アニメのあらすじや感想、考察日記がメインです。僻地住まいなのでアニメ視聴はたいていニコニコ動画とかのネット配信です。ラノベやマンガの感想も。あらすじや感想はネタバレへの配慮は無いので注意してください。人名や団体名などは敬称略です。いちいち複数のブログを管理するのが手間になってきたので、別の複数のブログで書いていた過去の記事を統合しました。折を見て元のブログは全て削除しました。

アニメ視聴記 あらすじと感想

FGO第2部第6章アヴァロンルフェ

投稿日:

2022年10月上旬に平安京をクリアして第6章アヴァロンルフェを始めた。

限定イベをやって1ヶ月くらい遅れたので、実際は11月に入ってから始めた。
年末に第7章らしいんで間に合うかなと第6章のボリュームを調べたけど、
なんと30節まであるらしい……。
とても間に合わないw

第1節はじまり

マーリンが星見の君に妖精國を語ってた。
星見の君=藤丸?
そして予言を語った。

救世の子が現われ、玉座に着く。
6つの鐘を鳴らして示せ。

マーリン:……コワイお姉さんに見つかった。
次に会えるのは全てが終わったあと。

藤丸が目覚めた。
藤丸:今のは夢?

第6異聞帯で緊急事態が起きていた。
フォウはなぜか藤丸にそっぽを向いて司令室に同行しなかった。

司令室でシオンが作戦を語った。
第6異聞帯ブリテンには空想樹はない。
なので放置する予定だった。
ブリテンは24時間後に消滅する。
ただし異聞帯の中では時間の流れが違う。
消滅で惑星が重力崩壊するとわかった。
トリスメギストスIIは崩落と定義した。
今回はストームボーダーで光の壁を突破する。
ダヴィンチ&ホームズはブリテンを調査するつもりだった。
空想樹を燃やした力、
星の内海で編まれた魔術、
ロンゴミニアドは異星の神への切札になる。なのでロンゴミニアドの確保
異聞帯の王との交渉をする。
ダヴィンチはブラックバレルで十分と思ってた。
ロンゴミニアドに拘っているのはシオンだった。

FGO第2部第6章アヴァロンルフェ

幾度滅びを迎えてもブリテンは栄える。
でもどんな丈夫な城でも土台は変わらない。
世界が新しくなる程根は古び、
誰も知らないまま、このとおり
小さな虫のひとかみで崩れる。
(何かの詩文っぽい)

藤丸はいつの間にか寝てた。
スタッフみんな、頭がぼけてた。
ホームズやネモたちも同じ。
ダヴィンチは平気。
ボーダーと同期してたから。
それにホムンクルスのようなものだから。
マシュも平気だった。
デミサーヴァントだから。
中国異聞帯と同じとホームズは察した。
この異聞帯では英霊は存在できない。
つまり人類史が存在しない。
ロビンフッドはどんな異聞帯でもいるはずとゴッフは訴えた。
弓の上手い人間がいただけで成立するから。
そんな事実すらないのがブリテンだった。
一定の文化や生活水準がなければ1万年以上存続するのは不可能。
人間の職業は分担され、剣の名人、弓の名人、槍の名人などが生まれる。
それがないのは……。
人間がいないからと藤丸は察した。

ボーダーは原因不明の機能停止を起こした。
墜落したボーダーをネモエンジンが再起動させ、島の南西の沖に不時着した。
外部の攻撃はなかった。
シャドウボーダーは動かない。
島に近づく程に機能停止するから。
ボーダーの維持は30日がリミット。
予備電源を切り詰めれば50日。
ゴッフはマシュ&藤丸にブリテン島への上陸を命じた。
作戦のリミットは45日とした。
ムニエルはせめて俺かチンを同行させろと訴えた。
護衛対象を2人にしてどうする!とゴッフはツッコんだ。
ダヴィンチはリュックに荷物を詰め始めた。
ダヴィンチ:私が使い魔でボーダーに手紙を送るから、よろしく~☆

藤丸達は海岸にいた。
ネモも海岸までは同行してた。
あたりは霧がかかってた。
東に200キロ先に街がある。
フォウはいなかった。
トリスタンがいつの間にかいた。

ダヴィンチ:へんな幻覚が見える
マシュ:マスターにもダヴィンチちゃんにも見えているのですね……

自動的な召喚だった。
マシュの盾が熱を帯びてた。

トリスタン:ここがコーンウォールの海岸だからでしょう
土地の縁というやつです
ダヴィンチ:縁があればガウェイン、アーサー王も召喚できる!
トリスタン:ブリテン南西部なら土地勘があります
いくつか山を越えれば丘陵地帯
2時間もあれば街道へ出られます

1時間後。

藤丸:ねえこれ、まよッ
トリスタン:迷っていません
すでに4キロは歩いている進んでいます
海岸から抜け出せないというだけ
ベディヴィエールであれば
ここは私が先導しますと代案を出すところです
ダヴィンチ:迷ってるじゃん!
トリスタン:来た道に妖弦を張っているのですが
いつの間にか弦が切れているのです
私が自分の手で妖弦を手放してる
まるで1分前の自分の考えを忘れているような

急に濃霧が立ちこめた。

マシュは出撃固定&スタメン必須。
トリスタン、ダヴィンチも出撃固定。

黒い生き物(剣)
黒い生き物(術)
黒い生き物(狂)

マシュにブラックバレル使用不可がかかる。
全員に宝具威力アップ3ターン&宝具不可1ターン&オーバーチャージ1ターンがかかる。

黒い生き物は妖精特攻&攻撃時に呪い付与3ターンがかかっている。
1人に呪い3ターン&呪い効果アップ5ターンを使う。
青ゲージブレイクで自身に攻撃アップ&宝具威力アップを使う。
紫ゲージブレイクでチャージアップを使い、必殺技を放つう。

ダヴィンチ:撃退したけど反応ないからやっつけた気がしなーい!
トリスタン:あの異質さ、神秘の濃さはまさしく……
藤丸:いつもよりどっと疲れた
ダヴィンチ:キミは生命力を魔力に変換してるから戦闘はできるだけ避け……

マシュのオルタナウスが動かなくなった。
霧はますます濃くなった。
マシュとダヴィンチが見えなくなった。

トリスタン:この霧でははぐれてしまう
私が呼び戻して参りましょう
お二人の名前は……
そもそも私の名前は?
藤丸:……私は誰?

???:ちょっと出遅れちゃったかな
何のお守りもなしで、名なしの森に入るなんて考えられないことだ
さすがはカルデアのマスター、勇敢だね
そう思うだろうブランカ
???に抱かれた蛾:……
???:よそ者を信用するのか?って
信じる、魂をかけて信じるとも
彼女らは本物だ、本気で世界を救おうとする物好きだ
このあたりの妖精かな?
あれなら助けてくれるだろう
感動の出会いはもう少し後にとっておこう
これだけは忘れないで
自分が人間であると口にしてはいけない

藤丸が気付くとキャストリアがいた。
藤丸はマシュと勘違いした。
FGO第2部第6章アヴァロンルフェ キャストリア
マシュ:そんな名前だったなあ確か……
自分の名前、忘れてたので……
私の名前を知ってるのは、やっぱり仲間だったんですね
ハーミアさん、ここがどこかわかりますか?
名札付いてますよね
私達名なしの森で倒れていたそうです
迷っているうちに物覚えが悪くなり
最後には自分の名前も過去もなくなってしまう

ハーミア=藤丸は頭を抱えた。
トリスタンはハーミア=藤丸の従者と覚えてた。

トリスタン:私の名前は……トリストラムに相違なく……
私の胸の名札に古英語で書かれています
マシュ:(古英語って?)
つまりハーミアさんは目的があって名なしの森に入ったんですね
私も似たような状況です
私達はこの村の妖精に拾われた。
どんな目的で拾われたのか
最近は奴隷商人も多いとか

羽が破けた妖精が現われた。
???:みんながあなたたちを呼んでこいって
もうすぐ夜だから、その前にね?
マシュ:ちょっとだけ話したら参りますので先に行ってください
あなたに呼ばれたと説明します
???:私役に立てました!ありがとうございます
マシュ:何も覚えてないので、どちらの女王派とか疑いをかけられることはないでしょう

動物のような妖精:ヒト型なのに羽がない
風の氏族のなれはてかよ
顔の良い妖精:一緒にしないで下さい
これは刑罰で千切られた刑徒ですよ
ダーリントンから逃げてきたんじゃないですか
あなたたち氏族と名前は?
どこの街の出身ですか
どんな理由でコーンウォールへ?
マシュ:自分の名前しかわからないのです
小柄な妖精:こいつぁ……
動物のような妖精:俺達で世話してやらねえとな
新しいお仲間だ-!

夜まで宴会が始まった。

マシュ:ハーミア会話上手で驚きました
風と土の氏族と分け隔てなく話して
どちらかに肩入れするのが妖精國の常識なのに
ハーミア:妖精國?
マシュ:え?それも忘れたんですか
では私がご教授しましょう
ハロバロミア(顔の良い妖精):宴はここで終わりです
夜になったので歓迎会は明日に持ち越しましょう
???(羽が破けた妖精):みなさん、さっきの屋根までご案内します
あそこがみなさんの縄張りになったので
……ではおやすみなさい
ここはちゃんと村の中なので

マシュは妖精國について教えた。
風土牙翅鏡王の6つの氏族がいる。
風=人型
土=ぎゅっとしまった頑強な人型、道路とか作る
牙=どう見ても狼、好戦的、牙の氏族のおかげで妖精は生き残れた
翅=口伝が残ってない
鏡=数年前に街ごと消えた
王=一番のろくでなし、紛争の大根源

王は自分に従う妖精を王の氏族にする
保護する女王蟻
誰が見ても酷い奴とわかる

トリストラムは緊張し続けていた。
トリストラム:妖精であるだけで恐ろしい。
その力は人間を凌駕してる。
その気になれば我々をたやすく殺害できる。
私は恐ろしい……。
マシュ:トリストラムさんは軍隊にいたことがあるようですね
妖精と妖精が戦うという発想はない
話し合いで解決するのが妖精と教わりました
……消灯時間のようですね
話はまたあとにしましょう

???:今日は村の案内を任されました
200年前コーンウォール領主が妖精騎士に倒され
領主の呪いで記憶を失う霧が立ちこめるようになり
この村は放棄されたんです
ここは役割を終えた、価値が低くなった
友人がいなくなった、目的を失った
あとは命を終えるだけの妖精の集まり
競うより助け合うのが好きだった妖精達
でも女王陛下のブリテンで、それでは生きていけない
仲間に笑われたり無視されたり奪われたりするよりは、死んだ方が楽だから
何もかも終わらせたくてこの森に来たのだと思います

ハーミアは人気者になってた
マシュ:(なんなんだろうこの待遇の差という顔)
私もほぼ同じ境遇なんですけど……はは……
???:マシュさんは温かいというか明るいというか
平和な頃を思い出して懐かしい気持ちになります

マシュは村について???に聞いた。
???:森の奥は霧も深くないです。
中原までの道は茂みに覆われて今はもう……みなさんは森から出たいんですか?
マシュ:ぜんぜん?何となく聞いただけです
ハーミアもそうですよね
自分から名なしの森に来たのですから
???:みなさんはここの妖精とは違うので
迷い込んでしまったんじゃないかなって
何か必要なら言ってください
みんなに叱られない範囲なら力になりますので

マシュ:そろそろやりますかハーミア
ハーミア:?
マシュ:ずばり腕試しです

森の羽虫(馬)2体
無理の羽虫の大群(馬)

トリストラム=トリスタンに攻撃アップ3ターン&宝具封印1ターンがかかる。

羽虫はクリ率アップ2ターン&必中1回3ターンを使う。

ハーミア:ごめん何もできなくて……
マシュ:こちらこそももも申し訳なく……
戦う必要のない身分、氏族長のご令嬢だったり……?!
ハーミア:謝るのはこっちの方っていうか……
トリストラム:私は逆に納得がいきました
あなたはそれでいい
指揮官としての頼もしさといいましょうか
貴方がいれば最終的にはなんとかなるはず
そんな確信すらするのです
ハーミア:ありがとうイゾルデダイスキ
トリストラム:トリストラムですハーミア

また宴会やって歌ってた。

年に一度の存在税も払えない。
じき厄災がやってくる。
等しく終わりがやってくる
生き残るのは少しだけ。
それまで気ままに暮らそう。

オンファム:お前さんの右手、令呪だろう
三画もつけられちまって
今までよく頑張ったな
ほそっこいクセに大した奴だ
ハーミア:(あれ?……なんで涙が……)
トリストラム:令呪……何か思い出せそうですが……

夜になり宴会は終わった。
翅の破けた妖精が片付けを命じられてた。

マシュ:私達は部外者です
内情に立ち入りたいなら様子を見てからにするべきかと
トラブルが起きた時、逃げ場はありません
ハーミア:広場に戻るよ

広場には誰もいなかった。

ハーミア:聞き間違いだった?
マシュ:テントに戻りましょう
この村、夜は危険だそうですから

翌朝、羽が破けた妖精が怒鳴られてた。
ドーガ(狼):これじゃあ宴はできそうにねえ
???:何をすればいいか忘れちゃって……
気付いたら朝になって、みんなが私を叱っていて……
牙の氏族:ドーガまたあれだぜ、
もうダメじゃねえのか
ドーガ:任せた俺がバカだった
さっさと消えろ
村に近寄るなよ
???:許してくれてありがとうございます!
また呼んでくださいね!

ハーミア:片付けをあの娘だけに任せたの?
ドーガ:あいつの名前なんだっけ
牙の妖精:ホーとかフーとかマヌケな名前だったのは確かだぜ
ドーガ:ま、自分の名前を思い出せなくなったらおしまいだ
名なしの病がうつっちまうぜ
トリストラム:名なしだから今のような仕打ちをしたのですか?
ドーガ:名なしの妖精に価値はないだろ?
もういなくていいやつなんだから
牙の妖精:日ごとに傷は増えてるが手足はあるし
昔は上級妖精さまだったのかねえ

マシュは名なしの妖精について教えた。
妖精は基本的には不老。
ですが生まれた時の目的、自分が夢中になれるもの
それを失った妖精は名前を失い、次第に衰弱して息絶える。
名前を失った妖精は他の妖精に嫌われる。
村に入れるだけ、ここの妖精は寛大。
私達のテントに彼女を招ければ妖精達が黙っていない。
彼女の住み処の危険を取り除く。
そういう提案ならします。

ハーミアはマシュと握手して喜んだ。

マシュ:初めて聞く習慣ですが、嬉しくなる習慣ですね

名なしの妖精は獣に襲われていた。

森の獣(馬)3体

トリストラムは宝具封印1ターンがかかってる。

トリストラム:あえて痛みが強い場所を狙いました
この場所は危険と覚えてくれるといいのですが
マシュ:(ぽろろんで風が起きる時、
魔力が働いてないのはわけわかんないけど
風の氏族かな?でも魔力量少ないし)
???:今の私の為だったんでしょうか?
何の御用でしょう?
村の案内は終わってしまいましたけど
マシュ:昨日のお礼に来たのです
親切にしていただいたので、あなたの住み処の獣除けをしたくて
???:えへへへ……嬉しいなあ、嬉しいなあ……
私お役に立てたんですね、久しぶりだなあ、嬉しいなあ
お礼に幸運の祝福を……祝福を……
ごめんなさい、祝福どう使うか忘れちゃって
ハーミア:いいんだお礼はもうもらってるよ
マシュ:あとは獣除けの結界を張ります
時間がかかるので2人は村に戻っていてください

マシュは結界を張った。

マシュ:数週間は保つはずです。
???:魔術……女王陛下がお使いになる力……
外ではそれが流行なんですか?
マシュ:私のは半分独学だしなあ……
それが嫌で逃げだしたようなものだし
それより、あなたはあの村から移動した方がいいんじゃないかな
向いてないよ、あの村
ノリッジはどう?
妖精と人間が共存してるんだって
???:私はここでいいんです
新しい目的が見つかっても名前がないですから
真名を忘れるくらい絶望したのでしょう
だからここでいいんです
ここなら誰も昔の私を責めません
目的を果たせなかった妖精と、誰も
悲しいのは悲しいです
大切だった目的、名前を思い出せない事がとても……
マシュ:なら、こういうのはどうでしょう……

マシュは何かを言ったらしいけど、描写はない。
名なしの妖精はとても喜んでた。

マシュ:これは私達だけの秘密ですね
村の皆に知られたら怒られます
???:ハバロミアさんオーロラ様のおつきでしたから
上品な妖精のあり方に今でも憧れているんですよ
そういうとこ、とても好きです
マシュ:私も同感!
村を大切に思っているのはわかったし
また明日会いに来ます、今夜はゆっくり休んでください
FGO第2部第6章アヴァロンルフェ黒い染みになった右目
???:いた……なんだろ、右目が痛んで……
……そっか私、黒くなっちゃたんだ
もうダメなのかなあ
いいことあったばかりなのに

翌朝、宴がなかったから藤丸は空腹だった。

マシュ:お腹が……なんです?
ハバロミア:食べてないから空腹?
人間じゃあるまいし、食事なんてただのごっこ遊び……
まさか本当に……?
みなさん未登録の人間がいます!
翅がちぎれてるのではなく、もとからないのです
申し訳ありません、あんなもてなしで済ませてしまって

妖精達はハーミアの周りに集まって盛り上がってた。

マシュ:そうでした!
空腹だなんて口にしたら……
もうバレてるー!

ハーミアたちはテントに閉じ込められた。

トリストラム:半日が過ぎましたが
1時間毎にご馳走が運ばれてきますね
ハーミア:美味しいけど食欲なくなった
トリストラム:外出は許されず
妖精達が交替で見張っているようですし
歓迎という名の監禁でしょう
マシュ:美味しそうに果物を食べる方だなとは思っていましたが
私も気付くべきでした
でも人間はあまり見たことないので……
ハーミア:マシュは妖精?
マシュ:自分でもよくわからなくて……
このもてなしはヒートアップしていくでしょう
妖精にとって人間は栄養源です
側にいるだけで幸福度が上がります
今のブリテンは人間は女王に管理されてるので
下級妖精に人間はあてがわれません
彼らはとにかくハーミアを大切にするでしょう
でも……

妖精達:見張りの奴ら羨ましいな
髪をすいたり、指をもいだり
肌を剥いだりしたいなあ
でも2人しかいない
これじゃみんなに行き渡らない
ならバラバラにしてわけよう
ドーガ:順番はまだ先だ
ハーミアにおかしなことはするなよ
あいつのシュートはすごいんだ
頭でボールと打つんだぜ
あいつがいれば俺達の生活は楽しくな……

妖精達はドーガを殺した。

ハーミア:この音は戦いの音?
トリストラム:どの氏族があなたを独占するかこじれたのでしょう
ここにいては貴方の身が危ない
マシュ:中原へ出ましょう、ブリテンの丘陵地帯へ
丘に出れば国道があります
どの街に向かうか、そのあとで考えればいい
???:よかったみなさん無事ですね
ハロバロミアさんが窘めてたけど、たぶんもう……

テントの外のオンファムの声が聞こえた。

オンファム:風の連中はみなごろしにしたが、
牙の奴らが残ってやがる
俺達土の氏族で平等に分け合わねえとな

???:もう以前のみんなではありません
いま私が忍び込んできた場所へ
布の張りが甘いので外に出られます

暗転後、ハーミアたちは追跡を振りきってた。

マシュ:私達を助けた以上、村には戻れないのでは?
???:あなたのおかげでお家はしばらく安全だもの
もっと距離を離してみなさんをつれていければ……
ハーミア:その顔の染みは?
???:顔の染みってなんのこと?
懐かしいソールズベリーの土の匂い
もうすぐ森を抜けるんだ……
まだ名前があった頃の私の世界……
あと少しで……
げぇ……うぎげげぇ!
いたいの!何百年もいたいの、何百年もひとりだったの
できないことばかり押しつけられて
無理なことばっかり溜まっていって
いまさら良かったことなんていらなかった
バカじゃないの、気付かないの?
騙されたのよ、あなたたち
わざわざ連れて来たのなんて、
独り占めするために決まってるじゃない
マシュ:構えてトリストラム、ハーミア
彼女は妖精ではなくなりました
あれはモース、もう語る事も聞く事もできなくなった命
世界を汚す黒い藻
妖精を殺すブリテンの呪いです

トリストラム、マシュのみ出撃。

モース(狂)

キャストリアの宝具で粘り、ギリギリ6ターン勝てた。
トリストラムHP1000くらい、マシュHP1700だった。

???:失礼
慈悲の一撃はキミたちには重荷に見えた
遅くなって申し訳ない藤丸
僕はオベロン、人理に呼び出された英霊にして、
キミたちを助ける運命をになったただ1人のサーヴァント
人呼んで妖精王オベロン
FGO第2部第6章アヴァロンルフェ オベロン
藤丸:そうだ私は藤丸
トリスタン:私は妖弦の騎士、嘆きのトリスタン
あなたもマシュではなく……
キャストリア:オベロン?マーリンではなくて?
私が思い描いていた人にあまりに似てたので
私も思い出しました
アルトリア・キャスターです
キャスターとは育った村の名前で、
どうかアルトリアと覚えてください
オベロン:まずはブリテンの本当の景色をみるといい
積もる話はそのあとで
FGO第2部第6章アヴァロンルフェ ブリテンを見渡す

これでもだいぶダイジェスト的なんだけど、長い……。

断章1

はぐれたマシュ視点だった。
1人でいち早く名なしの森を抜けていた。
モース流に呑まれて吐き出されただけ。
国道の前で倒れていた。
妖精の行商団がマシュを見つけた。
領主に売ってふところがっぽり。
売られた娘もベッドでしっぽり。
白い狼が妖精を威嚇してた。
賢人グリムの白い牙。
妖精達は動揺してた。

目覚めたマシュは記憶がなかった。
記憶なしだこいつと妖精は喜んだ。
ノリッジの最新型の荷車に乗りな。
妖精はマシュをアニスと名付けた。
いつも通りアーチンにしないのか?
鉄の盾、鉄の鎧、鉄の筒。
女王の騎士だったのか?
あとで女王様に殺されないか?
自分の名前もわからないんじゃあしょうがない。
新しい商品として新しい住み処に連れてってやる。
一行は北のグロスターへ向かった。
白い狼もあとについってった。

第2節ソールズベリー

今のブリテンは南北に分かれてる
基本的な生活圏は南部=中原。
大聖堂ソールズベリー
港町ノリッジ、流行の街グロスター
大食堂オックスフォード

藤丸:マシュたちを知りませんか?
オベロン:僕が捜せたのは君達だけだ
特徴さえわかればブランカ=蛾に捜してもらうよ
マシュが健在なら魔力の経絡で生存確認できるはずだ
藤丸:マシュとの繋がりは生きている!

キャストリアはカルデア、人理、異聞帯などの話に困惑してた。
道すがら藤丸が汎人類史を教えることになった。
とりま南部最大の街ソールズベリーに向かった。
まる一日かかる。

キャストリア:(今戻るのは危ないかも
でも藤丸をほっておけない
オベロン、すごくマーリンぽいし)
私も同行してもいいでしょうか
藤丸:ついてきてくれるものと思ってた
キャストリア:ででで、ですよね?
図々しく何言ってんだろう……
私みたいな田舎者を誰が好き好んで……あれ?
アクシュですか?
藤丸:こちらこそよろしくアルトリア
オベロン:コーンウォールで手を貸さないで正解だった
カルデアだけでは及ばない、予言の子だけでは間に合わない
役者はそろった、幕を上げろ!かな

次のサポートはNPCトリスタンにした。

アルトリアの回想。

どうか16歳までに見つかりませんように。
6つの鐘を鳴らすブリテンを救う旅。
真の王を迎える旅。
選定の杖に選ばれた妖精國ただ1つの希望。

……村はおしまいだ。
処刑隊がやってきた。
旅立ちの時だアルトリア。
お前さんはあの方にそっくりだ。

キャストリア:すみませんすみません、弱くてごめんなさい
は?!
もしかして寝てました?!
トリスタンさんの竪琴でつい……
トリスタン:私なりに疲れを癒そうとしたのですが
キャストリア:えへへ……すみません、音楽はちょっと不慣れで
でも気持ちよく寝れちゃうのはいいことです
また寝る時に聞かせてください
トリスタン:アルトリア嬢は詩人の心がわからない……
オベロン:アルトリア、獣除けの結界は張れるね?
ちょっと頼むよ

キャストリアは結界を張りに立ち去った。

オベロン:カルデアは異聞帯を消滅させなくてはいけない
その事実をアルトリアにどう話すか悩んでいるね?
5つの異聞帯を消滅させた君が受けた心の傷を癒す言葉は見つからない
だから気休めの言葉にしよう
この異聞帯は君の手では滅びない
何しろ自滅しようとしてるからね
問題は滅びが汎人類史にも波及しかねないこと
女王モルガンを倒してブリテンを救わねばならない
アーサー王の子を宿し、自らの子モードレッドを送り込んだ稀代の魔女
結果的にブリテンを滅ぼした女
モルガンを倒せば汎人類史の危険はなくなる
そのあとは島の運命に委ねればよい
海の向こうの空想樹=トネリコの大樹はとっくに枯れている
藤丸:一度燃えなかった?
オベロン:ちょっと前に燃えてた
すぐに消えたけどなんだったのかな
話の途中だけどモンスターだ
キャストリア:すすすすみませーん!
結界の手順間違えちゃって
トリスタン:王に助けを請われるなど、なんという……
失礼、彼女とアーサー王は別人でしたね

ナイトウォッチャー(狂)6体

オベロン:今のが君達の実力か
夜ガラスの群にも苦戦しない
トリスタンの弓は威力こそ低いが射程の広さは素晴らしい
多勢に無勢は覆せそうだ
アルトリアの珍しい武器は初見には有効だ
目眩ましになる
なにより藤丸の召喚はとてもおもしろい
英霊を一時的に召喚する
人間の魔術は妖精には効きづらいけど
英霊召喚なら話は別さ
キャストリア:藤丸、魔術を使うんですか?!
妖精は魔術基盤とか術式とか礼装とか、
そういう助けなしで秘蹟を行うので……
魔術を使うだけで、いちいちそんな準備するの?とか
周りから白い目で見られるというか……
トリスタン:魔術を必要としない妖精國では
魔術の価値はゼロと言っていいでしょう
藤丸:じゃあなんでアルトリアは?
アルトリア:うわあ、聞いちゃうんだ……
この流れで聞いちゃうんだ藤丸……
オベロン:話しづらいなら答えなくていいさ
今夜はゆっくり休もう

翌日、汎人類史の話をキャストリアに教えてた。
キャストリア:妖精のいないブリテン、おもしろそうだなあ
オベロン:汎人類史に妖精はいる
数は少なく、めったに人前にでないけどね
オベロンは真夏の夜の夢の妖精王
後世に語り継がれる人気作になっちゃってね
世界で最も有名な妖精かもしれない
キャストリア:架空の妖精でもサーヴァントになっちゃうんですか?
トリスタン:妖精王オベロン自体は古くから伝わる伝承と聞きます
藤丸:じゃあティターニアは?
オベロン:完全に創作
妖精史にそういった伝承はない
オベロンのわがままを許す女の子は作り物の中にしか存在しなかったのさ
ソールズベリーの門番は僕が相手する
僕なら顔パスだ
名前を聞かれても答えないように
どうしてもというならデタラメを答えるんだ
人間とバレたら面倒だし、誰が聞いてるかもわからない
トリスタン:妖精の目は真実を見抜くといいます
偽証は避けた方がいいのでは
オベロン:妖精國の妖精には妖精眼はないんだ
相手が善か悪か結果でしかわからない
そうでないとモルガンのような悪が栄えない

ソールズベリーには大聖堂があった。
人口は20万人。
自然発生した妖精も、独立権を持つ人間も暮らしている。
人間は奴隷のような扱い。
この街は人間の街のようだった。
妖精國では人間社会の模倣をしている。
14000年間、妖精は人間を飼育し、
その想像力を娯楽にして反映した。
妖精は長寿で万能だから工夫も成長もしない
人間は存続のために工夫を凝らし、知識を重ねた
妖精は魔力でうわべだけ真似した。
大聖堂はただ楽しいから作った
妖精には神も宗教もない
人間を徹底管理するのが、君達の敵モルガンの政策

キャストリア:藤丸達、モルガンと戦うんですか?!
藤丸:異聞帯の王に会う必要はある
その前に2人と合流しないと
キャストリア:(モルガン陛下と戦うなら、私がいると迷惑だよね)
オベロン:主のいない人間の処遇を知ってるかい?
国立殺戮劇場ニューダーリントン送りだ
僕は王子だから人間を従者と言い張るのは無理があるけど
君なら藤丸と釣り合いは取れている
ソールズベリーにいる間だけでいい
キャストリア:人間を従者にできるのは上級妖精で
私が藤丸のご主人様になるってことで
オベロン:うわべだけの話だけどね
それともペットにしたい?
キャストリア:おおおおそれ多いのでうわべだけで結構です!
オベロン:これも妖精國を安全に旅するためだ
一芝居、打てるかい?
藤丸:芝居なら経験あるよ
キャストリア:こうなったら夢が叶ったと思いますね
田舎の妖精なら誰もが見る夢
都会で上級妖精の仲間入りするという
オベロン:……

オベロンが酒場で借金返せと詰められてた。
とは言え、本気では言ってなかった。
オベロンは一文なし。
代わりに歌を歌い、騒ぎを起こし、童話を作り、
ご婦人達を楽しませ、夜を盛り上げた
結果、誰も知らないどこかに領地を持つ妖精王という評判を作った

藤丸たちが果実水を頼むとダヴィンチが運んできた。

ダヴィンチは海岸沿いに東に進み、
ソールズベリーに着いたらしい。

ダヴィンチ:ある程度は事情を聞いてると思うけど、
その上で藤丸に手を貸してくれたのかい?
キャストリア:藤丸が嘘ついてないのはわかりますので
正直、ちょっと面白そうなので

(アルトリア、妖精眼を持ってる?)

ダヴィンチ:ここで情報を集めて問題をクリアしていこう
最優先はマシュの捜索
その過程で妖精やブリテンの状態も知ることができる。

ダヴィンチは酒場の宿を徴収していた。
店主の妖精は宿の使い方を知らなかった。
それを教える見返りに部屋を3つもらった。
カルデアの拠点とするためだった。
オベロンはマシュの情報を探しに立ち去った。
アルトリア、藤丸は個室
ダヴィンチ、トリスタンは相部屋。
アルトリアは1人で泊まれると喜んで自室に入った。
藤丸達は自室で情報共有した。
ブリテンは他の異聞帯と異なり、人類の世界ではない。
ブリテン島と海しかない。
妖精國には発生の秘密がある。
ただし欧州の妖精伝承が形を変えて発生してる。
汎人類史との共通点もある。
街の名前や妖精の名前、女王の名前。
モルガンは2000年、妖精圏を支配してる。
魔術で氏族を従え、模倣文明を作った。
人間は出生数を管理されてる。
妖精には令呪が刻まれ、存在税=年に一度生命力を献上させられる。
モルガンが満足する魔力がなかった妖精は絶命する。
モルガンはモースを撃退してる。
妖精はモースと戦えない。
だからモルガンを恐れつつ、その支配に頼ってる。
ロンゴミニアドを放ったのはモルガン以外ありえない。
ベリルガットもモルガンに関与してる。
カルデアもまたモルガンを打倒しなきゃいけない。
モルガンは予言の子狩りを続けてる。
モースと予言の子を利用すれば、モルガンとの交渉も不可能じゃない。

話し終えてトリスタンは、
第6特異点で自分が何をしてたか知りたがってた。
その描写はなし。

第3節オーロラ

ソールズベリーで情報収集することになった。
女王のシンパも住んでいるので慎重にとダヴィンチは釘を刺した。
空が昨日と同じと藤丸は気付いた。
妖精國は青空にならない。

街では予言の子の話ばかりで藤丸たちはげんなりしてた。
誰も鉄のよろいを着た妖精=マシュを知らなかった。
ノリッジ=東の港町は災厄溜まりでもうお終いという話も。
戻ってきたオベロンはキャストリアが予言の子だと教えた。

ダヴィンチ:君の魔力量、平均以下だよね?!
キャストリア:そそそ、そうですよね、やっぱりそうですよね?!
わたしなんかが選定の杖を持っててごめんなさい
私が予言の子と決まったわけじゃないというか
女王と戦う意思とか気魄とか根性とかないし
氏族の妖精でもないし、魔力少ないから魔術でなんとか誤魔化すしかないし
鐘を鳴らせと言われても近づけないし
藤丸:アルトリアは自信がないの?
キャストリア:私が本当に予言の子なら、戦う手段はあると思います
前にソールズベリーに来たのも風の氏族の長に話をするため
でも誰も取り合ってくれなかったから
次はマンチェスターに行こうかなって
オベロン:その程度でいいなら今すぐ解決しよう

藤丸達はトネリコの大聖堂にいた。

コーラル:2000年前、モルガン女王陛下の戴冠式を行った場所
そこに従者であれ人間如き下等生物を入れるなど……
いかに御身がオーロラ様の寵愛を受けていようと許容できません
オベロンにはつけを払ってほしいと街中から抗議が届いてます
衛兵:オーロラ様はたいへん嬉しそうにすぐ通すように仰ってましたが……
コーラル:自分の立場をわきまえなさい
ここで兎にでも変えられたいのですか
衛兵:これも職務ですので……ご容赦を

サポートはNPCトリスタンにした。

オーロラの衛兵(剣)3体

スキル盛って、なぎこの宝具ぶっぱで1ターンで終わり。

コーラル:そちらの人間はただの消耗品ではないようですね
オーロラ様は珍しい物を愛します
それがオーロラ様の力にもなる
特別に謁見を許しましょう

オベロンは人払いを頼んだ。
オベロン:これは僕と君だけの秘密にしたい
そういうの嫌いじゃないだろ

オーロラ:コーラルを許してあげてね
誇り高い子だけど融通が利かなくてね
また厳しい態度を取ったのでしょう
初めましてオベロンのお客様
私は風の氏族の長オーロラ
ソールズベリーの領主でもあります
本日は何の訴えを?
藤丸:人探しで困っていて……
オーロラ:人間の方にきさくに話しかけてもらえたのは何年ぶりかしら!
あなたお名前は?自由市民かしら?
血統書はどんな?……あ
ごめんなさい、あなたの従者でしたわね
オベロン:オーロラ、弱ってる人間を見たら保護したがるくせは止めた方がいいよ
風の氏族で共存派は君だけだろ
氏族の中で風当たりが強くなるだろ?
オーロラ:その子の目が助けを求める子鹿のようで、つい、ね……?

オベロンはカルデア、汎人類史について既に話してたらしい。
オーロラの考えはカルデアと似てる。
モルガンの支配は終わるべきと思ってる。
藤丸がモルガンを倒したあと、ブリテンがどうなるかは妖精次第。

オーロラ:うしろのお嬢さんは難しい顔してるけど、
その娘はあなたの言葉を否定してない
私はソールズベリーでのあなたの行動を許します
それが妖精國に敵対するものとしても、です

オックスフォード、グロスター
ニューダーリントン、キャメロット
風の氏族が人探しに協力する。
ノリッジだけは連絡が取れない。

オベロン:カルデアについたと知られればモルガンは風の氏族を抹殺しかねない
だから協力は水面下で、お互い知らぬ存ぜぬで通そう
キャストリア:風の氏族の長でもモルガン陛下に勝てないんですか?
オーロラ:女王の指先で私達は全滅よ
エインセルの予言の子でもない限り倒せません
予言の子はまだ現われなくて……
私達を助けてほしいのだけど
オベロン:そんな君に紹介したい妖精がいてね!
キャストリア:ちょ……まってくださいオベロン、やめ……
オベロン:このアルトリアこそ、ティンタジェルから旅立った希望の星
選定の杖と共に生まれた予言の子なのさ
キャストリア:オーベーローン!

キャストリアはオベロンに体当たりした。

オベロン:まだ予言の子である自信がない
君からお墨付きをもらえないかな?
藤丸:予言の鐘を鳴らすとか?
オベロン:僕でもそこまでは考えてなかったのに、やるなあ
オーロラ:それは認められません
確かな実力と証がなければいけません
選定の杖の意味を知るエインセルは姿を隠し
鏡の氏族もひとりも現われない
私はあなたの王の資質を見定めましょう
アルトリア、藤丸、お二人には希望を示していただきます
100年に1度の厄災、モルガン陛下ですら解決できない呪い
数ヶ月前からノリッジに渦巻きだした厄災溜まり
これを祓えるならソールズベリーの鐘をお渡しします

ノリッジでは厄災=黒い煤が雨雲のように溜まっている。
キャストリアは雲を祓う魔術なんて知らない。
いまはノリッジは棚上。
マシュを捜索することになった。
オベロン曰わく2~3日で情報が入る。
蛾の使い魔が戻った。
北に予言の子が現われた。
本物はアルトリア。
でも妖精がどちらを信じるかが問題。
モルガンの注意は北に向く。
しばらくアルトリアと藤丸は安全。
その間、2人には成長してもらう。

ダヴィンチは使い魔をボーダーに送った。
返信は2日後。
ダヴィンチはアーサー王伝説を語った。
ブリテンは多くの王がいて争ってた。
しかし北方ピクト人との戦いでは協力してた。
1人の王、白い竜の化身ヴォーティガーンがブリテン統一の名乗りを上げた。
ヴォーティガーンはサクソン人を招いて島を混乱に陥れた。
城砦都市ロンディニウムは滅んだ。
ウーサー・ペンドラゴンは命を落とした。
ウーサー王の側近マーリンは選定の剣を抜いた者が新しい王になると予言した。
ウーサーの子アーサー・ペンドラゴンが、
その剣カリバーンを引き抜いた。
アーサー=アルトリアはサクソンとの12回の戦いにことごとく勝った。
モルガンの策略でカリバーンを失うが、
妖精から星の内海で鍛えた聖剣エクスカリバーを与えられた。
廃墟ロンディニウムでヴォーティガーンに勝ち、
白亜の城キャメロットを築いた。
島中から諸侯が集まり、円卓の騎士が結成された。
ギネヴィアとランスロットの不貞が発覚し、
円卓の騎士は大きく衰退した。
ローマ遠征でアーサー王がいない隙に、モードレッドが叛逆。
カムランの丘の戦いが始まった。
この戦いでアーサーは死んで、聖剣は妖精に返還された。
アーサーの遺体は世界の果ての楽園アヴァロンに旅立った。
いつか蘇る未来の王として。

一方、異聞帯のアルトリアは選定の杖を持ち、
予言の子としてブリテンを旅していた。
つまり異聞帯のアーサー王=アルトリア。

トリスタン:ブリテンの救世主なら過去に現われているのでは?
ダヴィンチ:なぜ今なのかはわからない
ただ、予言の子は救世主トネリコの生まれ変わり。
再びブリテンを救うため、遣わされたと妖精は話していた。
北欧神話のトネリコの樹と同じ
モルガンがブリテンを支配し、女王歴となった
これは汎人類史の西暦と一致する。
女王歴の前、妖精歴の時代には厄災からブリテンを救った妖精=トネリコがいた。
不死身のエクター、排熱大公ライネック
賢人グリム、はじまりの騎士トトロット
救世主とは妖精國の抑止力かもしれない
であればアルトリアが生まれたことにも説明がつく
以上から、アルトリアとの協力を続行。
モルガンとの対決にはアルトリアがプラスになる
もう1つはカルデアの目的を秘匿する。
異聞帯を消滅させた件は秘した方がお互いのため
異聞帯の実態が明らかになるまでは
ブリテンの消滅を止めるだけ。

次のサポートはNPCダヴィンチにした。

キャストリアがパン食べてた。
汎人類史と比べても最高品質の小麦から作っていた。
店主マイクはパンの作り方をダヴィンチから聞いて喜んでた。
人間の文化を模倣してるだけの妖精と
その過程にも興味を持つ妖精がいる。
なんでもできるので妖精は技術を知る必要がない。
店主もただの模倣派だった。
ダヴィンチから教わって凝り性になった。
マイク:オーロラ様は正しかった
俺達が楽しく生きるには人間が必要。
ただ生きているだけなんて、もう絶対に耐えられない
そうだオベロンから伝言がある
「ソールズベリーの畑においで」

ウィートハンター(術)3体

モース(狂)

モースは妖精特攻。
通常攻撃で呪い3ターンを付与する。

畑の妖精:害鳥はああやって追い払うのですね
どうすればいいか途方に暮れていたのです
トリスタン:これからはあなたに似た像を置いて牽制するといいでしょう
鳥たちは監視されてると誤認し、あなたの像に攻撃する
その時間稼ぎが何かの足しになるかも知れません
畑の妖精:……もしや天才ですか?
トリスタン:否定はしません
キャストリア:トリスタンさんは基本、ああいった感じなんですか?
ダヴィンチ:浮世離れしてる騎士だから……
それよりソールズベリーの畑はどうだった?
藤丸:どう見ても本物だった
ダヴィンチ:南部では農業は不人気だった
オーロラの指示で本格的に始まった
畑の妖精:モースが出ると放棄せざるを得なかったんです
北部ではあまりモースが出ないらしく、
畑を自由に作れるそうですが、
南部は頻繁にモースが出るので、
郊外に出られるのは力ある妖精だけ。
私のように異界常識を持たない妖精は
モースに触る事すらできないので……
それに畑を作っても100年毎に作り直し
アルトリア:厄災ですね
畑の妖精:厄災で助かるのはキャメロットに棲むのを許された妖精だけ
私達はみな苦しんで消えるのです
ノリッジに厄災が来れば次はソールズベリー

オーロラはかつて入城を許されていた
しかし他の妖精に許可が下りなくて
ソールズベリーの民を受け入れていただけないなら、
キャメロットに入りませんとオーロラは返答。
モルガンは怒ってオーロラの入城を禁じた。

キャストリア:女王に抗議したいなら、反女王運動に参加しては?
畑の妖精:厄災は恐ろしいけど、女王の軍隊はもっと恐ろしい
妖精騎士トリスタン、ガウェイン、ランスロット
あの3騎がいる限りは女王陛下に逆らえないのです

……と聞いて藤丸達は驚いた。

妖精騎士はモルガンが異世界の騎士を着名=ギフトさせた妖精
モースに触れても汚れない
円卓の騎士とも呼ばれている

藤丸:モルガン、アーサー王が好きなのでは?
トリスタン:当てこすりでしょう
妖妃モルガンは嫌がらせが得意でしたので
アルトリア:円卓という言葉に思い入れでも?
テーブルですよね、円卓って
ダヴィンチ:私達の世界でもモルガンは存在したんだ
モルガンを制してブリテンを統一した王がいる
それがアルトリアペンドラゴン。
キャストリア:ほほう、私と同じ名前
ダヴィンチ:たぶん同一存在だよ
私達の世界では君がブリテンの統治者
選定の剣に選ばれた理想の王
諸侯で最も優れた騎士達が円卓の騎士
モルガンの下に円卓の騎士がいるのは
正義のヒーローが悪の総統に従っているという状況になる
?……聴いてるかい?アルトリア?

キャストリアは衝撃でフリーズしていた。

キャストリア:……そっかあ、わたしやっぱり予言の子だったかあ……
選定の杖と一緒に生まれてきたと、おじいさん言ってたし
ちょっとだけ自信がついたぞー!
あのトリスタンと同じだなんて、
よっぽど血が好きなのかなと思ったけど
トリスタンさんも円卓の騎士だったんですね!
トリスタン:血が好きとはどういうことでしょう?
まさか妖精國のトリスタンは……
アルトリア:妖精円卓でもっとも残忍、残酷、短気、見境のない妖精と言われています
ついた渾名が妖精殺し、血の踵のトリスタン
でもトリスタンさんは真逆です
藤松と共に戦うあなたは嵐の中の花のよう
どんな状況でも凜とした姿で最善を尽くす
妖精國ではそのような方は少ないのです
トリスタン:……ええそうですね
そのように振る舞いましょう
キャストリア:(ん?妖精騎士トリスタンは100何前に任命された
汎人類史のトリスタンさんよりも後
妖精騎士はその模倣ってことは
女王陛下はずっと前から汎人類史を知ってたってことだよね)

ダヴィンチ:思いがけずアーサー王の話をしちゃったけど
あれくらいなら構わないだろう
妖精騎士の確認もできた
前知識なしで妖精騎士と会ってたら、
ショック死だってあったかも!
藤丸:ところでトリスタンは?

キャストリア:アーサー王はブリテンを守り、人の世界を定着させた
その後、ブリテンから妖精や秘蹟は薄まってしまった
結果的にブリテンの文化を守り、後の世代までつなげた
アーサー王はブリテンの未来の為に戦ったからこそ王になった
そんなアーサー王だから円卓の騎士は争いを止めて同じ席に座ったのですね
トリスタン:はい、私達はみな、彼の王に希望を見た
あの小さな体で何倍も強大な敵と戦い、
傷付く事を厭わなかった
とはいえ、王も初めから万全ではなかった
選定の剣を抜いて数年はマーリンとケイ卿と修行に明け暮れたのだとか
ですから今は焦らずともよいと思います
アルトリア、貴方の目は彼の王と同じもの
どうか自信をお持ちください
あなたならできると申しましょう

次のサポートもNPCダヴィンチにした。

藤丸達が宿に帰還した。
大通りの日照権で揉めてた風と土の氏族の仲裁
風の氏族の長に届いた大量の花束の安全確認
30年出会いがない私もラブラブしたいと暴れ出した風の氏族鎮圧をしたらしい。
部屋にコーラルが待っていた。

コーラル:農場の件は評価しています
風の氏族として感謝を
情報が届きました
ブリテン南部で捕まった人間はみな、西の牧場に収容されます
3日前新しく人間が収容されました
あなたの探している人間かも知れません
救出に行くなら案内役を用意しましょう
牧場は女王の管理下にあるもの
警備は厳重ですので、そのつもりで

ダヴィンチ:アルトリアはどうする?
今回は私達の事情だから……
キャストリア:もちろんわたしもお手伝いします
マシュさんの名前を遣った縁もあります
ご本人にも会ってみたいんです
何より自信がつきましたので
侵入、鍵開け、睡眠薬
一通りはマーリン魔術でこなせます
藤丸:マーリン魔術について詳しく
(描写なし)

案内役とは人間の衛士だった。
人間はモースに近寄っても害はない
妖精にとって人間は使い捨て感覚
でもオーロラは人間に権利を与えてる
大聖堂にも人間の衛士がいた。

藤丸:もしかして調子悪い?
キャストリア:あんな大勢の人間と行動するの、はじめてだから……
藤丸は平気なのに、おっかしいなあ!
兵士:おまえたちがコーラルの言ってたよそ者だな?
なんだってこんな時期に面倒ごとを……
牧場まで案内する
2時間は歩くぞ
妙な格好しやがって
オーロラ様は珍しいものに弱いからなあ……

西の牧場は街だった。
兵士もかつてはここで暮らしていた。
曰わく、はぐれ人間に居場所を与えたのがオーロラだった。
兵士にも反女王の意思はある。
予言の子に頼る反乱軍とは違う。
東の廃墟にブリテン解放を掲げる連中がいる。
よりにもよって円卓を名乗ってる。
円卓を束ねているのはキャメロット御前試合でランスロット相手に生き残った男
モルガンでさえ人間ながら妖精騎士に匹敵と褒美を取らせた
名はパーシヴァル
キャメロット入りを命じられたが、
逆らって反乱軍を組織した変わり者

兵士達はこれ以上はオーロラ様に迷惑と立ち去った。
捕まってもソールズベリーの名は出すなと釘を刺してた。

キャストリア:内部構造解析を済ませました
大きな工場が6棟、小さな工場が30棟ほど
大きな工場は熱源がなく今は停止中のようです
小さな工場には熱源があり、60人くらいの人間が収容されています

藤丸はマシュとのつながりがわからなかった。

ダヴィンチ:混線してわからないというところかな?
私も同じ感覚を味わってる
妖精國は契約が多すぎる
妖精が人間を所有するのにサバ契約に近い縁を結んでいるのかもだ

藤丸達は外壁を登って侵入した。
アルトリアがいう小さな工場とは住居のことだった。
人間は創造性を維持したまま出荷される。
今は出産期じゃないから大きな工場にはなにもない。
監視用使い魔が突然現われた。
灯りの火に擬態していた。

ウォル・オー・ウィスプ(術)99体

3ターン経過で終わり?

次のサポートもNPCダヴィンチにした。

ダヴィンチ:倒しても倒してもキリがない
使い魔の元になってる妖精がいるはずだ!
藤丸:あそこの物陰に何かいる!
トリスタン:我が幻奏に遮蔽物など盾にもならず、
胴を4つに切断死ましたがいかが?
甲冑を着た妖精:何者だ……
人間でも妖精でもない、モースでも反乱軍でもない
もしや予言の子か?
それはいい!私にも運が向いてきた
我が名は騎士グラント
モルガン陛下の甲冑、一度や二度の刃で壊れると思うなよ
キャストリア:気をつけて、あいつが噂の妖精騎士だ!

ウォル・オー・ウィスプ(術)3体

騎士グラント(術)

グラントの紫ゲージブレイクでガッツ2回がかかる。
全体NP減少をかける。

キャストリア:やりました、妖精騎士を倒しました
トリスタン:今のはおそらく、ただの騎士です
グラントは円卓の騎士の名ではありません
それにあちらを
ダヴィンチ:さっきと同じ魔力量の騎士が3騎残ってる~
一旦逃げよう藤丸

武装した兵士の襲撃が始まった。

モルガン兵:城門から援軍だと?
予言の子は陽動か……!
やつらはロンディニウムの反乱軍だ!
モースの毒鉄で武装してる
トリスタン:個々の能力では劣っているものの、
数では圧倒的に勝っています
あれは時間の問題ですね
3騎の妖精は倒される運命かと
ダヴィンチ:反乱軍が我々に友好的とは限らない
今の内にマシュを探そう

キャストリア:さっすが女王直下の施設といいますか
魔力錠も超一流で……ちっくしょう……
トリスタン:ひとつ開けている間に、円卓軍が他の29棟開放してしまいましたね
キャストリア:残り1棟も円卓軍が開けてくれたんですけど……ははは……
ダヴィンチ:少なくともマシュはいなかった
藤丸:マシュならきっと無事だよ

解放された人間達は喜んでいた。

男性:人間の軍隊が女王の兵を打ち倒した!
円卓軍の噂は本当だったんだ
子ども:外に出ていいの?
でも大人になるまで勉強しろって騎士さまが。
少女:2年ぶりの外だわ、早くグロスターに戻らないと
大切な人を残しているの
あの子、私なしでやっていけてるかしら

トリスタン:殺戮集団でなく軍隊として規律が行き届いている
私は嬉しい……
彼と同じ名を持つ者なら、それも納得です
円卓軍:まさか先客がいたとは
しかもたった4人で女王の騎士を倒してくれた
2割の犠牲を覚悟していたが、こちらの被害は数えるほどだ
シェフィールドで一波乱合ったとは聴いているが
キャストリア:あの、あなたたちは本当に……?
円卓軍:?……ああそうか、妖精を人というのは我々だけだった
それで君達を4人と言ったんだが、失礼だったかな
我々はロンディニウムまで人々を護衛する
君達もどうかな?
優れた戦士は歓迎だからね
藤丸:他にやる事があるので
円卓軍:はっきり断られたならしょうがない
探し人と無事再会できるよう祈っています

いきなり炎が上がった。
円卓軍が焼かれた。
生き残りは数人のみ。

ガウェイン:ここが平原であれば貴様らなど一呑みだったが
この牧場はモルガン陛下の財産である
焼け野原にはできない
残りは角で潰す
円卓軍:妖精騎士ガウェインがなぜ?!

円卓軍の生き残りは瞬殺された。

ガウェイン:女王陛下から聞いている
おまえが汎人類史のマスターか
霊長を傲る下等生物どもが
よくも妖精國ブリテンに足を踏み入れた
賓は歓迎するのがお前達の世界の礼節なのだろう?
望み通り存分に歓迎してくれる

サポートはNPCトリスタンにした。

妖精騎士ガウェイン(剣)

全耐性がある。
相性をバーサーかーにする。
敵を倒すと攻撃力アップ。
毎ターン終了時にタゲ集中付与。
Busterアップ2ターンを使う。
通常攻撃でHP回復&敵強化1つ解除&解除時に防御ダウン2ターンを使う。

7ターン耐えると終わり?

ダヴィンチ:あの妖精騎士、令呪を食べるのか?!
ガウェイン:なんだその顔は、嫌悪か?
キャストリア:よかった、それくらいはわかるようになったんだ
久しぶり、会いたくはなかったけど
ガウェイン:知らんな
どこぞで踏みつけた雑草か?
もう少し育ってから口を利け
首が疲れる
その体では一生無縁の苦労だろうが

トリスタンは妖弦でガウェインを拘束した。

トリスタン:ここは私が食い止めます
ダヴィンチ:……ああいいとも
責任持って逃げ延びるさ
藤丸ちゃんは私のアームで運ぶ
立ってアルトリア、君までは運べない
トリスタン:私の事は気になさらずに
ここが私の死地のようなので
キャストリア:何で……?
死地とか簡単に……
そんな体で何が……!
トリスタン:ガウェイン卿の相手であれば、それなりに慣れています
切札も考案済みです
うまくいけば追いつけるでしょう
……お早く、我が王
あなたの旅は始まってすらいないのですから
ダヴィンチ:準備はできた、ついてきて!
できてないなら置いていく!

ガウェイン:貴様は捨て石になったのだな?
トリスタン:わかりきったことを口にするとは
確かにあなたはガウェイン卿です
心も体も岩の如く堅いようで
ガウェイン:サーヴァントとはそういうものか?
マスターのため、自ら命を捨てる木偶人形
死を恐れぬ、もとより生を知らぬと
トリスタン:サーヴァントであれ死は忌避すべきもの
英霊はこの召喚がどれほどの奇跡が知っています
この機会が一度きりと
死後の夢は本来は与えられないと
我々は死の感覚を知っています
一度味わったから耐えられるのではない
何度も自らの死の痛みに苦しむなど
何度も余人に死の悼みを押しつけるなど
私には耐えられない
正直に言うと見逃して欲しい
ガウェイン:それは貴公の自由だ
私が殺すのはマスターのみ
トリスタン:その上で私はあなたを止めるのです
かつて弱きに走った私と戦っておきながら
なお私を騎士と信頼した者の為に

いつの間にかガウェインの体中に妖弦が絡んでいた。
妖弦は周囲の建物とつながっていた。

トリスタン:右の五指、千切れ失いましたが
まだこの口が残っている
我が渾身の空気撃ち、受けていただく

トリスタンは宝具を放った。
ガウェインは宝具で相殺して耐えた。
牧場は余波で燃えた。
トリスタンは消滅した。
ガウェインは兵士に追跡を命じた。

ガウェイン:名を聞くべきだったな
ただ倒すには惜しい人間だった
……待て、今の鳴き声は何だ?

オベロン:よーし間に合った!
馬車は知ってる?
乗って乗って、詳しい話は後にしよう
キャストリア:馬車って、あの馬車?!
氏族の長にしか許されてないっていう
赤兎馬:動物の酷使はブリテンでは禁じられています
しかし自発的に労働力になる妖精もいる
私は妖精馬レッドラ・ビット
馬車文化に心奪われた牙の氏族
オーロラ様に仕える身ですが
今回は特別にオベロン様にぶるるん

ガウェイン:あの馬車の持ち主はわかるか?
兵士:不明です、馬車作りに関わった妖精曰わく、
見た事ないデザインだ、どこぞの氏族が無許可で作ったものだろうとのことです
ガウェイン:キャメロットに帰還するぞ
次に相対すれば確実に潰す
私の番が回るかは疑問だが
他に適任がいるからな
兵士:麗しのランスロット!
ブリテンでもっとも強き妖精騎士!
兵士:(おまえ死にたいのか?!
ガウェイン様の前でランスロット様の話を……)
兵士:お、お許しをガウェイン様
ガウェイン:もっとも強いという評価は正しい
だが次は間違えるな
妖精騎士の中で、ではない
妖精國でもっとも強い生物だ

ガウェインは人間を別の生き物へ変えた。

ガウェイン:一度でも逃げだそうと考えた人間には奴隷の価値すらない
貴様らにはその姿が相応しい
もう一度奴隷になれるよう調教してやろう

断章2

ロブ:荷車が重い、その武器捨てようぜ!
ワグ:アニスがまた泣きそうになるぞ
武器も運んで貰えて嬉しいと感謝してくれたじゃないか
ウィンキー:アニスにアクシュされて舞い上がっていたのはワグだもんな

途中の牧場に売る案はウッドワス=牙の氏族長が嫌いなワグが反対した。
翅の氏族長愛するムリアンが支配する上級都市グロスター。
金さえあれば何でも手に入る。

ウィンキー:おれは好きじゃないがね
ワグ:なら何でこっちの国道にしたんだ?
ノリッジに行ってもよかったじゃないか
ロブ:この時期は東の国道は使えねえぞ
雨期の後だからドラケイの縄張りが広くなる
いやだいやだ、見栄っ張りのムリアンに頭を下げなくちゃいけないとはな
アニス:お二人はムリアンさんがお好きなんですね
ロブ:なんでだよ?!いやだって言っただろ?
アニス:だってとても優しい顔をされていたので
ウィンキー:ごほっ、ごほっ……
ワグ:ウィンキーの奴、面食らって咳き込んでるぜ
ホントのこと言われて照れてるのかよー
ウィンキー:そうじゃない黙ってろ
それよりキャメロットの騒ぎ聴いたか
10日くらい前、モルガン様の首を狙って賊が入った
ロブ:ガウェイン様もトリスタン様も止められなかったって話だ
でもランスロット様にやられちまったんだろ
空中戦の末に大穴に落とされたっていうぜ
アニス:今の名前を聞いたら胸が熱くなって……
ロブ:(そうか、妖精騎士と知り合いかもしれないんだよなこいつ)
ワグ:今のは円卓の妖精騎士さまだぜ
この3騎がモース退治をしてくれるから、のんびり行商ができる
まあトリスタン様は守ってくれないけどな
むしろモースよりも怖いけどな
ニューダーリントンには近づきたくないよな

そのときブラックドッグが襲ってきた。
マシュは盾を構えて撃退した。

ロブ:待ておかしいだろあの強さ
もしかして予言の子じゃないのか?
妖精騎士にも負けてない
これが特別じゃなくてなんなのか
ワグ:そうだアニスは予言の子だ
だって俺達を助けてくれた
ブリテンを救う予言の子
女王を倒す予言の子
全ての妖精を救う予言の子

ひとりは打算、ひとりは本心から熱心に鏡の氏族の予言を語った。
マシュは2人が嬉しそうだったので、疑わずに信じてしまった。

ウィンキー:ばかだな、もし世間までアニスを予言の事信じたら、
俺達より強欲なやつらにあっという間に横取りされちまう

第4節グロスター(I)

サポートはNPCキャストリアにした。

オベロン:北のグロスターで鉄で武装した妖精がオークションにかけられる
ダヴィンチ:今度こそマシュだ!
オベロン:このままでグロスターに直行でいいんだろ?
レッドラ・ビット:その前にひとつよろしいでしょうかブルルン
私は私が主と認めた者にのみ背中を預けます
キャストリア:ニンジンですか?
レッドラ・ビット:バトルです!

妖精馬レッドラ・ビット(馬)
レドッラ・ミット(弓)
レッドラ・ゲット(槍)

自身に回避1ターンを使う。
紫ゲージブレイクでレッドラ・ミット(海魔)とレッドラ・ゲット(槍)を召喚する
通常攻撃で混乱1ターン付与を使う。
自身に攻撃アップ4ターン3回&クリ威力アップ4ターン3回を使う。

オベロン:こんな妖精馬しかいないとか、オーロラ人望ないんじゃない?
藤丸:人望が強すぎだから……たぶん……

(人外にも好かれる人望は藤丸も同じでしょw)

ダヴィンチ:ところでオベロン、その服装は?
前のマント好きだったんだけどな
オベロン:情報収集にはこっちなんだ
地味な出で立ちで目立たないようにしてるのさ

FGO第2部第6章オベロンの地味マント

キャストリア:さすがオベロン、その衣装でも地味という認識なんですね
オベロン:アルトリアは服飾に興味ある?
ダヴィンチみたいな服が好みとか?
キャストリア:わたしなんかがダヴィンチちゃんのマネしたら
それこそ笑いものなのでぇ……
オベロン:まあそうだね、君には早いよね
キャストリア:くわぁ!
オベロン:アルトリアいじりはこのあたりにしておいて、
僕がいない間に妖精國の現状をどこまで聴いたか教えてくれないか

藤丸たちは厄災、モース、人間の模倣社会、
ソールズベリーの反乱軍、
ロンディニウムの円卓軍
3騎の妖精騎士を話した。

オベロン:僕から言えるのは1つだけだ
女王モルガンの目的
地球全土の妖精郷化だ
地球をブリテン島だけの惑星にする
モルガンはそのためだけに妖精達を苦しめている
妖精のためにも人類の為にもモルガンを倒さなくてはいけない

モルガンの謁見の間に妖精の氏族長が集まっていた。

モルガン:私はお前達を許さぬ、お前達を救わぬ
我が庇護なくて妖精國の明日はないと知れ
氏族長の発言を許す
意見を交えるがよい
スプリガン:ノリッジの厄災溜まりは、
およそ10日後に臨界を迎えるとのこと
ノリッジに財産を残している諸侯はおりますか?
いらっしゃるなら私めにご相談を
鐘撞き堂は不滅の金庫城
モース除けの鉄の壁でできていますので
ウッドワス:この期に及んで金の話か
自分の街が消え去っても平気と見える
陛下、どうか軍備の増強をお考えください
人間の出荷数を増やし、兵舎にあてがわれますようお願い申し上げる
スプリガン:妖精國の剣と呼ばれたウッドワス殿も、
寄る年波には勝てないようですな
ウッドワス:だまれ青二才
殿下の御前でなければ首ごと噛み千切っている!
オーロラ:いけないわウッドワス
あなたはいまや妖精達の尊敬の的
オックスフォードの領主にして
一大レストランのオーナーなのですから、紳士的にね?
ウッドワス:う、うむ、わかっている、オーロラ
ムリアン:くだらない、いつものじゃれ合いなら
私は退出してよいですか?
厄災溜まりもモース対策もグロスターには関係ないことです
スプリガン、ペペロン伯爵によろしく
書記官イットリー:ノクナレア様、欠席につき発言はありません
エインセル様、欠席につき発言はありません
モルガン陛下の特別な計らいにより
ニューダーリントン妖精騎士……

イットリーはいきなり切断された。

トリスタン:書記官ごときが私の名を口にするつもりだったわけ?
お母様、書記官に仕切らせる決まり、いつになったら止めるの?
壁に手足を縫い付けた人間とか、ギロチンにかけた人間とか使ってよ
……あ?何黙ってんだよ?
騒ぎ立てるのが仕事だろてめえら

宮司たちはトリスタンを讃えた。

トリスタン:やればできるじゃないの
でもちょっとひねりが足りなかったかな?
悲愴さが足りないのよ

宮司たちは足を切られた。

トリスタン:窓開けて大穴に飛び降りろ
玉座を汚してんじゃねえぞ

(トリスタンは見えない糸で操った?)

宮司たち:誰か助けて、あの小娘を止めてくれ
トリスタン:これくらい騒がしい方が愉しいでしょう?
ウッドワス:今のはキャメロットの法務大臣ではないか!
気狂いめ、トリスタン
貴様なぞ娘として迎えられただけの下級……
モルガン:よい、黙っていろウッドワス
家庭の事情というやつだ
ガウェイン:トリスタンの遊びにつきあってどうする
牙の氏族長だろう、短気で我らの評判を落とすな
トリスタン:お堅いガウェイン様の登場かよ
命拾ったわね古参兵
アンタの足首は次の機会にもらってやるよ

ガウェインは南部牧場の件を報告した。

モルガン:シェフィールドの功績を以て、南部牧場の失態を許す
あの牧場はどのみち取り壊す予定だった
他に言うべき事はないか?
ガウェイン:逃がした3名のうちひとりは人間
……汎人類史のマスターでございます
人間に同伴していた妖精は、外見は人間の16歳、
魔術を使う妖精でございます
ウッドワス:まさか予言の子と言うつもりか
エインセルの妄言だ
ブリテンの真の王はモルガン陛下をおいて他にない!
スプリガン:予言の子といえばティンタジェルの事件です
あの村を焼き討ちしたのはウッドワス殿
肝心の予言の子は逃がしましたが
牙の氏族の包囲を突破したのは16歳ほどの金髪の少女だった
嵐の如き戦いぶりに兵士達は、
魔術を使う少女、女王の再来、モルガン陛下の娘とも噂した

トリスタンはスプリガンを攻撃したが躱された。

トリスタン:躱してんじゃねえよキャップレス
お母様の娘は私だけ
クソな噂はここだけにしておきな
スプリガン:あくまで牙の氏族の噂です
ですが増えるモース、ノリッジの災害予兆、
北のノクナレア、南のロンディニウム、
シェフィールドの反乱、ベリルガット様がいう外の世界の侵入者
エインセルの予言に状況が揃いすぎている
政を知らぬ下級妖精は信じるでしょう
ここは一致団結してノリッジの厄災溜まりを解決するというのは?
オーロラ:厄災溜まりは見過ごせません
モルガン陛下の軍をノリッジに派兵してはいただけませんか?
シェフィールドのボガード様も直訴なされていたのでは?
ウッドワス:出兵なされば厄災は取り除ける
しかしキャメロットが陥落する危険があるのだ
北のノクナレアが狙っている
城を手薄にはできん
ムリアン:春の戦争と夏の戦争の再来ですね
スプリガン:妖精歴の北と南の妖精の戦争ですな?
北部妖精は何千年も前からブリテンの支配権を訴えておりました
懲りずにまた玉座を狙うとは……
ノリッジ領主としては慙愧に堪えませんが
町の住人達はこのまま死んで……
モルガン:ノリッジには水鏡を使ってやる
厄災ごとノリッジは消し飛ぶが、鐘撞き堂は残ろう
後の再建はお前の仕事だスプリガン
先代領主からノリッジを奪った手腕、もう一度見せるがよい
西の宝物庫に死蔵した漂流物、3割をくれてやる
汎人類史から流れてきた異物であるが、何よりの見返りだろう?
スプリガン:素晴らしい、感謝いたします陛下!
オーロラ:その方法ではノリッジの住民は助かりません……
今からでも避難させてあげられないのですか?
スプリガン:避難勧告は出していますとも、
しかし誰も町から離れようとしないのです
土地や仕事への愛着、
危機感の欠如、予言の子への期待
土の氏族は頑固でいけません
避難させるとしてどこへ?
ソールズベリーですか?
土と風の仲の悪さはご存じの通り
ノリッジの犠牲はやむなしということで……
ベリル:それは俺んとこが受け入れようじゃないか
そうだろレディスピネル?
ニューダーリントンはそういう街だ
トリスタン:ええそうねレッドベリル!
こんなつまらない話、聞いてたの?
ベリル:普段はいがみあってるみなさんが、
首を並べてブリテンの未来を憂いている
こんな見応えのある番組はないさ
スプリガン:私、気が変わりました
オーロラ様、ソールズベリーへの難民受け入れについて詳しい打ち合わせを
国立殺戮劇場に送るよりはマシです
ウッドワス:オックスフォードも受け入れよう
土の氏族の鍛冶は勘に障るが、死なせるのは道義に悖る
ムリアン:グロスターの中立主義は変わりません
氏族のしがらみから抜け出したい妖精はいつでも受け入れます
ベリル:いきなり仲良しかよ、
そんなに嫌われているのかい、おれは?
モルガン陛下に初めてできた恋人、
未来のブリテンの王様だというのに
トリスタン:そうねベリル、早くお母様とケコンして、ケッコン!
ブリテンで一番偉い妖精が、人間と結ばれるなんてメチャクチャで最高!
で、そのあとは私とケッコンするのよね?
ベリル:もちろんさレディスピネル、だがちょっと時間を置いた方がいい
どんなにお熱をあげても他人の手に渡るとどうでもよくなる
なんてこと、色恋沙汰ではザラだからな
ケッコンの判断は慎重にな
運命の相手ってのは案外近くにいるもんだぜ?
トリスタン:そんな心配はいらねーぜ!
私あなたに夢中だもの
モルガン:公言通り私の方針は変わらない
女王歴2017年の終わりに我が妖精國はこの惑星の支配者となる
ブリテンを囲っている光の壁を消し、
邪悪な世界を上書きする
その時こそ厄災から逃れ新しい時代を迎えるだろう
貴様達はその礎として死ね
ノリッジの厄災溜まりは現状のまま
避難勧告も必要ない
予言の子は私の玉座を脅かす存在
ベリルの言う汎人類史の侵入者は殺さず捕獲せよ
確かめたい事がある
為し得た氏族には500エーカーの領土を与える
妖精騎士には次の任務を与える
予言の子の捜索は無用だ

モルガンは退室した。

ガウェイン:モルガン様がお前に厳しかったのは、氏族の前だから
そもそもベリルへの態度が問題だ
女王陛下の娘が陛下の愛人と親密になってどうする
女王陛下の立場を考えろ
自分の風聞、騎士としての道徳もな
トリスタン:とっかえひっかえ恋人を食い殺しているあんたが、私の風聞を気にするとか笑える
今年は何人恋人を作ったの?
落とした直後にまるかじりとか、恋って言うより食欲だろうけど
なーんてウソウソ
あんたの愛が本当だってこと、ちゃんと気付いてる
だって不器用だものねガウェイン
二股とか絶対にできないでしょ
愛多いガウェイン、大食らいのガウェイン
世間はまるでわかってない
あなたは本当に好きになった相手とだけ恋人になるっていうのにね

会合は終わった。

トリスタン:イラつく会合だった
お母様とは時間が取れなかったし
ウッドワスの臭いも最悪、
獣の臭いと香水の匂いが混ざってる
スプリガンの作り笑いは吐き気がする
ムリアンのいい子ちゃんぶりも白々しい
最悪なのはオーロラ
理由さえあればズタズタに引き裂いてやるのに
反女王派になればソールズベリーごとぶっ潰すのに……
って聞いてるベリル?!
あれいない?さっきまで鏡の前にいたのに
そっか劇場の方にいるのか
今日はあそこで捕まえた人間のショウだものね
奴隷剣士ってやつ?
チャンピオンになれば自由になれるとか
そんなわけあるかっつーの!
お母様はああ言ったけど、我慢できない
なにが予言の子よ
ぶっ殺すしかないだろ、そんなゴミ!
こういうときはショッピングだ
グロスターのノッカーカンパニー撤退
スプリガンの店、潰れるんだ
店は好きだったのにな
その次は伯爵の店!
さっすがムリアン、いま面白いものがわかってる!
オークションも準備中だし、この私が忘れられないオークションにしてあげる

オベロン:グロスターは戦闘行為は御法度
ムリアンいわく独立自治区
モルガン陛下の妖精國とは外交してるだけ
モルガンはグロスターに手を出せない
ダヴィンチ:このあたりは魔力を使うものが働かない
オベロン:妖精には種類がある
神の格から落ちた者
人間や動物の怨念、魂の削りかすが集まった物
行き場のない想念が人間の噂話を殻にして新生した物
これらは純正じゃない
純正の妖精とは星の内海に発生する
これを大父、大母と呼ぶ
これが地表に出たものを亜鈴と言う
アーサー王に聖剣を与えたのは大母
汎人類史のモルガンも大母の権能を受け継いでいる
彼女の父はウーサーだから妖精と人間のハイブリッドかな
アーサー王は人間と竜のハイブリッド
この2人は守る物が人間か神秘かで違う
アーサー王はブリテン島を選び、
モルガンは神秘に生きるブリテン島を選んだ。
どちらが正しかったかは汎人類史が証明してる
神秘のままだったらブリテンは人類史から退場していただろう
亜鈴は大母が自分の意思を持ったもの
妖精の本質で世界を変えてしまう特性がある
これが妖精領域、妖精達の大神秘
亜鈴はいるだけで端末=子孫を増やす
森の仔とか石の仔と言われ、妖精國の大部分
中には亜鈴の力を強く継ぐものがいる
ムリアンはそのひとり
ムリアンの精神性は強さの否定
ダヴィンチ:もしかしてあべこべ?
オベロン:そういう流行もあった
いまのグロスターには鍛え上げた強さが持ち込めない
モルガンでさえ生まれたままの強さに戻る
藤丸:つまりみんなレベル1になる街……
オベロン:ルールを作る者は抜け道を作るものだ
ムリアンだけはルールに縛られてないだろう
あの街では誰もムリアンに逆らえない
ダヴィンチ:亜鈴とは私達が言う精霊、真祖に近いだろうね
亜鈴の力を継ぐ妖精は他にもいるのかな?
キャストリア:そういうった力を持つ妖精は、
氏族の輪から外れてしまうんです
同じ氏族に追われたり、自分のルールを扱えずに自滅したり……
オベロン:6つの氏族で妖精領域を他人に矯正できるのは、ムリアンとノクナレアだけ
それ以外は自滅して亡霊となっている
こっちは妖精亡主と呼ばれて妖精騎士より恐ろしい
レッドラ・ビット:私は牙の氏族でグロスターには入りづらく……
このあたりで野宿しますので、お帰りの際はお呼びください

藤丸:ここがグロスターの街、いろいろ変だ
キャストリア:遠くの物が大きく見えたり
近くの物が小さく見えたり
ピンク色の雨が降ったり
たくさんの虹がかかったり
男が女になり、女が男になったり
めまぐるしく流行が変わるのです
前はプリンセスコンテストで零点取って……
虫系マフラーの女の子に服を脱がされて……
着てる服がダサイって……
今頃何してるかな……
通りすがりの妖精:いまの流行は他人が羨む持ち物だ
従者の人間を着飾るとか、私もまねしよっと。
藤丸:(アルトリアがまたあの顔をしてる……)

通りすがりの妖精はオークションについて教えた。
鉄武器を持った妖精が出される
異世界から来た妖精で女王に逆らう悪い子
今回は招待状が必要なので諦めてる。

キャストリア:招待状は上級妖精のみ贈られます
会場に忍び込むしかないかと
潜入なら私の魔術の独壇場なので!
藤丸:(なんだろうこの既視感……)

飼育用ネズミが逃げ出していた。
捕まえたらお礼をすると叫んでた。

藤丸:(これはわらしべ長者的な……)
キャストリア:あー、そっかまだ慣れてないんだね
きっと後悔すると思いますけど、授業料ということで

サポートはフレンドのコヤンスカヤにした。

飼育用のネズミ(馬)ドラゴン6体

開幕で毎ターン確率でスキル封印3ターンがかかる。

鬼一&コヤンの宝具ぶっぱで2ターンで終了。

キャストリア:大きな物が小さく見える
そういうことがあるのがグロスターです
感謝する妖精:ありがとう、感謝の割引券
こっちはネズミたちで一儲けさ
キャストリア:これS&Cのだ
知りませんかスプリガン&キャップレス
100年前にできた妖精國初のデパート
おじいさんに聞いた事ある!

S&Cは閉店してた。

藤丸:さっきの妖精……
キャストリア:新しい店「伯爵」が準備中……
靴、鞄、帽子、ドレス……ショウウィンドウの商品、みんなカッコイイ
トリスタン:わかってるじゃん、でも静かにしてくれる?
目立ちたくないの、お忍びで来てるから
キャストリア:ごめんなさい、小さな村の生まれなので、つい……
トリスタン:もうすぐ厄災が来るから都会に来たってこと?
運が良かったわね、生意気なグロスターの妖精でなくて
足首も私好みじゃないし
野暮ったいブーツに感謝なさい
キャストリア:大イモムシにかじられても平気なんだけどなー
トリスタン:なにそれゴッギーにかじらるなんて、どんな田舎なんだか!
顔立ちからして風の氏族だろ?
なのに畑仕事やってたのかよ?
いやねえ、辺境は人間が少なくて
へんね……今の会話変じゃなかった?
藤丸:(じろじろ見られてる)
キャストリア:私も藤丸も都会になれてないだけで
トリスタン:慣れてないか……それで私を見ても怯えないのか
でもそれだけじゃないような……
(なんで私イラついてないの?
妖精なんてみんな嫌いなのに)
オークションに興味あるの?
あなた招待状持っていて?
キャストリア:え……うん
実は会場に入るのに招待状が必要と知らなくて……
トリスタン:余ってるけど、あげない
あなたにあげるくらいなら、ヤギの餌にでもしたほうがマシだもの
そうそう、そういう顔がお似合いだろ
身の程をわきまえろよな、田舎妖精
あなたみたいな子にオークションは100年早いの
下級妖精は100年保たないんだっけ?
一生地べたを這いつくばって生きていけば?

トリスタンは去った。

藤丸:すごい妖精だったね……でもなんだろ不思議と……
キャストリア:何か嫌われること言っちゃったのかな……

オベロンは招待状を持ってた。

藤丸:さすがオベロン、ソツがない
ダヴィンチ:私達はオベロンの友達ってことで、
会場へ入れてもらえるんじゃないかな
オベロン:VIP席で見られるとも
目玉のマシュは最後
持ち金は7000万モルポンド(偽札)
キャストリア:お屋敷が使用人ごと買える金額ですよね
それでも足りないってどんな商品なんです?
オベロン:鉄で武装した妖精、異世界からの旅人、新しい予言の子だってさ

カルデア勢はオークション会場にいた。

オベロン:カタログ3番見た?
シェイクスピアの没原稿だって
汎人類史から流れてきた漂流物かもしれない
ダヴィンチ:本命は9番の予言の子!
いま入札したら偽札とバレる!
同じ芸術家の私の手稿で満足しろ-!
オベロン:え、本当?!本人に作品をお願いしていいのかい
今度僕の肖像画をひとつ!

司会:鉄の武器でキャメロットを襲撃
大穴に落とされながらも這い上がり
名なしの森から生還した勇者
予言の子でございます

村正がいた。

キャストリア:はい?
ダヴィンチ:うげえ!
藤丸:おじいさんだよ?
村正:ジジイで悪かったな!
わしは予言の子じゃねえ
一匹狼のサーヴァントだ
ダヴィンチ:どうしてブリテンに?
どうしてオークションの商品に?
オベロン:妖精國の妖精はサーヴァントを知らない
外の世界から来た、鉄の武器を持つ、女王に逆らった反逆者
確かに予言の子と言えない事もない
でもほとんど詐欺じゃないか!
幸いまわりは、思ってたのと違うムーブだ
この空気なら7000万で競り勝てる

オベロンはアルトリア名義で入札した。

キャストリア:なんで私の名前なんですか?
オベロン:その方が盛り上がるだろ?
そんな楽しい事件、グロスター史に残るからね
キャストリア:オーベーローン!

入札額は1000万まで上がった。

オベロン:ここまでにしておこう
キャストリア:2000万!
もうメンドくさい7000万でどうだ!
もうひとりの競り手:1億モルポンド
どこの成金氏族かしらないけど身の程を知りなさい
この私に競り勝とうなんてブリテンが滅びるくらいありえないわ
キャストリア:オベロンの土地を担保にして1億100万だ!
オベロン:狂っているのか?!
僕の土地を売っても1000万にもならないからな?!
ムリアン:ここからはムリアンが仕切らせていただきます
真偽はどうあれ予言の子を買い上げる方は、
財力だけでなく品格も求められます
残ったおふたり、ステージにお上がりください
オベロン:ムリアンめ……何か企んでるな

ステージに上がったが最後、よくない展開に……
……なぜアルトリアの椅子が空に?

キャストリアは既にステージにいた。

藤丸:ところでなぜ私まで?
キャストリア:ひとりだと心細いので!
ムリアン:妖精騎士トリスタン様とお呼びすべきですか?
トリスタン:ええそっちの名前で構わないわ
いずれブリテンの所有者になる女王の子
さあそっちの番よ、お嬢さん
キャストリア:(まさか妖精騎士だなんて
しかもモルガンの娘とかイヤミすぎだよね)
トリスタン:ほうら名乗れない
私より価値のある妖精なんていないっての
威勢だけはよかったけど、所詮……
おまえ昼間の……ならこのあたりで許……
ムリアン:その少女は16歳になるティンタジェルの妖精
独学で魔術を使い、ウッドワスの包囲網を生き延びた奇跡の子
彼女の手にある杖こそは選定の杖
名はアルトリア、本物の予言の子でございます
隣にいる者は外の世界からの来訪者
汎人類史のマスター藤丸
乱暴はおやめくださいトリスタン様、
競りは終わっていません
ステージに上がった以上、商品を落とす義務があるのです
おふたりの価値はほぼ同格
財力、品格でも優劣は競えません
トリスタン:何から何まで私の方が上!
強さも美しさも勝負にならないだろうが
ムリアン:異世界からのお客様、どちらに価値があるでしょうか
藤丸:アルトリア
トリスタン:ぶっ殺すぞてめえ!
ムリアン:では魔術では?
それを使う妖精は希少価値がございます
魔術を以て優劣を決めるのはいかがでしょう
出撃はNPCキャストリアのみ。
全サバLV1になる。

妖精騎士トリスタン(弓)

トリスタンは自身に攻撃アップを使う。
クリ率アップ1ターン1回を使う。
3ターン目でスタンがかかる。

対粛清防御を張りまくって、残りHP151で競り勝った。

トリスタン:城に戻れば魔術なんていくらでもあるの!
キャストリア:魔術品がなくなっても、
この会場なら代用品は山ほどあるわ
(めっちゃ燃えそうなカーペットとか、
爆弾にできそうなランプとか)
手持ち道具がなくなったらお手上げなんて、
不器用にもほどがある
お前には魔術は100年早い!
初心に戻って手芸教室で修行してくるんだな!
トリスタン:調子にのんな、ジャリガキィィ!
ムリアン:トリスタン様はダーリントンで謹慎中のはず
グロスターにいたことが噂になれば
女王陛下の不興を買われるのでは?
トリスタン:予言の子の味方をするのかよ
ムリアン:いいえ女王陛下の顔を立てているだけです
あなたのわがままに嫌気が差して、
女王陛下への忠誠心を失う妖精もいます
北のノクナレアの賛同者を増やしたくありません

トリスタンは引き下がった。

???:てっきりみんな殺されるとばっかり!
あの子、トリスタン様に勝っちゃった
私と同じくらいの背格好で
私と同じくらいの魔力量なのに
あんなに堂々としてるなんて、
すっごい、すっごい、すっごいぃぃ
藤丸:ステージ裏から何か聞こえなかった?
キャストリア:いまさら体が震えてきて……
トリスタンさんと同じ名前なのにあんな態度だから、
カチンときちゃって……
ダヴィンチ:残る問題は……

村正の檻が解かれた。

ダヴィンチ:檻から自由になった村正だ
彼は外の世界の英霊だが、味方でもない
異星の神の使徒、汎人類史に敵対するサーヴァント
キャストリア:でもさっきおじいちゃんと言ってなかった?
藤丸:話すと長いんだけどね……
村正:ちょいと縁があっただけだ
戦うってなら相手になるし
戦わねえならそれまでだ
そこのお嬢ちゃん、その杖、その恰好
大した立ち回りだった、最後の見得も決まってた
ブリテンの魔術師は気持ちがいいねえ!
キャストリア:(藤丸藤丸、どうなってるのこのひと?
見た目は若々しいのに中身がおじいちゃんです
すごく悪い色なのに敵意がぜんぜんない)
ダヴィンチ:君が脅威である事に変わりはない
いったいどうしてあんなことになってたの?

村正は経緯を語った。
異星の神がブリテンの王を始末してこいと命令した。
ブリテンは予定にない成長をしてる。
ラスプーチンは別件で忙しい。
リンボは連絡が取れない。
村正が1人で城に押し入った。
玉座でとんでもねえのがカッ飛んできやがった。

FGO第2部第6章村正を吹っ飛ばしたランスロット

気がつきゃ外に吹っ飛ばされてた。
何度も斬り合いして穴に落とされた。
穴に落ちる10秒足らずで何度も霊核をぶち抜かれた。
異星の神の外道作りなので目を覚ました。
穴から這い上がるまで3日。
鍛冶師がいた村に寄って3日。
おかしな森に迷い込んで行き倒れるまで3日。
タチの悪い妖精どもに捕まって3日。
この街に売られて技術を見せたりして5日。

キャストリア:玉座まで攻め込んだって、
じゅうぶん大したことですけど?!
女王歴の中で玉座までたどり着けた戦士はいないって!
鍛冶の経験もあるんですよね!
カタログに何でも作れるってありました
でも悪いサバなんですよね、
ここで殺しておくしかないのかな……
村正:……あのな?
オベロン:サバは傭兵のようなもの
いま誰と契約し、何をするかが重要だ
君の目的はモルガンのようだ
それならボクたちの目的と重なる
どうだろう、モルガンを倒すまで協力し合うのは

村正は同意した。

藤丸:私は頼もしいけどアルトリアは?
キャストリア:一緒に来てくれるんですか?
大歓迎です
鍛冶職人に悪い人はいませんので
ダヴィンチ:異星の神は我々を敵視している
これって裏切りになるんじゃない?
村正:儂は異星の神から仕事を請け負っている
忠誠とかそういうのはねえよ
助けられた以上は借りは返す
女王を倒すまでなら付き合ってやる
異星の神との契約とも食い合わねえ
藤丸:村正が仲間になった
司会:代金の受け取りを兼ねて支配人がご挨拶したいと
どうぞ領主館までおいでください
ムリアン様がお待ちです

ムリアン:はじめましてアルトリア
汎人類史の皆さん
先ほどの刺激的なバトル、最高でした
おかげで明日からの流行も大決定~☆
自分で作るちょっと便利な日用品
かんたん!やりがい!幸運を呼ぶ魔術品!
グロスター史上、もっとも地味な流行になりそうですね
もしかして滑りました?
金運にも権力にも恵まれてない
クソザコ妖精とクソザコ人間が
妖精國のカリスマプロデューサーに呼び出され緊張しないはずがない
なので多少アッパーな態度で迎えて
好感度を一気に上げようと思ったのですが
なれないことはするもんじゃないですね
藤丸:(似たような顔とキャラ=BBを知ってるような……)
オベロン:よかった偽物かと疑ったよムリアン
もしかしてモース化進んでいるの?
ムリアン:先ほどのはサービス以外のなにものでもありません
ベリル以外の汎人類史の人間に会うのを楽しみにしてたので
妖精眼は衰えてしまいましたが、多少の色は見えます
思った通り素敵な女の子
外の世界の人間がベリルのようだったら
今度こそ怒りで人間を皆殺しにしてるところですが
あなたはまっとうな色で良かったです
ダヴィンチ:君は汎人類史を知ってて、
その上で我々を歓迎してくれている……でいいのかな?
ムリアン:お舐めにならないで、
汎人類史など私の敵ではありません
失礼、間違えました
私は汎人類史を敵視してません
警戒してるのはカルデアという組織です
今まで多くの異世界を渡ってきたとか
この妖精國で何をするつもりか、見定めさせていただきます
まあ村正からだいたい聞いていますので、
査定は終わってるも同然ですが
村正:ムリアンの尋問に耐えかねてオリュンポスの事を少しだけな?
ムリアン:異星の神、空想樹、クリプター、アルターエゴ
とても有意義なお話を聞けて興奮を抑えきれなかったかもしれませんが
村正:翅の氏族は妖精で一番温厚と聞いたが、そりゃ間違いか?
オベロン:正しくは温厚だった、だね
温厚だった翅の氏族はいない、だって……
ムリアン:オベロン
オベロン:おっとすまない、話を続けておくれ、蕗下の出逢いの姫
ムリアン:止めたのは村正です
藤丸に確認したのは一点
あなたはこの異聞帯に手を出す気はないのですね?
オリュンポスを攻撃する愚作を犯したモルガン陛下に用があるだけ
カルデアはブリテンそのものを攻撃する気はない、そう断言できますか
藤丸:断言はまだできない
ムリアン:そう……弁は立ちませんが思慮深くはあります
誰が敵なのか何を得たいのか、探っている最中というわけですか
いいでしょう、本来ならあなた方を捕らえ、女王陛下に献上するところですが
私も判断を保留させていただきます
アルトリア様、エインセルの予言をそらんじられますか?
キャストリア:これより語るは1つの未来
妖精國となりはてた神秘の島の行く末
罪なき者はお帰りを
ここは底なし、女王のお城
でも、あと少しの辛抱だ
2000年を超えた朝、救いの王が現われる
妖精と人間を結びつけ世界を救う救世の子
鉄の街、煤の海、災い退けた時、巡礼は迎えられる
ならせ、ならせ、雷のように、火のように
6つの鐘をならして示せ
ムリアン:大部分欠けてますが、そんなところです
オベロン、この方本当に予言の子?
自分のセールスポイントさえ武器に出てませんよ
オベロン:そんなことはないさ、大切なポイントは押さえてるだろ
重要なのは最後の一節だけの筈だ
この上の鐘撞き堂の番人なんだから
キャストリア:鐘撞き堂とはまさか
ムリアン:ソールズベリーにもあったでしょう?
え?ちょっと待って、グロスターの鐘をならしにきたんじゃないんですか?
藤丸:マシュという女の子を知りませんか
ムリアン:グロスターでその単語が口にされたことはありません
村正:はぐれたのか?
それでグロスターに捜しに来たのか?
ダヴィンチ:鉄の武器を持つ妖精がオークションに出されると言うからね
オベロン:もうちょっと下調べすべきだった
会場へ忍び込めば男か女くらいはわかったのに
ムリアン:それは不可能です
私のオークションは機密厳守、絶対安全
蟻の一匹、血の一滴さえこぼしません
オベロン:鐘の話に戻ろうか
アルトリアを予言の子と信じてくれたわりに、
アルトリアに冷たいようだけど?
ムリアン:落胆はしています
今のあなたには女王陛下を倒すなど夢のまた夢
オベロン:グロスターの鐘に案内してもらえない、と?
ムリアン:今はです
アルトリア様に肩入れすると女王への叛逆とみなされるだけ
私の妖精領域もモルガン陛下にたやすく解除される
力をつけたあとでグロスターにおいでください
アルトリア様を助けてあげてください、藤丸
悪者をやっつけるのは得意なのでしょう?
ダヴィンチ:君が我々の敵でないのはわかった
でもどうして?
我々は異邦人だ
危険度はモルガンと同レベル
なのに君は藤丸ちゃんを信頼してる
他に隠していることがありそうだけど?
ムリアン:ちょうどいい、紹介しますね

コヤンスカヤが現われた。
FGO第2部第6章コヤンスカヤ

ムリアン:彼女にはブリテンに仇為す気もなければ
カルデアと戦う気もありません
ブリテンから去ろうとした彼女をわがままで引き止めただけです
ダヴィンチ:わがままとは?
ムリアン:ずばり用心棒です
金にガメツイのが玉に瑕ですが、
それを補ってあまりある戦闘力が有しています
モース相手に牙の氏族や妖精騎士に頭を下げる必要がないのです
村正:ベリルを運んで連絡が途絶えたって話だったが
異星の神とカルデアの共倒れを狙ってたが
異星の神が出てきちまったんで
しびれを切らせて本性だそうってハラか?
コヤン:異星の神と私は対等ですので
お互い目的達成まで妨害はしない
それが、あのよくわからない神との契約
私は自らの力で顕現したサバ。
ここでは妖精國ならではの希少品を取り込ませていただきました。
ムリアン:あなたは外見も精神も美しいのに、
どうして自分で自分を貶めるのです?
彼女らとは協力しあう予定です
仲良くしてもらえませんか?
コヤン:クライアントからの要望なら、そのように
少なくともマシュさんと合流するまでは
ダヴィンチ:そちらが手を出さないなら、こちらも出さない
村正:わしは斬り殺すべきと思うがな
キャストリア:私はこの方を知らないので、
みなさんの判断にお任せします
オベロン:僕は君、嫌いだな
友人として忠告しておく、ムリアン
この生き物は最悪だ
君の信頼は一切、こいつには届かない

ムリアン:最悪の空気でお開きになりましたね
よほど酷い仕打ちをしてきたのでしょうね
コヤン:ええ、はい
ゴルドルフ様の傭兵団は全滅
カルデアの基地は制圧、職員は氷漬け
わたくしを憎んでいるのは当然のこと
ですが、あのオベロンというサバは何者です?
ムリアン:2ヶ月ほど前にウェールズに現われた妖精です
あ、サーヴァントでしたっけ、汎人類史の過去の英霊
はじめは翅の氏族に似てる同胞と喜んだのですが
ここに予言の子が来るのを教えてくれたのも彼です
コヤン:(耳障りな蝿は潰しておくべきかしら)
ムリアン:そうそうあなたが欲しがってた「過去語り」の一部が手に入りそうです
妖精歴を語れる者はわずかですが
キャメロットから追放された元司書が秘蔵してたのを買い上げました
コヤン:私の目的は汎人類史に存在しない魔獣を使役すること
体毛がある生物なら情報として取り込み私の一部にできるのです
大物の使役は9つまで
ブリテンには6つめの尾を確保に参りました
いまは妖精國の成り立ちに興味がわきました
ですがムリアン様には申し訳なく……
余計な出費をさせてしまって
ムリアン:私も領主の前は研究者でした
お父様の言いつけを破って図書室にこもり
トネリコ伝説に没頭したものです
女王があんな蛮行を許すまでは本の虫でした
コヤン:予言の子の成長を待って、女王に反旗を翻すのですね?
ムリアン:……いいえ、いいえ
期待はしていませんでしたが、
あるいはと考えないときはありませんでした
それがあんな下級妖精だなんて
魔力量は並み、美しさも並、大きさも並
妖精領域も持ってない
村正が私のものにならなかったのは残念でしたが
あなたが手を貸してくれるなら予言の子は必要ありません
モルガン陛下、ノクナレア、予言の子と藤丸
生き残った方を私のゲーム盤に招待してあげましょう

ダヴィンチ:せっかくの機会がオベロンのせいで……
オベロン:おとなげなかったのは認める
でも謝罪はしない、言うべき事をいったまでだ
村正:儂は気に入った、あの女狐に言い放つなんざ並の胆力じゃねえ
キャストリア:ムリアンさん、予言の子はともかく、
藤丸には協力していい空気だったのに
ダヴィンチ:どのみち私たちもムリアンに手を貸す気はなかった
藤丸:コヤンがもういたから……
オベロン:ムリアンは自由に使える切札を手に入れた
だから僕等と手を結ぶ必要はないし
予言の子を担ぎ上げる必要もない
下級妖精達:君達予言の子の仲間なんだろ?
これ少ないけど持って行ってくれよ
いつか現われる予言の子を信じて貯め込んでたんだ
小銭ばかりだし古着やら石やら木の根やら安物ばっかりだけど
きっと何かの役に立つと思うんだ
キャストリア:お預かりしますね
予言の子もきっと喜んでくれるでしょう
ダヴィンチ:本人とは気付いてもらえなかったけど
グロスターでもみんなの希望になってたんだ
キャストリア:これだけあれば魔術品の材料も藤丸の食べ物も困りません!
オベロン:ムリアンが聞いてないなら
グロスターで情報は得られない
いたずらに動いても女王軍に捕まる可能性が高い
別の手段でマシュを探すのはどうかな
3日もあればブリテンの最新情報は揃えられる
キャストリア:となると野宿ですね
テント作りなら任せて
オベロン:今回はそういうの、いらないかな
せっかくの活躍の場を取り上げて済まない
せっかくだから秘密基地に寄っていこう
西の丘のウェールズの森
妖精にも人間にも見放された枯れゆく者の憩いの場
妖精王オベロンの領地だよ

断章3シェフィールド(I)

マシュたちは北のシェフィールドに着いた

ロブ:妖精國の城壁は結界で、門からしか出入りできない
全部ボガードが作らせた
牙の長を決める争いに負け、
ノリッジからも蹴落とされた
ウィンキー:ボガードは人間の女を娶る
妖精の妻はみんなボガードを嫌っていたからな
ウッドワスとのマナーバトル
スプリガンとのマネーゲーム
どっちも妻に裏切られて住み処を追われた
マシュ(アニス):これだけ城塞をお作りになる方です
とても立派な方だと思われます
ロブ:アニスは城の関係者だったのかねえ
その辺りの記憶は戻ったか?
マシュ:とても大きな目的でやってきた……そんな気がするのです
ウィンキー:そろそろ検問だ
手放すなら今しかねえぞ
ロブ:ここまで来たんだ、もう少し一緒にいてもいいんじゃねえか?
ウィンキー:盗賊くずれのケチな行商人には重すぎる荷物だったわけだ

白い狼がマシュ達を見ていた。

藤丸たちが名なしの森にいた頃
ダヴィンチがソールズベリーの酒場のマイクと知り合った頃
もう1人の予言の子はシェフィールドに入った

ロブ&ワグ:鉄の鎧に鉄の盾、ぶっそうな鉄の筒
このアニスこそ予言の子でございます
ボガード:阿呆ども、その娘は妖精でない
その娘は人間だ
ロブ&ワグ:魔力も体も妖精の規模
人間があんなに強いはずがねえ!
ボガード:人間にも屈強な戦士はいる
その娘は妖精の匂いもするが、わずかに人間の匂いもする
シェフィールドで嘘つきは悪人であり、詐欺は死罪である

マシュはロブ達を庇って衛兵を吹っ飛ばした

マシュ:ロブさんたちは嘘つきではありません
私には記憶がないので予言の子かわかりませんが
2人が信じてくれるなら、私は予言の子です
ボガード:ただの騙りではないようだな、話を聞いてやる
商人どもに金を払ってやれ
お前の名はなんという
マシュ:アニスという名をいただきました
ボガード:子供を食うような娘か貴様が
アニスなどという名は忘れろ
この娘をハベトロットの工房へ連れて行け
支度が済み次第、妃の寝室だ
身を清めて夜の到来を待つがいい
我が62番目の花嫁よ

そうして彼女はハベトロットの工房にやってきた

ハベトロット:もう仕事もってくんなって言っただろ!
毎日毎日、鎧と槍と鞄ばかり
マシュ:こちらで着替えるようにボガードさんに言われてきたのですが
ハベトロット:……ったぜ……ったぜ
やったぜ、やっとまともな仕事が来た!
超特急で仕上げるさ
ボクの花嫁に大決定!
マッシュ:わたしはアニス……いえ
ボガードさんにこの名前を使うなと言われまして
ハベトロット:アニスか、それは確かによくないねえ
昔ブラックアニスという怖い妖精がいて、
子供を攫って食べちゃうんだ
うん、やっぱりね
君のことはマシュって呼ぶよ、それでいい?
この盾に書いてあるよ、貝殻粉でマシュって

翌日、マシュは新たな白い衣装を着た

FGO第2部第6章アヴァロンルフェ花嫁マシュ

城下ではマシュの噂が広まってた
ボガードを吹っ飛ばしたことも広まってた

ロブ:ボガードの奴、大金払ってくれたな
ワグ:でもマシュに会えなくなった
城住まいとは思わなかった
ロブ:どうせボガードは飽きるさ
今度はマシュをエディンバラに連れて行こう
北のノクナレアなら予言の子を高く買ってくれる
ウィンキー:マシュは商品だろ、もう俺達とは関係ない
そろそろシェフィールドから離れよう
抜け出せなくなるぞ
ワグ:金はあるし春までここで暮らすんだろ?
ロブ:恩を返すまで俺達はここに残る
出て行きたかったら1人で行けよウィンキー
お前は漂流してきた俺達はぐれ者とは違う

ボガード:私はお前を予言の子とは認めてない
モルガンに対抗するには王としての品格、気品が必要だ
お前はその飾りに過ぎない

妖精の衛士:マシュ様はボガード様の妻
シェフィールドの領主夫人となりますね?
領民のためにお願いがあるのですが……
このところ西側でモースの目撃証言が多多ありまして
マシュ様はモースに触れても汚れないとか!
なにとぞ、お力をお借りできればと!
ハベトロット:お妃様を戦わせるとか、
妖精國はいつの間にそんな物騒になったんだ?!
妖精の衛士:でも領地を守るのは領主(妻含む)の責務だし
そもそも女王モルガン(妃)からして凶悪ですし
ハベトロット:なんで鎧着ちゃうんだよ!
ボクのドレス破いてないだろうね!?
マシュ:ドレスの上から武装しましたからバッチリです
ハベトロット:そんなのシワだらけになっちゃうじゃんか
あとで新しいの仕上げなくちゃ
ボクも一緒に戦ってやろうじゃないか
マシュ:いけませんハベにゃんさん、モースに触れたら……
ハベトロット:僕の名前はハベトロット
マシュだけはハベにゃん呼びは禁止!

モース(狂)2体

モースは妖精特攻&通常攻撃時に呪い3ターン付与がかかっている

妖精の衛士:驚いた、ボガード様が一目置くだけはある
その糸巻き機、翅の氏族なのか?
だが翅の氏族はムリアンを残して1200年前に……
ハベトロット:へえあいつまだ生きてるんだ
それとも娘に代替わりしたのかな
そんなことよりモースをやっつけたんだ
お礼もらえるんだろ?
妖精の衛士:もちろん!みんなにマシュ様を紹介できるし一石二鳥だ
ハベトロット:シェフィールドの妖精は人間の文化が好きだから、人間への偏見もない
酒場でマシュを囲んで大宴会だ
妖精の衛士:ボガード様は人間を奴隷にするのを禁じてます
同じ追放された仲間だろうと
ハベトロット:ボガードのかっこつけと思ってた
女王モルガンの逆張りみたいな
マシュ:追放されたとは?
妖精の衛士:この街は100年前まで廃墟でした
それをボガード様が復興し、今のシェフィールドになります
我々は元はノリッジの住人
領主スプリガンに追放され
ここに流れてきたのです
だからボガード様はノリッジを見過ごせない

マシュは城壁から夕焼けを見てた

ボガード:ここはかつて戦場だった
染みついた血が目立たなくなったのは最近だ
お前にはこの風景がいいものに見えるのか?
荒涼とした丘が、人の世界でない丘が
マシュ:私にはかけがいのないものに見えます
ロブさん、ワグさん、ウィンキーさん
シェフィールドのみなさん
誰もが苦しんでいるのはわかります
誰もがここに生きたいと願っていました
それだけの願いを受けるブリテンが醜いものとは思えないのです

マシュ:ということがあったんです
ボガード様は立派な領主様ですね
ハベトロット:自分のことを様付けさせる男にロクなのはいないんだわ!
マシュ:領主としての立場からかと、
なぜなら様付けすると嫌そうな眼をしてましたから
ハベトロット:余計タチが悪い!
ほんとは愛妻家ってか、あのライオン顔!
形だけの夫婦関係のくせに、ボクの花嫁をたぶらかすな!
マシュ:形だけ……つまり結婚詐欺
私はボガード様を色香でたぶらかしてる悪女……
予言の子でありながら、稀代の妖婦でしょうか?!
ハベトロット:うんまあそうかも!
こりゃボガードの手に負えないぜ
あいつ憎まれないとダメなやつだし
妖精は望みの指向が決まってる
ボガードは暴力衝動を理性で抑えてる
誰かを憎みたいし憎まれないと本領を発揮できない
マシュがマシュである限り、強気には出られない
マシュ:そもそも私は何をするべきかもわからなかった
記憶をなくす前、私に自分があったのでしょうか
私には心に穴のような空白がある
皆さんの助けになりたいと行動したとき
私は何がほしくて助けになりたいと思ったのかと気付くのです
記憶をなくす前の私はその空虚さに無自覚だった
ハベトロット:これはそれを手に入れる旅なんだよ

なーんて言ってもこいつは途中退場するのであしからず
彼女が答えを手に入れるのはずーっと後
大事なページを忘れてた
ちょっとだけ話を過去に戻していい?

ボガード:人間を抱くのは慣れている
ここで花を散らしてやろう

マシュはボガードを突き飛ばした
ボガードは城壁を破り、庭に落ちた
他言無用とボガードは衛士に釘を刺した
噂は一晩で広まった
モースも追い払う
ボガードの暴力も諫める
これなら女王軍にも負けない
住人は盛り上がってた

ロブ:マシュは予言の子だ
こんな街だけの騎士じゃねえ
あの鉄の鎧でも上品なのがマシュなんだよな……
ハベトロット:ボガードに妬いているのかい?
ロブ:街のやつらの持ち上げぶりが気持ち悪いだけだ
朝になると城壁から遠くを見ているマシュを見かけるんだよ
それが酷く寂しそうでよ
もしかして俺達はとんでもない間違いをしちまったんじゃないかと思ってよ
もともと拾い物だった
ただの商品だった
いつの間にか情が移っちまった
俺達と同じ目線で話してくれたんだ
俺とワグは漂流物
たまにあるのさ、そういうチェンジリングが
ハベトロット:(聞いたことないけど、モルガンの統治ならあるのか)
ロブ:モルガンの兵士に捕まって、令呪を刻まれて放置だ
だから必死に商売もした
生き残ることが目的になった
代わりに色んなもんを忘れた
ためらい、とまどい、おもいやり
あの娘といると、忘れてなかったとわかっちまった
予言の子は妖精國の妖精を救う
俺達ははぐれものだから救わない
だからあの娘は本物じゃない
予言の子は俺達を救わない
アニスは本物以上の予言の子だ
ハベトロット:もしかして君がまだ街に残っているのは……
ロブ:知るかよバーカ、消えろ消えろ
お前はお妃様の仕立屋だろ、油売ってるな!
ハベトロット:マシュの護衛は任せるといい
困ったことになったら、真っ先に相談に来るよ
ロブ:テメエの言うとおりだったぜウィンキー
もっと早くに別れていれば……

ボガードは鉄の武器を買い集めてた。

ハベトロット:ガラクタ押しつけられてないかチェックに来たよー!
さてはマシュがいなくて気が立ってるんだろ?
叛逆の領主様におかれましては、
側で奥方に身を守ってほしいわけ?
ボガード:あのような小娘、近くにいられるだけで迷惑だ!
ハベトロット:ならマシュがどこにいようがいいじゃーん☆
予言の子がシェフィールドにいればいいんだろ?
ボガード:いいだろう、日中であれば予言の子は好きにさせてやる
相応の成果は持ってきたのだろうな
鉄の筒、あれはモルガンの持つ槍に近い物だ
仕組みは解明できたか?
我々にも扱えるものか?
ハベトロット:仕組みはわからないけど、
撃つだけならなんとか
あれ、この世にあっちゃいけない武器じゃないかな
マシュなんであんなの持ってるのさ
ぜんっっぜん似合わないのに
ボガード:あの娘も筒については言及しない
おそらく無意識に逃げてるのだ
ハベトロット:ボガード様にしては鋭いじゃんか
ボガード:予言の子はどうでもいい、兵器として使えるのだな?
ハベトロット:魔力をこめてチャンバー内で
圧縮、燃焼、排気をさせればなんか出るさ
ただものすごく魔力を吸われる
撃った妖精は衰弱して死ぬ
使うならお前だけにしろよ
ボガード:力ある妖精にしか使えないということか
私が王の器という象徴になる
ハベトロット:女王軍がやってくるけど準備は万端かい?
ボガード:女王軍の規模はわかってる
キャメロットの賛同者のおかげでな
やってくるのは第3師団だ
兵力2000程度で足りると女王は判断したのだろう
やつらでは世界樹の皮で作った城壁は破壊できるものではない
7日城を守り抜けば第3師団は兵力を保てなくなる
ハベトロット:あと数日で戦場になるとマシュには伝えてあるんだね?
あの娘は妖精騎士に匹敵する戦力だし
ボガード:不要だと何度言わせる
予言の子は兵士の士気を上げておればいい

ボガードはマシュの寝室にいた。
予言の子の伝説について語った。

16年前、鏡の氏族の長エインセルは
ブリテンの救世主が真の王になる未来予知を残した。
モルガンはその年に生まれた妖精を処断した
希望を託して生まれたばかりの妖精を逃がした村もあった
その年から妖精を育てた村もある
16年後にそれらしい者を、女王へ献上しようとした輩もいた
ブリテンの救世主が生まれるのを疑う者はいなかった
なぜなら前例があるから
1000年毎の大厄災、楽園からの声を唱えるもの、
妖精歴4000年、今から6000年前
氏族の争いで滅亡寸前のブリテンを救い、命を落とした妖精がいた
要西暦2000年の夏の戦争
影の島から上陸した北部妖精との戦争
女王マヴ率いる鉄で武装した人間の兵士によって、
我々の先祖は滅亡寸前まで追い込まれた
1人の妖精が争いを治め、現在の6氏族の形を作った
この救世主をトネリコと呼ぶ
氏族の争いを鎮め、ブリテンの北の果て、
亡国オークニーに埋葬された救世主

ボガード:私は救世主とは思わない
厄災が消えてないから力不足
マシュ:モルガン陛下が厄災を滅ぼした
だから怖くても従うのだと、どんな街の妖精も怯えていました
ボガード:モルガンはノリッジを見捨てると宣言した
兵を集めるには大義が要る
私はノリッジを救う気はない
だが利用はする
ノリッジの返還と、厄災溜まりの排除
これが為されない以上はシェフィールドはキャメロットに従わない
女王はその要請を呑むか、シェフィールドを鎮圧するしかない
どちらにせよ女王軍は消耗する
その合間、北部妖精と結託し、南部円卓軍も招く
お前はその呼び水だ、予言の子

ウィンキーが女王軍に密告してた
女王軍の規模をボガードに教えたのもウィンキー?
二重スパイ?

ウィンキー:ボガードの兵士が3000
寄せ集めの妖精が2000、人間が300
今も集めているので時間がかかれば厄介になるのでは?
女王軍騎士:5000もの反逆者が集まるとは
かつてないぞ、この規模は
ウィンキー:ニューダーリントンができて殺される妖精は数知れず
ブリテン中がトリスタン様を騎士に任命した女王陛下へ疑問を抱いています……
女王軍騎士:痛いほど承知しておる
だが軽口はそこまでにしておけ
ウィンキー:これはどうも、つい口が滑りました
それでお代の方は?
女王軍騎士:おい、金を払ってやれ
ガウェイン様にお越しいただけるよう連絡を
ウィンキー:予言の子は?
とっておきの情報だったんですが
女王軍騎士:予言の子なぞ昨日も1人捕らえたわ
ボガードの人寄せだろう
真偽を問うに値しない
ベリル:そいつの話に嘘はなかった
特に予言の子のくだりは秀逸だった
黒い鎧、大きな盾、16歳の少女の外見
見ていると不安になる鉄の筒
もっと詳しい話を聞かせてくれよ兄弟
名前は?
なんでかそこだけはぼかしてたからな
ウィンキー:悪いが気のせいだ、俺は知らない
ベリル:すぐに思い出すさウィンキー
お前さん、そういう顔してるもんな

第6節ウェールズ(I)

藤丸たちはウェールズに向かってた。
アルトリアは嫌な予感がしてた。
道に倒れてた6人の妖精に馬車が乗り上げてしまった。

6人の妖精:俺達の荷物が暴れ出して襲ってきた
1人連れて行かれちまった
人目のつかない洞窟に……
みなさん優しい……妖精(カモ)ですよね?
藤丸:いま最後に不審なこと言わなかった?

アルトリアは1人で洞窟に向かった。
藤丸達も後を追った。

NPCダヴィンチ、アルトリア、村正は固定出撃。
3枠は自由選択。

NFFトカゲ(槍)
NFFキャット(殺)
スレイブジャイアント(狂)

トカゲは自身に攻撃アップ2ターン&防御アップ3ターンを使う。
さらに通常攻撃で弱体1回を使う。

ジャイアントは自身に全耐性を使う
こちら全体に弱体耐性ダウン2ターンを使う

7人目の妖精は本当に囚われていた。
グロスターでお得セットを買ったら魔物だったらしい。

7人目の妖精:あんたら強いな、そっちの赤毛の兄ちゃんの話な?
姉ちゃん違う意味でヤバかったな
どかんどかん爆発が起きて護衛ごと殺されそうになったもん
そっちのお嬢ちゃんを見習うといいぞ?
同じようにいろんなもの投げつけたが
俺には当たらなかったからな?

妖精達はゴミ捨ての仕事帰りだった。
美人のお姉ちゃんから調整に失敗した格安護衛を買った。

藤丸:コヤンスカヤ?
村正:ろくなことしねえな、あの女狐
7人目の妖精:大穴の付近にゃモースは出なかった
やっぱノリッジに集まりだしてるのかねえ
牙の氏族の厄介者ガウェイン
女王陛下の酔狂トリスタン
まともなのはランスロット様だけだ
いっそ北部に逃げちまおうか
いやそれはないな
俺たちゃ陽気な7人兄弟
オーロラ様の召使い
じゃあな、姉ちゃん達
モースには気をつけろよ
???:なるほど、なるほどお……

藤丸達は野営してた。

村正:試し切りには丁度良かった
どの程度の硬さが必要かつかめた
アルトリアの魔術も悪かねえ
なんでその腕で価値が低いと言われるかわからねえが
おれとの相性は抜群だ
これからもよろしく頼むぜ
アルトリア:(村正さん、妖精兵士と違って自分の魔力を使わないんだ
外部エンチャントを自然に自分のものみたいに使いこなすから……)
オベロン:アルターエゴとか言ってたけど
純正のサーヴァントじゃない?

藤丸&ダヴィンチは村正について語った。
異星の神に作られた混ざり物のサバ。
今までは藤丸の敵側だった。
神殺しに特化したアルターエゴ。
神々の黄昏の原因になった盲目の戦神。
(北欧神話のヘズ神らしい)
あと一神は俺(村正)の悲願で……としか言わなかった。
村正が北欧に行けばスカディは怒り心頭したかも。
お前さえ騙されていなければと。
(ヘズはロキに騙されて光明神バルドルを殺した)
妖精國には宗教がない。
アトラス神の霊核すら砕いた村正でも、ランスロットには負けた。

村正:助けられた以上は予言の子のお供はする
それならやる気が出る。
藤丸:異星の神の仕事はやる気が出ないんだ?
村正:あたりめえだ、いちいち回りくどい
そもそも異星の神が何かまったくわからねえ
勝手に召喚して勝手に混ぜ物して、仕事を一方的に押しつけやがって
生前の俺は外道働きだけはしなかった
今は混じってるから正道も外道もねえ
だからこそ受けた仕事はきっちりこなす
藤丸:今はアルトリアの仕事を受けたってこと?
村正:そういうつもりで言ったんだが
……なんでニヤニヤ笑いやがって、
お前さん割と人が悪いよな

村正はリンボの最後を聞いた。

藤丸:最低だった。
村正:なるほど
聞かなかったことにして寝よう

???:起きてますかー
起きてませんよねー
周囲に怪しいやつなーし
モースの気配なーし
お任せあれ、アルトリアさんは私が……
お守り……
ZZZZZZ……

次のサポートはNPCキャストリアにした。

藤丸達はオベロンの領地、ウェールズ秋の森にいた。

オベロン:どんなに見放された土地でも、予言の子は来てくれるんだ。
ボクは嘘つきじゃなかっただろう

小さな妖精達が村正に兜を作ってほしがってた。
素材は木の枝と葉っぱにしてくれとオベロンは釘を刺した。
兵隊ごっこをしたいだけだから。
藤丸たちは妖精語がわからなかった。
オベロンは用事があっていなくなった。

レッドラビット:オベロン様、私の紹介はしてくれませんでしたね
こういうの地味に効きますよね
キャストリア:彼らが食事を振る舞ってくれるそうです
なんとマロン!マロンがあるんだって
すごーい、ご禁制じゃん
甘い物は制限がかけられて南部じゃ希少なのに
ここ法の抜け道なんだ
ダヴィンチ:果物とかを加工するのは女王が禁じているらしくて、砂糖は希少品なんだよ

レッドラビット:私もオーロラ様に黒い板を一切れいただいたことがありますが
正直ニンジンの方が好みでしたね、甘みの自然さが違う

藤丸たちは食事を終えた。

ダヴィンチ:果物にさえ神秘が宿ってる
サバとしてはバカにできない魔力補充手段だ
緊急用に何個かもらっちゃおうかな
それともホームズたちに届けてあげるか
村正:一皿多かったな
オベロンの分か?残しておけばいいのか?

黒犬が来たと妖精達は騒ぎ始めた。

キャストリア:追い払いましょう
ご馳走のお返しです
レッドラビット:私もそう思っていまっしゅ
失礼そう思っていました
ここの妖精達は戦う手段を持ってません
思い知らせてやりましょう
犬なぞ兎の敵ではないと
藤丸:きみほんとはサーヴァントじゃない?

ブラックドッグ(殺)3体

ブラックドッグ(殺)3体

よどみ(狂)

よどみはガッツ2回を使う
こちら全体に呪い5ターンを5つ付与する

キャストリア:ブラックドッグに混じって強敵がいたような……
藤丸:モースとは違うの?
キャストリア:いつ頃からか発生するようになった、妖精を食べる妖精です
妖精を食べるのはブラックドックだけ
ひとり例外がいますが
レッドラビット:妖精食いは大厄災の1つで
当時の牙の氏族が封じたと言われてます
その代償で牙の氏族に呪いがかかったという話もあります

夕食後、オベロンが戻っていた。

ダヴィンチが妖精にとって家族はどんなシステムか聞いた。

オベロン:妖精はみんな単体で生まれる
兄弟とは属性が近しい妖精がそう呼称しているか
昨日の7人の妖精のように
発生したときから7人セットでいることが妖精のあり方というやつかな
ダヴィンチ:妖精騎士トリスタンはモルガンの娘って、あれは?
オベロン:女王の後継者って意味だよ
トリスタンを養女にしたってこと
妖精にとって実の息子、娘と言えるのは
死後に生まれる次代の自分だ
糸巻きの妖精Aは100年生きて眠りについた
でもその役職はブリテンから消えない
ブリテンには糸巻きの妖精Bが生まれる
これを先代、今代という
先代と今代は別の妖精で
力ある妖精なら記憶や物語を引継ぐけど
基本はまっさらな次なんだよ
役職が同じなら能力や容姿は似る
だからその妖精は糸巻きの妖精とわかる
珍しいケースだと今代が生きているうちに次代が生まれる
この場合は今代の娘や息子とされる
生まれながらに魔術を使うアルトリア
魔術を与えられたトリスタン
どちらも妖精から見れば女王と同じ性質、モルガンの娘となる
キャストリア:それで予言の子を敵視していたんですね
オベロン:魔術を使うからモルガンの娘じゃない
魔術を使う妖精が妖精國の王になれる
だからモルガンはトリスタンに魔術を与えた
予言の子に玉座を渡さない為の予言破りだろう
トリスタンにとっては、本物が現われるなんて!だ
予言の子である限り、今のブリテンの主役は君だ
ボクたちは手助けするだけ
最終的に君が残ればブリテンは救われる

藤丸は寝られなかった。
情報収集に行く前のオベロンが藤丸を見つけた。
藤丸はカルデアの旅を語った。

オベロン:予言の子に、きみは後ろめたさを感じてる
アルトリアはこれから沢山の血を流すだろう
それは君には関係のない話だ
今までは君がその役目だった
今回はアルトリア任せにするしかない
だから気持ちをどこに置いていいかわからない
自分は卑怯者とすら思ってるかもしれな
自分達は妖精國を救う気はないんですってね
そんなことより、はぐれたマシュにもしものことがあれば、自分の責任だ、だろ?
マシュがひとりで街に出て事故で死んだら、君のせい?
それは心配じゃないよ
ただの自己批判、自傷行為にすぎない
君が彼女を対等の相手と思うなら
心配じゃなくて信頼すべきだ
ここまでの旅から、君の心はどこにも行けなくなってるんだろうけど
君はもともとフットワークの軽い人間だったはずだ
自分が好ましいと思うこと
自分がもっとも望むもの
そのために全力で戦うこと、
そのために苦労することを
好きに生きるというんじゃないかな
人理焼却のころはそうだった
ボクは見てないわけだけど
ボクたちは似ている
ブリテンにおいて同じ役割を持ってる
僕等は傍観者だ、この筋書きの主題じゃない
だからといって自分を責める必要はない
最後に君がやらなくちゃいけない場面がやってくる
最後の最後で大活躍を見せてやれ
ボクはいつもそう思って生きてるからね
藤丸:オベロンの目的はどんなやつ?
オベロン:人理のためとか、そういうことじゃない?
偉そうなこと言った手前、誤魔化せないか
ティターニアを探してるんだ
もっとも、それは有り得ない目的だ
創作の妖精だからね
汎人類史では実在しない

次のサポートはフレンドのモルガンにした。

ダヴィンチ(馬)
千子村正(別)
妖精馬レッドラ・ビット(馬)

ダヴィンチは自身に攻撃時に低確率でスタン5ターンを使う。
村正は自信に毎ターンクリ率アップ&クリ威力アップ&防御アップを使う。
レッドラはQuickアップ5ターンを使う。

藤丸たちは模擬戦やってた。
うまく立ち回れば妖精騎士も倒せると村正は評した。
アルトリアは鉄の武器の素材をほしがった。

村正:お前さんが使うなら一から用意しねえと。
鉄がほしけりゃ鉱山いくしかねえぞ
ノリッジが仕切ってるんだったか
キャストリア:(せっかくガウェインをやっつける方法、考えついたのに)
村正:意地悪い目しやがって、悪巧みなら手伝うぜ?
キャストリア:要らない!
藤丸と仲良くしてろ、じじい!
ダヴィンチ:アルトリアが反抗期になっちゃった
藤丸:根が負けず嫌いなんだ
キャストリア:違います!
予言の子として振る舞っただけです
どうせ私は予言の子ですから
今日から真面目にやりますよーだ
ダヴィンチ:さては、昨夜のオベロンの話か
キャストリア:それもあるけど、いつまでも迷ってられないなって
みんなの期待に応えられるか不安だったけど
堂々と予言の子ですと胸を張るとこからやってみようかなって
藤丸:私もカルデアの使命とか関係なく
君に協力するとアルトリア
もちろんマシュも探す、あったりまえです
その上で予言の子の助けになりたいんだ
キャストリア:つまり村正さんだけでなく
藤丸もダヴィンチちゃんも私の巡礼に付き合ってくれるんですか?
ダヴィンチ:もちろんここにいないオベロンもね
キャストリア:予言の子、初めての同盟ですね
なんかほんとに王様みたい、ヤッター
オベロン:ちょっと早いけど機は熟した
予言の子の噂を真実にする運命の分岐点
ノリッジを救いに行こう
キャストリア:声はすれど姿は見えず?!
本当にオベロンですか?!
オベロン:みんな下、下見て

FGO第2部第6章アヴァロンルフェ蛾になったオベロン

マッハのスズメガでブリテンを行き来する
小柄で小粋なスピードスター
ロビングッドフェローこと手乗りの妖精王
ライダーオベロンとはボクのことさ
一同:ち、ちいさーーい!?

第7節 断章4 シェフィールド(II)

妖精騎士ガウェインが率いる女王軍がシェフィールドに進軍してた。
ベリルも女王の名代として加わった。

前夜、マシュとボガードがダベってた。

ボガード:牙の氏族に人間らしさなど不要
ましてレストランなぞ……
オックスフォードにはレストランがひしめき合ってる
どこをみてもウッドワスの料理店だ
シェフィールドにある店がすべてレストランと想像してみろ
驚きを通り越して笑えるだろう
マシュ:それはちょっとおかしくて笑っていまいそうです
ボガード:見てくれだけは面白い
一度おまえにみせて……
いや、なんでもない
確かにどうかしてるな私は
お前はモース退治をしたな
目立つなという私の言いつけがあったにも関わらず
お前は武器を持つことを恐れている
お前は鉄の筒を取り戻しに来なかった
あれはモルガンの聖槍に匹敵するものだ
それだけの戦力から、お前はなぜ逃げている?
マシュ:あの鉄の筒はブリテンそのものを傷つけてしまう気がして……
ボガード:いやお前は戦うこと自体を……
いやいい、お前の本心など私には理解できないだろう
ここに来るまでの記憶は戻らないのか
お前は間違いなく騎士だ
長く戦い続けてきたものだ
だが女王軍でお前を見た覚えはない
新しい妖精騎士が任命された話もない
本当にブリテンを救う予言の子なのか?
だとしたらお前の行く先には戦場しかない
巡礼は戦と血の道になる
お前にできるのか
6の氏族を力で従え、支配することが
ふん、できまいよ
お前には向いてない
妖精がやりたくもないことをやってどうする
お前は予言の子ではない
紛らわしい偽物、ただの迷子というわけだ
牙の氏族はモースと戦い鎮めてきた
その中でもウッドワスと私は強者だった
その功績でウッドワスはオックスフォード、
私はノリッジの領主となった
マシュ:それがなぜシェフィールドに?
ボガード:キャップレスという男にしてやられた
いまはスプリガンを襲名している
200年前のキャタピラー戦争を知ってるな?
女王が唯一女らしい悲鳴を上げた戦争だ
モルガンめ、虫が苦手など柄にもないことを
あの戦争でモルガンは■■■■■に
ガウェインという役職を与えた
■■■■■の名は誰にも認識できん
女王による真名変貌だ
ガウェインが敗れるまで、やつを妖精名で呼ぶことは誰にもできない
ウッドワスはあれを黒犬の娘と迫害していたが
私はあれの強さが好ましかった
あれが妖精騎士になったのは私にも幾ばくか原因がある
「犬と呼ばれたくなくば、爪と牙で戦わなければよい
お前はその優れた角(けん)で戦うのだ」
それがいたく気に入ったのか
剣を持つようになり、騎士として女王に見初められた
弱者の気持ちを理解し、強者の責任を求めるようになった
女王いわくノブレスオブリージュと言うのだそうだ
こんなとこまで人間の文化とは
お前を見てる生まれたばかりの■■■■■を思い出す
強者として生まれたことに悩み
弱者を搾取し続けねばならない自分を憎む
あの小娘の見苦しい泣顔がな
マシュ:今も大切に思ってらっしゃるのですね、そのガウェインという方を
ボガード:まさか、200年前に妖精騎士になった時点で思い返すのは止めてた
……いやどうしたのだ私は
武勇ではなく生い立ちを語など……
今夜のことは忘れろ、記憶するな、私は軍議に戻る
マシュ:お気を付けてボガード様
ボガード:お前はなぜ私を怖がらないのだ
マシュ:それはきっとシェフィールドが美しい街だからです
ボガード様はこの街を一から復興されたと聞きました
城砦都市なのに街に住む妖精の皆さんを第一に考えた明るく気持ちのいい街
そういうものを目指した方に恐ろしさは感じなかったのだと思います
ボガード:それはそうだ、ノリッジに比べればシェフィールドは美しくはある
だがそれも今日までだ、明日からは門を閉ざす
モルガンの軍と戦いになれば美しいなどと言えなくなるだろうよ

突然衝撃音が聞こえた。
女王軍が正門前に布陣していた。
「予言の子を差し出せ、従うならシェフィールドの自由を認める」

妖精たち:なぜマシュ様を?
ノリッジの返還は?
自由を認めるとはどういうことだ?
ボガード様の軍拡を問題視してないのか?
ボガード:どこまでも牙の氏族を侮辱しおって!
衛士:物見が女王軍の軍旗を確認したとのこと
先頭にいるのはガウェイン
ボガード:女王め、采配に本音が出てるではないか
北のノクナレアが出兵している以上
このシェフィールドは落とせない
女王は鎮圧ではなく交渉を選んだ
衛士:トリスタン、ランスロットも確認いたしました
ボガード:全員そろっているだと!?

モルガン軍兵士:ランスロット様は空中で待機
女王陛下の命令はシェフィールドの浄化
ボガード軍の消滅は言うに及ばず
城内の者は軍民問わずランスロット様の攻撃対象となります
ガウェイン:ランスロットに裏門に落ちるよう言え
予言の子を逃がすならそこだろう
ボガード、いま開城すれば無血で終わる
私に要らぬ角を振るわせるな
ガウェイン兵:ボガードより返答です
予言の子など我が城には存在せず
ただ女王への叛旗あるのみ

ボガード:ノクナレアへ使いを出せ
2日保たせる、それまでに援軍を寄こせとな

予言の子を差しだそうという重鎮もいた
それはボガードが一蹴した
その決断は正しかった
差し出せばもっと早くむごくシェフィールドの妖精は殺されていただろう
(ハベトロットのナレーション?)

ランスロットは空中から兵舎を狙ってた。
速すぎて誰も目で追えなかった。
ガウェインはガラティーンで正門を撃ってた。
正門の樹皮は10層まで融解した。
城下では暴動が起きてた。
ボガード:裏門は開けるな
ひとりでも外に逃げれば、そこから崩れる
魔術の大砲ならこちらにもある

それがシェフィールドの終わりの始まり
攻城戦を殲滅戦に変えた一撃だった。

城門の女王軍が600翅消えた。
城壁のシェフィールド兵は血を噴いて死んだ。
弾道近くの妖精達は眠るように息絶えた
城壁は溶け落ちた。
正門前の妖精騎士も白煙の中に霞んで……。
恐怖が戦場を支配した。
ボガードは狂喜してた。
ボガード:この筒があれば妖精騎士なぞ恐るるに足らん!
北のノクナレアも厄災溜まりも
全て吹っ飛ばせる!

ボガードは見えてるのに気づかない。
城下で倒れた妖精にも
すぐ間近で枯れ木のように倒れた兵士も。
マシュは失意で膝を折った。
大好きだった街を傷付けた。
筒を持ってきてしまった。
ボガードを止められなかった。
彼女の罪は自分の弱さ全て。
記憶を無くしたのをいいわけに、
自分が周囲に与える影響の意味を考えなかった浅はかさ。

ボガード:予言の子、お前ならより精確に扱えるのだろう?!
次はあの青い蜜蜂だ、女王軍ごと焼き払え

マシュは泣いてた。
ハベトロットはマシュを連れて逃げた。
ボガード:戦で泣く妃など目障りだ
どこへなりとも連れて行け
ハベトロット:じゃあなボガード!
これまで働いた代金だ、花嫁はいただいていくぜ

ガウェイン:今のはただの魔力光だ
鉄の毒は帯びているがそれだけだ
モルガン陛下の一撃に比ぶべくもない

ボガードは筒の毒に自分も削られていると気づかない。
ボガード:あの小娘がよくも……
あそこまで堂々とした騎士になったものだ

ボガードの脳裏には、同時にさっきの小娘の涙が浮かんだ。
あの娘の感性は永遠にわからない。
ボガードは引き金を引いた。

住人は裏門に殺到してた。
ボガードは失敗したと怒ってた。
ロブ:こっちも爆発寸前だ
衛士にあたっても何もならないだろうが
こっちも塞がれている
ボガードの旦那、しっかりしてるよな
ワグ、裏門の開け方はチェック済みか?
ワグ:兄貴の言いつけどおり、衛視達から盗み見てたからな
門の両側、左と右の詰所、葛模様の柱の3本面の裏にレバーがある
でもレバーの足場の杭は踏み抜くなよ
一度壊すと動かなくなる安全装置だってさ

そこにマシュが現われた。
衛士や女王の兵がマシュに気を取られている隙にワグとロブは詰所に忍び込んだ。
マシュは裏門を開けるよう衛士に頼んだ。
妃が通るなら開けるほかないと衛士も納得した。
女王の兵:予言の子と思しき妖精を発見した
ただちに処断する
女王に逆らう反乱分子はひとりも逃がすな
マシュ:あなたたちの相手は私です
私はシェフィールドの騎士、妖精騎士ギャラハッド!

女王兵(術)4体

女王兵はクリ率アップ2ターンがかかってる

マシュは攻撃アップ&NP獲得アップがかかってる

裏門が開いた。
女王の軍隊は外にいなかった。
ランスロットが現われた。
ランスロット:きみ今なんて言ったの?
ギャラハッドとか、でまかせにしては大きく出たね
ハベトロット:確かになんでギャラハッドって名乗ったのさ?!
ボクの知らない間男か、このー!
マシュ:つい勢いでなんとなく……

マシュとハベトロットのみ出撃。

妖精騎士ランスロット(槍)

ランスロットは毎ターンチャージMAXになる。
自身にクリ率アップ1ターン&宝具威力アップ5ターンを使う。

3ターンで終了?
マシュ撃破で終了?

マシュ:なにひとつ通じない……力がもう……
ランスロット:円卓の護りはボクには意味をなさない
神秘としての格が違う

城の天守閣で爆発が起きた

ハベトロット:諦めから復活したのはいいけど、助けに行く気だな!
ランスロット:元気になったのか、頑丈なんだねきみ
でも諦めて予言の子
予言の子は2人も要らない
???:その嬢ちゃんは知り合いでな
退いてくれランスロット
マシュ:あなたはいつも見守ってくれた狼さんの?
???:なんだよモロバレじゃねえか
こいつは俺に任せて逃げな
マシュ:はい、お言葉に甘えます
ありがとうございます、ローブの人!
???:って城に戻ってどうすんだオーイ!
ハベトロット:お前グリムだろ!
久しぶりで悪いけど、ここよろしく!
ランスロット:君が賢人グリム……
妖精歴を生きた救世主の使い魔
女王歴になって召喚されたサーヴァント
女王陛下から処理していいと言われてる
グリム:お互い妖精國じゃあよそ者だ
回りを気にせず暴れようぜ!

トリスタン:へえ今のも弾くんだ
中身かき乱されてあえげデカブツ
売れ残りの人形みたにしてやるよ!

ボガードがトリスタンに操られてた。

ベリル:気をつけてくれよレディ
血がこっちまで飛び散ってきた
これから大切な友人に再会するんだ
トリスタン:それより見てベリル
魂を出して似姿を作るおまじない
あなたが教えてくれた魔術、面白すぎ!
ベリル:そいつはフェッチって言ってな
俺にゃ高度すぎて使えなかったが
妖精であるお前さんなら問題ない
ボガード:おのれトリスタン……
貴様如きにこの俺が……
トリスタン:うるせえ、いい加減に死ねよ
心臓解体されてなんで生きているんだよ
ベリル:ボガードにはまだ役に立ってもらうんだ
もう少し生きていて……噂をすればだ
マシュ:ご無事ですかボガードさん
ボガード:な、ぜ……
ハベトロット:ボガードが血塗れで宙に浮かんでいるじゃんか?!
玉座のあいつの仕業か?!
ベリル:助けにきたんだろう?
何事もまず話し合いからだ
そうだろマシュ?
おまえさん好戦的な女じゃなかったよな?
マシュ:私を知っている方ですね
ですが私には記憶が……
ベリル:ああ記憶がないんだろ?
マイキー?ミンキー?違うなファンキー?
そんな名前のやつから話を聞かせてもらってな
見知らぬ土地での苦労はここまでだ
一緒にニューダーリントンへ行こう
ハベトロット:あいつはよくないやつだ
血の臭いが魂まで染みついている
マシュ:私も同感です
例え知人でも、その言葉を鵜呑みにしてはいけないと断言できます
ベリル:ああそうか、つきあった妖精のたちが悪かったのか
あんな貧乏くさい盗賊くずれと一緒にいちゃ、疑い深くなる
マシュ:私の事を聞かせたという妖精はどうなさいましたか
ウィンキーさんは今どこに
ベリル:そいつは教えられないな
だって死んだやつがどこにいくか、
俺は知らねえし興味もねえしな

マシュは怒ってベリルに突進した。
トリスタンの糸はマシュに通じなかった。

ベリル:おれもあちらの妖精騎士も今のお前さんには敵わない
円卓の騎士最高傑作、ギャラハッドの名を受ける妖精騎士だ
ならこっちも汚い手を使うしかない
トリスタン:愛しのボガード様を壁の外までご案内
普段のこいつならなんてことない高さだけど、虫の息だし?
で、お前いつまで私の男に言いよっているわけ?
ベリル:なんでおれのやりたいことがわかるんだ?
天才かよ、おい!
トリスタン:わかるに決まってるでしょ、私とベリルだもの
マシュ:予言の子を、私を捕らえに来たのではないようですが
ベリル:一応、予言の子を殺しに来たんだぜ
それも状況次第だ
ボガードを殺したら次に死ぬのは俺達だ
そこでちょっとしたギャンブルといこうじゃないか
モルガンのマスターは俺だ
俺を殺せばモルガン軍もモルガンの力も半減する
戦いになれば何もかもおじゃんだ
足手まといがいなけりゃな
マシュ:ボガードさんを助ける代わりに、
あなたたちを見逃せというのですね

ボガードを吊っていた糸が切れた。
マシュは迷いなく空中へ飛び出した。

ベリル:さて、ブラックバレルとやらを回収……
さっきの大砲、3メートル近いあれ
どこいった?下に落ちた?
トリスタン:えゴメンみてなかった、ベリルに夢中だったから
ベリル:そういわれちゃ仕方ないな
いいとも大したことじゃない
トリスタン:マシュって娘はいいの?
ベリル:予言の子には手を出すなとモルガンからも言われてるだろ?
ランスロット以外は返り討ちだぜありゃ
トリスタン:そうなんだ、私より強いんだ……
ナマイキ、メチャクチャにしてやりたかったのに
ベリル:なあに、やり方を変えればいい
外が傷つかないなら、中身を腐らせろってな
予言の子として人助けすればいい
その果て待つのは良心の呵責
最終的には絶望する
妖精國はそういう風にできているようだからな

マシュはボガードを抱えて背中から着地した。
マシュ:ボガードさんご無事ですか?!
ボガード:なんとか、な
この高さから落ちるのは二度目でもある
マシュ:すぐ手当てしないと……お城の皆さんは?
ボガード:衛生兵など、もうおるまい
おまえはなぜ……
いやもういい
私を裏門に連れて行け
ハベトロット:城から飛び降りるなんて無茶してもー

マシュはボガードを抱えようとして魔力が尽きていると気付いた

ボガード:バカ者が
妖精騎士と言えど、所詮は人間との混ぜ物だな

ボガードはマシュを抱えて小走りに歩き出した
花嫁を抱える新郎のように。

ハベトロット:いま近づけば女王兵に見つかるだけだ
ボガード:いや裏門から外に出る
ここにいてもいずれ見つかる
迷っている住民どもの先導をしなくてはならん
予言の子、お前は目立つな
外に出るまで顔を上げるな

ボガードは衛士をどやしつけた。

ボガード:裏門からアザミが丘のねじれ穴に逃げろ!
シェフィールドの者なら意味はわかるな?
他にあてがあるなら好きにしろ
だがここには残るな
女王軍の本隊、ガウェインの黒犬部隊が迫っているぞ!

住人が出た後、門が自動で閉じた。
ハベトロット:お前が通ると閉まるようになってたの?
ボガード:……そういう縁に恵まれた

マシュはボガードの声によくないものを感じた。
伏せていた顔を上げた。
遠くなった門を振り返った。
マシュ:さよ……さようなら、さようなら
あの日、私を助けてくれてありがとう
私に名前をくれてありがとう
いつも笑顔でいてくれてありがとうございました

時系列が少し戻ってロブ&ワグの下り。

ロブ:ボガードの旦那、生きてやがった
ありゃあマシュか?
助けが間に合ったんだ……
だけどこれじゃあ……
ワグ:マシュの顔色が真っ青だ
ここから見ても分かるくらい
でもこれで安心だ
今から逃げるんだから
俺達も行こうぜ兄貴
これでまたマシュと旅ができる
ログ:そうだな、そいつは悪くない
でもなその前にやんなきゃいけねえことがある
俺達じゃなきゃできねえことだ
今から門を閉じに行く
女王の兵隊も外に出られなくなる
ワグ:はあ?!兄貴何言って……
そっかそっか、わかったぜ兄貴任せとけ
でもお別れくらい言えるよな
マシュを心配させるもんな
ロブ:どのみち詰所に押し入られる
階段登って門のうえまで逃げようや
あとは……ボガードの旦那と目があっちまったぜ
ああ見えて細かい奴だから察してくれただろ

ボガードが恫喝して門を開けさせていた。

ロブ:じゃあ行こうかワグ
妖精國に来てこんなにワクワクしたのは初めてだぞ
ワグ:怒られたり、叱られたり、嫌われたり
色々あったけど妖精國に来て良かったな

女王兵は詰所の2人を見つけて切りつけた。
外を見ると手を挙げて振り返るマシュが見えた。
ワグ:見ろよ兄貴、マシュが気付いた
よかったな、元気でな!
ロブ:でもまあ、わるかねえぜ
命を張る時は一番価値のあるもののためさ
俺も手を振るぞ!
女王兵なんか知ったことか!

この後、ボガードたちは見つからず逃げ延びた
シェフィールドの妖精は妖精亡主の洞窟にいた。
ボガードが妖精亡主を倒して今は安全だった
もうボガードは動かなかった。
ボガード:予言の子はいるのか?
マシュ:すぐ側にいますボガード様
ボガード:様か……まあ妖精どもがいるからな
ここは東の静脈回廊に繋がってる
地上に出ることなくどこの街にも行けよう
逃げるなら上手く使え
衛士、北のノクナレアに保護を求めるな
やつは来る者には寛大だが、去る者は決して許さない
助けを求めるなら南の円卓……うぐ!
衛士:お任せ下さい、あなたの領民は我々が守り通します
ボガード:シェフィールドの領民か……
100年、ノリッジを追われた怒りにかき立てられやってきたが
思いの外よいものだった
今になって気付いたよ
私はモルガンを憎んだ、ウッドワスを、スプリガンを憎んだ
やつらに復讐するため、妖精國の玉座を欲した
だが、ノリッジを守りたかったのも本心だ
故郷に帰りたかった
あのせわしなさをおれは嫌ってたはずなのに
わかるか予言の子、このおかしな感情が
マシュ:それを望郷と言うのです
あなたは初めから……
ただノリッジを救う為に兵を挙げていたのです
ボガード:お前に見透かされるようでは、ははは
あの鉄の筒はどうした?

マシュはただ首を左右に振った。
ボガードに見えていたかどうか。

ボガード:お前に逃げる口実を与えてしまった
私は領主としての自分に疑いはないが
マシュお前には最後まで……

ボガードは息を引き取った。
マシュは盾を持った。
ノリッジを救うつもりだった。
マシュ:予言の子だからではありません
危機にあるノリッジを救いに行く
それがいま一番やりたいこと
やらなくてはならないと感じた事です
衛士:なら我々もお供に、予言の子をお守りしなくては
ハベトロット:君達の仕事は領民の護衛だろー
そんなに薄情だとボガードが化けて出てもしんないぞ
衛士:ですが本当にマシュ様だけで?
ハベトロット:ひとりじゃないさ、ボクがいる
それに道案内だって

白い狼が現われた。

マシュ:狼さん、ついてきてくれていたんですね

狼は静脈回廊へ進んだ。
ハベトロット:オドベナ=静脈回廊を使うならノリッジまで1週間以上かかる
厄災だまりがいつ動き出すかわからない
休んでいる暇はないんだ
衛士:どうかご武運を、マシュ様
ボガード様を助けていただき感謝いたします

第8節 ドラケイの河

オベロンが現状報告してた。
グロスターとソールズベリーに動きはなし
キャメロットは大規模魔術の準備を始めた。
ノリッジは数日で厄災溜まりが破裂する。
シェフィールドは……誰もいなかった。
ノリッジに向かうなら今が最後のチャンス。
キャストリア:シェフィールドの話をしたら、
あなたらしくない動揺がありましたが
オベロン:シェフィールドから強力な助っ人が来るかもと考えたこともない
僕の森は攻め込まれたらひとたまりもない
それこそシェフィー……
それより仲間集めだ
今のアルトリアに足りないのは自信と
藤丸:実績、実力
オベロン:街を救った事実が必要だ

キャストリアには厄災を祓う自信がなかった
村正:当たって砕けろだしな
無鉄砲がウリだろ!あんた!
藤丸:むしろ砕けてからが本番
ガレス:アルトリアさんはノリッジでもなんとかしてくれうはずなのですっ!
一同:……誰?

ガレスはオークションからついてきてた。
言葉の暴力と魔術勝負でトリスタンに勝って確信した。
アルトリアさんこそが私が仕える主と。
その後、アルトリアはどんな相手も真っ先に助けに走った。
あなたがブリテンを救う運命を持つとわかります。
困ると言いつつもキャストリアは笑顔だった。
藤丸はガレス=汎人類史の英霊と気づいたけど、言わなかった。
ガレスは自分が何の妖精かわからなかった。
気づいたらブリテンにいた。
今度はちゃんと戦える妖精になりたいという目的だけがあった。
1人で鉄の武器を使い、モースを倒していた。
みんなを守る騎士になりたかった。
モルガンは悪い王様と知った。
妖精騎士もモースを倒すだけ。
アルトリアさんという運命と出会った。
騎士になる夢を叶えた。

オベロン:モルガンのスパイと疑ったけど
こんな不器用なスパイがいるはずもない
戦力は多いほどいい

次はNPCキャストリア、ガレスが出撃固定。
手持ち4騎を選択。
孔明、メディア、アヴィケブロン、シェイクスピアを入れた。

アンシリーコート(狂)

ブラックキャット(殺)

オキクチャン(狂)タマモキャット

オキクチャンは王特攻&通常攻撃時に呪い3ターン付与。
自身にダメージカット&こちらにNP減少を使う。
自身に攻撃アップ2ターンを使う。
青ゲージブレイクで毒3ターンを付与。
紫ゲージブレイクで呪い付与。

メディアのみ生存瀕死でギリ倒せた。

藤丸:オキクチャンとは……
村正:嫌な予感がしてならねえ
シリーズ一作目じゃないことを祈るぜ

ノリッジまで2日。
馬車を普通に走らせてたから。
オベロン曰わく、目立つと女王軍に見つかる。
危険なのは藤丸。
人間が街の外にでるのは禁じられているから。
アルトリアはただの田舎妖精で見逃されている。
ノリッジの立ち回りでブリテンの命運が決まる。
鉄の街、煤の海、災いを退けたとき、巡礼は迎えられる。
……という予言のとおりなら、
ノリッジを救わなきゃいけない。
途中のオックスフォードは素通りだった。
ウッドワスに話し合いの余地はない。
このあたりは女王歴800年、翅の氏族の土地だった。
それを牙の氏族が奪った。
翅の氏族を皆殺しにした。
ムリアンは翅の氏族の最後の一人。

ウッドワスはベリルに怒ってた。
ウッドワス:妖精國の王は強い者が相応しい。
なのに異邦の魔術師、たかが人間一匹に出し抜かれた。

人間の衛士マノイが報告に来た。
人間牧場の50頭がガウェインにマンチェスターへ連行された。
……ウッドワスは八つ当たりで衛士を殺した。
ウッドワス:女王は人間の出荷数を増やさない。
牙の氏族がどれほど女王のために戦ってきたと……!
牙の氏族:マノイ君、腕のいい料理人だったのに……
人間でもウッドワス様のお役に立ちたいなどと……
なぜ人間は身の程をわきまえないだろう

次はNPCキャストリア、村正が出撃固定。
手持ち4騎は自由選択。
孔明、メディア、アヴィケブロン、アンデルセンにした。

アンシリーコート(狂)3体

ブラックキャット(術)2体スフィンクス

オイワチャン(狂)タマモキャット

オイワチャンは男性特攻&通常攻撃に呪い3ターン付与。
こちらに最大HPダウン(半分)がかかる。
青ゲージブレイクでチャージMAXと、こちらに恐怖がかかる。
紫ゲージブレイクでチャージMAXと、こちらに毎ターン最大HP減少がかかる。

紫ゲージ2/3削って全滅。
霊脈石コンティニューした。

村正:こりゃ三度目もあるな……
化物退治の逸話とかねえぞ儂……
キャストリア:大穴の近くだからでしょうか
動物達の凶暴さが、上がってますね
大穴を北を守るように積み上げた壁が罪都キャメロット
村正:たぶん1万メートル近くあるぞ
落下中、ランスロットに吹っ飛ばされ、
途中の壁で止まったからな
レッドラビット:大穴は誰もが話題にあげてはならないもの
大穴にゴミ捨てに行く妖精がいたでしょう
彼らは罪を犯して大穴担当になった埋め立ての巡礼者です
ダヴィンチ:咎人なのに巡礼者、それって……
ガレス:巡礼って予言の子のための言葉ですよね
6つの氏族の鐘撞き堂を巡って氏族を治める旅を
エインセルは巡礼と名づけたと聞きました
ダヴィンチ:妖精國に巡礼なんて概念があるはずがない
予言の子のために作られた言葉だったのか
キャストリア:汎人類史では当たり前の言葉なんですか、巡礼って
ダヴィンチ:教えが始まった聖地で祈りを捧げることを巡礼という
私たちの世界では誰でもできる
キャストリア:予言に選ばれてなくても巡礼していいんだ!
オベロン:誰もが平等で誰もが特別じゃない
基本、話し合いの世界なんだ
それで済まない事も多いけど
妖精のように永遠も変動もない分
常に変化していくのが外の世界なんだよ
キャストリア:それで藤丸は?
自分の世界をどう思っているか
これからの自分をどう思ってるか
聞いてみただけなんだけど
藤丸:ひとなみに好きだと思うよ

藤丸たちはドラケイの河に着いた。
橋が崩れていた。
オベロン:雨期で川が氾濫し、モースが暴れてああなったんだろう。
妖精亡主=ナイトコール、ドラケイ=水の聖杯と呼ばれた大妖精だ。
その特性は、その者が欲しい宝物を呼び寄せて……
橋のたもとに妖精が集まっているだろう?
彼らもドラケイが目当てのようだ

土の妖精:俺がほしいのは銀の斧だ
きたきたヤッホー、いまいくぜ
牙の妖精:ウッドワス様からオーロラ様に似合う髪飾りを用意しろと命令されて……
虹色の髪飾りとか……やばい本当に流れてきた
手が勝手に、なんか掴まれた!?
やっぱりいらない!

オベロン:ドラケイは欲しい物で呼び寄せて、河に引きずり込んで殺してしまう
村正:藤丸は儂が抱えて橋の瓦礫部分を飛べばいい
キャストリア:無茶いわないで村正
あの橋の瓦礫まで何メートルあ、
ガレス:ガレスはいけます!
ジャンプ力はありますので
キャストリア:もも、もちろん、あれくらい、ばびゅーん!
ですけどね、予言の子だし
ダヴィンチ:オベロン、そんな手段で渡れるものなの?
オベロン:無理。飛んでいる途中で宝物が流れてくるだろう
それをわずかでも見たらアウトだ
そのまま河にダイビングする
キャストリア:それ見ろ村正!
少しは考えて対策立てるんだぞ!
藤丸:じゃあ河を迂回するしかない?
オベロン:上流まで行けばドラケイの領域から出る
半日近くのロスタイムになるけど危険を冒すよりはいい
キャストリア:流れてきたものを無視すれば、
気にせず川を渡れるのでは?
オベロン:欲しい物といっても命を引き替えにするほどじゃない
僕らはノリッジを救うという高い志を持つ一団だ
ドラケイの宝物に魅了されることはない
いっそ強引に渡って……
ガレス:あれは、アルトリアさんのぬいぐるみだ!
オベロン:犬の妖精じゃないかな、あの妖精は!
レッドラビット:全長2メートル以上のニンジンだと?!
藤丸:あれはまさか聖杯?!
ダヴィンチ:いまさら聖杯の1つや2つ珍しくもない!
藤丸ちゃんの鉄の自制心を舐めないでほし、
聖杯1ダース分だと?!
でも私は万能の天才レオナルドダヴィンチ
どんなものだろうと揺さぶられる事は、
恐竜の化石だ-!
村正:お前達それでよく5つの異聞帯を乗り越えてきたな!
河を見るなよアルトリア
阿呆どもは儂が助けに行く!
今の儂は紛い物だ、欲しい物なんざねえ
キャストリア:村正さん、ほんとに無欲なの?!
村正:ばかこっち見るな!
キャストリア:あ
オベロン:わずか1分で5人が犠牲になったが、君はどう思う村正
村正:今のがあいつが欲しい物だと?
綱でも探して河にぶん投げておいてくれ
オベロン:そんな都合よくロープがあると……
しまった僕も河を見てしまった
何が流れてくるというのかな

FGO第2部第6章アヴァロンルフェ魔力切れ

オベロン:魔力切れかっ!

唐突なギャグ時空……
アルトリア、何を見たんだ……

村正は河の中で藤丸達を説教してた。
一同:あんなの取るに決まってるじゃん!

村正は一同を殴った。
村正:ノリッジが落ち着いたら一日座禅だ座禅!
ダヴィンチ:宝物がない、幻だったんだなドラケイめ
村正:これに懲りたら美味そうな話には乗るなってこった
藤丸:そこは反省するとして、今の状況は?
キャストリア:ドラケイの妖精領域の中です
村正:ドラケイをなんとかしねえと地上には戻れないってか
そもそもドラケイはどんな妖精なんだ?
ガレス:妖精より人間を襲うって聞きました
男の人を引きずり込んで恋人にするんです

人間だと死ぬ前に開放してもらえるので
ドラケイの名前が広まったとか
村正:つまり夫婦になったってことかよ
ダヴィンチ:そのあたりは汎人類史のドラケイと同じだね
ただ恋人にしようというわけじゃない
ドラケイの目的は……
ドラケイ:ホシイホシイ……ワタシノモクテキ……
村正:襲って来るなら仕方ねえ、考察はあとにしな

サポートはNPC村正(分)にした

ドラケイ(水)(讐)
ドラケイ(真)(讐)

ドラケイは自身に強化無効耐性アップ
毎ターン呪いの敵にダメージアップ
敵全体に呪い付与を使う

HP半減で自身に強化無効耐性アップ
毎ターンクリ率アップ
通常攻撃で低確率で魅了1ターンを付与

HPを削りきるとドラケイ(真)になる。
最大HP3000減少5ターンを使う
チャージアップを使う
宝具ダメージアップ1回を使う

バニヤン、孔明、アルトリア、ジャンヌ、ゴルゴーンで倒せた
22ターンもかかった……

ドラケイ:ナニガ……ホシイカ……ワカラナイ
デモ……ユメニ……ミルノ……ワタシノ……アカチャン
アルトリア:アカチャン……赤チャン?
レッドラビット:なぜ私をチラ見するのか分かりません
藤丸:赤ちゃんって言ったら……
ダヴィンチ:この話はあとで、我々だけでしよう

ドラケイが霧散した
藤丸達は溺れた

オベロン:普通に河に戻ったと気付かなくて
下流まで流されてなんとか生還
ここまで戻って来た
そういうことかな?
村正:そうすねるなオベロン
ロープはしまっていいぞ
よく用意できたな?
オベロン:ブランカに感謝してくれ
藤丸:オベロンも来れば良かったのに
オベロン:水は苦手でね
ドラケイの魔力が売切れでよかったよ
ダヴィンチ:レッドラビットは上流で橋を見つけたらノリッジに来てくれ

次のサポートはNPC村正(分)にした。

アンシリーコート(馬)3体

デスキャット(狂)巨大魔猪

オツユチャン(狂)

オツユチャンはガッツ(無限)がかかってる
攻撃アップ1ターンを使う
クリ威力アップ&クリ率アップを使う
10ターン耐えると自動勝利。

藤丸たちが食事してた。

アルトリア:食事を摂る習慣は、
ティンタジェル村のみんながくれたからです
ガレス:じゃあウッドワスの予言の子狩りを生き延びたのはほんとなんだ
アルトリア:生き延びたというか、マーリン魔術で逃げたというか……
オベロン:なんで妖精國でレストランが流行ったかガレスは知ってるかい?
ガレス:そういえば知りません
レストランに入れるほどじゃなかったので
オベロン:牙の氏族の暴力衝動を抑えるためでもある
牙の氏族には礼節が足りてない
女王陛下の軍隊として恥ずかしい
それがレストランオーナーになるのが
妖精國の成功者の証になってしまった
アルトリア:じゃあウッドワスがマナーにうるさかったり着飾るのは……
オベロン:自分の凶暴性を隠す為だ
いまじゃ権力を振りかざす老害だけどね
ドラケイを倒した君達の方が強いまである

ダヴィンチ:アルトリアたちには聞かせづらい話だけど
汎人類史のドラケイの目的は男性との交配だ
女性なら子どもの乳母をさせる
藤丸:ほしいのは恋人ではなく、赤ちゃん……
ダヴィンチ:妖精國のドラケイにそれは与えられなかった
藤丸:妖精國では子どもが生まれない?
ダヴィンチ:妖精社会にないものは、人間社会にもない
だから妖精國の人間には繁殖機能がない
父親、息子ではなく先代、今代となってた時点で薄々気付いてたけどね
人間は「生産」されてる

オベロンが単独で森にいた。

オベロン:藤丸のテントから何か飛び立ってたけど
鳥かな?
お帰りブランカ
ノリッジの様子はどうだっt?
厄災は明日にでも始まりそうかい?
まだ兆しはない……
ギリギリ間に合ったんだね
エインセルの未来予知は変えられないみたいだ
逆に言えば予言の子がノリッジに着くまで厄災は訪れない……か
アルトリアが着けばノリッジは滅びる
それを承知で彼女を連れて来た
なんて卑劣で卑怯な導き手だろう僕は
けれどここを通過しないと始まらない
巡礼の鐘のひとつめはノリッジなんだから
ノリッジが救えないのは黙っている
余計な荷物は僕がもってけばいい

第9節ノリッジ(I)

サポートはフレンドのイシュタルにした。

ノリッジではモルガンが街を見捨てたと噂になってた。
港が立入禁止になってた。
妖精國初の外洋船イナバマルが建造中だった。
伯爵のカティサークに負けると土の氏族は焦ってた。

オベロン:妖精國では新たな鉄の武器を作ってはならない法律があった
1900年近く鉄の武器は作られなかった
しかし……
土の氏族:オベロンじゃねえか?!
ノリッジにやってきたのか?
空があんなになっちまってるのに?
オベロン:雨雲がかかってるね
あんな雨雲でノリッジの賑わいは変わらない
そうだろナック?
土の氏族:女王の鉄槌に比べれば、厄災溜まりなんぞ怖くねえさ
村正:今のとんでもねえオーラだったぞ
200や300じゃきかねえ
何百年槌ふるってやがんだ?
オベロン:彼は400年生きてる下級妖精だ
妖精國の鍛冶の歴史をよく知ってる
100年前、スプリガンが鉄の武器を解禁した
北の妖精の不穏な動き
モースの増加
人間の技術に鉄の加工は不可欠だった
スプリガンが女王に進言し、女王も認めた
ノリッジは鍛冶の掟が第一の街になった
職人のルールの下、全てが平等
人間を奴隷とする妖精もいれば
人間を職人として重用する妖精もいる
人間の商人に酷使される妖精もいる
妖精は純粋な分、騙されやすい

藤丸たちはノリッジを見て回った。
厄災溜まりとマシュの情報収集。
キャストリア&村正は魔術品を作ってもらう。
ガレス&オベロンは食べ歩き。
マシュの情報はどこかで聞いたという噂があった。
厄災溜まりはモルガンがなんとかする。
今までもそうだった。
みんな土地から離れられない。
下手に口を滑らせるとスプリガンの兵隊に押し入られる。

オベロン:こっちは目新しい情報はなかった
入って来るのは女王への不満と予言の子への期待だった
きっと素晴らしい妖精に違いない
姿を見ればわかるはずだ
女王モルガンより強く
ランスロットより美しく
ガウェインより立派で
トリスタンより優しいに違いない
まさかここに来てるとは夢にも思わないだろうな!
キャストリア:声が大きいぞオベロン!
藤丸:最後のだけはあってる
キャストリア:そうかな……そうかも
トリスタン、アレでしたもんね
側にいた妖精:予言の子がやってきたぞ!
キャストリア:ちょっと待って心の準備が?!
見てくれは貧相かもしれませんが
はいそうです、私が予言の子で……
広場の妖精たち:北のシェフィールドから静脈回廊を越えてきた騎士
独裁者ボガードを成敗し、ノリッジを救いに来た救世主
黒い鎧の予言の子がやってきたぞ!

マシュだった。

スプリガン:本来なら鐘撞き堂に招いてから発表することですが
シェフィールドで妖精騎士を3騎撃退
追放者ボガードを誅した勇者
予言の子、妖精騎士ギャラハッドであらせられます
妖精たち:予言の子はモルガン陛下の敵だろう?
スプリガン:見つけ次第丁重に保護し、キャメロットに招待せよ
それが女王陛下から賜ったお言葉です
ギャラハッド様には金庫城に滞在していただきます
藤丸:あれはマシュだ!
スプリガン:君はノリッジの人間ではないね?
君がベリルが言っていた……
藤丸:どいて、あなたに用はない
スプリガン:私の客ではないと
では誰の客なのかな
藤丸:決まってる、君だマシュ!
マシュ:なぜその名前を?
あ……そうですね
シェフィールドではそう名乗ってました
藤丸:(まさか記憶がない……?)
スプリガン:話はここまでだ
衛士、彼女を下がらせなさい

マシュは泣いていた。

マシュ:わたし、どうして……
スプリガン:ノリッジの煤が目に入ったのでしょう
衛士、今の人間を監視させろ
人気のない場所の行ったら連行してよい
アレも女王陛下の客だ
よい交渉材料になるだろう

ダヴィンチ:どうして予言の子になって
藤丸ちゃんに反応しなかったのか
名なしの森だ
村正:だが藤丸はすぐに記憶が戻ったんだろう?
ダヴィンチ:本来の自分を思い出す前に
強烈な立ち位置を持ってしまった……とかかな?
オベロン:あの様子なら貴賓として接待されるだろうし
マシュと話せる状況を作ればいい
いま僕らの当面の問題は……
村正:団体さんのお着き、だろ?

スプリガンの衛士(剣)3体

スプリガンの衛士(剣)3体

ウッドキャップ(剣)2体

藤丸たちは新手に囲まれた。
伯爵のノリッジ商会団の憲兵も現われた。
伯爵と聞いて衛士たちは退いた。
憲兵は藤丸とダヴィンチを館に招待するよう頼まれている。
ペペロン伯爵からの言伝だった。

キャストリア&ガレス:やっばい妖精亡主でたー!
藤丸:気持ちはわかるけど武器しまって!
村正:誰かと思えばペペロンチーノか
前より殺気立ってるぜ、あんた
オベロン:村正も知り合いなのか?
紹介してもらえると助かるな
ペペロン:(誰かしらあの美男子)
私はペペロン伯爵
彗星のように現われた稀代のカリスマデザイナー
わずか1ヶ月でノッカーカンパニーを脅かすブランドを立ち上げた男
オベロン:そうか君が、会えて光栄だ
汎人類史のサーバント、妖精王オベロンだ
ペペロン:オベロンってあのオベロン?
真夏の夜の夢の?!
素敵だわ、イメージどおり!
だって名前もそっくりだし
ペペロン&オベロン、才能しか感じないわ!
オベロン:藤丸、このひと本当に知り合い?
色んな意味で人間とは思えないけど
藤丸:疑いはあるけどぺぺさんは人間だよ
ペペロン:こちらから話をするとしましょうか
なぜ私が妖精國にいるのか
こんな豪邸を持つに至ったのか
ダヴィンチ:キリシュタリアの仇を討つ為に来たんだろ
私たちがリンボとあれこれやってる1~2ヶ月くらい先行して
汎人類史の知識で妖精國無双して
カリスマデザイナーとして君臨して
ペペロン伯爵とか名乗った……
藤丸:(ダヴィンチちゃんが本気でキレてる……)
ペペロン:私そんなに仲間思いに見えた?
そういう信頼を向けられちゃうと
クリプターとしてやりづらくなっちゃう
ダヴィンチ:キリシュタリア寄りの君は
オリュンポスの時点でクリプターではなくなったと考えてたが……
ペペロン:簡単に足抜けできないわよ
こっちにはまだデイビットもいるし
これは私自身のケジメの問題
それでヴォーダイムとの戦いはどうだった藤丸ちゃん
藤丸:キリシュタリアはすごいマスターだった

藤丸たちはここまでの経緯を語った。

ペペロン:崩壊とやらを止めるためにやってきた
ダヴィンチ:藤丸ちゃん、私、マシュは別のルートで名なしの森を抜けた
マシュは北部で予言の子と扱われることになった
その経緯を知ってるかい?
ペペロン:知らないわ、マシュちゃんが予言の子になってるのも今聞いたもの
ガレス:予言の子はぜぇったいアルトリアさんですから
キャストリア:いゃぁ~そこまで断言しなくても……ね?
ペペロン:選定の杖と異邦の旅人
救世主であることは確定でしょ
あなたの魂の色がそう言っている
自信を持ちなさいアルトリア
キャストリア:ありがとうございますペペロン伯爵さん
ペペロン:でもいいの?
アルトリアちゃんとガレスちゃんがいるのに
汎人類史の話なんかして
ダヴィンチ:自分達の目的くらいは打ち明けたいと
我らのマスターからの要請なのでね
ペペロン:妖精國で汎人類史の話なんてしたら、正気を疑われるわよ
キャストリア:そこはご安心を
ぜんっぜん話がわかりませんから
ガレス:でも藤丸さんが一生懸命なのはわかります
ペペロン:本当あなたの天運が羨ましい
いい仲間に恵まれるのは、その人間の生き方によるものだから
私みたいに好き勝手生きてたやつはダメなのよね-!
同類しか仲間になってくれないものねー!
ダヴィンチ:さっきの兵士たち、君を信頼してたよ
あれはお金でどうにかできる信頼じゃない
ペペロン:じゃそういうことにしときましょ
オベロン:伯爵、質問いいかい?
ノリッジの状況を知りたい

ノリッジの妖精は避難してない
妖精たちは死を嫌悪しない
最大の理由は仕事と土地
妖精は目的を大事にする
ノリッジの妖精の目的は仕事
いまは心理的枷もある
スプリガンがノリッジの土地を売りに出した
スプリガンが前の領主からノリッジを奪ったとき
ボガードと土地の持ち主は北部に追放された
ノリッジの鍛冶師は土地を借りて商売をしていた
売りに出された土地をこぞって購入した
その直後に厄災溜まりが現われた

ガレス:それで警備隊を組織してたんですね?
スプリガンの兵隊だけじゃ心配だから
ペペロン:スプリガンの軍隊に、ノリッジを守る気はないのよ
むしろ厄災に来て欲しい
藤丸:契約を無にしたいのか
ペペロン:スプリガンは土地を譲る気はなかった
厄災が来る事を知ってた
予言にあるものね
鉄と煤の街に厄災が訪れるって
厄災で更地になったら土地の権利を回収する
ノリッジの相続税、たっかいのよね
次の代の妖精に払える額じゃない
キャストリア:ノリッジの妖精はここを離れても……
ガレス:一文無しです
来年の存在税を払えずに……
オベロン:おかしいと思ったんだ
人間の召使いを大切にしてる妖精がノリッジに残ってることが
厄災が来れば人間も死ぬ
人間に同情的な妖精はまだ踏ん切れないんだろう
ダヴィンチ:なら連れて行かれたマシュは……
オベロン:そこは心配しなくていい
マシュは妖精騎士並の魔力量だった
スプリガンではどうにもできない
それより問題はマシュに会う方法がなくなったことだ
キャストリア:自分達だけ助かりたいから予言の子を外に出すわけもないし
街の妖精と話をさせれば現状を知られてしまう
藤丸:城に忍び込むしかない?
ペペロン:あれは妖精國でもっとも警戒厳重な城
通称、金庫城
籠城させたら妖精騎士でも手こずるでしょう

次はNPCキャストリア、村正、ガレスのみ出撃。

ペペロンゴーレム(狂)3体

ペペロンゴーレム(狂)3体

ペペロンゴーレム(狂)3体

ゴーレムは毎ターン1000HP回復を使う

ガレス:今のが妖精の粉で動き出しちゃった財宝ゴーレム!
藤丸:突然謎の裏山に連れて来られたね……
村正:話の途中で「運動しない?」と言われて何事と思ったが……
こいつは戦利品としてもらっていいんだよな
ペペロン:もちろん、予言の子一行様にはリッチな暮らしをしてもらわないとね

ダヴィンチ:我々の実力を測る演習かい?
ペペロン:厄介ごとを押しつけたのよ
駆除してって言われてたから
ベリルの件が片付けば敵に戻るわ
ダヴィンチ:妙蓮寺鴉郎が本名だったね
魔術協会の汚れ仕事でマリスビリーに見出され
天体科に所属した後、カルデアに配属された
それ以前の経歴は記録にない
インドでもオリュンポスでも君には助けられた
ブリテンでも協力関係になるなら
仲間のバックボーンを知りたいと思うのは私の思い上がりかな?
ペペロン:何その決め台詞、さっすが万能の天才ね、殺し文句も完璧

ペペロンは生い立ちを語った。

ペペロン:私の家は修験道の家系、天狗道よ
堕落した天狗が至る
地獄に辿り着くのを前提とした修験道の一派
私は才能があったみたいで
最初はいろいろ持て囃されたんだけど
私は私だったから破門されちゃった
きっちり後始末して日本を出たの
家族一門を皆殺しにした
妙蓮寺は一代限りの法術師の家系
始祖が天狗道に落ちて御山で魔王尊とパスを繋いだ
それって始祖だけの話
子孫はまあ大変
長い修行の末、魔王尊の力なしで超人化させなくちゃいけない
一代限りの回路を作って誰に継承することなく死ぬ
問題はその一代の作り方
私は始祖の直系だから御山で生まれ育った
それ以外の妙連の子は下界から掠ってきた
修行についてこられなければ山に捨てる
修行に耐えられても堕地獄
人様の運命に介入して悪に墜ちる天狗なんてマイナスだけ
どうしようもないでしょ、そんな連中
だから山を下りるとき、みーんな殺してきたの
ダヴィンチ:身内だったのに?
ペペロン:身内だったからよ
他人だったら無視したわ
肉親の情よりキレイであることをとったのよ
今まであなたたちに協力したのも、きっとそういうことよ
納得したかしら
ダヴィンチ:君は私が想像したよりも強い人間だったとね
才能があったって、どのくらいの才能?
ペペロン:修験者が100年かけて得る神通力
六神通の1つでも修得できれば天狗になるんだけど
私は10歳で3つ修得しちゃった
千里を駆ける神足通
他人の心が読める他心通
自分の寿命、宿命を悟る漏尽通
そりゃあ一族屈指の天才と期待させちゃうわよねー!
でもこれ、みんなには内緒ね

暗転後、藤丸たちがイタリア料理と和食ミックスを食ってた。

ダヴィンチ:妖精國に来て26日目、久しぶりにフルコースを味わえた
藤丸:あれ、16日目じゃなくて?
ダヴィンチ:君が感じてる滞在時間は実際より10日程短い
名なしの森で目覚めた時点で10日経ってる
私がマイクの店で給仕を手伝って10日後に君達が来たからね

オベロンが偵察に行こうとしてた。

オベロン:ノリッジにアルトリアだけでなく
マシュという予言の子も現われた
モルガンが何もしないはずがない
キャメロットの動きを見ておきたい
……ぶしつけに言うけど、君大丈夫かい?
さっきスプリガンとマシュの話をした時
今すぐ金庫城に向かうと言うかと思った
でも君は何も言わなかった
本当はマシュに会いに行きたいのに
カルデアのマスターとして歯を食いしばった
藤丸:信頼と心配は違う、でしょ?
オベロン:こんな早く再会すると予想できなかったし
あんなこと言うんじゃなかったな……
マシュは記憶を失ったままと言ったね
記憶を思い出す前に強烈な役割、新たな自分を得てしまうと
もう以前の自分に戻れないことがある
マシュという娘は予言の子以上の役割を持っていたかい?
多くの人々から希望を背負う重責
ひとつの世界の行く末を押しつけられた苦しさ
まず考えられない
君が探していたマシュはもういない
予言の子はひとりいればいい
こちらにはアルトリアがいる
なら、拘る必要があるのかい?
マシュは君を思い出さない
君の知る彼女には戻らないかもしれない
……当然だって顔だ
そういうことなら僕も全力を尽すとも

翌朝、オベロンが偵察から戻ってた。

オベロン:ノリッジの雨雲は勢いを増してる。
魔力量はノリッジを焼き尽くすのに十分な量
ダヴィンチ:超大型炉心に匹敵する魔力量が計測できた
村正:炉心に匹敵するって、オリュンポスの機神並か?
ダヴィンチ:カルデアで言うなら電力2ヶ月分に相当する
オベロン:キャメロットには動きはなかった
大規模な軍隊が出兵した様子はない
20騎くらいのモース討伐くらいだ
女王が人払いをして玉座にこもっている
キャストリア:スプリガンはマシュさん
予言の子をモルガン陛下に報告してないんですね?
オベロン:そこは間違いない
自分の金庫城はなんとしても守りたいんだ
万が一のときは予言の子に城だけ守らせるつもりなのさ
ガレス:痛い目を見て反省してもらう必要あり……
と思うガレスなのでした
オベロン:だからなんとしてもノリッジを守ろう
土地を取り戻せなくなった領主が来年どうなっているか、
想像に難くないだろう

海から大量モースが現われた。
ノリッジ居住区へ向かってた。
数は1000を超える大群。
厄災が始まった。
モースが妖精を食べて成長してた。
人間の兵士だけでの対応は困難だった。

ペペロン:門はスプリガンの兵士が閉めてるでしょ
妖精たちに消えて欲しいんだから
避難所まで住民を誘導なさい
間違ってもモースと戦おうなんて思わないで
だから彼女らがいるの
そうでしょ予言の子ご一行さん
憲兵:やはりこちらの方が予言の子なのですね
やや庶民的ですが私はいいと思います
キャストリア:あはは、はい
正直な感想、ありがとうございます
ペペロン:大通りを挟んで南区のモースを食止めて
1時間あれば住民は避難させられるわ

次のサポートはNPC村正にした。
フレンドは不可。

モース(讐)3体

モース(秤)

モースは妖精特攻
通常攻撃で呪い3ターンを付与

次のサポートはフレンドのアルクェイドにした。

ガレス:港からモースの大群、やってきます
半分あっちの方に向かいました
藤丸:北区の方?!
村正:そっちまでは救えねえ、諦めろ
ここでひとりでも減ると全滅するぞ
藤丸:(わかってる、でもまだ何か……)
村正:仕方ねえ、わしに令呪を使いな!
オベロン:その必要はない
見たまえ、北区で舞い上がる風神を
ガレス:黒い鎧の予言の子です
あれなら北区のモースも食い止められます

モース(讐)3体

モース(狂)

モースは妖精特攻
通常攻撃で呪い3ターンを付与

藤丸は視界がボケてた。
礼装の使いすぎ。
生命力の魔力転換が限度を超えてた。
ダヴィンチが活性アンプルを打った。
モースの群は500体以上は残ってた。

ダヴィンチ:ちょうど1時間だ
私たちも避難所に撤退しよう
ガレス:あっちから来るの妖精だ……
なんで?中にいれば安全……
藤丸:港の方に何か……

FGO第2部第6章アヴァロンルフェ厄災

ガレスはえずいてた。

オベロン:あれは妖精の精神に異常を来す
港区の妖精も恐慌状態で逃げてきている
ダヴィンチ:あれが厄災ってやつなのか?!
じゃあ上空の雨雲はなんなんだ?
村正:ここでノリッジと一緒に消えるか
自分達の命を優先するか
あんたたちの仕事は厄災祓いだ
ノリッジを守るのはおまけだ
オベロン:いったん下がって厄災の弱点を見つけよう
キャストリア:あんなのどうやっても倒せ……
藤丸:視線の先に何か……

キャストリアのモノローグ。
朝、目覚めると厄災が来るとわかった。
ティンタジェルのときと同じ。
何の変哲もない朝だった。
あの日、いつも通りの毎日は終わりを告げた。
ブリテンを救うなんて現実味がない。
でも予言の子と期待されて育てられた。
他のことは正直どうでもいい私だけど、
あの星を裏切ることだけは絶対に。
逃げればいい、みんなそう言ってる。
逃げたい、無理、怖い、でも、でも、でも。
私と同じ顔で見上げている彼女がいた。
戦う力がないのに戦場に駆り出されている。
私は彼女のために選択する。
彼女のために逃げようと口にしかけて……。
その姿を見てしまった。
あれに向かって走る、もう一人の予言の子。
その姿を見て瞳に力が戻った藤丸の姿を。

オベロン:ここで死ぬことが彼女が選んだ物語なんだろう
本当にこんなこと言いたくないんだけど……
藤丸:行ってくるダヴィンチちゃん!
ダヴィンチ:私もいくさ!
オベロン、妖精の避難よろしくね
オベロン:いいとも、行ってくるといい
たまには蛮勇もいいからね
ダヴィンチ:あの巨人港に倒れてくる
五体投地かな?
藤丸:マシュはどこですか?
ダヴィンチ:もう桟橋についてる
ラウンドシールドを展開した!
ひとりであれを受け止めるつもりだ
技術顧問としての進言はこう!
「今戻れば助かるよ藤丸!」
それに勝る理由があるのかい?
藤丸:それが……どうした!

少し戻ってマシュの回想を誰かが語ってた。
たぶんハベトロット視点。
マシュはモースが現われたと聞いて、鐘撞き堂から飛び降りた。
海から現われたのは■■■■■■の呪いの手。
桟橋で呪いの手と対峙した。
倒壊は防げないと理解した。
でも衝撃は緩和できる。
盾を展開して信じられないものを見た。
広場で出会った人間だった。
喜びと安堵が胸に溢れた。
逃げてと叫んだ。
そいつは桟橋を駆け抜けた。
その手がマシュの背に触れた。
その気遣いに、自分が人間であると思い出した。
だから強がった。

マシュ:私は予言の子、いいから逃げて。
藤丸:令呪を以て告げる。
マシュの凄いところを見せてやれ!

エインセルの未来予知もこのシーンは見えなかったの違いない。
キャメロットの壁はコイツには有効だった。

藤丸:やるよ、マシュ!
こいつを押し返す!
マシュ:はいマスター
私は予言の子ではありませんが
私の心がこの街を守りたいと叫んでいるのです

サポートはNPCマシュ、ダヴィンチ、村正は固定出撃。

ノリッジの厄災(狂)

厄災は防御アップ&呪いダメージを受けるとHP1残す状態を付与&敵単体に呪い付与
自身の呪いが多いほど攻撃アップ&防御ダウン
妖精への弱体付与率アップ
青ゲージブレイクで毎ターンチャージプラス&呪いの敵にダメージアップ
1ターン後に味方から呪いを吸収する遅延発動を使う
紫ゲージブレイクでガッツ1回
無敵2回3ターン&防御アップ3ターンを使う
3ターン経過でマシュのNP増加
マシュの宝具で呪い耐性アップがかかる
ダヴィンチは攻撃アップ&毎ターン味方全体HP回復を使う

藤丸:やったねマシュ
マシュ:マシュキリエライト、帰還しました
ご迷惑をおかけして申し訳ありません
ダヴィンチ:お帰りマシュ
無事合流できて我々も嬉しいよ
こちらがアルトリア、この異聞帯のアーサー王で
予言の子でもある強力な魔術師だよ
キャストリア:私なんか名なしの森まで飛ばされても致し方なしというか
厄災を前に何の役にも立てなくてごめんなさい
マシュ:アルトリアさん、しかも本物の予言の子!
……の偽装工作と気がつきました
ダヴィンチちゃんは困ったひとですね!
藤丸:あっという間に仲良しになった
ダヴィンチ:2人ともちょっとタイプ違うけど
気は合うと思ってた
ノリッジでやるべき事が残ってる
巡礼の鐘だ
キャストリア:私何もできなかったし……
マシュ:アルトリアさんはできる範囲でノリッジを守ろうとしたはずです
私は私のしたいことをしただけ
スプリガンさんには私からお話しします
キャストリア:マシュは立派な方なんですね
藤丸から聞いたのとイメージ違うけど
藤丸:そういえば厄災溜まりがまだ……

FGO第2部第6章アヴァロンルフェ雨雲

雨雲から光が放たれた。
マシュが盾で藤丸たちを庇った。
マシュが消えた。

ハベトロット:今のはモルガンの水鏡だ
厄災に使う奴
取り乱さなくてもマシュは無事だよ
水鏡は転移魔術だからブリテンのどこかにいるさ
必ずキミたちは再会する
初めましてカルデアの面々
僕はハベトロット
立ち位置は……
マシュの専属マネージャーでいいや
無料でキミたちの旅を助ける妖精だ
マシュと君が再会するまでだけどね

ペペロンの屋敷で食事してた。
レッドラビットも合流してた。
ノリッジの妖精は予言の子をもてはやした。
モルガンの言うことは聞かないと盛り上がってた。

ペペロン:ちょっと勝ちすぎたかも
完全に予言の子シンパ
女王が黙っているはずがないわ
村正:軍隊が派遣されるってことだ
次は妖精の兵隊と戦争だな
ダヴィンチ:水鏡とやらでマシュの身も心配だ
ハベトロット:今必死に探すのは悪手だぜ
果報は寝て待て、人間万事塞翁が馬さ
村正:ことわざに詳しい妖精だな……
ペペロン:夜を待ってこっそりノリッジを出るのが得策ね
藤丸:ソールズベリーに戻るべきかな?
オベロン:勝ち取った成果を無駄にしたくない
厄災は祓えるがノリッジは滅びる
それが予言の一文だからね
ペペロン:スプリガンに面会するのね?
ノリッジを守った対価を払えって
オベロン:巡礼の鐘を鳴らさせろ
さもばくばノリッジ市民と一緒にお前を蹴落とすぞってね

スプリガン:いいですとも
ノリッジを救った恩人の頼みとあらば断れません
女王に仕える立場上、私は案内できませんが
あなたがたが勝手に鳴らす分には問題ありません
単に警備を緩めていた私の落ち度というだけ
そのあたり配慮していただければ
キャストリア:私ノリッジの鐘を鳴らせません
鐘を鳴らすのはモルガン陛下と戦争を始めるということ
まだその覚悟はありません
それにノリッジを救ったのはマシュさんです
スプリガン:時勢を読む目ですかな
確かに鐘を鳴らすのは義に悖る
妖精國には女王陛下を信奉するものも多い
予言にあるからというだけで矛を交えてはいけません
どちらに義があるか、どちらが潔白なのか
そこを示しておかなければ予言の子はただの侵略者
オベロン:つまりこちらの主張と女王を糾弾する文を送れというんだね
スプリガン:その必要もありません
先ほど陛下からお言葉をいただきました
幸運にもノリッジを救った功績を称え
予言のこと異邦の客人に謁見を許す
珍しい芸をした貴賓として特別に扱う
進言があるならその場で聞き届けよう
オベロン:殺されに行くようなものだ
スプリガン:陛下が客として迎えると言った以上
皆さんの安全は絶対です
そうでなくてそうして6つの氏族をまとめられましょう
村正:女王も理由なしで予言の子を殺せないってことか
為政者としちゃどっちが正しいかを示さなきゃなんねえ
ダヴィンチ:私も村正と同意見だ
何より女王の人となりを知りたい
ただし行きは当然として帰りも安全を保証するならだ
スプリガン:詳しくはこちらの書状をどうぞ
すべての氏族の長に行き渡っておりますれば
藤丸:そこまで徹底されてるなら、行ってやる
キャストリア:なんでそこで喧嘩腰?!
藤丸:だって君が舐められてるってことだ
キャストリア:私もむかっときたし
幸運にもって何だ!
あんなに頑張ったんだ、幸運なもんか
オベロン:鐘を鳴らしてたら女王と予言の子は政敵になるしかなかった
その場合、今の招待はなしだったんだろ?
スプリガン:私の口からはなんとも
妖精國にはいないタイプの厄介な妖精のようだ
明朝、迎えの兵隊と合流されたい
キャストリア:念の為責任者の名前を伺っても?
スプリガン:モース掃討職第一近衛奇兵隊
隊長の名はガウェイン

ベリル:黒い予言の子がなんだって?
トリスタン:死んだんですって
お母様の水鏡を受けて
体も鎧も消滅
お母様の手にかかれば秒殺だっての、キャハハハ
もう内側から苦しめる必要もなくなっちまった
ベリル:なんだそんなことか
トリスタン:マシュってあなたの恋人よね?
ベリル:マシュは消えただけだろ?
俺が先に死ぬことはあっても
マシュが俺より先に死ぬことはない、絶対だ
どうあれマシュは俺の前に転がり込んでくる
運命の相手ってそういうもんだろ?

これで前編終わり。
長かった……。
台詞多すぎw
これでも半分以上カットしてるからね。

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