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アニメ視聴記 あらすじと感想

六花の勇者第2巻の感想

投稿日:2015年7月30日 更新日:

六花の勇者第2巻は第1巻ラストに登場したロロニアという、新たな7人目が参入したまま魔哭領へ潜入する話。
第1巻では偽の7人目を暴いてますが、第2巻では7人目の正体を暴けないままです。
この巻もミステリが主眼。

冒頭でいきなりモーラがハンスを殺しているのと、ロロニアがハンスを蘇生しようとしているシーンから始まるので、モーラが7人目に見えますがこれは読者を誤解させるミスリード。
ミステリとしては、テグネウという凶魔を統率する指揮官クラスの凶魔の正体を暴くことと、その策を暴くこと。
ただ、モーラがハンスを殺しているシーンは無かった方が、よりミステリアスで面白かったと思わなくはないです。

テグネウの策とは「モーラとある密約を交わしてる事」なんですが、その密約を信じてモーラはハンスを殺しちゃってるわけです。
モーラが密約を信じているのは「言葉の聖者」に誓ったテグネウは嘘を付けないと思い込んでいるのが原因。
これを終盤でアドレットが見破ります。

このハンス殺害の際に、モーラはアドレットよりは強いけど、戦闘向きの聖者ではないのでハンスのような戦闘に特化した勇者には勝てないことから、
モーラが取った「肉を切らせて骨を断つ」的な策が凄い。

テグネウとの戦闘に関しては、アドレットが持っていた聖者の釘という秘密武器をテグネウに使ってますが、なぜかテグネウには不発。
これがテグネウの秘密を暴くきっかけになってます。
不発なのはテグネウが下手に策を弄してたせいで、結果的にアドレットにヒントを与えてしまってます。

アドレットはテグネウの正体もその策も、同時に暴きます。
と言うか、テグネウの正体を暴くことが、その策を暴くことと重なってます。
その為にテグネウが潜伏していた地中の隠し部屋を試薬で調査したり、挙句の果てには地面に落ちているはずの証拠品を探したり、古典的な推理モノの探偵みたいなことをやってますw

結局、第2巻では真の7人目が誰かは不明なまま。
偽勇者がいるはずですが、個人的な印象では誰も怪しくないです。
なので、実は全員が本物の紋章を持っているのかも。
と思ってたんですが、第2巻のエピローグでテグネウが 7人目に潜伏し続けるよう伝言を配下に命じるシーンがあるので、やっぱり偽勇者はいるようです。

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