア不思議物語」という都市伝説の本を元に、
本物の秘密施設に紛れ込んでしまうのはアニメも共通。
そこで暗闇に怯えるイザナが、機械の腕で谷風を負傷させてるのが違う。
アニメでも負傷してるけど、急に暴力的になってイザナらしくなかった。
原作だとまだ機械の腕の操作に慣れてない感じ。

佐々木開発主任が10年前、18式とは異なる衛人の開発に着手した回想があった。
そして谷風は新型機と新兵器のライフルの試験をやってる。
その試験の最中にガウナが出現し、さっそくライフルを実戦投入するのは同じ。

戦闘後の谷風が、衛士を辞めるクナトに辞めないよう説得するのはアニメと同じ。
それを聞いてたクナトが泣いてたのも同じ。
そこで料亭で宴会に来ないかと誘ってる。

アニメ化第1期はここが最終話だけど、シーン入れ替えで第5巻の前半も含む。
第2期は未視聴。

イザナとユハタと約束した料亭に行くシーンがあった。
でもちょうどその上の階に衛人乗りが集まってたので、
間違ってそこへ合流してしまい、待ってたイザナの怒りを買ってるw

最後はクナトが立ち入り禁止とされていたエリアに入り、
海蘊が人形のような物に首を切られて死亡。
クナトも人が変わった感じで、
死んだはずの海蘊が首を縫って蘇生してる。
クナトは海蘊をトクシーヌと呼んでる。
実はクナトは落合の人格を持ったシドニア血線虫に意識を乗っ取られてる。
海蘊も同様。

シドニアの騎士第5巻

シドニアの騎士第5巻は、小惑星をシドニアにぶつけようとするガウナとの戦いの前半。
アニメ第1期ではこれが最後の戦いだったけど、
戦いの経緯はだいぶ違ってた。

落合の人格になってるクナトが、
外生研の主任にシドニア血線虫を感染させて手駒にしてる。
アニメではこのシーンはカットというか、感染自体やってない。

アニメではシーンが前後してたけど、
星白のエナがガラス窓に「ながて」と書くシーンがあった。

谷風がイザナの生体尿管カテーテルについて聞くと、
イザナが怒って谷風を殴ってるw
この辺りからイザナの胸が膨らんでいるように見えるので、
たぶん性器も女性化してるのだろうから、
カテーテルは女性器の尿道に入ってるんじゃないかと。
谷風はイザナをまだ友人としか思ってない様子。

アニメ最終話で星白のエナがいなくなったのは、
落合(クナト)が星白のエナに人間とガウナの子を産ませようとしたからだった。

小惑星戦で仄が谷風に余った弾丸を渡してる。
この弾丸が紅スズメ討伐の決定打となるのはアニメも同じ。

シドニアの騎士第6巻

シドニアの騎士第6巻は、小惑星戦の後半と、レム恒星系の惑星に向かった船がガウナに乗っ取られ、
シドニアに襲ってくるエピソードの前半。

谷風が残弾尽きたライフルに仄の弾丸を装填しようとしたものの、
紅スズメに右腕ごとライフルを破壊され、
やむなく左手に持ってたライフル弾ごと左手を射出し、
紅スズメを討伐するって展開だった。
アニメでは装填しようとするシーンは無かったはず。
原作の方が自然な流れに感じる。
でも本体貫通は不完全で、紅スズメは生き残って逃走。

小惑星編のエピソードの最後に、星白のエナ修復時に星白の記憶が蘇り、
「死にたくない」と呟きつつも意識消失してる。

戦闘後にイザナは小惑星に墜落していた谷風を助けたお礼を言って欲しかった様子。
でもそれは谷風が気絶中の事なので、覚えてないのは仕方ない。
戦闘記録を見ればわかるだろうけど、見てないっぽい。
イザナも決死の覚悟で機体は大破したのに、不憫w

あとサマリが谷風に謝罪してた。
サマリは戦闘中に急に恐ろしくなって、適切な指示を出せなかったと。
また「光合成したくなった」と言ってたけど、
谷風は既に酔って寝ていたw

後半はレム星系の惑星に向かった船がガウナに乗っ取られたエピソード。

ここで最後にシドニアからガウナが飛び出し、
敵ガウナをヘイグス砲で撃って引き。

シドニアの騎士第7巻

シドニアの騎士第7巻は、「融合個体」白羽衣つむぎが船型ガウナを破壊し、
小衆合船「オカリナ」も単騎で破壊。
実質、つむぎが主役。

クナト(落合)はつむぎが無害だと主張するものの、
つむぎの内面はまだ10代の女の子って感じで、
自分を助けてくれた谷風を見つけてはしゃいでしまい、
室内を破壊しかねない程の衝撃を与えてしまい、
一部の船員から恐れられてしまう。

つむぎの正体は白いミミズのようなガウナで、人間とほぼ同サイズ。
戦闘時は衛人くらいの大きさのエナをまとう。

オカリナの先遣隊ガウナに囲まれて撃破した際に
「私の友人にはあんな事させない」と怒る人格がある。

最後は大衆合船に動きがあった。
そして小林艦長は大衆合船との戦いを命じていた。

一方、小林の部下の落合のクローンが不死の船員会を暗殺してた。
不死の船員会は大衆合船との戦いを命じた小林を、意識障害が起きてると判断。
全会一致で小林を糾弾しようとしていた。
初めはクローン落合の暴走かと思ったけど、暗殺は小林の指示だった。
クローン落合は指でパチンコを弾いて殺してたけど、この謎の技術の説明は無かった。
落合の補助脳から得た技術だろうけどね。
船員会は小惑星戦で自分らだけ脱出しようとしてたから、小林に切られたんでしょうね。

シドニアの騎士第8巻

シドニアの騎士第8巻以降第15巻(最終巻)までは、大衆合船との戦い。

冒頭はレム星系第7惑星「セブン」に向かった植民の衛星基地が、大衆合船の攻撃を受けて全滅。
またセブンに降下した植民を滅ぼしたのは紅スズメだった。

つむぎは90%の体組織を失ったエナを修復してたけど、
エナの破損で本体も負傷したようで、培養槽にずっと入ってた。
つむぎはエナと完全には離れられず、
エナから触手が伸びるようにして、本体が露出してただけ。

谷風は元の訓練生寮から追い出され、行く宛ての無い谷風はイザナの自宅へ。
それから外壁の空き家に引っ越してた。

イザナは本格的に体が女性化してた。
イザナが畳の縁につまづいて谷風が庇った際に、
イザナの胸を触ってしまい、鈍い谷風もさすがに気付いた様子。

谷風は外壁の物件にイザナを誘うけど、
イザナは初め、なぜか不満げでパンフレットを引き裂いていた。
自分が女だと気付いた途端、優しくしおってと思ってたのかもね。
このままイザナの自宅に住み続けて欲しかったのはあるだろうけど。

後半は惑星ナインの偵察にイザナ達が向かうのだけど、
シドニアから見えない背後の偵察が目的に過ぎなかった。
わざわざ衛人を向かわせる意味がわからない。
ただの偵察なら、探査機的な無人の機体で足りるはず。
もしガウナがいたら撃破する為だろうけど、
たったの4機で対処できるのかと。
実際、ガウナの待ち伏せでイザナを残して偵察隊が全滅してる。

最後は、谷風とつむぎが「新型機の連携試験」を名目に救出に向かうって引き。
これはクナト(落合)の提案だけど、
つむぎの心の安定にはイザナが必要で、
イザナがいなくなるとつむぎを制御できなくなるリスクがあったから。

シドニアの騎士第9巻

シドニアの騎士第9巻は、惑星ナインに不時着したイザナを救出に向かうエピソード。

イザナがガウナの追跡を振りきる為に、
敢えてカビで作った弾薬や刃を捨て、
更にヘイグス粒子の貯蔵タンクも捨てた。
するとガウナはそのタンクを追って、イザナ達は追わなくなった。
これでガウナがヘイグス粒子を追ってると判明。
カビも追ってたようなので、反カビザシ派の主張は合ってた事になる。
そもそも人工カビはエナから作り出している。
ガウナはエナをヘイグス粒子から生み出している。
これらを合わせて考えると、カビは実はヘイグス粒子が原材料の可能性が高い。
異様な硬さから言って、ヘイグス粒子を高濃度に凝縮する技術じゃないのかなと想像。

つむぎが紅スズメと戦ってトドメを刺す段階でヘイグス粒子を大きく吸われ、形勢逆転。
そこに谷風が突進して、紅スズメを撃破。
その際に紅スズメはエナをコクピットに送り、
星白の形を模写して谷風を動揺させていた。
この星白のエナもクナトが回収し、予備として保管。
でも活用の機会は無かった。

イザナ救出後に戦闘服のサイズが合わないシーンがあって、
イザナはコンピュータを操作して強引に着ようとしてたけど、
戦闘服は破れてしまうってシーンがあった。
サイズが合わなくなったのはやなり、体が女性化してたから。
しかも急成長してたっぽい。

それとイザナ、つむぎ、ゆはたが風呂に入ってると、
イザナの体の変化に気付いて「つがいの男性が見つかった」という話をしてた。
それを階下の谷風が聞いていて、イザナと気まずくなってたw

後半は超高速飛翔ガウナがシドニアに体当たりを狙ってたのを迎撃するエピソード。

谷風とつむぎが協力して撃った新型のライフル弾は貫通せず、
シドニア本体のヘイグス砲で迎撃。
それでもエナを剥がせず、重質力砲で迎撃してやっと本体が露出。
更に弦打が重質力砲の射出口の近くからカビ弾のライフルを撃って胞状分解。
弦打が射出口に待機してたのは、邪魔する為かと思ったw

最後は重質力砲による反動で惑星ナインにシドニアが落下。
ゆはたは司令室の天井に落下するも、イザナに助けられるという引き。

シドニアの騎士第10巻

シドニアの騎士第10巻は、2番目の融合個体「かなた」が暴走し、
シドニアが瓦解しかけるエピソード。

クナト(落合)は2番目の個体の人格など、
どうでもいいと言いたげな態度で、薬物を乱用していた。
これは恐らく、2番目の個体の人格を乗っ取るつもりだったから。

一方、科戸瀬ユレは薬の使用には反対だった。
これが暴走を止められなかった直接の原因。
もう一つの原因は、爆破装置のボタンを押すのを躊躇したこと。

かなたが暴走したのは、人格形成を疎かにしたクナト(落合)のせいだけど、
直接的には星白のエナを目撃したことで精神が狂った事。

かなたの頭部には重力子放射線射出機があり、
何でも消滅させるビームを出せる。
この装置は同じ作者のBLAMEにも登場するらしい。
落合の補助脳に記録されてた技術を、
エナの「何でも作れる能力」を利用して作ったと。

クナト(落合)はシドニア外表に張り付いたガウナを外生研主任に放置させ、
このガウナが成長して存在がバレていた。
これは単なる興味本位だったっぽい。
放置の責を問われ、外生研主任は拳銃自殺。
しかしこれはシドニア血線虫が操ってのこと。

かなたのビームでこのガウナはあっさり消滅。
ただし偶然、外生研の真上にいたので当たっただけ。
しかもビームは遠方の惑星ナインの衛生を大きく円形にくり抜く程の威力だった。

クナト(落合)はかなた暴走で瀕死の重体になり、治療槽へ。

後のエピソードはシドニアの修復作業と、
イザナを心配するユレが谷風に「極秘任務」を命じ、
イザナと一緒に千秋郷という景勝地に行くというもの。
イザナは本当に谷風が自分を選んだと勘違いしてたけど、
実はユレの策略だったと気付いて怒ってた。
2人の様子をゆはたもつむぎも遠目にヲチってたw

シドニアの騎士第11巻

シドニアの騎士第11巻は、市ヶ谷テルルという人工生命体を惑星セブンから救助するエピソード。

イザナの義手と脳を利用した遠隔探査装置の試験運用中に、
セブンに生存者がいると判明し、それがテルル。
テルルはガウナは谷風に反応していると勘違いしていた。
これは非武装主義者全員がそう思ってたらしい。

テルルは仲間に谷風が来た事を教えようとヘイグス通信をしてしまい、
近傍に潜んでいたガウナを招き寄せてしまった。
それで降下艇を降ろすという救出計画は変更を余儀なくされ、
衛人でガウナを排敵しつつ短時間でテルルを回収するハメに……。
しかもこの衛人は15式という旧式で、
ガウナを刺激しないようヘイグス機関も外していた為、
活動時間にかなりの制約があった。
まあそれでも谷風の操縦で上手いことって展開だったけど。

後半は、惑星セブンの周回軌道を取る大衆合船に戦いを挑む計画が立てられ、
谷風もイザナもゆはたも、
そしてテルルも輸送船の操舵手として戦闘に参加が決まるという引き。

テルルは意外にポジティブで、
ガウナがヘイグス機関を狙ってると判明した事で非武装主義団体は発言権を失い、
頼みの団体から引き取りを拒否され、
シドニアを立つまで父と住んでいた住居は既に別人の物となってたのを悲しむけど、
割とあっさりと今の境遇を受け入れて適応し、
船員証を入手したりしてる。
人工生命体なので切り替えが早いんですかねえ。

シドニアの騎士第12巻

シドニアの騎士第12巻は、重力子放射線射出装置を恒星のエネルギーを利用する為、
エネルギーを集める装置を恒星周回軌道に設置に向かうエピソード。

しかし小衆合船が現れて戦いとなる。

この戦いでは前方にヘイグスビームを反射する傘があるガウナが出てる。
しかし背面に廻れば本体を狙えるという。
ただ、背面に廻るには谷風やつむぎくらいの機動力が無いと無理。
という訳で、谷風やつむぎが活躍って展開。

小衆合船は輸送艦のヘイグス砲で小衆合船の上部から撃破。
後は残ったガウナを掃討。

正直、それほど面白味の無いエピソードだった。

その際、ガウナの攻撃に遭って仄姉妹の「抄」がガウナに捕らわれる。
そして抄を模した17mのエナをまとったガウナが排出。
このエナは途中まで抄の記憶があり、自分は抄だと信じ込んでいた。
でも本体を攻撃されて胞状分解。

物語全体から言っても、必要性の薄いエピソードかと。
戦闘も魅力に欠けるし。

シドニアの騎士第13巻

シドニアの騎士第13巻は、重力子放射線射出装置のエネルギー転換装置を、
レム恒星の衛星軌道に投入をするエピソード。
12巻のエピソードはカットして、
この装置設置エピソードに入っても良かった気はする。

設置作業中のアクシデントで、谷風の衛人が恒星に落ちるのだけど、
そのシーンが恒星に「表面」があって衛人が埋もれている描き方。
恒星はガス塊なわけで、そういう表面はないはずなんだよね。

谷風が輸送艦に帰還した際に、谷風に悪態をつく船員がいたけど、
髪型が谷風が訓練生寮から出て行く際に、
自分の部屋に入った男にそっくり。
この男は浜形という名前(のはず)。
ヘルメット着用で髪型はわからないけど、
もう一人の相棒の女「端根」は髪型がそっくりなので。

浜形は功を焦って小惑星に潜んだガウナを討伐しようとし、
爆発性エナの爆発で衛人を損失。
コクピットは硬質素材だったので無事。
しかし相棒の端根が小惑星のクラックに落ちてしまう。
その救出に谷風とつむぎの出番って展開。

まあ谷風が小惑星に突入し、一度は端根を抱えるけど、
ガウナも端根に興味津々で谷風との奪い合いをするという……。
まるで、子どものおもちゃの取り合いみたいなシーンだった。

結局は谷風が至近距離で人工カビ刃が全射出し、
かつ通常弾とカビ弾の混合弾の連続発射でガウナを撃破。
これでガウナとの近接戦闘ができるようになり、
戦術の幅が広がったというエピソードだった。

後半はつむぎの「居住区へ行ってみたい」という夢を叶えるエピソード。
これは恐らく、大衆合船との戦いが決定したから、
悔いを残さないようにと谷風が気を利かせたっぽい。
谷風はつむぎに告白し、なんとキスしていたw
正直、つむぎが人間の姿で谷風で会いたいと泣いてたので、
如何にも死亡フラグだから死ぬのかなと思ってた。

小林艦長は歌手としてどこかのステージで歌ってた。
昔地球で流行った歌だった。
ということは、小林は地球から脱出した第1世代?
と思ったけど、小林が10代の頃は700年前だったので違う(第14巻)。

イザナは「僕たち振られちゃった」とゆはたと話してたけど、
ゆはたは「私は振られてません」とイザナの手を握ってた。
意味不明だったけど、この意味は最終巻でわかった。

最後はかたなが暴走し始めたので、
重力子放射線射出装置で消滅させようとする。
しかし、かなたにはもう1つの本体があった。
その暴走は実は落合の人格が宿ったシドニア血線虫によるものだった。
初めから血線虫が寄生済みだったのか、
第10巻でクナト(落合)がかなたを操作しようとした際に寄生したのかは不明。
でも落合は「大事な物には予備が必要」と言ってるので、
初めから用意していたはず。

シドニアの騎士第14巻

シドニアの騎士第14巻は、大衆合船討伐の前半。

落合はシドニア血線虫を感染させた船員を操って小林を暗殺。
ゆはたが急遽司令となり、開発中のもう1つの重力子放射線射出装置を、
シドニア本体ごと撃って、かなた(落合)を撃破。
胞状分解……と思いきや、落合は逃走。

小林は実は生きていた。
明らかに頭部を撃たれてたのに……。
クローンかと思ったけど、頭部に傷跡があったので、撃たれた当人のはず。
マスクが威力を減じていたのかねえ。
でも頭部に銃創があったんだよねえ……。

シーンが飛んで、谷風はかなり長い間、入院して目覚めたらしい。
それは谷風の自宅周辺に雑草のような苔のような物が覆われる程の長さ。
谷風が昏睡状態の間、大衆合船討伐隊が出陣していた。
でも戦いは始まってないので、そんなには長くない。

小林は700年前に住んでた空き家に谷風を誘い、出生の秘密を教えてた。
そして雨が止むまでここにいればいいと、
意味深に束ねていた髪を解いていた。
その後谷風は、ヒ山の食事には来ず、何日も連絡しなかったらしい。
普通に見ると肉体関係を仄めかしているのだろうけど、
このマンガでしかも谷風の場合はどうなのかw
でも次のシーンで司令室で再会した際に、
小林は谷風に目配せして谷風は照れてるので、
やっぱりヤッたんじゃないかなと。

谷風は新船員会のメンバーとなってた。
不死の船員会とい名称ではないけど、
ユレも佐々木主任もいたので実質は不死者の集まりのはず。

落合(かなた)は、重力子放射線射出装置を推進機関に変えて、
一気にレム恒星に向かってた。
第15巻で第一艦隊がこれを模倣してる。

後半ではクナトが目覚めてた。
落合のシドニア血線虫はもういないっぽい。
となると、かなたの内部に血線虫が寄生したのは、
かなたの暴走を食い止める時かな。
第10巻では、試験としてかなたの意識を乗っ取るシーンもあったし、
あれはクナトに寄生してた落合の血線虫が、かなたに移ってたのかも。

第1巻で死んだ山野栄子の弟が操縦士となってた。
姉が戦死したのは子どもだったと言ってるので、10年くらいは経ってる。
シドニアはせいぜい1~2年の出来事かと思ってたので、意外。

大衆合船討伐隊は10万の本体を持つ衆合船が待ち伏せ。
第二艦隊の重力子放射線射出装置が誘爆して艦隊は消滅し、つむぎも巻き添えで消息不明。

シドニアも数機の衆合船に囲まれてた。
出遅れた谷風は零式でレム恒星に向かう必要があり、
クナトが「継衛改二」に乗ってシドニア防衛を担当。
これでクナトの子どもの頃からの夢が叶った事になる。
クナトは非公式の仮象訓練で継衛の操縦に慣れていたらしい。

シドニアの騎士第15巻

シドニアの騎士第15巻は最終巻で、大衆合船との戦いの結末。

第一艦隊は重力子放射線射出装置を推進機関に変換し、
衆合船団を振りきって一気にレム恒星の周回軌道にある転換装置に到着。
しかし、そこに落合も到着して第一艦隊を襲撃。
都合の良いタイミングにも見えるけど、
第14巻で既に移動してた落合は第8惑星からの移動で、
その時点では第一艦隊はレム恒星まで、第9惑星から見てあと半分の距離だった。
つまり第一艦隊の方が恒星まで近かったので、
落合に遅れて移動した第一艦隊の方が、わずかに早く到着したって事。

第二艦隊は本艦をつむぎが庇ってたらしい。
つむぎは重体。
そこに谷風が到着し、つむぎを抱えて培養槽を持つ第一艦隊を追った。
なぜ突撃艦につむぎが入れる培養槽を搭載してたのかは謎……。

落合は重質量砲を食らって負傷し、
転換機関のエネルギーで治療しようとしたら、
既にガウナが転換機関を食ってた。

シドニアは衆合船が合体した大衆合船に食われたけど、
居住塔の主軸を利用した大質量砲で撃破。
それでも船首が1/4程無くなってた。
居住塔も歪んでたのに、その主軸を使った砲弾を射出できたのは謎……。
電磁誘導だったら歪んでいても砲弾が通れるサイズなら問題ないだろうけど。

谷風は落合を追ってなんとレム恒星の中心核まで突入してた。
どんだけの耐熱耐圧機体なんだよとw
そこで落合に重力子放射線射出装置を撃たせ、
その射出口にヘイグス砲を撃って撃破。
ここで回想が入り、クナトが落合の思考として、
自分が究極生物になるのが全人類の救済になると本気で信じていると語ってた。

谷風の機体は密閉が破れ内部が高温になってたけど、
恒星の中心核の温度は10万度以上のはずで、
密閉が破れたら内部はすぐに灼熱地獄となりそうだけど、
谷風の顔に火傷の水疱ができる程度の描写だった。
もちろんそのまま続いてたら焼死してただろうけど。
ここでつむぎが培養槽から飛び出して、
谷風のいる恒星内部に突入し、
谷風の機体の穴をエナで塞いで、つむぎ自身は消滅した。
不要なキャラを殺す為の展開だったのかと思ったら、そうではなかった。

本命の大衆合船は、重力子放射線射出装置であっさり撃破。
しかし惑星セブン上空に広がってたエナが降下し、
セブンはエナに汚染されて人が住めなくなった。
でもこれは地球に似た環境を再現する為のものだったらしい。
ガウナにとって地球環境は不要なはずで、
人類の為にテラフォーミングしようとしたとしか思えない。
どうもガウナ側には人類を救おうとする勢力と、滅ぼそうとする勢力があって、
シドニアを食おうとしてたのは、人類滅亡派のガウナ。
テラフォーミングは人類救済派のガウナだったのかもねえ。
で、人類は人類救済派のガウナをも殺してしまったと。
星白が戦死する前、ガウナは人間を知りたがってると言ってたし、
そういうガウナが人類救済派となってた気はする。

落合に重質量砲を当てた時に消息不明となってた弦打は生きていた。
治療したけど意識は戻らなかったようだけど、
サマリが体を揺すぶって弦打の頭をぶつけ、都合良く覚醒してた。
生存してたのと、都合良く蘇生するのはさすがにどうかと……。

また、つむぎの本体の血線虫が見つかり、
それを星白のエナに融合させた、つむぎも蘇生していた。
これも都合良すぎかと……。

そして10年後に飛び、惑星セブンに入植が為された。
谷風はつむぎと結婚し、長閑という娘も産まれていた。
紆余曲折があって最終的にはイザナとくっつくと思ってたので意外……。

ゆはたは男性っぽくなり、イザナと付き合ってる雰囲気だった。
これが第13巻の「私は振られてない」発言の理由かと。

谷風がシドニアを降りてセブンに残るのも、
シドニアが別の惑星に向かうのも、全て意外だった。
特に谷風はシドニア随一のパイロットなわけで、
いなくなった後のシドニアは大丈夫なのかな……。
以降は重力子放射線射出装置が主力なのかもねえ。

ほか、イザナ、ゆはた、ヒ山、テルル、整備士のシヂミ、勢威、クナト、海蘊も去った。
小林、佐々木、後ろ姿のみだけどたぶんユレも残った。
キャラクターが残ったり去ったりする理由は説明されてないので、消化不良感がある。

長閑とイザナは再会するらしいけど、描かれてない。
おまけのイラストで、成長した谷風長閑がガウナと戦ってる。
やはりガウナは滅んだわけではない。
重力子放射線射出装置で排撃してる様子でもなく、近接戦闘をしてるっぽい。
一見ハッピーエンドだけど、
長閑が単騎で戦ってるこの絵を見ると違う気もする……。


アニメ版を見た時の以下の疑問点は、ガウナについてはあまり解消しなかった。

・クナトはなぜツグモリに拘ってたのか→子どもの頃からの憧れかな。
・クナトの一族が何か特殊な地位にある理由→昔からシドニアの秘密を守ってたらしいけど詳細不明。
・ガウナのエナに人間の記憶や自我があるのか→ガウナは食った人間の記憶や人格を再現してる。
・ガウナの地球侵略や人類を捕食する目的→不明なまま。ヘイグス粒子に反応してるらしい。
・ガウナが捕食した人間をエナに変える理由→不明なまま。
・秘密裏に脱出準備を進めていた不死の船員会はどうなったのか→普通に存在してたけど、小林に(落合に)全員暗殺された。
・降船し、惑星移住した反戦団体はどうなったのか→ガウナに全滅させられた。
・俺が必要になると訴えた落合の記憶のその後→落合の人格が転写されたシドニア血線虫がクナトを支配し、その後は融合個体かなたを支配。
・なぜ星白のエナは消えたのか→クナト開発が融合個体作成の為に譲り受けた。
・星白のエナがカビザシを見つめていた理由→ガウナはカビとヘイグス粒子に反応する。
・谷風が地下で使ってた新兵器の訓練装置の謎→新兵器の開発は10年前から始まっていた。恐らく斉藤ヒロキが盗んだ。

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