原作第7巻の短編「狼と琥珀色の憂鬱」のアニメ化DVD付き「短編小説」。
短編小説と言ってるけど、中身は「絵本」。
短編小説部分は、ホロが神様として祀られていた時代の思い出。
人間の麦の収穫を見守りつつ、迷い込んだ子どもに自分の姿を見られてしまう。
しかし、いつしか収穫の神は顧みられなくなってしまったと。
ホロがロレンスの荷馬車で目覚める。
DVDアニメ「琥珀色の憂鬱」は、ほぼ原作に忠実。
原作第2巻のエピローグ相当のエピソード。
22分なので、TV放送1話分はある。
金の密輸成功で、ノーラと一緒に祝杯をあげていたところ、ホロが疲労で倒れる。
ロレンスはホロが体調の事を言わなかったのを怒ってた。
それはノーラと楽しげに話すロレンスをほっとけなかったから。
でもロレンスはわかってなかったw
ホロも真実を言えなかった。
ホロはロレンスに無邪気に抱きしめられて顔を赤らめる夢を見ていたw
ロレンスのまぬけ面を見てると隙を見せてしまうと。
この頃から既にホロはロレンスにべた惚れしていたらしい。
でもロレンスの手前ではそんな事は悟られないようにしていた。
宿で寝込んでいるホロの為にロレンスは山羊の乳を手に入れるが、
ノーラと一緒に山羊の乳を探したことでホロが怒る。
ロレンスは、ホロが怒る理由が「ノーラが羊飼いだから」と勘違い。
ホロが怒るのは、自分こそが金の密輸の一番の功労者なのにロレンスはノーラばかりを誉めそやすからなのと、
自分がダウンしているときに他の女と、しかも狼にとって敵である羊飼いなんかと一緒に出歩かないで欲しいから。
また、自分の前で他の女と仲良さげにしないで欲しいからw
それなのにロレンスは、そういう心理に気づかないで「なんで怒るんだ?」と天然で問いただしてしまう。
たぶんホロは危うく本音を言ってしまいそうになる。
最後はノーラが見舞いに来て、ホロは「羊」を導くコツを教わる。
「羊を導くコツ」とは、羊=ロレンスのこと。
ノーラの答えは「広い心を持つ」。
ノーラは羊の意味に気づいてるのに、
当のロレンスは自分のことだとわからず鈍感なままで、
ホロとノーラが一緒に笑うのが面白かった。
そしてロレンスもつられて一緒に笑ってしまうマヌケっぷりも面白かった。

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