狼と香辛料小説版第8巻と第9巻の感想

第8巻と第9巻は上下巻なので、続けて購入した。
前に第7巻はすでに読了してる。




・今回でエーブを追う話はひとまず完結?
エーブが首を絞められて死ぬ寸前になるのは驚いたな。
ラストはロレンスの意表をついてキスしたってことでいいのかな。
まだ何かありそうな別れ方だけど。

・6巻でわからなかった銅貨取引の箱の食い違いの謎が明かされていた。
硬貨の積み方を変えることで58箱を60箱に嵩を増した、という単純な手法だった。
ということは、この世界では「箱に硬貨を積む積み方」はいちいち指定してないってことか。
58箱もの硬貨の積み方を変える、というとても手間のかかる作業をわざわざやるとは誰も思わんだろうね。

・ロレンスは北と南の対立構造に巻き込まれ、ホロに「罠にはまらなければならぬと神に誓ってるのか」と揶揄されるけど、これはロレンスが基本的にお人好しだから利用されちゃうんだろうなw

・ロレンスが商会支配人のキーマンから脅されて逃げようとするけど、ホロにいざとなれば自分が動くと諭されてキーマンを出し抜く覚悟を決めるくだりが面白い。

・エーブもロレンスを脅すけど、これはロレンスが中立的な仲介役として動くようになると見越してたんだろうね。
そういう可能性をロレンスも疑ってるし、ロレンスを脅せばどっちつかずにならざるを得ないと。
あわよくば味方にできるかもしれないし、脅さなければ商会の手駒にされる可能性が濃厚。
そこまで見越してたと。

・エーブは言伝に来るロレンスに見せる為に手紙を散らせていた。
それは時間稼ぎを自然に見せかけるため。
ロレンス自身が陰謀の歯車にさせられて絶叫したい気持ちになり、それはエーブが置かれている立場と同じと気づき、なぜ時間が欲しいかを悟る、ってくだりも面白い。
そして、エーブの裏切りに乗ってしまう。
ロレンスは自分は返事してないと言うけど、それは裏切り発覚の予防線かな。
結局、黙認してるしw

・結末としては、レイノルズとキーマンとエーブでイッカクの利益を山分けしたんだろうか。

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