氷菓第4話「栄光ある古典部の昔日」は文章「氷菓」創刊号の謎を追究するエピソード。
そしてえるの叔父が45年前に何をしたのかを推理してる。
今回は冒頭から推理の新しい手がかりを提示し、
最後に答え合わせという構成で、
全体が叔父の推理にフォーカスされていた。
当初の手がかりは以下の通り。
先輩=叔父が高校を去ったこと。
叔父が英雄となり伝説となったこと。
静かな闘士だった。
文集を氷菓と命名したのは叔父。
争いと犠牲があったこと。
冒頭で、奉太郎に文集の謎が解けなくても時効となるかもと言われて、
えるは古典部全員に協力を依頼していた。
つまり時間切れ=失踪7年で死亡扱いとなるまでに真相が解けないのは嫌という理由。
今回、えるの自宅へ古典部一同が招かれていた。
古い日本家屋で、かなりの豪邸。
お寺のお堂?ってくらい。
で、えるの自宅で推理を披露しあってた。
えるは叔父が文化祭荒しに対抗して暴力で排除したと。
奉太郎は文化祭では模擬店禁止なので、金が絡まない場所に荒しは来ないと否定。
サトシは文化祭荒しは44年前にはなかったと言う。
根拠は校内暴力はまだ発生していなかったから。
また伊原は自分が持っている資料が、えるの説を否定すると。
伊原は「団結と祝砲」という44年前の本をヒントに、
6月に古典部部長=叔父が「指導」し、
10月に叔父が退学となったとわかる。
この関連性から叔父が暴力を扇動したのかもと。
しかし6月に事件を起こしたのなら、
10月になって退学させるのは時期がずれていると奉太郎は否定。
次にサトシが持ってきた壁新聞のバックナンバーから、
事件では非暴力に徹してたとわかる。
これで伊原の説は完全に成り立たなくなる。
また事件は全校生徒が起こしたと。
奉太郎は校史から当時の年表を手に入れ、
文化祭が本来の5日間から圧縮されようとしていたこと、
叔父はそれに反発し、全校生徒もそれに応じたこと、
学校側は全校生徒の要求に折れたが、
叔父を退学にして意趣返しした。
しかし文化祭からほとぼりが冷めたタイミングで退学にすることで、
文化祭との関連性を誤魔化したと推理。
ただしこの推理ではえるが大泣きした理由の説明にならず、
叔父が泣き止まそうともしなかった理由もわからないまま。
奉太郎はこの点を無視したのではなく、気づいてない様子だった。

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