極黒のブリュンヒルデ第18巻の感想

極黒のブリュンヒルデは第18巻で完結。
ロキ覚醒と自滅、その後は良太がエッダに取り込まれて奈波のような記憶だけの存在になって終わり。
極黒のブリュンヒルデ 18 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)


やっぱり17~18巻の展開はちょっと性急だったかと。
打ち切りエンドに近い印象。
色々、わからないまま終わってしまった。

良太はロキの意識を乗っ取る為の予備だったと判明。
本来はマキナがそれを担当するはずだった。
それが良太の記憶力とどう関係するのかは不明。
関係あるならマキナも見た物をそのまま記憶できるはずだけど、
そんな描写は無かったような……。
ロキは魔法を封じる能力があるけど、
食われて内側からなら魔法を使えるので、
良太もマキナも実は意識を操る魔法が使えるってことかな。
でもやっぱりそんな伏線はなかったはず。

ロキは人類を作った神族を全て滅ぼしたらしい。
だったら神を食うという話は何だったのか。
人類の脳内に巣くっている「神」という概念が無い「新人類」を作るという比喩?
人類を滅ぼす=神を食う?

ロキの「神を心から信じない意識」を持ちつつ、
ヴァルキュリアの魔法を取り込んで、
それを良太が操り、次代の新人類の祖となるというのが、高千穂の計画だった。
女所長は実はその計画を潰そうとしていた。
でもそれは、自分が代わりに人類を支配したいからだけど。
高千穂がなぜそこまでして神を否定したかったのかは謎のまま。

地球は神族の植民地だったけど、
地球の神族滅亡後に本星から次代の神族が来た形跡がないらしい。
これはロキが本星の神族を抹殺し、
生き残りが地球へ逃げたってことなんじゃないかな。
そしてロキは逃げた神族を追って地球に来て、神族を完全に抹殺した。
または、神族が滅亡と引き替えにロキを封印した。
でも良太がロキに食われて意識を乗っ取ったあと、
自殺することであっさりロキは消滅していたのだから、
神族の滅亡と引き替えでないと封印できないような存在とは思えない。
ロキに食われてエッダの知識とつながり、
その知識で良太はロキを自滅させたのだから、
宇宙人はロキを消滅させる方法を知ってたはず。
なのに、ロキを封印で済ませたのも謎。
ロキもエッダにアクセスできるのだから神族なはずで、
ロキは神族の裏切り者なのかもねえ。

ロキが暴走して女所長の部下が黒い液に呑まれて死ぬけど、
それを女所長が体を張って助けて巻き添えで死んだのは不思議。
女所長をエピローグに登場させない為にこんな唐突な行動になったとしか……。
この時点でもう、地球を統べるのは諦めたってことなのかねえ……。
クロネコと良太のように、実は幼馴染みなのかな?

エピローグはクロネコがエッダにアクセスして、
内部の記憶だけの存在となった良太と再会。
エッダは神族か特殊な装置じゃないとアクセスできないんじゃないの?
実はエッダは魔法使いなら誰もがアクセス可能?
エッダの中で孤独な良太が、誰か魔法使いがいないのかなと言ってたし。

最終カットでは小学生に戻ったカズミみたいな女の子と、
遠くでそれを見ている小鳥っぽい姿の女の子がいた。
あと人影も。
カズミはエッダの記憶消去の為にアクセスしたからエッダ内にいるのはわかるけど、
小鳥のような女の子は、なぜここにいるのか不明。
カズミが小学生に戻った感じなのも理由不明。
ロキのヘドロのようなものに食われた魔女がエッダに登録されたのなら辻褄は合いそう。
だとすると、人影は女所長かな?

生き残った佳奈達は、結局は孵卵するんだろうし、バッドエンドに近い印象。

結局、幼児期の良太が研究所から解放された理由は不明なまま。
奈波は「聞くと死にたくなる」と言ってたけど、
ロキに食わせる予備のことを言ってるなら、
むしろ監禁してないとおかしいし。

実は良太の正体を知ってそうと思ってた母の正体も不明なまま。
ヴィンガルフ長官と夫婦だったわけで、ヴィンガルフのことも知ってたはず。
母親がヴィンガルフの権力者で、その特権を利用して良太を研究所から解放させたのなら辻褄は合いそう。
息子にすら刃物を向けるのは、実は息子を嫌っているから?と思ってたけど、
良太が心配で自宅へ来たカズミ達にも平気で刃物を向けているので、
単にそういう人格なんですかね。
この攻撃性はA~S級魔女のような雰囲気(伏線)に感じるし、
母の顔もA~S級魔女に似てる気がする。
例えば、キカコとか沙織のような顔。
となると、良太は魔女と長官の子とも思えるのだけど、
母のうなじにハーネストは無いっぽいので違う。

ドラシルの正体も不明。
宇宙人が作ったのなら、なぜ食料である人間に寄生すると魔法が使えるようになる生物を作ったのか謎。
人間に宇宙人へ対抗する力を持たせようとした第三の勢力の技術な気がする。
或いは宇宙人内部でそういう派閥があったとか、かも。

ドラシルは宇宙人の遺跡から見つかったけど、
どのドラシルがアインソフオウルなのかわからないので、
手当たり次第に寄生させてみたら、
小鳥のドラシルが当たりだったのかな。
でも高千穂はエッダにアクセスできたのだから、
ドラシルに関する知識をも手に入れていたはず。
だったらピンポイントでそのドラシルを寄生させれば、
無駄な出来損ないが産まれずに済んだはず。
となると、ドラシルはエッダには存在しない技術の産物で、
やはりエッダを作った宇宙人とは異なる別の勢力の技術に思える。

魔女作りは(ヴァルキュリア作りは)最終的にロキに食わせるのが狙いだったのだろうけど、
他の「出来損ない」を生かしておいたのはなぜなんだろう。
手駒としての利用価値?
日本政府に圧力をかけられる組織にするには、時には実力行使だって必要なはず。

マキナが魔法を使えた理由も謎。
マキナは良太の弟だそうで、元は生身の人間の男。
女じゃないと魔法は使えないと思ってたけど違った。
でもマキナはうなじに何も無いんだよね。
マキナは地球人と宇宙人とのキメラだけど、
宇宙人は男女関係なく、ドラシルの寄生も不要で魔法を使える?
だとすると、マキナの兄の良太も実は宇宙人とのキメラで、
何らかの魔法を使えるはず。
良太の天才的な記憶力は魔法の作用?
宇宙人はドラシル無しで魔法を使えるのなら、
やっぱりドラシルは宇宙人への対抗手段として開発された生物という印象。

女所長の正体も不明なまま。
魔法を使えるのでドラシルが寄生しているはずだし、
うなじにハーネストがあったはず。
ヴァルキュリアに匹敵するか凌駕する力があるのに、
ロキに食わせる候補から外れていた理由もわからない。
または死にたくないので、何らかの交渉で自分の代わりのヴァルキュリアを作ると認めさせたのかな。

タイトルの「極黒」もわからないまま。
ミニブラックホール生成魔法のこと?
ブリュンヒルデはロキに食わせる魔女のこと?
なら、極黒の魔女とはロキ好みの「極上の肉」みたいな意味?

第12章(第17巻)で高千穂が「あとは好きにしろ」と言ってた相手の黒髪女は、腐女子の研究員。
体を売って、引き替えにエッダにアクセスできる端末を手に入れたと。
腐女子が意味深にお腹をさすりつつ「情報を集めていた」と話すシーンの伏線かと。
お腹をさするのは妊娠していることを仄めかしているように見える。
でも高千穂が単にヤリたいだけで端末を渡すとは思えない。
妊娠させてロキに食わせる予備として使う、みたいな目的があったのかも。

高千穂のバックにいた宇宙人らしき謎の黒幕も不明なまま。
高千穂自身はエッダにアクセスできないはずなので、
宇宙人らしき黒幕がエッダの知識を高千穂に与えていたのだろうけど。

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