彼岸花の咲く夜に第二夜 第陸話 感想

彼岸花の咲く夜に第二夜 第陸話 復讐のアザミ ネタバレあらすじと感想
榊由香里は、背が小さいことでからかわれ、やがてイジメに発展してしまった男子生徒「吉川」をかばっていたが、
吉川が女にかばわれること自体が更にイジメのネタとなっていた。


吉川はイジメの事実を否認することでプライドを保っていたが、
ある日校舎の屋上から彼岸花の花壇を見下ろしたときに彼岸花に誘われる白昼夢を見て屋上から飛び降りかける。
そこへ毬枝が現れ、吉川を引き止める。
吉川は、自殺してもイジメていた奴らは仲の良い友だちだったふりをして、
影ではイジメを武勇伝扱いするだろうと悟り、
イジメていた奴らへの報復を図るようになる。
その日の下校時、吉川は着物姿の女性を見つける。
その女性が言うには、いじめられっ子がいじめっ子に変身できるという、不思議なアザミがあると。
吉川はアザミを見つけて女性に感謝する。
その女性は序列4位の妖怪「復讐のアザミ」で、吉川にイジメの愉悦を教える為に吉川を唆したのだった。
翌日から吉川は人が変わって粗暴になり、いじめっ子を逆にイジメ始めた。
更に他のクラスの子もイジメを受けるようになる。
由香里は吉川を咎めるが、吉川は聞こうとしない。
ある日の下校中、由香里は吉川のイジメを目撃し、止めようとするが、吉川の恨みを買ってしまう。
イジメの愉悦に溺れている吉川の異常な態度に、由香里はスミレが背後にいると悟る。
翌日、吉川のイジメで窓から転落して頭から血を流した生徒がいた。
クラスメイトは担任の前では吉川に怯えて真実を明かさなかったが、
吉川が嘘をついて責任逃れしたことで怒り、吉川を集団でイジメ始める。
そこへスミレとアザミが現れて、目論見通りにイジメの愉悦の連鎖が起きたことを喜ぶ。
そして吉川はイジメへの抵抗心を失い、自殺を選ぶだろうと予言する。
由香里は吉川の代わりに自分がイジメられれば一時しのぎになると考え、スミレとアザミの妖力でそうなるように頼む。
吉川は、毎日クラス中からイジメを受け続けていた由香里を気遣う。
そして由香里を救うために、復讐のアザミを食べるように懇願する。
心が折れた由香里は、スミレとアザミに勧められるままに復讐のアザミを食べてしまう。
翌日になり、雰囲気が変貌した由香里が登校する。
由香里は教壇を蹴りつけて「イジメをするやつは自分が殺す」と宣言。
復讐のアザミで生まれた気迫を利用し、クラスメイトを脅すことでイジメを封じる、というのが由香里の結論だった。


第一夜の内容から、こういう重い話を期待してたけど、第二夜は6話目にしてやっとって感じ。
テキスト量は1時間分くらいで、長々とシリアスな話を読み進めてたので、由香里がとうとういじめっ子になってしまい、それをどう解決するかという話になるのかなと思ってた。
由香里が暴君として君臨することでイジメを弾圧するっていう解決策は、
アザミの効果が切れるまでの束の間のユートピア、ってオチでお終いなのが煮え切らない。
確か2部作だったはずなので、続きはないだろうけど、まだ続きそうな感じの終わり方なんだよね。

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