六花の勇者は「密室で何かが起きた」という推理モノの典型的な話で、
いよいよ本編に入って主人公が疑われることに……。
その前に今回、OPテーマが変わってました。
前回からはEDテーマが変わってますが、
それはナッシェタニアの怪しさを印象づける為かと思ったんですが
OPテーマ改変の意味はよくわからないです。
1話のOPと比較すると、冒頭が白黒になってたけど、1話のOPではカラー。
あと1話のOPは武闘大会会場を遠くから見ているアドレットだったのが、
神殿から森を見ているアドレットに変化してます。
他、使い回しカットと新規カットが交錯してます。
白黒には何か意味がありそう。
ハンスが凶魔の死体の首を使って、
アドレットに腹話術みたいなことをしてたのはアニメの改変。
ハンスらしいけど、ちょっと悪趣味ですね。
結界から出られない事を確認するシーンで、紐を木々の間に張っていたのも改変。
原作では出られない事をサラッと説明するだけです。
ここでアドレットがハンスを知らないとか、ハンスが「知られていると困る」とか含みのある話をするのは原作通り。
自己紹介する際にわざわざ祭壇に登ってたのはアニメの改変。
作画に手間がかかる割に、不自然だと思いますね。
ずっと会話が続くんで飽きさせないようにってことなんでしょうけど。
このせいでフレミーを拘束した鎖を持っているゴルドフが話す際に
フレミーを引きずっていたのも改変ってことですが、ちょっと可哀そうw
フレミーが自己紹介する際に眼帯を外したのは原作ではゴルドフだけど、
アニメではモーラが外してました。
原作ではフレミーがゴルドフを指名して外させるのに、
アニメではただ「外して」としか言わないので、
自然とリーダーのようになっていたモーラが外すのが順当でしょうね。
ここでフレミーのピンクの目の中に小さな心臓のような物があったのも改変。
ハンスが自分で殺し屋だと自己紹介する際に、
ナッシェタニアが殺し屋の意味を知ってましたが、
原作のナッシェタニアは殺し屋の意味を知らないです。
それをゴルドフに説明を受けて理解するんですが、
その会話をカットしてます。
全体的には祭壇に登るシーンをわざわざ入れたりしてシーン展開のテンポが落ちているのに、
ここだけカットするのはどういう理由なのか……。
一方でナッシェタニアが目眩がして倒れかけたシーンはちゃんと入れてるし。
これがあざといので、ナッシェタニアは怪しいとニコ動では言われてましたw
この後、原作ではアドレットとモーラの会話があって、
「女性の歳を勘ぐるな」と釘を差されるシーンがあるけど、
アニメではカットされてたのが残念。
アドレットが神殿を開けた際の説明シーンで、
アドレットがはっきりと「鍵を壊した」と言ってました。
鍵に見えないけど、丸い凹みが鍵だったようですね。
原作では鍵の形状については何の描写も無いです。
前に「原作では鍵を破壊したけど、アニメでは扉が爆発で開いた」と書いたけど、あれは間違いでした。
ハンスのもじゃもじゃヘアーとか身なりがみすぼらしいのとか、
ハンスがフレミーを7人目だと思わない理由や、
飄々とした口ぶりでアドレットの説明がおかしい点を理路整然と指摘したりする様子を見ると、
ハンスが金田一耕助っぽい探偵役な印象ですね。
原作では全然そんな印象じゃなかったのだけどw
ハンスがアドレットを7人目と疑って問い詰めるけど、
アドレットが7人目ならフレミーを容疑者から除外したのと同じ理屈で、
アドレットはフレミーやナッシェタニアを殺すチャンスはいくらでもあったので、
アドレットは7人目じゃない、という判断にならないとおかしいです。
でもここでハンスは、わざとアドレットを追い詰めているだけです。
ハンスとしては、この後の展開までは予想していなかったようですが。
今回はアドレットが疑われて逃走するところまでやるかと思ったら、
ハンスがアドレットを疑う点を説明し終えるシーンで終わり。
12話で第1巻を収める為に長引かせているんでしょうね。
これだとちょっとグダグダ感が……話のテンポが悪いと感じました。
でも「引き」を作るには仕方ないのかもしれないですね。

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