ベルセルク第18話「炎の墓標」は王妃一味をグリフィスが暗殺するのと、
ガッツが鷹の団を去るエピソード。
グリフィスはやはり毒殺計画を把握してたけど、それは単に予測していただけ。
草を放って察知したわけではなかった。
ただし、何らかの暗殺計画を起こす程度の予測ではなく、
毒殺するだろうと手段すら予測してた。
グリフィスは無敗の傭兵団の団長で、
ガッツすらいなす程の剣技の持ち主だし、
グリフィスに刺客を放っても無意味なのだから、
毒殺という選択になるのは自然かも。
前話の書簡は大臣の娘を誘拐した事を示唆する内容だったらしい。
これは傭兵団とは異なるゴロツキにやらせてる。
そして用済みとなったゴロツキをガッツが始末して口封じ。
そんなゴロツキですら、渡した金をそのままにしてやれと、グリフィスは情けをかけてる。
ガッツは地獄の沙汰も金次第かと応えてたので、情けとは違うかもだけど。
つまり自分らが死者に呪われたくない、
みたいなジンクスのような意味かも。
グリフィスは暗殺一味を王妃もろとも焼死させてた。
王妃達がいた部屋のドアが開かなかったのはたぶん大臣の手筈。
大臣は直前に一味から急遽抜け出していた。
大臣の一連のおかしな様子を見て裏切りを察知できないのだから、王妃一味は頭が悪い。
自分が謀略を仕掛ける側しか体験してないので、
謀略を仕掛けられる事には鈍感って印象。
グリフィスは仮死状態になる秘薬を飲んでいた。
それで検死の医者を誤魔化し、死んだという偽情報を流布したらしい。
王妃一味は医者の検分もちゃんとさせて、
グリフィスの死をきちんと確認してはいた。
なので、詰めが甘い訳ではない。
やはり謀略を仕掛けられる経験不足かと。
ラストではガッツがこっそりと宿舎から抜け出してた。
去り際に折れた大剣を見ていたので、大剣が折れたことも背中を押した一因に見える。
キャスカがガッツを止めるけど、ガッツは「あいつの夢に埋もれるわけにはいかない」と拒否。
これは別にグリフィスを否定してるわけではなく、
グリフィスの友になりたいという意味だと思う。

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