まどかマギカ第12話考察

まどかマギカ第12話 あらすじ

Aパート

ほむらに「魔法少女になる」と告げるまどか。
驚くほむらにまどかは「ほむらちゃんのして来たことは無駄にさせない」と言う。
そのまどかの願いは「魔女を消すこと」。
さらに「過去も未来にも生まれるすべての魔女をこの手で消すこと」だった。
その願いを聞いて「神になるつもりかい?」と驚くキュゥべえ。
まどかは「女神でも何でもいい」と言い放ち、その願いが成就する。


マミの自宅シーンに変わり、マミに自分の願いを語ったまどかにマミは「永遠に戦い続けることになる」「まどかの存在が固定されず、ただの概念になってしまう」と忠告する。
しかし、杏子が突然現れて「いいんじゃないの?」と答える。
まどかの決意を聞いたマミは、預っていたまどかのノートをまどかに返す。

まどかは過去の様々な魔法少女の元へ現れ、魔女になる直前のソウルジェムを握りしめて消滅させる。
ワルプルギスの夜も消滅し、ワルプルギスの夜が破壊した街も再生する。

ほむらは異空間で目覚め、まどかの願いが宇宙の法則を変える様子を垣間見る。
そして願いを叶えたことで、魔女となったまどかの最後を見届ける。
その魔女は地球を破壊しようとするが、概念となったまどかが魔女を消し去る。

キュゥべえは、まどかが宇宙とのつながりを失い、概念となり、ひとつ上のステージへ登ったと言う。
まどかを失うことで泣くほむら。
まどかはほむらを抱いて「わたしはほむらちゃんの側にいる」と答える。
まどかが概念となることで、まどかのことを忘れてしまうことを察したほむらに、まどかは自分の赤いリボンを渡し「わたしのことを忘れずにいてくれるかも」と答えて消える。

Bパート

まどかは上条の演奏を聞くさやかのそばへ現れる。
さやかは自分の願いが「あいつの演奏をもっと大勢の人に聞いて欲しかった」ことだったと語る。
まどかはさやかに「この未来は消える」と言う。
さやかとまどかはそのまま消える。

魔法少女のほむら、杏子、マミの目の前からさやかが消える。
マミが言うには、さやかが力を使い果たして消滅したと。
ほむらは赤いリボンを握りしめて「まどか‥」と呟き、泣く。
杏子とマミはほむらを怪訝に思い、杏子は「まどかって誰だよ?」と訝しる。

ほむらはまどかの弟が遊んでいるところと出会う。
弟はまどかの姿を描いた落書きを地面に描いていた。
ほむらはまどかの母と話し込み、その母は、「まどか」とは幼い頃に見ていたもので、大人になると忘れると言う。
唐突に母親がほむらの赤いリボンに気づき、ほむらはリボンを母親に譲ろうとするが、母親は自分はもう若くないからと笑う。
そして、自分に娘がいたら着けさせていたかもしれない、と言う母親を見てほむらは目を伏せる。

ほむらから宇宙のルールが書き換えられたことを聞いたキュゥべえは、魔法少女か魔女となるのが本当なら、呪いのエネルギーを集めるのに都合がいいが、証明しようが無いと受け合わない。
魔女の代わりに魔獣が生まれるようになった世界で、ほむらはその魔獣を倒すために戦い続ける。
その手には弓が握られていた。

エピローグ

人も文明も消滅したような荒野を、ひとりで歩くほむら。
ほむらの背後から魔獣たちが追ってきていた。
ほむらの背から黒ずんだ羽が伸びてほむらを包かけると、まどかのような「がんばって」という声が聞こえて、ほむらが「フッ」と笑うと、その羽が背後へ後退する。
その羽を背負ったままのほむらは、どこかへ跳躍し、黒ずんだ羽が画面を覆う。

そして、魔法少女一同が並んでいる絵でおしまい。



感想&考察。

まどかが「この命を使う」と達観してるのがわからんかった。
親友のさやかの死が直接には堪えたってことだろうけど、だからって家族と会えなくなるのをよく受け入れたなあ、と。
もともと「永遠の魔法少女」みたいなものになりたかった?
11話でキュゥべえに追い詰められてキレた?

まどかの願いは、キュゥべえの意思と無関係に「発動」してるように見える。
キュゥべえが「契約」してるなら、「それは無理」とか言って拒否ればイイ気がするけど。
キュゥべえが、魔女システムよりも効率が劣化した魔獣システムとなる願いを認めるとは思えんし。
契約ってのは嘘で、実は本人が願えば自動的に叶ってしまうシステム?
キュゥべえの「超科学」じゃなかったのかな?
キュゥべえは自動的に願いを叶えるシステムを「運用」してるだけで、「発明者」は別?
なのでキュゥべえには願いを拒否できないとかかな?

願いを叶えたまどかが、マミとお茶してるシーンは何だったんだ?
なぜかマミがまどかの願いを知ってて、その願いを叶えることで永遠に苦しむって指摘してる、超越的な立場なのは?
ただの、まどかの心象風景的な映像?
杏子も登場してるのは?
すでに死んだ魔法少女だから?
それだと、さやかがいないのはなぜ?ってなるけど‥。
魔法少女の先輩だから?
さやかも出たほうがふさわしい気はする‥。

過去も未来も魔女を消せるくらいなら、そもそもキュゥべえたちのテクノロジーは消せないの?
つまり、魔法少女自体を無かった事にできないの?
それをやると、まどかの魔法少女化(願い)も無効となって矛盾するので、できない?
または、人類の文明の発展が無かったことになるので、あえて避けた?

まどかが叶えた願いが「過去にも未来にも生まれた魔女を全て消す」ってことで、ソウルジェムが濁った魔法少女のジェムをまどかが消し、その魔法少女も消えるってシーンを見て、初見「えー!」って驚いたw
というのは、魔法少女が消えずに、そのまま生存できるような願いかと思ってたので。
まどかのような凡人が、魔法少女の魔女化だけを否定し、代わりに安らかな死を与えるってことを思いついたのが意外。

まどかがクレオパトラ、ジャンヌ・ダルクとか歴史上の偉人の最後を救っていたのは、ちょっと笑った。
キュゥべえ、そんな時代から契約取ってたのかよ、とw

ワルプルギスの夜は、過去の魔法少女の集合体みたいだね。
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ワルプルギスの夜の周囲に魔法少女のシルエットが集まってる。

まどかの絶望が地球を破壊するとき、ほむらはどこにいたんだろうか?
月面から見てる距離っぽいけど、キュゥべえの念話みたいのを考えると、その宇宙の外から覗き見てる視点にも思える。
でも、まどかが魔女化した自分を消滅させるときに起きた爆風的なものをほむらも受けているんで、爆風が届くところにいるはず。

「魔女を消す」という願いが有効なので、魔女化したまどか自身も消える。
「未来の魔女も自分の手で消す」という願いなので、今後生まれる魔女を消す為の存在として、まどかの願いだけは宇宙の法則として残り続ける。
「全ての宇宙の魔女を消す」という願いなので、無数にあるはずの並行世界の魔女も消える。
‥ってこと?

キュゥべえがほむらに「君もまた、時間を超える魔法の使い手だったね」と言ってる。
「も」ってことは、実はキュゥべえも時間操作できた?
でもキュゥべえも時間操作できるなら、まどか契約前に戻ってキュゥべえの都合の良いシナリオになるように、何度もやり直せばいいし。
「も」ってのは、まどかを指してる?

キュゥべえの念話は、視聴者への説明の為に入れただけで、深い意味は無い気もする。

まどかが自分の魔女化を自分で否定することで、まどかが元から存在しなかったことになるのはナゼ?
‥わからん。

「いつかまた、ほむらちゃんと会えるから、それまでほんのちょっとだけお別れ」ってのは、どういう意味だろう?
単に、ほむらを悲しませない為の嘘?
ほむらが魔女化するときに、そのソウルジェムを砕くためにまどかが現れるはずで、そのこと?

ほむらが時間遡行をする必要(動機)の無くなった世界ですら、さやかは結局消滅するのはなんで?
上条の演奏を見てた、さやかとまどかは何?
魂となったさやかに、概念となったまどかが話しかけていた?

まどかが言う「この未来は消える」とは、上条の腕が怪我から治ってコンクールに出場する未来のこと?
魔女を消すと「この未来が消える」ということはつまり、上条の腕は魔女に襲われたせいで怪我をした?
魔女が生まれないので、上条が腕を怪我することも無い?
だとすると、新しい世界のさやかは、別の願い事で魔法少女となった?
杏子が「惚れた男の為に自分が消えちまうなんて」と言ってるので、魔獣を倒すことで上条を救えるようなことが願い?
さやかの願いは「上条の演奏をもっと大勢に聞いて欲しかった」と言ってるから、
上条がコンクールに優勝して有名なバイオリニストになってほしい、という願いだった?
(新しい世界でも杏子と親しくなってるみたいなので、杏子と似た願い?)

マミが「円環の理」と言ってるのは、まどかによる魔女消滅(魔法少女消滅)のことかな。
マミは「私たち魔法少女は消えるしか無い」「あなただって分かっていたはずでしょ?」と言ってるので、世界改変後のキュゥべえは魔法少女の運命をちゃんと教えてるみたい。

さやかが消滅したときに、赤いリボンを握りしめたほむらが「まどか‥」と呟いてまどかのことを思い出したのはなんで?
さやかの消滅で、まどかの消滅を連想したから?

魔獣が生まれてるのは、なんで?
人の絶望や呪いからエネルギーを取り出すために、キュゥべえ一族が人を魔獣へ変える方法を生んだ?
キュゥべえは、ほむらが言う魔女が本当の話なら「インキュベーターの戦略も変わっていた」と言ってるので、新しい世界でも「戦略」として人類に干渉しているはず。
その戦略が、人類魔獣化?

そもそも、法則が変わった宇宙ではまどかは存在しないはずで、その世界でほむらが魔法少女となった理由は何?
「魔法少女ほむら」が無かったことにならないの?
ほむらの武器が盾から弓に変わっているので、時間操作系の願いでは無いはず。
単に心臓病を患っていたので、その治癒と引き換えに魔法少女となっただけ?
シャルロッテは、病気の女の子が元になったと思わせる描写があるし、ほむらも?
つまり、ほむらはまどかとの出会いが無くても、結局は契約していた?
あと、ほむらの背に白い羽が生えていたのは?
新しい世界の魔法少女は誰でも羽を持つ?
それとも、羽はほむらの願いが関係してる?

ラストにOP持ってくるのは、10話でやっちゃったから、「またかい!」と思ったな。
歌詞に込められた意味が違うんだろうけど。
10話ラスト「交わした約束=まどかを魔法少女にしない」
12話ラスト「交わした約束=まどかのことを思い出して再会する」?

エピローグはなんか不吉な映像だった。
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ほむらの背中の羽みたいなのが、禍々しい色彩。
人が誰もいない様子なのは、人類が絶滅したから?
魔獣は人が呪いで変わった姿?

まどかと別れるとき「また会える」と言っていたけど、ほむらはまどかにまだ再会できていない様子。
ほむらは自分のまどかの記憶が妄想なのか事実なのか確信が持てず、魔法少女が死ぬときにまどかに会えることを目撃してないので会えるとわからず、諦めずに戦い続けている?

まどかの声で「がんばって」とささやくのは?
魔法少女としての仕事をまっとうしたら、自分と会えるよ、だからがんばってって意味?
まどかは宇宙の法則となったから、声なんか聞こえないと思うけど。
ほむらの幻聴?

虚淵玄が「俺は!俺は!」って自責した理由がこれなんだろうな。
さやかは結局消滅し、ほむらも(人類も?)不吉な結末を思わせる終わり方なので。
ほむらのそばにキュゥべえがいないのは、エネルギーを集めきった=人類がすべて魔獣化したので地球を去ったんじゃないの?

これって「ほむらちゃんがやってきたことを無駄にさせない終わり方」なんだろうか?
ほむらがやってきたことは、まどかが魔法少女になるのを防ぐこと。
なのに、魔法少女になっちゃってるし、挙句の果てには宇宙の法則になってるし、人類も滅亡したっぽいし、無駄になってると思うのだけど。
なんか、バッドエンド的な終わり方だよね。

結局、魔法少女になる仕組みがよくわからない。
キュゥべえの超科学で宇宙の法則を変えられるなら、そもそも宇宙の熱的死を防げるように宇宙の法則を変えればいいような。
ということは、魔法少女になるのはキュゥべえの超科学ではない。
だとすると、キュゥべえと契約しなくても魔法少女になれるのでは?



追記。

最後、リボンが降ってくるのは、ほむらのリボンみたいだね。
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リボンが落ちる=ほむらが死んだ。
魔法少女一同が並んでお終いなわけだから、ほむらが最後の魔法少女だった。
キュゥべえはエネルギー回収ノルマを達成し、人類は滅亡。
でもほむらは、最後の瞬間にまどかと会えたはず‥(?)

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