Amazonプライムに入ってみたので、
何か面白いアニメはないかと、
昭和元禄落語心中の第1話を視聴してみた。
副題は初めから無いみたい。
与太郎放浪篇と呼ばれてるらしい。
※後で調べたらdアニメストアにもあったw
主人公は与太郎と呼ばれる事になるチンピラで、
刑務所に入ってた時に八雲という落語家の慰問落語「死神」を聞いて感動し、
出所後に八雲の弟子になるという導入。
八雲は嫌みで死神をやったらしい。
「死神」は、とある男が死神が見えるようになる話。
それを利用してある金持ちを死神から救うのだけど、
そのせいで男の寿命は尽きてしまうという暗いオチ。
でも描写は断片的だった。
八雲は石田彰でネットでは好評。
今まで聞いた事のない、初老の噺家の掠れ気味の低音を出してた。
まあ本人も初老に近い年齢だけど。
でも私は与太郎をやる関智一の演技の方が意外だった。
もっともどちらも噺家っぽい喋り方が上手く、
本物の落語を聞いてるようだった。
声優の落語音声って案外売れるかもねえ。
他、「出来心」は与太郎が大した経験も無いのにいきなり高座に出るエピソード。
これは与太郎の兄貴分から仕事を持ちかけられ、
足を洗わせるのが狙いで八雲に命じられたのだけど、
出所の身請け人は誰もいなかったんだよねえ……。
与太郎に用があるなら身請けに来るのがスジだろうに。
出来心は10分くらいの噺を全編描いていた。
うだつの上がらない盗人が空き巣に入った貧乏長屋を荒らすけど家人が帰宅。
空き巣は縁の下へ隠れ、家人の様子を伺う。
家人は空き巣を口実に大家に家賃を払えないと言い訳する噺。
兄貴分は与太郎の噺に笑い、もう用は無くなったと立ち去る。
「まんま、お前じゃねえか」と言ってたw
この時、八雲が兄貴分に何か言ったらしいけど、描写無し。
後のエピソードで明らかになるのかな……。
八雲と小夏は、帰宅時に与太郎の噺っぷりが助六に似ていたと話していた。
小夏とは助六の娘で、助六とは八雲の師匠だったらしい。
小夏は「父は、有楽亭助六はお前が殺した」と八雲を嫌ってるのだけど、
まあ比喩的な言い方でしょうね。
実際には助六と八雲との間に何があったか、小夏は覚えてないらしい。
小夏の目の前で父が死んだようだけど、
その時の記憶の八雲は、小夏を向いて怖い顔をしていた。
まあ本当は小夏のせいで死んだってのが真相かな。
八雲も周りの人も小夏の為に真相を隠してるような雰囲気。
後半は八雲が独演会をするのだけど、
与太郎が舞台袖で鼾をかいてしまい、師匠の邪魔をしてしまうエピソード。
前夜、助六の落語音声を聞いて夜更かしをしていた与太郎が独演会中に寝てしまい、
その鼾をかいてる声が舞台に響き、
ちょうど主人公が化け物に怯えるシーンだった為、
八雲は咄嗟に「鼾のような声も聞こえる」とアドリブ。
しかし実は八雲はかなり怒ってた。
鼾のシーンで八雲はギロっと睨んで三白眼になってたしw
舞台から捌けてすぐ、与太郎に破門だと宣言。
「よく眠れたろ、私の落語が退屈でさ」とか、
「助六に弟子入りすればいい」とか言ってたので、助六との因縁がありそう。
そして劇場前で与太郎と置いて帰宅。
でも与太郎は戻ってくると確信してたような様子だった。
与太郎は自分の足で八雲の自宅へ。
小夏に相談して八雲に猛省していた。
八雲は与太郎を許す代わりに3つの約束をしろと要求。
それは助六と八雲の落語を全部覚えること。
助六と約束した「落語の生き残り」を果たす。
八雲よりも絶対に先に死なない事。
いわゆる粋な計らいってやつですねえ。
ラストは助六との約束を語ると言い出して引き。
第2話以降が八雲と助六編で「長い話になる」と言ってた。

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