新ルパン三世第20話「もう一度、君の歌声」感想

新ルパン第20話「もう一度、君の歌声」は、クラシックカーをネタにしたエピソード。
今までダヴィンチのクローンの計略エピソードが続いてたのに、急に無関係なエピソードなのはちょっと肩すかし。
あと4話で終わりなのに。

ルパンはクラシックカーを盗むけど、これは不二子の計画。
ルパンが欲しかったわけではない。
元の持ち主のマーティンは、盗まれた車の動向に興味なさげでディーラーに丸投げ。
マーティンには寝たきりの妻がいるので、そっちが重要ってことかもと思ったけど、
妻との思い出を精算したくて売りに出していたのが理由。

この妻は元は芸能人で、マーティンはそのマネージャーだったらしい回想が描かれていた。
車は元はこの妻の持ち物だった。
マーティンは運転免許が無いので、自分で運転できない車を所有し続ける動機も薄い。
邸宅から言って、それなりの資産家のようなので金には困ってないだろうし。
最後のシーンであっさり妻の死を受け入れていたので、
妻の死を予感してたのだろうし、本当に死ぬ前に心の準備をする意味で車を手放したのでしょうね。

ルパンはなぜか街から出ずに街中を逃走し続けるだけ。
これは持ち主の未練を煽って、高値で買い戻させるのが狙い。
街中を逃走することでマスコミが報道し、車に注目が集まることで、
手放すのを惜しむだろうって魂胆。
でもこれはルパンの考えじゃなく、不二子の考えだった。
原作のルパンは冷酷らしいけど、アニメでは概ね人情家なので、
未練を煽って買い戻させるって案はらしくないと思ってたら、案の定違ってた。

しかし銭形はルパンと不二子の狙いを察知し、グルだったディーラーを逮捕していた。
それで不二子の計画も台無し。
元より、マーティンは車を取り戻す気は無かった。
不二子は電話をかけるマーティンを、車を買い戻す為にディーラーにかけたと誤解していた。
マーティンは実は銭形に電話をかけていただけ。
持ち主の心情とかを読めてなさ過ぎで、どうも不二子がバカっぽく見えてカッコ悪い。

計画がバレたことでルパンは急に車を人気の無い山中の湖へと運転するけど、この心変わりが謎すぎる。
車の「じゃじゃ馬」っぷりが気に入ったらしいけど、
座席に挟まっていた古いマーティン夫妻の写真をたまたま見つけて、
そこへ行くことにしてたのは、どうも都合が良すぎな印象。

不二子はルパンとの連絡用の無線をマーティンの元に忘れ、
マーティンはその無線を聞いてエンジン音などからルパンが運転する様子を想像してた。
寝たきりで意識の無い妻もどうやらその音を聞いていた様子。
でもその無線は、ルパンが座席に放り投げて偶然にスイッチが入ったものに過ぎない。
ルパンがマーティン夫妻への粋な計らいとして湖に車を持ってったわけでなく、ただのルパン気まぐれなだけ。
今回のルパンは何がしたかったのかわからないw

銭形に計画がバレてしまって、ディーラーの元には返せないけど、
ルパンなら独自の販路とかを持ってそう。
でもそうはせずに、車を湖に放置して帰ってた。
この行動も謎。
人情家ルパンとしては、元から乗り気が薄い仕事だったので、
適当に対応しただけってことかも。

マーティンの妻は急にマーティンの手を握って、そのまま息を引き取った。
「もう一度、君の歌声」というサブタイトルなので、
ルパンの無線がきっかけで目覚めるというオチかと思ってたら逆だった。

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