第13巻に告知があった、第14巻DVD付き限定版の予約が始まった。
発売日は、8月8日。
第14巻はさすがにギャグ編ではなく、シリアス編らしい。
内容は「第104期訓練兵団、団結までの秘蔵エピソードを初公開!」だそうで。
進撃の巨人のコミックス第14巻が届いた。

まず第14巻付属DVDを視聴したけど、内容は訓練兵時代の話。
話数は3.75話相当で、3話と4話の中間のエピソード。
2班に分かれて目標地点に置かれた物を回収する、という訓練。
途中で何度もジャンとエレンが口論してる。
ジャンは憲兵団になるためには何の点数にもならないと、やる気が無い。
ジャンはこの頃は憲兵団になりたがっていて、調査兵団に入ろうとしているエレンといがみ合っている。
これはまあ原作でもアニメでも描かれていたけど。
道中で見つけたトカゲを狩ろうとするジャンと、訓練中に関係ないことをやめさせようとするエレンが対立するシーンがあるけど、ここでサシャが何かを叫んで、2人の気勢を削いでいる。
「おいしいんです!」かな?
状況から言ってサシャなら言いそうではあるけど、この言葉で気勢が削がれるのはちょっとわからない。
野営中に強盗に遭って、立体機動装置を奪われてしまう。
その時、エレンは強盗の隙を突いて反撃しようとするけど、皆はエレンのように行動できず、結果は失敗。
立体機動装置とクリスタは攫われてしまう。
エレン一人でもクリスタを探そうとするけど、ジャンも「俺も行く」とエレンを引き止める。
ここで歌が流れるけど、この演出は余計かなあ……。
別にこの件でエレンとの仲が深まったわけじゃないと思うんだよね。
エレンとジャンが協力して、馬車の先回りをして樹上から馬車を襲撃するけど、ジャンは別に臆病者じゃない。
強盗の襲撃を受けて逃げようとしたときは、足が震えていたのと、印象が違う。
ジャンがこうやって戦えるキャラなら、強盗のシーンで足が震えている描写はいらないと思う。
馬車で逃げる強盗達を取り戻した立体機動装置で追って、走っている馬車の馬をつないでいる紐をうまいこと狙って切断する。
ミカサとかリヴァイなら納得いかなくはないけど、ジャンとエレンなんだよねえ。
それに御者を殺した方が確実だとは思うけど、殺しはなし。
殺人は描かない方針なのかもね、さすがに。
ここからは本編の感想と考察。
14巻は会話シーンが多くて短く感じた。
物語の展開は、王のすげ替えを画策していたけど、調査兵団の行動は全て筒抜けだったことで、失敗。
追手の憲兵団は銃火器を持ってリヴァイ達に迫るってシーンで終わり。
リーヴス商会のおやじは殺されてしまった。
もっと長いこと登場するかと思ってたら、あっさり。
憲兵団にリヴァイの育ての親みたいな男がいて、
こいつが13巻に出てきたヒストリアの母を殺した男と同じ。
リヴァイの思考を読んでいるようで、リヴァイは追い詰められている。
しかしリヴァイは機転を効かせて、ショットガンで反撃して脱出してる。
この行動を育ての親の男は読めてないで、ショットガンをまともに食らってる。
でも死んではいないし、死んでない理由は不明。
防弾ベスト的なものを着込んでいるんだろうけど。
前後するけど、エルヴィンが父親が殺された話をしている。
子供の頃に巨人の謎について仮説を語る父親のことを周りの子どもに話したら、父親が殺されたらしい。
王政は巨人の謎を探るのを封じたいみたい。
それはつまり、父親の仮説が正しかったからと見るのが妥当。
この仮説とは、壁に逃げ込んだ時代の人類の記憶が操作されて
巨人発生以前のことが思い出せなくなったというもの。
エレンが巨人を操ったことがこの仮説の裏付けとなるので、
13巻でエルヴィンは笑っていたのだろうね。
エルヴィンが好きだった女を諦めて巨人の追求を選んだのは、
自分のせいで父親が殺されたことへの復讐もあるんだろうね。
エルヴィンの王のすげ替え計画にピクシス司令も乗ってくるかと思ったら、
ダメだったらしいのは意外。
憲兵団が調査兵団の計画をつかんでいたのは、
ピクシス経由で情報が漏れたんじゃないの?と思うのだけど……。
サネスの拷問シーンがあるけど、その叫び声を聞いてジャンがまいってる。
脳天気なサシャとコニーがまいるのはわかるけど、ジャンは割りと神経細いんだね。
その後で、調査兵団が指名手配となっていることでコニーなんかはヘトヘトな感じになってるし。
コニーは次巻で死にそうな気がする。
そのサネスはリックと同じで、信念の為なら爪をいくら剥がされても平気なタイプで口を割ってない。
でも仲間のラルフが口を割ったと思い込んで、諦めてしゃべってるから、頭は悪い。
仲間がしゃべっても自分はしゃべらないというのが本物の信念なはず。
王家への忠誠ではなく、仲間同士の結束が信念の拠り所だったのかねえ。
ラルフだってナイフで脅して自分が口を割ったかのようなことをしゃべらせるのは、誰かに自分が裏切ったと思い込ませる為の罠とわかりそうなのだけど、頭悪い。
サネスの態度を見るにラルフも固い信念がありそうだから、言いなりにならずにそのまま死を選びそうに思えるんだけどね。
サネスが裏切ったと思い込んでラルフの首を絞めるけど、ハンジはラルフが死ぬ前にネタばらししてる。
どうせならサネスがラルフを殺したあとにネタばらしすればいいのに、と思うのだけど。
ラルフにはまだ利用価値があるので、死なせたくなかったのかねえ。
アルミンが王政の転覆計画を独り事のように語るけど、
その内容が陰湿なので周りが引いてるのは面白かったw
そのときのアルミンの顔もゲラゲラ笑ったw
エレンもアルミンのことを、昔から陰湿で姑息なことを考えるのが得意だったと、
ひどいことをサラッと言ってるし。
わざと肯定することで、皆が引いているのを緩和しようとしたのかな。
ミカサが、そんな子に育てた覚えはないと言ってるのも、
単にギャグシーンってだけでなく、その場の空気の緩和が狙いに見える。
リヴァイはヒストリアを王位につける計画を団員には話していなかったらしい。
連絡役のニファが「リヴァイ兵長?」と不審がってるので、これはたぶんリヴァイの独断。
なぜ話さなかったのか?
単に忘れていたということはお粗末すぎるので、意図があるはず。
リヴァイはヒストリアを暴力で脅して王位につくことを承諾させている。
これを見てジャンやサシャなんかは、リヴァイに不審感を持ち始めている。
あとのシーンでエレンとヒストリアの奪還に失敗したり、
追手から逃げ切れるのかも怪しいし、
この不審感が遠因で調査兵団は破滅するんじゃないのかという気もする。
他のマンガだとこうは思わないのだけど、
進撃はキャラをあっさり殺すマンガなわけで……。
リヴァイ・アッカーマンというリヴァイの本名が登場してるけど、
アッカーマンってミカサと同じ姓。
血のつながりがあるのかねえ。
二人とも立体機動に優れていて、髪の毛も黒だし。
顔は似てないと思うけど、運動神経というか格闘も抜群。
リヴァイは地下時代から喧嘩が強かったみたいで、
ミカサも少女時代から喧嘩が強かった。
ミカサが少女時代に強盗を背後から心臓を一突きで殺せたのも、
そういう血筋ってことなのかもしれない。
エレンがベルトルトとユミルの会話(12巻)を思い出してハンジに報告してる。
その内容から、ユミルが巨人化能力を持っている人を食うことで人間に戻れたと推測してる。
つまり、食った相手の力を食った側が獲得してる。
12巻読んだときは、そんな意味がある会話だとは気づかなかった。
エルヴィンが出した書類に、ヒストリアがなぜ妾の子にも関わらず王位継承権があるのか、
壁の秘密を血族による誓約で守っている理由、
王家から命を狙われる理由がわかるらしいけど、この巻では描写はない。
この書類は巨人の力を獲得する云々という話の流れで登場してる。
これが関係あるなら、ヒストリアには巨人を操る力が眠っているのかもしれない。
調査兵団の次の団長はハンジだと告げて、エルヴィンは去っている。
これは本当にエルヴィン死にそうだね。
コテコテすぎるフラグではあるけど、死にそうにないキャラが言ってるんだから。
リーヴスの息子のフレーゲルがヘタレでクソすぎるw
リーヴス自身、甘やかしすぎたと言ってるけど、正にその通り。
ハンジはフレーゲルをどこかに連れてったみたいだけど、この巻ではその後不明。
アルミンの計画が伏線なのかな?
あれはアルミンの妄想的な独り事のような印象だったけど。
憲兵団を悪玉に仕立てるには、フレーゲルの証言はとても有効なはず。
リヴァイが育ての親に思考を読まれていたせいで、
ニファという新キャラがあっさり死んでる。
それとエレン達を運ぶ憲兵団を監視していた兵士をも殺されている。
そして次はミカサやアルミン、ジャンが狙われている。
コニーとサシャは描写がないけど、一緒にいるはず。
リヴァイに撃たれたはずのケニーが死んでない。
防弾チョッキ?
椅子を投げようとしてたので、上手いこと椅子を盾にした?
このシーンでケニーはリヴァイを殺り損ねたことを「俺の夢が遠退いちまう」と言ってる。
ケニーの夢は、憲兵団に入ったことと関係があるはず。
その前のシーンで、壁の外の世界を知って自分がちっぽけな存在だと気づいたとも言ってる。
これはリヴァイの心理を指摘しているセリフだけど、ケニー自身の心情でもあるように見える。
ということは、ケニーもまた壁の外の世界に憧れを抱いている?
ケニーは王家を守ることで、壁の外の世界を人類が自由に生きていけると信じている?
リヴァイが追手を殺すのに、立体機動装置のアンカーを直接相手に刺してワイヤーを巻き取り、
相手をこちらに引っ張って肉の盾として使ってるのが面白い。
寄生獣のミギー的な発想だと思う。
アルミン達と合流したリヴァイが「敵を殺せる時は殺せ」と命じているのに、
ジャンはミカサに頭を蹴られて荷台に転がった追手を殺せるチャンスがありながら、
銃を向けて「動くな」と脅すだけ。
この前のシーンで、リヴァイに敵を殺せる時は殺せと言われて、ミカサは「了解」と答えている。
それを聞いてジャンは驚いている。
自分たちに命が狙われている状況で、まだ覚悟を決めていない。
ミカサだったら殺していただろうけど、さすがにジャンでは腹のくくり方が緩い。
そしてその追手に持っていた銃を殴られて落としてしまい、
逆に銃を向けられてるけど、ミカサがギリで追いつくかというシーンで次巻に続いている。
このマンガのことだから、ジャンが死んでても不思議には思わないね。
ヒストリアは最後のシーンでロッドレイスを再会し、
怒った表情をしてたのに、ロッドレイスに抱きしめられて「すまなかった」と謝罪されて、
怒りが解けて驚きの表情になってる。
これが女王になるという決意を揺るがせることになりそうな気がする。
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