ベルセルク第9話「暗殺」は、今までの殺戮中心のエピソードと違って、
王の狩りの護衛をしてたグリフィスが暗殺未遂の憂き目に遭う。
前半は王の狩りのシーンで、剣を振り回したいガッツは不満げ。
でも不満なのはガッツだけで、
他のメンツは楽な仕事だし、名誉ある仕事なので好意的。
今回はガッツの出番は無しで、グリフィスが主役。
狩りには姫も同行してて、姫は動物が死ぬのを怖がってた。
そこで姫の警護をしてたグリフィスが、
草笛の吹き方を教えていい雰囲気になってた。
やはり王国を乗っ取る策として姫を懐柔してる感じ。
もちろん表向きは紳士的だけど。
姫は猪に興奮した馬を制御できずに人気の無い小川へ侵入してしまうけど、
それをグリフィスが上手いこと馬を御して、いっそう姫の信頼を得ていた。
今までは退屈そうだった姫が楽しそうに笑ってたので、
この時点で既にグリフィスに惚れている印象。
ここで暗殺者がグリフィスに弓矢を放って、グリフィスの心臓に命中。
しかし矢は覇王の卵に当たってグリフィスは無傷。
姫は自分が馬を暴走させたせいでと泣いていたけど、
それを自分の仕事だと労るグリフィスにますます惚れた感じ。
覇王の卵が無かったらグリフィスは死んでたはずで、
策士のグリフィスの割には認識が甘すぎ……。
ユリウスは手下の不始末を誤魔化す為に、姫が矢で狙われたのを
グリフィスが身を挺して守ったという情報工作をし、
結果的にグリフィスの評判を上げてしまう。
これは元からの予定だったのでしょうね。
死後に評判が上がっても実質意味ないし。
グリフィスは周辺にユリウス将軍と部下がいたのを見つけ、
将軍が暗殺を実行させたと直感。
そもそも周りには鷹の団もいるわけで、不審者がいたなら鷹の団が見つけているはず。
となると、実行者は内部の者と判断するのは妥当かと。
もちろんこれだけでなく、メイドに金で将軍邸を探らせたり、
矢毒の成分を突き止めて、毒を買ったのはユリウスの手下だと突き止めていた。
こうも頭いいなら、暗殺リスクだって考慮してそうなんだけど。
そしてガッツに将軍を殺すよう依頼。
ガッツは「いつも通り命令すればいい」と乗り気。
たぶん、前にガッツの目の前でグリフィスを理不尽に殴ったのが遠因かと。

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